データ変換とは、あるオペレーティング・システムで認識される形式のデータを、別のオペレーティング・システムで認識される、特性の異なる (数値順序など) 形式に変換する処理のことです。
数値を保管するために異なるメソッドを使用するシステムのネットワークを使用するか、または異なるコード・ページでデータを表示するユーザー間で通信する必要がある場合、データ変換のインプリメント方法を考慮する必要があります。
エンコード値は、システム固有です。 例えば、Windows は通常、546 というエンコード値を持っており、その 16 進値は X'00000222' です。 16 進数字の最後の 3 桁は、以下のものを示します。
この値は、1 (通常の IEEE フォーマットのバイト順序)、2 (逆方向の IEEE フォーマットのバイト順序)、または 3 (通常の zSeries フォーマットのバイト順序) にすることができます。
浮動小数点数値 (IEEE フォーマットと z/Series (S/390) フォーマットのどちらも該当) に対する操作は、丸め誤差の対象となることに注意してください。
この値は、1 (通常のバイト順序) または 2 (逆方向のバイト順序) にすることができます。
この値は、1 (通常のバイト順序) または 2 (逆方向のバイト順序) にすることができます。
バイト内のビット順序は逆方向になることはありません。 通常のバイト順序とは、最下位数字が最高アドレスを占めていることを意味します。
通常のバイト順序で数字を処理するシステムは、ビッグ・エンディアン (z/Series、iSeries、Linux、および UNIX) です。 逆方向バイト順序で数字を処理するシステムは、リトル・エンディアン (主に PC) です。
数値順序に関する詳細については、「WebSphere MQアプリケーション・プログラミング・リファレンス」の付録 D の『Machine Encodings』を参照してください。
WebSphere MQ におけるコード・ページ・サポートに関する詳細については、「WebSphere MQアプリケーション・プログラミング・リファレンス」を参照してください。
WebSphere Message Broker を使用する場合、WebSphere MQ または WebSphere Message Broker あるいはその両方のデータ変換機能を使用することができます。
ヘッダーおよびメッセージ本体は、MQMD 値およびその他のヘッダー・フォーマット名に応じて変換されます。 メッセージの本体を変換するために、データ変換出口をセットアップすることが必要になる場合があります。
WebSphere MQ の機能を使用する場合、メッセージ全体は、WebSphere MQ ヘッダーのフォーマットの設定に応じて、指定されたエンコードおよび CCSID に変換されます。
WebSphere MQ 機能を使用したデータ変換に関する詳細については、「WebSphere MQアプリケーション・プログラミング・リファレンス」の付録 F『Data Conversion』を参照してください。
WebSphere Message Broker は、それらの WebSphere MQ ヘッダーを変換することもできます。これにはパーサーが提供されています (パーサーにリストされています)。
WebSphere Message Broker の機能を使用すると、メッセージ全体は、指定されたエンコードおよび CCSID には変換されません。 メッセージの続く部分に異なる変換を実行するには、それぞれのヘッダーに、異なるエンコードまたは CCSID、あるいはその両方を指定することができます。最後のヘッダー内のエンコードおよび CCSID は、メッセージ本体のための値を定義します。