mqsistartmsgflow コマンド

サポートされるプラットフォーム

目的

mqsistartmsgflow コマンドを使用して、メッセージ・フローを開始します。

構文

パラメーター

-b BrokerName
(必須) メッセージ・フローを開始するブローカーの名前。

-e および -m フラグを指定しない場合、ブローカー上のすべてのメッセージ・フローが開始されます。

-e ExecutionGroupName
(オプション) メッセージ・フローが開始される実行グループの名前。
-m msgFlowName
(オプション) 開始されているメッセージ・フローの名前。

単一のコマンドで指定できるのは、1 つのメッセージ・フローだけです。 しかし、このパラメーターを指定しない場合、実行グループまたはブローカー上のすべてのメッセージ・フローが開始されます。

このフラグを指定する場合、-e フラグも指定する必要があります。

-n cfgParameterFileName
(オプション) 構成マネージャーへの接続パラメーターを記述する .configmgr ファイルの名前。
このファイルは、Eclipse GUI で保管される .configmgr 形式をとる XML ファイルです。 例えば以下のようにします。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<configmgr host="localhost" listenerPort="1414" queueManager="QNAME"
           securityExit="test.myExit"/>
このファイルを z/OS で使用する場合、ステートメント encoding="UTF-8" を最初の行から除去して、ステートメントを以下のままにする必要があります。
<?xml version="1.0"?>
さらに、ホスト属性の値を除去して、ステートメントを下記のようにする必要もあります。
<configmgr host="" listenerPort="1414" queueManager="QNAME"
           securityExit="test.myExit"/>
注: このパラメーターを提供しない場合、-i-p、および -q パラメーターを指定する必要があります。
-i ipAddress
(オプション) 構成マネージャーのホスト名または IP アドレス。

このファイルを z/OS で使用し、ローカル・ホストに接続する場合は、値を ¥"¥" に設定する必要があります。

-p Port
(オプション) 構成マネージャーのポート番号。
-q qMgr
(オプション) 構成マネージャーが使用している WebSphere MQ キュー・マネージャーの名前。

-i-p、および -q パラメーターを指定しない場合は、-n パラメーターを指定しなければなりません。

-w timeoutValue
(オプション) 開始コマンドが完了したことを確認するためにユーティリティーが待機する時間 (秒数)。デフォルト値は 60 です。
-v TraceFileName
(オプション) 指定されたファイルに内部デバッグ・トレース情報を送信します。

許可

メッセージ・フローを開始するには、構成マネージャーのアクセス制御リストで定義された十分な権限を持っている必要があります。

必要な許可は、Message Brokers Toolkit で同等の機能を実行するために必要な許可と同じです。構成マネージャーで定義できる許可のリストについては、ACL 許可を参照してください。

応答

このコマンドは、以下の応答を戻します。
0
(成功) 要求が正常に完了し、すべてのメッセージ・フローの状態が更新されたことを示します。
2
(失敗) 少なくとも 1 つのメッセージ・フローが何らかの理由で正しい状態に入れないことを示します。
98
構成マネージャーに到達できないことを示します。
99
ユーティリティーに提供された引数が無効であることを示します。

ブローカー B1 上のすべてのメッセージ・フローを開始します。 このブローカーは、接続の詳細が cm1.configmgr に記述されている構成マネージャーによって制御されています。 ブローカー内のすべてのメッセージ・フローが開始済みであることが報告されるか、またはデフォルト時間の 1 分が経過するか、いずれか早いほうが起こると、制御が呼び出し元に戻されます。

   mqsistartmsgflow –n cm1.configmgr –b B1

ブローカー B1 上のすべてのメッセージ・フローを開始します。 このブローカーは、接続の詳細が cm1.configmgr に記述されている構成マネージャーによって制御されています。 ブローカー内のすべてのメッセージ・フローが開始済みであることが報告されるか、または 2 分が経過するか、いずれか早いほうが起こると、制御が呼び出し元に戻されます。

   mqsistartmsgflow –n cm1.configmgr –b B1 –w 120

構成マネージャーによって制御されているブローカー B1 上のすべてのメッセージ・フローを開始します。構成マネージャーは、ローカル・ホスト 1414 上のキュー・マネージャー QM1 によってホストされます。

 mqsistartmsgflow –q QM1 –i localhost –p 1414 –b B1

使用法情報を表示するには、mqsistartmsgflow コマンドを入力します。

> mqsistartmsgflow
BIP1024I: Starts message flows.

> Syntax:
mqsistartmsgflow (-n cfgParameterFileName | (-i ipAddress -p port -q qMgr))
 -b brokerName [-e executionGroupName [-m flowName]] [-w timeoutValue]
[-v traceFileName]
Command Options:
'-n cfgParameterFileName' File containing 構成マネージャー connection parameters (.configmgr)
'-i ipAddress' IP address or host name of the 構成マネージャー
'-p port' port number of the 構成マネージャー
'-q qMgr' queue manager of the 構成マネージャー
'-b brokerName' name of the broker on which to start message flows
'-e executionGroupName' name of the execution group on which to start message flows.
If this is not specified, all message flows on the broker will be started.
'-m flowName' name of the message flow to start.
If this is not specified, all message flows on the execution group will be started.
'-w timeoutValue' time to wait (in seconds) for message flows to start (Default=60)
'-v traceFileName' send verbose internal trace to the specified file.
特記事項 | 商標 | ダウンロード | ライブラリー | サポート | フィードバック
Copyright IBM Corporation 1999, 2006 最終更新: 08/21/2006
an26100_