ESQL での特殊文字、大/小文字の区別、およびコメント

以下のセクションでは、ESQL で使用する特殊文字、大/小文字の区別、およびコメントの扱い方が説明されています。

特殊文字

記号 名前 使用法
; セミコロン ESQL ステートメントの終わり
. ピリオド フィールド参照区切り文字または小数点
= 等しい 比較または代入
> より大 比較
< より小 比較
[] 大括弧 配列添え字
' 単一引用符 ストリング定数、日時、および 10 進数リテラルを囲む

ストリング・リテラル内で単一引用符をエスケープするには、単一引用符を 2 つ使用する必要があります。

|| 二重垂直バー 連結
() 括弧 式の区切り
" 引用符 ID 区切り文字
* アスタリスク 任意の名前または乗算
+ プラス 加算
- マイナス 減算、日付区切り文字、または否定
/ スラッシュ 除算
_ 下線 LIKE 単一ワイルドカード
% パーセント LIKE 複数ワイルドカード
\ 円記号 LIKE エスケープ文字
: コロン ネーム・スペースおよび時間リテラルの分離文字
, コンマ リスト区切り文字
<> 不等号 等しくない
-- 二重マイナス ESQL の 1 行コメント
/* */ スラッシュ・アスタリスク・アスタリスク・スラッシュ ESQL の複数行コメント
? 疑問符 PASSTHRU での置換変数
<= より小か等しい 比較
>= より大か等しい 比較
/*!{ }!*/ 実行可能コメント ツール検査の迂回

ESQL 構文の大/小文字の区別

ESQL ステートメントの大/小文字は次のようになっています。
  • フィールド参照リテラルでは大/小文字の区別あり
  • ESQL 言語のワードでは大/小文字の区別なし

コメント

ESQL のコメントには、1 行コメントと複数行コメントの 2 つのタイプがあります。1 行コメントは、-- 文字で開始し、行の最後で終了します。

演算式では、うっかり行のコメントを開始してしまうことがないように注意する必要があります。例えば、次の式で考えてみます。
1 - -2
式から空白をすべて除去すると、次のようになります。
1--2

これは数値 1 に行コメントが続いている、と解釈されます。

複数行コメントは、ESQL 内の任意の場所の /* で開始し、*/ で終了します。

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Copyright IBM Corporation 1999, 2006 最終更新: 08/21/2006
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