このトピックでは、ESQL の単純な比較演算子について説明します。ESQL の複雑な比較演算子に関する情報については、ESQL の複雑な比較演算子を参照してください。
ESQL には比較演算子 (述部) の完全なセットが備えられています。個々の演算子は、2 つのスカラー値を比較して、ブールを戻します。どちらかのオペランドがヌルの場合は、結果はヌルになります。両方ともヌルでない場合は、条件が満たされれば結果は真になり、満たされなければ偽になります。
すべてのスカラー・データ・タイプに比較演算子を適用できます。しかし、2 つのオペランドのタイプが異なる場合には、特別な規則が適用されます。これについては、暗黙のキャストで説明されています。
行とリストの比較もサポートする比較演算子があります。これについては、以下に注記されています。
この演算子は、行とリストも比較できます。リストと行の比較についての説明は、 ROW および LIST の比較を参照してください。
この演算子は、行とリストも比較できます。リストと行の比較についての説明は、 ROW および LIST の比較を参照してください。
ストリング・タイプ (CHARACTER、BLOB、BIT) の場合、比較は辞書的に行われます。左側から個々のエレメント (個々の文字、バイト、またはビット) の比較が開始されます。違いが検出されない場合は、2 つのストリングは等しくなります。違いが検出された場合は、第 1 オペランド中の最初の違っているエレメントが第 2 オペランドの対応するエレメントより大きい場合には値はより大になり、小さい場合には値はより小になります。2 つのストリングの長さが等しくないが、その長いストリングの一部と短いストリングが等しいという特殊な場合は、長い方のストリングが短いストリングより大きいと見なされます。したがって、次のようになります。
'ABD' は 'ABC' より大きい。 'ABC' は 'AB' より大きい。
'ABC ' は 'ABC' と等しい
長さが 1 のストリングの比較は、個々の文字、バイト、またはビットの比較と同等であることに注意してください。ESQL には単一の文字、バイト、またはビットのデータ・タイプはないので、長さが 1 のストリングを使用して単一の文字、バイト、またはビットを比較するのが標準的な方法です。