WebSphere Application Server v6.0.x のホット・メソッド置換の使用可能化

デバッグ中に Java™ クラスに変更を加えたい場合、サーバーを始動する前に サーバーを編集して設定を変更することができます。 ホット・メソッド置換が使用可能に設定されている場合は、ほとんどのアプリケーション変更が自動的に再開され、アプリケーションまたはサーバーを再起動する必要がありません。
制限事項:
  • WebSphere® Application Server v6.1.x ローカルまたはリモート・サーバーの場合、 ホット・メソッド置換はデバッグ・モードで必ず使用可能になっています。
WebSphere Application Server v6.0.x のローカルまたはリモート・サーバーに対してホット・メソッド置換を使用可能に設定するには、1以下のようにします。
  1. 「サーバー」ビューで、WebSphere Application Server v6.0.x をダブルクリックしてサーバー・エディターを開く。
  2. 概要」タブをクリックする。
  3. サーバー」セクションを展開し、デバッグ・モードのホット・メソッド置換を使用可能にする 」チェック・ボックスを選択する。
  4. 保管して、エディターを閉じる。
  5. デバッグ・モードでサーバーを始動する。 サーバーがデバッグ・モードで開始すると、自動的にサーバーがクラス・ファイルの変更を取り上げる。
注:
  • ホット・メソッド置換を使用して独立型アプリケーションをデバッグするには、x:¥eclipse¥jre にある (ここで、x はこの製品がインストールされているディレクトリー) この製品の提供された JRE を使用しなければならず、また VM 引数として -Xj9 を指定しなければなりません。
  • ホット・メソッド置換は、アプリケーションのプロファイル作成時には 使用できません。アプリケーションのプロファイルを作成するとき、プログラムの実行時動作に関連したデータが収集され、 グラフィック・ビュー、および表ビューの両方で表示されます。 プロファイルによって、最も時間のかかる操作を 確認することができ、メモリー・リークの発見および解決に役立ちます。詳しくは、 プロファイルおよびロギング資料を参照してください。
  • ホット・メソッド置換を使用してサーブレットのデバッグを行うとき、 サーバーは変更されたメソッドを再ロードします。クラスの再ロード、またはサーブレットの再ロードおよび 再初期化は行いません。
  • JSP デバッグはホット・メソッド置換をサポートしません。
  • ホット・メソッド置換を使用可能にすると、JIT (Just-In-Time) コンパイラーも 使用可能にされます。ホット・メソッド置換に使用した JIT コンパイラーが 使用可能にされ、通常のデバッグ時よりもはるかに高速に 動作します。アプリケーションのデバッグ時にホット・メソッド置換を 使用可能にした場合、JIT コンパイラーを使用不可にする JAVA_COMPILER=NONE 環境 変数およびシステム・プロパティー -Djava.compiler=NONE は 無視されます。ホット・メソッド置換を使用可能にすると、-Xint オプションは JIT コンパイラーを 使用不可にします。
関連情報
WebSphere Application Server 保守リリース
1 WebSphere Application Server Toolkit V6.1.x では使用できませんが、 Rational® Application Developer V7.0.x または Rational Software Architect V7.0.x などの製品では使用できます

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