ここで説明されているカスタム・ワイヤー形式のプロパティーは、以下のものに適用されます。
プロパティー | タイプ | 意味 |
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物理タイプ | 列挙タイプ | ドロップダウン・リストから以下のいずれかを選択します。
数値エレメントの表記は、 WebSphere MQ キュー・マネージャーに設定されている Encoding および CodedCharSetId 属性の 影響を受ける可能性があります。
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長さカウント | 整数 | エレメントの長さを示すバイト数を入力します。
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長さ単位 | 列挙タイプ | 設定されている「物理タイプ」に応じて、
ドロップダウン・リストから以下のいずれかを選択します。
デフォルトは bytes です。 |
符号あり | ブール | このプロパティーを選択 (デフォルト) または選択解除します。 このプロパティーは、「符号の付け方」と一緒に使用されます。 |
Sign EBCDIC Custom | ブール | 「物理タイプ」が「外部 10 進数」に設定されており、「符号付き EBCDIC カスタム」プロパティーが設定されている場合、これは「符号付き EBCDIC カスタム」表記が ASCII 環境内で使用されることを示します。このチェック・ボックスが設定されていない場合 (デフォルト)、「符号 ASCII」表記が使用されます。 「符号 EBCDIC カスタム」チェック・ボックスの設定は、「符号の付け方」プロパティーが「先頭」または「末尾」に設定されている (エレメント/属性が組み込み符号表記を持っていることを示している) 場合にのみ適切です。 エレメント/属性が符号付きでない場合 (例えば、「符号付き」チェック・ボックスが設定されていない場合)、チェック・ボックスは使用不可となります。 |
符号の付け方 | 列挙タイプ | 「物理タイプ」を
「外部 10 進数」に設定して、
「符号付き」を選択している場合は、
数値データを表示するための COBOL オプションを表す以下のオプションから選択してください。
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ストリング位置調整 | 列挙タイプ | 「物理タイプ」プロパティーを外部 10 進数 に設定している場合は、ドロップダウン・リストから 「左寄せ」 または「右 寄せ」 (デフォルト値)を選択します。「物理タイプ」に別の値を選択している場合は、このプロパティーは非アクティブです。 |
埋め込み文字 | ストリング | 埋め込み文字は、ストリング長が指定されたストリング・サイズよりも短い場合に、残りの文字の位置を埋めるために使用されます。
「物理タイププロパティーを「拡張 10 進数」に設定し、「ストリング位置調整」プロパティーを「左寄せ」または「右寄せ」のいずれかに設定した場合は、以下のいずれかの方法でこの文字を指定します。
MRM エレメントにどの埋め込み文字形式を使用するかの選択は、どの埋め込み文字が必要か、 また埋め込み文字がデータ変換されるかどうかに応じて異なります。 ほとんどの場合、埋め込み文字を引用符で指定するだけで十分であり、その埋め込み文字が使用されるとき、 生成される MRM 出力メッセージのターゲット・コード・ページに変換されます。 例えば、ASCII からコード・ページ 500 に変換する場合、 埋め込み文字として U+0008 を指定すると、 これは 0x08 から 0x15 (つまり ASCII および EBCDIC での「バックスペース」表記) に変換されます。 埋め込み文字フィールドに簡単に入力できない埋め込み文字が必要とされる場合、Unicode ニーモニック形式を使用して必要な文字を指定することができます。使用する場合、この Unicode 値もまた、生成される MRM メッセージのターゲット・コード・ページに変換されます。 メッセージを 1 つのコード・ページから別のコード・ページに変換する場合、 埋め込み文字の変換後の値は後者のコード・ページで有効でなければなりません。 埋め込み文字がターゲットのコード・ページで表せない場合、置換文字に置換されます。置換文字は固定値で、その値は指定したターゲットのコード・ページに依存します。 データ変換されない埋め込み文字が必要な場合、16 進数または 10 進数形式を使用できます。 これによって、出力メッセージに直接挿入される埋め込み文字としての絶対値をオプションで指定できます。 この形式を使用する場合でも、この値が、これらの MRM 定義を使用して作成されるすべての出力メッセージのコード・ページで有効であることを必ず確認してください。 |
プロパティー | タイプ | 意味 |
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ヌルのエンコード方式 | 列挙タイプ | ドロップダウン・リストから以下のいずれかのオプションを選択します。
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ヌルのエンコード値 | ストリング | このプロパティーの使用は、
NULLLiteralFill を除き、上記の
「ヌルのエンコード方式」プロパティーに依存します。
デフォルト値はゼロです。
「ヌルのエンコード方式」
プロパティーを NULLLiteralFill に設定した場合、値は
単一の文字に解決されなければなりません。この文字は、以下のいずれかの方法によって指定できます。
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プロパティー | タイプ | 意味 |
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バイト位置合わせ | 列挙タイプ | メッセージ開始を基点とした、オブジェクトの位置合わせ方法を指定します。
以下のいずれかを選択します。
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先頭のスキップ・カウント | 整数 | このオブジェクトの読み取りまたは書き込みの前にスキップするバイト数を指定します。
デフォルトは0、最小値は0、最大値は 999999 です。
この値を使用して構造内の不要なフィールドを無視したり、または 2、4、8 または 16 の
バイト境界に位置合わせを必要とする、C または COBOL データで定義されたフィールドをモデル化
したりすることができます。
このオブジェクトの読み取りまたは書き込みの前にスキップするバイト数を指定します。
出力メッセージが書き込まれるとき、スキップ・カウント・バイトにはメッセージ・セットの「バイト位置合わせパッド」プロパティーの値が割り当てられます。
反復オブジェクトについては、このプロパティーは最初のインスタンスにのみ適用されます。 |
末尾のスキップ・カウント | 整数 | このオブジェクトの読み取りまたは書き込みの後にスキップするバイト数を指定します。
デフォルトは0、最小値は0、最大値は 999999 です。
この値を使用して構造内の不要なフィールドを無視したり、または 2、4、8 または 16 の
バイト境界に位置合わせを必要とするフィールドを含む繰り返し構造をモデル化
したりすることができます。
出力メッセージが書き込まれるとき、スキップ・カウント・バイトにはメッセージ・セットの「バイト位置合わせパッド」プロパティーの値が割り当てられます。
反復オブジェクトについては、このプロパティーはすべてのインスタンスに適用されます。 |
プロパティー | タイプ | 意味 |
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反復参照 | 列挙タイプ |
オブジェクトが複数回出現し、出現回数がメッセージ内のフィールドですでに動的に指定されている場合に、このプロパティーを使用します。
メッセージの構造の中でこのオブジェクトの前に置かれる Integer オブジェクトのドロップダウン・リストから、Integer オブジェクトを選択します。 選択した整数の値は、このオブジェクトの出現回数を指定します。 オブジェクトがリストにない場合には、メッセージ構造の中にこのオブジェクトの前には Integer オブジェクトがありません。 「反復参照」を指定すると、メッセージの構文解析および書き込みをする際に「最大オカレンス」論理プロパティーの設定をオーバーライドしますが、メッセージの妥当性検査の設定はオーバーライドしません。 |