サブスクリプション・ポイントは、WebSphere Message Broker に備えられている機能で、これを使用すると、 情報をたくさんの異なる形式で特定のトピックと関連付けることができます。
例えば、株価をデフォルト通貨のドルでパブリッシュできますが、 他の通貨で表示するサブスクライバーによってパブリッシュするよう要求できます。
この機能は、Publication ノードにドルの株価が渡される前に、各パブリケーションを取り込み、 その株価を別の通貨 (例えば、ユーロ) に変換する追加パスをメッセージ・フローの中に定義することで実現できます。
追加の通貨はそれぞれ、異なるサブスクリプション・ポイント、 そして Publication ノードに関連付けられる必要があります。 元のドルでのパブリケーションは、デフォルトのサブスクリプション・ポイントに関連付けられます。
そうすると、サブスクライバーは、トピックとデータを提供するサブスクリプション・ポイントとを組み合わせて、 正しい通貨で株価にサブスクライブできるようになります。
サブスクリプション・ポイントは、WebSphere MQ パブリッシュ/サブスクライブではサポートされていません。 ですから、異機種のネットワークで使用する際には、 注意深くある必要があります。 特に、パブリケーションは、デフォルトのサブスクリプション・ポイントの WebSphere Message Broker ブローカーと WebSphere MQ パブリッシュ/サブスクライブ・ブローカーとの間でのみやり取りできることに注意してください。
WebSphere MQ パブリッシュ/サブスクライブ・ブローカー・ドメインでパブリッシュされたトピックはすべて、 デフォルトのサブスクリプション・ポイントにあります。 これらのトピックは、サブスクリプション・ポイントを指定せずにそれらのトピックにサブスクライブしている MQRFH2 サブスクライバーだけが使用できます (つまり、 デフォルトのサブスクリプション・ポイントを使用することになります)。
同様に、WebSphere MQ パブリッシュ/サブスクライブ・ブローカーのクライアントは、(サブスクリプション・ポイントが設定されていない Publication ノードで) WebSphere Message Broker ブローカーのデフォルトのサブスクリプション・ポイントでパブリッシュされるトピックだけをサブスクライブできます。