IMS リソース・アダプターで発生したエラーは、javax.resource.ResourceException タイプの例外として Web アプリケーションに戻されます。例えば、Web アプリケーションで IMS トランザクションを実行しているときに、そのトランザクションが停止すると、IMS Connector for Java メッセージ ICO0079E を含む、ResourceException のサブクラス IMSDFSMessageException がスローされます。このメッセージには、IMS からのメッセージである「DFS065: TRAN/LTERM STOPPED」が含まれています。
IMS リソース・アダプターから戻された例外を、Rational Application Developer で生成された Faces JSP に表示するには、Web アプリケーションのコードを変更する必要があります。Web アプリケーションのコードを変更するには、PhoneBookWeb アプリケーションを使用して、次のステップを実行します。
- 「プロジェクト・エクスプローラー」ビューの「J2EE パースペクティブ (J2EE perspective)」で、
「動的 Web プロジェクト」>「PhoneBookWeb」を展開する。
- Java エディターで「PBookF.java」を開く。
- PBookF.java ファイルで、doJavaRunPBAction() メソッドを見付け、catch ブロックを次のように変更する。
} catch (Exception e) {
facesContext.addMessage(null,new FacesMessage(e.getLocalizedMessage()));
logException(e);
}
- 「FacesMessage」クラスを解決できないことを示すエラーが表示される。PBookF.java ファイルに import 文を追加する必要があります。
- Java エディターで、エラーになっている FacesMessages クラスに編集カーソルを置く。
- 右クリックして、「ソース」>「インポートの追加」を選択する。 import 文が PBookF.java ファイルに追加され、プロジェクトが自動的に再ビルドされます。これでエラーはなくなるはずです。
- 変更を保管し、ファイルを閉じる。
これで、IMS リソース・アダプターから戻された例外を、Rational Application Developer で生成された Faces JSP に表示できます。