Web サービスにアクセスするための DB2 ユーザー定義関数の作成

Web サービス・ユーザー定義関数ウィザードを使用して、Web サービスの操作にアクセスできる DB2® ユーザー定義関数 (UDF) を作成できます。
前提条件:

Web サービス・ユーザー定義関数ウィザードを実行し、ウィザードが作成する UDF を使用するには、まず、「DB2Web サービス・コンシューマー UDF と DB2 XML エクステンダーを使用可能化する必要があります。

UDF を作成する前に、XML エクステンダーを含む DB2 データベースが「データベース・エクスプローラー」ビューで定義されている必要があります。 これを行うためには、データベース・エクスプローラーの新規データベース接続ウィザードを使用してデータベースに接続し、「データ・プロジェクト・エクスプローラー」ビューで接続を使用するデータ開発プロジェクトを作成する必要があります。

このウィザードは、DB2 UDB の Linux®、UNIX®、または Windows® バージョン 8.1.2 以降でしか機能しません。

Web サービスは、必要なものを完備した自己記述型のモジュラー・アプリケーションであり、Web 全体で公開、探索、起動が可能です。Web サービスの特徴的な機能の 1 つは、Web サービスが Extensible Markup Language (XML) を使って Hypertext Transfer Protocol (HTTP) 経由で通信することです。XML を使用することにより、Web サービスは個々のプログラミング言語やオペレーティング・システムにかかわらず、内部操作することができるようになります。 Web サービス記述言語 (WSDL) は Web サービスの外部インターフェースを記述する XML ベースのフォーマットです。

ウィザードで、ユーザーは Web サービスのインターフェースを定義する WSDL ファイルを指定し、1 つ以上の UDF を作成するデータベースおよびスキーマを選択し、UDF を作成する操作を選択し、各 UDF のオプションを指定します。 WSDL ファイルで定義される各操作について、ウィザードは 1 つの UDF を作成します。

Web サービス UDF ウィザードを使用して UDF を作成するには、以下を実行します。

  1. ワークベンチ・ツールバーから「新規ウィザード」ボタンをクリックするか、または「ファイル」>「新規」>「その他」をクリックします。 「新規ウィンドウ」が開きます。
  2. 左の列で、「データ」を選択します。
  3. 右の列で、「Web サービス・ユーザー定義関数」を選択します。
  4. 「次へ」を選択します。 Web サービス・ユーザー定義関数ウィザードが開きます。
  5. ウィザードの各ステップを完了します。
  6. 「終了」をクリックします。
UDF が作成され、データベース定義に追加されます。
関連タスク
DB2 Web サービス・コンシューマー UDF と DB2 XML エクステンダーの使用可能化
DB2 UDB for z/OS バージョン 8 用の DB2 Web サービス・コンシューマー UDF と DB2 XML エクステンダーの使用可能化
関連情報
Web サービス開発ツール
Web サービスの概要
Web サービス記述言語 (WSDL)
DB2 ユーザー定義関数 (UDF)
ラージ・オブジェクト・データ・タイプの使用準備
DB2 ストアード・プロシージャーとユーザー定義関数に対する権限

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