THROW ステートメント

THROW ステートメントは、ユーザー例外を生成します。

構文

USER キーワードは、スローされる例外のタイプを示します。(現在のところ USER 例外だけがサポートされるため、USER キーワードを省略した場合でも、デフォルトとして USER 例外になります。)現在は何の効果もありませんが、以下の理由で USER キーワードを指定してください。
  • ブローカーの将来のリリースで他のタイプの例外がサポートされ、デフォルト・タイプが変更された場合でも、コードを変更する必要がありません。
  • これがユーザー例外であることが明確になります。

SEVERITY はオプションの文節で、例外に関連した重大度を判別します。文節には、ヌル以外の整数値を戻す式を含めることができます。文節を省略する場合には、重大度はデフォルトで 1 に解釈されます。

CATALOG はオプションの文節であり、省略されると、デフォルトとして WebSphere Message Broker の現在のバージョン・カタログになります。 現行バージョンの WebSphere Message Broker のメッセージ・カタログを明示的に使用するには、すべてのオペレーティング・システムで BIPV600 を使用します。

MESSAGE はオプションの文節です。これが省略されると、デフォルトとして、WebSphere Message Broker カタログ内で THROW ステートメントを使用するために提供されるメッセージ・ブロックの最初のメッセージ番号 (2951) になります。THROW ステートメントにメッセージ番号を入力する場合、メッセージ番号 2951 から 2999 を使用できます。あるいは、ユーザー定義拡張機能からのイベント・ログの使用の指示に従って、独自のカタログを生成することもできます。

オプションの VALUES フィールドを使用すると、データをメッセージに挿入できます。任意の数の情報を挿入できますが、提供されているメッセージ (2951 から 2999 まで) の場合は 8 個の挿入のみ可能です。

THROW ステートメントの使用方法を示す例をいくつか示します。
  • THROW USER EXCEPTION; 
  • THROW USER EXCEPTION CATALOG 'BIPv600' MESSAGE 2951 VALUES(1,2,3,4,5,6,7,8) ;
  • THROW USER EXCEPTION CATALOG 'BIPv600' MESSAGE 2951 VALUES('The SQL State: ', 
        SQLSTATE, 'The SQL Code: ', SQLCODE, 'The SQLNATIVEERROR: ', SQLNATIVEERROR, 
        'The SQL Error Text: ', SQLERRORTEXT ) ;
  • THROW USER EXCEPTION CATALOG 'BIPv600' MESSAGE 2951 ;
  • THROW USER EXCEPTION CATALOG 'MyCatalog' MESSAGE 2951 VALUES('Hello World') ;
  • THROW USER EXCEPTION MESSAGE 2951 VALUES('Insert text 1', 'Insert text 2') ;

例外をスローする方法と、SQLSTATESQLCODE、SQLNATIVEERROR、および SQLERRORTEXT については、ESQL データベース状態関数を参照してください。

関連概念
ESQL の概要
関連タスク
ESQL の開発
例外のスロー
関連資料
構文図: 使用可能なタイプ
ESQL のステートメント
ESQL データベース状態関数
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Copyright IBM Corporation 1999, 2006 最終更新: 08/21/2006
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