メッセージ・セット・プロジェクトには、厳密に 1 つのメッセージ・セットに関連付けられたすべてのリソースが含まれています。
メッセージ・セットは、メッセージと、そのメッセージを構成するオブジェクト (エレメント、タイプ、
およびグループ) からなる論理グループです。
これには、「ブローカー・アプリケーション開発」パースペクティブ で作成および保守する以下のリソースが含まれます。
- messageSet.mset ファイル
- メッセージ・セット・ファイルには、
メッセージ・セットのすべての内容に共通のメッセージ・モデル・プロパティーが含まれます。
この中には、メッセージ・セットの物理形式定義も含まれます。
メッセージ・セット・プロジェクトには、厳密に 1 つのメッセージ・セット・ファイルが含まれていなければなりません。
デフォルト・エディター: メッセージ・セット・エディター
- .mxsd ファイル
- メッセージ定義ファイルには、
1 つ以上のメッセージの XML スキーマ形式、論理モデル、および関連する物理モデルが含まれます。
各メッセージ・セットには、そのプロパティーを記述するメッセージ定義ファイルが少なくとも 1 つ必要です。
同じメッセージ・セットの中にメッセージ定義ファイルがいくつも含まれている分には問題ありません。
必要であれば、特定のメッセージ定義ファイルに、別のメッセージ定義ファイルの XML スキーマ・オブジェクトを参照させることができます。
次のデータ構造のいずれかをインポートすることによって、
メッセージ・セットにメッセージ定義ファイルを作成することができます。
- XML スキーマ
- XML DTD
- C ヘッダー・ファイル
- COBOL コピーブック
これらのデータ構造のいずれかをインポートすると、
メッセージ定義ファイルとその内容が自動的に作成されます。
また別の方法として、自分で空のメッセージ定義ファイルを作成し、
そこにメッセージ定義を追加することもできます。
デフォルト・エディター: メッセージ定義エディター
- メッセージ・セット・モデルの旧バージョン
メッセージ定義には、以前には次の別個のファイルに保管されていた、
同じアプリケーション・データが含まれています。
- ワイヤー形式およびそのデフォルトのプロパティーを含む、
メッセージ・セット (MRProject)
- メッセージの固有の名前を提供し、そのエレメントを指定するメッセージ (MRMessage)
- メッセージ・ツリー内のノードを定義する、エレメント (MRElement)
- エレメントの構造を指定する、タイプ (MRType)
- メッセージ・モデル内のエレメントに適用される制約を指定する、宣言修飾子 (MRDeclaration Qualifier)
- .category ファイル
- メッセージ・カテゴリー・ファイルを使用すると、関連メッセージをグループ化する方法の選択肢が増えます。
例えば、これを文書の生成に使用したり、完全な要求/応答トランザクションを定義するメッセージの指定のような便利な目的に使用することもできます。
また、メッセージ・カテゴリー・ファイルを使用して、
Web サービス記述言語 (WSDL) 文書の生成を支援することもできます。
メッセージ・カテゴリー・ファイルはオプションであり、
さらに、同じメッセージ・セットの中に必要な数だけいくつでも含めることができます。
デフォルト・エディター: メッセージ・カテゴリー・エディター
メッセージ・セットを作成し、データを取り込むと、
アプリケーションで使用できるよう、いくつもの異なった表現でメッセージ・モデルを生成できるようになります。
- WebSphere Message Broker へのデプロイメントのためのメッセージ・ディクショナリー。
- XML メッセージを作成または処理するアプリケーションにより使用される W3C XML スキーマ。
- Web サービスのインターフェースを指定する Web サービス記述言語 (WSDL) 文書。
- ビジネス・アナリストや開発者が使用するための HTML 文書。