小さなドメインのマイグレーションの計画

小さなドメインの場合、多くのまたはすべてのコンポーネントが単一のコンピューターにインストールされているかもしれません。 この状態における最も簡単なアプローチは、その単一のコンピューターですべてのコンポーネントを同時にマイグレーションすることです。 これができない場合、同じコンピューターの別の場所または 2 番目のコンピューターに WebSphere Message Broker バージョン 6.0 をインストールして、各コンポーネントを個別にマイグレーションすることができます。これは、バージョン 5.0 コンポーネントが単一ドメイン内でバージョン 6.0 コンポーネントと共存できるためです。 詳しくは、以前のバージョンおよび他の製品との共存を参照してください。

ご使用の環境に最も適した順序でコンポーネントをマイグレーションすることができます。 たとえば、3 つの主要なコンポーネントをマイグレーションする典型的な順序は以下のようになります。
  1. Message Brokers Toolkit のインスタンス
  2. 構成マネージャー
  3. ブローカー
最初に Message Brokers Toolkit のインスタンスをマイグレーションすることによって、WebSphere Message Broker バージョン 6.0 の新機能を使用するメッセージ・フローを開発できるようになります。構成マネージャーをマイグレーションすると、管理者は、デプロイメントのための バージョン 6.0 ブローカー・ドメインを準備することが可能になります。 最後にブローカーをマイグレーションすることによって、新規のメッセージ・フローを実行することができます。

マイグレーションの目的に応じて、コンポーネントをマイグレーションする順序は異なる場合があります。 たとえば、マイグレーションの主な目的が新規のブローカー機能を使用することであれば、ブローカーを最初にマイグレーションすることもできます。 または、構成マネージャーを新規のプラットフォームに移動することを計画している場合、構成マネージャーを最初にマイグレーションして、オペレーティング・システムまたは環境に関する問題を事前に発見することができます。

関連概念
以前のバージョンおよび他の製品との共存
関連タスク
バージョン 5.0 からのマイグレーションの計画
大きなドメインのマイグレーションの計画
複数のドメインのマイグレーションの計画
ハイ・アベイラビリティー・ドメインのマイグレーションの計画
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Copyright IBM Corporation 1999, 2005 Last updated: 11/07/2005
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