FIX サンプルの実行
このトピックでは、テスト・メッセージを FIX メッセージ・フローに入れる方法を説明します。
入力メッセージ
FIX サンプルには、execution-report-b5.bin というテスト・メッセージが含まれています。
サンプルの実行
サンプルを実行するには、入力キューにメッセージを入れ、出力キューからメッセージを取得することが必要です。
以下の指示に従ってください。
- execution-report-b5.bin テスト・メッセージを FIX_TO_XML_IN キューに入れます。
FIX_TO_XML_IN キューにメッセージを入れると、最初のメッセージ・フロー (VALIDATINGFIX2XML.msgflow と呼ばれる) の FIX_TO_XML_IN MQInput ノードによりそのメッセージが解析され、メッセージ・セットと照らし合わせて検証されます。
- そのメッセージが有効な FIX メッセージなら、それは Compute ノードに渡されます。このノードは、FIX メッセージを XML メッセージに変換します。
次に Compute ノードは、そのメッセージを FIX_TO_XML_OUT MQOutput ノードに渡します。そこでメッセージは FIX_TO_XML_OUT キューに入れられます。
- メッセージが有効な FIX メッセージでないなら、そのメッセージは FIX_FAIL ノードに渡され、それによって FIX_FAIL キューに入れられます。
- FIX_TO_XML_OUT キューから変換後のメッセージを取り出し、それを保管します。
メッセージは XML フォーマットになっています。
- 保管されたメッセージを XML_TO_FIX_IN キューに入れます。
メッセージを XML_TO_FIX_IN キューに入れると、第 2 のメッセージ・フロー (VALIDATINGXML2FIX.msgflow と呼ばれる) の XML_TO_FIX_IN MQInput ノードによりそのメッセージが解析され、メッセージ・セットと照らし合わせて検証されます。
- そのメッセージが有効な XML メッセージなら、それは Compute ノードに渡されます。このノードは、XML メッセージを FIX メッセージに変換します。
次に Compute ノードは、そのメッセージを XML_TO_FIX_OUT MQOutput ノードに渡します。そこでメッセージは XML_TO_FIX_OUT キューに入れられます。
- メッセージが有効な XML メッセージでないなら、そのメッセージは FIX_FAIL ノードに渡され、それによって FIX_FAIL キューに入れられます。
- メッセージを XML_TO_FIX_OUT キューから取り出します。
これでメッセージは FIX メッセージになりました。
FIX_TO XML_OUT または XML_TO_FIX_OUT キューにメッセージがない
場合は、問題の診断を参照してください。
メッセージはまだ入力キューにあるのか、FIX_FAIL キュー上か、またはいずれかのシステム・キューにある可能性があります。
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