リモート・ファイル転送機構の定義

リモート・ファイル転送」には、 リモート・ロケーションにファイルを転送するための情報が入っています。 リモート・ファイル転送を使用して、開発環境からサーバーにファイルを転送します。

次のいずれかのサーバーが「新規サーバー」ウィザードを使用して作成される場合に、リモート・ファイル転送機構を指定することができます。
  • WebSphere® v5.0 サーバー
  • WebSphere v5.1 サーバー
  • J2EE 公開サーバー
  • 静的 Web 公開サーバー
リモート・ファイル転送機構を定義するには、以下の手順を完了します。
  1. 「新規サーバー」ウィザードの「公開オプション」ページで、リモート・ファイル転送を定義できます。 公開方法を選択します。
    • ファイル・システムでリソースをあるマシンから別のマシンに直接コピーするには、 「ローカル・コピー」を選択します。
    • ファイル転送プロトコル (FTP) を使用してリソースをあるマシンから別のマシンにコピーするには、「FTP ファイル転送 」を選択します。
  2. ローカル・コピー」を選択した場合には、「公開ディレクトリー」フィールドに、アプリケーションおよびサーバー構成を公開したい公開ディレクトリーを入力またはブラウズします。 公開ディレクトリーは、ローカル・マシンから確認することができるディレクトリーです。 たとえば、WebSphere Application Server v5.x 用のリモート転送ファイルを追加していて、それが別のマシンにインストールされている場合、公開ディレクトリーは、 WebSphere デプロイメント・ディレクトリーにマップするネットワーク・ドライブです。 WebSphere Application Server が開発環境と同じマシンにインストールされている場合、公開ディレクトリーは 「WebSphere デプロイメント・ディレクトリー」フィールドに以前に指定した値と同じでなければなりません。 たとえば、C:/Program Files/WebSphere/AppServer です。
  3. FTP ファイル転送」を選択した場合には、以下のフィールドを指定してください。
    1. 公開ディレクトリー」フィールドに、 アプリケーションとサーバー構成を公開する公開ディレクトリーを入力します。 この公開ディレクトリーは、FTP クライアント・プログラムを使用している開発環境から確認できるサーバーのデプロイメント・ディレクトリーを指しています。 たとえば、WebSphere デプロイメント・ディレクトリーが C:¥Program Files¥WebSphere¥AppServer で、 FTP サーバー・ルート・ディレクトリーが C:¥ の場合、 公開ディレクトリーは ¥Program Files¥WebSphere¥AppServer になります。
      ヒント: 先頭のスラッシュが必要かどうかを判別するには、 FTP クライアント・プログラムを使用して FTP サーバーにログインし、pwd コマンドを入力します。 表示されたデフォルトのログイン・ディレクトリーの先頭にスラッシュが付いている場合は、 「公開ディレクトリー」フィールドに入力を行うときにスラッシュを組み込みます。
    2. ユーザー・ログイン」フィールドと「ユーザー・パスワード」フィールドに、 FTP サーバーへアクセスするために使用する FTP ユーザー ID およびパスワードを入力します。
    3. 接続タイムアウト」フィールドに、 開発環境がタイムアウトまでに FTP サーバーへの接続を試行する時間 (ミリ秒) を入力します。
    4. FTP サーバーと開発環境の間に、ファイアウォールがインス トールされている場合にそのファイアウォールを通過するには、 「ファイアウォールを通過するための PASV モード (受動モード) の使用」チェック・ボックスを選択します。
    5. ファイアウォール・オプションを変更するには、 「ファイアウォールの使用」チェック・ボックスを選択し、 「ファイアウォールの設定」をクリックして設定値を指定します。
  4. 次へ」をクリックして、「新規サーバー」ウィザードを続行します。 「新規サーバー」ウィザードを完了すると、リモート・ファイル転送が作成されます。
関連タスク
リモート・ファイル転送の編集
WebSphere Application Server をテストおよび公開用にセットアップ
WebSphere サーバー上のプロジェクトのテストと公開
WebSphere Application Server のリモート・テストおよび公開の定義
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