コマンド行から UDDIPublish ツールを使用すると、
Web サービスをビジネス・エンティティーまたはサービスとして UDDI レジストリーに公開できます。
パブリック・レジストリーまたはプライベート・レジストリーへ公開できます。
コマンド行をセットアップすると、次の構文と引数を使用してこのツールを実行できます。
構文
ビジネス・エンティティーを公開するには、次のように入力します。
- Windows®:
UDDIPublish -business -businessName <name> [<optional
arguments>]
- Linux: UDDIPublish.sh -business -businessName <name>
[<optional arguments>]
ビジネス・サービスを公開するには、次のように入力します。
- Windows:
UDDIPublish -service -serviceName <name> -businessName
<name> -wsdlLocation <新規サービスを記述する WSDL の URI> -accessPoint
<ネットワーク上の新規サービスがある場所の URL> [<オプションの引数>]
- Linux: UDDIPublish.sh -service -serviceName <name> -businessName
<name> -wsdlLocation <新規サービスを記述する WSDL の URI> -accessPoint
<ネットワーク上の新規サービスがある場所の URL> [<オプションの引数>]
引数
ビジネス・エンティティー
必須引数:
- -business
- 新規ビジネス・エンティティーがレジストリー内で作成されるように指定します。
- -businessName <name>
- 人間が読める新規ビジネス名を指定します。
<name> は、スペースが含まれているときは引用符で囲みます。
オプションの引数:
- -inquiryURL<inquiry API URL>
- URL を UDDI レジストリーの照会 API に設定します。
この引数を指定しないときのデフォルトは http://localhost:6080/uddisoap/inquiryapi です。
- 注: ユニット・テスト UDDI
レジストリーをデフォルト設定で使用している場合は、
-inquiryURL を http://localhost:9080/uddisoap/inquiryapi に設定します。
- -publishURL<publish API URL>
- URl を UDDI レジストリーの公開 API に設定します。
この引数が指定されていない場合のデフォルトは、https://localhost:6443/uddisoap/publishapi です。
- 注: ユニット・テスト UDDI
レジストリーをデフォルト設定で使用している場合は、
-publishURL を http://localhost:9080/uddisoap/publishapi に設定します。
- -businessKey <key>
- ビジネスが最初に公開されたときに UDDI レジストリーによって生成されたビジネスの、固有のビジネス・キーを指定します。
レジストリー内に名前が複数回現れるビジネスで非公開を試みた場合、このオプションは必須となります。
指定したビジネス名がその固有キーと共に指定されたビジネスの数を指定する、障害メッセージが戻されることがあります。
この場合、この引数を指定してコマンドを再試行してください。
- -businessDescription <description>
- 新規ビジネスのテキスト記述子を指定します。
<description> は、スペースが含まれているときは引用符で囲みます。
- -username <name>
- プライベート UDDI レジストリーに渡すユーザー名を指定します。
- -password <password>
- 提供したユーザー名に対応する UDDI レジストリーのパスワードを指定します。
- -uddiprops <プロパティー・ファイルの位置>
- 等号で区切られた名前値のペアを含む従来型の Java™ プロパティー・ファイルを指定します。
『追加プロパティー』を参照してください。
- -verbose
- このツールの実行中に追加情報を表示します。
- -help
- ヘルプ情報を表示します。
-
ビジネス・サービス
必須引数:
- -service
- 新規ビジネス・サービスがレジストリー内で作成されるように指定します。
- -serviceName <name>
- 人間が読める新規ビジネス・サービス名を指定します。
<name> は、スペースが含まれているときは引用符で囲みます。
- -businessName <name>
- 新規サービスを含むビジネス・エンティティーの人間が読める名前を指定します。
<name> は、スペースが含まれているときは引用符で囲みます。
- -wsdlLocation <新規サービスを記述する WSDL の URI>
- サービスの記述を含む WSDL 文書を指す URI を指定します。
この URI は、新規サービスに関連した tModel の <overviewURL> エレメントの値として設定します。
