トラブルシューティング

一般的な問題やそのソリューションについて、下記の表を参考にしてください。

その他のトラブルシューティング・リソース

Rational® Developer の README ファイルを参照してください。 この README ファイルは、Rational Developer のインストール・ランチパッドで入手できます。

問題の解決

問題 ソリューション
WebSphere® Portal テスト環境を開始できない
  • WebSphere Portal テスト環境をインストール済みであることを確認してください。 インストール・ログを調べて、インストールが成功したかどうかを確認してください。WebSphere Portal 5.0 テスト環境のインストール・ログは、workbench_installdir\runtimes\portal_v50\log\wpsinstalllog.txt です。
  • サーバー構成を変更してください。このソリューションが適用されるのは、WebSphere Portal V5.0 テスト環境がデバッグ・モードで開始できない場合だけです。 サーバー構成で、サーバー・ページの「デバッグ・モードのホット・メソッド置換を使用可能にする」チェック・ボックスが選択されていることを確認してください。 これを行う手順は、次のとおりです。
    1. 「サーバー」ビューで、サーバー構成を開くために、デバッグ・モードで開始できない WebSphere Portal V5.0 Test テスト環境をダブルクリックする。
    2. 「概要」ページを選択する。
    3. 「デバッグ・モードのホット・メソッド置換を使用可能にする」チェック・ボックスを選択する。
    4. Ctrl+S を押して、更新されたサーバー構成を保管する。
  • Linux™ のみ: WebSphere Portal データベースのアクセス許可を変更してください。WebSphere Portal の制限事項があるので、WebSphere Portal テスト環境が使用できるのは、一つのユーザーが使用する場合だけです。 WebSphere Portal データベースに対する読み取り、書き込み、および実行の許可をオンにすると、他のユーザーがサーバーを使用することを許可できます。 アクセス許可を変更するには、次のものを実行します。
    1. cd /opt/PortalUTE/PortalServer/cloudscape/
    2. chmod -R 777 wps50
    別の方法として、WebSphere Portal テスト環境をいったんアンインストールしてから、再インストールすると、サーバーを使用できるユーザーを変更できます。
  • Windows® のみ: Windows ユーザーがアドミニストレーターであることを確認してください。

    アドミニストレーターとしてログインしている必要があります。 ログインしていない場合は、アドミニストレーターとして Windows にログインし、WebSphere Portal テスト環境を実行してください。

  • Struts ポートレットを実行またはデバッグするには、ポートレットに静的 (非 JSP) または XML コンテンツがある場合、トランスコーディングを使用可能にする必要があります (トランスコーディングの使用可能化を参照)。
  • 他の Java™ または EJB プロジェクトを参照するポートレット・プロジェクトを実行またはデバッグする場合は、他のプロジェクトの参照を参照してください。
  • アプリケーション・ライブラリー・ファイルを使用するポートレット・プロジェクトを実行またはデバッグする場合は、ポートレットのテスト用のローカル・サーバーの構成の共用ライブラリーについてのセクションを参照してください。
  • WebSphere Portal のログを調べて、問題を判別してください。ログ・ファイルを参照するか、ポートレットのテスト用のローカル・サーバーの構成で説明されているようにコンソール・ログを使用可能にしてください。
WebSphere Portal テスト環境用のサーバーを作成できない。
  • 使用したい WebSphere Portal テスト環境がインストールされていることを確認してください。 WebSphere Portal テスト環境サーバーを作成できるのは、テスト環境がインストールされている場合だけです。
  • (WebSphere Portal v5.1 のみ) WebSphere Portal 5.1 テスト環境の構成で説明されているように設定を構成済みであることを確認してください。
インポート、エクスポート、またはデプロイされたポータルに対して、JSP または Java コンパイル・エラーが発生する。 一部のクラスに外部 JAR ファイルを利用する JSP ファイルまたは Java クラスは、次のいずれかの状態が発生する場合、コンパイルできないことがあります。
  • JSP ファイルまたは Java クラスが、リモート・ポータル・サーバーからインポートされ、リモート・サーバーの WebSphere_install_directory/lib または Portal_server_install_directory/shared/app ディレクトリーに置かれている外部 JAR ファイルを使用する。
  • JSP ファイルまたは Java クラスが、JAR ファイルにアクセスできる Rational Developer プロジェクトからエクスポートされ、JAR ファイルにアクセスできない外部ポータル・サーバーにインストールされている。
  • JSP ファイルまたは Java クラスが、JAR ファイルにアクセスできる Rational Developer プロジェクトからデプロイされ、ターゲット・ポータル・サーバーが、JAR ファイルにアクセスできない。

