メッセージ・フロー・エディター

メッセージ・フロー・エディターは、 ワークベンチ でメッセージ・フローのグラフィカル表現を定義するため、 また個々のメッセージ・フロー・ノードのプロパティーを設定するために、 「ブローカー・アプリケーション開発」パースペクティブ が提供しているデフォルトのエディターです。

「リソース・ナビゲーター」ビューでメッセージ・フロー (.msgflow) ファイルを開くと、 ワークベンチ・ウィンドウのエディター領域でエディターが起動します。エディター領域では、組み込みノードやユーザー定義ノード、およびそれらの間の接続を選択して、 メッセージ・フローを定義します。

Message Brokers Toolkit バージョン 6.0 におけるパレット・プリファレンスの変更については、パレット・プリファレンスの変更を参照してください。

メッセージ・フロー・エディターのビュー

メッセージ・フロー・エディターには、以下のビューが含まれます。

「リソース・ナビゲーター」ビュー

「リソース・ナビゲーター」ビューには、ワークスペース内のすべてのリソース、 つまり、すべてのメッセージ・セット・リソースとすべてのメッセージ・フロー・リソースが表示されます。

「エディター」ビュー

「エディター」ビューには、現在開かれているリソースの内容が表示されます。 さらにこのビューでは、開いている各リソースがタブとして表示されるため、 リソースを瞬時に切り替えることができます。

開いているリソースが メッセージ・フローの場合は、「エディター」ビューの左下に、「グラフ」「ユーザー定義プロパティー」の 2 つのタブが あります。

「グラフ」が 選択されている場合 (これがデフォルトです)、メッセージ・フローのグラフィック表示が 「エディター」ビューに表示されます。

「エディター」ビューの左側には、 メッセージ・フローに入れることができるすべての使用可能なノードを含む パレット・バーがあります。デフォルトで、パレット・バーはメッセージ・フローのオープン時に縮小モードで表示されます。

パレットを開くには、次のいずれかの方法を使用します。

  • パレット・バーの縮小モード中にその上にマウスを移動します。 すると、パレット・バーは展開されます。 マウスをパレット・バーから遠ざけると、再び縮小されます。
  • パレット・バーの上部にある「パレットの表示」アイコンをクリックします。 マウスをパレット・バーから遠ざけると、パレット・バーが展開された 状態になります。パレット・バーを再び縮小するには、展開モード中にパレット・バーの上部にある「パレットの非表示」アイコンをクリックします。

デフォルトで、パレット・バーは「エディター」ビューの左側に連結されています。これを「エディター」ビューの右側に移動するには、縮小モード中にパレット・バーをクリックし、バーを「エディター」ビューの右側にドラッグします。

「ユーザー定義プロパティー」タブが 選択されている場合は、ユーザー定義プロパティー・エディターが開き、 メッセージ・フローのユーザー定義プロパティーを 変更できます。ユーザー定義プロパティー・エディターは、「ユーザー・プロパティー階層」ビューと 「詳細」ビューから構成されます。

「ユーザー・プロパティー階層」ビューには、「プロパティー・グループの追加」「プロパティーの追加」、および 「削除」の 3 つのアイコンがあり、プロパティー階層の 更新に使用できます。プロパティーを追加するときは、「詳細」ビューが開きます。 「詳細」ビューでは、プロパティー・タイプとデフォルト値を定義できます。

「アウトライン」ビュー

「アウトライン」ビューは、 メッセージ・フロー内の特定のノードまでナビゲートし、そのプロパティーを編集できるようにします。

「パレット」ビュー

「パレット」ビューには、選択してメッセージ・フローに組み込むことのできる選択可能ノードがリストされます。 「パレット」ビューが開かれていない場合、パレットを固定可能かつ連結可能な エレメントとしてメッセージ・フロー・エディターで使用できます。

「概要」ビュー

「概要」タブでは、簡易バージョンのフローが表示され、大規模で複雑なメッセージ・フローの要約として役立ちます。 「アウトライン」ビューの表示・非表示は、タブをクリックすると切り替わります。

「タスク」ビュー

「タスク」ビューには、メッセージ・フロー・ファイルの保管時にエディターの妥当性検査によって生成される、警告およびエラー・メッセージが表示されます。 エラーをダブルクリックすると、エディターにその位置が示されます (例えば、 ノードに必須プロパティーを設定していなかった場合は、 右のページにそのノードのプロパティー・ダイアログが開かれます)。

メッセージ・フロー・エディター・ツールバー

ツールバーのアイコンおよびそれらのアクションが、下記の表に示されています。

アイコン ラベル アクション

グリッド表示アイコン
マンハッタン すべてのノード接続を、一連の横線および縦線として表示します。

グリッド表示アイコン
グリッド表示 エディター領域の背景に、縦方向および横方向の点線のグリッドを表示します。

グリッド・プロパティー・アイコン
グリッド・プロパティー グリッド・マーカーの縦方向および横方向のスペーシングや、 エディター領域の境界線とグリッド・マーカーの開始点との間のギャップを定義します。

左揃え
左揃え 現在選択されているノードの左端をラインアップします。 複数のノードが選択されている場合にのみ使用可能です。

中央揃え
中央揃え 現在選択されているノードの横方向の中心点 (左右の間) をラインアップします。 複数のノードが選択されている場合にのみ使用可能です。

右揃え
右揃え 現在選択されているすべてのノードの右端をラインアップします。 複数のノードが選択されている場合にのみ使用可能です。

上揃え
上揃え 現在選択されているノードの上端をラインアップします。 複数のノードが選択されている場合にのみ使用可能です。

中央揃え
中央揃え 現在選択されているノードの縦方向の中心点 (上下の間) をラインアップします。 複数のノードが選択されている場合にのみ使用可能です。

下揃え
下揃え 現在選択されているノードの下端をラインアップします。 複数のノードが選択されている場合にのみ使用可能です。

分配ボックスを表示アイコン
分配ボックスを表示 現在選択されているノードの周囲に、長方形のボックスを表示します。

水平に分配アイコン
水平に分配 分配ボックス内の左端または右端の最も近いものに、現在選択されているノードをそろえます。

垂直に分配アイコン
垂直に分配 分配ボックス内の上端または下端の最も近いものに、現在選択されているノードをそろえます。
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Copyright IBM Corporation 1999, 2006 最終更新: 08/21/2006
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