tModel はこのツールによって自動的に作成されます。
- -accessPoint <ネットワーク上の新規サービスがある場所の URL>
- 新規サービスのネットワーク・アクセス・ポイントを指定します。
この URL は新規サービスに関連したバインディング・テンプレートの <accessPoint> エレメントの値として設定します。
このテンプレートはこのツールによって自動的に作成されます。
指定するアクセス・ポイントは、サービスの WSDL 文書の <port> 定義に指定されたアドレスと同じにする必要があります。
オプションの引数:
- -inquiryURL <Inquiry API URL>
- UDDI レジストリーの照会 URL を設定します。
この引数を指定しないときのデフォルトは http://localhost:6080/uddisoap/inquiryapi です。
- 注: ユニット・テスト UDDI
レジストリーをデフォルト設定で使用している場合は、
-inquiryURL を http://localhost:9080/uddisoap/inquiryapi に設定します。
- -publishURL <Publish API URL>
- UDDI レジストリーの公開 URL を設定します。
この引数が指定されていない場合のデフォルトは、https://localhost:6443/uddisoap/publishapi です。
- 注: ユニット・テスト UDDI
レジストリーをデフォルト設定で使用している場合は、
-publishURL を http://localhost:9080/uddisoap/publishapi に設定します。
- -businessKey <key>
- 削除するサービスを含むビジネス・エンティティーの固有のビジネス・キーを指定します。
レジストリー内に複数のインスタンスがある、指定のサービスに所属するビジネス・サービスで非公開を試みた場合は、
これが必須になります。
これが該当する場合、コンテナー・ビジネスを識別するにはビジネス名だけでは不十分です。
障害メッセージが戻され、このメッセージには、
固有キーと共に指定ビジネス・エンティティー名を付けて存続するビジネス数が指定されています。
この場合、この引数を指定してコマンドを再試行してください。
- -serviceKey <key>
- サービスが最初に公開されたときに UDDI レジストリーによって生成されたサービスの、固有のサービス・キーを指定します。
レジストリー内に名前が複数回現れるビジネス・サービスで非公開を試みた場合、これは必須となります。
これが該当する場合、指定サービス名がその固有キーと共に存続するビジネス・サービスの数を指定する障害メッセージが戻されます。
この場合、この引数を指定してコマンドを再試行してください。
- -serviceDescription <description>
- 新規ビジネス・サービスのテキスト記述子を指定します。
<description> は、スペースが含まれているときは引用符で囲みます。
- -username <name>
- プライベート UDDI レジストリーに渡すユーザー名を指定します。
- -password <password>
- 提供したユーザー名に対応する UDDI レジストリーのパスワードを指定します。
- -uddiprops <プロパティー・ファイルの位置>
- 等号で区切られた名前値のペアを含む従来型の Java プロパティー・ファイルを指定します。
『追加プロパティー』を参照してください。
- -verbose
- このツールの実行中に追加情報を表示します。
- -help
- ヘルプ情報を表示します。
追加プロパティー
-uddiprops 引数に UDDIPublish を指定すると、
追加入力情報を含む Java プロパティー・ファイルのロケーションを指定できます。
ビジネスとサービスには、レジストリー内でこの追加種別情報が関連付けられ、ディスカバリー処理に利用されます。
この情報は公開済みアイテムのカテゴリー・バッグ構造にキー参照の形式で追加できます。
カテゴリー・バッグには多数のキー参照を入れることができ、
各カテゴリー・バッグには公開済みアイテムが所属するカテゴリーの名前と値が含まれます。
UDDIPublish では以下のプロパティーが使用されます。
プロパティー |
目的 |
wsdk.uddi.publish.url |
リモート UDDI レジストリーの公開 API への URL をオーバーライドします。
このプロパティーを設定していない限り、このツールでプライベート・レジストリーへの公開が行われます。 |
wsdk.uddi.inquiry.url |
リモート UDDI レジストリーの照会 API への URL をオーバーライドします。
このプロパティーを設定していない限り、このツールでプライベート・レジストリーへの照会が行われます。 |
wsdk.uddi.publish.bs.keyref.name.<id> |
キー参照構造の名前部分。
プロパティー名の <id> 部分は、
特定のキー参照に適用することが意図されたファイル内の一定のプロパティー・エントリーをリンクするものです。
<id> は、プロパティーの区切り文字として解釈される可能性のある文字を含まない、すべてのストリングが対象となります。 |