これが発生するのは、インポート、エクスポート、およびデプロイ操作が、参照される JAR ファイルに影響を与えないからです。

この問題を解決するには、ポータル・プロジェクトが外部 JAR ファイルを使用する場合、その JAR ファイルをサーバーから利用可能できるようにする必要があります。
  • JAR ファイルをポータル・プロジェクトから使用できるようにするには、JAR ファイルを開発マシンにコピーし、ポータル・プロジェクトの Java のビルド・パスに追加してください。 Java のビルド・パスを設定するには、次の手順を実行します。
    1. 「プロジェクト・エクスプローラー」ビューで、プロジェクトを強調表示し、「プロパティー」を選択する。
    2. 左のペインで、「Java のビルド・パス」を選択する。
    3. 右のペインで、「ライブラリー」タブを選択する。
    4. 参照された JAR を追加する。
    5. 「OK」をクリックして構成を保管する。
  • JAR ファイルを WebSphere Portal テスト環境から使用できるようにするには、JAR ファイルを開発マシンにコピーし、テスト環境サーバーの workbench_install_directory/runtimes/portal_v5X/shared/app ディレクトリーに追加してください。
  • JAR ファイルを外部ポータル・サーバーから使用できるようにするには、ポータル・プロジェクトをエクスポートまたはデプロイした後、必要な JAR ファイルを外部ポータル・サーバー・システムに手作業でコピーしてください。
WebSphere Portal テスト環境の java.lang.NoClassDefFoundError ローカル・デバッグを使用してポートレット・アプリケーションをテストまたはデバッグする際に、そのポートレット・アプリケーションがライブラリー・ファイルを使用するか、他のプロジェクトを参照する必要がある場合、それらをサーバーから使用できるようにする必要があります。 ポートレットのテスト用のローカル・サーバーの構成または他のプロジェクトの参照で共用ライブラリーに関するセクションを参照してください。
ポートレットの実行中またはデバッグ中に、トランスコーディング機能が正常に機能しない。 トランスコーディング機能は、デフォルトで、WebSphere Portal テスト環境で使用不可になっています。 これを使用可能にする必要があります。トランスコーディングの使用可能化を参照してください。
WebSphere Portal テスト環境を使用して WML デバイス・エミュレーターを起動できない。 WML デバイス・エミュレーターでポートレットを実行またはデバッグするには、 トランスコーディングを使用可能にする必要があります。トランスコーディングの使用可能化を参照してください。また、Web ブラウザーとデバイス・エミュレーターの構成の説明を使用してデバイス・エミュレーター・プログラムを定義することも必要です。
WebSphere Portal テスト環境で、パーソナライズされたポートレット・プロジェクトを実行できない。 パーソナライズされたポートレット・プロジェクトを実行またはデバッグするには、リモート・サーバーで実行されている WebSphere Portal サーバー接続および WebSphere Portal を使用する必要があります。
Rational Developer の始動時に「ワークベンチを復元できませんでした」というエラーが表示される。 Rational Developer を再始動し、ワークスペースとして新規ディレクトリーを指定してください。 事前に「このワークスペースをデフォルトで使用し、このダイアログ・ボックスを再び表示しない」を選択しており、 ワークスペース・ディレクトリーを指定するダイアログが表示されない場合は、-data パラメーターを指定してワークベンチを始動してください。 コマンド行から次のように入力します。


