EJB セッション・ファサード用のテストの作成

EJB セッション・ファサード・テスト・パターンを使用して、セッション・ファサード・デザイン・パターンの実装をテストできます。 このデザイン・パターンは、高水準のビジネス・ロジック・インターフェースを提供して、アプリケーションの複雑さをクライアントから隠し、パフォーマンスを向上させることを目的として使用されます。 セッション・ファサード・テスト・パターンは、EJB セッション・ファサード用のテストと、そのファサードの背後にあるサブシステム用のテストを生成します。

テスト対象 EJB のセッション・ファサード・デザイン・パターンの実装をテストするためのテストを作成するには、次のようにします。
  1. 「ファイル」 > 「新規」 > 「その他」 > 「コンポーネント・テスト」 > 「EJB」 > 「EJB コンポーネント・テスト」をクリックし、「次へ」をクリックする。

    これにより、「EJB テストの作成」ウィザードが開始されます。

  2. ウィザードの最初のページで、以下のいずれかを行う。
    • テストを入れるテスト・プロジェクトを選択し、「次へ」をクリックする。
    • 「新規」をクリックして、新規テスト・プロジェクトの作成プロセスを開始する。

    この時点で、テスト・プロジェクトに関連付けられている EJB に対して静的分析が実行されます。 これらのファイルは、テスト・プロジェクトの作成時に選択したもので、これらによってテストのスコープが定義されます。 (プロジェクト内のファイルのリストは、テスト・プロジェクトの「テスト・スコープ」のプロパティーを変更することで更新できます。)

    分析が完了すると、計算されたメトリックに従ってソートされた表形式のコンポーネント・リストが表示されます。 これらのメトリックによって提供されるガイダンスを使用すると、テストすることの重要性が最も高い EJB コンポーネントの判別に役立ちます。 値が強調表示されているコンポーネント、または高い数値を持つコンポーネントは、優先順位の高いテスト候補と考えられます。 セッション・ファサードのテストの場合は、高いファンアウト値を持つコンポーネントをテストすると特に有益です。

  3. 「テスト対象のコンポーネントの選択」ページで、テストに含めるコンポーネントを選択して、「次へ」をクリックする。
  4. 「テスト・パターンの選択」ページで、「EJB セッション・ファサード・テスト」を選択して、「次へ」をクリックする。
  5. 「EJB インターフェースの選択 (Select the EJB interfaces)」ページで、テストの実行に使用するインターフェース (ローカルまたはリモート) を選択する。
  6. 「テスト対象のメソッドの選択」ページで、テスト対象 EJB セッション・ファサードを作成する create メソッドを選択する。 次に、テストする個々のメソッドを選択して、「次へ」をクリックしてください。
  7. 「ファサードの背後のメソッドの選択 (Select the methods behind the facade)」ページで、テストするメソッドをセッション・ファサードの背後にある EJB から選択する。
    1. 特定のメソッドをクリックして、そのメソッドがどの EJB に属しているのかを表示させる。 選択したメソッドが EJB のローカルまたはリモート・インターフェースに属している場合は、このメソッドを適用する EJB インスタンスを作成するメソッドも選択できます。
    2. テストするメソッドを選択したら、「完了 (Finish)」をクリックする。
    終了結果は、テスト振る舞いスクリプトと、シナリオ全体を対象とする 1 つのテスト・ケースを含むテスト・スイートです。 このテスト振る舞いスクリプトには、テスト対象セッション・ファサードとそのファサードの背後にあるメソッドをテストするためのコードが含まれています。

テストの作成後には、必ずテスト・データ・テーブルにテスト・データを取り込んでください。 テスト・データ・テーブルを表示するには、以下のいずれかを行います。

関連概念
Enterprise JavaBeans 用のテスト・パターン
静的メトリック
関連タスク
新規コンポーネント・テスト・プロジェクトの作成
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