X12 サンプルの実行

このトピックでは、X12 サンプル・メッセージ・フローを通してテスト・メッセージを書き込む方法を説明します。

入力メッセージ

X12 サンプルには、以下の 3 つのテスト・メッセージが含まれています。

3 つの入力メッセージはすべて、850 Purchase Order メッセージです。 最初の 2 つの入力メッセージが有効です。 3 番目の入力メッセージは無効です。メッセージに BEG フィールドが欠落しています。

サンプルの実行

サンプルを実行するには、入力キューにメッセージを入れ、出力キューからメッセージを取得することが必要です。 以下の指示に従ってください。

  1. 入力メッセージの 1 つを X12_TO_XML_IN キューに入れます。
    1. X12 メッセージ・フロー・プロジェクトで、エンキュー・ファイルの 1 つをダブルクリックして、 エンキュー・エディターでこれを開きます。
    2. Enqueue エディターで、「キューへ書き込み」をクリックします。 エンキュー・ファイル内のメッセージがキューに書き込まれます。

    メッセージを X12_TO_XML_IN キューに入れる際、最初のメッセージ・フロー内の X12_TO_XML_IN MQInput ノード (VALIDATINGX122XML.msgflow と呼ばれる) はメッセージを構文解析し、メッセージ・セットに対してそれを妥当性検査します。

  2. 「メッセージのデキュー」ダイアログを使用して X12_TO_XML_OUT キューから変換済みメッセージを取り出します。
    1. ツールバーの「キューからメッセージを取得 (Get a message from a Queue)」を クリックします。
    2. 「メッセージのデキュー」ダイアログに接続詳細を入力し、「キュー名」フィールドに X12_TO_XML_OUT を入力します。
    3. 「キューから読み取り」をクリックします。 変換済みメッセージが「メッセージのデキュー」ダイアログに表示されます。 メッセージは XML フォーマットになっています。
    4. 「別名保管」をクリックします。 メッセージを保管したい場所を参照し、ファイル名を入力して、「保管」をクリックします。
  3. エンキュー・エディターを使用して、ステップ 2 で保管したメッセージを XML_TO_X12_IN キューに入れます。
    1. 「ファイル」>「新規」>「メッセージ・エンキュー・ファイル」を クリックします。
      新しいエンキュー・ファイルが作成され、エンキュー・エディターで開かれます。
    2. 「キュー・マネージャー名」フィールドに WBRK6_DEFAULT_QUEUE_MANAGER を入力します。
    3. 「ポート」フィールドに 2414 を入力します。
    4. 「キュー名」フィールドに、必要なキューの名前を入力します。
    5. 「参照」をクリックして、ステップ 2 で保管したメッセージの場所に ナビゲートし、「OK」をクリックします。
    6. 「キューへ書き込み」をクリックします。

    メッセージを XML_TO_X12_IN キューに入れる際、2 番目のメッセージ・フロー内の XML_TO_X12_IN MQInput ノード (VALIDATINGXML2X12.msgflow と呼ばれる) はメッセージを構文解析し、メッセージ・セットに対してそれを妥当性検査します。
  4. XML_TO_X12_OUT キューからメッセージを取得します。 メッセージは X12 メッセージになっています。

X12_TO XML_OUT または XML_TO_X12_OUT キューにメッセージがない 場合には、問題の診断を参照してください。 メッセージはまだ入力キューにあるのか、X12_FAIL キュー上か、またはいずれかのシステム・キューにある可能性があります。

PurchaseOrder_Missing_BEG.enqueue メッセージ

BEG フィールドがメッセージにないため、最初のメッセージ・フローを通して PurchaseOrder_Missing_BEG.enqueue メッセージを入れると、X12_TO_XML_IN MQInput ノード上での妥当性検査が失敗します。 X12_TO_XML_IN MQInput ノードは、メッセージを X12_FAIL キューに入れます。

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