z/OS

保存された多数のサブスクリプションまたはパブリケーションを処理するブローカーは、 DB2 ロック用にデフォルトで割り振られる IRLM ストレージをすべて使用できます。 このことがブローカーの再始動時に、問題を引き起こすことがあります。

以下のアクションは、このことが生じないようにするのに役立ちます。

  1. パブリッシュ/サブスクライブのトポロジーの調整:
    1. より多くのブローカー間で実行グループのバランスを取る。つまり、同時に開始し、同じ DB2 サブシステムに対する並行ロックを持つ実行グループを少なくする必要がある、ということです。
    2. ブローカーをパブリッシュ/サブスクライブ集合内に配置する。これにより、単一ブローカー表内のサブスクリプション数が削減され、また DB2 への並行アクセス量も削減されます。 これについての詳細は、パブリッシュ/サブスクライブ・トポロジーを参照してください。
  2. 使用可能な IRLM ストレージを増やす:
    1. MAXCSA の値を高くして、IRLM の必要とする ECSA が決してこの値に到達しないようにします。 IRLM は必要時にのみストレージを取得するので、IRLM が必要とすると予想されるよりも高い値を選択してください。
    2. IRLM の必要とする ECSA が超えることのできないほど十分高い値を MAXCSA に選択できない場合には、START irlmproc コマンドでオプション PC=YES を使用してください。 これは IRLM がその専用アドレス・スペース内に、ロックに関連した制御ブロック構造を置くようにします。 これに関するさらに詳しい情報は、DB2 レッドブック「DB2 UDB for OS/390 Version 7 Performance Topics (SG24-5351)」にあります。
注: PC=YES を指定して実行すると、性能が若干低下することがあります (約 1 から 2 %)。 詳しくは、「DB2 Universal Database Server (OS/390 および z/OS 版) 管理ガイド V7 (SC88-8761)」を参照してください。
関連タスク
パブリッシュ/サブスクライブ 使用時の問題の解決
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Copyright IBM Corporation 1999, 2006 最終更新: 08/21/2006
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