ワイルドカード・エレメントは、メッセージ・モデルには現れないものの、 入力メッセージにはワイルドカード・エレメントの位置に現れることがあるエレメントを表します。
ワイルドカード・エレメントは、メッセージ・モデルに柔軟性を持たせるための方法です。 これにより、メッセージは、メッセージ・モデルに正確に一致しなくても構文解析できます。
ワイルドカード・エレメントは、「構成」が「シーケンス」で、「内容の妥当性検査」が「クローズ」である複合タイプまたはグループ内にのみ現れることができます。 ワイルドカード・エレメントは、複合タイプまたはグループの「内容の妥当性検査」プロパティーを「オープン」または「オープン定義」に設定することに類似した機能を提供します。
ブローカーが WebSphere Message Broker バージョン 6.0 より前の場合、 ワイルドカード・エレメントと突き合わせることが許可されるエレメントの数は予測不能です (「最小オカレンス」と「最大オカレンス」は無視されます)。