WebSphere MQ トラステッド・アプリケーションの使用

始める前に:

以下のタスクを完了している必要があります。
  • ユーザー ID が mqm グループのメンバーであることを確認します。 HP-UX および Solaris では、ブローカー作成時にユーザー ID mqm をサービス・ユーザー ID として指定します。 Windows では、mqm のメンバーである任意のサービス・ユーザー ID を使用します。 管理用タスクでのセキュリティーの要件を参照してください。
  • WebSphere MQ が、ご使用の環境で用いるトラステッド・アプリケーションに課す制限を検討します。 WebSphere MQ ライブラリー Web ページで選択可能な 「WebSphere MQ Application Programming Guide」にあるセクション『Connection to a queue manager using the MQCONNX call』を参照してください。

ブローカーを、AIX および z/OS でトラステッド・アプリケーションとして構成することはできません。

ブローカーを構成して、サポートされている他のプラットフォームでトラステッド (fastpath) アプリケーションとして実行することができます。 これは、WebSphere MQ キュー・マネージャー・エージェントとして同じプロセスで実行するため、システム・パフォーマンス全体を改善します。

ブローカーは、デフォルトではトラステッド・アプリケーションとして実行しません。 mqsicreatebroker コマンドを使ってトラステッド・アプリケーションを作成するか、または mqsichangebroker コマンドを使って既存のブローカーを変更します。

構成マネージャーは、パフォーマンス上の理由で WebSphere MQ トラステッド・アプリケーションとして実行するために構成され、構成を変更することはできません。

トラステッド・アプリケーションとしてブローカーを構成しても、WebSphere MQ チャネル・エージェントまたはリスナーの操作には影響しません。 これらのトラステッド・アプリケーションとして実行の詳細については、 WebSphere MQ ライブラリー Web ページで選択可能な 「WebSphere MQ Intercommunication」にあるセクション 『Running channels and listeners as trusted applications』を参照してください。

ユーザー定義ノードまたはパーサーをデプロイする場合は注意してください。 トラステッド・アプリケーション (ブローカー) はキュー・マネージャーとして同じ オペレーティング・システム・プロセスで実行しているので、ユーザー定義ノードまたはパーサーが、キュー・マネージャーの整合性に関して妥協することがあります。 トラステッド・ブローカーでデプロイする前に、ご使用の環境に適した制限事項を十分に考慮し、ユーザー定義ノードおよびパーサーを非トラステッド環境でテストしてください。

新しいブローカーをトラステッド・アプリケーションとして構成して実行することも、既存のブローカーを変更することもできます。

関連概念
ブローカー
関連タスク
ブローカーの開始と停止
ブローカーの作成
ブローカーの変更
関連資料
管理用タスクでのセキュリティーの要件
mqsicreatebroker コマンド
mqsichangebroker コマンド
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Copyright IBM Corporation 1999, 2005 Last updated: 10/31/2005
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