TDS はメッセージ内の Null 値の処理をサポートしています。 メッセージ・セット・プロパティー「ブールの Null 表現」を使用して、ブールの Null 表現で使用する値を指定できます。 オブジェクト・プロパティー「ヌルのエンコード方式」およびヌルのエンコード値 を使用して、個別のオブジェクトに関しての Null 処理を表現する方法を制御できます。
「ヌルのエンコード方式」プロパティーは、3 つの列挙された値 NULLPadFill、NULLLogicalValue、および NULLLiteralValue から選択できます。
tag1:,上記のように書き出された場合、tag1 は、NULLPadFill を設定された可変長エレメントのタグ、":" はタグ・データ区切り文字、そして "," は区切り文字です。
リテラル値のほうが短い場合、出力時に「ヌルのエンコード値」に埋め込みが行われます (「埋め込み文字」を使って)。 入力時に NULLLiteralValue の長さが「長さ」フィールドに一致しない場合、 埋め込まれるヌルが正しく解析されるようにメッセージ・セット・レベルの「固定長ストリングのトリム」プロパティーを設定しなければなりません。
「ヌルのエンコード値」プロパティーの使用は、上で説明した「ヌルのエンコード方式」プロパティーに選択した値に依存します。 ヌル値はバイナリー・タイプには定義されていません。 そのため、プロパティー「ヌルのエンコード方式」および「ヌルのエンコード値」は、バイナリー・タイプには設定されません。