エレメント参照およびローカル・エレメントのバイナリー・タイプ用の CWF プロパティー

ここで説明されているカスタム・ワイヤー形式のプロパティーは、以下のものに適用されます。

物理表現

プロパティー タイプ 意味
長さカウント ボタンおよび整数 長さタイプ「カウント」に設定する場合は、エレメントの長さ単位の数値を 入力します。

指定できる最小値は 1 です。

指定できる 最大値は 2147483647 です。

デフォルト値は空 (設定しない) です。

長さ参照 ボタンおよび列挙タイプ 「長さ参照」によって長さを定義するように 選択した場合は、そのオブジェクトの長さを指定する Integer オブジェクトの名前を選択します。現行オブジェクトの兄弟として 定義され、メッセージの構造の中でこれより前に現れる Integer オブジェクトのドロップダウン・リストから選択してください。

エレメントの再配列の詳細については、オブジェクトの再配列を参照してください。

長さ単位 列挙タイプ 設定されている「物理タイプ」に応じて、 ドロップダウン・リストから以下のいずれかを選択します。
  • バイト。 これは、X バイトが処理されることを示します (X は「長さカウント」の値か、 「長さ参照」で指定されている INTEGER の値)。
  • 文字。 このオプションの意味は、メッセージの CCSID に設定した値、またはメッセージ・セット・プロパティーの デフォルト CCSID として設定した値に依存します。
    • SBCS CCSID を指定した場合は、X バイトが処理されます (X は「長さカウント」の値か、 「長さ参照」で指定されている INTEGER の値)。
    • DBCS CCSID を指定した場合は、Y バイトが処理されます (Y は 「長さカウント」の値または 「長さ参照」で指定されている INTEGER の値に 2 を乗算したもの)。
    • MBCS CCSID を指定した場合、パーサーは一度に 1 文字を読み取って、文字が 1 バイト以上で構成されているかどうかを 判別します。パーサーは、Z 回の読み取りを実行します (Z は 「長さカウント」の値か、 「長さ参照」で指定されている INTEGER の値)。
  • 文字単位。これは、文字単位のサイズが、ユーザーがメッセージの CCSID に設定した値か、メッセージ・セット・プロパティーの デフォルト CCSID として指定した値によって決定されることを示します。 処理されるバイト数は、文字単位のサイズに「長さカウント」の値または 「長さ参照」に指定されている INTEGER の値を乗算したものになります。
  • 「ビット・ストリームの終了」。ビット・ストリームの終了までのすべてのデータが処理されます。 このオプションは、エレメントがメッセージ内の最後のエレメントである場合にのみ有効です。 この値を選択した場合には、「長さカウント」または 「長さ参照」に値を入力する必要はありません。

デフォルトは bytes です。

バイト位置合わせ

プロパティー タイプ 意味
バイト位置合わせ 列挙タイプ メッセージ開始を基点とした、オブジェクトの位置合わせ方法を指定します。 以下のいずれかを選択します。
  • 1バイト。 これはデフォルト値です。
  • 2 バイト
  • 4 バイト
  • 8 バイト
  • 16 バイト
先頭のスキップ・カウント 整数 このオブジェクトの読み取りまたは書き込みの前にスキップするバイト数を指定します。 デフォルトは0、最小値は0、最大値は 999999 です。 この値を使用して構造内の不要なフィールドを無視したり、または 2、4、8 または 16 の バイト境界に位置合わせを必要とする、C または COBOL データで定義されたフィールドをモデル化 したりすることができます。 このオブジェクトの読み取りまたは書き込みの前にスキップするバイト数を指定します。 出力メッセージが書き込まれるとき、スキップ・カウント・バイトにはメッセージ・セットの「バイト位置合わせパッド」プロパティーの値が割り当てられます。

反復オブジェクトについては、このプロパティーは最初のインスタンスにのみ適用されます。

末尾のスキップ・カウント 整数 このオブジェクトの読み取りまたは書き込みの後にスキップするバイト数を指定します。 デフォルトは0、最小値は0、最大値は 999999 です。 この値を使用して構造内の不要なフィールドを無視したり、または 2、4、8 または 16 の バイト境界に位置合わせを必要とするフィールドを含む繰り返し構造をモデル化 したりすることができます。 出力メッセージが書き込まれるとき、スキップ・カウント・バイトにはメッセージ・セットの「バイト位置合わせパッド」プロパティーの値が割り当てられます。

反復オブジェクトについては、このプロパティーはすべてのインスタンスに適用されます。

反復

プロパティー タイプ 意味
反復参照 列挙タイプ オブジェクトが複数回出現し、出現回数がメッセージ内のフィールドですでに動的に指定されている場合に、このプロパティーを使用します。

メッセージの構造の中でこのオブジェクトの前に置かれる Integer オブジェクトのドロップダウン・リストから、Integer オブジェクトを選択します。 選択した整数の値は、このオブジェクトの出現回数を指定します。 オブジェクトがリストにない場合には、メッセージ構造の中にこのオブジェクトの前には Integer オブジェクトがありません。

反復参照」を指定すると、メッセージの構文解析および書き込みをする際に「最大オカレンス」論理プロパティーの設定をオーバーライドしますが、メッセージの妥当性検査の設定はオーバーライドしません。

関連概念
メッセージのモデル化
メッセージ・モデル
カスタム・ワイヤー形式: 論理モデルとの関係
関連タスク
メッセージ・モデルの開発
メッセージ・モデル・オブジェクトの処理
関連資料
メッセージ・モデルの参照情報
メッセージ・モデル・オブジェクトのプロパティー
メッセージ・モデル・オブジェクトの論理プロパティー
メッセージ・モデル・オブジェクトのカスタム・ワイヤー形式の物理プロパティー
メッセージ・モデル・オブジェクトの XML ワイヤー形式の物理プロパティー
メッセージ・モデル・オブジェクトの TDS 形式の物理プロパティー
すべてのメッセージ・セット・オブジェクトの文書プロパティー
オブジェクトによるメッセージ・モデル・オブジェクトのプロパティー
追加の MRM ドメイン情報
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Copyright IBM Corporation 1999, 2006 最終更新: 08/21/2006
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