CWF は、メッセージ内での明示的な NULL 値の処理をサポートしています。 明示的なヌルは、エレメントをヌルとして識別する特定の値によって識別されます。
「ブールのヌル値」は、 メッセージ・セット・レベルで指定でき、 そのメッセージ・セット内で定義できるすべてのメッセージの BOOLEAN エレメントに適用できます。他のすべてのエレメント・タイプのヌル値は、エレメントごとに個別に指定できます。
CWF では、 「ヌルのエンコード方式」 および「ヌルのエンコード値」 エレメント・プロパティーを使用した、ヌル値の表現をサポートしています。 さらに、この情報は、MRM パーサーによるヌル値の処理方法を制御します。
「ヌルのエンコード方式」プロパティーは、 以下の 4 つの値のいずれかに設定できます。
「ヌルのエンコード値」プロパティーは、 論理値として解釈されます。 そのため、例えば、 その値が 0 に設定されている場合、 0 と 0.00 の両方がヌル値として解釈されます。
「ヌルのエンコード値」プロパティーは、 ストリング値として解釈されます。 そのため、ビット・ストリーム内のエレメントの値は、 ヌル値として解釈するように指定された値と完全に一致していなければなりません。
これは、 固定長エレメントの場合に使用しなければなりません。 出力の際に、ヌル値を含むすべてのエレメントが、指定した埋め込み文字付きで適切な長さに埋め込まれます。
「ヌルのエンコード値」プロパティーは、単一の文字ストリング値として解釈されます。 そのため、ビット・ストリーム内のエレメントの値の各文字は、ヌル値として解釈されるために、指定された文字の値と完全に一致していなければなりません。