MQGet ノードのメッセージ処理

以下の図は、MQGet ノード内で以下の目的のために行われる処理を示しています。
  • メッセージの伝搬
  • 出力ツリー LocalEnvironment の構成
  • 出力ツリー・メッセージの構成

メッセージの伝搬

  1. 入力ツリーに MQMD があれば、それが使用されます。その他の場合には、デフォルトの MQMD が使用されます。
  2. デフォルトの MQGMO が作成されてから、入力ツリーに GMO があればそれが使用されてデフォルトの MQGMO をノード属性に基づいて変更します。
  3. MQGet 呼び出しが WebSphere MQ に対して行われます。
  4. 呼び出しからの戻りコード (CC) が分析され、それに応じて以下のようにメッセージが伝搬されます。
    OK
    標準のメッセージ解析手法を使用して、出力 LocalEnvironment および出力メッセージ・ツリーを作成します。 Out ターミナルに伝搬します。
    Warning
    メッセージ本体タイプとして BLOB を使用して、出力 LocalEnvironment および出力メッセージ・ツリーを作成します。 接続している場合は、Warning ターミナルに伝搬します。そうでない場合は、伝搬されずにフローが終了します。
    Fail (メッセージなし)
    変更の始まり入力をコピーして、出力 LocalEnvironment および出力メッセージ・ツリーを作成します。接続している場合は、No Message ターミナルに伝搬します。そうでない場合は、伝搬されません。No Message ターミナルに伝搬される出力メッセージは、「生成モード」と「メッセージのコピー」、または「ローカル環境のコピー」プロパティーの値に従って、入力メッセージのみで構成されます。変更の終わり
    Fail (その他)
    Failure ターミナルに伝搬します。 Failure ターミナルに接続していない場合は、ブローカーが例外をスローし、その例外を処理できる直近のノードに制御を戻します。 詳しくは、メッセージ・フローのエラー処理を参照してください。

以下の図は、これを視覚的に示しています。

この図については、上記のテキストで説明されています。

出力 LocalEnvironment を構成する

  1. MQGet ノード上の generateMode 属性が LocalEnv を含むオプションの 1 つでない場合、出力ローカル環境を入力に設定して、ローカル環境を伝搬します。
    注: この場合、OutputLocalEnvironment に入る更新は、ダウンストリームに伝搬しません。
  2. その他の場合、copyLocalEnv 属性が「なし」に設定されていなければ、入力ローカル環境を出力にコピーします。
  3. 出力データ位置が出力ローカル環境を指す場合、 結果ツリーからコピーすることによって変更内容がここに挿入されます。
  4. ローカル環境が伝搬されます。

以下の図は、これを視覚的に示しています。

この図については、上記のテキストで説明されています。

出力メッセージを構成する

  1. generateMode にメッセージが含まれない場合、出力メッセージが入力メッセージとなるように設定します。ステップ 5 に進みます
  2. 「出力データのロケーション」OutputRoot に設定されている場合、出力メッセージの全体を結果ツリーから作成します。ステップ 5 に進みます
  3. copyMessage「なし」に設定されていなければ、入力メッセージを出力メッセージ・ツリーにコピーします。
  4. 出力データのロケーションが出力メッセージ・ツリーの一部を指す場合、 「結果データのロケーション」で定義されたポイントに、結果ツリーからコピーすることによって、変更内容がここに挿入されます。
  5. メッセージが伝搬されます。

以下の図は、これを視覚的に示しています。

この図については、上記のテキストで説明されています。

この活用方法について詳しくは、要求-応答フロー内での MQGet ノードの使用を参照してください。

関連概念
メッセージ・フローの概要
関連資料
要求-応答フロー内での MQGet ノードの使用
MQGet ノード
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Copyright IBM Corporation 1999, 2006 最終更新: 08/21/2006
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