offset パラメーターは、構文解析を始めるメッセージ・バッファー内のオフセットを示します。 他のパーサーがメッセージの前の部分を所有している (例えば、MQMD ヘッダーは、メッセージ・ブローカーの内部パーサーによって構文解析されている) 可能性があるため、これは必須です。 オフセットは正の数で、バッファーのサイズより小さくなければなりません。 このインプリメンテーション関数によって、オフセットが有効であることを検査するように推奨します。 こうすることによって、前のパーサーにエラーがある場合の問題判別を向上させることができます。
パーサーは、所有権を持っている残りのバッファーのサイズを戻さなければなりません。これは、バッファーから現行のオフセットを引いたサイズ以下でなければなりません。
パーサーは、例えばルート・エレメントおよび他の分岐にナビゲートすることによって、構文エレメント・ツリーの他の部分の構文解析を実行しようとしてはなりません。 これが予測不可能な問題の原因となる可能性があります。
このインプリメンテーション関数が CPI_VFT 構造で提供されている場合、cpiParseBufferEncoded() または cpiParseBufferFormatted() のどちらも指定できません。指定した場合、cpiDefineParserClass() 関数は失敗し、CCI_INVALID_IMPL_FUNCTION の戻りコードが出されます。
定義されている場所 | タイプ | メンバー |
CPI_VFT | 条件付き | iFpParseBuffer |
int cpiParseBuffer( CciParser* parser, CciContext* context, int offset);
パーサーが所有権を持っているメッセージ・バッファーの残りの部分のサイズ (バイト数)。
この例は、サンプル・パーサー・ファイル BipSampPluginParser.c から取られています (428 行から 466 行)。
int cpiParseBuffer( CciParser* parser, CciContext* context, int offset, ){ PARSER_CONTEXT_ST* pc = (PARSER_CONTEXT_ST *)context ; int rc; /* Get a pointer to the message buffer and set the offset */ pc->iBuffer = (void *)cpiBufferPointer(&rc, parser); pc->iIndex = 0; /* Save size of the buffer */ pc->iSize = cpiBufferSize(&rc, parser); /* Prime the first byte in the stream */ pc->iCurrentCharacter = cpiBufferByte(&rc, parser, pc->iIndex); /* Set the current element to the root element */ pc->iCurrentElement = cpiRootElement(&rc, parser); /* Reset flag to ensure parsing is reset correctly */ pc->iInTag = 0; if (pc->trace) { fprintf(pc->tracefile, "PLUGIN: <- cpiParseBuffer() retvalue=%d¥n", pc->iSize); fflush(pc->tracefile); }