イメージ・マップ

イメージ・マップ (クリック可能イメージ と呼ばれることもあります) は、指定された領域でマウスをクリックすることで 指定の URL にアクセスするために使用できるグラフィック・イメージです。イメージ上の領域は、図形 (多角形、円形、長方形) の形状と座標を定義することで指定されます。

例えば、イメージ・マップ上の任意の場所をユーザーがクリックするとそのロケーションに関する情報を表示する道路地図、 といった利用方法が考えられます。イメージ・マップを正しく利用すれば見栄えがよく、ユーザーがナビゲーションしやすいページを作ることができます。

注: イメージ・マップは、見た目にはスマートですが、イメージを見ることができなければリンクをたどることが一切不可能になってしまうという欠点もあります。 ブラウザーでイメージを表示しない (またはできない) ユーザーもいます。 また、視覚障害のあるユーザーの場合は、テキストを音声に変換するブラウザーを 使う必要があるので、リンクを開くのが困難です。イメージ・マップを使用する場合は、標準のテキスト・リンクも同時に用意して、補完するようにしてください。

イメージ・マップには大きく分けて 2 種類あります。 クライアント・サイド・イメージ・マップとは、クライアント (Web ブラウザー) 側だけで処理できるイメージ・マップです。 HTML ファイルの中にイメージ・マップ用のタグが埋め込まれるので、管理や使用は簡単です。サーバー・サイド・イメージ・マップとは、サーバー (プロバイダーのサーバー) 側で処理されるイメージ・マップです。 これは、個別の HTML ファイルとしてマップ・ファイルを作成し、Web サーバー上に保管するシステムです。マップ・ファイルの仕様は、サーバーに応じて異なります。 Page Designer は、サーバー側のイメージ・マップをサポートしていません。

クライアント・サイドのイメージ・マップ (CSIM) は、クライアント (Web ブラウザー) 側で処理できます。このイメージ・マップの HTML タグは HTML ファイルに直接埋め込まれるので、 このタイプのイメージ・マップは使用および管理が容易にできます。ただし、CSIM の仕様ではマップをページ本体とは別の HTML ファイルに記述して、 ページ本体からはファイル名とマップ名を指定して参照することもできますが、 Page Designer ではページ内部に直接記述する方法のみをサポートしています。

関連タスク
イメージ・マップを作成する
イメージおよび背景イメージを挿入する

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