z/OS 上での問題の原因は、以下のいずれかである可能性があります。 問題の性質に基づいて、最も該当しそうな項目から始めて、 上記の個々の項目を検査してください。
ランタイム・コンポーネント間の対話についての理解
ランタイム・コンポーネントには、ブローカー、構成マネージャー、および実行グループの 3 つがあります。 これらのコンポーネントは、アクション (メッセージ・フローのデプロイなど) を実行するためのコマンド要求を WebSphere MQ メッセージの中に入れてやりとりすることで、互い に通信します。 コマンド要求の完了後、応答が発信元のコンポーネントに戻され、要求が成功したかどうかが示されます。
WebSphere Message Broker for z/OS では、z/OS ランタイム・コンポーネントにより追加の情報メッセージが発行されます。これにより、ユーザーおよび IBM サービス技術員は、構成マネージャー、ブローカー、および実行グループを含むさまざまなランタイム・コンポーネント間の対話を判断することができます。
ブローカーが構成マネージャーからコマンド要求を受け取ると、ブローカーはコマンド要求を識別するメッセージを発行します。 この要求が完了すると、コマンドが成功したかどうかを示すメッセージが発行されます。 ブローカーがコマンド要求を受け取るたび、それに対応するコマンド要求が最低 1 つ実行グループに送信され、対応するメッセージが 1 つ発行されます。 これらのコマンド要求に対して実行グループが応答するたび、1 つのメッセージが発行されます。 これらのメッセージはオン/オフに切り替えが可能で、IBM サービス・チームによって使用されます。
実行グループは、ブローカーからコマンド要求を受け取ると、コマンド要求を識別する情報メッセージを発行します。 コマンド要求に含まれているアクションについての情報メッセージが発行されます。これは、実行されるアクションと、その実行対象のリソースを識別します。要求が完了すると、実行グループは、メッセージが処理されたことを示すメッセージを発行します。
構成マネージャーがコマンド要求を受け取ったとき、およびこの要求が完了したときに、情報メッセージが発行されます。
IBM 定義およびユーザー定義のノードおよびパーサーのロード
実行グループは、開始するときに、使用可能な IBM 定義およびユーザー定義のノードおよびパーサーをすべてロードします。各ライブラリーをロードするたびに、2 つのメッセージが発行されます。 1 つはライブラリーがロードされる前に発行され、もう 1 つはライブラリーがロードされた後に発行されます。