浮動小数点レジスターの内容のビュー

Intel ベースのアプリケーションをデバッグしていて、浮動小数点演算を含んでいるソース行にステップオーバーする場合、「レジスター (Registers)」ビューの中の浮動小数点レジスターの値は表示されません。 その代わりに、各レジスターの横に「使用されていない」が表示されます。 実際は、ソース行の実行の間にこれらのレジスターの 1 つ以上が使用されているが、ソース行をいったんステップオーバーすると、レジスターの内容は変数に書き込まれてしまい、レジスターは使用されなくなります。 浮動小数点ステートメントにステップオーバーし、浮動小数点レジスターの値が変数に書き込まれる前にそれを見たい場合、次のようにします。

  1. エディターを「ソース」ビューから「混合 (Mixed)」ビューに変更します (エディター内で右マウス・ボタンでクリックし、 ポップアップ・メニューから「ビューの切り替え (Switch View)」>「混合の表示 (Show Mixed)」を選択します)。
  2. 浮動小数点命令を含んでいるソース行を探し出します。 このソース行と浮動小数点保管命令 (例えば FSTP) を含んでいる次のソース行との間で、逆アセンブリー命令をさがします。 そして、ブレークポイントをその行に入れます。
  3. ソース・ビューに戻します。
  4. 次に、浮動小数点演算を含んでいるソース行にステップオーバーする場合、その行に対して 1 つではなくて、2 つの Step Over コマンドを発行する必要があります (理由は、最初の Step Over コマンドは、混合ビューの中に設定したブレークポイントで停止するからです)。 2 番目の Step Over コマンドを発行した後に、保管される前の状態の浮動小数点レジスターの値が見えるはずです。

関連タスク
レジスターの内容の変更


ご利用条件 | フィードバック
(C) Copyright IBM Corporation 2001, 2003. All Rights Reserved.