また、数秒おきにサーバーの SystemOut.log ファイルにエラー・メッセージが記録されます。例えば、以下のようなメッセージです。
[11/3/04 16:58:18:412 CST] 0000003b RoleBasedAuth A SECJ0305I: 管理許可操作に対する役割ベースの認証チェックが失敗しました。
ConfigService:queryConfigObjects:com.ibm.websphere.management.Session:javax.management
ObjectName:javax.management.ObjectName:javax.management.QueryExp. ユーザー (固有の ID:
null_access_id) に対しては、いずれの必須役割 (管理者、オペレーター、モニター、
コンフィギュレーター) も認可されていません。
[11/3/04 16:58:18:431 CST] 0000003b FileTransferS A ADFS0107E: ダウンロードするファイル
"/usr/IBM/WebSphere/AppServer/profiles/default/config/temp/logs/sysout" が存在しません。
この問題を修正するには、
以下のステップを実行してください。
- リモート・コンピューターで、セキュアな WebSphere Application Server v6.x を始動します。
- このセキュア・サーバーで、redeployFileTransfer.jacl スクリプトを実行します。
- コマンド・プロンプトで x:\bin ディレクトリーに移動します (ここで、x は
WebSphere Application Server のインストール・ディレクトリーです)。
redeployFileTransfer.jacl ファイルは、x:\bin ディレクトリーにあります。
- 次のコマンドを実行します。
wsadmin.bat -profile redeployFileTransfer.jacl -lang jacl -c
"fileTransferAuthenticationOn cell_name node_name server_name"
-user username -password password
ヒント: WebSphere Application Server プロファイルのセル名、ノード名、およびサーバー名を確認するには、以下のようにします。
- WebSphere Application
Server 管理コンソールを開きます。
- 左側の「サーバー」セクションを展開し、「アプリケーション・サーバー」リンクをクリックします。
- 右側ペインの「名前」列で、ご使用のサーバーを選択します。
デフォルトのサーバー・プロファイルは server1 という名前です。
- 「構成」タブの「一般プロパティー」セクションにサーバー名があり、
「ランタイム」タブの「一般プロパティー」セクションにセル名およびノード名があります。
- サーバーを再始動し、デフォルトのファイル転送アプリケーションから、セキュアなファイル転送アプリケーションに切り替えます。
- 以下のようにして、redeployFileTransfer.jacl スクリプトが正常に実行されているか確認します。
- SystemOut.log ファイルを参照して、filetransferSecured.ear アプリケーションが開始されているか確認します。
SystemOut.log ファイルは y:\profile\logs\serverName ディレクトリーにあります
(ここで、y:\profile は、WebSphere Application
Server のプロファイルのインストール・ディレクトリーです)。
例えば、C:\Program Files\IBM\WebSphere\AppServer\profiles\AppSrv01\logs\server1 などです。
- x:\systemApps (ここで、x は WebSphere Application Server のインストール・ディレクトリーです) に filetransferSecured.ear ディレクトリーがあるかどうか確認します。