mqsichangetrace コマンドを使用して、WebSphere Event Broker サービス・トレース機能を開始します。
コマンドの呼び出しごとに 1 つのブローカーのみを選択できますが、 そのコマンドを複数回呼び出すことによって、複数のブローカーに対して並行トレースをアクティブにすることができます。
トレースしたいコンポーネント、たとえば、ブローカー、構成マネージャー、またはユーザー・ネーム・サーバーを指定して、トレースの有効範囲を制限する必要があります。
コマンドの実行可能ファイルそのものをトレースしたい場合、環境変数 MQSI_UTILITY_TRACE および MQSI_UTILITY_TRACESIZE を設定してから、トレースを開始します。トレースが完了したら、必ずこれらの変数をリセットしてください。 リセットしない場合、後続のコマンドもすべてトレースされるので、パフォーマンスが低下します。
トレースを特定のコンポーネントと関連付けることができない場合、ファイル名のコンポーネント名部分は utility に設定されます。たとえば、mqsilist といったコマンドをトレースする場合や、引数が使用されていない場合などです。
mqsideploy、mqsistartmsgflow、mqsistopmsgflow、mqsicreateexecutiongroup、および mqsideleteexecutiongroup コマンドをトレースするには、-v フラグを使用します。これは引数を取りますが、この引数は、トレースの書き込み先のファイルの名前です。
-t はサービス・トレースを指定します
-b は指定されたコンポーネントの agent サブコンポーネントのトレースを開始するように指定します
-l はトレースのレベル (この場合は、debug) を指定します
z/OS で、 コマンド F MQPIUNS,ct t=yes, b=yes, l=debug を入力します。