選択したトランスポート機構により、パブリケーションおよびサブスクリプションがネットワークをフローする方法が決まります。使用可能なトランスポートは、エンド・ユーザー・アプリケーションのサポートで説明されています。
クライアントがサブスクリプションを登録する場合、ブローカーは一致するサブスクリプションをその近隣に登録します。 これは、「プロキシー・サブスクリプション」と呼ばれます。同一のサブスクリプションがすでに登録されている場合、ブローカーは再度登録することはありません。一度に 1 つのプロキシー・サブスクリプションのみが有効になります。同様に、クライアントがブローカーからサブスクリプションを登録解除する際、そのクライアントが、ブローカーがプロキシーを保持している唯一のクライアントである場合、ブローカーはその近隣からプロキシー・サブスクリプションを登録解除します。
内容ベース・フィルターは、プロキシー・サブスクリプションに含まれません。 メッセージのスーパーセットは、内容フィルターを指定したサブスクライバーが登録されているブローカーに受信される場合がありますが、 メッセージは、内容が一致する場合を除いて、 ローカル・サブスクライバーによってそのサブスクライバーには渡されません。
すべてのプロキシー・サブスクリプションは、PersistenceAsPublisherオプションで作成されます。こうして、メッセージはパブリッシャーが指定する持続性で近隣のブローカーに送達されます。 クライアント・サブスクリプション持続性オプションは、ローカル・ブローカー、 つまりクライアントが登録したブローカーでのみ有効です。
持続的な送達を要求するサブスクライバーは、一致するパブリケーション用の持続的なメッセージを常に受信します。 ただし、このメッセージは、これがパブリッシャーによって指定された場合、 ブローカー・ネットワークを通して非持続メッセージとして送達される可能性があります。 メッセージの送信中にパブリッシャーとサブスクライバーの間で問題が生じた場合、 サブスクライバーはサブスクリプション登録のオプションとして持続的な送達を指定したとしても、 そのメッセージを入手できない可能性があります。
2 つの隣接するブローカーに Real-timeInput ノードまたは Real-timeOptimizedFlow ノードの どちらかが入っている場合、ブローカーの一部として構成されるブローカー・ホストと ブローカー・ポート・パラメーターを使用して 2 つのブローカー間に接続が作成されます。
サブスクリプションおよび「プロキシー・サブスクリプション」は、 リアルタイム・トランスポートを使用してサブスクライブするクライアントの隣接するブローカーには転送されません。
リアルタイム・トランスポート・パブリケーション・メッセージは、 一致するリアルタイム・トランスポート・サブスクリプションがなくても、 すべての隣接するブローカーに転送されます。
マルチキャストのパブリッシュ/サブスクライブは、ネットワークの使用効率を高めるのに使用することができます。