インライン DTD および「DOCTYPE テキスト」プロパティー

メッセージ中にインライン DTD を組み込んだり、 プロパティー「DOCTYPE テキスト」を設定して追加情報を指定したりできます。 ただし、パーサーで出力メッセージが構成される際に実行される処置に注意しなければなりません。

  1. 出力メッセージが再生成されることになる処置を実行する場合、 例えば、SET OutputRoot.MRM.Field1 = xxx のような ESQL ステートメントをコーディングして、 新しい出力メッセージを作成するよう Compute ノードを構成する場合は、 以下のようになります。
    • このメッセージが定義されているメッセージ・セットのプロパティー「DOCTYPE の抑制」を「はい」に設定している場合は、 DOCTYPE 情報 (メッセージ・セットかメッセージの「DOCTYPE テキスト」プロパティーで指定されている) とインライン DTD の両方とも、 出力メッセージから除外されます。
    • このメッセージが定義されているメッセージ・セットのプロパティー「DOCTYPE の抑制」を「いいえ」に設定している場合。
      • 可能であれば、インライン DTD が保存されます。
      • その他の場合、メッセージが自己定義である場合には、 出力メッセージ中にメッセージ・セット「DOCTYPE テキスト」プロパティー情報が組み込まれます。
      • その他の場合 (メッセージが自己定義でない 場合)、 出力メッセージ中にメッセージ・レベル「DOCTYPE テキスト」プロパティー情報が組み込まれます。
  2. 出力メッセージが再生成されることになるアクションを実行しない場合、 パーサーによって、入力メッセージの直接コピーにより出力メッセージが生成されます。 SET OutputRoot = InputRoot を (明示的に、 または「メッセージ全体をコピー」チェック・ボックスにチェックを付けて) 使用して、 メッセージをコピーするようにメッセージ・フロー中の Compute ノードを構成しており、 しかもこのノードや他のノードでメッセージに何も変更を加えない場合に、 このようになります。 この場合、インライン DTD は出力メッセージ中に保存されますが、 メッセージ・セットまたはメッセージの「DOCTYPE テキスト」プロパティーで指定した情報は組み込まれません。
関連概念
MRM ドメイン内の物理形式
XML ワイヤー形式
XML ワイヤー形式: 論理モデルとの関係
関連タスク
物理プロパティーでの作業
関連資料
メッセージ・セットのプロパティー
XML ワイヤー形式メッセージ・セットのプロパティー
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Copyright IBM Corporation 1999, 2006 最終更新: 08/21/2006
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