WebSphere MQ 接続

ブローカーが必要とするキュー・マネージャーへの WebSphere MQ 接続の数は、MQ リソースにアクセスするメッセージ・フローのアクションに依存しています。 キューにアクセスする各ブローカー・フローごとに、すべてのメッセージ・フロー・スレッドに対して、接続が 1 つずつ必要です。同一のスレッドの複数のノードが同じキュー・マネージャーを使用する場合、同じ接続が使用されます。

必要なキュー・ハンドルの数も、フローの動作に依存しています。キューにアクセスする各フローごとに、すべてのメッセージ・フロー・スレッドの固有のキュー名のそれぞれに対して、キュー・ハンドルが 1 つずつ必要です。同一のフロー中の同一のキュー名にアクセスするノードは、同じキュー・ハンドルを使用します。

ブローカーを始動する際、およびブローカーの実行時に、ブローカーは WebSphere MQ キュー・ハンドルを開きます。ブローカーはこれらのキュー・ハンドルをキャッシュに入れます。例えば、メッセージ・フロー・ノードが最初に使用する MQ リソースへのアクセスを開始した場合、キュー・マネージャーへの接続が開かれ、キューへの接続が開かれます。これは、そのメッセージ・フロー・ノードが初めてメッセージを処理するときに行われます。 MQInput ノードの場合は、フローの開始時に行われます。このキュー・ハンドルは、以下のようになるまで、開いたままです。
  • メッセージ・フローがアイドル状態になり、1 分間使用されていない
  • 実行グループが停止している
  • ブローカーが停止する
フローがアイドル状態の際には、入力ノードのキュー・ハンドルは解放されません。キュー・ハンドルが解放されるのは、メッセージ・フローを停止する際のみです。

WebSphere MQ 作業を実行するスレッドは、1 分間入力キューにメッセージが受信されないと、アイドル状態になります。許可されているアイドル時間は、読み取られる入力キューが空になった時点から開始されます。入力キューからメッセージ・フローがメッセージを取得すると、タイマーはリセットされます。

メッセージ・フローがアイドル状態の際に、実行グループは定期的に WebSphere MQ キュー・ハンドルを解放します。したがって、ブローカーによって保持される接続は、ブローカーによるそれらのリソースの現在の使用状況を反映します。

関連概念
メッセージ・フローの概要
関連資料
ユーザー・データベース接続
組み込みノード
特記事項 | 商標 | ダウンロード | ライブラリー | サポート | フィードバック
Copyright IBM Corporation 1999, 2006 最終更新: 08/21/2006
ac35400_