LOG ステートメント

LOG ステートメントは、レコードをイベント・ログまたはユーザー・トレース・ログに書き込みます。

構文

CATALOG
CATALOG はオプションの文節であり、省略されると、デフォルトとして WebSphere Message Broker の現在のバージョン・カタログになります。 現行バージョンの WebSphere Message Broker のメッセージ・カタログを明示的に使用するには、すべてのオペレーティング・システムで BIPV600 を使用します。
EVENT
レコードがイベント・ログに (および、ユーザー・トレースが使用可能な場合はユーザー・トレースにも) 書き込まれます。
EXCEPTION
現行の例外 (ある場合) がログに記録されます。
FULL
完全にネストされた例外レポートが (例外が入力ノードに達したかのように) ログに記録されます。FULL を指定しないと、包含する例外は無視され、元の例外のみログに記録されます。したがって、完全なレポートか、またはその時点で起きたことに関する追加情報のない単なる実際のエラー・レポートを記録できます。現行の例外は、ハンドラー・ブロック中のみにあることに注意してください (メッセージ・フローのエラー処理を参照)。
MESSAGE
使用されるメッセージの番号。指定する場合、MESSAGE 文節には、ヌル以外の整数値を戻す式を含めることができます。

MESSAGE を省略する場合、その値はデフォルトの、WebSphere Business Integration Message Broker カタログ中の、LOG および THROW ステートメントにより使用するよう指定されたメッセージ・ブロック中の最初のメッセージ番号 (2951) になります。メッセージ番号を入力する場合、メッセージ番号 2951 から 2999 が使用できます。あるいは、独自のカタログを生成することもできます。

SEVERITY
メッセージに関連付けられる重大度。指定する場合、SEVERITY 文節には、ヌル以外の整数値を戻す式を含めることができます。文節を省略する場合には、値はデフォルトで 1 に解釈されます。
USER TRACE
ユーザー・トレースが使用可能かどうかにかかわらず、レコードはユーザー・トレースに書き込まれます。
VALUES
メッセージへのデータ挿入の値を提供するには、オプションの VALUES 文節を使用します。任意の数の情報を挿入できますが、提供されているメッセージ (2951 から 2999 まで) の場合は 10 個の挿入のみ可能です。

一般的に LOG ステートメントは THROW ステートメントに似ていることに注意してください。

  -- Write a message to the event log specifying the severity, catalogue and message
  -- number. Four inserts are provided
  LOG EVENT SEVERITY 1 CATALOG 'BIPv600' MESSAGE 2951 VALUES(1,2,3,4);

  -- Write to the trace log whenever a divide by zero occurs
  BEGIN
    DECLARE a INT 42;
    DECLARE b INT 0;
    DECLARE r INT;

    BEGIN
      DECLARE EXIT HANDLER FOR SQLSTATE LIKE 'S22012' BEGIN
        LOG USER TRACE EXCEPTION VALUES(SQLSTATE, 'DivideByZero');

        SET r = 0x7FFFFFFFFFFFFFFFF;
      END;  
      SET r = a / b;
    END;  
    SET OutputRoot.XML.Data.Result = r;
  END;
関連概念
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関連資料
構文図: 使用可能なタイプ
ESQL のステートメント
RETURN ステートメント
サンプル・メッセージ
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Copyright IBM Corporation 1999, 2006 最終更新: 08/21/2006
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