構成マネージャーの障害後のリカバリー

まずは、インフォメーション・センターのトラブルシューティングとサポートセクションにある診断の技法を使用して、問題の原因を突き止め、解決を試みる必要があります。それらの技法を使用しても問題を解決できない場合は、IBM サポート・センターに連絡してください。このセクションにある手順は、最後の手段としてのみ使用してください。

構成マネージャー環境が損傷を受けているか、構成リポジトリーが破壊されていて、問題判別や IBM サポート・センターを使用して問題を訂正できない場合は、以下の一連の操作を実行して構成マネージャーを再作成する必要があります。

以下の一連の操作は、WindowsLinux、および UNIX システムに適用します。 z/OS の場合は、このコマンドに相当する JCL を使用します。

  1. ワークベンチ セッションがすべて停止していることを確認します。
  2. mqsistop コマンドを使用して構成マネージャーを停止します。
  3. endmqm コマンドを使用して、構成マネージャーのキュー・マネージャーを停止します。
  4. mqsideleteconfigmgr コマンドを使用して構成マネージャーを削除します。
    1. 構成リポジトリーが損傷を受けているために構成マネージャーをリカバリーする場合は、構成マネージャーを削除するときにこのリポジトリーを削除する必要があります。これによって、構成マネージャーの内部のデータだけではなく、ブローカー・ドメインに関するすべての情報が破棄されます。-n パラメーターを指定して mqsideleteconfigmgr コマンドを発行する前に、ドメインからエクスポート可能なものをすべてエクスポートする必要があります。
    2. 構成リポジトリーが損傷を受けていない場合は、-n パラメーターを省略してください。これにより、リポジトリー内の構成データを保持できます。
    mqsideleteconfigmgr コマンドの場合:
    • 構成マネージャーを実行するサービスを停止します。
    • 必要であれば、構成マネージャーWebSphere MQ キュー・マネージャーを停止して削除します。
    • 構成リポジトリーから表を除去します (要求された場合)。
    • ブローカー・レジストリーにあるコンポーネントのレコードを除去します。
  5. 構成リポジトリーが損傷を受けているために構成マネージャーをリカバリーする場合は、 mqsirestoreconfigmgr コマンドを使用して、成功した以前のバックアップ・バージョンからリポジトリーを復元する必要があります。
  6. mqsicreateconfigmgr コマンドを使用して構成マネージャーを再作成します。
  7. mqsistart コマンドを使用して構成マネージャーを開始します。
  8. 現在稼働していない場合は、ワークベンチを再始動して、「ブローカー管理」パースペクティブに切り替えます。
  9. ステップ 4a および 5 を完了したら、ドメイン構成を再デプロイしてブローカー・ドメイン全体の構成の整合性を確認する必要もあります。
関連タスク
構成マネージャーの作成
構成マネージャーの削除
デプロイ
パブリッシュ/サブスクライブ・トポロジーのデプロイ
障害後のリカバリー
関連資料
mqsicreateconfigmgr コマンド
mqsideleteconfigmgr コマンド
mqsirestoreconfigmgr コマンド
mqsistart コマンド
mqsistop コマンド
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Copyright IBM Corporation 1999, 2006 最終更新: 08/21/2006
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