すでに WebSphere MQ パブリッシュ/サブスクライブ・ブローカー・ネットワークをお持ちである場合には、 変更することなく、このネットワークを使い続けることができます。WebSphere Message Broker バージョン 6.0 をご使用の環境に導入しても、またそのブローカー・ドメインにブローカーを作成しても、 この 2 つのネットワークを接続する特定の処置を取らない限りは、 ご使用の WebSphere MQ パブリッシュ/サブスクライブ・ブローカー・ドメインに影響は及びません。
この、2 つの別々の独立したネットワークという方式で稼働したい場合には、 何も特定の処置を取る必要はありません。相互作用なく、ご使用の現存の WebSphere MQ パブリッシュ/サブスクライブ・ネットワークを保持し、WebSphere Message Broker バージョン 6.0 ネットワークをインストールして構成することができます。
現行のアプリケーションは、変更されずに稼働し続けます。ただし、このシナリオでは パブリケーションの交換は不可能です。
単一のキュー・マネージャーは、WebSphere MQ パブリッシュ/サブスクライブ・ブローカーと WebSphere Message Broker バージョン 6.0 ブローカーの両方をサポートすることはできないことに注意してください。 両方のタイプのブローカーが同じシステム上に ある場合、各ブローカーにそれぞれ専用のキュー・マネージャーが必要です。
このシナリオは、新規の製品およびパブリッシュ/サブスクライブ・サポートに含まれる追加の機能を調べる際にインプリメントすることができます。 これにより、統合またはマイグレーション、あるいはその両方の必要な範囲を、 現行の環境に影響を与えることなく計画することが可能です。
ただし、WebSphere MQ パブリッシュ/サブスクライブ・システムに必要なレベルの WebSphere MQ を持っていることを確認する必要があります。 WebSphere Message Broker バージョン 6.0 には、少なくともバージョン 5.3 の WebSphere MQ が必要です。