XML の AsIsElementContent

AsIsElementContent 構文エレメントは、特殊値エレメントです。 これは、Element、Attribute、および Content 構文エレメントの安全機能を使わずに、出力メッセージで生成した XML を細かく制御するときに使用されます。 AsisElementContent を使用する場合、出力メッセージが適切に形成された XML であることを確認しなければなりません。

この構文エレメントを使用するよう選択できるのは、例えば、アンパーサンド (&)、より小 (<)、より大 (>)、 二重引用符 (")、およびアポストロフィ (') が出現したときに、事前定義された XML エンティティー &amp;&lt;&gt;&quot;、および &apos; に置き換えられる通常の動作を抑制する場合です。

以下の例は、AsisElementContent の使用例を示しています。 以下のようなステートメントがあるとすると、

Set OutputRoot.XML.(XML.Element)Message.(XML.Content) = '<rawMarkup>';

出力メッセージとして次の XML が生成されます。

<Message>&lt;rawMarkup&gt;</Message>

しかし、次のステートメントがある場合は、

Set OutputRoot.XML.(XML.Element)Message.(XML.AsisElementContent) = '<rawMarkup>';

次の出力メッセージが生成されます。

<Message><rawMarkup></Message>

これは、AsisElementContent 構文エレメントの値は、出力メッセージに書き込まれるまで変更されないことを示しています。

関連概念
メッセージ・フローの概要
関連タスク
メッセージ・フローの作成
関連資料
XML メッセージ本体
XML エレメント
XML 属性
XML content
XML メッセージ本体の例: エレメント、属性、および内容
XML CDataSection
XML EntityReferenceStart および EntityReferenceEnd
XML コメント
XML の ProcessingInstruction
XML BitStream
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Copyright IBM Corporation 1999, 2006 最終更新: 08/21/2006
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