Web アプリケーション・デプロイメント記述子 (web.xml) の他に、ポートレットはポートレット・デプロイメント記述子 (portlet.xml) も提供する必要があります。ポートレット・デプロイメント記述子は、WebSphere® Portal に対するポートレットの機能を定義します。 この情報には、ポートレットがサポートするマークアップのタイプなど、すべてのポートレットが提供する一般情報の他に、個々のポートレットまたはポートレット・アプリケーションに固有の構成パラメーターも含まれています。 WebSphere Portal はこの情報を利用してポートレットにサービスを提供します。 たとえば、ポートレットでヘルプと編集モードのサポートをポートレット・デプロイメント記述子に登録すると、WebSphere Portal はそれに対応したアイコンを表示するので、ユーザーは、これらのアイコンを使用して、ポートレットのヘルプ・ページと編集ページを呼び出すことができます。
新規ポートレット・プロジェクトを作成するたびに、 プロジェクトの WebContent フォルダーの下の WEB-INF に、 ポートレット・デプロイメント記述子ファイルが自動的に作成されます。 これは、 プロジェクト・フォルダーの下にポートレット・デプロイメント記述子ノードとして表示されます。
ポートレット・デプロイメント記述子エディターを使用して、 ポートレット・デプロイメント記述子 (portlet.xml) を編集できます。 ポートレット・アプリケーション・プロジェクトで「ポートレット・デプロイメント記述子」ノードをダブルクリックして、 ポートレット・デプロイメント記述子エディターを開きます。
このエディターを使用すると、 ポートレット、コンクリート・ポートレット、またはコンクリート・ポートレット・アプリケーションの作成、編集、または除去を行うことができます。
このエディターは、 他の XML エディターと同様に、XML ソース・ビューをサポートします。 「ソース」タブを選択することにより、XML ソース・ビューを表示できます。 ポートレット・デプロイメント記述子を編集する場合、ソースを直接編集する方法はお勧めできません。
「アウトライン」ビューは、ナビゲーション・ツールとして 使用できます。「アウトライン」ビューでオブジェクトを選択すると、ポートレット・デプロイメント記述子エディターは対応するページに切り替えられ、選択されたオブジェクトが強調表示されます。 オブジェクトは、デプロイメント記述子内で示される XML タグが強調表示される、「ソース」ページを開くこともできます。「ソース」ページで作業しているときは、XML タグを使用してナビゲートすることができます。
「プロパティー」ビューの特定の属性に対する プロパティー値を変更することができます。「プロパティー」ビューを使用して別のタグを編集するには、 「アウトライン」ビューで必要なノードを選択するか、ポートレット・デプロイメント記述子エディターの「ソース」ビューで属性を選択することができます。 「プロパティー」ビューの「プロパティー」列には属性のリストがあり、 「値」列には、これらの属性の編集可能な値があります。 選択したタグにすでに組み込まれている属性は、それらの値と共に表示されます。プロパティーの「値」列を選択するときは、 編集するオプションが提供されています。
値をデフォルト設定に戻すには、 「デフォルト値の復元」メニューまたはそのツールバー・ボタンを使用します。