このサンプルの目的は、さまざまな形式のコンマ区切り値 (CSV) メッセージをモデル化する方法を示す実際的な例を提供することです。
メッセージ例は、最も単純な CSV メッセージを示す CSV_1 から、CSV メッセージのより複雑な一般機能のサポートが追加された CSV_7 まで、次第に複雑になります。
CSV_8 および CSV_9 では、タグを使用してモデルをより簡単で柔軟性のあるものにする方法を検討します。
CSV メッセージは、メッセージの一般的なスタイルであり、データベースやスプレッドシートから抽出されたデータ用にしばしば使用されます。 これらは、改行で終了する複数のレコードで構成され、それぞれのレコードは複数のコンマ区切りフィールドで構成されます。 通常、同じレコードが複数回に渡って繰り返されます。
CSV メッセージの例を以下に示します。
このサンプルには、9 つのメッセージ例が含まれた、MRM メッセージ・セットが組み込まれています。これは、CSV メッセージに関する以下の一般的な機能を示すものとなっています。
メッセージ・セットには、タグ付き/区切りストリング (TDS) 物理フォーマット (「CSV」と呼びます) と、XML 物理フォーマット (「XML」と呼びます) が含まれます。 CSV メッセージ・セットのサンプルは、以下の MRM 機能を使用します。
9 つのサンプルの構造は共通しています。 それぞれは CSV メッセージを単純なフローに渡します。そのフローでフォーマットが「CSV」から「XML」に変換されます。これにより、CSV メッセージは解析され、それから XML としてシリアライズされます。このことから、メッセージ・モデルが CSV メッセージを正しい論理構造 (XML 出力メッセージを見るとはっきり分かる) へと解析したことが分かります。 その後、各サンプルは結果として得られた XML メッセージを逆のフローに入れて逆方向に通過させ、このモデルを使用して必要な CSV メッセージの解析およびシリアライズが可能であることを示します。
各サンプルを実行する方法について詳しくは、CSV サンプルの実行を参照してください。
各サンプル CSV メッセージ・モデルのキーポイントについて詳しくは、CSV サンプルの調査を参照してください。