このトピックでは、サンプル・コマンドで使用される installer および uninstaller は、インストールまたはアンインストール・ウィザードの固有名を入力する必要がある場所を示しています。インストールおよびアンインストール・ウィザードの名前およびこれらのタスクの詳細については、インストール・ガイドおよびアンインストールを参照してください。
インストールおよびアンインストール・ウィザードは、オプションを何も指定せずに起動した場合、グラフィカル・モードで開始されます (これはデフォルト・モードです)。 ウィザードは、オプションおよびデフォルトを提供する一連のダイアログと共にインストールまたはアンインストール処理をガイドします。 デフォルト値を受け入れるか、ご使用の環境および要件に合うようにそれを変更することができます。
このモードでは、インストールを完了するのに役立つ最高レベルの情報および指針が提供されています。 その製品に不慣れである場合、またはインストールあるいはアンインストールの進行状況をモニターする場合にはこのモードを使用してください。
「インストール進行状況」パネルまたは「アンインストール進行状況」パネルが表示される前に「キャンセル」をクリックすると、セットアップを終了することができます。 終了することを選択すると、システムはウィザードを起動する前の状態に戻ります。 ただし、インストールまたはアンインストールが完了し、最後の「要約」パネルが表示された後にインストール・ウィザードをキャンセルしても、システムは以前の状態に復元されません。インストール・ウィザードは即時に停止します。インストール済みのプログラムを除去する場合には、アンインストール・プログラムを起動する必要があります。
ウィザードを使用する際に、「次へ >」をクリックしてから次のパネルに移動するまで、数秒間待機しなければならない場合があります。進行状況は常にすべてのパネルで表示されるわけではありません。 「次へ >」を 2 回クリックすると、パネル全体がスキップされる場合があります。インストーラーまたはアンインストーラーが進行中であることを確認するために、CPU 使用量をモニターすることができます。インストールおよびアンインストール時には、CPU 使用量は非常に増加します。
コンソール・モードは、コマンド・ウィンドウで対話するテキスト・ベースのインターフェースを提供します。 これは、グラフィカル・インターフェースと同じオプションを提供し、キーボードのみを使用して、値の選択および処理のナビゲートを行なうことができます。
グラフィック・ベースのインターフェースよりもコマンド行インターフェースが望ましい場合、または視覚障害を持つユーザーのために追加の音声情報を必要とする場合には、このモードを使用します。 アクセシビリティ・オプションを指定すると、ウィザードにより、JAWS などのスクリーン・リーダー・ソフトウェアにより適した処理についての変更された追加情報が生成されます。
デフォルト・オプションは常に大括弧内に表示されます (例、[1])。これが正しい選択であれば、Enter キーを押して継続します。
アクション | 呼び出し |
---|---|
コンソール・モードでインストール・ウィザードを起動します。メッセージはインストール中コンソールに表示されます。 | installer -console |
視覚障害を持つユーザーのために、追加の音声情報と共にインストール・ウィザードをコンソール・モードで起動します。(このオプションは、インストールを自動的にコンソール・モードに設定するので、-console オプションも同時に設定する必要はありません。) | installer -accessibility |
サイレント・インストールまたはサイレント・アンインストールを起動すると、ウィザードは対話なしに実行します。このモードでは、下に説明されているように、デフォルト・オプションを使用してまたは事前定義されたオプションのセットに従ってプロセスが完了します。
多数の同一システムに対して自動化インストールまたはアンインストールを行う場合は、この無人インターフェースを使用します。
サイレント・モードでは、呼び出し元へのフィードバックは一切送信されないので、ログを確認してアクションが正常に実行されたかどうかを判別する必要があります。
ランタイム・コンポーネントのインストール・ウィザードは、前提条件ソフトウェアをサイレント・モードで検査し、前提条件ソフトウェアがまだインストールされていない場合、プログラムは失敗します。 応答ファイルを使用する場合 (応答ファイルの使用を参照)、またはコマンド呼び出しの際にデフォルト以外の値を持つ適切なパラメーターが含まれている場合、この検査をオーバーライドすることができます。
setuplinuxia32 -silent
ルート CD ディレクトリーのサンプル・スクリプト・ディレクトリーに、ランタイム・コンポーネントのインストールのためのサンプル応答ファイルが提供されています。このファイルには、変更可能なオプションおよびそれらのオプションを変更するのに入力する必要のある値に関する詳細情報が含まれています。 このファイルをご使用の要件に合わせて調整したり、下で説明されているように、新規の応答ファイルを生成することができます。
setuplinuxia32 -silent -options response1.txt