拡張スキーマ構造

このセクションでは、以下について説明します。

置換グループ

置換グループは、XML メッセージのあるエレメントを別のエレメントで置換するための手段を提供する XML スキーマの機能です。置換可能なエレメントはヘッド・エレメントと呼ばれます。また、置換グループとは、その代わりに使用できるエレメントのリストのことです。

ヘッド・エレメントのすべての有効な置換エレメントは、そのヘッド・エレメントの下にリストされています。置換グループのメンバーとの間のマッピングは、他のエレメントをマップするのと同じ方法で作成します。

置換グループの抽象ヘッド・エレメントは表示されず、置換がブロックされると、置換グループ・フォルダーは表示されません。

ワイルドカード

ワイルドカードを使用したマッピングを実行すると、サブマップ呼び出しが行われます。ワイルドカード置換は、サブマップ呼び出しのパラメーターを選択するときに指定します。

ワイルドカード・エレメントまたはワイルドカード属性は、別のエレメントまたは属性でのみインスタンス化できます。メッセージ・マッピング・エディターでは、グローバル・エレメントまたはグローバル属性だけをワイルドカード置換として使用できます。

派生タイプ

特定のタイプのエレメントの場合、そのエレメントをベースにしたすべての既知のタイプが、メッセージ・マッピング・エディターの「ソース」および「ターゲット」ペインに表示され、基本タイプおよび派生タイプのすべての属性およびエレメントが、それぞれのタイプの下にリストされます。

派生タイプおよびその内容を対象としたマッピングは、任意のタイプまたはタイプ内容をマップするのと同じ方法で作成できます。派生タイプ・エレメントをマップすると、メッセージ・マッピング・エディターは、適切な xsi:type 属性で ESQL コードを生成します。

リスト・タイプ

リスト・タイプは、反復する単純値をレンダリングする 1 つの方法です。 その表記は反復エレメントの表記よりもコンパクトで、複数値の属性を割り当てる方法を提供します。

リスト・タイプの属性またはエレメントは、他の単純タイプの属性またはエレメントをマップするのと同じ方法でマップします。2 つのリスト・タイプ・エレメントの間のマッピングは、任意の 2 つの単純タイプ・エレメントの間のマッピングと同じです。

リスト・タイプと非リスト・タイプ (反復エレメントなど) の間で変換を行うには、ESQL 関数を作成してから、その関数をマップとしてパッケージします。メッセージ・マッピング・エディターは、このサブマップをリスト・タイプのデフォルト変換として自動的に選択します。

共用体タイプ

共用体タイプは、複数の単純タイプの共用体と同じであり、 共用体タイプでは、複数の異なる単純タイプのいずれかに値を準拠させることができます。

共用体タイプの属性またはエレメントを対象としたマッピングは、以下の図に示されているとおり、atomic 単純タイプの属性またはエレメントをマップするのと同じ方法で、メッセージ・マッピング・エディターを使用して作成します。
<xsd:simpleType name="zipUnion">
<xsd:union memberTypes="USState listOfMyIntType"/>
</xsd:simpleType>
<xsd:element name=zip type=zipUnion/>
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Copyright IBM Corporation 1999, 2006 最終更新: 08/21/2006
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