サーバーでのテストおよび公開に使用されるリソース

サーバー上でテストおよび公開を行うには、以下のリソースを 1 つ以上定義する必要があります。

サーバーにサーバー構成ファイルがあれば、ほとんどの 場合に、これらのサーバー構成ファイルが自動的に作成され、サーバー・プロジェクトに収められます。

サーバー・プロジェクト

サーバー・プロジェクト にはサーバーおよびサーバー構成ファイルが含まれます。ワークベンチによって自動的にサーバー・プロジェクトが 作成されるときにプロジェクトに与えられる名前は、サーバー であり、これが「プロジェクト・エクスプローラー」ビューの「Other Projects」フォルダーで使用可能になります。

サーバー

サーバー は、アプリケーションのテストまたは公開を行う場所を識別します。 サーバーは、ローカル・テスト環境、フルインストールされたサーバー、別のマシン上にあるサーバーなどの、 特定のランタイム環境を指示しています。サーバーには、サーバーに公開する方法に関するロジック、 および実行するアプリケーション・プロジェクトと構成の情報が保管されています。

ワークベンチ上で、サーバーのメタデータが自動的に作成された場合、 serverName.server ファイルにそのメタデータが格納されます。 serverName は、サーバーに割り当てられた名前です。 サーバーのメタデータの詳細については、このトピックの下部にある 『サーバーのメタデータの表示または非表示』のリンクを参照してください。

サーバーのタイプ

サーバー・ツールは、以下のタイプのサーバーをサポートします:

サーバー構成

サーバー構成は、サーバーのセットアップおよびサーバーへの公開の ために必要な情報が含まれるファイルです。 例えば、これらのファイルには、サーバーを実行するポート、セキュリティーの設定、その他の ベンダー固有のサーバー設定についての情報が組み込まれることがあります。

WebSphere Application Server v5.1 の場合、サーバー構成ファイルに実行対象のポート、サポートされるデータ・ソースまたは MIME 型についての情報が含まれていることがあります。

WebSphere Application Server v6.x の場合、開発環境でワークスペースのサーバー構成がなくなりました。 サーバー固有の構成は WebSphere 管理コンソールで設定されます。 エンタープライズ・アプリケーションに固有の構成設定は、WebSphere Enhanced EAR エディターを使用して設定することができます。 WebSphere Enhanced EAR エディターは、アプリケーション・デプロイメント記述子エディターのデプロイメント・ページです。 エンタープライズ・アプリケーションに固有の以下の構成を構成するには、WebSphere Enhanced EAR エディターを使用してください。
  • データ・ソース
  • J2EE コネクター (J2C) などのリソース・アダプターおよび接続ファクトリー
  • 置換変数
  • Java™ 認証・承認サービス (JAAS) などの認証
  • 共用ライブラリー
  • 仮想ホスト
  • クラス・ローダー・ポリシー

インストール済みサーバー・ランタイム環境

アプリケーションのコンパイル用にアプリケーション・サーバーのランタイム環境を定義する必要があります。 サーバーには、現在使用されているインストール済みサーバー・ランタイム環境への参照が含まれます。 インストール済みサーバー・ランタイム環境の定義方法の詳細については、このトピックの下部にある 『インストール済みサーバー・ランタイム環境の定義』のリンクを参照してください。

リソース間の関係

各サーバーごとに、 そのサーバーで使用するサーバー構成およびインストール済みサーバー・ランタイム環境を指定することができます。 1 つのサーバーに対して、1 つのサーバー構成のみ指定するか、サーバー構成を指定しないことができます。 ただし、複数のサーバーから、同じサーバー構成を指定することはできます。

サーバー構成にプロジェクトが追加される際に、 サーバー構成とアプリケーション・プロジェクト (例えば、EAR プロジェクト) の関係が作成されます。1 つのサーバーに対しては、1 つまたは複数のプロジェクトを指定することができます。 また、複数のサーバー構成から、同じプロジェクトを指定することもできます。

1 WebSphere Application Server Toolkit V6.1.x では使用できませんが、Rational® Application Developer V7.0.x または Rational Software Architect V7.0.x などの製品では使用可能です。

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