z/OS でのブローカー・ドメインのバックアップ

以下のステップでは、ブローカー・ドメインをバックアップして、マイグレーションする場合や回復不能な障害の場合にブローカー・ドメインを復元可能にする方法を説明します。ブローカーのバックアップと回復を、構成マネージャーによってデプロイされるすべてのブローカーに拡張する必要があります。これらのステップを実行するのに必要なすべてのトピックは、このトピックの末尾の『関連情報』にリストされています。
コンポーネントをバックアップするには、以下のようにします。
  1. 各ブローカーを停止します。
  2. ファイル <broker directory>/registry/<broker name>/CurrentVersion/BrokerUUID の BrokerUUID 値をメモします。
  3. 構成マネージャーを停止します。
  4. mqsibackupconfigmgr コマンド、または JCL ジョブ BIPBUCM を使用して、構成マネージャーのデータ・リポジトリーをバックアップします。
  5. 各ブローカー・データベースをバックアップします。

コンポーネントを復元するには、以下のようにします。

  1. 構成マネージャー・ドメインの既存のコンポーネントを停止して除去します。
    1. Message Brokers Toolkit のドメインから切断します。
    2. 各ブローカーを停止します。
    3. 構成マネージャーを停止します。
    4. 各ブローカーを削除します。
    5. 構成マネージャーを削除します。
  2. コンポーネントを再作成します。
    1. 構成マネージャー・リポジトリーを作成します。
    2. 各ブローカーを作成します。
  3. コンポーネントを復元します。
    1. mqsirestoreconfigmgr コマンドを使用して構成マネージャー・リポジトリーを復元する (または JCL ジョブ BIPRSCM)。
    2. 各ブローカー・データベースを復元します。
    3. ファイル <broker directory>/registry/<broker name>/CurrentVersion/BrokerUUID を編集して、BrokerUUID を設定します。
    4. 構成マネージャーを始動します。
    5. 各ブローカーを始動します。
    6. Message Brokers Toolkit構成マネージャーに接続します。 接続すると、実行グループおよびフロー以外のブローカー・トポロジーが、構成マネージャーから再インポートされます。
    7. Message Brokers Toolkit にトポロジー構成をデプロイします。 デプロイすると、構成マネージャーが UUID をブローカーに付与します。
関連タスク
構成マネージャーの開始と停止
データベースの作成
コンポーネントの接続
パブリッシュ/サブスクライブ・トポロジーのデプロイ
z/OS でのブローカーの開始と停止
関連資料
サポートされるデータベース
mqsicreatebroker コマンド
mqsicreateconfigmgr コマンド
mqsistop コマンド
mqsistart コマンド
mqsideletebroker コマンド
mqsideleteconfigmgr コマンド
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Copyright IBM Corporation 1999, 2006 最終更新: 08/21/2006
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