リソース環境参照の追加

J2EE 1.4 仕様は、J2EE アプリケーション・コンポーネントが、リソースに関連付けられた管理オブジェクトを参照する際の手段を提供します。 参照は、リソース環境参照と呼ばれる「論理」名を使用して行われます。 デプロイメント記述子エディターを使用して、リソース環境参照を定義できます。

デプロイメントでは、リソース環境参照は、ターゲットの作動環境内の実際の管理オブジェクトに結び付けられます。

定義したそれぞれのリソース環境参照ごとに、resourece-env-ref エレメントがそのアプリケーション・コンポーネントのデプロイメント記述子に追加されます。 リソース環境参照は、それらが定義されているアプリケーション・コンポーネントにスコープされるので、ランタイム時は他のアプリケーション・コンポーネントからはアクセスできません。 その他のコンポーネントは、名前の競合なしに同じ名前でリソース環境参照を定義できます。

リソース環境参照は、J2EE 1.3 以降および EJB 2.x の場合にのみ使用可能です。

リソース環境参照の定義方法は、次のとおりです。

  1. J2EE モジュール用のデプロイメント記述子エディターで、「参照の追加 (Add Reference) ウィザードを開く
  2. リソース環境参照」を選択して「次へ」をクリックする。
  3. 名前」フィールドに参照の名前を指定するか、あるいはウィザードで提供されるデフォルト名を受諾する (推奨)。名前」フィールドに入力した値は、デプロイメント記述子の resource-env-ref-name エントリーで使用されます。 名前は、アプリケーションのコードで使用されている環境エントリー名です。

    参照の名前は、java:comp/env コンテキストに関係しています。

  4. 」フィールドに、参照先オブジェクトとして予想される型を入力する。 このフィールドに入力した値は、デプロイメント記述子の resource-env-ref-type エントリーで使用されます。
  5. 記述」テキスト域に、参照の記述を入力する。
  6. 終了」をクリックする。
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