ブローカー・ドメインへのユーザー定義拡張機能のインストール

始める前に

Java ユーザー定義ノードのコンパイルまたはC ユーザー定義拡張機能のコンパイルで説明されている手順を使用してコンパイルした、 コンパイル済みのユーザー定義拡張機能がなければなりません。

  1. コンパイル済みまたはパッケージされたユーザー定義拡張機能ファイルのコピーを、拡張機能ファイルを使用することにしている各ブローカー・システムに置きます。

    すべてのブローカーが同じマシン・タイプである場合は、ユーザー定義拡張機能ファイルをいったんビルドしてから各システムに配布することができます (その方法の詳細については、ユーザー定義拡張機能の配布を参照してください)。AIX ブローカー、Solaris ブローカー、Windows ブローカーそれぞれ 1 つずつから構成されるクラスターがある場合、拡張機能ファイルを各マシン・タイプごとに別個にビルドすることが必要です。

    mqsichangebroker コマンドまたは mqsicreatebroker コマンドのいずれかを使用して、ユーザー定義拡張機能ファイルが含まれるディレクトリーをブローカーに指定します。
    注: .lil または .jar ファイルを WebSphere Message Broker インストール・ディレクトリーに保管しないでください。

    C ユーザー定義拡張機能の場合、.lil ファイルに対応する .pdb ファイルも、選択したディレクトリーに保管することをお勧めします。 .pdb ファイルは、アクセス違反や他のソフトウェアの誤動作が起きてスタック診断情報が表示されるときに、WebSphere Message Broker が使用するシンボル情報を提供します。

  2. 各ブローカーを停止してから開始します。これを行うのは、新しいファイルが存在することを間違いなく検出するためです。
    ブローカーの再始動が不要な状態が 2 種類あります。
    • ToolKit に実行グループが作成済みで、その実行グループにまだ何もデプロイしていない場合、選択したディレクトリーに .lil、.pdb、および .jar ファイルを追加できます。
    • 使用したい実行グループにすでに何かをデプロイしてある場合には、選択したディレクトリーに .lil、.pdb、および .jar ファイルを追加した後、mqsireload コマンドを使用してグループを再始動してください。Windows プラットフォームでは、オペレーティング・システムによるファイル・ロックのため、ブローカーの稼働中に既存ファイルを上書きすることは不可能です。
    実行グループを再始動したり、実行グループに初めて何かをデプロイしたりすると、同じブローカーに接続しているあらゆる実行グループが新しい .lil、.pdb、および .jar ファイルを検出することにもなるため、これらの 2 つの方法は、注意して使用する必要があります。 より標準的なブローカーの再始動方法を使用することにより、特定の実行グループに興味のあるユーザーが、ブローカーに最近変更があったことを確実に認識できるようになります。

    上記の 2 種類の状態では、その前のステップがすでに完了していること、およびそれに伴ってユーザー定義拡張機能ファイルが置かれているディレクトリーを、mqsichangebroker コマンドまたは mqsicreatebroker コマンドのいずれかを使用してブローカーに通知済みであるということを前提としています。

    ユーザー定義ノードをインストールすると、メッセージ・フローと同じように、ノードはスキーマと名前で参照されます。

関連概念
ユーザー定義拡張機能
ランタイム環境でのユーザー定義拡張機能
関連タスク
ユーザー定義拡張機能の開発
ワークベンチでのユーザー定義ノードのユーザー・インターフェース表現の作成
ユーザー定義ノードのテスト
ユーザー定義拡張機能の配布
関連資料
ユーザー定義拡張機能
mqsichangebroker コマンド
mqsicreatebroker コマンド
mqsireload コマンド
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Copyright IBM Corporation 1999, 2006 最終更新: 08/21/2006
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