マイグレーション済みのコンポーネントを以前のバージョンに復元する

マイグレーション済みのコンポーネントは、WebSphere Message Broker の前のバージョンに復元したり、復帰させたりすることができます。一部のコンポーネントの場合には、前のバージョンや元の状態に復元します。その他のコンポーネントの場合には、前のバージョンに戻しても、デプロイされたメッセージ・フローなどに対して行った変更内容はそのまま維持されます。

ブローカー・ドメインをバージョン 6.0 にマイグレーションした後に問題が生じた場合には、コンポーネントを復元したり復帰させたりすることができます。 コンポーネントを前のレベルに復元または復帰させることにより、バージョン 6.0 での問題を修正できます。ドメイン全体を復帰させる必要はなく、問題の原因になっているコンポーネントのみを復帰させるだけで済みます。例えば、バージョン 6.0 でメッセージ・フローが期待どおりに作動しない場合は、問題が解決されるまでそのブローカーを復帰させます。

コンポーネントを前のバージョンに復帰させることができるのは、コンポーネントを元々そのバージョンからマイグレーションしている場合に限られます。新規のバージョン 6.0 ブローカーを作成してから前のレベルに復帰させることはできません。また、バージョン 2.1 ブローカーを作成し、バージョン 6.0 にマイグレーションしてからバージョン 5.0 に戻すこともできません。

このセクションのトピックでは、バージョン 5.0 または バージョン 2.1 製品からマイグレーションしたコンポーネントおよびリソースを、元の状態に復元または戻す方法について説明します。
関連概念
以前のバージョンの Message Brokers Toolkit でのマイグレーション済みリソースの使用の条件
関連タスク
マイグレーションおよびアップグレード
バージョン 2.1 リソースのバックアップ
WebSphere Business Integration Message Broker バージョン 5.0 リソースのバックアップ
アンインストール
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Copyright IBM Corporation 1999, 2006 最終更新: 08/21/2006
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