この例では、同じブローカーの別々の実行グループ上で実行されているメッセージ・フローが、同じシリアライゼーション・トークンを使用したとき、共用キューから一度にメッセージを取得することが許可されている MQInput ノードは 1 つだけであることを示しています。
同一のメッセージ・フロー MyFlowA が、ブローカー MQ01BRK 上の MYGroupA および MYGroupB と呼ばれる 2 つの実行グループにデプロイされます。
この場合、キュー・マネージャーがキュー共用グループに参加することは、要件となりません。入力キュー INQueue は、ファイル属性指定 QMGR で local として定義されます。
BIP2656I MQ01BRK MyGroupB 11 UNABLE TO OPEN QUEUE 'INQueue' ON WEBSPHERE BUSINESS INTEGRATION QUEUE MANAGER 'MQ01': BECAUSE SERIALIZATION TOKEN MyToken123ABC is already in use. NO USER ACTION REQUIRED
実行グループ MyGroupB 内のメッセージ・フロー MyFlowA は入力を処理できませんが、この理由は、引き渡したシリアライゼーション・トークンが、キュー・マネージャー内で (実行グループ MyGroupA 内のメッセージ・フロー MyFlowA にある MQInput ノードによって) 既に使用中であるためです。 このことは、メッセージ bip2623 内の理由コード 2271 (MQRC_CONN_TAG_IN_USE) に示されます。
最初の実行グループがオペレーターによって取り消されるか、異常終了するか、またはブローカー構成の再デプロイメント中に削除されると、2 番目の実行グループ内の入力ノードは、キュー INQueue から入力メッセージを取得できるようになります。
BIP2091I MQ01BRK MyGroupB 11 THE BROKER HAS RECONNECTED TO WEBSPHERE BUSINESS INTEGRATION SUCCESSFULLY : ImbCommonInputNode(785)
実行グループ MyGroupB 内のメッセージ・フロー MyFlowA は、共用キュー INQueue.QSG からのメッセージの処理を回復できるようになりました。
入力のシリアライゼーションは、排他的入力用に入力キューを構成することによって同様に実現できますが、これはリカバリー状態におけるメッセージの保全性を保証するものではありません。これを実現するのは、この例で示すようにシリアライゼーション・トークンを使用する方法だけです。