Struts ポートレット・アプリケーション

Struts ベースのアプリケーション開発は、Struts 開発が Web アプリケーションに実装される方法とよく似た方法で、ポートレットに適用できます。Struts と Portal のテクノロジーに違いがあるため、これら 2 つのテクノロジーをマージするために、Struts Portal Framework (SPF) が開発されました。Rational® Developer の SPF サポートは、Struts ポートレット・アプリケーションの書き込みプロセスを単純化し、ポートレット・アプリケーションの多数の基本的な要件を管理する必要性をなくします。

Struts ポートレット・ツールは、IBM® ポートレット API および JSR 168 (標準 とも 呼ばれます) API の両方に基づくポートレット・アプリケーションの開発を サポートします。プロジェクトに付属のランタイム・コード、サポートされる タグ・ライブラリー、Java™ クラス参照、および構成アーキテクチャーには 違いがありますが、特に明記されていない限り、これらの相違点は製品ツールによって 管理されます。

Struts ポートレット・アプリケーションの開発には、次のハイ・レベルのアクティビティー・リストが含まれます。
Rational Developer には、Struts ポートレット関連の 成果物の作成を支援するウィザードのセットがあります。これらのウィザードは、標準の Struts 成果物を作成するために使用されるウィザードと同じです。 開発コンテキストに基づいて、ポートレット特定のモデル・オプションがデフォルトで提供されています。 ただし、ポートレット固有のファイルおよびコード生成の振る舞いを指定する Model 値を選択する必要がある場合があります。 その他の使用法について詳しくは、Rational Developer (標準) Struts 資料および F1 ヘルプを参照してください。 ポートレット・モデルと非ポートレット・モデルにおけるウィザードの振る舞いの違い (違いがある場合) を、次のリストに要約します。
「アクション・クラス」ウィザード
拡張された SPF アクション・クラス StrutsAction をサポートします。これは、Rational Developer 環境での実行に適切にマップされない詳細を非表示にします。
「アクション・マッピング」ウィザード
「アクション・クラス」ウィザードに追加された SPF の変更をサポートします。
「ActionForm」ウィザード
相違点なし
「Form-Bean マッピング」ウィザード
相違点なし
「Struts 構成ファイル」ウィザード
構成ファイルを作成するときに com.ibm.wps.portlets.struts.WpsRequestProcessor プロセッサー・ クラスを指定する必須 <controller> セクションを追加します (IBM API ポートレットの場合)。JSR 168 API ポートレットの場合は、com.ibm.portal.struts.portlet.WpRequestProcessor プロセッサー・ クラスが使用されます。
「Struts モジュール」ウィザード
わずかな違い:
  • IBM API の場合は、モジュールを指定する <init-param> エントリーが、ActionServlet サーブレット・ エントリーの代わりに WpsStrutsPortlet サーブレット・エントリーの下に 追加されています。JSR 168 API ポートレットの場合は、モジュールは、Struts ポートレット 定義の一部として、portlet.xml ファイルで指定されます。
  • モジュールによって指定される Struts 構成ファイルに、必須 <controller> セクションが含まれます。
「Struts 例外」ウィザード
相違点なし
「Web ダイアグラム」ウィザード
相違点なし
関連概念
Struts Portlet Framework
Struts ポートレットとプロジェクトの作成
Struts ベースの Web アプリケーション - 概要
アプリケーション開発用の Struts ツール
Web ダイアグラムと Web ダイアグラム・エディター
関連タスク
Struts ポートレット・プロジェクトの作成
Struts ポートレットの作成
Struts を使用した適切な設計の Web アプリケーションの作成
新規アプリケーション用の Web ダイアグラムの作成
関連資料
Struts 1.1 タグ・ライブラリー・クラスと SPF タグ・ライブラリー・クラスの相違点

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