WebSphere Message Broker にインプリメントされた MIME ドメインは 全 MIME 標準をサポートしませんが、メッセージ・ベースのアプリケーションで使用する MIME 形式 (SOAP with Attachments および RosettaNet を 含む) はサポートします。
メッセージが複数パーツ・メッセージ用に MIME 標準を活用する場合に MIME ドメインを使用する必要があります。 MIME パーサーは論理ツリーを作成し、そのツリーにオリジナル・メッセージの 各パーツを別個の BLOB として保持します。個々の パーツは、ESQL または ResetContentDescriptor ノードを使用して、 必要に応じてさらに構文解析できます。
MIME パーサーはモデル主導の MRM パーサーではありませんが、論理ツリーを作成するために、ビット・ストリーム・メタデータに完全に依存していることに注意してください。同様に、MIME ツリーが ビット・ストリームに書き戻されるときに、MIME ドメインはツリー自体の構造および メタデータに依存します。このため、ビット・ストリームと論理ツリーの間のマッピング、および ContentType プロパティーとの関係について理解することが特に重要です。Content-Type 値を設定するには、MIME ドメインの ContentType プロパティーを使用します。
MIME 複数パーツ・メッセージ構造のモデルは IBM 提供メッセージ定義として使用可能であり、 「新規メッセージ定義ファイル」ウィザードを使用してメッセージ・セットに 追加できます。
これを行うには、Runtime Parser プロパティーが MIME である メッセージ・セットに適切な MIME 定義をインポートし、メッセージ・フロー・プロジェクトからこのメッセージ・セットへの プロジェクト参照をセットアップします。これにより、WebSphere Message Broker ESQL エディターが MIME ドキュメントの コーディングの完成をサポートできます。