実行グループ

実行グループは、ブローカーに割り当てられたメッセージ・フローの名前付きグループです。 ブローカーは、異なる実行グループ内のメッセージ・フローを、必ず別々のアドレス・スペースで実行するか、または固有のプロセスとして実行すれば、ある程度確実に分離します。

それぞれの実行グループは、別々のオペレーティング・システム・プロセスとして開始され、デプロイされたメッセージ・フローのセットのための分離されたランタイム環境を提供します。 ワークベンチ内のブローカーへの参照を作成すると、単一のデフォルトの実行グループがセットアップされ、使用できるようになります。 追加の実行グループをセットアップすることにより、給与計算レコード、セキュリティー情報、未発表の製品情報などの機密データを 処理するメッセージ・フローを、その他の機密ではないメッセージ・フローから 分離することができます。

実行グループ内において、割り当てられたメッセージ・フローは、異なるスレッド・プールで実行されます。 メッセージ・フローごとに追加インスタンス数を指定することにより、メッセージ・フローごとに割り当てられるスレッド・プールのサイズ (すなわち、スレッド数) を指定できます。

追加の実行グループを作成した場合は、各グループにブローカー内で固有の名前を付け、それぞれに 1 つ以上 のメッセージ・フローを割り当ててデプロイする必要があります。

実行グループは、ワークベンチで作成およびデプロイされます。

関連概念
ブローカー
メッセージ・フローの概要
デプロイメントの概要
関連タスク
ブローカーへの実行グループの追加
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Copyright IBM Corporation 1999, 2006 Last updated: 5 01, 2006
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