WSDL ビューの選択

WSDL ファイルの編集には、簡易ビューと詳細ビュー の 2 つのビューを使用することができます。関数やパラメーターを使用するプログラミング・インターフェースに慣れている場合には、簡易ビューを使用します。 このビューでは、WSDL や XML スキーマの概念の詳細を理解している必要はありません。 パーツや要素などの WSDL の構造を使用して、インターフェースを定義したい場合は、詳細ビューを使用します。

WSDL ビューの切り替え

WSDL ファイルを開きます。エディターの右上部の隅にある「ビュー (View)」リストから、「簡易 (Simplified)」または「詳細 (Detailed)」を選択します。

簡易ビューでの WSDL 設計

簡易ビューでは、WSDL portType が、入出力パラメーターのある操作のリストとしてエディターに表示されます。 グラフィカル表現は、Java™ または C++ などの言語によるインターフェースのプログラマチックな定義と同様です。次の例では、BookSearch インターフェースに、単一の操作 getBooks のみがあります。 getBooks 操作は、タイプのストリングである 3 つの入力パラメーター (titleauthor、および publisher) を取り、BookList を戻します。

WSDL エディターの簡易ビュー

BookList のタイプ構造を調べるには、BookList の右側の矢印アイコンをクリックします。XML スキーマ・エディターが開いて BookList タイプ構造が表示されます。

以下のコード・スニペットは、BookSearch インターフェースの Java 表記です。
  public interface BookSearch
{
  BookList getBooks(String title,
                String author, 
                String publisher) 
  throws InvalidInput;
}

詳細ビューでの WSDL 設計

「詳細 (Detailed)」ビューでは、エディターにメッセージ・パーツや要素など WSDL portType のさらに下のレベルの構造が表示されます。このビューでは、以下のように BookSearch インターフェースに関する詳細な情報が表示されています。
  • インターフェースは、文書リテラル・スタイルを使用して作成されます。
    注: 文書リテラル・スタイルのインターフェースを編集する場合、WSDL エディターはベスト・プラクティスと考えられているラップ・スタイルを使用して操作を作成します。
  • 操作の入出力が、body と呼ばれる単一メッセージ・パーツを指定します。
  • そのパーツが XML スキーマ要素を参照します。
WSDL エディターの詳細ビュー

要素の構造を調べるには、その要素の右側の矢印アイコンをクリックします。XML スキーマ・エディターが開いて、要素の構造が表示されます。 getBooks 要素の構造を調べる場合、タイプ・ストリングの 3 つの子要素 (titleauthor、および publisher) がエディターに表示されます。

WSDL エディターの詳細ビュー
注: 簡易ビューでは、これらのパラメーターは直接インターフェースに表示されます。
関連情報
WSDL インターフェース・スタイルおよび文書リテラル・ラップ・スタイル

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