応答ファイルの使用

このトピックでは応答ファイルを使用する方法が説明されます。

インストール・サービスまたはアンインストールなどの操作を実行する前に、このトピックに加えて、実行中のタスクに固有の説明を参照してください。

アンインストールの場合、WebSphere Message Broker で提供されるサンプル応答ファイルを使用することをお勧めします。

応答ファイルを使用してサービスの更新をインストールすることもできます。詳しくは以下のトピックを参照してください。
サイレント・モードでインストールまたはアンインストールして (インストールおよびアンインストールのモードを参照)、デフォルト値以外の値を使用する場合、応答ファイルをプログラムに渡すことができます。応答ファイルはテキスト・ファイルであり、ウィザードが作成する選択項目を定義するオプションが含まれます。 例えば、インストールおよびアンインストール・ウィザードで幾つかのオプションを調整して、操作を特定の方法で完了することができます。
  • デフォルトでないインストール場所を指定する
  • カスタム・インストールを選択する (通常はデフォルト) (ランタイム・コンポーネントのみ)
  • インストールするコンポーネントを選択する (ランタイム・コンポーネントのみ)
  • プログラムが前提条件ソフトウェアをチェックするかどうかを指定する (ランタイム・コンポーネントのみ)

このトピックに示すコマンドでは、サービスのインストール時に応答ファイルが使用されるようになっていますが、この情報は製品のアンインストール時にも同様に適用されます。アンインストール時に応答ファイルを使用するにはサンプル・コマンドの installeruninstaller で置き換えます。サンプル・コマンドで、uninstaller および installer は、アンインストールまたはインストール・ウィザードの固有名を入力しなければならない場所を示しています。アンインストールおよびインストール・ウィザードの名前およびこれらのタスクの詳細については、インストール・ガイドランタイム・コンポーネントへのサービスの適用およびアンインストールを参照してください。

サンプル応答ファイル

サンプル応答ファイルは、WebSphere Message Broker で提供されています。 これらの応答ファイルは、製品のアンインストール時に使用します。サンプル応答ファイルには、変更可能なオプションおよびそれらのオプションを変更するのに入力する必要のある値に関する詳細情報が含まれています。 このファイルはご使用の要件に合わせて調整することができます。 サンプル応答ファイルは、ルート CD ディレクトリーの sample_scripts ディレクトリーにあります。

応答ファイルの生成

実行中のインストールを使用せずに、インストール応答ファイルのテンプレートを生成するためのコマンドは以下のとおりです。
installer -options-template responsefile
ここで、responsefile は、選択した応答ファイルの絶対パスおよびファイル名です。 Windows では、パスと名前にスペースが含まれている場合には、それらを二重引用符で囲みます。

生成されたテンプレート応答ファイルには、それを編集して必要なオプションを指定する方法に関する詳細な説明が含まれます。 インストールは実行されません。

このファイルを編集して、実行したい操作を定義するオプションを変更することができます。

アンインストールする場合は、別のディレクトリーに応答ファイルを作成し、アンインストールの一部として削除されることのないようにします。

InstallShield で問題が発生すると、生成される応答ファイルに不正なオプションが入り込みます。 アンインストールする特定のコンポーネントを 1 つ以上選択 (製品全体ではない) すると、オプションが無視され、製品全体がアンインストールされます。 この問題を解決するには、以下のステップを実行します。

  1. テキスト・エディターで生成された応答ファイルを開きます。
  2. 個々のコンポーネントがアンインストールされるかどうかを指定している行を見つけます。
    -P feature.active=true
    feature は、アンインストールするコンポーネントの名前です。
  3. 各行の内容を次のように変更します。
    -P feature.activeForUninstall=true
  4. 個々のコンポーネントがアンインストールされないかどうかを指定している行を見つけます。
    -P feature.active=false
    featureは、アンインストールしないコンポーネントの名前です。
  5. 各行の内容を次のように変更します。
    -P feature.activeForUninstall=false
  6. すべてのコンポーネントに、これらのステートメントのいずれかが存在することを確認します。生成される応答ファイルには、このシステムにインストールされていないコンポーネントを参照する activeForUninstall ステートメントが記述されている場合もあります。そのようなステートメントが存在する場合は、これらのコンポーネントそれぞれの activeForUninstall オプションを必ず true に設定します。これらのコンポーネントの場合に activeForUninstall オプションが false に設定されていると、アンインストール・プログラムで障害が起きます。

応答ファイルの記録

インストール時に応答ファイルを記録するためのコマンドは次のとおりです。
installer -options-record responsefile 
ここで、responsefile は、選択した応答ファイルの絶対パスおよびファイル名です。 Windows では、パスと名前にスペースが含まれている場合には、それらを二重引用符で囲みます。このファイルは、製品がインストールされているディレクトリーとは別のディレクトリーに作成します。

インストール・ウィザードはグラフィカル・モードで開始され、進むにつれてユーザーの入力が必要になります。応答はインストール時に記録されます。インストールが完了した時点で、応答ファイルにはインストール時に行なったすべての選択が含まれます。

コンソール・モードでのインストール時に応答ファイルを記録したい場合には、以下のコマンドを使用します。
installer -options-record responsefile -console

コマンドでの応答ファイルの呼び出し

サイレント・オプションと使用する応答ファイルを指定するプログラムを実行するには、以下のコマンドを使用します。
installer -options responsefile -silent
ここで、responsefile は、選択した応答ファイルの絶対パスおよびファイル名です。 Windows では、パスと名前にスペースが含まれている場合には、それらを二重引用符で囲みます。

プログラムは、応答ファイルの記録時に選択したオプションによって対話なしに実行されます。

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Copyright IBM Corporation 1999, 2006 最終更新: 08/21/2006
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