Windows 用

cd workbench_installdir
rationalsdp.exe -data workspace_directory


Linux 用

cd workbench_installdir
rationalsdp.sh -data workspace_directory

ここで、workbench_installdir は、Rational Developer をインストールしたディレクトリーであり、workspace_directory は、使用したい新規ワークスペース・ディレクトリーです。

WebSphere Portal 4.2 用に開発されたポートレットが、WebSphere Portal 5.0 で正しく機能しない。 このソリューションは、ポートレットが Portal Toolkit 5.0.2 以前で開発された場合にのみ有効です。

/WEB-INF/tld/portlet.tld ファイルを、 ポートレット・プロジェクトまたは WAR ファイルから削除してください。

WebSphere Portal バージョン 4.2 用に作成された大部分のポートレットは、WebSphere Portal バージョン 5.x で、変更なく実行されます。ポートレット API 4.2.x の一部は、「使用すべきではない」というマークが付いていますが、WebSphere Portal バージョン 5.x で引き続き使用できます。 ただし、portlet.tld ファイルは WebSphere Portal のバージョンによって異なります。 Portal Toolkit 5.0.2 以前では、このファイルはポートレット・プロジェクトに含まれていました。

テスト環境におけるポートレットの実行 (テスト) またはデバッグが失敗した。 「サーバーで実行」または「サーバーでデバッグ」タスクを起動した後、テスト環境は始動中 状態になったが、終了した。 ポートレットには、JSP ファイルまたは Java コードに検証エラーがなく、デプロイメント記述子は正しい。 ワークベンチの「設定」で「自動的にビルド」が選択されていることを確認してください。 値を確認するには、「ウィンドウ」 > 「設定」 > 「ワークベンチ」を選択してください。
リモート・マシン上でのポートレットのデプロイメントまたはテストが失敗した。 この失敗は、次のどのタスクでも発生する。
  • 「デプロイ」ウィザードを使用したポートレットのデプロイ
  • サーバー接続サーバーを使用したポートレット・プロジェクトの実行またはデバッグ
  • ポートレット・プロジェクトを使用するポータル・プロジェクトのデプロイ
  • ポートレット・プロジェクトを使用するポータル・プロジェクトの実行またはデバッグ
サーバーが正しく構成されていることを確認してください。デプロイメント用のネットワークの構成を参照してください。
WebSphere Portal テスト環境サーバーでプロジェクトの実行またはデバッグを行うと、「コンソール」ビュー内のコンテンツが切り捨てられる。 ワークベンチの「設定」で「コンソール出力の制限」が選択されていないことを確認してください。 値を確認するには、「ウィンドウ」 > 「設定」 > 「実行/デバッグ」 > 「コンソール」の順に選択してください。
複数の JSR 168 ポートレット・プロジェクトが関連付けられている場合、 WebSphere Portal v5.1 テスト環境が開始しない。 複数の JSR 168 ポートレット・プロジェクトがサーバーに関連付けられ、ポートレット・デプロイメント記述子の <portlet-app> エレメントの ID 属性がない場合、WebSphere Portal v5.1 テスト環境は開始できません。 ID 属性が固有でない場合も、同じ問題が生じることがあります。 この問題を解決するには、ポートレット・デプロイメント記述子 (portlet.xml) を編集し、固有の値を持つ ID 属性を <portlet-app> エレメントに追加してください。 ポートレット・デプロイメント記述子を編集する場合、ソース・ページを使用して変更を加えてください。
WebSphere Portal v5.0 サーバーへの JSR 168 ポートレット・プロジェクトのデプロイが、1 回だけしか機能しない。 WebSphere Portal Server の WebSphere Portal 管理ページを使用して、デプロイしたい JSR 168 ポートレットを除去 (アンインストール) し、ポータル・サーバーにフィックス PQ92087 を適用してから、Rational Developer を使用してポートレットを再度ポートレットをデプロイしてください。

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