必要なコンポーネント・コードがインストールされている (つまり、必要とされる場合にはブローカー・コンポーネントがインストールされている、など) 製品の バージョン 6.0 インストールを持っていなければなりません。
マイグレーションを開始する前に、コントロール・センターのデバッグ・セッションを停止してください。 デバッグ中のメッセージ・フローをマイグレーションすることはできません。
mqsimigratecomponents コマンドは、レジストリーおよびファイル・システム、WebSphere MQ 定義、およびデータベース定義を更新します。このコマンドを発行しているユーザーが、これらのすべてのステップを実行する権限を持たない場合、コマンドの一部だけが実行されます。異なるユーザーが、自分が権限を持つ部分を実行して、全体的な結果を得ることができます。これは分割マイグレーションと呼ばれ、-1、-2、および -3 パラメーターを使用して実行されます。
1> use master 2> go 1> sp_dboption "BROKER1","ddl in tran",TRUE 2> go Database option 'ddl in tran' turned ON for database 'BROKER1'. Run the CHECKPOINT command in the database that was changed. (return status = 0) 1> use BROKER1 2> go 1> checkpoint 2> goここで、BROKER1 は Sybase ブローカー・データベースの名前です。
mqsimigratecomponents FIRSTBROKER -t 6.0.0.1
mqsimigratecomponents BROKERB -1 -2
mqsimigratecomponents BROKERB -1 mqsimigratecomponents BROKERB -2
マイグレーション検査は、実行中のコンポーネント対して実行できます。 これは、パフォーマンスに多少の不利益が生じることを除けば、コンポーネントに影響を与えません。 UNIX システムでは、検査を実行する前に odbc.ini ファイルをマイグレーションする必要があります (つまり、以前のものと同じデータ・ソース・セットを持つ新規フォーマットの odbc.ini ファイルを作成する必要があります)。なぜなら、検査コマンドはブローカー・データベースにアクセスできなければならないからです。
検査コマンドは、成功するか失敗するかのどちらかで、マイグレーションが成功するかどうかについてのメッセージを印刷します。しかし、プロセス中に変更は行われません。
このコマンドは、さまざまな操作の結果に応じて、考えられる大量の応答を生成することがあります。
このコマンドは、メッセージを生成する方法が他のコマンドと異なることに注意してください。メッセージは、プログラムの最後にバッチで生成されるのではなく、必要に応じて表示されます。データベース表をマイグレーションする場合、z/OS では分散システムよりも多くの出力が生成されます。
次の例は、バージョン 2.1 からバージョン 6.0 への BROKER1 のマイグレーションを検査します。
mqsimigratecomponents –c BROKER1 BIP8849I: キュー・マネージャー 'brkqm1' とデータ・ソース 'brkdb1' を持つブローカー 'BROKER1' (バージョン 2.1) がマイグレーション用に指定されました。 BIP8791I: 重複行検査が開始されました。 BIP8794I: テーブル BRMINFO に重複行はありません。 BIP8794I: テーブル BRMRTDDEPINFO に重複行はありません。 BIP8794I: テーブル BROKERRESOURCES に重複行はありません。 BIP8794I: テーブル BRMRTDINFO に重複行はありません。 BIP8794I: テーブル BRMWFDINFO に重複行はありません。 BIP8792I: 重複行検査をパスしました。 BIP8791I: 重複行検査が開始されました。 BIP8800W: No invalid topic syntax was detected in table BSUBSCRIPTIONS. BIP8800W: No invalid topic syntax was detected in table BPUBLISHERS. BIP8800W: No invalid topic syntax was detected in table BRETAINEDPUBS. BIP8797I: Topic syntax check succeded BIP8680I: 事前マイグレーション検査は正常終了しました。 BIP8071I: コマンドが正常に完了しました
次の例は、バージョン 2.1 からバージョン 6.0 への BROKER1 の自動マイグレーションを行います。
mqsimigratecomponents BROKER1 BIP8849I: キュー・マネージャー 'BROKER1' とデータ・ソース 'BROKERDB' を持つブローカー 'BROKER1' (バージョン 2.1) がマイグレーション用に指定されました。 BIP8755I: 値 'QueueManagerName' が新しいロケーションにコピーされました。 BIP8755I: 値 'DataSourceName' が新しいロケーションにコピーされました。 BIP8755I: 値 'DataSourceUserId' が新しいロケーションにコピーされました。 BIP8755I: 値 'DataSourcePassword' が新しいロケーションにコピーされました。 BIP8755I: 値 'LilPath' が新しいロケーションにコピーされました。 BIP8755I: 値 'ConfigurationTimeout' が新しいロケーションにコピーされました。 BIP8755I: 値 'ConfigurationDelayTimeout' が新しいロケーションにコピーされました。 BIP8755I: 値 'MigrationNeeded' が新しいロケーションにコピーされました。 BIP8755I: 値 'MQTrustedQueueManager' が新しいロケーションにコピーされました。 BIP8755I: 値 'UserNameServerQueueManagerName' が新しいロケーションにコピーされました。 