どのメッセージ・ドメインと形式を使用するか

作成されるそれぞれのメッセージ・セットはドメインを指定します。 ドメインは、そのメッセージ・セット内で定義されるすべてのメッセージの構文解析や書き込みをするときに使用されるパーサーを決定します。 それぞれのドメインは、メッセージの特定のクラス (固定長バイナリー、区切りテキスト、XML など) に適しています。 加えて、ドメインのなかには、いくつかの物理形式を サポートするものもあります (ワイヤー形式と呼ばれるときもあります)。 メッセージ・セットを作成するときは、どのドメインと物理形式を使用するかを決定する必要があります。

以下のいずれかのドメインを選択できます。
MRM
XML、固定形式バイナリー、およびフォーマット済みテキストを含む広範囲のメッセージをモデル化する場合。
XML、XMLNS、または XMLNSC
W3C XML 標準に準拠するメッセージ用。
JMSMap または JMSStream
Java Messaging Service 標準の WebSphere MQ インプリメンテーションによって生成されるメッセージ用。
IDOC
SAP IDoc 形式のメッセージ用。
MIME
SOAP with Attachments または RosettaNet などの複数パーツ MIME メッセージの処理用。
メッセージングの必要に最もよく適合するドメインを選択してください。

あるいは、独自のドメインを指定することもできます。 通常これは、WebSphere Message Broker を使用していて、 MRM または XML パーサーを使用する代わりに、 メッセージを解析するためのユーザー定義のパーサーを記述した場合に実行します。

関連概念
メッセージのモデル化の概念
メッセージをモデル化する理由
MRM ドメイン
XML ドメイン
JMS ドメイン
IDoc ドメイン
MIME ドメイン
MRM および XML ドメインの XML メッセージ
MRM ドメイン内の物理形式
関連タスク
メッセージ・モデルの開発
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Copyright IBM Corporation 1999, 2006 最終更新: 08/21/2006
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