独自のユーザー定義 ESQL ルーチンの作成および呼び出し

複合マッピングの場合、処理を実行する ESQL 関数を作成してから、その関数をメッセージ・マッピング・エディターから呼び出す方が良い場合があります。このトピックでは、出力フィールドの 1 つが、入力フィールドと追加テキストを連結することによって形成されるシナリオについて説明します。

この例で使用されるメッセージ・モデルは、以下のとおりです。
simple (message)
int (xsd:int)
str (xsd:str)
この例で使用される ESQL 関数コードは、以下のとおりです。
CREATE FUNCTION concatValues(IN val INTEGER, IN str CHAR) RETURNS CHAR
	BEGIN
return str || ' plus int val ' || CAST(val AS CHAR);
	END;
  1. 「ブローカー・アプリケーション開発」パースペクティブに切り替えます。
  2. マッピング・ノードを右クリックして、「マップを開く」をクリックします。
  3. デフォルトのプロジェクトおよび名前を受け入れて、「次へ」をクリックします。
  4. デフォルトの使用法を受け入れて、「次へ」をクリックします。
  5. 「データベース内のレコードを基にする」チェック・ボックスをクリアして、「次へ」をクリックします。
  6. ソース・メッセージ simple およびターゲット・メッセージ simple を選択して、「完了」をクリックします。
  7. 「接続」ペインで、加算記号 (+) をクリックすることによって、ソースおよびターゲットのツリーを開きます。
  8. 同様に、両サイドの simple ツリーをオープンします。
  9. 「ソース」ペインの int を選択して、「ターゲット」ペインの int までドラッグします。 線がそれらを結合し、マッピングが示されます。
  10. メッセージ・フローおよびメッセージ・マップが含まれるメッセージ・フロー・プロジェクトを右クリックして、「新規作成」 > 「メッセージ・フロー ESQL ファイル 」をクリックします。
  11. 名前がメッセージ・フローの名前と同じであることを確認して、「完了」をクリックします。
  12. 新規 ESQL ファイル (例えば、flowname.esql) を開き、このトピックで前述の ESQL 関数のコード例を入力します。
  13. ESQL ファイルを保管します。
  14. メッセージ・マッピング・エディターの「スプレッドシート」ペインで、str 項目の Value 列を選択します。
  15. 「編集」ペインで、関数呼び出しを入力します。 例えば以下のようにします。
    esql:concatValues($source/simple/int, $source/simple/str)
  16. 「ファイル」 > 「保管」をクリックしてマッピング・ファイルを保管します。
関連概念
メッセージ・マッピング・エディター
メッセージ・フロー、ESQL、およびマッピング
関連タスク
ESQL の開発
関連資料
メッセージ・マッピング・エディターの「スプレッドシート」ペイン
メッセージ・マッピング・エディターの「編集」ペイン
CREATE FUNCTION ステートメント
Mapping ノード
「ブローカー・アプリケーション開発」パースペクティブ
特記事項 | 商標 | ダウンロード | ライブラリー | サポート | フィードバック
Copyright IBM Corporation 1999, 2006 最終更新: 08/21/2006
ar25160_