mqsireporttrace コマンド

サポートされるプラットフォーム

  • Windows
  • Linux および UNIX システム
  • z/OS

目的

mqsireporttrace コマンドを使用すれば、現在有効のトレース・オプションを表示することができます。このコマンドは以下に対して有効です。
  • ユーザー・トレース。-u オプションを指定します。

    z/OS では、ユーザー・トレースは、ブローカーの特定の実行グループに対して実行されます。コマンドの対象をさらに絞って、特定のメッセージ・フローをトレースすることができます。

  • サービス・トレース。-t オプションを指定します。このオプションは、BIPxxxx メッセージにあるアクションによって指示された場合、または IBM サポート・センターから指示された場合にのみ使用してください。

    z/OS では、サービス・トレースは、特定の実行グループに対して実行することができます (ユーザー・トレースと同様)。ユーザー・トレースとは異なり、サービス・トレースは、アクティブなエージェント (つまり、ブローカーまたはユーザー・ネーム・サーバー) に対して実行することもできます。

ブローカーを指定する場合や、そのリソース (実行グループまたはメッセージ・フロー) を指定する場合、トレース設定を照会する前に、それらをデプロイしておかなければなりません。

構文

Windows プラットフォーム、Linux、および UNIX システム

ユーザー・トレース

サービス・トレース

z/OS

ユーザー・トレース

サービス・トレース

パラメーター

component
(必須 - Windows プラットフォーム、Linux、および UNIX システム) 報告されるオプションに関連したブローカーの名前、または固定値 UserNameServer。Linux および UNIX システムでは、どちらの場合にも大/小文字の区別があります。
-u
(ユーザー・トレースには必須) ユーザー・トレースからレポート情報を導出します。
-e egroup
(ユーザー・トレースの場合は必須、それ以外の場合はオプション) レポートが必要な実行グループのラベルを指定します。これは、ブローカーをコンポーネントとして指定している場合にのみ有効です。

z/OS の場合、この名前には大/小文字の区別があります。大/小文字混合の場合は、名前を単一引用符で囲ってください。

-f mflow
(オプション) レポートを要求する メッセージ・フロー のラベル。これは、ブローカーをコンポーネントとしても実行グループとしても指定している場合にのみ有効です。

z/OS の場合、この名前には大/小文字の区別があります。大/小文字混合の場合は、名前を単一引用符で囲ってください。

サービス・トレース限定の追加パラメーター

以下のオプションは、IBM サポート・センターまたは BIPxxxx メッセージによって指示された場合にのみ使用してください。

-t
(サービス・トレースには必須) サービス・トレースからレポート情報を導出します。
-b
(すべてのプラットフォームで -e の代替として) agent 関数にレポートを要求します。

許可

このコマンドを発行するのに使用するユーザー ID には、mqbrkrs 権限がなければなりません。

応答

  • BIP8002 選択されたフラグに互換性がありません (z/OS のみ)
  • BIP8003 重複したフラグが検出されました (z/OS のみ)
  • BIP8013 コンポーネントが存在しません
  • BIP8020 データベースにアクセスできません
  • BIP8029 ブローカーが構成されていません
  • BIP8032 キューに接続できません (Windows プラットフォーム、Linux、および UNIX システムのみ)
  • BIP8033 XML メッセージを送信できません
  • BIP8035 タイムアウト以内に応答が受信されませんでした
  • BIP8036 否定応答が受信されました
  • BIP8037 サポートされていないフラグが選択されました
  • BIP8038 サポートされていないコマンド・オプションが選択されました
  • BIP8039 実行グループを使用できません
  • BIP8040 データベースに接続できません
  • BIP8045 メッセージ・フローを使用できません
  • BIP8158 コマンドの形式が無効です (z/OS のみ)
  • BIP8159 パラメーター ... が不明です (z/OS のみ)

Windows プラットフォーム、Linux、および UNIX システムの場合:
mqsireporttrace BrokerA -t -e "exgrp1"
z/OS の場合
F MQP1BRK,reporttrace t=yes,e='exgrp1'
関連タスク
トレースの使用
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Copyright IBM Corporation 1999, 2006 最終更新: 08/21/2006
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