バインド制御パーツの例

バインド制御パーツは、z/OS® システム用に生成される DB2® プログラムでのみ使用されます。 1 つのトランザクションまたは 1 つのバッチ・ジョブとして実行されるすべてのプログラムの DBRM は、単一の DB2 計画にバインドする必要があります。

以下の例では、DB2 バインド・プロセスでの必要に応じて、以前に作成されている DBRM が含まれているファイルを割り振る必要があります。 記述されているとおり、 割り振り文は、シンボリック・パラメーターを参照するため、生成時に使用されるビルド記述子にこれらのパラメーターを指定しておく必要があります。 (概要については、『シンボリック・パラメーター』を参照してください。) 文をハードコーディングしてファイルを割り振る方法は、あまり一般的ではありません。

デフォルトのバインド制御パーツの例

以下の例で、DSN6 はデータベース・サブシステムの名前で、MAILORDR は生成されるプログラムの z/OS ロード・モジュール名です。

TSOLIB ACTIVATE DA('%DSNLOAD%')
 ALLOC FI(DBRMLIB) SHR DA('%EZEPID%.%SYSTEM%.DBRMLIB' +
'%ELA%.NEW.SELADBRM')

DSN SYSTEM(DSN6)
*   EFK2MBDA
 *   BIND ZOSCICS APPLICATION WITH DB2 ACCESS
*   BIND ZOSBATCH APPLICATION WITH DB2 ACCESS AND DLI ACCESS
BIND PLAN(MAILORDR) -
          MEMBER(MAILORDR) -
          ACT(REP) -
          RETAIN -
          VALIDATE(BIND) -
          ISOLATION(CS)
*    OWNER(OWNERGRP)

ユーザー定義のバインド制御パーツの例

以下の例は、一般的なユーザー定義のバインド制御パーツです。

TSOLIB ACTIVATE DA('%DSNLOAD%')
ALLOC FI(DBRMLIB) SHR DA('%CGHLQ%.%SYSTEM%.DBRMLIB' +
'%ELA%.NEW.SELADBRM')

DSN SYSTEM(%DSYS,DSN%)
BIND PACKAGE (%COLLID%) -
          MEMBER(%EZEMBR%) -
          ACT(REP) -
          VALIDATE(BIND) -
          ISOLATION(CS) -
     owner(%OWNER%)

上の例では、以下のシンボリック・パラメーターが使用されています。

%DSYS,DSN%
データベース・サブシステム名。ここで、DSYS はシンボリック・パラメーター名で、DSN はユーザー定義のデフォルト値です。
%COLLID%
パッケージが格納されていた DB2 コレクションの ID。
%EZEMBR%
生成されるプログラムの名前。
%OWNER%
このパッケージの所有者として使用されるユーザー ID。
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