WebSphere Application Server v5.x で CMP Bean をテストするためのテーブルおよびデータ・ソースの自動作成

テーブルおよびデータ・ソース・クリエーターにより、パーシスタンス (永続性) 機構またはデータ・ソースの構成方法に煩わされることなく、CMP エンタープライズ Bean の単体テストを自動的に実行する方法が実現されます。 CMP Bean は、データ・ソースまたはデータベース表を作成することなく、セッション Bean と同じく容易にテストすることができます。 テーブルおよびデータ・ソース・クリエーターは以下を自動的に収集します。 ユーザー ID、パスワード、別名、ホスト名、ポート、JDBC ドライバーのパス、 テーブルを最初にドロップするかどうか、およびデータ・ソースのみを作成してテーブルは 作成しないかどうか。

以下のデータベース・システムが、次に記述する制限付きでサポートされています。 前提条件タスク:
  1. バージョン 1.3 エンタープライズ・ アプリケーション・プロジェクトを作成する。
  2. 作成したばかりのエンタープライズ・アプリケーション・プロジェクトの中に バージョン 2.0 EJB プロジェクトを作成する
  3. 作成したばかりのエンタープライズ・アプリケーション・プロジェクトに対応する EJB プロジェクト で、2.x CMP Bean を 作成する
  4. 以下のいずれかをターゲット・データベースとして 選択して、トップダウン・ マッピングを生成する
    • Cloudscape v5.1
    • DB2 v8.1
    • Oracle v9i
  5. EJB プロジェクト用の デプロイメント・コードを生成する。
  6. 以下のステップを完了して、EJB デプロイメント記述子エディターを開く。
    1. 「プロジェクト・エクスプローラー」ビューで、「EJB プロジェクト」フォルダーを展開する。
    2. 使用している「EJB プロジェクト」フォルダーを展開する。
    3. 「デプロイメント記述子」フォルダーを右マウス・ボタン・クリックし、「開く」を選択する。
  7. 以下のステップを完了して、使用している EJB プロジェクトにバックエンド ID が指定されていることを確認する。
    1. 「概要」ページで、WebSphere® バインディング・セクションまでスクロールダウンする。
    2. 「現行」フィールドの横にある「更新」ボタンをクリックする。
    3. 現行」フィールドにバックエンド ID が指定されていることを確認する。例えば、DB2UDBNT_V8_1
    4. 変更内容を保管し、デプロイメント記述子エディターを閉じる。
  8. WebSphere v5.x サーバーを作成する。
  9. サーバーに EAR プロジェクトを追加する
注: テーブルおよびデータ・ソースを作成する前にサーバー・エディターをクローズしてください。 そうでないとデータ・ソースは自動的に作成されません。

テーブルおよびデータ・ソース・クリエーターで CMP Bean をテストする方法は、以下のとおりです。

  1. 「サーバー」ビューで、作成したサーバーを右マウス・ボタンでクリックし、 「テーブルおよびデータ・ソースの作成」を選択する。
  2. DB2 および Oracle の場合: 「接続設定」ダイアログ・ボックスが表示される。 データ・ソースの作成およびテーブルの作成には、データベース接続が必要です。 以下のデータベース接続パラメーターを指定してください。
    1. ユーザー」フィールドに、データベースにアクセスするためのユーザー ID を入力する。
    2. パスワード」フィールドに、データベースにアクセスするためのパスワードを入力する。
    3. 確認パスワード」フィールドに、もう一度パスワードを入力する。
    4. 別名」フィールドに、データベース別名を入力する。
    5. ホスト名」フィールドに、データベース・サーバーのホスト名を入力する。
    6. ポート」フィールドに、データベース接続に使用するポート番号を入力する。
    7. Jar ファイル・パス」フィールドに、データベース JDBC ドライバーのパスを指定する。
    注: ユーザーのプロジェクトに現行のバックエンドとして DB2 と Oracle の両方がある場合は、 接続設定のダイアログ・ボックスにはこれらの両方のバックエンドのフィールドが作られます。
  3. DB2 および Oracle の場合: EJB の作成時にトップダウン・マッピングを行った場合、「database_vendor テーブルを先に作成」および「database_vendor テーブルを先にドロップ」チェック・ボックスが事前選択さる。テーブルがすでに存在する場合、またはテーブルを作成しない場合には、「database_vendor テーブルを先に作成」チェック・ボックスをクリアします。

    ボトムアップ・マッピングを行った場合には、「database_vendor テーブルを先に作成」チェック・ボックスはデフォルトでクリアされているため、テーブルを作成しない場合はデータ・ソースを自動的に作成することができます。

  4. この操作を再度実行すると:
    • Cloudscape の場合、テーブルは再作成されますが、データ・ソースは以前と同じままです。
    • DB2 および Oracle の場合、テーブルの再作成は「database_vendor テーブルを先に作成」および「database_vendor テーブルを先にドロップ」チェック・ボックスの選択によって決まります。 この操作を最初に実行した時点で作成されたオリジナルのテーブルを残したい場合は、必ず両方のチェック・ボックスをクリアしてください。 テーブルをドロップして再作成し、オリジナルのテーブルを削除したい場合は、両方のチェック・ボックスを使用可能に設定してください。
  5. 「接続設定」ダイアログ・ボックスに入力を行った後、「作成」をクリックして、テーブルおよびデータ・ソースの作成を開始する。
  6. EJB プロジェクトで定義されているそれぞれのバックエンドごとに、「テーブルおよびデータ・ソース・クリエーター」ダイアログ・ボックスが以下の詳細をレポートします。
    • EJB プロジェクトのプロジェクト名
    • データベース・ベンダー
    • 使用されるバックエンド ID
    • データ・ソースの作成状況: データ・ソースが EJB プロジェクトに追加されているかどうかを示します。
    • テーブルの作成状況: テーブル作成の状況が正常でない場合は、テーブル作成のために実行されたオペレーションのリストを参照して、問題を識別してください。
    • テーブル作成のために実行されたオペレーションのリスト: テーブル作成実行時の SQL オペレーションおよびスローされた例外をリストします。
  7. (オプション) データ・ソースの作成を確認するには、以下の手順を実行する。
    • WebSphere Application Server v5.x の場合、サーバー・エディターを開き、データ・ソースとリソース・プロパティーが作成されたことを確認する。
    • WebSphere Application Server v6.x の場合、アプリケーション・デプロイメント記述子または WebSphere 管理コンソールを開き、データ・ソースとリソース・プロパティーが作成されたことを確認する。
  8. (オプション) この段階で、サーバー上で CMP Bean をテストすることができる。「プロジェクト・エクスプローラー」ビューで、Bean を右マウス・ボタン・クリックし、「実行」>「サーバーで実行」を選択する。 ユニバーサル・テスト・クライアントが開く。
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