リソース

ワークベンチ内に存在するプロジェクト、フォルダー、およびファイルは、リソースと呼ばれます。これらをまとめてワークスペースと呼び、これらはローカル・ファイル・システムに置かれます。

デフォルトでは、リソース (およびそのメタデータ) はワークスペース・ディレクトリーに存在します。 ワークスペース・ディレクトリーは、Message Brokers Toolkit の初回開始時に作成されます。 Windows の場合、デフォルトのワークスペース・ディレクトリーは C:¥Documents and Settings¥user¥IBM¥wmbt6.0¥workspace に作成され、Linux の場合、デフォルトのワークスペース・ディレクトリーは /home/user/IBM/wmqi6.0/workspace に作成されます (user はログオンの際に使用するユーザー名です)。 プロジェクトは、ワークスペース・ディレクトリーだけでなく、それ以外のディレクトリーにも作成できます。 Message Brokers Toolkit の始動中のプロンプト時に新規ロケーションを指定することによって、複数のワークスペースを維持することができます。

一般に、「リソース・ナビゲーター」ビューで編集するために、 任意の ワークベンチ・リソースを開いたり、表示したりします。 例外は、ブローカー・ドメイン・リソース (ドメイン・オブジェクトとも呼ばれる) で、 これは、「ブローカー管理」パースペクティブ「ブローカー管理ナビゲーター」ビューで編集するために、 表示したり開いたりします。

以下の図は、「ブローカー・アプリケーション開発」パースペクティブ「リソース・ナビゲーター」ビューのサーバー・プロジェクト、メッセージ・フロー・プロジェクト、およびメッセージ・セット・プロジェクトを示しています。

「ブローカー・アプリケーション開発」パースペクティブの「リソース・ナビゲーター」ビューの画面取り

リソースのタイプ

リソースには以下の 3 つの基本タイプがあります。
ファイル
これはファイル・システムでのファイルに相当します。 メッセージ・フロー・ファイル、メッセージ・セット定義ファイル、ESQL ファイル、マッピング・ファイル、XML スキーマ・ファイル、ブローカー・アーカイブ・ ファイルなど、ファイルのタイプが異なればそこに保持されるリソースのタイプも異なります。ファイル・タイプは、Message Brokers Toolkit のリソース・タイプにリストされています。
フォルダー
これはファイル・システムでのディレクトリーに相当します。 フォルダーはプロジェクトまたは他のフォルダーの中に含まれています。 フォルダーは、ファイルおよび他のフォルダーを含むことができます。
プロジェクト
プロジェクトには、フォルダーおよびファイルが含まれます。 プロジェクトを使用して、ビルド、バージョン管理、共用、およびリソース編成を行うことができます。フォルダーと同様に、プロジェクトはファイル・システムでのディレクトリーにマップします。 プロジェクトを作成するとき、ファイル・システム内での位置を指定します。 デフォルトでは、プロジェクトはワークスペース・ディレクトリーに作成されます。

プロジェクトは開いている か、閉じている かのどちらかです。ワークベンチで開いているプロジェクトを表示および変更することができます。閉じたプロジェクトは表示または変更できません。 閉じたプロジェクトのファイルとフォルダーはワークベンチに表示されませんが、それらはローカル・ファイル・システム内にまだ存在します。

閉じたプロジェクトは開いているプロジェクトほどメモリーが必要ではありません。

以下を行うことができます。
  • ワークベンチ にプロジェクトを追加します。
  • 外部リポジトリーにプロジェクトを保管し、バージョン管理します。
  • 他のユーザーのワークベンチからプロジェクトをコピーします。

プロジェクト・タイプは、Message Brokers Toolkit のリソース・タイプにリストされています。

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Copyright IBM Corporation 1999, 2006 最終更新: 08/21/2006
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