バージョン 6.0 の新機能のトピックでは WebSphere
Message Broker バージョン 6.0 の
主な新機能を紹介しましたが、このトピックでは、フィックスパックで追加された
追加機能について説明します。
フィックスパックの内容についての詳細は、 WebSphere Message Brokerサポート Web ページ に移動し、ご使用の製品を選択して推奨フィックスパックを表示するか、またはすべての選択可能なフィックスパックをリストしてください。それぞれのフィックスパックには、memo.ptf と呼ばれるメモが含まれています。このメモには、フィックスパックの内容の詳細が記載されています。
フィックスパック V6.0.0.2 の機能拡張:

- 拡張されたデータベース・サポート
- Solaris (x86 プラットフォーム) 上の以下のデータベースに対するサポートが追加されています。
稼働環境ごとの
使用可能なデータベース・サポートについて詳しくは、サポートされるデータベースを参照してください。
このプラットフォーム上でこれらのデータベースを構成する場合の指示については、コンポーネント・データベースの構成を参照してください。
- マッピングの機能拡張
- ターゲット・エレメント値として WebSphere MQ 定数を選択できます。ターゲット・エレメントの値を WebSphere MQ 定数に設定を参照してください。
- Mapping ノードのウィザードに複数の変更が加えられています。
- 新しい「名前でマップ」ウィザードは、同じ名前や似ている名前のソースとターゲットの自動マッピングを実行します。名前によるソースからのマッピングを参照してください。
- 「インスタンスの追加」および「グループ・インスタンスの追加」が「前に挿入」および「後に挿入」ウィザードに置き換えられ、マップ中の特定の場所にマッピング・ステートメントを追加できるようになりました。
- 「エレメントの置換」ウィザードが「置換」ウィザードに置き換えられ、エレメント、属性、およびデータベース列上のマッピング・ステートメントを類似のステートメントに置き換えることができるようになりました。
- IPv6 サポート
- インターネット・プロトコル・バージョン 6 がサポートされるようになりました。IPv4 アドレスが有効なすべての状況において (例えば mqsichangeproperties コマンドなど)、IPv6 アドレスを入力したり参照したりできます。
- z/OS コンポーネントの作成に関する概要
- z/OS 上のコンポーネントの作成に関する必須およびオプションのタスクについて説明した情報が拡大されました。新しい機能は提供されていませんが、トピックの変更や拡張が行われており、ブローカー・ドメインでご希望の結果を得られるようにトピックの順序や説明が改善されています。z/OS での WebSphere Message Broker コンポーネントの作成を参照してください。

- フィックスパック V6.0.0.1 の機能拡張:
- Message Brokers
Toolkit 用 Rational サポートの更新
- Message Brokers
Toolkit は現在 Rational Application
Developer (RAD) バージョン 6.0.1.1 に基づいており、当該リリースおよびその後のバージョン 6.0.1 の
更新と互換性があります。異なるバージョンに基づく RAD 製品とは
共存できないため、共存させる製品はバージョン 6.0.1.1 より下であってはならず、
かつバージョン 6.0.2 より下でなければなりません。他の Rational 製品も
使用可能な最新のレベルでなければなりません。互換性のある Rational フレームワークを使用しているかの確認について
詳しくは、インストール・ガイドを参照してください。
- 64 ビット実行グループのサポート
- 64 ビット実行グループのサポートが追加され、非常に大規模なメッセージを
使用できるようになっています。また、WebSphere MQ バージョン 6.0 で
提供されている 64 ビットのキュー・マネージャーを使用するときに、WebSphere
Message Broker バージョン 6.0 が
ファースト・パス (トラステッド) モードでアプリケーションを実行できます。
- ランタイム環境用に拡張されたプラットフォームおよびオペレーティング・システム・サポート
- 現在、以下のランタイム環境に対するサポートが提供されています。
- Solaris (x86-64 プラットフォーム) (Solaris 10 を実行するもの)。
- Linux (POWER プラットフォーム) on iSeries および pSeries ハードウェア (以下のいずれかの
オペレーティング・システムを実行するもの)。
- Linux PowerPC Red Hat Enterprise Advanced Server V4
- Linux PowerPC SUSE Linux Enterprise Server (SLES) 9
- Linux Red Hat Enterprise Advanced Server V4 (Linux (x86 プラットフォーム) 用および Linux (zSeries プラットフォーム) 用)。
- Solaris 10 (Solaris (SPARC プラットフォーム) 上および Solaris (x86-64 プラットフォーム) 上)。
サポートされる
環境について詳しくは、オペレーティング・システム要件を参照してください。
- 拡張されたデータベース・サポート
- 以下のデータベースに対するサポートが追加されています。
- 以下のプラットフォームから Microsoft SQL Server 2000 へのリモート・アクセス。
- AIX
- HP-UX
- Linux (x86 プラットフォーム)
- Solaris (SPARC プラットフォーム)
- 以下のプラットフォームの Informix Dynamic Server V9.4。
- AIX
- HP-UX
- Linux (x86 プラットフォーム)
- Solaris (SPARC プラットフォーム)
- Windows.
- Solaris (x86-64 プラットフォーム) および Linux (POWER プラットフォーム) 上の IBM DB2 V8。
稼働環境ごとの
使用可能なデータベース・サポートについて詳しくは、サポートされるデータベースを参照してください。
- バージョン 2.1 に拡張された逆方向リカバリー
- バージョン 2.1 製品からバージョン 6.0 に
マイグレーションしたコンポーネントおよびリソースを元の状態に
復元できるようになっています。この作業を行う方法については、コンポーネントおよびリソースをバージョン 2.1 に復元するを参照してください。
- メッセージ・フローをトレースするためのユーザー出口
- ユーザー出口のサポートが提供され、
ユーザー提供のカスタム・ソフトウェアで、WebSphere Message Brokers 内のメッセージ・フローで渡される
データを追跡できるようになっています。ユーザー提供の関数は、
メッセージがメッセージ・フローで渡されるときに、そのメッセージのライフ・サイクルの特定の時点で呼び出され、
ユーティリティー関数を呼び出して、フロー内の点に関する情報およびメッセージ・アセンブリーの内容を
照会できます。ユーザー出口について
詳しくは、ユーザー出口の開発を参照してください。