文書パーサーとは、文書と相互作用して、その文書内でのデータの編集および表示を向上させるエディター拡張機能です。 パーサーは色やフォントを使用して、プログラム言語のソース・ドキュメント内のさまざまな項目を強調表示します。 例えば、言語キーワードをある色で強調表示し、変数名を別の色で強調表示し、ストリング・リテラルをさらに別の色で強調表示する、などを行います。
基本エディターは、共通プログラム言語用のパーサーの選択に付属しています。 追加の文書パーサーおよび言語依存の機能は、LPEX ベースのエディター・アプリケーションによって提供される場合があります。
ファイルを開くと、そのファイルのファイル名拡張子がパーサーと関連しているかどうかをエディターが検査します。 例えば、エディターは C/C++ プログラム・ソース・ファイルを認識および構文解析するように構成されています。 sample.c という名前のファイルを開くと、エディターで C/C++ 文書パーサーが起動されます。sample.cbl という名前のファイルを開くと、エディターで COBOL 文書パーサーが起動されます。
通常は、パーサーは以下を実行します。
プログラム言語ソース・ドキュメントにおける各行がエレメントです。エレメント・クラス定義は、エレメントに入っているデータのタイプを説明しています。エレメントには、複数のエレメント・クラスが入っている場合もあります。以下に表示されるエレメントには、code クラスおよび comment クラスがあります。
エレメントのスタイルは、エレメントが表示される方法を決定します。 パーサーは、エレメントのテキストと同じ長さのスタイル文字のストリングを設定します。 エディターは、エレメント・スタイル・ストリングで対応する位置にあるスタイル文字の属性で、 エレメント・テキストの文字それぞれを表現します。 以下に示されているエレメントのスタイルには、キーワード、句読点、ID、演算子、引用符付き文字列リテラル、およびコメント・スタイル文字が含まれています。
code クラス | comment クラス | |
C コードの行、エレメント・テキスト エレメント・スタイル |
if (x == "test") kk_pi_oo_qqqqqqp_ |
/*test for x*/ cccccccccccccc |
エディターは、文書に対して行ったすべての変更をモニターおよび記録します。各行への記入が完了すると、 エディターによって、その行に編集中の文書のタイプに固有の構成があるかどうかが調べられます。 例えば C プログラムの場合、パーサーは、オープン・コメント・マーカー (/*) とクローズ・コメント・マーカー (*/) の間にあるテキストをコメントであると認識します。 これらのコメントはコメント・スタイル文字に指定されている色で表示され、その行には comment エレメント・クラスのマークが付けられます。
パーサーのポップアップ・メニューの使用
文書パーサーは、その固有の選択をエディター・ビューのポップアップ・メニューに追加して、 文書に表示されるエレメントを指定したり、編集中の文書のタイプに固有のアクションを追加します。 例えば、ポップアップ・メニューから「ビューのフィルター操作」>「機能」を選択して、 C/C++ 文書に機能ヘッダーのみを表示することができます。
parser パラメーター
updateProfile.extensions パラメーター
updateProfile.noParser パラメーター
updateProfile.parserAssociation パラメーター
updateProfile.parserClass パラメーター
updateProfile.parsers パラメーター
updateProfile.parser パラメーター
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