課題 1.2: JMS のサーバーとサーバー構成の作成

始める前に、『課題 1.1: 必要なリソースのインポートと必要なプロジェクトの作成』を完了しておく必要があります。

JMS サーバーを作成する手順は、次のとおりです。

  1. ファイル」メニューから、 「新規」>「その他」>「サーバー」>「サーバー」>「次へ」の順に選択する。
  2. サーバー型として「WebSphere v6.0 Server」を選択する。 「次へ」をクリックします。
  3. デフォルト・サーバー・ポートと名前を受け入れる。 「次へ」をクリックします。
  4. 使用可能プロジェクトのリストから JMSEAR を選択し、「追加」をクリックして、サーバーに追加する。 「完了」をクリックします。
  5. サーバーが開始するまで待つ。 サーバーが開始すると、コンソールに Server server1 open for e-business; が表示されます。

JMS を処理するためのサーバーの構成

このサーバーの JMS 設定値は、WebSphere Application Server 管理コンソールで設定されなければなりません。 このコンソールは、Windows の「スタート」メニューを通じて、 または http://localhost:9060/ibm/console にある Web ブラウザーを通じて起動することができます。

  1. コンソールを起動したならば、「サーバー」>「アプリケーション・サーバー」 の順に選択して、作成したサーバーがリストされていることを確認する。
  2. 左側のペインで、「サービス統合 (Service Integration)」>「バス (Buses)」の順に展開して、 「新規」をクリックする。 「名前」フィールドに固有の名前 (たとえば WS_tutorial_bus) を入力して、「OK」をクリックします。
  3. 現行のサーバーを新規に作成された統合バスに関連付けるために、 作成したばかりのバスの名前を選択し、「追加プロパティー (Additional Properties)」の下で「バス・メンバー (Bus members)」をクリックする。 「追加」をクリックして統合バスを関連付けたいサーバーの選択を行い、 次に「次へ」をクリックします。 「完了」をクリックして確認し、変更を保管します。
  4. 要求メッセージ用の物理キューを作成する。
    1. 左側のペインで、「サービス統合 (Service Integration)」>「バス (Buses)」の順に展開する。 前に作成したバスを選択します。
    2. 追加プロパティー (Additional Properties)」の下で「宛先」をクリックする。
    3. 新規」をクリックし、宛先タイプとして「キュー」を選択する。 ws_tutorial_queueJms といった ID を入力します。 「次へ」をクリックします。
    4. デフォルトのバス・メンバーを受け入れる。 「次へ」をクリックします。
    5. 完了」をクリックして、変更を確認し、次に変更を保管する。
  5. 新規に作成されたキューに対して JMS 設定値を割り当てる。
    1. 左側のナビゲーション・パネルで、「リソース」>「JMS プロバイダー」>「デフォルト・メッセージング」へ進む。
    2. 宛先」の下で、「JMS キュー」をクリックし、次に「新規」をクリックする。
    3. 名前 (たとえば ws_tutorial_queueJms) および JNDI 名 (たとえば jms/ws_tutorial_queue) を入力する。 接続ペインで、前に作成しておいたバス (WS_tutorial_bus) およびキュー (ws_tutorial_queueJms) を選択する。
    4. OK」をクリックし、変更を保管する。
  6. 入力キュー用にキュー接続ファクトリーを作成する。
    1. リソース」>「JMS プロバイダー」>「デフォルト・メッセージング」へ進む。
    2. 接続ファクトリー」の下で「JMS キュー接続ファクトリー」を選択し、 「新規」をクリックして、名前 (たとえば WebServicesInput_QCF) および JNDI 名 (たとえば jms/ws_tutorial_qcf ) を入力する。
    3. 前に作成しておいたバス (WS_tutorial_Bus) をバス名として選択する。
    4. OK」をクリックし、変更を保管する。
  7. 応答キュー用に、キュー接続ファクトリーを作成する。
    1. リソース」>「JMS プロバイダー」>「デフォルト・メッセージング」へ進む。
    2. JMS キュー接続ファクトリー」の下で「新規」をクリックし、 名前 (たとえば WebServicesReply_QCF) および JNDI 名 (たとえば jms/WebServicesReplyQCF) を入力する。
    3. 前に作成しておいたバス (WS_tutorial_Bus) をバス名として選択し、 「OK」をクリックし、変更を保管する。
  8. 入力キューをバインドし、メッセージ主導 EJB を listen するために、JMS 活動化仕様が必要である。
    1. リソース」>「JMS プロバイダー」>「デフォルト・メッセージング」へ進む。
    2. 活動化仕様」の下で、「JMS 活動化仕様」をクリックし、「新規」をクリックして、 名前 (たとえば ws_tutorial_JMSRouter) を入力し、JNDI 名 (たとえば eis/ws_tutorial_JMSRouter) を入力し、 「キュー」を宛先タイプとして選択し、宛先 JNDI 名 (jms/ws_tutorial_queue) を入力し、 バス名 (WS_tutorial_Bus) を選択する。
    3. OK」をクリックし、変更を保管する。
  9. 必要な接続ファクトリー、およびキューまたはトピックを追加したならば、WebSphere Application Server v6 をいったん停止して再始動し、Rational Developer 製品のワークスペースに戻ることができる。

これで『課題 1.3: Web サービスの作成』を開始する準備が完了しました。

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