mqsichangeflowuserexits コマンド

サポートされるオペレーティング・システム

  • Windows
  • Linux および UNIX システム
  • BIPCHUE ユーティリティーを介した z/OSブローカー PDSE の内容を参照してください。

目的

mqsichangeflowuserexits コマンドを使用して、アクティブまたは非アクティブ・ユーザー出口のリストを設定します。アクティブ・ユーザー出口のリストおよび非アクティブ・ユーザー出口のリストは、実行グループおよびメッセージ・フローごとにあります。 特定のフローのユーザー出口の有効な状態は、フローの開始時に決定されます。フローおよび実行グループのアクティブおよび非アクティブ・ユーザー出口のリストを考慮に入れて決定されます。

優先順位は、メッセージ・フロー、実行グループ、ブローカー・デフォルトの順です。アクティブ・リストは、メッセージ・フローおよび実行グループ設定の非アクティブ・リストに優先します。

メッセージ・フローの特定のユーザー出口の状態が設定されていない場合、その状態は実行グループ設定から取られます。メッセージ・フローまたは実行グループの状態が設定されていない場合、暗黙的に非アクティブのデフォルト状態が使用されます。または、mqsichangebroker コマンドを介して、ブローカー・プロパティー activeUserExits で明示的にアクティブと定義することができます。

メッセージ・フローまたは実行グループのアクティブ・リストと非アクティブ・リストの両方に特定のユーザー出口名が存在する場合、アクティブ・リストが優先され、ユーザー出口はそのレベルでアクティブになります。したがって、ユーザー出口をアクティブから非アクティブに変更する場合は、-i フラグを使用してユーザー出口を非アクティブ・リストに属するものとして指定すると同時に、-a フラグを使用して新しいアクティブ・リストを再指定し、ユーザー出口をアクティブ・リストから除去する必要があります。

特定のフローで複数の出口がアクティブになっている場合、それらの出口は定義された順序で起動されます。最初にメッセージ・フローのアクティブ・リスト内の出口が、-a フラグで指定した順序で起動されます。

これらの出口の起動後に、実行グループのアクティブ・リスト内の出口 (メッセージ・フローのアクティブ・リストと非アクティブ・リストのいずれにも存在しない) が起動されます。 これらの出口は、-a フラグで指定した順序で起動されます。

実行グループまたはメッセージ・フローのアクティブ・リストまたは非アクティブ・リストでは言及されておらず、ブローカーのアクティブ・リストに存在するすべてのユーザー出口は、ブローカー・プロパティー activeUserExits の設定時に指定された順序で起動されます。

アクティブ・リストまたは非アクティブ・リストに指定されているユーザー出口のいずれかがターゲット実行グループに登録されていない場合、コマンドは BIP8858 エラーで失敗します。

コマンドの正常終了後、指定されたユーザー出口のいずれかが無効になると、そのユーザー出口がどのリストにあるかに基づいて、以下のアクションが取られます。
  • ユーザー出口が、メッセージ・フローのアクティブ・リストまたは非アクティブ・リストに指定されている場合、フローは開始せず、BIP2315 メッセージがシステム・ログに書き込まれます。
  • ユーザー出口が、実行グループのアクティブ・リストまたは非アクティブ・リストに指定されている場合、実行グループは開始せず、BIP2314 メッセージがシステム・ログに書き込まれます。
これは、以下の 3 つのいずれかの理由によって発生します。
  • ユーザー出口ライブラリーを含むディレクトリーを除去して MQSI_USER_EXIT_PATH 変数を変更した後で、ブローカーまたは実行グループが再開される。
  • ユーザー出口ライブラリーを含むディレクトリーを除去して userExitPath ブローカー・プロパティーを変更した後で、ブローカーまたは実行グループが再開される。
  • ユーザー出口ライブラリー (または依存関係にあるもののいずれか) が除去されるか、ブローカーがそれをロードできない。

構文

パラメーター

brokername
(必須)。ブローカーの名前。
-e egName
(必須)。実行グループの名前。
-f messageflow
(オプション)。メッセージ・フローの名前。指定する場合、このメッセージ・フローのユーザー出口は変更されます。指定しない場合、ユーザー出口は実行グループ・レベルで設定されます。
-a activeUserExitNames
(オプション)。アクティブ・ユーザー出口のコロンで区切られた名前のリスト。これらは、ロード時にユーザー出口によって登録された名前です。 リストされているユーザー出口のいずれかがターゲット実行グループに登録されていない場合、コマンドは BIP8858 エラーで失敗します。
-i inactiveUserExitNames
(オプション)。

非アクティブ・ユーザー出口のコロンで区切られた名前のリスト。これらは、ロード時にユーザー出口によって登録された名前です。 リストされているユーザー出口のいずれかがターゲット実行グループに登録されていない場合、コマンドは BIP8858 エラーで失敗します。

許可

このコマンドの起動に使用するユーザー ID には、mqbrkrs グループ権限がなければなりません。

応答

このコマンドは、以下の応答を戻します。
  • BIP8852 使用法の説明
  • BIP80711 コマンドが正常に完了しました。
  • BIP8858 ユーザー出口名 &1 が無効です (ここで、&1 は、このコマンドに指定したものの、ターゲット実行グループに登録されていなかったために無効なユーザー出口の名前です)。

フロー・レベルでのアクティブ出口の設定
mqsichangeflowuserexits WBRK_BROKER -e default -f myFlow -a exit2
BIP8071I: コマンドが正常に完了しました
フロー・レベルでの非アクティブ出口の設定
mqsichangeflowuserexits WBRK_BROKER -e default -f myFlow -i exit1
BIP8071I: コマンドが正常に完了しました
実行グループ・レベルでのアクティブ出口の設定
mqsichangeflowuserexits WBRK_BROKER -e default -a exit3,exit1
BIP8071I: コマンドが正常に完了しました
実行グループ・レベルでの非アクティブ出口の設定
mqsichangeflowuserexits WBRK_BROKER -e default -1 exit2
BIP8071I: コマンドが正常に完了しました
フロー・レベルでの exit1 の非アクティブへの変更と、exit2 のアクティブへの据え置き (両方の出口をアクティブに設定するよう「-a exit1:exit2」を指定したコマンドが以前に発行されている)
mqsichangeflowuserexits WBRK_BROKER -e default -f myFlow -i exit1 -a exit2
BIP8071I: コマンドが正常に完了しました
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Copyright IBM Corporation 1999, 2006 最終更新: 08/21/2006
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