メッセージ・タイプでのネーム・スペースの指定

メッセージ・タイプは、複数パーツのメッセージを定義するとき、単純なメッセージ ID またはメッセージ・タイプ・パスを含むことがあります。 複数パーツのメッセージを定義するとき、メッセージ・タイプメッセージ・タイプ接頭部メッセージ・セット・プロパティーと結合されます。メッセージ・タイプ・パスは、ESQL ASBITSTREAM 機能の FolderBitStream オプションと、CREATE ... PARSE 文を使用して指定されることもあります。

単純なメッセージ・タイプの形式は「id」で、「id」とはメッセージの ID のことです。メッセージ・パスの形式は「/id1/..../idm」で、「id1」は最外部メッセージの ID で、「idm」は最内部メッセージまたはエレメントの ID です。

同じ ID が異なるネーム・スペースで発生することが考えられます。 ID が特定のネーム・スペース内で限定されることを指定するには、メッセージ・タイプ内で、ID にネーム・スペースの接頭部をつける必要があります。ネーム・スペースは完全な URI 仕様で、中括弧で囲む必要があります。

例えば、単一 ID のメッセージ・タイプでは、次のように入力します。

{http://www.ibm.com/space}id

また、メッセージ・タイプ・パスは次のようになります。

{http://www.ibm.com/space}id/.../{http://www.ibm.com/spacem}idm

ID にネーム・スペースが指定されない場合、モデル内で最初に検出されたマッチングが使用されます。したがって、ネーム・スペースが使用可能でない場合、またはメッセージ・セット内で ID が固有の場合、ネーム・スペースはメッセージ・タイプで指定される必要はありません。ID が固有でない場合、ネーム・スペースを指定して、モデル内で正しいマッチングが確実に行われるようにする必要があります。

関連概念
メッセージ・モデルのネーム・スペース
非 XML メッセージを含むネーム・スペース
メッセージ定義ファイルの再利用
関連タスク
クイック修正をタスク・リスト・エラーに適用する
大規模な MRM メッセージの処理
メッセージ・セット・プロジェクトの作成
メッセージ・セットの作成
メッセージ定義ファイルの作成
関連資料
メッセージ・セットのプロパティー
メッセージ定義ファイルのプロパティー
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Copyright IBM Corporation 1999, 2006 最終更新: 08/21/2006
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