データ・タイプは、データの項目の特性を定義して、そのデータが処理される方法を決定します。ESQL は、以下にリストする 6 つのデータ・タイプをサポートしています。データベースから検索され、自己定義メッセージで受信されるデータ、または (MRM データ・タイプを使用して) メッセージ・モデルで定義されるデータは、ESQL 式で処理されるときにこれら基本的な ESQL タイプの 1 つにマップされます。
1 つのブローカー内で、1 つのメッセージのフィールドに含まれるデータは、特定のデータ・タイプ (データ型) のデータです。また、メッセージの処理のために中間変数が使用される場合もあります。中間変数はすべて、使用する前にデータ・タイプを使用して宣言する必要があります。変数のデータ・タイプは一定です。変数に別のタイプの値を代入しようとすると、暗黙のキャストが実行されるか、例外が発生することになります。メッセージ・フィールドには、決まったデータ・タイプはなく、異なるタイプの値も代入できます。そのフィールドは新しい値とタイプになります。
式を評価することによって得られるデータ・タイプを予測することは、常に可能であるわけではありません。どの種類のメッセージ・スキーマも参照することなく式が「コンパイル」されるので、 タイプ・エラーによっては実行時まで検出できないものがあるためです。
ESQL は以下のデータのカテゴリーを定義します。個々のカテゴリーには 1 つ以上のデータ・タイプがあります。