PageHandler の関数、レコード、および項目への名前の割り当ては、『命名規則』で詳しく説明されている規則に従って
行います。
ただし、EGL は、JSP ファイル内、および PageHandler から派生する Java™ Bean 内に Java ID を作成するときは、それらの名前のバリエーションを使用します。
ソース・タブを使用して JSP ファイルを編集する場合、プロパティー・ビューを使用する場合、または EGL 対応のツールの外部で作業する場合は、それらのバリエーションを知っておく必要があります。
バリエーションは、以下のとおりです。
- PageHandler のレコード、項目、および関数の名前の前には英字の EGL が付きます。
このバリエーションの目的は、Java
Bean の仕様と EGL の命名規則の違いによって、Java
ランタイム環境で起きる可能性があるエラーからユーザーを保護することです。
- いくつかの状況では、特定の種類の出力コントロールへバインドされた変数の名前に接尾部が追加されます。
- 項目を「ブール値 (Boolean)」チェック・ボックスにバインドした場合、Java ID に接尾部 AsBoolean が組み込まれます。
- 項目を選択コントロール (リスト・ボックス、コンボ・ボックス、ラジオ・ボタン・グループ、またはチェック・ボックス・グループ) にバインドし、JavaServer Faces の selectItems タグでその項目を参照した場合、Java ID に接尾部 AsSelectItemsList が組み込まれます。
- 項目を JavaServer Faces のデータ・テーブル内でチェック・ボックスにバインドした場合 (特に、その項目が inputRowSelect タグの中で参照されている場合)、Java ID に接尾部 AsIntegerArray が組み込まれます。
上記のバリエーションを除けば、EGL は PageHandler 内の名前に完全に一致する ID を作成しようとします。
変数
myIteM を含んでいる PageHandler
myJSP を考えてみましょう。
この変数を「ブール値 (Boolean)」チェック・ボックスにバインドすると、JSP ファイルは Java Bean プロパティー
myJSP.EGLmyIteMAsBoolean を参照し、Java Bean の getter および setter 関数には、次のような名前が付きます。
- getEGLmyIteMAsBoolean
- setEGLmyIteMAsBoolean
JSP ファイル内の「ブール値 (Boolean)」チェック・ボックス・タグのソースは、次のとおりです。
<h:selectBooleanCheckbox styleClass="selectBooleanCheckbox"
id="checkbox1" value="#{myJSP.EGLmyIteMAsBoolean}">
</h:selectBooleanCheckbox>
EGL は、Java で無効となるような名前の生成を回避します。詳細については、『Java 名の別名の割り当て方法』を参照してください。