ユーザー・ネーム・サーバー

ユーザー・ネーム・サーバーは、パブリッシュ/サブスクライブ操作を実行するユーザーおよびグループの認証を提供する、オプションのランタイム・コンポーネントです。

ブローカーのパブリッシュ/サブスクライブ・サービスを使用するアプリケーションが存在する場合、メッセージがパブリッシュおよびサブスクライブされるトピックに対して追加レベルのセキュリティーを適用できます。 この追加セキュリティーはトピック・ベースのセキュリティーとして知られ、ユーザー・ネーム・サーバーによって管理されます。 これにより、誰がパブリッシュ可能で誰がサブスクライブ可能かについての管理制御が可能になります。 例えば、クライアント・アプリケーションが企業の機密の財務情報または人事明細を含むメッセージをパブリッシュする場合、ユーザー・ネーム・サーバーを使用してそれらのメッセージに対するアクセスを制限できます。

ユーザー・ネーム・サーバーはオペレーティング・システム機能とインターフェースして、ブローカー・ドメイン内の有効なユーザーおよびグループに関する情報を提供します。

ユーザー・ネーム・サーバーは、サポートされているどの操作環境でもインストール、作成、および開始できます。これらは、サポートされるプロセッサーおよびオペレーティング・システム要件にリストされています。

ユーザー・ネーム・サーバーは、ホスト・キュー・マネージャーを、構成マネージャーおよびブローカー・ドメイン中の 1 つのドメインと共用できます。 ブローカー・ドメイン中の他のブローカーと通信するために、ユーザー・ネーム・サーバーには送信側および受信側チャネルが必要です。

ユーザー・ネーム・サーバーと関連したリソース

ユーザー・ネーム・サーバーを作成するときに、以下のリソースも作成されます。
  • WebSphere MQ キュー・マネージャー (すでに存在する場合を除く)。 キュー・マネージャーは、ユーザー・ネーム・サーバーと同じ物理システム上に作成されます。 キュー・マネージャーは、構成マネージャー、単一のブローカー、またはその両方と共用できます。
  • ユーザー・ネーム・サーバーをホストする WebSphere MQ キュー・マネージャーに定義された、決められた名前のキューのセット。
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Copyright IBM Corporation 1999, 2006 最終更新: 08/21/2006
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