Faces ポートレットの作成

Faces ポートレットを作成するためには、そのポートレットを既存のポートレット・プロジェクトに関連付ける必要があります。複数の Faces ポートレットを Faces ポートレット・プロジェクトに追加できます。 「新規ポートレット・プロジェクト」ウィザードを使用して Faces ポートレット・プロジェクトを作成すると、Faces ポートレットがデフォルトで作成されるため、たいていの場合は Faces ポートレットを明示的に作成する必要はありません。
通常は、このウィザードを使用して、既存の Faces ポートレット・プロジェクトに Faces ポートレットを追加作成します。
  1. メニュー・バーから「ファイル」 > 「新規」 > 「ポートレット」と選択する。
  2. 「プロジェクト」ドロップダウン・リストを使用して、新規ポートレットを適切なプロジェクトに割り当てる。このフィールドは、デフォルトでワークスペース内のアクティブ・プロジェクトになります。
  3. 「Faces ポートレット」ラジオ・ボタンをクリックする。
  4. オプションとして、「次へ」をクリックする。 追加のオプションを構成しない場合は、「完了」をクリックしてポートレットを作成します。
  5. 「ポートレットの設定」ページで適切な設定を入力する。「次へ」をクリックする。
  6. 「各種」ページで、ポートレットに対して使用可能にしたい追加のモードを指定する。

    ポートレット・サブクラスの作成」チェック・ボックスにチェック・マークを付けて、 ウィザードであらかじめ定義されている共通クラスとパッケージ名接頭部を使用して、 com.ibm.faces.webapp.WPFacesGenericPortlet (または、ポートレットが JSR 168 API を使用する場合は com.ibm.faces.webapp.FacesGenericPortlet) のサブクラスを作成し、 スーパー実装を呼び出すメソッドのスタブを挿入してください。 選択した通りにポートレット・クラスをカスタマイズすることができます。

    表示モードは、 デフォルトで最初から選択されていますが、選択を解除することができます。 選択した各モード (表示モードを含む) ごとに、 デフォルト以外の初期ページを指定できます。これは、プロジェクト名を使用してビルドされます。 「初期ページ」フィールドには、Web コンテンツ・フォルダーを基準としたパスが取られます (たとえば、/folder/subfolder/TestView.jsp と入力する場合、TestView.jsp は /WebContent/folder/subfolder に作成されます)。 現在存在していないフォルダーは作成されます。 先頭の「/」は オプションです。

    モデル」ドロップダウン・リストから、標準 Faces ポートレット JSP ファイルの場合は「ポートレット」を選択するか、JSP ファイル内の該当する Taglib ディレクティブと共に、Faces Client Framework 機能をプロジェクトに追加する場合には、「ポートレット (クライアント・サイド・データ・キャッシュを使用)」を選択できます。

    指定された初期 JSP ファイルが作成され、ウィザードを完了したときに、 対応する <config-param> (IBM® ポートレットの場合) または <init-param> (JSR 168 ポートレットの場合) の値が portlet.xml 内に自動的に生成されます。 ポートレットの作成後に追加のモードを追加するには、ポートレット・デプロイメント記述子エディターを使用して構成パラメーターを指定する必要があります。
  7. 「完了」をクリックする。 web.xml および portlet.xml 内に Faces ポートレット定義がある新規ポートレットが作成されます。 このポートレットの J2EE レベルおよび WebSphere® Portal のバージョンは、ポートレット・プロジェクトに対して定義した設定によって決定されることに注意してください。
関連概念
Faces ポートレットとプロジェクトの作成
Faces ポートレット通信
関連タスク
Faces ポートレット・プロジェクトの作成
既存の IBM ポートレットの Faces ポートレット・モードの追加と更新
既存の JSR 168 ポートレットの Faces ポートレット・モードの追加と更新
Faces ポートレット JSP ファイルの作成
Faces アプリケーションの作成 - 概要

(C) Copyright IBM Corporation 2002, 2004. All Rights Reserved. (C) Copyright IBM Japan 2005