Linux および UNIX システム: syslog デーモンの構成

Linux および UNIX システム上では、(コマンド行ユーティリティーによって生成されたメッセージ以外の) WebSphere Message Broker メッセージはすべて syslog に送信されるため、ユーザー・メッセージを別のファイルに宛先変更すると便利です。

Linux または UNIX システムでブローカーを作成する前に、ユーザー・メッセージを user.log というファイルに宛先変更するよう syslog デーモンを構成します。

  1. root としてログオンします。
  2. 以下のコマンドを入力して、user.log というファイルを作成します。
    UNIX システムで、次のコマンドを入力します。
    touch /var/adm/user.log 
    chown root:mqbrkrs /var/adm/user.log 
    chmod 640 /var/adm/user.log
    Linux で、次のコマンドを入力します。
    touch /var/log/user.log 
    chown root:mqbrkrs /var/log/user.log 
    chmod 640 /var/log/user.log
  3. /etc/syslog.conf ファイルに次の行を追加して、デバッグ・レベル・メッセージをファイル user.log に宛先変更します。
    UNIX システムで、次のコマンドを入力します。
    user.info /var/adm/user.log
    Linux で、次のコマンドを入力します。
    user.info /var/log/user.log
    上記の例で、user info の代わりに user.* - を使用することもできます。
    • * は、通知、注意、警告、およびデバッグ・メッセージがキャッチされたことを意味します。
    • - は、syslog がファイルへの書き込みの後にそのファイルを同期化していないことを意味します。
    データがファイルに書き込まれた直後にマシンが破損した場合にそのデータが失われる可能性がありますが、パフォーマンスは向上します。
    通知メッセージ、警告メッセージ、およびエラー・メッセージを user.log に送信するため、同じような行を追加できます。
  4. syslog デーモンを再始動します。
    AIX で、次のコマンドを入力します。
    refresh -s syslogd
    HP-UX および Solaris で、次のコマンドを入力します。
    kill -HUP 'cat /etc/syslog.pid'
    Linux で、次のコマンドを入力します。
    /etc/init.d/syslogd restart
    または
    /etc/rc.d/init.d/syslogd restart
    (rc.d がソフト・リンクでないシステムの場合)

他の syslog オプションについては、該当するオペレーティング・システムの資料を参照してください。

関連概念
ログ
関連タスク
トラブルシューティングとサポート
ログの使用
Windows: ローカル・エラー・ログ の表示
関連資料
ローカル・エラー・ログ
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Copyright IBM Corporation 1999, 2006 最終更新: 08/21/2006
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