デプロイメントの結果の検査

デプロイメントの実行後に、操作が正常に完了したことを検査します。 デプロイメントの結果を検査する方法は、以下の 3 通りあります。 また、ブローカーがデプロイされたターゲット・システムのシステム・ログも確認して、ブローカーがエラーを報告していないことを確かめてください。

Message Brokers Toolkit の使用

以下のステップに従って、ワークベンチ を使用してデプロイメントを検査します。

  1. 「ブローカー管理」パースペクティブに切り替えます。
  2. 「ドメイン」ビューを展開します。
  3. 「イベント・ログ」をダブルクリックします。
デプロイメントが開始されると、次の情報メッセージが表示され、構成マネージャーが要求を受け取ったことを確認します。
  • BIP0892I
デプロイメントが正常に完了した場合は、以下の 1 つ以上の追加メッセージも表示されます。
  • BIP4040I
  • BIP4045I
  • BIP2056I

mqsideploy コマンドの使用

このコマンドは、構成マネージャーおよびデプロイメントの影響を受けたブローカーからの数値を戻して、デプロイメントの結果を示します。 コマンドが正常に完了すると、0 が戻されます。表示されるその他の値の詳細については、mqsideployのトピックを参照してください。

構成マネージャー・プロキシー API の使用

構成マネージャー・プロキシー・アプリケーションを使用している場合は、以下のようなコードを使用して、パブリッシュ/サブスクライブ・トポロジー・デプロイメント操作の結果を調べることができます。
TopologyProxy t = cmp.getTopology();

boolean isDelta = true;
long timeToWaitMs = 10000;
DeployResult dr = topology.deploy(isDelta, timeToWaitMs);

System.out.println("Overall result = "+dr.getCompletionCode());

// Display overall log messages
Enumeration logEntries = dr.getLogEntries();
while (logEntries.hasMoreElements()) {
  LogEntry le = (LogEntry)logEntries.nextElement();
  System.out.println("General message: " + le.getDetail());
}

// Display broker specific information
Enumeration e = dr.getDeployedBrokers();
while (e.hasMoreElements()) {

  // Discover the broker
  BrokerProxy b = (BrokerProxy)e.nextElement();

  // Completion code for broker
  System.out.println("Result for broker "+b+" = " +
    dr.getCompletionCodeForBroker(b));

  // Log entries for broker
  Enumeration e2 = dr.getLotEntriesForBroker(b);
  while (e2.hasMoreElements()) {
    LogEntry le = (LogEntry)e2.nextElement();
    System.out.println("Log message for broker " + b +
      le.getDetail()));
  }
}
deploy() メソッドは、影響のあるすべてのブローカーがデプロイメント要求に対して応答するまでブロックします。

このメソッドが戻される場合、その時点で DeployResult はデプロイメントの結果を表します。構成マネージャー・プロキシーによってオブジェクトは更新されません。

デプロイメント・メッセージを構成マネージャーに送信できない場合、デプロイメント時に ConfigManagerProxyLoggedException がスローされます。 構成マネージャーがデプロイメント・メッセージを受け取る場合、デプロイメント全体のログ・メッセージが表示され、その後に、デプロイメントの影響を受けた各ブローカーに固有の完了コードが示されます。 完了コードは、com.ibm.broker.config.proxy.CompletionCodeType クラスからの以下のいずれかの静的インスタンスとなります。

完了コード 説明
pending デプロイはバッチ内で保留され、ConfigManagerProxy.sendUpdates() を発行するまで送信されません。
submitted デプロイ・メッセージは構成マネージャーに送信されましたが、タイムアウトになる前に応答が受信されませんでした。
initiated 構成マネージャーが返信し、デプロイメントが開始されたことを通知しましたが、タイムアウトになる前にブローカー応答が受信されませんでした。
successSoFar 構成マネージャーがデプロイメント要求を発行し、タイムアウト期間の期限が切れる前にすべてではなく一部のブローカーが正常実行メッセージで応答しました。否定応答したブローカーはありません。
success 構成マネージャーがデプロイメント要求を発行し、タイムアウト期間の期限が切れる前に関係のあるすべてのブローカーが肯定応答しました。
failure 構成マネージャーがデプロイメント要求を発行し、1 つ以上のブローカーが否定応答しました。デプロイメントが失敗した理由について詳しくは、getLogEntriesForBroker を使用できます。
notRequired 示されているブローカーに関係する構成マネージャーにデプロイメント要求が実行依頼されましたが、構成がすでに最新になっていたのでこの要求はブローカーに送信されませんでした。
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Copyright IBM Corporation 1999, 2006 最終更新: 08/21/2006
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