「ブローカー管理」パースペクティブ

ここでは、1 つ以上の 構成マネージャー上で定義されたブローカー・ドメイン・リソース (ドメイン・オブジェクト とも呼ばれる) が管理されます。

一般に、このパースペクティブでは以下の作業を実行します。
  • ブローカー・ドメインのセットアップ (例えば、集合の作成など)。
    • ドメイン接続の作成および除去。
    • ブローカーの接続および除去。
  • 実行グループの追加および除去。
  • ブローカー・アーカイブ (bar) ファイルの作成およびデプロイ。
  • パブリッシュ/サブスクライブ のトピック階層の定義および管理。
  • サブスクリプションの照会、表示、および削除。
  • デプロイ・イベント・ログ項目の消去およびフィルター操作。
  • アラートの活動化、非活動化、フィルター操作、および消去。
  • アクセス制御リスト (ACL) の項目の追加、除去、および更新。

次の図は、Message Brokers Toolkit「ブローカー管理」パースペクティブを表示しています。図の「ドメイン」ビューは、Message Brokers Toolkit がデフォルト構成に接続されていることを示しています。

「ブローカー管理」パースペクティブの画面取り。

「ブローカー管理」パースペクティブは、ブローカー・ドメイン・リソースをナビゲートおよび更新することを可能にするいくつかのビューを備えています。

ブローカー管理ナビゲーター」ビュー

ここでは、任意のブローカー・ドメイン・リソース・ファイルの表示および処理を行います。 「ブローカー・アプリケーション開発」パースペクティブ内に作成されていた任意のリソース・ファイルをデプロイおよび削除することもできます。

ブローカー・ドメイン・リソース・ファイルは次のようなフォルダーに入っています。
ドメイン接続
複数のローカルおよびリモート構成マネージャーに定義されたドメイン接続が入っています。
ブローカー・アーカイブ
ブローカー・アーカイブ (bar) ファイルが入っています。
メッセージ・セット
メッセージ・セット (mset) ファイルが入っています。
メッセージ・フロー
メッセージ・フロー (msgflow) ファイルが入っています。

「ドメイン」ビュー

ここでは、ブローカー・ドメインが構成マネージャーに接続している場合に、 以下に挙げるブローカー・ドメイン・オブジェクトの表示および処理を行います。

  • ブローカー・トポロジー
  • トピック
  • サブスクリプション
  • イベント・ログ項目

ユーザーはこのビュー内のデプロイされた構成を管理することができます。オブジェクト上でダブルクリックすると、エディター・ビューで適切なエディターが起動します。 また、実行グループ上で bar ファイルをデプロイし、 メッセージ・セットやメッセージ・フローを開始および停止することもできます。

デフォルトでは、構成マネージャーに接続されてはいるが、通常の実行状態ではないドメイン・オブジェクトに対して、 アラート・アイコンが表示されます。 「アラート」ビューで使用可能なオプションを使用して、アラート・アイコンを表示しないように選択することができます。

「エディター」ビュー

任意のブローカー・ドメイン・リソースを開いて、そのデフォルト・エディターを「エディター」ビューで起動することができます。以下のデフォルト・エディターを使用できます。
ブローカー・トポロジー・エディター
ブローカー・ドメイン内のブローカーおよび集合の管理用。
トピック階層エディター
パブリッシュ/サブスクライブシステム内のトピックの管理用。
サブスクリプション照会エディター
パブリッシュ/サブスクライブシステム内のサブスクリプションの表示および削除用。WebSphere MQ Real-time Transport を使用するサブスクリプションは、サブスクリプション照会エディターに表示されません。
イベント・ログ・エディター
イベント・ログ項目の表示、消去、およびフィルター操作用。

「プロパティー」ビュー

ブローカー管理ナビゲーター・ビューで選択されたドメイン・オブジェクトに対するプロパティー名および値を表示します。

「アラート」ビュー

ドメイン・オブジェクトが構成マネージャーに接続されてはいるが、通常の実行状態ではない場合に、「アラート」ビューでアラートが表示されます。ドメイン・オブジェクトの通常の実行状態が開始されますが、 ユーザー・トレースやその他のいかなる特殊な処理も使用可能になりません。

「アラート」ビューは、ワークベンチ構成マネージャーに接続されている間、常時更新されます。

このビューから、アラートをフィルターに掛けたり、クリアしたり、除去したりすることができます。 また、アラートを止めることもできます。 これは、アラートを受けたオブジェクトとその親以外の、 「ドメイン」ビューの階層内のすべてのオブジェクトから、アラート・アイコンを除去します。

ドメインに新しいオブジェクトが追加されると、デフォルトでアラート・フィルター内で選択されます。したがって、自分または他の誰かが新しいオブジェクトをドメインに追加した後で、アラート・フィルターでのオブジェクトの選択を変更しなければならない場合があります。

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Copyright IBM Corporation 1999, 2006 最終更新: 08/21/2006
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