XML ドメイン

XML ドメインは、W3C XML 標準に準拠するメッセージをモデル化するために使用できます。

W3C XML メッセージをモデル化するために、以下の 3 つの XML ドメインのそれぞれを使用できます。

XMLNSC ドメイン
このドメインは、XML メッセージ (XML ネーム・スペースを使用するものを含む) に使用されます。 付随するパーサーは、構文解析済みメッセージから作成された論理メッセージ・ツリーによって占められるメモリーの量を削減します。 このデフォルトの動作は、重要でない空白文字および混合内容、コメント、処理命令、および埋め込み DTD を破棄することです。 しかし、希望する場合には混合テキスト、コメント、および処理命令を保存するための制御が提供されます。
XMLNS ドメイン
XMLNSC ドメインが要件を満たさない場合、ネーム・スペースを認識するこのドメインを使用します。
XML ドメイン
このドメインはネーム・スペースを認識しません。また、WebSphere Message Broker の以前のリリースとの互換性のために提供されます。

また、MRM ドメインは XML メッセージを処理することができます。さらに、XML 用に MRM ドメインを使用することには大きな利点があります。 詳しくは、MRM および XML ドメインの XML メッセージを参照してください。

XML ドメインによって処理されるメッセージをモデル化することは必須ではないことに注意してください。 WebSphere Message Broker は、メッセージ・モデルに参照せずに、そのようなメッセージを構文解析します。 ただし、そのようなメッセージをモデル化することには、いくつかの利点があります。それらについては、メッセージをモデル化する理由トピックの領域で説明されています。

関連概念
メッセージのモデル化の概念
メッセージをモデル化する理由
どのメッセージ・ドメインと形式を使用するか
メッセージ・モデル
XML パーサーおよびドメイン
関連タスク
メッセージ・モデルの開発
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Copyright IBM Corporation 1999, 2006 最終更新: 08/21/2006
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