Faces Client コンポーネントのイベント・ハンドラーは、「高速編集」ビューで作成されます。Faces Client コンポーネントのプロパティー・ビューには、
「高速編集」ビューへのリンクを含みます。ツリー・ビューおよびデータ・グリッドの場合は、提供されているイベント・ハンドラーを使用することも、
あるいはカスタマイズした独自のイベント・ハンドラーを作成することもできます。
2 個の out-of-box イベント・ハンドラーがあります。
- 選択したオブジェクトをターゲット・コンポーネント内のルートとして設定 -
このハンドラーは、現在のコントロールで選択されたオブジェクト (オプションで、そのオブジェクト内の特定の参照) を受け取り、
それをターゲット・コントロールのルート・オブジェクトにします。
このタイプのイベント・ハンドラーでターゲット・コントロールにできるのは、
イベントの発生元オブジェクトと同じ種類の
オブジェクトにバインドされている任意の Faces Client コンポーネント (ただし、Web サービスは除く) と、Faces Client がサポートする標準の JSF コンポーネントです。ターゲット・コントロールにできるもののリストが、表示される構成ダイアログに示されます。 ツリー・ビュー (ソース) で選択されたオブジェクトによって、
データ・グリッド (ターゲット) に表示する内容を決定したい場合に、このイベント・ハンドラーを使用します。このハンドラーは、データ・ソースのデータ値は全く変更しませんが、
選択されたコントロールに何を表示するのかを設定します。
- 選択したオブジェクトを別のオブジェクトにバインド - このハンドラーは、
選択されたオブジェクトの値 (オプションで、そのオブジェクト内の特定の参照) を受け取り、
それを別のデータ・オブジェクトにバインドします。 このイベント・ハンドラーは、データ・オブジェクトに保管されるデータ値 (例えば
、JavaBean、リレーショナル・データベースのレコード、など) を設定します。
ポートフォリオ・サンプルでは、ユーザーがデータ・グリッドから特定の株式を選ぶと、
その株式オブジェクト内のフィールドの値が placeHolderStock データ・オブジェクトに
コピーされます。これは後に、Web サービスへの入力パラメーターとして使用されます。ハンドラーは、そのオブジェクト内に保管された値を変更します。