ここでは、ワークベンチにある「新規メッセージ定義ファイル」ウィザードを使用して、
C ヘッダー・ファイルから新規のメッセージ定義を作成する方法について説明します。
始める前に:
このタスクを完了するには、以下のタスクを完了している必要があります。
このタスクを始める前に、以下にリストされている点に注意してください。
- C ヘッダー・ファイルから新規のメッセージ定義ファイルを作成するためには、ヘッダー・ファイルがワークベンチ、例えばメッセージ・セット・プロジェクトに存在していなければなりません。これによって、「新規メッセージ定義ファイル」ウィザードでヘッダー・ファイルを選択できます。
- ウィザードを使用すると、ファイル拡張子 .h、.c および .css が付いた C ヘッダー・ファイルをインポートできます。
ソース・ファイルの拡張子が異なっている場合、インポートを試行する前に名前を変更する必要があります。
- 新規メッセージ定義ファイル追加先のメッセージ・セットがカスタム・ワイヤー形式 (CWF)
レイヤーを持たない場合、論理情報だけがモデル内に表示されます。
C ヘッダー・ファイルをインポートする前か後に、物理層をメッセージ・セットに追加できますが、C ヘッダー・ファイルから設定を確実に取り込むためには、物理層の追加はインポート前にする必要があります。
- mqsicreatemsgdefs を使用して、コマンド行から C ヘッダー・ファイルをインポートすることもできます。
以前に WebSphere MQ
Integrator バージョン 2.1 C インポーターを使用してメッセージ・モデルを作成したことがある場合、
WebSphere Message Broker バージョン 6.0 インポーターが出す結果が前とまったく同じではない場合もあります。
特に、バージョン 2.1 C インポーターは WebSphere Message Broker バージョン 6.0 と同じだけの C 構成をサポートしておらず、バージョン 2.1 複合タイプの命名規則は WebSphere Message Broker バージョン 6.0 複合タイプおよびグループの命名規則と同じではありません。
まれに、バージョン 2.1 エレメントの命名規則が、WebSphere Message Broker バージョン 6.0 エレメントの命名規則と同じでないことがあります。
以下のステップでは、完全に新規のメッセージ定義ファイルの作成方法、および既存ファイルの内容を上書きする方法の両方を説明します。
C ヘッダー・ファイルからメッセージ定義ファイルを作成するには、以下のようにします。
- 「ブローカー・アプリケーション開発」パースペクティブに切り替えます。
- ワークベンチ・メニューから、「ファイル」>「新規」>「メッセージ定義
ファイル」をクリックして、「新規メッセージ定義ファイル」ウィザードを開きます。 あるいは、以前にワークベンチにインポートされた C ヘッダー・ファイルを右マウス・ボタン・クリックして、メニューで「新規」>「メッセージ定義ファイル」をクリックすることで、ウィザードを開くことができます。
- 表示されるオプションのリストで、「C ヘッダー・ファイル」をクリックして、「次へ」をクリックします。
- 必要に応じて詳細を入力しながら、ウィザードの残りに従って進みます。
ウィザードを使用して、C ヘッダー・ファイルのインポートが完了したら、以下のようにします。
- ファイルがインポートされた時に作成されたレポートにエラーがないかを注意深く調べます。
これは、作成しようとしたメッセージ定義を含むプロジェクト内の
log ディレクトリーで見つけることができます。
レポートは、接頭部に新規メッセージ定義ファイル用に指定された名前を持つ .c.report.txt ファイル拡張子を持ちます。
- ワークベンチ・タスク・リストに示されているメッセージを検討して、新規警告またはエラーが表示されているかどうかを調べます。