ブローカーにデプロイする準備としてメッセージ・フローをブローカー・アーカイブ (bar) ファイルに追加するとき、実行時の操作に影響を与える追加のプロパティーを設定できます。 ブローカー・アーカイブ・ファイルの「構成」タブを選択したとき、このようなプロパティーを表示および更新することができます。
メッセージ・フローで WebSphere MQ メッセージを処理する場合、メッセージの順序を制御するためにメッセージ・フローを構成することができます。 MQInput ノードの「順序モード」プロパティーをそれに応じて設定します。 さらに、「メッセージ・グループごとのコミット」および「論理順序」プロパティーも設定する必要があるかもしれません。
ブローカーは (MQOO_INPUT_SHARED オプションを使用して) 共有として入力キューを開くため、複数のブローカー・スレッドが同じ入力キューから読み込めるようにするために、SHARE プロパティーを使って入力キューが定義されていることを確認する必要があります。
ノード・プロパティーに関する情報については、MQInput ノードを参照してください。
「追加インスタンス」を 0 に設定した場合にのみ、このプロパティーを設定します。
デフォルト値 1 は、指定可能な最小値でもあります。 メッセージが高速に処理されるとき、すぐにコミットしなくても受信側アプリケーションに影響が及ばないならば、このプロパティーを変更して MQCMIT 呼び出しの頻度を少なくすることができます。
「コミット・カウント」を満たす十分な数のメッセージが受信されない場合でも、定期的にコミットを実行するには、「コミット・インターバル」を使用してください。
メッセージ・フローが WebSphere MQ メッセージを処理しない場合には、このプロパティーは影響しません。
時間間隔は秒単位で、小数点以下 3 桁まで (ミリ秒の細分度) の 10 進数として指定されます。 値は、0.000 から 60.000 の範囲になります。 デフォルト値は 0 です。
「追加インスタンス」を 0 に設定した場合にのみ、このプロパティーを設定します。
メッセージ・フローが WebSphere MQ メッセージを処理しない場合には、このプロパティーは影響しません。
メッセージ・フローが単一の作業単位で 2 フェーズ・コミット・プロトコルを使用してメッセージ処理およびデータベース更新を行う必要がある場合にのみ、整合トランザクションを使用してください。 つまり、メッセージの読み込みとデータベース更新の両方を実行するか、どちらも実行しないような場合です。
この値を変更する場合、ブローカーのキュー・マネージャーを正しく構成してください。 キュー・マネージャーを正しくセットアップしない場合、メッセージ・フローがメッセージを受信するときにメッセージがブローカーにより生成され、メッセージ・フローをグローバルに整合する必要があるものの、キュー・マネージャーの構成がこれをサポートしないことを示します。
どのデータベースがグローバル・トランザクションの参加者としてサポートされるかについては、サポートされるデータベース を参照してください。また、WebSphere MQ およびデータベース・マネージャーの構成方法については、「WebSphere MQ システム管理ガイド」を参照してください。
メッセージ・フローが WebSphere MQ メッセージを処理しない場合には、このプロパティーは影響しません。
UDP に関する紹介情報については、ESQL でのユーザー定義プロパティーを参照してください。
デプロイメント時に UDP を構成する方法については、デプロイメント時に UDP を使用してメッセージ・フローを構成するを参照してください。
さらに、メッセージ・フロー用のこれ以外の構成可能プロパティーを表示して更新することができます。 表示されるプロパティーは、メッセージ・フロー内のノードによって異なります。 一部のノードでは、構成可能プロパティーが 1 つも表示されません。 ほとんどの構成可能なノード・プロパティーはシステム関連プロパティーであるため、メッセージ・フローがデプロイされている各ブローカーごとに異なる可能性があります。 このようなプロパティーには、データ・ソース名、および WebSphere MQ キューとキュー・マネージャーの名前があります。 ノードの構成可能プロパティーの全詳細については、該当するノードの記述を参照してください。