このデバッガーを使用すると、プログラムをデバッグする際に発生する次のイベントを調査できます。
「例外ブレークポイントの管理」ダイアログ・ボックス (「ブレークポイント」ビュー のツールバー・ボタンから開く) で、 デバッガーに認識させる例外のタイプまたは例外のレベルを選択できます。 選択できる例外のタイプまたは例外のレベルは、 デバッグしているプログラムを実行するプラットフォームによって異なります。 例えば、Windowsで実行される C++ プログラムで デバッガーが処理できる例外と、AIX で実行される C++ プログラムで デバッガーが処理できる例外とは異なります。
「例外ブレークポイントの管理」ダイアログ・ボックスで指定したいずれかの例外に一致する例外がデバッガーによって検出されると、例外が発生したことを通知するメッセージが開きます。 また、エディターで、例外が発生した行が強調表示されます。
プログラム例外が検出された後、デバッグするプログラムが実行されているオペレーティング・システムに応じて、以下のアクションを選択できる場合があります。
「ステップ例外 (Step exception)」を実行すると、デバッガーは、登録済みの最初の 例外ハンドラー (オペレーティング・システムにより追跡) にステップイントゥします。例外ハンドラーでのコードの最初の実行可能行で、実行が停止します。 アプリケーションに登録済み例外ハンドラーがない場合、例外は「未処理」のまま残され、アプリケーションは終了することがあります。
デバッガーは、「実行例外 (Run exception)」により、検出された例外タイプを処理するために 登録された例外ハンドラーを実行します。 アプリケーションに登録済み例外ハンドラーがない場合、例外は「未処理」のまま残され、アプリケーションは終了することがあります。
例外の再試行によって、例外が廃棄されると、例外の原因をチェックし、例外を引き起こしたステートメントでプログラムの実行を再試行できます。 デバッガーはこのステートメントから開始され、継続を試みます。