バージョン 2.1 構成マネージャーからバージョン 6.0 へのマイグレーション: (DB2 がインストールされていない別のコンピューターへのマイグレーション)

このトピックでは、バージョン 2.1 構成マネージャーバージョン 6.0 にマイグレーションするための 3 つの方法のうちの 1 つを説明します。

始める前に

以前のバージョンおよび他の製品との共存に関する情報を参照してください。

DB2 または DB2 の JDBC クライアントがインストールされていない別のコンピューターに構成マネージャーをマイグレーションするには、以下のステップを実行します。

  1. バージョン 2.1 構成マネージャーを同じコンピューター上のバージョン 6.0 にマイグレーションします。以下のタスクを実行します。
    1. WebSphere MQ Integrator Broker バージョン 2.1 がインストールされていない場所に WebSphere Message Broker バージョン 6.0 をインストールします。
    2. バージョン 2.1 構成マネージャーを停止します。
    3. バージョン 6.0 コマンド・コンソールを起動し、mqsimigratecomponents コマンドを発行してバージョン 2.1 構成マネージャーをマイグレーションします。
    4. バージョン 6.0 構成マネージャーを始動します。

      初めてバージョン 6.0 構成マネージャーを始動すると、バージョン 2.1 構成マネージャーDB2 データベース内のドメイン情報が自動的に検出され、バージョン 6.0 構成マネージャーの内部リポジトリーにそれがマイグレーションされます。 ユーザーの介入を必要とせず、DB2 データベースも変更されません。

  2. バージョン 6.0 構成マネージャーを停止し、mqsibackupconfigmgr コマンドを使用して内部リポジトリーのコピーを作成します。
  3. 2 番目のコンピューターに WebSphere Message Broker バージョン 6.0 をインストールします。
  4. 2 番目のコンピューターで、mqsicreateconfigmgrコマンド (または z/OS では BIPCRCM ジョブ) を発行することによって、バージョン 6.0 構成マネージャーを作成します。

    WebSphere MQ ネットワークにおける固有性を維持するため、バージョン 2.1 構成マネージャーバージョン 6.0 構成マネージャーには異なるキュー・マネージャー名を使用してください。

  5. 2 番目のコンピューターで、WebSphere MQ を構成してバージョン 6.0 構成マネージャーがブローカー・ネットワークと通信できるようにします。 例えば、チャネル、伝送キュー、およびリモート・キュー・マネージャーの定義を構成しなければならない場合があります。
  6. 2 番目のコンピューターで、mqsirestoreconfigmgr コマンド (または z/OS の場合は BIPRSCM ジョブ) を発行することにより、空のバージョン 6.0 構成マネージャーリポジトリーの内容に対し、元のコンピューターからバックアップしたリポジトリーを上書きします。
  7. 2 番目のコンピューターで、バージョン 6.0 構成マネージャーを始動します。
  8. ドメイン内のすべてのブローカーを新規の 構成マネージャー に関連付け、それらのブローカーから正しいキュー・マネージャーに状況メッセージがパブリッシュされるようにするため、2 番目のコンピューターでは完全なトポロジー・デプロイが必要になります。 Message Brokers Toolkit またはコマンド行インターフェースを使用して、トポロジーをデプロイします。

    トポロジー・デプロイによるドメイン内のブローカーへの再サブスクライブが完了すると、ブローカーは新規システムの新規 構成マネージャー によって管理されるようになります。以前の 構成マネージャー は使用しないでください。

ご使用のブローカーをマイグレーションする前、または何らかの構成変更を行う前に、以下の確認作業を実行して、構成マネージャー のマイグレーションが正しく行われていることを確認します。
  1. マイグレーション済みの 構成マネージャー を開始します。
  2. Message Brokers Toolkit を開始し、構成マネージャー のドメインに接続します。
  3. ドメイン・コンポーネントのリストを確認し、エラーが発生していないかどうかを調べます。
  4. ドメインへのアラートのリストを確認し、停止しているコンポーネントがないかどうかを調べます。
  5. イベント・ログを開くことができるかを確認します。
  6. オプション: ブローカーを実行させている場合は、メッセージ・フローを停止して開始し、正常な応答があるかどうか (メッセージ・フローが停止したときに「アラート」ビューが更新され、メッセージ・フローが開始されたときにクリアされるかどうか) を確認します。
これらのステップが正しく実行されるのであれば、構成マネージャー は正常にマイグレーションされています。ステップが正しく実行されない場合は、その他のコンポーネントをマイグレーションしたり構成変更したりする前に、問題を解決してください。

構成マネージャーをマイグレーションした後、ユーザー・ネーム・サーバーをマイグレーションします。

関連タスク
バージョン 2.1 リソースのバックアップ
バージョン 2.1 からのマイグレーションの計画
WebSphere MQ Integrator Broker バージョン 2.1 から WebSphere Message Broker バージョン 6.0 へのマイグレーション
バージョン 2.1 からバージョン 6.0へのマイグレーション: バージョン 2.1 と一時的に共存するバージョン 6.0
バージョン 2.1 からバージョン 6.0 へのマイグレーション: アプリケーションとランタイム・コンポーネントをマイグレーションする
ツールのマイグレーション
ブローカーのマイグレーション
ユーザー・ネーム・サーバーのマイグレーション
関連資料
mqsimigratecomponents コマンド
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Copyright IBM Corporation 1999, 2006 最終更新: 08/21/2006
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