EDIFACT は、商業部門および非商業部門での EDI 取引の国際標準です。 EDIFACT には基礎となる構文があり、それは ISO 規格です。 その構文内には、データ・エレメントのディレクトリー、複合データ・エレメント、セグメント、およびメッセージがあります。 送信側、受信側、および伝送のその他の属性を識別する「エンベロープ」(封筒) にメッセージを入れるための規則があります。 EDIFACT メッセージング規格の詳細については、United Nations Centre for Trade Facilitation and Electronic Business Web サイトを参照して、左側の「Standards」をクリックしてください。
EDIFACT メッセージは、MRM タグ付き区切りストリング形式 (TDS) を使用してモデル化できます。
EDIFACT メッセージの高水準構造を以下に示します。
EDIFACT メッセージのトップレベル交換は、 メッセージの基礎となる複合タイプに以下のプロパティーを設定することにより、モデル化できます。
Composition = Sequence Content Validation = Closed Tag Data Separator = <EDIFACT_TAGDATA_SEP> Data Element Separation = Tagged Delimited Delimiter = <EDIFACT_CS>
EDIFACT メッセージ内で、オプションの Service String Advice エレメントを使用することにより、 区切り文字がメッセージそのものの中で使用されるように定義できます。 このエレメントが EDIFACT Service String として認識されるようにするには、 エレメント・プロパティー「エレメント値の解釈」を EDIFACT Service String に 設定しなければなりません。さらに、区切り文字の値を、「メッセージ規格」プロパティー を EDIFACT に設定するときにデフォルトとなるニーモニック値に設定する必要があります。
EDIFACT の事前定義メッセージ・セット・ソリューションは IBM から購入することができます。