SysVar

次の表にリストしてある各 EGL システム変数の名前の前に、修飾子 SysVar を使用することができます。 これらの変数は、さまざまな目的に使用されます。

システム変数 説明
arrayIndex

以下の番号を含んでいます。

  • in 演算子が使用された単一論理式の検索条件に一致する、配列内の最初のエレメントの番号
  • 検索条件に一致する配列エレメントが存在しない場合には、ゼロ
  • move ... for count 文の後のターゲット配列内で最後に変更されたエレメントの番号
callConversionTable プログラムが実行時に以下を行うときのデータ変換に使用される 変換テーブルの名前を含んでいます。
  • リモート・システム上のプログラムへの呼び出しで引数を受け渡す
  • リモート・プログラムをシステム関数 sysLib.startTransaction 経由で呼び出すときに引数を受け渡す
  • リモート・ロケーションにあるファイルにアクセスする
errorCode 以下のいずれかが発生した場合に状況コードを受け取る。
  • call 文の呼び出し (その文が try ブロックにある場合)
  • 索引ファイル、MQ ファイル、相対ファイル、またはシリアル・ファイルに対する入出力操作
  • 次の場合における、ほぼすべてのシステム関数の呼び出し
    • 呼び出しが try ブロック内にある場合、または
    • プログラムが VisualAge® Generator との互換性モードで実行されており、VGVar.handleSysLibraryErrors が 1 に設置されている場合
formConversionTable EGL 生成 Java™ プログラムが以下のように動作する場合に双方向テキスト変換で使用される変換テーブルの名前を含んでいます。
  • ヘブライ語またはアラビア語の文字を含むテキスト書式または印刷書式を表示する。
  • ヘブライ語またはアラビア語の文字を受け入れるテキスト書式を表示する。
overflowIndicator 算術オーバーフローが発生すると 1 に設定されます。 この変数の値を検査することによって、オーバーフロー条件 についてテストすることができます。
returnCode プログラムによって設定され、オペレーティング・システムで使用可能な外部戻りコードを含んでいます。
sessionID Web アプリケーション・サーバー・セッションに固有の ID を含んでいます。
sqlca SQL 通信域 (SQLCA) 全体を含んでいます。
sqlcode 最後に完了した SQL 入出力操作の戻りコードを含んでいます。コードは、SQL 通信域 (SQLCA) から取得され、リレーショナル・データベース・マネージャーによって異なります。
sqlState 最後に完了した SQL 入出力操作の SQL 状態値を含んでいます。コードは、SQL 通信域 (SQLCA) から取得され、リレーショナル・データベース・マネージャーによって異なります。
systemType プログラムを実行するターゲット・システムを識別します。
terminalID

Java 仮想マシンのシステム・プロパティー user.name から初期化されます。 そのプロパティーを取得できない場合は、ブランクになります。

transactionID トピック『transactionID』で説明されています。
transferName 実行時に、転送先のプログラムまたはトランザクションの名前の指定を許可します。
userID ユーザー ID が使用可能な環境にユーザー ID を含みます。

関連概念
EGL での変数の参照
有効範囲指定の規則と EGL での「this」

関連リファレンス
EGL ライブラリー外部のシステム変数

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