WSDL 操作タイプ

操作タイプは、WSDL での WSDL 入力、出力、および障害エレメントの期待される使用方法を定義します。

操作タイプは、以下の 2 つのカテゴリーに分類されます。
  • 要求スタイル
  • 送信請求スタイル - このタイプは広く使用されてはいません。これは WS-I に準拠していません。
入出力メッセージ:
  • 入力メッセージは、常に Web サービスに対して送信されるものです。
  • 出力メッセージは、常に Web サービスから戻されるものです。
入出力に対するスタイルの影響は以下のとおりです。
  • 要求スタイルでは、入力メッセージが最初に送信されます。つまり、対話はクライアントによって開始されます。
  • 送信請求スタイルでは、出力メッセージが最初に送信されます。つまり、対話は Web サービスによって開始されます。

操作タイプがフローに何かの要求を課すこと (ブローカーが対話を開始しているか listen しているか、など) はありません。 操作タイプに適したフローを構成することは、開発者の責任です。

入出力メッセージの存在および順序付けは、WSDL 1.1 での操作タイプを暗黙的に定義します。 例えば、単一の wsdl:input とそれに続く単一の wsdl:output を定義する WSDL 操作は、 操作タイプが要求-応答であることを暗黙指定します。 ゼロ以上の (*) wsdl:fault 定義も出現することがあり、Web サービスは予期された出力メッセージまたは定義済みの障害メッセージの 1 つを戻します。

表 1. WSDL 1.1 の操作タイプ
操作タイプ 説明 類似の操作 メッセージの順序
要求-応答 クライアントが Web サービスを呼び出す – 応答が期待される メソッド呼び出し 入力、出力、障害*
送信請求-応答 Web サービスがクライアントに送信を請求する – 応答が期待される コールバック 出力、入力、障害*
片方向 クライアントが Web サービスを呼び出す – 応答は期待されない プロシージャー – 戻りなし 入力
通知 Web サービスがクライアントを呼び出す – 応答は期待されない シグナル – 無応答 出力
関連概念
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Copyright IBM Corporation 1999, 2006 最終更新: 08/21/2006
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