複合タイプをネスティングする際の制限

グループを別のグループまたは複合タイプ内に組み込む場合、 ネストされるグループの「データ・エレメント分離」プロパティーは、親グループまたは複合タイプの「データ・エレメント分離」プロパティーと互換性がなければなりません。 例えば、親プロパティーを「固定長」に設定して、 子プロパティーを「タグ付き区切り」に設定することはできません。 それは、「タグ付き区切り」「タグ付き区切り」構造が未知であり、 親の定義に関して競合が生じるためです。 グループが 3 つ以上のレベルにネストされる場合、各ネストされるグループの 「データ・エレメント分離」プロパティーは、 その親グループのすべてと互換性がなければなりません。

互換性の規則は、以下に示す、複合タイプをネストする際の許可オプションの表にリストされています。

 
タグ付き区切り、タグ付きエンコードの長さ 全エレメントを区切る、可変長エレメントを区切る 固定長、固定長 AL3 タグ付き固定長 データ・パターンの使用
タグ付き区切り、タグ付きエンコードの長さ 許可される 許可される 許可されない 許可されない 許可される
全エレメントを区切る、可変長エレメントを区切る 許可される 許可される 許可されない 許可されない 許可される
固定長、固定長 AL3 許可される 許可される 許可される 許可される 許可される
タグ付き固定長 許可される 許可される 許可されない1 許可される 許可される
データ・パターンの使用 許可される 許可される 許可される 許可される 許可される
注:
  1. 外部レベルに「固定長」または 「固定長 AL3」の「データ・エレメント分離」が使用されている場合、 「タグ付き固定長」は、内部レベルに存在することはできません。 それは、「タグ付き固定長」の項目が不特定の回数反復することがあるためです。 「固定長」および「固定長 AL3」は、 一定のバイト数を移動することによって構文解析されます。そのため、反復回数にばらつきがあると、構文解析の必要なバイト数を計算できないということです。
関連概念
メッセージのモデル化
メッセージ・モデル
TDS 形式: 論理モデルとの関係
関連タスク
メッセージ・モデルの開発
メッセージ定義ファイルの処理
メッセージ・モデル・オブジェクトの処理
関連資料
メッセージ・モデルの参照情報
メッセージ・モデル・オブジェクトのプロパティー
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Copyright IBM Corporation 1999, 2006 最終更新: 08/21/2006
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