MQOptimizedFlow ノードは、高性能のパブリッシュ/サブスクライブ・メッセージ・フローを提供する完全なメッセージ・フローです。 このノードは、Java Message Service (JMS) アプリケーション・プログラミング・インターフェースおよび WebSphere® MQ Enterprise Transport を使用するパブリッシャーおよびサブスクライバーをサポートします。
このノードが提供できるパフォーマンス向上を利用するには、分散プラットフォームに WebSphere MQ バージョン 5.3 フィックスパック 10 をインストールしたことを確認する必要があります。 必要な JMS 構成の詳細については、フィックスパック 10 用の memo.ptf ファイルを参照してください。
このトピックには、以下のセクションが含まれています。
MQOptimizedFlow ノードについて簡潔に紹介し、このノードがどのように役立つかを説明します。
MQOptimizedFlow ノードの使用方法について説明します。
MQOptimizedFlow ノードの構成方法について説明します。
MQOptimizedFlow ノード上で構成可能なターミナルおよびプロパティーを定義します。
MQOptimizedFlow ノードを使用して、Publication ノードに接続した MQInput ノードから構成され、JMS を WebSphere MQ トランスポートに対して使用する、 パブリッシュ/サブスクライブ・メッセージ・フローを置き換えます。
MQOptimizedFlow ノードを使用すると、特に単一のパブリッシャーが単一のサブスクライバーに 持続パブリケーションを生成する場合に、パフォーマンスが向上します。
ワークベンチでは、MQOptimizedFlow ノードは次のアイコンで表されます。
MQOptimizedFlow ノードをメッセージ・フロー内で使用して、持続 JMS メッセージを 単一のサブスクライバーにパブリッシュします。
MQOptimizedFlow ノードにはターミナルがないので、他のメッセージ・フロー・ノードに接続することはできません。
メッセージ・フロー内に存在する MQOptimizedFlow ノードを、インスタンスごとに構成する必要があります。
これを行うには、メッセージ・フローのエディター・ビューでノードを右クリックして、「プロパティー」をクリックします。 ノードの「基本」プロパティーが表示されます。
「キュー名」プロパティーに、メッセージが検索される WebSphere MQ 入力キューの名前を指定します。
プロパティー・ダイアログ・ナビゲーターで「拡張」を選択し、 「トランザクション・モード」プロパティーの値として「はい」を選択します。
簡略説明または詳細説明 (あるいはその両方) を入力したい場合、 プロパティー・ダイアログ・ナビゲーターの「説明」を選択します。
「適用」をクリックすると、プロパティー・ダイアログを閉じずに MQOptimizedFlow ノードが変更されます。
「OK」をクリックすると、変更を適用してプロパティー・ダイアログを閉じます。
「キャンセル」をクリックすると、プロパティー・ダイアログを閉じて、プロパティーの変更をすべて破棄します。
MQOptimizedFlow ノードにはターミナルがありません。 これは完全なメッセージ・フローであり、他のメッセージ・フロー・ノードに接続してメッセージ処理を拡張することはできません。
以下の表は、ノード・プロパティーについて説明しています。 見出しが M の列は、そのプロパティーが必須かどうか、 つまりデフォルト値が定義されていない場合に値を入力する必要があるかどうかを示します。 これは、プロパティー・ダイアログ内でプロパティー名の隣にアスタリスクが表示されることにより示されます。 見出しが C の列は、そのプロパティーが構成可能であるかどうか、つまり bar ファイル内の値を変更できるかどうかを示します。
MQOptimizedFlow ノードの基本プロパティーについては、次の表に説明されています。
プロパティー | M | C | デフォルト | 説明 |
---|---|---|---|---|
キュー名 | はい | はい | none | このノードが、このメッセージ・フローで処理するためにメッセージを取り出す WebSphere MQ 入力ブリッジ・キューの名前。 |
MQOptimizedFlow ノードの拡張プロパティーについては、次の表に説明されています。
プロパティー | M | C | デフォルト | 説明 |
---|---|---|---|---|
トランザクション・モード | はい | いいえ | はい | 着信メッセージが同期点下で受信されるかどうか。 有効な値は、「自動」、「はい」、 および「いいえ」です。 |
MQOptimizedFlow ノードの説明プロパティーについては、次の表に説明されています。
プロパティー | M | C | デフォルト | 説明 |
---|---|---|---|---|
簡略説明 | いいえ | いいえ | ノードの簡単な説明 | |
詳細説明 | いいえ | いいえ | メッセージ・フロー内のノードの目的を説明するテキスト |