ESQL の概要

拡張構造化照会言語 (ESQL) は、メッセージ・フロー内のデータを定義および操作するために、WebSphere Message Broker によって定義されたプログラム言語です。

このセクションでは、ESQL の概要情報を示します。
先に進む前に、以下の情報をお読みください。

ESQL は、DB2 などのリレーショナル・データベースで共通に使用される構造化照会言語 (SQL) に基づいています。ESQL は SQL 言語の構成を拡張して、メッセージ・フロー内のノードの動作を定義するためにメッセージおよびデータベース内容を処理できるようにします。

メッセージ・フロー内のノードをカスタマイズするために作成する ESQL コードは、メッセージ・フロー・プロジェクトに関連した通常 <message_flow_name>.esql という名前の ESQL ファイルの中で定義されます。ESQL は、以下の組み込みノードで使用できます。

また ESQL を使用すると、以下の組み込みノードで使用できる関数およびプロシージャーを作成できます。

メッセージ・フロー内で ESQL を正しく効果的に使用するには、以下の概念について理解することも必要です。

作成したコードをデバッグするには、フロー・デバッガーの一部である ESQL デバッガーを使用します。 デバッガーは ESQL コード・ステートメントごとにステップスルーし、実行されているコードの各行の結果を表示し、チェックすることができます。
注: 以前のリリースには数種類のデバッガーがあり、各デバッガーは特定の種類のコード (ESQL、メッセージ・フロー、Java など) を処理していました。バージョン 6 では、これらの別個のデバッガーが 1 つのデバッガーに統合されて単に「デバッガー」という名前となり、すべての種類のコードを処理するようになりました。
関連概念
メッセージ・フローの概要
メッセージ・ツリー
メッセージ・フロー、ESQL、およびマッピング
メッセージ・マッピングの概要
ESQL ノードおよびデバッグ
関連タスク
メッセージ・フローの作成
メッセージ・マッピングの開発
ESQL の作成
ESQL のデバッグ
関連資料
組み込みノード
ESQL 参照
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Copyright IBM Corporation 1999, 2006 最終更新: 08/21/2006
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