ネスト済みページ・テンプレートは、既存ページ・テンプレート (ルート・テンプレートとして既知である) を基にしたページ・テンプレートです。ネスト済みページ・テンプレートは、静的ページと動的ページの両方を持つ Web サイトにより高い柔軟性を提供します。
規模の大きい Web サイトにいくつかにカテゴリー化されたページがあり、複数テンプレートがその管理のために使用されている場合、
テンプレート内の共通域とコンテンツ領域の管理が困難になる場合があります。
ネスト済みのページ・テンプレートは、Web サイトに静的ページ (HTML) および動的ページ (JSP) の両方がある場合、その共通コンテンツ域の管理についてヘルプします。
下記の例では Web サイトに 1 つのルート・テンプレートがあり、それには複数のネスト済みテンプレートがあり、インスタンス・ページの作成に使われます。
ルート・テンプレートのコンテンツは、すべてのネスト済みテンプレートとインスタンス・ページによって共用されます。
たとえば、ユーザーは HTML ページ・テンプレートをルート・テンプレートとして作成することができますが、それからユーザーの Web サイトの JSP ページ用の
ネスト済み JSP テンプレートを作成し、さらに Web サイトの HTML ページのネスト済み HTML ページをもう一つ作成します。

トップに会社ロゴがあって左側にナビゲーション用のエリア、下端に連絡先リンクのエリア、右側にメインのコンテンツ領域を配置したルート・テンプレートを持つ場合があります。
それから、ユーザーの Web サイト (たとえば、製品、紹介、経歴) の別のセクションのネスト済みテンプレートを持つ場合もあります。
ネスト済みテンプレートの各々はルート・テンプレートに基づいていて、少し異なった外見と異なったコンテンツを定義していますが、しかしまだ同じ会社ロゴを持ち、
左にナビゲーション・エリア、下端に連絡先リンクがあります。
ネスト済みページ・テンプレートは、ルート・テンプレートのコンテンツ領域の内側にコンテンツ領域を持つことができます。
ネスト済みページ・テンプレートのコンテンツ領域は、後でネスト済みページ・テンプレートを基にしたページで埋め込まれます。
あるページがネスト済みテンプレートを基にしたものである場合、そのページの全領域は、ネスト済みテンプレートのコンテンツ領域以外は読み取り専用になります。