「メソッド詳細」ビューには、潜在的なパフォーマンスの問題を示すデータをフォーカスするツールが用意されています。このビューは、単一のメソッド、その上位メソッド、およびその下位メソッドのデータを表示します。
「パフォーマンス・コール・グラフ」ビューでノードをダブルクリックして、ビューを開きます。
「メソッド詳細」ビューには、上位メソッドおよび下位メソッドの情報を含む、現在表示されているメソッドの完全なパフォーマンス・データが表示されます。以下の方法のいずれかを使用して、潜在的に問題のあるデータを見つけ出します。
- 「パフォーマンス・コール・グラフ」ビューを参照することにより、プログラムの呼び出し構造に移動します。「メソッド詳細」ビューと「パフォーマンス・コール・グラフ」ビューは同期しているため、片方でメソッドを選択すると、もう片方の画面が自動的に更新されます。必要なデータを検索するには、どちらのビューを使用しても構いません。
- 「メソッド詳細」ビューで、「上位メソッド」列内のエントリーをダブルクリックすると、そのメソッドの上位メソッドの呼び出しチェーンにナビゲートします。また、「下位メソッド」列内のエントリーをダブルクリックすると、そのメソッドの下位メソッドの呼び出しチェーンにナビゲートします。
- 「強調表示」ドロップダウン・リストを使用して、関連するメソッドまたは重要な特性を共有するメソッドをリストします。 例えば、現在表示されているメソッドの直接の親であるすべてのメソッドを強調表示できます。リスト内のメソッドをクリックして、「メソッド詳細」ビューに表示します。強調表示するカテゴリーについては、「パフォーマンス・コール・グラフ」のデータ・コマンドを参照してください。
- 「メソッド詳細内のメソッドを検索」ボタン
をクリックすると、個別のメソッドを名前で検索できます。
- 提案されたコード変更の影響を測定する「可能性」シナリオを調査します。
- 現在表示されているメソッドとその下位メソッドを削除して、データ・セットからパフォーマンス・データを消去します。「メソッド詳細」ビューで右マウス・ボタン・クリックして、ポップアップ・メニューからの順に選択します。パフォーマンス統計には、アプリケーションが削除されたサブツリーへの呼び出し以外の処理を行う様子が表示されます。
- または、データ・セットから現在表示されているメソッド、またはそれに属する全クラスまたはパッケージのみを削除します。
「メソッド詳細」ビューを右マウス・ボタン・クリックして、ポップアップ・メニューから「フィルター >」を選択し、その後適切な「削除」コマンドを実行します。
- 「メソッド詳細」ビューのコマンドを使用して、「パフォーマンス・コール・グラフ」ビューを操作します。
- 「メソッド詳細」ビューで右マウス・ボタン・クリックし、ポップアップ・メニューからの順に選択して、コール・グラフの特定部分をフォーカスします。これにより、現在表示されているメソッドがコール・グラフのルート・ノードになります。
の順に選択すると、任意のサブツリー・コマンドを取り消すことができます。また、の順に選択すると、すべてのサブツリー操作を取り消すことができます。
- 対応するパフォーマンス・コール・グラフ画面を単純化するために、コール・グラフ内の関係ないサブツリーを非表示にするか、メソッドをフィルターに掛けます。現在表示されているメソッドが示すサブツリーを非表示にするには、「メソッド詳細」ビューで右マウス・ボタン・クリックして、ポップアップ・メニューからの順に選択します。メソッド、またはクラスやパッケージのみを非表示にするには、右マウス・ボタン・クリックして、「フィルター> (Filter>)」メニューから対応する「非表示」コマンドを選択します。