「デバッグ」パースペクティブ

「デバッグ」パースペクティブでは、メッセージ・フロー・デバッガーを使用して、メッセージ・フローのグラフィカル表現をテストおよびデバッグします。

次の図は、Message Brokers Toolkit「デバッグ」パースペクティブを表示しています。図では、LargeMsgSupport_MRM_XML メッセージ・フローがデバッグされています。

Message Brokers
Toolkit の「デバッグ」パースペクティブの画面取り

「デバッグ」パースペクティブのビュー

「デバッグ」パースペクティブには、以下のビューが含まれます。

「デバッグ」ビュー
フロー・デバッグの管理に役立つように、選択したホストのデプロイ済みメッセージ・フロー・タイプを表示します。 フローの実行を制御するツールバー・ボタンが備わっています。 フローの開始、停止、および再開、サブフローに対するステップイントゥおよびステップアウト、そしてソース・コードに対するステップイントゥを行うことができます。

フロー・デバッガーをフロー・ランタイム・エンジンに接続すると、「デバッグ」ビューには フローに関連した以下のエンティティーの名前が表示されます。

  • ホスト・コンピューターと実行中のフロー・ランタイム・エンジン。 これは、以下のエンティティーの名前を連結して表示したもので、それぞれの名前はコロンで区切られています。
    • ホスト・コンピューター
    • ブローカー
    • 実行グループ
    • フロー・エンジン
    この項目は、フロー・ランタイム・エンジンの記号によって識別されます。 以下に例を示します。
    • フロー・エンジン TestPC01:WMQIV5BR:TestExecution:DataFlowEngine
  • フロー・ランタイム・エンジン中でデプロイされるフローは、フローの記号によって識別されます。 以下に例を示します。
    • メッセージ・フロー TestFlow
  • 変更の始まりブレークポイントに達すると、フローごとに作成されているフロー・インスタンスは、以下のような記号によって識別されます。以下に例を示します。
    • 一時停止したフロー・インスタンス 3068 (一時停止)
    変更の終わり

「デバッグ」ビューで、以下のデバッグ・タスクを実行できます。

  • 現在デプロイされているフローについてフロー・ランタイム・エンジンを照会します。
  • フロー・デバッガーからフロー・ランタイム・エンジンを切り離します。
  • フローの実行を再開します。
  • 最後まで実行します。
  • ノードをステップオーバーします。
  • サブフローのステップイントゥまたはステップアウトを行います。
  • ソース・コードのステップオーバー、ステップイントゥ、またはステップアウトを行います。
「ブレークポイント」ビュー
メッセージ・フロー内の接続に設定されたブレークポイントをリストします。 このビューで、ブレークポイントを追加、使用不可化、使用可能化、または除去することができます。 さらに、「プロパティー」ビューを使用して、ブレークポイントをメッセージ・フローの 1 つ以上の特定のインスタンスに制限できます。

「ブレークポイント」ビュー「変数」ビューは、同じペインを共用します。 いずれかのタブをクリックして、表示したいビューを選択します。

「ブレークポイント」ビューは、選択したフローのすべてのインスタンスで設定されるブレークポイントを表示します。 以下のように、各ブレークポイントは 2 つの記号の 1 つによって識別されます (メッセージ・フロー・エディターでも使用されます)。

  • 使用可能なブレークポイント 使用可能なブレークポイント
  • 使用不可のブレークポイント 使用不可のブレークポイント

「ブレークポイント」ビューで、以下のデバッグ・タスクを実行できます。

  • ブレークポイントを除去します。
  • ブレークポイントを使用不可または使用可能にします。
  • ブレークポイントをフローの 1 つ以上のインスタンスに制限します。
「変数」ビュー
メッセージ・フローがブレークポイントによって割り込まれたとき、そのメッセージの内容を表示してメッセージ・フローが予定どおりに実行されているかを調べて、必要な変更を行うことができます。

「変数」ビュー「ブレークポイント」ビュー は、同じペインを共用します。 いずれかのタブをクリックして、表示したいビューを選択します。

「変数」ビューは、現在フローを通過しているメッセージを表示します。 このビューを使用して、デバッグ中のフロー内のメッセージの内容を調べたり、変更したりします。

「メッセージ・フロー・エディター」ビュー
メッセージ・フロー・エディターは、フローをグラフィカルに表示し、デバッグします。 このビューで、メッセージ・フローの接続にブレークポイントを追加することができます。

メッセージ・フロー・エディターはフローに設定されたブレークポイントも表示します。 以下のように、個々のブレークポイントは記号によって識別されます。

  • 使用可能なブレークポイント 使用可能なブレークポイント
  • 使用不可のブレークポイント 使用不可のブレークポイント
  • 使用可能な一時停止中のブレークポイント ブレークポイントで一時停止しているフロー

さらに、エディターはノードの上に以下の記号を表示します。

  • 使用可能なソース・コード フロー・デバッガーがステップイントゥできる ESQL コードまたは Java コードを含むノードで一時停止しているフロー

「ブローカー・アプリケーション開発」パースペクティブでは、メッセージ・フロー・エディターはフローの作成、グラフィカル表示、および編集に使用されます。このエディターの他の使用法については、メッセージ・フロー・エディターおよびメッセージ・フローの内容の定義のタスクの説明を参照してください。

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Copyright IBM Corporation 1999, 2006 最終更新: 08/21/2006
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