データベースの作成

Error Handler サンプルを実行するには、2 つのデータベースを作成する必要があり、それぞれは 1 つの表に含まれて いなければなりません。 次のスクリプトは、Error Handler サンプルを実行するために必要なデータベースを作成します。

CREATE DB ERRORDB
CONNECT TO ERRORDB
BIND 'install_dir\bnd\@db2cli.lst' blocking all grant public
CONNECT RESET
CONNECT TO ERRORDB
DROP TABLE ERRORS
CREATE TABLE ERRORS (MSGID BLOB(48), TEXT CHAR(250), ERRORNUM INTEGER, ERRORDATE TIMESTAMP, FLOWNAME CHAR(32), NODENAME CHAR(32), MSGDATA BLOB(3200))
CONNECT RESET
CREATE DB STAFFDB
CONNECT TO STAFFDB
BIND 'install_dir\bnd\@db2cli.lst' blocking all grant public
CONNECT RESET
CONNECT TO STAFFDB
DROP TABLE STAFF
CREATE TABLE STAFF (STAFFNUM CHAR(10), LASTCHANGE TIMESTAMP, FIRSTNAME CHAR(30), LASTNAME CHAR(30))
CONNECT RESET
TERMINATE

このスクリプトの実行する作業は、次のとおりです。

この指示は、DB2 Universal Database を使用していることを前提としています。STAFFDB 表と ERRORDB 表を作成してそれにアクセスする際には、以下の問題に注意してください。

データベースを作成するには、次のようにします。

  1. スクリプトをコピーしてテキスト・エディターに貼り付けます。
  2. install_dir の両方のオカレンスを、DB2 インストール・ディレクトリーへのインストール・パスで置き換えます。
  3. Linux のみ: すべての円記号 (\) をスラッシュ (/) に置き換えます。
  4. ファイルを保管します。 任意の名前を選択できますが、以下の指示は errorhandlerdb2.sql というファイル名を選択したことを前提としています。
  5. DB2 コマンド・ウィンドウで以下のコマンドを入力して、DB2 が開始されていることを確認します。

    db2start

  6. DB2 コマンド・ウィンドウで、errorhandlerdb2.sql を含むディレクトリーに移動し、以下のコマンドを入力します。

    db2 -vf errorhandlerdb2.sql

    スクリプトの実行が終了するまで待ちます。 初めてスクリプトを実行する場合、以下のメッセージが表示されます (DB2ADMIN はご使用のユーザー名、TBNAME は表の名前です)。

    DB21034E コマンドが、有効なコマンド行プロセッサー・コマンドでないため、
    SQL ステートメントとして処理されました。SQL 処理中に、以下が返されました。
    SQL0204N "DB2ADMIN.TBNAME" は未定義の名前です。SQLSTATE=42704

    これらのメッセージは無視してください。 メッセージが表示される理由は、スクリプトは現在作成している表と同じ名前を持つ既存の表を削除しようとしますが、これまで スクリプトを実行したことがない場合には、プログラムがそのような表を検出できないからです。

  7. Linux のみ: ODBC ドライバーをセットアップします。
    1. /var/mqsi/odbc/.odbc.ini ファイルをテキスト・エディターで開きます。
    2. .odbc.ini ファイルで、[ODBC Data Source] という行を探し、その下に次の行を挿入します。
      ERRORDB= IBM DB2 ODBC Database
      STAFFDB= IBM DB2 ODBC Database
    3. 以下のスタンザを .odbc.ini ファイルに追加します。
      [ERRORDB]
      Driver=/opt/IBM/db2/V8.1/lib/libdb2.so
      Description=ERRORDB DB2 ODBC Database
      Database=ERRORDB
      
      [STAFFDB]
      Driver=/opt/IBM/db2/V8.1/lib/libdb2.so
      Description=STAFFDB DB2 ODBC Database
      Database=STAFFDB

    これで、ODBC ドライバーが正しく構成されました。

  8. DB2 Control Center を始動し、ユーザー・データベースおよび表が作成されてデータが取り込まれているかどうかを 調べます。

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