WebSphere® Application Server Version 6 では、セキュリティー・ハンドラーは セキュリティー・トークンの伝搬の責任を担います。 これらのセキュリティー・トークンは、Simple Object Access Protocol (SOAP) セキュリティー・ヘッダーで組み込まれ、ダウンストリーム・サーバーに渡されます。 セキュリティー・トークンは com.ibm.wsspi.wssecurity.auth.token.Token インターフェースの実装クラスでカプセル化されます。 セキュリティー・トークン・ データは、サーバー・アプリケーションまたはクライアント・アプリケーションのいずれかから検索することができます。
クライアント・アプリケーションでは、アプリケーションは要求生成プログラム および応答コンシューマーとして機能し、Java™ 2 Platform, Enterprise Edition (J2EE) クライアント・アプリケーションとして 実行されます。 Web サービス・セキュリティーの コンシューマー・コンポーネントは、現行の Web サービス呼び出しに対する MessageContext オブジェクトの プロパティーの 1 つで受け取るセキュリティー・トークンを保管します。 その Web サービス呼び出しの javax.xml.rpc.Stub インターフェースを介して、トークン・オブジェクトのセットを検索することができます。 複数のセキュリティー・トークンが SOAP セキュリティー・ヘッダーに組み込まれている場合、 検索するセキュリティー・トークンおよびそれらのトークン ID を知っておく必要があります。 以下のステップを実行して、クライアント・アプリケーションからセキュリティー・トークン・データを検索します。