リアルタイム・トランスポートのパフォーマンスに関する考慮事項

リアルタイム・トランスポートを使用するように構成されているブローカーには、 ブローカーの動作に影響を及ぼすように変更できるプロパティーが幾つかあります。 それらのプロパティーは、次のとおりです。
brokerInputQueues
このプロパティーは、 着信メッセージを保管するのに使用可能なキューの数を定義します。 キューの数を多くすると、ブローカーが受け入れ可能な着信メッセージの比率も大きくなります。

デフォルト値は 1 です。

brokerInputQueueLength
このプロパティーは、 各入力キューに保管できるメッセージの最大数を定義します。 この値が大きいと、各入力キューに保管できる入力メッセージの数が多くなります。 しかし、このプロパティーの値を大きくすると、ブローカーが各キューで必要とするメモリーの最大合計も大きくなることに注意してください。

デフォルト値は 99 です。

maxBrokerQueueSize
このプロパティーは、 ブローカーの出力キューの最大サイズを定義します。 最大数を超えると、 最新のメッセージ、最高優先度のメッセージ、 および応答メッセージを除いて、 そのブローカー用にキューに入っていたすべてのメッセージがブローカーによって削除されます。 このプロパティーが 0 に設定されていると、 ブローカーは他のブローカー用にキューに入れることのできるバイト数に制限を課しません。

デフォルト値は 1000000 バイトです。

brokerPingInterval
このプロパティーは、 ブローカー間の接続でブローカーが PING メッセージを開始するミリ秒単位の時間間隔を定義します。 PING メッセージは、接続の両端で通信がオープンのままかどうかを確認するのに使用できます。 この値が 0 であると、ブローカーは PING を送信しません。

デフォルト値は 5000 ミリ秒です。

maxMessageSize
このプロパティーは、 ブローカーが受け取るメッセージの最大サイズを定義します。 ブローカーがこの値より大きいメッセージを受け取る場合には、 ブローカーはそのメッセージを送信したクライアントを切断します。

デフォルト値は 100000 バイトです。

デフォルト値を使用しない場合には、 mqsichangeproperties コマンドを使用してこれらのプロパティーの新しい値を定義します。

関連タスク
統計レポートの生成
統計レポートへのサブスクライブ
関連資料
mqsichangeproperties コマンド
特記事項 | 商標 | ダウンロード | ライブラリー | サポート | フィードバック
Copyright IBM Corporation 1999, 2006 最終更新: 08/21/2006
aq20060_