SOAP 要求メッセージの変換

SOAP は、アプリケーション間でデータを送信するための、 W3C によって定義された XML ベースの言語です。 SOAP メッセージは、以下を含むエンベロープから構成されます。
  • オプションのヘッダー (1 つ以上のヘッダー・ブロックを含む)
  • 必須の本体。

共通エンベロープ・メッセージ形式 (SOAP など) の場合、エンベロープとそのエンベロープ内に存在できるメッセージの両方をモデル化する必要がある場合、メッセージ・マッピング・エディターを使用して、構成=「メッセージ」および内容の妥当性検査=「オープン」または「オープン定義」で定義される、モデル内の各ポイントで使用可能なメッセージから選択します。

許可される構成要素メッセージから選択することによって、マッピングを定義します。例えば、SOAP の場合、外部レベルのメッセージはエンベロープと呼ばれ、ボディと呼ばれる 1 つの必須の子エレメントを持ちます。これは、構成=「メッセージ」 でモデル化されます。 許可されたボディの内容を別々のメッセージ Msg1 ... MsgN でモデル化する場合、Envelope.Body.Msg1 という具合にマッピングを定義します。

タイプ構成メッセージを含む複合タイプ・エレメントの場合、メッセージ・マッピング・エディターは以下の規則に従います。
内容の妥当性検査 提供されるメッセージ
クローズ ワークスペース内の任意のメッセージ・セットで使用可能なメッセージ
オープン定義 ワークスペース内の任意のメッセージ・セットで使用可能なメッセージ
オープン タイプ構成がメッセージでない場合、メッセージ・マッピング・エディターは、オープンまたはオープン定義内容をサポートしません

組み込みメッセージのマッピング

タイプ構成メッセージを処理する場合、内容がオープンまたはオープン定義であれば (しかも子が定義されていない場合)、以下のようにサブマップを使用して組み込みメッセージをマップします。

  1. メイン・マップで、エンベロープおよびボディのレベル (ソースとターゲットの両方) を拡張してワイルドカード・メッセージを見つけ、ソースとターゲットの両方でこれを選択します。
  2. ソースまたはターゲットを右クリックして、「サブマップの新規作成」をクリックします。
  3. ダイアログ・ボックスで、ソース (例えば、reqmess) およびターゲット (例えば、rspmess) を選択します。
  4. メッセージ・マッピング・エディターでサブマップを開き、ソース (reqmess) とターゲット (rspmess) の間に適切なマッピングを作成します。
関連概念
メッセージ・モデル・オブジェクト: ワイルドカード属性
メッセージ・マッピングの概要
関連タスク
ワイルドカード・ソース用のサブマップの新規作成
関連資料
Web サービス・アプリケーション - SOAP
ワイルドカード・エレメントのプロパティー
ワイルドカード属性のプロパティー
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Copyright IBM Corporation 1999, 2006 最終更新: 08/21/2006
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