TRIM 関数

TRIM はストリング処理関数で、すべてのストリング・データ・タイプ (BIT、BLOB、および CHARACTER) を処理し、ストリングから先頭および末尾の素子を除去します。

構文

TRIM は source_string と同じタイプの新しいストリングを戻しますが、この中では、先頭または末尾 (あるいは両方) の素子は除去されています。用語「素子 (singleton )」は、そのとき対象としているタイプのストリング内の単一部分 (BIT、BYTE、または CHARACTER) を指します。

trim_singleton が指定されない場合は、デフォルトの素子とされます。デフォルトの素子は、source_string のデータ・タイプによって異なります。
CHARACTER ' ' (スペース)
BLOB X'00'
BIT B'0'

いずれかのパラメーターが NULL なら、結果は NULL です。

文字ストリング比較のルールでは末尾ブランクは意味を持たないので、比較の前に文字ストリングの末尾ブランクを取り除くことは、多くの場合、不要です。

TRIM 関数の動作を示す例をいくつか示します。
TRIM(TRAILING 'b' FROM 'aaabBb')
'aaabB' を戻します。
TRIM('  a  ')
'a' を戻します。
TRIM(LEADING FROM '  a  ')
'a ' を戻します。
TRIM('b' FROM 'bbbaaabbb')
'aaa' を戻します。
関連概念
ESQL の概要
関連タスク
ESQL の開発
大きなフィールドからのサブフィールドの選択
関連資料
構文図: 使用可能なタイプ
ESQL ストリング処理関数
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Copyright IBM Corporation 1999, 2006 最終更新: 08/21/2006
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