Java ユーザー定義ノードのパッケージ化

始める前に

ユーザー定義ノードは Java で作成しなければなりません。 このノードは、 サンプル・ノード・ファイルで説明されている提供されているサンプル・ノードか、 Java でのメッセージ処理ノードまたは出力ノードの作成またはJava での入力ノードの作成の指示を利用して独自に作成したノードのいずれかにすることができます。

ユーザー定義ノードをパッケージするための次の 2 つの方法があります。
  • PAR
    Plug-in Archive (PAR) は、Java ユーザー定義ノードのためのデプロイメント単位です。 PAR にはユーザー定義ノード・クラスが入ります。それに加えて、依存関係として必要なら、JAR ファイルを入れることもできます。PAR ファイルは、.par というファイル拡張子が付いた ZIP ファイルです。 .par ファイルのディレクトリー構造は、以下の形式に従います。
    • /classes

      この場所にはユーザー定義ノード・クラス格納されます。

    • /lib

      この場所には、ユーザー定義ノードに必要な JAR ファイルが格納されます。 必ずしも JAR ファイルを組み込む必要があるとは限らないため、このディレクトリーはオプションです。

    以下の手順では、parexamplenode というユーザー定義ノード例をパッケージする方法を説明しています。この例で、PAR は par.example.parexamplenode.class に入ることになります。これには、JAR ファイルの依存関係 dependency.jar があります。
    1. ディレクトリー構造を作成します。以下に例を示します。
      • /classes/par/example/parexamplenode.class
      • /lib/dep.jar
    2. ZIP ユーティリティー・コマンドを発行して PAR を作成します。例を示します。

      jar cvf parexample.par classes lib

    PAR は、ブローカー・ドメインへのユーザー定義拡張機能のインストールで指定されている LIL パスに置く必要があります。

  • JAR

    ユーザー定義ノードは、単純な JAR を使用してパッケージできます。例えば、ノードが example/jarexamplenode.class で定義されているなら、jar cvf jarexample.jar example コマンドを使用して JAR を作成します。

    Java ユーザー定義ノードをパッケージする方法として望ましいのは、PAR ファイルを使用する方法です。なぜなら、すべての依存関係をノードと一緒にパッケージすることができ、各ノードが別個のクラス・ローダーにロードされるからです。 クラス・ロードについては、ユーザー定義ノードのクラス・ロードを参照してください。

デプロイメント依存関係

ユーザー定義ノードに外部パッケージが必要な場合、これを以下のいずれかの方法でデプロイできます。
  • 外部パッケージを、デプロイされる PAR の /lib ディレクトリーに追加できます。
  • 複数のノード・タイプの間で共用される外部パッケージの場合は、これを以下のいずれかの場所に追加できます。
    • <workpath>/shared-classes/ ディレクトリー。
    • CLASSPATH 環境変数。この場合、ブローカー・インストール済み環境にあるすべてのユーザー定義ノードがパッケージにアクセスできます。
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Copyright IBM Corporation 1999, 2006 最終更新: 08/21/2006
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