EGL の forward 文は、ページ・ハンドラーから呼び出されます。その主な目的は、可変情報を Web ページに表示することですが、この文は、Web アプリケーション・サーバー内で実行されているサーブレットまたは Java™ プログラムを呼び出すこともできます。
この文の動作は、以下のとおりです。
- 回復可能リソースのコミット、ファイルのクローズ、ロックの解除
- 制御権の移動
- forward 文を実行しているコードを終了する。
構文図は以下のとおりです。

- argument
- 呼び出されているコードに渡される項目またはレコード。引き数の名前、およびその引き数に対応するパラメーターの名前は、すべての場合で同一である必要があります。
リテラルは渡せません。
ページ・ハンドラーを呼び出している場合、引き数には、ページ・ハンドラーの onPageLoad 関数に対して指定されたパラメーターとの互換性が必要です。
この関数がある場合、この関数は有効な名前を持つことができるので、ページ・ハンドラーのプロパティー OnPageLoadFunction によって参照されます。プログラムを呼び出している場合は、引き数には、そのプログラムのパラメーターとの互換性が必要です。
このテクノロジーの使い方によっては、以下の詳細が役に立つかもしれません。
- 引き数は、それに対応するパラメーターと同じ名前である必要があります。それは、この名前は、Web アプリケーション・サーバーに引き数値を保管し、それを取り出すときのキーとして使用されるからです。
- 引き数を渡す代わりに、呼び出し側は forward 文を呼び出す前に、以下を行うことができます。
- システム関数 J2EELib.setRequestAttr を呼び出して、値を要求ブロックに配置する
- システム関数 J2EELib.setSessionAttr を呼び出して、値をセッション・ブロックに配置する
この場合、受信側はこの値を引き数として受け取らずに、以下の適切なシステム関数を呼び出します。
- J2EELib.getRequestAttr (要求ブロックからデータにアクセスする場合)、または
- J2EELib.getSessionAttr (セッション・ブロックからデータにアクセスする場合)
- 文字項目は、Java String 型のオブジェクトとして渡されます。
- レコードは、Java Bean として渡されます。
- to label targetID
- Java Server Faces (JSF) ラベルを指定します。このラベルは、ランタイムの JSF ベースの構成ファイル内のマッピングを識別します。次に、呼び出すオブジェクトが JSP (通常は、EGL ページ・ハンドラーに関連付けられている JSP)、EGL プログラム、EGL 以外のプログラム、またはサーブレットのどれであるかを、このマッピングが識別します。label という語はオプションで、targetID は引用符で囲まれたストリングです。