z/OS ユーザー用の追加チェック

WebSphere Message Broker for z/OS で、次のような状況が生じる場合があります。
  • コンソールに予期しないメッセージが表示される。診断メッセージ (Diagnostic messages)か、他の関連メッセージおよびコードの資料で説明を探してください。
  • RRS が開始しない。コマンド D A,RRS を発行してください。
  • キュー・マネージャーが使用不可。WebSphere MQ コマンド DISPLAY THREAD(*) を発行してください。
  • DB2 が動作しない。DB2 コマンド DISPLAY THREAD を発行してください。
  • ユーザー・ネーム・サーバー が動作しない。

z/OS 上での問題の原因は、以下のいずれかである可能性があります。 問題の性質に基づいて、最も該当しそうな項目から始めて、 上記の個々の項目を検査してください。

ランタイム・コンポーネント間の対話についての理解

ランタイム・コンポーネントには、ブローカー、構成マネージャー、および実行グループの 3 つがあります。 これらのコンポーネントは、アクション (メッセージ・フローのデプロイなど) を実行するためのコマンド要求を WebSphere MQ メッセージの中に入れてやりとりすることで、互い に通信します。 コマンド要求の完了後、応答が発信元のコンポーネントに戻され、要求が成功したかどうかが示されます。

WebSphere Message Broker for z/OS では、z/OS ランタイム・コンポーネントにより追加の情報メッセージが発行されます。これにより、ユーザーおよび IBM サービス技術員は、構成マネージャー、ブローカー、および実行グループを含むさまざまなランタイム・コンポーネント間の対話を判断することができます。

ブローカーが構成マネージャーからコマンド要求を受け取ると、ブローカーはコマンド要求を識別するメッセージを発行します。 この要求が完了すると、コマンドが成功したかどうかを示すメッセージが発行されます。 ブローカーがコマンド要求を受け取るたび、それに対応するコマンド要求が最低 1 つ実行グループに送信され、対応するメッセージが 1 つ発行されます。 これらのコマンド要求に対して実行グループが応答するたび、1 つのメッセージが発行されます。 これらのメッセージはオン/オフに切り替えが可能で、IBM サービス・チームによって使用されます。

実行グループは、ブローカーからコマンド要求を受け取ると、コマンド要求を識別する情報メッセージを発行します。 コマンド要求に含まれているアクションについての情報メッセージが発行されます。これは、実行されるアクションと、その実行対象のリソースを識別します。要求が完了すると、実行グループは、メッセージが処理されたことを示すメッセージを発行します。

構成マネージャーがコマンド要求を受け取ったとき、およびこの要求が完了したときに、情報メッセージが発行されます。

IBM 定義およびユーザー定義のノードおよびパーサーのロード

実行グループは、開始するときに、使用可能な IBM 定義およびユーザー定義のノードおよびパーサーをすべてロードします。各ライブラリーをロードするたびに、2 つのメッセージが発行されます。 1 つはライブラリーがロードされる前に発行され、もう 1 つはライブラリーがロードされた後に発行されます。

関連タスク
トラブルシューティングとサポート
初期検査の実行
入出力に WebSphere MQ 共用キューを使用する (z/OS)
関連資料
z/OS での診断情報の他のソース
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Copyright IBM Corporation 1999, 2006 最終更新: 08/21/2006
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