新規メッセージ定義ファイルを作成するためにインポートできる IBM 提供メッセージの説明。
メッセージを XML パーサーとともに使用する場合、以下の点が当てはまります。
- 新規メッセージ定義ファイルを含むことになるメッセージ・セットが XML ワイヤー形式レイヤーを持っているものの、ネーム・スペース・サポートがない場合、インポートされた IBM 提供メッセージは変更されて、ネーム・スペースは除去されます。
そのため、IBM 提供メッセージをインポートする前にネーム・スペース・サポートを使用可能にすることをお勧めします。
- 新規メッセージ定義ファイルを追加しているメッセージ・セットが XML
ワイヤー形式レイヤーを持たないものの、
ネーム・スペース・サポートを持つ場合、
論理情報だけがモデル内に表示されます。
IBM 提供メッセージは、ネーム・スペースを除去するように変更されません。
IBM 提供メッセージをインポートする前か後に、物理層をメッセージ・セットに追加できますが、 物理層の追加はインポート前にすることをお勧めします。
- 新規メッセージ定義ファイルを追加しているメッセージ・セットが XML ワイヤー形式レイヤーを 持たず、ネーム・スペース・サポートを持たない 場合、論理情報だけがモデル内に表示され、インポートされた IBM 提供メッセージは変更されてネーム・スペースが除去されます。
インポートできる IBM 提供メッセージは以下のとおりです。
- SOAP メッセージ定義
- これは、SOAP XML メッセージの SOAP 定義部分をモデル化するもので、MRM、XMLNSC、または XMLNS パーサーとともに使用するのが最善です。
'soapenv' 定義は、SOAP メッセージのユーザー定義本文のラッパーとして使用される SOAP エンベロープをモデル化します。
'soapenc' 定義は、"rpc/encoded" スタイルの SOAP メッセージで使用する特定の構造体をモデル化します。
SOAP 標準のバージョン 1.1 および 1.2 について、別個の定義が提供されます。
- 複数パーツ MIME メッセージ定義
- これは、複数パーツ MIME メッセージの MIME 定義部分をモデル化するもので、メッセージ・ブローカーの MIME パーサーとともに使用する必要があります。
通常の複数パーツ MIME メッセージ (SOAP with Attachments または RosettaNet など) には、'mime_multipart' 定義を使用します。
個々のパーツ自体が複数パーツ MIME (例として S/MIME) になることがある複数パーツ MIME メッセージには、 'mime_nested_multipart' 定義を使用します。
- SAP IDoc メッセージ定義
- これは、ユーザー定義の内容の前にある IDoc の SAP 定義部分をモデル化します。
これは、メッセージ・ブローカーの IDOC パーサーとともに使用する必要があります。
- TimeoutRequest メッセージ定義
- これは、メッセージ・ブローカー TimeoutControl および TimeoutNotification ノードとともに使用される TimeoutRequest メッセージをモデル化します。
これは、任意のパーサーとともに使用することができます。