相互作用オカレンス

統一モデリング言語 (UML) シーケンス図では、相互作用オカレンスは別の相互作用フレーム内で参照されている相互作用です。相互作用オカレンスを使用すると、1 つの相互作用から共通のコンテンツを取り出し、それを別のシーケンス図で再利用することができます。

相互作用はシーケンス図のルート・エレメントです。それは、囲んでいる分類子の接続可能なエレメントまたはプロパティーの間の、監視可能な情報交換にフォーカスした振る舞いの単位です。コラボレーションに相互作用を追加して、そのコラボレーションの相互作用の 1 つに関与する図エレメントを含めることができます。

シーケンス図では、新規の相互作用オカレンスを作成すること、または既存の相互作用を相互作用オカレンスとして選択することができます。シーケンス図で相互作用オカレンスを使用する利点は、図をより小さくし、複雑さも減らせることです。

次の図で説明するように、相互作用オカレンスは 1 つ以上のライフラインと交差するフレームとして表示されます。

2 つのライフラインと交差する 2 つの相互作用オカレンスを示した相互作用フレーム。

相互作用オカレンスの隅にあるキーワード ref は、その相互作用が別の相互作用内から参照されることを示します。

関連概念
ライフライン
メッセージ
実行オカレンス
結合フラグメント
関連タスク
カバーされたライフラインを相互作用オカレンスに追加/除去する
相互作用オカレンスを作成する
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