wsdk.uddi.publish.bs.keyref.value.<id> |
キー参照構造の値部分。
プロパティー名の <id> 部分は、特定のキー参照に適用することが意図されたファイル内の一定のプロパティー・エントリーをリンクするものです。
<id> は、プロパティーの区切り文字として解釈される可能性のある文字を含まない、すべてのストリングが対象となります。 |
wsdk.uddi.publish.bs.keyref.tmodelkey.<id> |
キー参照構造のオプションの tModel キー。
このプロパティーの値は、
それに対応するキー参照がサポートするカテゴリー化の指定を含むターゲット・ディレクトリー内にある tModel 文書の
UUID でなければなりません。
プロパティー名の <id> 部分は、
特定のキー参照に適用することが意図されたファイル内の一定のプロパティー・エントリーをリンクするものです。
<id> は、プロパティーの区切り文字として解釈される可能性のある文字を含まない、すべてのストリングが対象となります。 |
UDDIPublish を指定してプロパティー・ファイル
<WS-install-dir>¥wstools¥eclipse¥plugins¥com.ibm.etools.webservice.was.creation.core_5.1.0¥properties¥speedstart.properties
を使用すると、パブリック IBM®
テスト・レジストリーでビジネスおよびサービスを IBM Speed Start プログラムの一部として作成およびカテゴリー化できます。
以下は、このファイルを示しています。
# IBM Speed Start に固有のプロパティー
# IBM テスト・レジストリーを指す URL
wsdk.uddi.publish.url=https://uddi.ibm.com/testregistry/publishapi
wsdk.uddi.inquiry.url=http://uddi.ibm.com/testregistry/inquiryapi
# 公開済みサービスに所属するカテゴリー・バッグに追加
wsdk.uddi.publish.bs.keyref.name.1=Web service information for the developerWorks Web services community
wsdk.uddi.publish.bs.keyref.value.1=General
wsdk.uddi.publish.bs.keyref.tmodelkey.1=UUID:8F497C50-EB05-11D6-B618-000629DC0A53
wsdk.uddi.publish.bs.keyref.name.2=Web service information for the developerWorks Speed Start community
wsdk.uddi.publish.bs.keyref.value.2=Speed Start
wsdk.uddi.publish.bs.keyref.tmodelkey.2=UUID:8F497C50-EB05-11D6-B618-000629DC0A53
# 公開済みビジネスに所属するカテゴリー・バッグに追加
wsdk.uddi.publish.be.keyref.name.1=Web service information for the developerWorks Web services community
wsdk.uddi.publish.be.keyref.value.1=General
wsdk.uddi.publish.be.keyref.tmodelkey.1=UUID:8F497C50-EB05-11D6-B618-000629DC0A53
wsdk.uddi.publish.be.keyref.name.2=Web service information for the developerWorks Speed Start community
wsdk.uddi.publish.be.keyref.value.2=Speed Start
wsdk.uddi.publish.be.keyref.tmodelkey.2=UUID:8F497C50-EB05-11D6-B618-000629DC0A53
UDDIPublish を指定してプロパティー・ファイル
<WS-install-dir>¥wstools¥eclipse¥plugins¥com.ibm.etools.webservice.was.creation.core_5.1.0¥properties¥testregistry.properties
を使用すると、IBM
UDDI v2 Business Test Registry にビジネスおよびサービスを公開できます。
同様に、ファイル
<WS-install-dir>¥wstools¥eclipse¥plugins¥com.ibm.etools.webservice.was.creation.core_5.1.0¥properties¥businessregistry.properties
を使用すると、IBM
UDDI v2 Business Registry で作業することができます。