Struts Bean タグのプロパティー

この文書では、Struts Bean タグ・ライブラリーで定義されるエレメントのプロパティーについて説明します。デフォルトでは、これら各エレメントの名前には bean: 接頭部が付いています。

それぞれの Struts エレメントには、エレメントの「プロパティー」ビューを使用して設定できる多くのプロパティーがあります。エレメントの「プロパティー」ビューでの作業中に、さらに詳しい情報が必要なプロパティーがあった場合は、次のプロパティーの表を参照してください。 プロパティーの中には、名前が同じでも、異なるエレメントでは使用法が異なるものがあります。プロパティーはアルファベット順にリストされています。

プロパティー エレメント内部 説明
arg0 message 最初のパラメーターの置換値を指定します (ある場合)。
arg1 message 2 番目のパラメーターの置換値を指定します (ある場合)。
arg2 message 3 番目のパラメーターの置換値を指定します (ある場合)。
arg3 message 4 番目のパラメーターの置換値を指定します (ある場合)。
arg4 message 5 番目のパラメーターの置換値を指定します (ある場合)。
bundle message、write メッセージを含む MessageResources オブジェクトが保管されて いるアプリケーションの有効範囲 Bean の名前を指定します。デフォルトは Globals.MESSAGES_KEY です。
filter write false に設定すると、HTML で区別される文字のレンダリング済みプロパティー値のフィルターを抑制します。デフォルトでは、このような値は、それぞれの同等なエンティティーに変換されます。
format write Bean またはプロパティー値を String オブジェクト に変換するために使用する書式制御ストリングを指定します。デフォルト では、value データ・タイプの書式制御ストリングは、 メッセージ・リソース内でキーに従って検索されます。
formatKey write アプリケーション・リソース内で書式制御ストリングを検索するために使用するキーを指定します。
id define 指定済みプロパティーの値で使用可能にするスクリプト記述変数の名前 (および関連するページ scope 属性) を指定します。[必須]
ignore write true に設定した場合、name プロパティーおよび scope プロパティーで指定した Bean が存在しないと、何も書き込まずに戻します。 false に設定した場合、Bean が存在しないと、ランタイム例外をスローします。
key message メッセージ・リソース内に必ず対応する値を持つ、 要求済みメッセージのメッセージ・キーを指定します。デフォルトでは、キーは name プロパティーおよび property プロパティーから取得されます。
locale message、write 現在選択済みのロケール・オブジェクトが保管されて いるセッション・スコープ Bean の名前を指定します。デフォルトは Globals.LOCALE_KEY です。
name define 新規ページの scope 属性定義のためにアクセスされるプロパティーを含む Bean の 属性名 (property を指定する 場合)、またはこのタグによって作成された新規参照で重複している Bean の 属性名 (property を指定しない 場合) を指定します。この属性は、value 属性またはネストされた本体コンテンツを指定しない限り、必須です。
name message property で指定した値 (指定している場合)を取り出すためにアクセスされるプロパティーを含む Bean の属性名を指定します。property を省略すると、この Bean そのものの 値がメッセージ・リソース・キーとして使用されます。
property define name で指定した Bean でアクセスされるプロパティーの名前を指定します。この値は、単純、索引付き、またはネストされたプロパティー参照式にすることができます。デフォルト では、name で識別された Bean には、id で識別された新規参照が置かれます。
property message name で指定した Bean でアクセスされるプロパティーの名前を指定します。この値は、単純、索引付き、またはネストされたプロパティー参照式にすることができます。デフォルト では、name で識別された Bean の値が そのままメッセージ・リソース・キーとして使用されます。
property write name で指定した Bean でアクセスされるプロパティーの名前を指定します。この値は、単純、索引付き、またはネストされたプロパティー参照式にすることができます。デフォルト では、name で識別された Bean がそのまま レンダリングされます。指定したプロパティーが NULL を戻した場合、出力はレンダリングされません。
scope define、message、write name で指定した Bean を取り出すために検索する変数の有効範囲を指定します。デフォルト では、PageContext.findAttribute() によって適用されるデフォルト・ルール が適用されます。
toScope define 新規に定義された Bean を作成する変数の有効範囲を指定します。デフォルトでは、Bean は page の有効範囲に作成されます。
type define id 属性として公開される値の 完全修飾クラス名を指定します。デフォルト は、value 属性を指定した場合は java.lang.String であり、 それ以外は java.lang.Object です。
value define 公開される Bean に設定される java.lang.String 値 を指定します。この属性は、name 属性またはネストされた本体コンテンツを指定しない限り、必須です。
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