メッセージ・シリアライゼーションの概要

メッセージング・トランザクションの中には、キューからのメッセージの正しいシーケンスに依存するものもあるため、キュー・マネージャーの障害の場合、シーケンスを維持する必要があります。この場合、これらのメッセージへのアクセスをシリアライズする必要があります。

メッセージのシリアライゼーションは、特殊接続オプションの使用と、キューからメッセージを出すアプリケーションが、そのキューを所有する WebSphere MQ キュー・マネージャーへ接続コールを発行したときの固有の接続トークンの使用によって実現できます。

WebSphere Message Broker がこの機能を活用できる典型的な状態は、複数の実行グループを持つ複数のブローカーのそれぞれが、共用入力キューから取り出すメッセージ・フローを実行する場合です。 1 つのブローカー・キュー・マネージャーに障害が起こると、メッセージ・フローは別のブローカーで自動的に開始でき、一方でトランザクションの保全性と、共用キューのメッセージの元の順序付けが維持されます。

以下の例は、この機能がどのように適用されるかを示しています。
  1. 別々のブローカー間での入力データのシリアライゼーション
  2. 同じブローカー上で実行している別々の実行グループ間での入力データのシリアライゼーション
  3. 実行グループ内での入力データのシリアライゼーション
以下に注意してください。
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別々のブローカー間での入力データのシリアライゼーション
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Copyright IBM Corporation 1999, 2006 Last updated: 5 01, 2006
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