プロジェクトへの Java コードの生成

Java™ プログラムまたはラッパーを生成する場合は、 ビルド記述子オプション genProject を設定し、 プロジェクトに生成することをお勧めします (場合によっては必須です)。

プロジェクトへ生成すると、EGL からさまざまなサービスが提供されます。 サービスはプロジェクト・タイプによって異なり、次に実行するタスクもそれによって異なります。
アプリケーション・クライアント・プロジェクト
アプリケーション・クライアント・プロジェクトに生成すると、EGL は以下のことを実行します。
  • 以下のエントリーをプロジェクトの Java のビルド・パスに追加することによって、EGL JAR ファイル (fda6.jar および fdaj6.jar) への準備時アクセスを可能にする。
      EGL_GENERATORS_PLUGINDIR/runtime/fda6.jar
      EGL_GENERATORS_PLUGINDIR/runtime/fdaj6.jar

    各エントリーの先頭の変数については、 『変数 EGL_GENERATORS_PLUGINDIR の設定』を参照してください。

  • 以下のように、EGL JAR ファイルへのランタイム・アクセスを可能にする。
    • アプリケーション・クライアント・プロジェクトを 参照する各エンタープライズ・アプリケーション・プロジェクトに JAR ファイルをインポートする
    • アプリケーション・クライアント・プロジェクトのマニフェストを更新し、 エンタープライズ・アプリケーション・プロジェクトの JAR ファイルを使用可能にする
  • ランタイム値をデプロイメント記述子に書き込み、生成される J2EE 環境ファイルから 記入項目を切り取りおよび貼り付けしなくてよいようにする。 これについては、『デプロイメント記述子値の設定』を参照してください。
次に実行するタスクは以下のとおりです。
  1. 生成されたプログラムを TCP/IP 経由で呼び出す場合は、『TCP/IP リスナーの設定』で説明されているように、リスナーへのランタイム・アクセスを可能にする。
  2. 非 EGL JAR ファイルへのアクセスを提供する。
  3. プロジェクトに出力ファイルを置いたので、次に J2EE ランタイム環境の設定を実行する。
EJB プロジェクト
EJB プロジェクトに生成すると、EGL は以下のことを実行します。
  • 以下のエントリーをプロジェクトの Java のビルド・パスに追加することによって、EGL JAR ファイル (fda6.jar および fdaj6.jar) への準備時アクセスを可能にする。
      EGL_GENERATORS_PLUGINDIR/runtime/fda6.jar
      EGL_GENERATORS_PLUGINDIR/runtime/fdaj6.jar

    各エントリーの先頭の環境変数については、 『変数 EGL_GENERATORS_PLUGINDIR の設定』を参照してください。

  • 以下のように、EGL JAR ファイルへのランタイム・アクセスを可能にする。
    • EJB プロジェクトを 参照する各エンタープライズ・アプリケーション・プロジェクトに fda6.jar および fdaj6.jar ファイルをインポートする
    • EJB プロジェクトのマニフェストを更新し、 エンタープライズ・アプリケーション・プロジェクトの fda6.jar および fdaj6.jar ファイルを 実行時に使用可能にする
  • JNDI 名を自動的に割り当て、EGL ランタイム・コードが EJB コードに アクセスできるようにする。ただし、このステップが実行されるのは、EJB セッション Bean を生成する場合のみです。
  • ほとんどの場合、ランタイム値をデプロイメント記述子に書き込み、生成される J2EE 環境ファイルから 記入項目を切り取りおよび貼り付けしなくてよいようにする。 これについては、『デプロイメント記述子値の設定』を参照してください。

    EGL が必要なセッション・エレメントをデプロイメント記述子から検出できない場合、EGL はデプロイメント記述子にランタイム値を書き込みません。 この状況は、例えば、Java プログラムがラッパーより先に生成された場合や、ビルド記述子オプション sessionBeanID がデプロイメント記述子内にない値に 設定されている場合に生じます。 セッション・エレメントの詳細については、『sessionBeanID』 を参照してください。

次に実行するタスクは以下のとおりです。
  1. 非 EGL JAR ファイルへのアクセスを提供する。
  2. デプロイメント・コードを生成する。
  3. プロジェクトに出力ファイルを置いたので、次に J2EE ランタイム環境の設定を実行する。
J2EE Web プロジェクト
EGL は以下のことを実行します。
  • プロジェクトの WebContent/WEB-INF/lib フォルダーに fda6.jar および fdaj6.jar をインポートし、EGL JAR ファイルへのアクセスを可能にする
  • ランタイム値をデプロイメント記述子に書き込み、生成される J2EE 環境ファイルから 記入項目を切り取りおよび貼り付けしなくてよいようにする。 これについては、『デプロイメント記述子値の設定』を参照してください。
次に実行するタスクは以下のとおりです。
  1. 非 EGL JAR ファイルへのアクセスの提供
  2. プロジェクトに出力ファイルを置いたので、「EGL 生成コード用の J2EE ランタイム環境の設定」の説明に従って作業を進める。
Java プロジェクト
デバッグまたは実動用に非 J2EE Java プロジェクト内に生成している場合、EGL は以下のように動作します。
  • 以下のエントリーをプロジェクトの Java のビルド・パスに追加することによって、EGL JAR ファイル (fda6.jar および fdaj6.jar) へのアクセスを可能にする。
      EGL_GENERATORS_PLUGINDIR/runtime/fda6.jar
      EGL_GENERATORS_PLUGINDIR/runtime/fdaj6.jar

    各エントリーの先頭の変数については、 『変数 EGL_GENERATORS_PLUGINDIR の設定』を参照してください。

  • プロパティー・ファイルを生成する。ただし、ビルド記述子に以下のオプション値が含まれている場合のみです。
    • genProperties が GLOBAL または PROGRAM に設定されている。
    • J2EE が NO に設定されている。

    グローバル・プロパティー・ファイル (rununit.properties) を要求した場合、EGL はそのファイルを Java ソース・フォルダーに入れます。このフォルダーは、Java パッケージが入っているフォルダーです。(Java ソース・フォルダーは、プロジェクト内のフォルダーであるか、プロジェクト自体であることも考えられます。) 代わりにプログラム・プロパティー・ファイルを要求した場合、EGL はそのファイルをプログラムの入っているフォルダーに配置します。

    実行時に、プログラム・プロパティー・ファイルを使用して 標準 JDBC 接続が設定されます。 詳細については、『標準 JDBC 接続の作成方法について』を参照してください。

プロジェクトに出力ファイルを置いたので、以下のことを実行します。
  • プログラムがリレーショナル・データベースにアクセスする場合は、 ドライバーがインストールされているディレクトリーが Java のビルド・パスに含まれていることを確認する。 例えば、DB2® の場合は、db2java.zip を含むディレクトリーを指定します。
  • コードが MQSeries® にアクセスしている場合は、非 EGL JAR ファイルへのアクセスを提供する。
  • リンケージ・プロパティー・ファイルを モジュールに置く。

存在しないプロジェクトに生成した場合の結果については、 『genProject』を参照してください。

関連タスク
EJB プロジェクトのデプロイメント・コードの生成
リンケージ・プロパティー・ファイルのデプロイ
デプロイメント記述子値の設定
非 EGL JAR ファイルへのアクセスの提供
変数 EGL_GENERATORS_PLUGINDIR の設定
EGL 生成コード用の J2EE ランタイム環境の設定
標準 JDBC 接続の作成方法について

関連リファレンス

genProject
sessionBeanID

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