トピックのセマンティクスと使用法

アプリケーションの作成時、トピック・ツリーの設計をする場合には、 トピック名構文およびセマンティクスの次の原則を考慮に入れる必要があります。
  • トピック名は、大/小文字を区別します。

    例えば、"ACCOUNTS" と "Accounts" は 2 つの異なるトピックです。

  • トピック名にはスペース文字を組み込むことができます。

    例えば、"Accounts payable" は有効なトピックです。

  • 先行する "/" 文字は別個のトピックを作成します。

    例えば、"/USA" と "USA" とは別個であり、 "/USA' と "+/+" および "/+" は一致します。しかし、"+" とは一致しません。

  • '//' を含むトピック名は有効な名前ではありません。このような名前のトピックにサブスクライブしようとすると、エラーが発生します。
  • トピックにはヌル文字 (ユニコード ¥x0000) を組み込まないでください。
  • ワイルドカード文字 "+" と "#" は、トピック・レベル内で任意の他の文字 ("+" と "#" 自体も含むが、トピック・レベル分離文字 "/" は除く) と混合している場合には、ワイルドカードとして扱われません。
次の原則は、トピック・ツリーの構造および内容に適用します。
  • トピック・ツリーのレベル数には、制限はありません。
  • トピック・ツリーのレベル名の長さには、制限はありません。
  • 「ルート」ノードはいくつでも存在できます。つまり、トピック・ツリーの数にも制限はありません。 これらは、ルート "" の下で定義されます。これはすべてのルート・ノードのルートです。 対応するトピック名はありませんが、"topicRoot" と呼ばれます。 アプリケーションは、この仮想ルートに対してパブリッシュまたはサブスクライブすることはできません。
  • ルート "$SYS" および "$ISYS" を持つトピック・ツリーは、 WebSphere Message Broker での使用専用に予約されています。

    トピックに基づくセキュリティーを使用している場合、 定義されるトピック「アクセス制御リスト (ACL)」の内容に関係なく、 これらのトピックでメッセージのパブリッシュができ、"$ISYS" のトピックを持つ メッセージにサブスクライブできるのはブローカーだけです。

    トピックに基づくセキュリティーと ACL については、トピック・ベースのセキュリティーを参照してください。

関連概念
トピック
関連資料
トピックでの特殊文字
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Copyright IBM Corporation 1999, 2006 最終更新: 08/21/2006
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