ポータルの公開

Rational® Developer では、ポータル・プロジェクト (ポータル・プロジェクトに関連したすべてのポートレット・プロジェクト を含む) から WebSphere® Portal サーバーにポータルを手動または自動のいずれで公開するか選択することができます。

ポータルを公開する前に、ご使用のポータル・サーバーに必要な構成情報を十分理解しておく必要があります。 詳しくは、ポータルの公開またはインポート用のサーバーの定義を参照してください。

WebSphere Portal に対してポータル・プロジェクトからポータルを公開するには、次の 2 通りの方法があります。 Portal Designer 内でポータル・サーバーのグローバル設定を変更し、サーバーにデプロイすることができます。 ただし、変更が確実に有効になるように、デプロイメント後にサーバーを再始動する必要があります。

Rational Developer からポータル・サーバーにポータルを公開する際に使用する方法に応じて、 以下のタスクがプロセスのガイドに役立ちます。

ファイアウォールを超えた公開

ファイアウォールを超えたデプロイを妨げる次のような問題があります。
  • ファイアウォールが、ポータル・サーバーへの FTP またはコピー・アクセスを拒否する (通常、実動サーバーに当てはまります) 場合、ファイルをポータル・サーバーにデプロイできません。
  • ファイアウォールが FTP を許可するように構成されている場合、一度に送信するファイル数が多すぎる (一度に 3,000 を超える) と、デプロイメントが失敗する可能性があります。
  • ポータルと共に関連したポートレットをデプロイする場合、ファイアウォールがポータル・サーバーから (Rational Developer を実行する) ワークステーションへの要求を拒否すると、デプロイメントは失敗します。 ポートレットがデプロイできない場合の対処方法について詳しくは、ポータル・プロジェクトのデプロイを参照してください。 下部の『制限事項』セクションまでスクロールしてください。
詳しくは、ネットワークに関する考慮事項を参照してください。

ポータル・プロジェクトを使用したポートレットのインポートとデプロイ

WebSphere Portal サーバーからのインポートによってポータル・プロジェクトを作成した場合、 デプロイ先のサーバーには、ポータル・プロジェクトに関連したすべてのポートレットが、 デプロイ前にインストールされていなければなりません。 そうでない場合、デプロイメント操作は失敗します。 ポートレット・プロジェクトから生成されるポートレットは、必要に応じてデプロイされます。

公開用のサーバー・アクセス

1 つの WebSphere Portal サーバーに複数のポータル・プロジェクトを同時に公開しようとすると、競合が生じます。 ポータル・サーバーは複数のデプロイメントを検出できません。

ポータル・プロジェクトを公開するベスト・プラクティスは、一つのユーザーのみがポータル・サーバーにアクセスでき、そのユーザーが、公開の責任を単独で引き受けることを確保することです。

制限: WebSphere Portal インストーラーには 空のポータルをインストールするための拡張オプションがありますが、Portal Designer は、アクセス制御の設定に管理ポートレットを利用します。そのため、 空のポータルへのポータル・プロジェクトの公開はサポートされていません。

関連タスク
ポータル・プロジェクトの作成
ポータル・サイトのカスタマイズ
ポータルのテストおよびデバッグ

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