入力メッセージ特性の定義

始める前に:

パーサーに関する概念トピックに目を通しておきます。

メッセージがメッセージ・フローの入力ノードによって受け取られると、ノードは、メッセージが定義されるドメインを判別し、適切なパーサーを呼び出すことによって、そのメッセージの解釈方法を検出します。

メッセージ・ドメイン情報を、以下の 2 つの方法のどちらかで入力ノードに提供できます。

  1. 組み込み入力ノードを構成することにより、メッセージ・ドメインを示し、したがって受け取る各メッセージごとに起動されるパーサーを示すことができます。
  2. この情報を指定する、入力メッセージ自体に値を設定できます。 これは、メッセージ特性を定義するフォルダーを含む MQRFH2 ヘッダーを使用して行います。 これはより柔軟なアプローチです。 入力ノードが、各メッセージの内容に基づいて決定を下せるためです。

入力メッセージが MRM ドメインで定義され、その結果 MRM パーサーで解釈される場合、以下の追加のプロパティーを指定することが必要になります。

メッセージが WebSphere MQ メッセージである場合、これらのプロパティーは、入力ノードか、または着信メッセージの MQRFH2 ヘッダーのどちらかで設定することができます (両方で設定されている場合、MQRFH2 ヘッダーの内容が優先です)。

入力メッセージが、パーサーの提供先のもの以外のメッセージ・ドメインに所属する場合、それを処理するためのユーザー定義のパーサー、およびメッセージ・フローで処理するために 受け入れるユーザー定義のノードを提供することが必要です。 ユーザー定義のパーサーとノードに関する詳細については、提供されるマニュアルを調べてください。

入力ノードがメッセージ特性を判別しない場合、メッセージは BLOB ドメインにあると見なされ、BLOB パーサーが起動します。

Video Rental サンプルまたはComma Separated Value (CSV) サンプル (またはメッセージ・セットを使用する他のサンプル) をサンプル・ギャラリーからインポートし、サンプルのメッセージ・フロー内の入力ノードの「デフォルト・プロパティー」ページの値を調べます。

関連概念
メッセージ・フローの概要
パーサー
論理ツリー構造
メッセージのモデル化
関連タスク
メッセージ・フローの設計
メッセージ・フローの内容の定義
関連資料
組み込みノード
ESQL 参照
MQRFH2 構造体
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Copyright IBM Corporation 1999, 2006 最終更新: 08/21/2006
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