ブローカーへのコマンド・メッセージでの MQMD の設定

ブローカーにコマンド・メッセージを送信するアプリケーションは、メッセージ記述子 (MQMD) 内で以下のフィールド設定を使用します。 デフォルト値として残されるフィールド、または通常の方法で有効値に設定できるフィールドは、 ここではリストしていません。

Report
MsgType および CorrelId (下記) を参照してください。
MsgType
応答が常に必須の場合、 コマンド・メッセージの MsgTypeMQMT_REQUEST に設定しなければなりません。 Reportt フィールドの MQRO_PAN および MQRO_NAN フラグは、この場合は有効ではありません。
MsgType を MQMT_DATAGRAM に設定すると、応答は以下のように、 Report フィールドの MQRO_PAN および MQRO_NAN フラグの設定によって異なります。
  • MQRO_PAN だけの場合、コマンドが正常に処理された場合のみ、 ブローカーが応答を送信することを意味します。
  • MQRO_NAN だけの場合、コマンドが失敗した場合のみ、 ブローカーが応答を送信することを意味します。
  • コマンドが警告で完了する場合、 応答は MQRO_PAN または MQRO_NAN のどちらかが設定される場合に送信されます。
  • MQRO_PAN と MQRO_NAN 両方の場合、コマンドが成功しても失敗しても、 ブローカーが応答を送信することを意味します。 ブローカーから見た場合、これは、MsgType を MQMT_REQUEST に設定するのと同じ効果を生じます。
  • MQRO_PAN または MQRO_NAN のどちらも設定されていないと、応答は送信されません。
Format
MQFMT_RF_HEADER_2 に設定されます。
MsgId
通常このフィールドは、キュー・マネージャーが固有な値を生成するように MQMI_NONE に設定されます。
CorrelId
このフィールドは、任意の値に設定することができます。 送信側の ID に CorrelId が含まれている場合、 Report フィールドの MQRO_PASS_CORREL_ID と一緒にこの値を指定し、 ブローカーから送信側に送られるすべての応答メッセージでその値が確実に設定されるようにします。
ReplyToQ
このフィールドは、応答の送信時に、その送信先となるキューを定義します。 これは、送信側のキューとすることができますが、 これには QName パラメーターをメッセージから省略できるという利点があります。 ただし、別のキューに応答が送信される場合、QName パラメーターが必要となります。
ReplyToQMgr
このフィールドは、応答用のキュー・マネージャーを定義します。 このフィールドをブランク (デフォルト値) にしておくと、 ローカル・キュー・マネージャーがその名前をこのフィールドに入れます。
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Copyright IBM Corporation 1999, 2006 最終更新: 08/21/2006
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