WebSphere Application Server v5.x へのプロジェクトの公開

サーバー・ツール・フィーチャーを使用すると、WebSphere® Application Server v5.x の分離されたローカルまたはリモートのインストール上で、プロジェクトを公開することができます。プロジェクトまたはリソースに「サーバーで実行」を選択すると、 サーバー・ツールは、以下を自動的に実行します。

注:リモート WebSphere Application Server v6.0 では、Agent Controller はもう必要ありません。 WebSphere ファイル転送サーブレット・アプリケーション filetransfer.ear を実行しなければなりません。 このアプリケーションは、WebSphere v6.0 サーバー上でデフォルトでインストールおよび開始されます。

WebSphere Application Server v5.x 上でプロジェクトを公開するには、以下のステップに従います。

  1. Agent Controllerを使用して WebSphere Application Server v5.x をセットアップする。
  2. 公開のために WebSphere Application Server を定義する
  3. (オプション) WebSphere Application Server をインストールしたときに IBM® HTTP サーバーをインストールし、アプリケーション・サーバーで IBM HTTP Server を使用してテストを行う場合、 サーバー・エディターの「概要」ページ上の「プラグイン構成の生成」チェック・ボックスを選択する。 plugin-cfg.xml ファイルが、WebSphere デプロイメント・ディレクトリーの下にある、下記のディレクトリーで生成され、公開されます。
    config/cells
    デフォルトの WebSphere Application Server ファイルの置き換えについて詳しくは、公開されたサーバー構成のオリジナル・サーバー構成への復帰に関する関連トピックを参照してください。
  4. デフォルトで、WebSphere Application Server が開始されるとき、 マシンのシステム・クラスパスはアプリケーション・サーバー・プロセスに追加されません。 システム・クラスパスをアプリケーション・サーバー・プロセスにどうしても追加したい場合は、サーバーを始動する前に、以下の作業を実行してください。
    1. サーバーを停止する。
    2. pluginconfig.xml ファイルを、ディレクトリー x:\plugins\com.ibm.etools.websphere.tools\config で編集する。ここで x は Agent Controller がインストールされているディレクトリーです。
    3. 以下のアプリケーションについては、CLASSPATH 変数の position パラメーターを replace から prepend に変更する。
      • WebSphere Application Server v5 の場合: wteRemoteV5.exe
      • WebSphere Application Server v5.1 の場合: wteRemoteV51.exe
      たとえば、次のように変更します。
      <Application configuration="default" executable="wteRemoteV5.exe" location="%WAS_HOME_V5%" path="%WAS_HOME_V5%\java\bin\javaw.exe">
      	<Variable name="CLASSPATH" position="prepend" value="%RASERVER_HOME%\plugins\com.ibm.etools.websphere.tools\lib\wasToolsCommonV5.jar;%RASERVER_HOME%\plugins\com.ibm.etools.websphere.tools\lib\wteServersV5.jar;%LOGUTIL_CP%;%WAS_HOME_V5%\properties;%WAS_HOME_V5%\lib\bootstrap.jar;%WAS_HOME_V5%\lib\lmproxy.jar"/>
      	<Variable name="PATH" position="prepend" value="%WAS_HOME_V5%\bin"/>
      </Application>
    4. 変更を保管する。
    5. Agent Controller を再始動する。
  5. サーバーにプロジェクトを追加する
  6. 「ナビゲーター」ビューで、アプリケーション・サーバー上で実行したい プロジェクトを右マウス・ボタンでクリックし、「サーバーで実行」を選択する。 サーバー選択ダイアログ・ボックスが開きます。
  7. 作成した WebSphere サーバーを選択して「完了」をクリックする。 サーバーの開始時に、サーバー・ツールにより自動的に以下が実行されます。
    • サーバー構成をターゲットのアプリケーション・サーバーに公開する。
    • ターゲット・アプリケーション・サーバー上にテストしたいアプリケーションを公開する。
    • サーバーを始動する。
    重要: リモート・サーバーが開始中または開始済みの場合は、 Agent Controller を停止しないでください。 停止すると、リモート・サーバーのサーバー・プロセスが正常に停止されない可能性があります。 そうなった場合は、Windows® のタスク・マネージャーを使用して、リモート・マシンのリモート・サーバー・プロセスを手動で終了させる必要がある場合があります。
  8. アプリケーション・サーバーでプロジェクトのテストが終了したら、 サーバーを停止する
  9. リモート・マシンで Agent Controller を停止する。
注: リモート WebSphere サーバーを公開してテストを行う場合は、 リモート・マシンがローカル・マシンと同じコード・ページを持っていなければなりません。 異なるコード・ページを使用するローカル・サーバーとリモート・サーバーの実行はサポートされていません。 異なるコード・ページを使用してこれらのサーバーを実行すると、コンソールが壊れる恐れがあります。
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