mqsimigratemsgsets コマンド

サポートされるプラットフォーム

  • Windows
  • Linux (x86 プラットフォーム)

目的

mqsimigratemsgsets コマンドは、拡張子 .mrp のファイルをすべて、-d パラメーターで指定したディレクトリーにインポートします。他の拡張子のファイルは無視されます。
注:
  1. このコマンドは、バージョン 2.1 リリースから WebSphere Message Broker バージョン 6.0 Message Brokers Toolkit への単方向マイグレーション用です。
  2. バージョン 5.0 からバージョン 6.0 にマイグレーションする場合、必要な作業は、バージョン 5.0 のメッセージ・セット・プロジェクトをバージョン 6.0 ワークスペースにロードすることのみです。こうすると、このプロジェクトを保管する際に、バージョン 6.0 形式で保管されます。
  3. このコマンドを呼び出す前に、Message Brokers Toolkit セッションを停止させてください。
  4. 非常に大きな .mrp ファイルをインポートしている場合は、mqsimigratemsgsets コマンドが Java OutOfMemoryException によって終了するかもしれません。

    -d ディレクトリーに複数の .mrp ファイルが含まれる場合、繰り返しコマンドの実行を試行してください。1 つの .mrp ファイルずつ -d ディレクトリーを指定して実行します。

    あるいは、mqsimigratemsgsets 引数 -vmargs -Xmx<nnn>M (<nnn> は MB 単位のメモリー数) を使用して、使用可能メモリー量を増やすこともできます。以下に例を示します。
    mqsimigratemsgsets ... -vmargs -Xmx256M

デフォルト・ファイル名の mqsimigratemsgsets.report.txt というレポート・ファイルが、コマンド呼び出しのレコードとして生成されます。-log パラメーターを指定すると、レポート・ファイルのデフォルト名と場所をオーバーライドできます。また、-v パラメーターを指定すると、レポート・ファイルに付加的な情報を追加できます。

Windows オペレーティング・システムでは、mqsimigratemsgflows.exe ファイルは <toolkit install>/eclipse ディレクトリーにあります。 同様に、Linux (x86 プラットフォーム) オペレーティング・システムでは、mqsimigratemsgflows ファイルは <toolkit install>/eclipse ディレクトリーにあります。

構文

パラメーター

ほとんどの場合、必要なのは、-d パラメーターと -data パラメーターを使用して、.mrp ファイルとワークスペースの場所を指定することだけです。

-d <Directory>
(必須) インポートする .mrp ファイルを含む、絶対または相対のディレクトリー・パス。
-data <workspacepath>
(必須) プロジェクトを作成するワークスペースのパス。

ワークスペースの位置は、プロジェクトのデフォルトの位置でもあります。 相対パスは、コマンドが開始されたディレクトリーに対して相対であると解釈されます。

-rm
(オプション) すでに存在していれば、メッセージ・セット・プロジェクトを置き換えます。メッセージ・セット・プロジェクトがすでに存在する場合、このパラメーターが指定されていなければ、警告メッセージが発行され、.mrp ファイルは無視されます。
-g
(オプション) 常にグローバル・エレメントおよびグローバル複合タイプを作成します。
-pl
(オプション) 接頭部付きの ID のあるエレメントの場合、複数回参照される場合でも常にローカル・エレメントを作成します。このオプションは、レポート・ファイル内に BIP0195 警告メッセージが記載され、インポート後にタスク・リスト中に関連した重複エレメント・エラーが表示される場合のみ使用してください。
-log <filename>
(オプション) 生成されたレポート・ファイルの名前と場所
-v
(オプション) 何が作成されたかを正確に詳述する冗長なレポートを作成するようインポーターに指示します。
-part
(オプション) メッセージ・セットが分割できるほど大きい場合、メッセージ・セットを複数の .MXSD ファイルに分割します。

このコマンドによって作成される内容とその他留意点について詳しくは、バージョン 2.1 からのメッセージ・セットのマイグレーション を参照してください。

許可

このコマンドを呼び出すための特定の権限は必要ありません。

mqsimigratemsgsets -d c:¥wmqi¥test -v
mqsimigratemsgsets –d c:¥wmqi¥test –v –pl 
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Copyright IBM Corporation 1999, 2006 最終更新: 08/21/2006
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