DB2 のデータベースとデータベース表の作成

ログおよびトレース・アナライザーに備わった大規模なログ・サポート機能を使用するには、ローカルまたはリモート・データベース上で、データベースと、データベース表のセットを作成する必要があります。

データベースと表の作成

DB2(R) でデータベースとデータベース表を作成するには、次のステップを実行します。

  1. コマンド db2admin start を実行して db2admin を開始する。
  2. コマンド db2start を実行して DB2 を開始する。
  3. コマンド db2cmd を実行して DB2 コマンド行を開く。
  4. コマンド db2 -tvf <script> を実行することで、スクリプトを実行する。ここで <script> は次のファイルです。
    X:\eclipse\plugins\com.ibm.etools.ac.resources.database_x_x_x\scripts\CreateDatabaseAndTablesDB2-8.1.sql

    ここで、X: は Eclipse のインストールされているドライブまたはディレクトリーで、 x_x_x はプラグイン・ディレクトリーのバージョン番号です。

データベースが正常に作成されたら、大規模なログ・サポート機能を使用可能にするために、ログおよびトレース・アナライザーの設定を構成する必要があります。

データベース作成スクリプトのカスタマイズ

DB2 の場合、必要に応じてデータベース作成スクリプトをカスタマイズすることが推奨されます。以下で強調表示された属性は、変更可能です。

CREATE BUFFERPOOL HYADES_BUFFERPOOL SIZE 10000 PAGESIZE 32768 NOT EXTENDED STORAGE;

CREATE REGULAR TABLESPACE HYADES_TABLESPACE IN DATABASE PARTITION GROUP IBMDEFAULTGROUP PAGESIZE 32768 MANAGED BY SYSTEM 
  USING ('container-string')
  EXTENTSIZE 16
  PREFETCHSIZE 16
  BUFFERPOOL HYADES_BUFERPOOL
  OVERHEAD 10.500000
  TRANSFERRATE 0.140000;
各項目の意味は以下のとおりです。
SIZE number-of-pages
ページ数として指定したバッファー・プールのサイズです。
container-string
container-string には、絶対ディレクトリー名または相対ディレクトリー名を指定できます。 絶対ディレクトリー名でない場合のディレクトリー名は、データベース・ディレクトリーに対する相対ディレクトリーになります。 例えば、Windows(R) の場合、コンテナー・ストリングは C:\DB2\Hyades になります。
EXTENTSIZE number-of-pages
コンテナーへ書き込む、サイズ PAGESIZE のページの数を指定します。このページ数を書き込んだ後は、次のコンテナーへスキップします。
PREFETCHSIZE number-of-pages
データのプリフェッチ実行時にテーブル・スペースから読み取る、サイズが PAGESIZE のページの数を指定します。 プリフェッチでは、クエリーに必要なデータを、クエリーに参照される前に読み取り、クエリーが I/O の実行を待たないですむようにします。
OVERHEAD number-of-milliseconds
I/O コントローラーのオーバーヘッドおよびディスクのシーク時間と待ち時間をミリ秒単位で指定した、任意の数値リテラル (整数、小数、または浮動小数点) です。この数値は、すべてのコンテナーについて同一でない場合は、テーブル・スペースに属す全コンテナーの平均値にしてください。この値は、クエリーの最適化を行う際に、I/O のコストを判別するために使用します。
TRANSFERRATE number-of-milliseconds
1 ページをメモリーに読み込むのに要する時間をミリ秒単位で指定した、任意の数値リテラル (整数、小数、または浮動小数点) です。この数値は、すべてのコンテナーについて同一でない場合は、テーブル・スペースに属す全コンテナーの平均値にしてください。この値は、クエリーの最適化を行う際に、I/O のコストを判別するために使用します。

データベース表のドロップ

DB2 でデータベース表をドロップするには、次のステップを実行します。

  1. コマンド db2admin start を実行して db2admin を開始する。
  2. コマンド db2start を実行して DB2 を開始する。
  3. コマンド db2cmd を実行して DB2 コマンド行を開く。
  4. コマンド db2 -tvf <script> を実行することで、スクリプトを実行する。ここで <script> は次のファイルです。
    X:\eclipse\plugins\com.ibm.etools.ac.resources.database_x_x_x\scripts\DropTablesDB2-8.1.sql

    ここで、X: は Eclipse のインストールされているドライブまたはディレクトリーで、 x_x_x はプラグイン・ディレクトリーのバージョン番号です。

関連タスク
DB2 の大規模なログ・サポート設定の構成

関連参照
大規模なログ・サポート使用のガイドライン

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