構成マネージャー・プロキシー (CMP) とは、アプリケーション・プログラミング・インターフェースの一種で、アプリケーションでこれを使用すると、構成マネージャーへのリモート・インターフェースによりブローカー・ドメインを制御できます。
CMP を構成する Java クラスのセットにより、
構成マネージャーの機能やリソースへの完全アクセス権がアプリケーションに与えられます。
例えば、CMP を使用すると、
構成マネージャーと対話して以下のことを行えます。
- bar ファイル、パブリッシュ/サブスクライブ・トポロジー、トピック・ツリー、およびブローカー構成をデプロイする。
- パブリッシュ/サブスクライブ・トポロジーを変更する。ブローカー、ブローカー接続および集合の追加と除去を行う。
- 実行グループを作成、変更、および削除する。
- ドメイン内のオブジェクトの状況 (実行状態など) を照会および設定し、状況が変更された場合に通知を受ける。
- トピック階層を操作する。
- ブローカー・イベント・ログとアクティブ・サブスクリプション表を表示する。
- ドメイン・アクセス制御リストを変更する (バージョン 6.0 構成マネージャーに接続している場合のみ)。
CMP は、ユーザー・アプリケーションの Java 仮想マシン (JVM) の内部で、論理的にユーザー・アプリケーションと
構成マネージャーの間に位置する Java クラスの軽量セットです。機能させるためには、以下に示されている Java の
WebSphere MQ クラスが必要になります。
CMP アプリケーションは、構成マネージャー (WebSphere MQ Java バインディング・トランスポートを使用するキュー・マネージャーへの JNI) と同じ物理マシン上に置くこともできますし、TCP/IP ネットワーク上 (WebSphere MQ Java クライアント・トランスポートを使用する WebSphere MQ SVRCONN チャネル) に分散して置くこともできます。
CMP は、同じアプリケーション内から複数の
構成マネージャーと通信することが可能です。
API を使用すると、以下の製品の
構成マネージャーへの接続および操作が可能になります。
- IBM WebSphere Business Integration Event Broker バージョン 5.0
- IBM WebSphere Business Integration Message Broker バージョン 5.0
- IBM WebSphere Business Integration Message Broker with Rules and Formatter Extension バージョン 5.0
- WebSphere Event Broker バージョン 6.0
- WebSphere Message Broker バージョン 6.0
バージョン 5.0 の構成マネージャーにより制御されるドメインは、バージョン 2.1 とバージョン 5.0 のブローカーを含めることができ、いずれのバージョンに対しても CMP でデプロイできます。さらに、物理マシンごとにバージョン 5.0 の構成マネージャーを 1 つだけしか実行できませんが、単一の CMP アプリケーションが複数のバージョン 5.0 の構成マネージャーに接続することは可能です。