ポートレットのデバッグ

ローカルにインストールされた WebSphere® Portal で実行しているポートレット・アプリケーションを、 ご使用のワークステーションやリモート・マシンでデバッグすることができます。

ポートレット・アプリケーションのデバッグのプロセスは、Web アプリケーションの場合と同じです。 ポートレットの実行を制御し、トレースすることができます。Java™ ソース・コードと JSP ファイルにブレークポイントを設定できます。

ポートレット・アプリケーションをデバッグするには、WebSphere Portal テスト環境サーバー (ローカル・デバッグ用) または WebSphere Portal サーバー接続サーバー (リモート・デバッグ用) を定義する必要があります。 サーバーの作成について詳しくは、ポートレットのテスト用のサーバーの定義を参照してください。

ローカル・デバッグ

ワークベンチにインストール済みの WebSphere Portal で実行しているポートレット・アプリケーションを、 デバッグすることができます。 ポートレット・アプリケーションの振る舞いは、WebSphere Portal で実行するときと同じです。 ローカル・デバッグを使用可能にするには、以下の手順で行ってください。

ローカル・デバッグについて詳しくは、ローカル側でのポートレットのデバッグを参照してください。

ローカル・デバッグの利点

ローカル・デバッグの場合、サーバーはワークベンチ内のリソースに対して実行しています。 したがって、ユーザーはリソースを追加、変更、またはポートレット・プロジェクトから除去することができ、 サーバーはこれらの変更を自動的に取り上げします。 ローカル・デバッグでは、サーバーを始動すると、 ポートレットのデバッグに必要な以下の操作が自動的に実行されます。

リモート・デバッグを行う必要がある場合以外は、 ローカルでポートレットのデバッグを行うことをお勧めします。

ローカル・デバッグの制限事項

次のようなポートレット・アプリケーションをデバッグする場合は、リモート・デバッグのみ行えます。

デバッグ中にポートレット名などのポートレット・プロパティー、 またはサポートされるマークアップおよびモードを変更した後、デバッグを続行するには、WebSphere Portal での公開やサーバーの再始動が必要になることがあります。

リモート・デバッグ

ネットワーク接続でアクセス可能なリモート・システムの WebSphere Portal で実行されるポートレット・アプリケーションを、デバッグすることができます。 ポートレットをリモートでデバッグするには、次の手順に従います。

リモート・デバッグについて詳しくは、リモート側でのポートレットのデバッグを参照してください。

リモート・デバッグの利点

デバッグしようとするプログラムが他のシステムで稼働し、ご使用のシステム上とは異なる動作をしている場合、リモート・デバッグが役立ちます。

リモート・デバッグの制限事項

リモート・デバッグは、ローカル・デバッグとほぼ同じです。 ワークスペースで加えられた変更には、それらの変更がサーバーで有効になる前に再公開が必要です。 ネットワークの遅延が生じる場合もあります。

関連タスク
ローカル側でのポートレットのデバッグ
リモート側でのポートレットのデバッグ
ポートレットのテスト用のサーバーの定義
関連資料
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