XML ワイヤー形式: NULL の処理

ヌル処理の目的は、 メッセージでのヌル値 (つまり、 エレメントに意味のある値がないこと) の扱い方を指定することです。 XML の NULL プロパティーは、メッセージ・セットの場合だけ設定され、 4 つのプロパティー 「数値のヌルのエンコード方式」「非数値のヌルのエンコード方式」「数値のヌルの値」、 および「非数値のヌルの値」 を使用して、 メッセージ・セット中で定義されているすべてのオブジェクトに適用されます。

これらのパラメーターの目的は、 メッセージでのヌル値の扱い方を指定することです。 XML メッセージでは、 いくつかの選択肢があります。 最も分かりやすいのは、 エレメントで単に値を省略することです。 以下に例を示します。
<element1></element1>
別の方法としては、 実際の値が存在しないことを意味する、 特殊な値をエレメントに含めることもできます。 以下に例を示します。
<element1>null</element1>

プロパティー「数値のヌルのエンコード方式」、 および「非数値のヌルのエンコード方式」では、 ヌル処理のスタイル (たとえば、ヌルが空のエレメントによって表わされるなど) を指定します。

プロパティー「数値のヌルの値」、 および「非数値のヌルの値」では、 ヌル値を表わす値 (必要であれば) を提供します。 タイプ「ストリング」のエレメントの場合、 これは null または unspecified などになり、 数値の場合は 0 または 0.0 などになります。

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Copyright IBM Corporation 1999, 2006 最終更新: 08/21/2006
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