EGL の get relative 文は、リレーショナル・データベース結果セット内の、番号で指定された行を読み取ります。この行は、結果セット内のカーソル位置との相対関係で識別されます。
この文を使用できるのは、関連する open 文で scroll オプションを指定した場合だけです。scroll オプションを使用できるのは、Java™ で出力を生成している場合だけです。
position の値が正の場合、位置は結果セット内の現行番号の位置に対する増分です。例えば、カーソルが 1 行目にあるときに get relative 2 を指定すると、3 行目が取り出され、get relative 1 を指定することは、get next を指定するのと同じことです。
position の値が負の場合、位置は結果セット内の現行番号の位置に対する減分です。例えば、カーソルが 3 行目にあるときに get relative -2 を指定すると 1 行目が取り出され、get relative -1 を指定することは、get previous を指定するのと同じことです。
position にゼロの値を指定すると、すでに有効となっているカーソル位置にある行が取り出され、get current を指定したのと同じことになります。
SQL FETCH ステートメントは、生成されたコードでは EGL get relative ステートメントを表します。生成される SQL ステートメントの形式は、INTO 文節の設定以外は変更できません。
一般に、エラーが発生して処理が続行された場合、カーソルは開いたままで残り、カーソル位置は変更されません。
最終的に、SQL COMMIT または sysLib.commit が指定された場合、open ステートメントで hold オプションを使用したときにのみ、open ステートメントで宣言されていたカーソル内の位置がコードにより保存されます。
関連する概念
resultSetID
SQL サポート
関連するタスク
EGL ステートメントおよびコマンドの構文図