XML のレンダリング・オプション

XML 層に関する 4 つのプロパティーを使用して、XML メッセージをレンダーする方法を制御できます。 以下の表は、「メンバー・レンダー」プロパティーに設定できる値の例を示しています。この表では、メンバー・エレメントは A と示され、値はエレメントの値になっています。 親は X と示されています。

XML 出力へのレンダリング・オプションの影響

レンダー後の XML 設定する「メンバー・レンダー」プロパティー値 設定するその他のプロパティー値
<X>
<A>value of element</A>
</X>
XMLElement (デフォルト)

メンバー XML 名 = A

<X A='value of element'/> 
XMLAttribute

メンバー XML 名 = A

<X>
<Field id='A'>value of element</Field>
</X>
XMLElementAttrID

メンバー XML 名 = Field
メンバー ID 属性名 = id
メンバー ID 属性値 = A

<X>
<A val=value of element/>
</X>
XMLElementAttrVal

メンバー XML 名 = A
メンバー値属性名 = val

<X>
<Field id='A' val='value of element'/>
</X>
XMLElementAttrIDVal

メンバー XML 名 = Field
メンバー ID 属性名 = id
メンバー ID 属性値 = A
メンバー値属性名 = val

XML 属性としてレンダーされたモデル内にエレメントを持ってはいけません。 これにより、XML 文書の妥当性検査が不正確になることがあります。 その代わりに、エレメントをモデル内の属性として再定義してください。

XML エレメントとしてレンダーされたモデル内に属性を持ってはいけません。 これにより、XML 文書の妥当性検査が不正確になることがあります。 その代わりに、属性をモデル内のエレメントとして定義してください。

この手法が適切となる 1 つのシナリオがあります。 C ヘッダー・ファイルまたは COBOL コピーブックをインポートすることによりメッセージ・モデルを作成した場合、それは全体的にエレメントによって構成されています。 このモデルの XML 形式は、メッセージ・セットに XML 物理フォーマットを追加するだけで作成できます。 特定のエレメントが XML フォーム内の XML 属性となるようにしたい場合、 「レンダー」プロパティーを使用してこれを実現できます。

関連概念
MRM ドメイン内の物理形式
XML ワイヤー形式
XML ワイヤー形式: 論理モデルとの関係
関連タスク
物理プロパティーでの作業
物理プロパティーの構成
関連資料
メッセージ・モデル・オブジェクトのプロパティー
メッセージ・モデル・オブジェクトの物理プロパティー
メッセージ・モデル・オブジェクトのカスタム・ワイヤー形式の物理プロパティー
メッセージ・モデル・オブジェクトの TDS 形式の物理プロパティー
すべてのメッセージ・セット・オブジェクトの文書プロパティー
オブジェクトによるメッセージ・モデル・オブジェクトのプロパティー
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Copyright IBM Corporation 1999, 2006 最終更新: 08/21/2006
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