例外後のメッセージ・ツリーの内容

例外が発生すると、メッセージ・ツリーの内容は更新されます。

メッセージの処理中に例外が発生しない場合には、個々のノードが受信するツリー構造および内容は、フロー内の直前のノードのアクションによって決定されます。

メッセージ・フロー内で例外が発生した場合には、4 つのツリーの内容は、以下の要因に依存しています。

メッセージ・フロー内の例外処理パス

例外処理パスは、failure ターミナル (ほとんどのメッセージ処理ノードはこれを持っている)、入力ノードの catch ターミナル、TryCatch ノード、または AggregateReply ノードで開始します。しかし、基本的には、通常のメッセージ・フロー・パスと何も変わりません。 そのようなフローは、メッセージ・フローの設計者によって共に接続された、ノードのシーケンスで構成されます。 例外処理パスは、例外を記録したり、例外に反応したりする処理の種類において異なります。 例えば、それらは例外リストを調べてエラーの性質を判断し、適切な処置を行ったり、メッセージまたは例外からのデータを記録したりするかもしれません。

例外処理メッセージ・フロー・パスに伝搬される LocalEnvironment およびメッセージ・ツリーは、例外パスの開始時のものであって、例外のスロー時のものではありません。 下記の図は、この点を例示しています。


TryCatch ノードとそれに続く Compute1 および Compute2 を組み込んだメッセージ・フローの抜粋が示されています。 メッセージ・ツリーおよびローカル環境ツリーの状態は、これらのノードとの間のコネクター上で示されており、変化が生じていることを示しています。 そのことは、続く部分で説明されています。
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Copyright IBM Corporation 1999, 2006 最終更新: 08/21/2006
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