「プロジェクト・エクスプローラー」ビューおよび Web 開発

「プロジェクト・エクスプローラー」ビューは、Web パースペクティブのデフォルト・ ビューです。このビューには、次のような注目すべき機能があります。
  • バージョン管理 (VCM) 情報は、「設定」ページからオン/オフを切り替えられ ます (「ウィンドウ」 > 「設定 」 > 「ワークベンチ」 > 「ラベル装飾 」)。
  • Windows の場合 Windows® エクスプローラまたはデスクトップから 「ナビゲーター」ビューへ、ファイルをドラッグ・アンド・ドロップできます。
  • 「ナビゲーター」ビューの「メニュー 」ボタンから「フィルター」を 選択することにより、ビューのフィルター操作がサポートされます。リソースは、名前、プロジェクト・タイプ、または、コンテンツ・タイプでフィルタリングできます。ピリオドで始まるファイルは、デフォルトではフィルタリングで除外されます。
  • 状況表示行には、選択されているリソースの絶対パスが表示されます。
  • .java ファイルを「ナビゲーター」ビューから JSP ファイルへドラッグすると、usebean タグが挿入されます。これは、 .class ファイルを JSP ファイルへドラッグしたときに示される動作と同じです。
  • リソースに関するエラーおよび警告 (Java™、HTML/JSP、 および Links Builder のエラーや警告を含む) が発生すると、 エラーが発生したリソースの横に、赤いエラー 「エラー」アイコン または黄色い警告「警告」アイコン が表示され、さらにプロジェクトに至るまでの親コンテナーも表示されます。 これは、Web プロジェクトだけでなく、すべてのプロジェクト・タイプに適用されます。
  • プロジェクトのポップアップ・メニューの「新規」カスケード・メニューに表示される選択項目はコンテキストによって 異なります。すべてのメニューに、「プロジェクト」および「その他」オプションが含まれます。

「プロジェクト・エクスプローラー」ビューの編成

「プロジェクト・エクスプローラー」ビューには、追加の J2EE 拡張が行われたすべてのプロジェクトのカスタム・ビューが表示されます。 (デフォルト・フォルダー名を基にした) プロジェクト・ノードの下に表示される、注目すべきトップレベル・オブジェクトには、次のようなものがあります。

Web サイト・ナビゲーション - ホーム・ページに基づく階層としてサイト構造を指定するために使用される Web Site Designer を開きます。 これによって、Web ページ内にナビゲーション・バーを自動的に作成できます。

Web ダイアグラム - Web アプリケーション・ダイアグラム (Web ダイアグラム) は、Faces または Struts ベースのアプリケーションのような Web アプリケーションのフローを視覚化したり、変更したりする際に役立つファイルです。このファイルおよび関連するウィザードを使用すると、パレットにあるオブジェクトをクリックすることによって、Web アプリケーションのダイアグラムを構成できます。

Web デプロイメント記述子 - このファイルは WebContent/WEB-INF/web.xml ファイルに対応しており、Web 開発環境で作成済みのモジュールにデプロイメント情報を指定するために使用できます。 Web デプロイメント記述子エディターを使用して、このファイルを編集できます。または、ポップアップ・メニューから「アプリケーションから開く」を選択して、別のエディターでファイルを開くこともできます。

デプロイメント記述子の下には、サーブレット、サーブレット・マッピング、フィルター、フィルター・マッピング、参照、セキュリティー (制約と役割) およびリスナーの作成用にリザーブされたプレースホルダー・オブジェクトがあります。オブジェクト上で右クリックして、ポップアップ・メニューから「新規」を選択すると、これらのオブジェクトのインスタンスを作成できます。

JavaSource - このノードにはプロジェクト内 の Java リソースが表示されます。 プロジェクトに単一の Java ソース・フォルダーが入っている場合、ソース・フォルダー内のパッケージおよびクラス (例えば、サーブレット、Bean) が JavaSource フォルダー・ノードの下に直接表示されます。プロジェクトに複数のソース・フォルダーが含まれている場合は、各ソース・フォルダーは JavaSource フォルダーの下に表示され、展開してそのパッケージおよびクラスを表示できます。
注: フォルダーのデフォルト名は JavaSource ですが、この名前 は、「ウィンドウ」 > 「設定」 > 「Web ツール」 > 「新規 J2EE プロジェクト」を選択して「設定」ページで変更できます。
  • Libraries - このフォルダーには、プロジェクト・プロパティーで定義されているライブラリー JAR ファイルが入ります。以下に、3 タイプの JAR ファイルを示します。
    1. プロジェクトの WebContent/WEB-INF/lib ディレクトリーに含まれる JAR ファイル
    2. j2ee.jar や rt.jar などの、プロジェクトの外部にある JAR ファイル
    3. Java プロジェクトへの特別な参照である、プロジェクト・ライブラリー

    Web プロジェクトがエクスポートされると、JAR ファイルは実行時に Web アプリケーションで使用される Java プロジェクトから自動的に作成されます。ライブラリーは、クラスパスの順序で表示されます。デフォルトでは、プロジェクトに含まれている JAR ファイルのみ表示されます。 また、「ナビゲーター」ビューの「メニュー」ボタン メニュー・ボタン から「参照済みライブラリーの表示」を選択して、 外部 JAR とプロジェクト・ライブラリーを表示することもできます。

  • imported_classes フォルダー - このフォルダーは WAR インポート時に作成されて、ソースを伴わないクラス・ファイルが含まれている場合があります。imported_classes フォルダーは、Java クラス・フォルダーです。 Java クラス・フォルダーは、Web プロジェクトの「Java のビルド・パス」プロパティー・ページで作成することもできます。

    Windows の場合 クラス・ファイルを Windows エクスプローラまたはデスクトップから 「ナビゲーター」ビュー内の imported_classes フォルダーにドラッグ・アンド・ドロップできます。

Web コンテンツ・フォルダー - このフォルダーには、サーバーに公開される項目が含まれます。デフォルトでは、新たに作成される静的および動的 Web プロジェクト用のフォルダーの名前は WebContent になります。
注: 作成ウィザードの Web ファセット・ページで名前を変更できます。
  • META-INF - このディレクトリーには、MANIFEST.MF ファイルが含まれます。このファイルは、同じエンタープライズ・アプリケーション・プロジェクト内のその他のプロジェクト内にある従属 JAR ファイルのクラスパスをマップするために使用されます。 このファイル内のエントリーは、参照される JAR ファイルをインクルードするように、実行時プロジェクト・クラスパスおよび Java ビルド設定を更新します。
  • Theme - Cascading Style Sheet およびその他のスタイル関連のオブジェクト用の推奨ディレクトリー。
  • WEB-INF - Web アプリケーション用の Web リソースをサポートするディレクトリー (例えば、.xmi ファイル、.xml ファイル、および web.xml) を保持しています。web.xml ファイルをダブルクリックした場合、デプロイメント記述子を ダブルクリックした場合と同じ効果があります。Web デプロイメント記述子エディターが 開きます。
関連概念
Web デプロイメント記述子エディター

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