このトランスポートを介して受け渡しされるメッセージは XML 形式であり、これによってプラットフォームからの独立が可能になります。 特定の操作やエラー状態 (SOAP 障害) を定義する XML 内容は、SOAP 標準によって定義されます。 送達が保証されているわけではないので、アプリケーションはシステム障害またはネットワーク障害時のリカバリーを備えていなければなりません。
メッセージには、そのタイプに見合った以下のコンポーネントが含まれています。
たいていの場合、メッセージの本体は XML です。 しかし、インバウンド・メッセージの場合、受信ノードが異なるフォーマットを処理するよう構成されており、適切なパーサーが使用可能であるなら、異なるフォーマットを含めることも可能です。 アウトバウンド・メッセージの場合、送信先の Web サービスが受け入れるあらゆる形式の本体を含めることができます。
Web サービス以外のコンポーネントによって生成されるエラー (404 Not Found など) により、メッセージが HTML 形式になる場合があります。
HTTPInput ノードが入力要求を受信するとき、あるいは HTTPRequest ノードが Web サービスからの応答を受信するときに、ヘッダーと本体を含むビット・ストリームが構文解析され、メッセージ・ツリーの中で表現されます。 ビット・ストリームは、HTTPReply ノードによってクライアントへ応答が送信されるとき、および HTTPRequest ノードによって Web サービスへ要求が送信されるときに、パーサーによってメッセージ・ツリーの適切なパーツから作成されます。 これらのアクションの詳細については、個々のノードの説明を参照してください。