プロジェクト参照とは、 あるプロジェクトを別のプロジェクトから参照可能にするために設定できるプロパティーです。 あるプロジェクトが他のプロジェクトを参照すると、 参照先プロジェクトのファイルを再利用できるようになります。
例えば、プロジェクト内に再使用可能な ESQL サブルーチンのライブラリーを作成したい場合があります。 また、他のメッセージ・フローで再利用するためにメッセージ・フローの類似ライブラリーを作成したい場合もあります。 ライブラリー・プロジェクトにプロジェクト参照を追加すると、 そのサブルーチンまたはサブフローが使用可能になります。
プロジェクト参照の別の使用法として、ESQL またはマッピング・エディターで内容アシストを使用可能にするという方法があります。(「内容アシスト」は、コード・ステートメントを完成させる有効な方法を表示するコンテキスト・ヘルプです。) 例えば、ESQL コードを含むプロジェクトからメッセージ・セットを含むプロジェクトへのプロジェクト参照をセットアップすると、ESQL エディターは有効なメッセージ参照のリストを表示できるようになります。
その後、参照先プロジェクトまたはそれに含まれるオブジェクトを閉じるか削除する場合、 参照元プロジェクトはそれを使用できなくなり、エラーが生成されます。 閉じているプロジェクトを開くことにより、 または不足しているオブジェクトに適切な名前を付けて追加および保管することにより、エラーを訂正できます。