WebSphere MQ Mobile Transport は、WebSphere MQ Everyplace を使用するモバイルおよびワイヤレス・アプリケーションに接続するサービスです。
WebSphere MQ Everyplace は主として、パーベイシブ・デバイスとのメッセージのやりとりと、パーベイシブ・デバイス同士の互いのメッセージのやりとり用に設計されているアプリケーションです。 それは通常は、携帯電話や PDA などの小型のハンドヘルド・デバイスです。
WebSphere MQ Everyplace の操作は WebSphere Message Broker の操作とは異なっています。つまり、WebSphere MQ Everyplace と共に機能するブローカーを使用する際の概念が異なっています。 特に、メッセージ・フォーマットが異なっており、メッセージを変換する必要があります。
WebSphere MQ Everyplace とブローカーの通信は、デプロイ済みメッセージ・フロー内で外部 MQe Gateway (ブリッジ・キュー・マネージャー とも呼ばれる) を使って行います。 WebSphere MQ Everyplace は別個にインストールする必要があり、その MQe Gateway を適切に構成する必要があります。 フローは MQInput ノードおよび MQOutput ノードを使用して、MQ 形式のメッセージを使用するゲートウェイと通信します。 次いでゲートウェイは、MQe 形式のメッセージを使用して MQe 装置と通信します。
以下の図は、これを視覚的に示しています。
WebSphere MQ Everyplace の構成に関するヘルプについては、この製品に付属の資料を参照してください。
以前のバージョンのブローカーからの MQe ノードを含むメッセージ・フローがあり、それらを使用したい場合、WebSphere MQ Everyplace ノードを含むメッセージ・フローのマイグレーションでそのマイグレーション方法を参照してください。