BIP8755I: 値 'BrokerUUID' が新しいロケーションにコピーされました。 BIP8755I: 値 'AdminAgentPID' が新しいロケーションにコピーされました。 BIP8763I: 値 'QueueManagerName' が旧ロケーションから削除されました。 BIP8763I: 値 'DataSourceName' が旧ロケーションから削除されました。 BIP8763I: 値 'DataSourceUserId' が旧ロケーションから削除されました。 BIP8763I: 値 'DataSourcePassword' が旧ロケーションから削除されました。 BIP8763I: 値 'LilPath' が旧ロケーションから削除されました。 BIP8763I: 値 'ConfigurationTimeout' が旧ロケーションから削除されました。 BIP8763I: 値 'ConfigurationDelayTimeout' が旧ロケーションから削除されました。 BIP8763I: 値 'MigrationNeeded' が旧ロケーションから削除されました。 BIP8763I: 値 'MQTrustedQueueManager' が旧ロケーションから削除されました。 BIP8763I: 値 'UserNameServerQueueManagerName' が旧ロケーションから削除されました。 BIP8763I: 値 'BrokerUUID' が旧ロケーションから削除されました。 BIP8763I: 値 'AdminAgentPID' が旧ロケーションから削除されました。 BIP8768I: コンポーネント 'BROKER1' のレジストリー・マイグレーションが完了しました。 BIP8654I: ファイル・システム作成物を '' から 'C:¥Documents and Settings¥AllUsers¥Application Data¥IBM¥MQSI' に移動中です。 BIP8670I: データベース・マイグレーションが開始されました。 BIP8663I: 一時新規テーブルを作成中です。 BIP8664I: 既存テーブルから一時新規テーブルにマイグレーション中です。 BIP8665I: 既存のテーブルを除去中です。 BIP8666I: 新規テーブルを作成中です。 BIP8667I: 一時新規テーブルから新規テーブルにすべての行をコピー中です。 BIP8668I: 一時新規テーブルを除去中です。 BIP8669I: データベース・マイグレーションが正常に行われました。 BIP8785I: コンポーネント 'BROKER1' の WebSphere MQ キュー・マイグレーションを開始中です。 setmqaut コマンドが正常に完了しました。 BIP8786I: WebSphere MQ キュー 'SYSTEM.BROKER.AGGR.REQUEST' が作成されました。 setmqaut コマンドが正常に完了しました。 BIP8786I: WebSphere MQ キュー 'SYSTEM.BROKER.AGGR.CONTROL' が作成されました。 setmqaut コマンドが正常に完了しました。 BIP8786I: WebSphere MQ キュー 'SYSTEM.BROKER.AGGR.REPLY' が作成されました。 setmqaut コマンドが正常に完了しました。 BIP8786I: WebSphere MQ キュー 'SYSTEM.BROKER.AGGR.TIMEOUT' が作成されました。 setmqaut コマンドが正常に完了しました。 BIP8786I: WebSphere MQ キュー 'SYSTEM.BROKER.AGGR.UNKNOWN' が作成されました。 setmqaut コマンドが正常に完了しました。 BIP8786I: WebSphere MQ キュー 'SYSTEM.BROKER.TIMEOUT.QUEUE' が作成されました。 setmqaut コマンドが正常に完了しました。 BIP8786I: WebSphere MQ キュー 'SYSTEM.BROKER.INTERBROKER.MODEL.QUEUE' が作成されました。 setmqaut コマンドが正常に完了しました。 BIP8786I: WebSphere MQ キュー 'SYSTEM.BROKER.WS.INPUT' が作成されました。 setmqaut コマンドが正常に完了しました。 BIP8786I: WebSphere MQ キュー 'SYSTEM.BROKER.WS.REPLY' が作成されました。 setmqaut コマンドが正常に完了しました。 BIP8786I: WebSphere MQ キュー 'SYSTEM.BROKER.WS.ACK' が作成されました。 setmqaut コマンドが正常に完了しました。 BIP8786I: WebSphere MQ キュー 'SYSTEM.BROKER.IPC.QUEUE' が作成されました。 BIP8787I: WebSphere MQ キュー 'SYSTEM.BROKER.ADMIN.QUEUE' がクリアされました。 BIP8787I: WebSphere MQ キュー 'SYSTEM.BROKER.EXECUTIONGROUP.QUEUE' がクリアされました。 BIP8787I: WebSphere MQ キュー 'SYSTEM.BROKER.EXECUTIONGROUP.REPLY' がクリアされました。 BIP8787I: WebSphere MQ キュー 'SYSTEM.BROKER.IPC.QUEUE' がクリアされました。 BIP8789I: コンポーネント 'BROKER1' の WebSphere MQ キュー・マイグレーションが完了しました。 BIP8071I: コマンドが正常に完了しました
以下の例は、バージョン 2.1 から バージョン 6.0 への分割マイグレーションを示しています。
mqsimigratecomponents BROKER -1 mqsimigratecomponents BROKER -s 2.1.0.8 -2 mqsimigratecomponents BROKER -s 2.1.0.8 -3
以下の例は、バージョン 6.0 から バージョン 2.1 への分割マイグレーションを示しています。
mqsimigratecomponents BROKER -t 2.1.0.8 -2 mqsimigratecomponents BROKER -t 2.1.0.8 -3 mqsimigratecomponents BROKER -t 2.1.0.8 -1