Video メッセージ・フローについて

下の図は、Video メッセージ・フローを示しています。

Video サンプルのメッセージ・フロー。 この図のノードをクリックすると、その働きに関する説明が表示されます。

メッセージ・フローについての詳細は、WebSphere Message Broker の資料で メッセージ・フロー について参照してください。

メッセージ・フローの働き

Video メッセージ・フローは、入力メッセージから、顧客の個人情報および顧客に貸し出し中のビデオに関する情報を取り出します。 このメッセージ・フローを使用することにより、CWF、XML、および TDS の各入力メッセージが、メッセージ・フローの中で どのように解析されるかを調べることができます。 Video メッセージ・フローは以下のアクションを実行します。

  1. CWF、XML、または TDS の各物理フォーマットのいずれかとして、入力メッセージを識別します。
  2. 入力メッセージを完全に解析します。
  3. 顧客の氏名やその顧客に貸し出し中のビデオについての情報を入力メッセージから抽出し、入力メッセージの Cost フィールドの値を 2 倍にします。
  4. 変換後のメッセージをユーザーに対して出力します。

詳細については、WebSphere Message Broker の資料で、物理フォーマットについて調べてください。

下の表では、Video メッセージ・フローの各ノードで実行されるタスクについて説明します。

ノード名 ノード・タイプ ノードにより実行されるタスク
VIDEO_XML_IN MQInput
  1. 入力キューから入力メッセージを取得します (VIDEO_XML_IN とも呼ばれます)。
  2. Out ターミナルを介して、入力メッセージを Extract Fields ノードに渡します。 代替として、入力メッセージの識別に問題がある場合、VIDEO_XML_IN は、Failure ターミナルを介して入力メッセージを VIDEO_FAIL ノードに渡します。 例外がメッセージ・フローのダウンストリームで発生し、メッセージが VIDEO_XML_IN への「ロールバック」である場合、この ノードは Catch ターミナルを介して入力メッセージを VIDEO_FAIL ノードに渡します。
VIDEO_TDS_IN MQInput
  1. 入力キューから入力メッセージを取得します (VIDEO_TDS_IN とも呼ばれます)。
  2. Out ターミナルを介して、入力メッセージを Extract Fields ノードに渡します。 代替として、入力メッセージの識別に問題がある場合、VIDEO_TDS_IN は、Failure ターミナルを介して入力メッセージを VIDEO_FAIL ノードに渡します。 例外がメッセージ・フローのダウンストリームで発生し、メッセージが VIDEO_TDS_IN への「ロールバック」である場合、この ノードは Catch ターミナルを介して入力メッセージを VIDEO_FAIL ノードに渡します。
VIDEO_CWF_IN MQInput
  1. 入力キューから入力メッセージを取得します (VIDEO_CWF_IN とも呼ばれます)。
  2. Out ターミナルを介して、入力メッセージを Extract Fields ノードに渡します。 代替として、入力メッセージの識別に問題がある場合、VIDEO_CWF_IN は、Failure ターミナルを介して入力メッセージを VIDEO_FAIL ノードに渡します。 例外がメッセージ・フローのダウンストリームで発生し、メッセージが VIDEO_CWF_IN への「ロールバック」である場合、この ノードは Catch ターミナルを介して入力メッセージを VIDEO_FAIL ノードに渡します。
VIDEO_OUT MQOutput 顧客名および顧客に貸出中のビデオに関する情報のみが含まれている入力メッセージを VIDEO_OUT キューに入れます。
VIDEO_FAIL MQOutput メッセージ処理中に問題が発生すると、その入力メッセージが VIDEO_FAIL キューに入れられます。
Extract Fields Compute
  1. 入力メッセージから、顧客名および顧客に貸出中のビデオに関する情報を取り出します。
  2. 入力メッセージの Cost フィールドの値を 2 倍にします。
  3. 変更されたメッセージを、Out ターミナルを介して、VIDEO_OUT ノードに渡します。 現在、メッセージには顧客名、 および顧客に貸出中のビデオに関する情報のみが含まれています。

詳しくは、WebSphere Message Broker の資料で Video メッセージ・フローのノードについて調べてください。

入力メッセージに含まれる情報は、次のとおりです。

メッセージが Video メッセージ・フローで処理された後、メッセージ中に残る情報は、顧客の名前とその顧客に 貸し出し中のビデオに関する情報だけです。 さらに、Extract Fields ノードでは、Cost フィールドの値が倍になります。

メッセージ・フローで入力メッセージを処理する目的は、さまざまなフォーマットのメッセージを解析できることを示すためです。 さらに、1 つのメッセージの中で異なるネーム・スペースに属する複数の部分を、別個に参照するための ESQL の構文も示されて います。 詳しくは、WebSphere Message Broker の資料で ネーム・スペースおよび ESQL について調べてください。

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