メッセージ・フローのための共用入力キューを構成する
WebSphere Message Broker ブローカーは、z/OS 上で WebSphere MQ キュー共用グループを使用します。
同じ共用キューのセットにアクセスできるキュー・マネージャーは、キュー共用グループ (QSG) と呼ばれるグループを形成し、共用キューを保管するカップリング・ファシリティー (CF) を手段として用いて互いに通信します。共用キューはローカル・キューのタイプで、そのメッセージは、QSG 内にある 1 つ以上のキュー・マネージャーによってアクセスできます。
QSG 内のメッセージの可用性をさらに強化するため、WebSphere MQ は、グループ内の別のキュー・マネージャーが異常な方法で CF から切断した場合にこれを検出し、可能な場合は、そのキュー・マネージャーの保留した作業単位を完了します。これはピア・リカバリーとして知られています。
シリアライゼーション・トークンの定義
共用キューにアクセスする必要のあるそれぞれの MQInput node に対して、シリアライゼーション・トークン属性に同じ値を定義します。
これを行わない場合、MQInput node が共用キューからメッセージの取得を試行したとき、アクションは失敗して、WebSphere MQ の戻りコード 2048(MQRC_PERSISTENT_NOT_ALLOWED) を受け取ります。
これは、処理中の入力メッセージが送達不能キューに送信されることを防止します。これは、別のブローカーがメッセージを取得して処理を再開できるようになる前に、リカバリー中にメッセージが入力キューに復元されるためです。