SDO についてさらに学習したい方に

Faces コンポーネントと SDO (Service Data Objects) は共同で機能して、Web 向けに最適化された方法でデータにアクセスするダイナミック Web アプリケーションを作成することができます。

ダイナミック Web アプリケーションは通常はデータ・ソースにアクセスし、データをダイナミックに作成、読み取り、更新、および削除することができます。 選択できるデータ・アクセス・フレームワークはいくつかありますが、そのうちの 2 つは Web パースペクティブでネイティブにサポートされています。それらは、データ・アクセス Bean と SDO (Service Data Objects) (WebSphere Application Server バージョン 5.x では WDO) です。 SDO はデータ中心、切断、XML 統合のデータ・アクセス機構で、ソース独立の結果を提供します。 すなわち、SDO は Web アプリケーション向けに最適化されたデータ・アクセス方式で、特に Faces コンポーネントを使用するダイナミック Web アプリケーションに最適化されています。

  • データ中心: 結果は構造化されたデータのグラフとして検索されます。 SDO は、EJB パーシスタンス機構の場合のようなオブジェクト (関連した動作を含む) の検索はサポートしていません。
  • 切断: 検索結果 (データ・テーブル) は、関連したどの接続またはトランザクションからも独立しています。
  • XML 統合:検索されたデータと XML フォーマットとの間の変換が容易です。
  • ソース独立の結果セット: SDO クエリーの結果は、どのタイプのデータ・ソースから戻された結果も SDO グラフィカル表現に変換されるため、標準化されています。 たとえば、JDBC データ・ソースに対する SDO クエリーと EJB データ・ソースに対する SDO クエリーは両方とも、同一の標準データ型セットを使用する SDO 構造化結果を戻します。

これらの SDO 機能は、EJB によって提供されている現在使用可能なオブジェクト指向のデータ・アクセス機構、および JDBC の直接使用によって提供されているデータ中心で接続された機構を、補足するものです。

SDO と Faces コンポーネントは共同で機能して、Web 向けに最適化された方式を使用してデータにアクセスするダイナミック Web アプリケーションを、簡単に作成する方法を提供します。 パレット・ビューで Faces コンポーネントとして使用可能になるデータ・アクセス Bean が 2 つあります。

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