ユーティリティー関数の戻りコードおよび値

規則にしたがって、すべてのユーティリティー関数の戻りコード出力パラメーターは、正常終了したかどうかを示すように設定されています。 以下の表に、すべての戻りコードとその意味を示します。 これらの戻りコードは、BipCci.h ヘッダー・ファイルに定義されています。

表 1. ユーティリティー関数の戻りコードおよび値
戻りコード 説明
CCI_BUFFER_TOO_SMALL 出力バッファーの大きさが不十分で要求データを保管できません。
CCI_EXCEPTION 例外が発生しました。
CCI_EXCEPTION_CONFIGURATION 関数の呼び出し時に構成例外が検出されました。1
CCI_EXCEPTION_CONVERSION 関数の呼び出し時に変換例外が検出されました。1
CCI_EXCEPTION_DATABASE 関数の呼び出し時にデータベース例外が検出されました。
CCI_EXCEPTION_FATAL 関数の呼び出し時に致命的例外が検出されました。1
CCI_EXCEPTION_PARSER 関数の呼び出し時にパーサー例外が検出されました。1
CCI_EXCEPTION_RECOVERABLE 関数の呼び出し時にリカバリー可能例外が検出されました。1
CCI_EXCEPTION_UNKNOWN 不明な例外が指定されたか発生しました。
CCI_EXCEPTION_USER 関数の呼び出し時にユーザー例外が検出されました。1
CCI_FAILURE 関数は失敗しました。
CCI_FAILURE_CONTINUE cniRun() 戻り値: メッセージ処理をロールバックして、スレッド実行を継続します。
CCI_FAILURE_RETURN cniRun() 戻り値: メッセージ処理をロールバックして、スレッドをプールに戻します。
CCI_INV_CODEPAGE 無効なコード・ページ番号が指定されました。
CCI_INV_CHARACTER 変換するバッファーで無効文字が検出されました。
CCI_INV_DATA_BUFLEN 長さがゼロのデータ・バッファーが指定されました。
CCI_INV_DATA_POINTER 出力データ域のアドレスにヌル・ポインターが指定されました。
CCI_INV_ELEMENT_OBJECT エレメント・オブジェクトにヌル・ポインターが指定されました。
CCI_INV_FACTORY_NAME 無効なファクトリー名 (ブランク) が指定されました。
CCI_INV_FACTORY_OBJECT ファクトリー・オブジェクトにヌル・ポインターが指定されました。
CCI_INV_IMPL_FUNCTION 条件インプリメンテーション関数の無効な組み合わせが指定されました。
CCI_INV_LENGTH 長さにゼロが指定されました。
CCI_INV_LOG_TYPE 指定したログ・タイプが無効です。
CCI_INV_MESSAGE_CONTEXT メッセージ・コンテキストにヌル・ポインターが指定されました。
CCI_INV_MESSAGE_OBJECT メッセージ・オブジェクトにヌル・ポインターが指定されました。
CCI_INV_NODE_ENV 入力以外のノードからスレッドをディスパッチしようとしました。
CCI_INV_NODE_NAME 無効なノード名 (ブランク) が指定されました。
CCI_INV_NODE_OBJECT ノード・オブジェクトにヌル・ポインターが指定されました。
CCI_INV_OBJECT_NAME オブジェクト名に指定した文字が無効です。
CCI_INV_PARSER_NAME 無効なパーサー・クラス名 (ブランク) が指定されました。
CCI_INV_PARSER_OBJECT パーサー・オブジェクトにヌル・ポインターが指定されました。
CCI_INV_SQL_EXPR_OBJECT SQL 式値にヌル・ポインターが指定されました。
CCI_INV_STATEMENT ステートメントが指定されていません。
CCI_INV_TERMINAL_NAME 無効な端末名 (ブランク) が指定されました。
CCI_INV_TERMINAL_OBJECT 端末オブジェクトにヌル・ポインターが指定されました。
CCI_INV_TRANSACTION_TYPE トランザクション・タイプに無効な値が指定されました。
CCI_INV_VFTP ユーザー定義拡張機能の仮想関数ポインター表のアドレスにヌル・ポインターが指定されました。
CCI_MISSING_IMPL_FUNCTION 関数ポインター表に必須インプリメンテーション関数が定義されていません。
CCI_NAME_EXISTS 同じクラス名のパーサーがすでに存在しています。
CCI_NO_BUFFER_EXISTS 指定したパーサー・オブジェクトのバッファーが存在しません。
CCI_NO_EXCEPTION_EXISTS このスレッドでは、以前に例外が検出されていません。
CCI_NO_THREADS_AVAILABLE ディスパッチ可能なスレッドがありません。
CCI_NULL_ADDR アドレスを戻す関数が失敗し、代わりにゼロが戻されました。
CCI_PARSER_NAME_TOO_LONG パーサー・クラスの名前が長すぎます。
CCI_SUCCESS 正常終了。
CCI_SUCCESS_CONTINUE cniRun() 戻り値: メッセージ処理をコミットして、スレッド実行を継続します。
CCI_SUCCESS_RETURN cniRun() 戻り値: メッセージ処理をコミットして、スレッドをプールに戻します。
CCI_TIMEOUT cniRun() 戻り値: メッセージは処理されませんでしたが、スレッド実行を継続します。
注:
  1. この戻りコードは、 cniGetLastExceptionData のみによって戻され、最後の例外のタイプを示します。
関連資料
C 共通ユーティリティー関数
ヘッダー・ファイル
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Copyright IBM Corporation 1999, 2006 最終更新: 08/21/2006
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