メッセージ・モデル・オブジェクト: 複合タイプ

複合タイプは、1 つ以上の複合エレメントの構造を記述します。

複合タイプは、すべてのメッセージ・モデルの重要な部分といえます。 なぜなら、それはモデル内のメッセージとエレメントの論理構造を定義するからです。

複合タイプの目的

複合タイプは、メッセージ・モデル内のメッセージおよびエレメントの構造を定義します。 エレメント、属性、グループ、およびワイルドカードを組み合わせることにより、 ほとんどすべてのメッセージ構造をモデル化できます。

複合タイプの内容

エレメント

ほとんどの複合タイプは、いくつかのエレメントを含んでおり、 いくつかの複合タイプは、複合エレメントの大きな階層を含んでいます。 複合タイプ内のエレメントは、常にグループ内に含まれています。 このグループは、複合タイプに対してローカルにすることができ、 その場合にはメッセージ定義エディターのビューでは表示されません。 これが通常の場合です。

別の場合として、エレメントを含むグループはグローバル・グループであることができます。 このグループはエレメントの内容、構成、および複合タイプの内容の妥当性検査を定義します。

複合タイプが単純タイプから派生した場合、エレメントの内容を含むことはできません。

属性
XML メッセージをモデル化している場合、複合タイプは属性を含むことができます。 複合タイプの属性は、ローカルまたはグローバルであることができます。 さらに、それらが属性グループ内に含まれることもあります。
グループ
グループによって、エレメントのセットを複合タイプに含めることができます。 グループのメンバーは、他のエレメントの対等なものとして含められます。 それらの使用方法の詳細については、メッセージ・モデル・オブジェクト: グループを参照してください。
ワイルドカード
複合タイプはワイルドカード・エレメントを含むことができ、 これによってモデル化されていないエレメントは、 複合タイプに基づく任意のエレメント内に現れることが許可されます。 そのようなエレメントは、メッセージ内のワイルドカードと同じ位置に現れる必要があります。 複合タイプはワイルドカード属性を含むこともでき、 これによってモデル化されていない属性は、 複合タイプに基づく任意のエレメント内に現れることが許可されます。

構成

複合タイプの構成は、そのタイプのメンバーがどのように組織されているかを示します。 詳しくは、メッセージ・モデル・オブジェクト: グループを参照してください。

タイプ内容の妥当性検査を制御する

複合タイプの「内容の妥当性検査」パラメーターは、 そのタイプの内容を妥当性検査する精度を指定します。 詳しくは、メッセージ・モデル・オブジェクト: グループを参照してください。

置換設定

複合タイプには、そこから他のタイプを派生させることができるかどうか (final)、 および他のタイプがそれを置換できるかどうか (block) を制御するパラメーターがあります。 詳しくは、メッセージ・モデルの置換グループを参照してください。

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Copyright IBM Corporation 1999, 2006 最終更新: 08/21/2006
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