mqsichangeflowstats コマンド

サポートされるプラットフォーム

目的

mqsichangeflowstats コマンドを使うと、以下のことを行えます。
  • アカウンティングおよび統計のスナップショット・パブリケーションまたはアーカイブ・レコード出力をオンまたはオフにする。
  • 特定のフロー・メッセージのフロー、または実行グループ内のすべてのフロー、またはブローカーに属するすべての実行グループに対してコマンドを適用することを指定する。
  • 標準メッセージ・フローのアカウンティングおよび統計に加えて収集されるデータの細分性を変更する。 この追加のデータには、スレッド関連データ、ノード関連データ、ノード・ターミナル関連データ、またはこれらのデータの混合データを組み入れることができます。

このコマンドを使って設定したオプションは、次に mqsichangeflowstats コマンドで変更するまでアクティブのままになります。

構文

Windows プラットフォーム、Linux、および UNIX システム

z/OS

同義語 cs

パラメーター

brokername
(必須 -Windows プラットフォーム、Linux、および UNIX システム) アカウンティングと統計が変更されるブローカーのラベルを指定します。
-a
(必須) アーカイブ・アカウンティングと統計収集をコマンドで変更することを指定します。
注: -a または -s のいずれかを指定する必要があります。 これらの引数のどちらも指定しない場合、警告メッセージを受け取ります。
-s
(必須) スナップショット・アカウンティングと統計収集をコマンドで変更することを指定します。
注: -a または -s のいずれかを指定する必要があります。 これらの引数のどちらも指定しない場合、警告メッセージを受け取ります。
-e ExecutionGroupName
(必須) アカウンティングと統計のオプションが変更される実行グループの名前を指定します。
注: -e または -g のいずれかを指定する必要があります。 これらの引数のどちらも指定しない場合、警告メッセージを受け取ります。
-f MessageFlow
(必須) アカウンティングと統計のオプションが変更されるメッセージ・フローのラベルを指定します。
注: -f または -j のいずれかを指定する必要があります。 これらの引数のどちらも指定しない場合、警告メッセージを受け取ります。
-g
(必須) ブローカーに属するすべての 実行グループに対してコマンドを適用することを指定します。
注: -e または -g のいずれかを指定する必要があります。 これらの引数のどちらも指定しない場合、警告メッセージを受け取ります。
-j
(必須) 実行グループに属するすべての メッセージ・フローに対してコマンドを適用することを指定します。
注:
  1. -f または -j のいずれかを指定する必要があります。 これらの引数のどちらも指定しない場合、警告メッセージを受け取ります。
  2. すべての実行グループに対して -g オプションを設定する場合、-f ではなく -j を使用しなければなりません。
-c control
(オプション) スナップショットまたはアーカイブ用のアカウンティングと統計の収集に対して適用するアクションのレベルを制御するストリング値を指定します。 指定できる値は以下のとおりです。
  • active - スナップショットまたはアーカイブをオンにします。
  • inactive - スナップショットまたはアーカイブをオフにします。
-t ThreadData
(オプション) メッセージ・フローのスレッド統計データの収集を変更するストリング値を指定します。 指定できる値は次のとおりです。
  • none - スレッド関連のデータを統計から除外します。
  • basic - スレッド関連のデータを統計に含めます。
-n NodeData
(オプション) メッセージ・フローのノード統計データの収集を変更するストリング値を指定します。 指定できる値は以下のとおりです。
  • none - ノード関連のデータを統計から除外します。
  • basic - ノード関連のデータを統計に含めます。
  • advanced - ノード関連のデータとターミナル関連のデータを統計に含めます。
-r
(オプション) アーカイブ・データのリセットが必要であることを指定します。
注: このアクションは、アーカイブ・データの場合にのみ有効です。
その結果、このインターバルでこれまで累積したアカウンティングと統計のデータが消去されて、この時点から収集が再始動することになります。実行グループまたはグループ内のすべてのフローのアーカイブ・データはすべてリセットされます。

アーカイブ・インターバル・タイマーがリセットされるのは、mqsicreatebroker または mqsichangebroker-v オプション (統計アーカイブ・インターバル) がゼロでない場合だけです。 つまり、インターバル・タイマーが設定されるのは、例えば z/OS 上の ENF などの外部方式ではなく、 内部インターバル通知メカニズムが使用されている場合だけです。

-b AccountingOrigin
(オプション) 収集された統計を特定の出力に区分化するために環境ツリー・パス Broker.Accounting.Origin を使用することを指定します。 指定できる値は以下のとおりです。
  • none - アカウンティング起点データに従って統計を区分化しない
  • basic - アカウンティング起点データに従って統計を区分化する
-o OutputFormat
(オプション) 統計レポートの出力先を指定します。 指定できる値は以下のとおりです。
  • usertrace - これはデフォルトで、"bip" メッセージを usertrace に書き込みます。これは、 後で mqsireadlog および mqsiformatlog コマンドを使用し、通常の方法で処理できます。
  • xml - 統計レポートは、XML 文書として生成され、メッセージ・フローを実行しているブローカーによってパブリッシュされます。
    データがパブリッシュされるトピックは、 以下の構造になっています。
    $SYS/Broker/<brokerName>/StatisticsAccounting/<recordType>/<executionGroupLabel>/<messageFlowLabel>
    この recordType は Snapshot または Archive に設定され、 サブスクライバーの要件に応じて、 ブローカー、実行グループ、およびメッセージ・フローの名前が指定されます。
  • smf - (z/OS のみ)。 統計レポートは、SMF タイプ 117 レコードとして出力されます。

許可

このコマンドを発行するのに使用するユーザー ID には、mqbrkrs 権限がなければなりません。

応答

このコマンドは、以下の応答を戻します。
  • BIP2226 メッセージ・フロー・ノード ' ' での属性変更の要求: メッセージ・フローは存在しません
  • BIP8004 無効なフラグおよび引数が選択されました
  • BIP8013 コンポーネントが存在しません
  • BIP8020 データベースにアクセスできません
  • BIP8029 ブローカーが構成されていません
  • BIP8033 XML メッセージを送信できません
  • BIP8038 サポートされていないコマンド・オプションが選択されました
  • BIP8039 実行グループを使用できません
  • BIP8040 データベースに接続できません

BrokerA のすべての実行グループ内のメッセージ・フロー "myFlow1" のスナップショット統計をオンにし、 アカウンティング起点によってデータが収集されるように指定します。
mqsichangeflowstats BrokerA -s -g -j -b none   
BrokerA の実行グループ "EGRP2" 内のメッセージ・フロー "MyFlow1" のアーカイブ統計の収集をオフにし、それと同時に、(次の活動化時に) 収集されるデータの細分性を変更して、スレッド関連のデータを含めます。
 mqsichangeflowstats BrokerA -a -e "EGRP2" -f MyFlow1 -c inactive -t basic   
BrokerA のすべての実行グループ内のすべてのメッセージ・フローのスナップショット・データをオフにします。
mqsichangeflowstats BrokerA -s -g -j -c inactive  
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Copyright IBM Corporation 1999, 2006 最終更新: 08/21/2006
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