ROUND 関数

ROUND 数値関数は、提供された値を指定の位取りで丸めます。

構文

precision が正の数なら、source_number は小数点以下 precision 桁で四捨五入されます。precision が負の場合の結果は、source_number の小数点の上 [precision の絶対値] 桁より下を四捨五入した結果です。

source_number には、任意の組み込み数値データ・タイプを指定できます。precision は整数でなければなりません。この関数の結果は、第 1 パラメーターが INTEGER の場合は INTEGER、第 1 パラメーターが FLOAT の場合は FLOAT、そして第 1 パラメーターが DECIMAL の場合は DECIMAL になります。結果は、source_number パラメーターが NULL でない限りパラメーターと同じタイプになります。パラメーターが NULL の場合は結果も NULL になります。DECIMAL を丸める際には、銀行型丸め または二等分シンメトリック方式 のまるめ規則が使用されます。詳細については、ESQL DECIMAL データ・タイプを参照してください。

以下に例を示します。
ROUND(27.75, 2)
27.75 が戻ります。
ROUND(27.75, 1)
27.8 が戻ります。
ROUND(27.75, 0)
28.0 が戻ります。
ROUND(27.75, -1)
30.0 が戻ります。

可能な場合、位取りは与えられた値に変更されます。結果を指定された位取りで表現できない場合、INF です。

関連概念
ESQL の概要
関連タスク
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関連資料
構文図: 使用可能なタイプ
ESQL 数値関数
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Copyright IBM Corporation 1999, 2006 最終更新: 08/21/2006
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