メッセージをモデル化する特殊文字の指定

ワークベンチ内にいくつかの異なるタイプの特殊文字を指定することができます。 メッセージ・セット、タイプ、およびタイプ・メンバーのための特殊文字を指定できます。 あるタイプ用に値を設定すると、 その値を定義されているメッセージ・セット用に設定されている対応する値がオーバーライドされます。

特殊文字の値は、以下のいずれかの方法によって指定できます。

  1. 1 つ以上の文字のリテラル・ストリング。
  2. ニーモニック値として。
  3. ニーモニックとリテラルの組み合わせ。

特殊文字のタイプは、以下の表に説明されています。

特殊文字のタイプ 説明 プロパティーの設定対象
グループ標識 これはメッセージ内のグループまたは複合タイプの開始を示すストリングです。 メッセージ・セット、タイプ
グループ・ターミネーター これはメッセージ内のグループまたは複合タイプの終了を示すストリングです。 メッセージ・セット、タイプ
タグ・データ区切り文字 これはタグをデータから分離するためのストリングです。 メッセージ・セット、タイプ
区切り文字 これはデータ・エレメントを互いに分離するために使用するストリングです。 メッセージ・セット、タイプ
反復エレメント区切り文字 これは反復データ・エレメントを互いに分離するために使用するストリングです。 タイプ・メンバー

そのため、複合タイプを作成して「データ・エレメント分離」プロパティーを「タグ付き区切り」に、「グループ標識」プロパティーを左中括弧 ({) に、「グループ・ターミネーター」を右中括弧 (})に、「タグ・データ区切り文字」をコロン (:) に、そして「区切り文字」をアスタリスク (*) にそれぞれ設定した場合、 ビット・ストリームの形式は次のようになります。

{tag1:data1*tag2:data2*tag3:data3}

一部のメッセージ形式では、以下の 2 つの例に示すように特殊文字が各エレメントの前または各エレメントの後に指定されます。

:data1:data2:data3

data1:data2:data3:

これらの形式をモデル化するには、「データ・エレメント分離」値、 「区切り文字」値、「グループ標識」値、 および「グループ・ターミネーター」値を組み合わせて使用します。

最初の例では、「データ・エレメント分離」を 「全エレメントを区切る」に、「区切り文字」をコロン (:) に、そして「グループ標識」をコロン (:) にそれぞれ指定します。

2 番目の例では、「データ・エレメント分離」を 「全エレメントを区切る」に、「区切り文字」をコロン (:) に、そして「グループ・ターミネーター」をコロン (:) にそれぞれ指定します。

関連概念
メッセージのモデル化
メッセージ・モデル
TDS 形式: 論理モデルとの関係
関連タスク
メッセージ・モデルの開発
メッセージ・モデル・オブジェクトの処理
関連資料
メッセージ・モデルの参照情報
メッセージ・モデル・オブジェクトのプロパティー
追加の MRM ドメイン情報
追加の TDS 情報
メッセージの特性
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Copyright IBM Corporation 1999, 2006 最終更新: 08/21/2006
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