WSDL2Client ツールを使用すると、1 つ以上の WSDL 文書から完全にデプロイできる Web サービス・ クライアントを生成し、オプションでクライアントをアプリケーション・サーバーにデプロイすることができます。
このツールは、以下の 4 つのステージに従って使用します。
WSDL2WebServiceClient ツールを使用する前に、次の方法で Web サービスのコマンド行をセットアップする必要があります。
これで、WSDL2WebServiceClient ツールのステージ 1 を実行できます。
スケルトン Web サービス・クライアントの実装を作成するには、コマンド・プロンプトに次のように入力します。
ヒント: -project に指定したコマンド行テスト・ディレクトリーのパスおよびその名前をメモしておいてください。この情報は、後で Web サービスをデプロイおよびテストするときに必要です。
-project <ProjectDir> 引数を指定してこのツールを実行すると、指定したプロジェクトの下に、 いくつかのサブディレクトリーを含む "client-side" というディレクトリーが作成されます。これらのサブディレクトリーには、複合タイプに対するシリアライザー・クラスとデシリアライザー・クラスを 含むすべての必要な Java テンプレートと、Web サービスの実装を作成するために必要なデプロイメント 記述子が格納されます。-clientType オプションと -genMain オプションを指定してある場合は、 クライアント・タイプ用に生成されたメイン・クラスの実装テンプレートもあります。
buildclient というビルド・スクリプトも生成され、このすべてのコードをコンパイルするために 利用できます。-clientType J2SE 引数を指定してツールを実行した場合は、runclient という名前の 実行スクリプトも生成されます。
実装コードを作成およびコンパイルし、-createEar <File.ear> 引数を指定して再びこのツールを 実行すると、新規または更新された EAR ファイルが出力されます。また、Web サービスを実装するクライアント・サイド・クラスは、通常の場所である META-INF¥classes ディレクトリーに移動されます。-clientType Servlet を 指定した場合は、クライアント・サイド・クラスは WEB-INF¥classes ディレクトリーに移動されます。
EAR ファイルの生成後、ほかのユーザーが使用できるようにこのファイルをサーバーにデプロイできます。これを行うには、コマンド行ツールを使用した Web サービスのサーバーへのデプロイ を参照してください。