コンソール・ユーザー・インターフェースの作成

コンソール・ユーザー・インターフェース (ConsoleUI) は、文字ベースのアプリケーションを書式形式で提示します。 たとえば、3270 または「グリーン・スクリーン」ターミナルで表示できます。

ConsoleUI を作成するには、次の手順を行う必要があります。

  1. EGL ソース・ファイルを作成する。
  2. egl.ui.console システム・パッケージで示される言語エレメントを使用して、ConsoleUI プログラムを作成する。
  3. EGL ソース・ファイルから Java™ コードを生成する。
  4. 生成された Java ファイルをアプリケーションとして実行する。

これらの各タスクについて、以下に詳しく説明します。

EGL ソース・ファイルの作成
  1. ワークベンチで、EGL パースペクティブから「ファイル」>「新規」>「EGL ソース・ファイル」を選択する。 または、任意のパースペクティブから「ファイル」>「新規」>「その他」>「EGL ソース・ファイル」を選択してください。
  2. ウィザード画面で、次の情報を入力する。
    • ソース・フォルダー: EGL ソース・ファイルが入るディレクトリー・ロケーション。
    • パッケージ: EGL ソース・ファイルが入るパッケージ・ロケーション。 このフィールドはオプショナルです。
    • EGL ソース・ファイル名: コンソール UI ソース・ファイルのファイル名 (例: myConsoleUI)。
  3. 完了」を選択してファイルを作成する。 自動的にファイル名の末尾に拡張子 (.egl) が付加されます。 EGL ファイルが「プロジェクト・エクスプローラー」ビューに表示され、 デフォルトの EGL エディターで自動的に開かれます。

ConsoleUI プログラムの作成

ソース・ファイルにデータを取り込み、ConsoleUI を作成するには、ConsoleUI 言語エレメントを使用する必要があります。 この言語エレメントは、egl.ui.console 概説ヘルプ・トピックで紹介され、 個々の ConsoleUI ライブラリーOpenUI 文レコード・タイプ、および列挙型ヘルプ・トピックで詳細に定義されています。

ConsoleUI アプリケーションには、少なくとも次のエレメントが組み込まれている必要があります。
  1. PROGRAM...END
  2. Function main()
  3. OpenUI 文
注: OpenUI 文は、ConsoleUI の基礎ですが、OpenUI 文がなくても正常な ConsoleUI プログラムを作成できます。

EGL ソースからの Java コードの生成

Java ファイルを生成する手順は、次のとおりです。
  1. EGL エディターで ConsoleUI ファイルを右クリックする。 コンテキスト・メニューが表示されます。
  2. 生成」を選択する。
注: ConsoleUI .egl ソース・ファイルは、COBOL に対して生成することはできません。

生成された Java ファイルをアプリケーションとして実行します。

生成された Java ファイルを実行する手順は、次のとおりです。
  1. プロジェクト・エクスプローラーで、生成された Java (.java) ファイルを右クリックする。 コンテキスト・メニューが表示されます。
  2. 実行」>「次を実行」>「Java アプリケーション」を選択する。
  3. または、エディターで Java ファイルが開いた状態で、メインメニューから「実行」>「次を実行」>「Java アプリケーション」を選択する。
  4. ConsoleUI がウィンドウに表示されます。

ConsoleUI アプリケーションは、curses ベースの端末セッションか、Swing ベースのグラフィカル・ウィンドウで表示できます。 UNIX® ユーザーの場合、もっと柔軟に表示を選択できます。 これについては、『UNIX 用の ConsoleUI 画面オプション (ConsoleUI screen options for UNIX)』ヘルプ・トピックを参照してください。

注: IBM® は、同一プログラムにおける ConsoleUI と TextUI の両方の使用をサポートしません。

関連する概念
コンソール・ユーザー・インターフェース

関連する参照項目
コンソール・ライブラリー
ConsoleUI レコード・タイプ
UNIX 用の ConsoleUI 画面オプション
ConsoleUI の列挙型
OpenUI 文
Package egl.ui.console

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