WebSphere Application Server Network Deployment v6.x への公開に関する問題

WebSphere® Application Server v6.x の Network Deployment 環境への公開に関して問題がある場合は、ワークベンチでポート値が正しく指定されているか確認してください。

前提条件

  • ワークベンチから既存のインストール済み環境のデプロイメント・マネージャーのサーバー・プロファイルへの、WebSphere Application Server v6.x の参照を作成します。
    制約事項: 「サーバー」ビューでは、フェデレーテッド・サーバーの実際のホスト名およびポートでサーバーのエントリーを作成しないでください。 これは、そのサーバー・ポートが、そのサーバーを管理しているノード・エージェントにより使用されているためです。 フェデレーテッド・サーバーは、デプロイメント・マネージャーおよびそのノード・エージェントのプロキシーを使用することによってのみ管理される必要があります。

症状

ワークベンチの .log ファイルに以下のメッセージが生成されている場合、 ワークベンチとデプロイメント・マネージャーとの間の通信に関する問題の症状を示しています。
xxxx MBean を見つけることができません
ここで、xxxx は、 アプリケーション管理 MBean などの特定の MBean を示します。
ヒント: ワークスペース・セッション中に例外がスローされると、.log ファイルが生成されます。 この .log ファイルは、「ウィンドウ」 > 「ビューの表示」 > 「その他」 > 「PDE ランタイム」 > 「エラー・ログ」を選択することにより、「エラー・ログ」ビューに表示できます。

解決策

  1. RMI ポートではなく、SOAP を使用して、ワークベンチをデプロイメント・マネージャー・サーバーに接続してみてください。
  2. ワークベンチに指定した SOAP ポート値が、デプロイメント・マネージャーのサーバー構成に定義した SOAP ポート値と一致しているか確認してください。
    1. デプロイメント・マネージャーの SOAP_CONNECTOR_ADDRESS のポート値設定は、そのサーバー構成ファイルを参照することによって確認できます。 各ポート値は、以下のディレクトリーに配置される serverindex.xml ファイルに保管されます。
      \directory\profiles\profileName\config\cells\cellName\nodes\nodeName
      ここで、directory は WebSphere Application Server のインストール・ディレクトリーです。 profileNamecellName、および nodeName が、デプロイメント・マネージャー用に定義されている設定です。 例えば、C:\Program Files\IBM\WebSphere\AppServer\profiles\AppSrv01\config\cells\myMachineNode02Cell\nodes\myMachineNode02\serverindex.xml などです。 serverindex.xml ファイルで、以下の例のようなエントリーを探してください。
      <specialEndpoints xmi:id="NamedEndPoint_1149698116641" endPointName="SOAP_CONNECTOR_ADDRESS">
      	<endPoint xmi:id="EndPoint_1149698116641" host="mymachine" port="8879" \>
      この例におけるデプロイメント・マネージャーの SOAP ポート値は 8879 です。
    2. ワークベンチの SOAP_CONNECTOR_ADDRESS のポート値を指定します。詳しくは、『WebSphere Application Server v6.x への接続の設定』トピックを参照してください。 例えば、「SOAP コネクター・ポート」フィールドに 8879 と指定します。

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