Rational Developer 製品で Rational ClearCase エレメントであるファイルまたはフォルダーを移動するときに、「ウィンドウ」>「設定」 >「チーム」>「Rational ClearCase」>「エレメントを移動、名前変更、または削除するために親ディレクトリーが自動的にチェックアウトされる場合」の設定が 「親ディレクトリーを自動的にチェックイン」に設定される場合、ClearCase は親ディレクトリーをチェックアウトし、VOB で移動操作を実行し、親ディレクトリーをチェックインします。 移動操作を実行するときにソース・ディレクトリーまたは宛先ディレクトリーがチェックアウトされる場合、ClearCase は、そのディレクトリーをチェックインしません。
VOB 相互間または UCM コンポーネント相互間でエレメントを移動する場合、 現在表示されているバージョンが新しいロケーションにコピーされ、元のロケーションから除去されます。 エレメントのヒストリーは新しいロケーションで使用不可であり、 そのエレメントをソース管理に追加するように求めるプロンプトが出されます。 VOB 相互間または UCM コンポーネント間でエレメントを移動するときに、ClearCase SCM アダプターは、「エレメントを移動、名前変更、または削除するために親ディレクトリーが自動的にチェックアウトされる場合」の設定を無視します。
同じディレクトリー内にある複数の Rational Developer ファイルまたはフォルダーを 1 つのディレクトリー変更として移動するには、 そのディレクトリーをチェックアウトし、Rational Developer 製品で移動操作を実行してから、 そのディレクトリーをチェックインしてください。 ClearCase UCM を使用している場合、 移動操作は必ず現行のアクティビティーを使用します。
共用分岐で作業している開発者が親ディレクトリーをチェックインするが、 対応する変更はチェックインしない場合、矛盾が起こることがあります。 問題を回避するには、「ウィンドウ」>「設定」>「チーム」> 「ClearCase SCM アダプター」> 「エレメントを移動、名前変更、または削除するために親ディレクトリーが自動的にチェックアウトされる場合)」の設定を 「何もしない」に設定し、 移動したファイルまたはフォルダーに関連するコード変更が入っているすべてのファイルまたはフォルダーが、 チェックインされることを検証してください。 ソース・ディレクトリーと宛先ディレクトリーもチェックインされなければなりません。
「チェックアウトを元に戻す」 を使用して、ディレクトリーをチェックインする前に、チェックアウトをキャンセルする場合、 移動プロセスは元に戻されます。 チェックアウトがキャンセルされる前にソース・ディレクトリーがチェックインされていない場合、 ソース・ディレクトリーから移動されたファイルまたはフォルダーは、 ソース・ディレクトリーに再表示されます。 チェックアウトがキャンセルされる前に宛先ディレクトリーがチェックインされていない場合、 宛先ディレクトリーには、移動したファイルまたはフォルダーが入っていません。 ClearCase での Rational Developer 移動操作を元に戻すには、 チェックアウトをキャンセルする前に、 親ディレクトリーと名前変更されたエレメントのどちらもチェックインされていないことを検証してください。 「チェックアウトを元に戻す」をクリックした後、Rational Developer 製品で親ディレクトリーを右クリックし、「チーム」>「状況の更新」を選択してください。
関連タスク
エレメントを移動、名前変更、または削除するために親ディレクトリーが自動的にチェックアウトされる場合
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