システム変数 ConverseVar.printerAssociation を使用すると、 実行時に、印刷書式を印刷するときの出力の宛先を指定することができます。
ConverseVar.printerAssociation は、生成時に指定された、またはデバッグの目的で指定されたシステム・リソース名に初期設定されます。プログラムが別のプログラムに制御を渡すと、ConverseVar.printerAssociation の値は受け取り側のプログラムのデフォルト値に設定されます。
特定の印刷書式について、複数の印刷ジョブが可能な場合でもであったとしても、close 文は、ConverseVar.printerAssociation の現在の値に関連するファイルのみをクローズします。
jobID:destination
ConverseVar.printerAssociation = "job1"; print form1; ConverseVar.printerAssociation = "job2"; print form2; ConverseVar.printerAssociation = "job1"; print form3;
vgj.ra.myFile.systemName=printer vgj.ra.myFile.fileType=spool
iSeries™ COBOL に関しては、システム変数 ConverseVar.printerAssociation を、生成時に使用されるリソース関連パーツの fileName プロパティーの値に設定します。ファイル・タイプには、SEQ (SPOOL ではなく) を設定する必要があります。
iSeries 用に生成された COBOL プログラムでは、複数の印刷ジョブはサポートされません。ConverseVar.printerAssociation が設定されている場合、EGL ランタイムは古いファイルをクローズして (前のデータ出力を完了し)、iSeries コマンド OVRPRTF を使用してファイル名を上書きし、新しいファイルをオープンします。
ConverseVar.printerAssociation の値は、使用される前に大文字に変換されますが、システム変数内の値そのものは変更されません。 ConverseVar.printerAssociation の値は、システム変数が小文字バージョンで初期化された場合、小文字バージョンとの比較によりテストされ、その結果 true となります。
ConverseVar.printerAssociation に設定される値は、その呼び出しレベルから伝搬し、従属するすべての呼び出しレベルに変更されます。ただし、プログラムが前もってファイルをオープンしていた場合は、この値は伝搬しません。
z/OS® バッチ・プログラムとして生成されたプログラムでは、この変数の値は 54 バイトのデータ・セット名または 8 バイトの DD 名のいずれかになります。また、複数のファイルを同時にオープンすることができます。変数の初期値は、DD 名 EZEPRINT に割り振られたファイルの名前であるか、あるいは (その DD 名の指定がない場合、または参照されるファイルが SEQRS タイプでない場合) 生成時にファイル名 printer に指定されたシステム・リソース名です。
システム変数 ConverseVar.printerAssociation を、SEQRS タイプのファイルのみを参照するように設定することができます。
ConverseVar.printerAssociation を設定した場合、ファイルは SVC99 動的割り振りを通して接続されます。SVC99 の DISP オプションは SHR に設定されます。つまり、データ・セットが出力のためオープンされるたびに再書き込みされます。
ConverseVar.printerAssociation の値は、使用される前に大文字に変換されますが、システム変数内の値そのものは変更されません。 ConverseVar.printerAssociation の値は、システム変数が小文字バージョンで初期化された場合、小文字バージョンとの比較によりテストされ、その結果 true となります。
CICS バッチ・プログラムが sysLib.startTransaction によって開始されていない場合、ConverseVar.printerAssociation は、端末で開始されたプログラムに適したデフォルトの CICS EIBTRMID をとります。
nodeid.userid.class
nodeid には、1 から 8 文字のシステム・ノード ID かアスタリスク (*) が入ります。userid には、1 から 8 文字のシステム・ユーザー ID かアスタリスク (*) が入ります。class はオプションであり、1 文字のスプール・クラスです。デフォルトは A です。 class が指定されない場合は、userid もオプションになり、デフォルトで CICS user ID (sysVar.userID に保管された値) が使用されます。
詳細については、CICS のカスタマイズに関する資料を参照してください。
複数のファイルを同時に開くことができます。