WebSphere Message Broker コンポーネントは多くの方法で WebSphere MQ リソースに応じて変わります。このため、WebSphere MQ ログおよびイベントから貴重な情報を入手することができます。
WebSphere MQ 製品ログはご使用のブローカー・ドメインで発生するエラーを診断するのに非常に役に立ちます。例えば、構成マネージャーがブローカーと通信できない場合、これらを接続するチャネルの構成が誤っているか、またはネットワーク問題が発生している可能性があります。
分散システム上では、ユーザー読み取り可能形式の運用メッセージ (queue manager started など) は、 キュー・マネージャーのサブディレクトリーの errors サブディレクトリーにあるエラー・ログに書き込まれます。
通常、First Failure Support Technology (FFST) は、重大で回復不能なエラーを記録し、 システムの構成問題または WebSphere MQ 内部エラーのいずれかを示します。FFST ファイル名は AMQnnnnn.mm.FDC であり、ここで、nnnnn はエラーをレポートするプロセスの ID、mm はシーケンス番号を表します。 Windows では、 記録は install_dir¥errors ディレクトリーに書き込まれます。 また、運用メッセージおよび FFST 記録はイベント・ログに書き込まれます。UNIX および Linux システムでは、記録は /var/mqm/errors ディレクトリーに書き込まれます。WebSphere MQ はそれぞれの FFST ごとに 1 行ずつその FFST ファイルの名前がある syslog に書き込みますが、運用メッセージは書き込まれません。
WebSphere MQ は、キュー・マネージャー内のエラー、警告、および他の重大なオカレンスに関する情報を、インスツルメンテーション・イベント・メッセージの形式で提供します。
これらのイベント・メッセージはアクティブになると、モニターまたはトリガー可能なイベント・キューに送信されます。 ご使用の WebSphere Message Broker ブローカー・ドメイン内で、パフォーマンス、または予期しない動作を調査する場合、WebSphere MQ イベントをアクティブにするのが適切であるかもしれません。