リンクを管理する - 概要

Web プロジェクトと外部ファイル間におけるリンクを管理する方法は、いくつかあります。 プロジェクトを編集、テスト、または公開する場合、リンクを手動で管理したり、 または設定を変更してリンクの管理方法を制御することができます。 以下の項目を指定できます。
  • デフォルト・リンク・パスの設定方法
  • 外部ファイルへのリンク挿入時の処理方法
  • ファイル保管時のリンクの処理方法
  • ファイルが名前変更された場合のファイルへのリンクの処理方法

すべての Web プロジェクト用にデフォルトの設定値を指定するには、「ウィンドウ」 > 「設定」 > 「Web ツール」 > 「リンク」を選択します。

初期のデフォルト設定は、次のとおりです。
  • ファイル:// で始まるリンク・パスを含むファイルを保管する場合、パスは文書のローカル・ディレクトリーへの相対パスに設定されます。

    リンク・パスがリンクされた文書のルート・ディレクトリーへの相対パスになるように、 デフォルトの設定を変更することができます。 文書ルート・ディレクトリー (またはコンテキスト・ルート) は、 サーバーにデプロイされるときの Web サイトのトップレベル・ディレクトリーです。

  • HTML または JSP ファイル以外の、プロジェクトの外部にあるアクセス不能なファイル (プロジェクト内のファイルで、同じ EAR 内にないものなど) へリンクの挿入を行う場合は、 プロジェクトの公開時にすべてのファイルが使用可能になるように、 それらのリンク・ファイルの処理方法を指定できます。 この場合、ファイルをプロジェクトにコピーするか、 またはファイルへのリンクをデフォルトの相対リンク・パスに変更するかを選択できます。

    これらの設定のいずれか、または両方ともオフにすることもできます。

  • ファイルを保管すると、外部へリンクされたファイル (HTML および JSP 以外) は現行プロジェクトにコピーされます。

    プロジェクトを保管する際にファイルをローカルにコピーするのではなく、 壊れたリンクのダイアログを表示するよう、デフォルトを変更することができます。

  • ファイルの移動または名前変更を行うと、 そのファイルへのリンクが変更を反映するように自動的に更新されますが、 その自動変更の前に確認ウィンドウが表示されます。 また、移動されるファイル内のリンクも更新されます。

    これらの設定のいずれか、または両方ともオフにすることができます。

重要: リンクの妥当性検査が適切に機能するためには、 ファイルが WebContent フォルダー内になければなりません。 WebContent フォルダー内にないファイル間のリンクは、外部または壊れていると見なされます。

壊れたリンクは、問題リストに表示され、 最初の欄に タスク・リストの問題 アイコンで示されます。

ファイルをディレクトリーに自動的にコピーするか、 または「壊れたリンク」ダイアログを表示する設定を選択するとき、 リンクを含むことのできないファイルは「壊れたリンク」ダイアログ内にコピーまたはリストされます。 (唯一の例外は CSS ファイルで、これは HTML および JSP ファイルへのリンクを含むことができます。)

HTML ファイルおよび JSP ファイルは、他の外部ファイルへのリンクを含んでいる可能性があるため、自動的にコピーされません。 それらのファイルをローカル・ディレクトリーにコピーすると、さらに壊れたリンクが 作成されます。

プロジェクト外のその他の HTML ファイルまたは JSP ファイルにリンクする必要がある場合、ファイルの保管先のシステムおよびディレクトリーにドライブをマッピングすることにより、そのファイルを参照できます。 次に、「デフォルト・リンク・パス」設定を「文書ルート・ディレクトリー相対」に設定します。このようにして、ローカルにファイルを持たずに、既に Web サーバー上にあるファイルを参照することができます。

関連概念
「リンク」ビュー
関連タスク
Web ページ内のリンク管理を使用不可にする
Web プロジェクトのリンク管理を使用不可にする
「リンク」ビューをリフレッシュする
「リンク参照の修正」ウィザードを使用して壊れたリンクを修復する

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