ブローカー用の WebSphere MQ リソース

各ブローカーはいくつかの WebSphere MQ リソースに依存しています。 そのリソースの一部は使用可能でなければならず、その他はブローカー・ドメイン・セットアップに依存します。これらのリソースの一部は作成されます。それ以外は自分で定義する必要があります。

作成される WebSphere MQ リソース

ブローカーが作成されるとき、以下の WebSphere MQ リソースが作成されます。
  • ブローカーのキュー・マネージャー。各ブローカーは、キュー・マネージャーに関連づけられていなければなりません。ブローカーを作成するときに、キュー・マネージャー名を指定してください。 指定したキュー・マネージャーが存在していない場合は、新たに作成されます。 (z/OS 上で動作する WebSphere Message Broker については、 ブローカー用に WebSphere MQ にキュー・マネージャーを作成する必要があります。 詳細については、z/OS でのブローカーの作成 を参照してください。) これは構成マネージャーおよびユーザー・ネーム・サーバーと共用できます。
  • ブローカーのキュー・マネージャーの固定名キュー。このキューによって、ブローカー・ドメインで他のコンポーネントと情報を交換できるようになります。

自分で作成する必要のある WebSphere MQ リソース

ブローカーのセットアップによっては、WebSphere MQ リソースを自分で作成する必要があることもあります。runmqsc および PCF インターフェースなどのコマンドおよびユーティリティーを使用して WebSphere MQ リソースを作成するか、または WebSphere MQ Services (WebSphere MQ バージョン 5 の場合) または WebSphere MQ Explorer (WebSphere MQ バージョン 6 の場合) を使用することができます。
  • z/OS 上で動作する WebSphere Message Broker については、 ブローカー用に WebSphere MQ にキュー・マネージャーを作成する必要があります。 詳細については、z/OS でのブローカーの作成を参照してください。
  • ブローカーと構成マネージャーがキュー・マネージャーを共用しない場合は、ブローカーのキュー・マネージャーと構成マネージャーのキュー・マネージャーの間での通信をサポートするチャネルと伝送キューを定義する必要があります。
  • ブローカーとユーザー・ネーム・サーバーがキュー・マネージャーを共用しない場合は、ブローカーのキュー・マネージャーと構成マネージャーのキュー・マネージャーの間での通信をサポートするチャネルと伝送キューを定義する必要があります。
  • ブローカーのキュー・マネージャーでリスナー接続を定義する必要があります。使用するプロトコルごとに、1 つのリスナー接続を定義する必要があります。
  • ブローカー間を接続するために、チャネルと伝送キューを定義して、両者の間での両方向通信を許可する必要があります。

WebSphere MQ リソースの作成について詳しくは、WebSphere MQ ライブラリー Web ページで入手可能な「WebSphere MQ 相互通信」を参照してください。

関連概念
ブローカー・ドメイン
関連タスク
z/OS でのブローカーの作成
関連資料
WebSphere MQ インフラストラクチャーの設計
構成マネージャー用の WebSphere MQ リソース
ユーザー・ネーム・サーバー用の WebSphere MQ リソース
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Copyright IBM Corporation 1999, 2006 最終更新: 08/21/2006
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