複製ブローカー

複製ブローカーとは、1 つ以上の複製を定義したブローカーです。 複製ブローカーのサブスクリプション表は、 複製される他のすべてのブローカーに対して複製されます。

サブスクライバーが複製ブローカーからのサブスクリプションを要求すると、 サブスクリプションはそのブローカーの各複製にも送信されます。

複製ブローカーを使用すると、パブリッシュ/サブスクライブ・システムの可用性が向上します。 異なるコンピューター上で複製ブローカーを定義することにより、 それらのコンピューターのうちのいずれかが使用できない場合にもパブリケーションを確実にサブスクライバーに配信できます。

図は、Subscriber 1 がサブスクリプションを Broker 1 に送信したときに、 Broker 1 が使用不可になる場合にどうなるかが示されています。 Broker 1 と Broker 2 は複製として定義されているため、 サブスクリプションは Broker 2 にリダイレクトされ、 Subscriber 1 は Broker 1 ではなく Broker 2 からパブリケーションを入手します。

Subscriber 1 は、サブスクリプションを Broker 1 に送信しますが、Broker 1 は使用不可になります。 Broker 1 と Broker 2 は複製であるため、サブスクリプションは Broker 2 にリダイレクトされ、 パブリケーションは Broker 1 からではなく Broker 2 から受信されます。

2 つのブローカーが集合内の複製の場合、 重複メッセージはその集合内のブローカーに登録されているサブスクライバーに送信される場合があります。

mqsichangeproperties コマンドを使用して、複製されたブローカーを定義します。これを行うためにプロパティー clonedPubSubBrokerList を使用します。

関連概念
サブスクライバー
サブスクリプション
ブローカー
関連タスク
複製ブローカーの設定
複製ブローカーの追加
複製ブローカーの削除
関連資料
mqsichangeproperties コマンド
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Copyright IBM Corporation 1999, 2006 最終更新: 08/21/2006
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