J2EE 要求プロファイラーの使用可能化

J2EE 要求プロファイラーは、複数のプロセスおよびホストにわたる、 分散アプリケーションからの実行データを収集するために使用されます。この収集されたデータは、 シーケンス図として表示することができます。WebSphere Application Server をプロファイル・モードで 開始した場合は、J2EE Request Profiler が自動的に使用可能になります。 WebSphere Application Server を実行またはデバッグ・モードで 開始した場合は、J2EE Request Profiler を手動で使用可能にする必要があります。

WebSphere Application Server v6.0 の場合、実行またはデバッグ・モードの J2EE Request Profiler を 使用可能にするには、以下のようにします。

  1. ウィンドウ」>「パースペクティブを開く」>「その他」と選択して、サーバー・パースペクティブに切り替えます。
  2. サーバー・パースペクティブを選択して、「OK」をクリックします。
  3. サーバーを右クリックして、「開始 (Start)」を選択します。
  4. サーバーを始動したら、「管理コンソール (Admin console)」を右クリックして選択します。
  5. 管理者コンソールで、サーバーのノードを展開して、J2EE Request Profiler を使用可能にするサーバーを選択します。
  6. 「サーバー・インフラストラクチャー (Server Infrastructure)」で「Java および工程管理 (Java and process Management)」を選択します。
  7. 「プロセス定義 (Process Definition)」で「Java 仮想マシン (Java Virtual Machine)」を選択します。
  8. 「汎用 JVM 引き数 (Generic JVM arguments)」フィールドで、環境変数を -DPD_DT_ENABLED=true に設定します。
  9. 構成を保管します。
  10. サーバーを再始動します。

WebSphere Application Server v5.x の場合、実行またはデバッグ・モードの J2EE Request Profiler を 使用可能にするには、以下のようにします。

  1. WebSphere Application Server を開始します。
  2. サーバー (Servers)」タブで、リストされているご使用のサーバーをダブルクリックします。
  3. 下部にリストされる「環境 (environment)」タブをクリックします。
  4. Java VM 引き数 (Java VM Arguments)」を展開します。
  5. 「汎用 JVM 引き数 (Generic JVM arguments)」フィールドで、環境変数 PD_DT_ENABLED の値を true に設定します。つまり、 -DPD_DT_ENABLED=true と入力します。
  6. WebSphere Application Server を再始動します。

これにより、デフォルトで使用不可になっている、 シーケンス図ランタイムが使用可能になります。 これで、アプリケーションからデータを収集するために、J2EE 要求プロファイラーを使用するように指定することができます。

注: J2EE 要求プロファイラーを使用不可にしたい場合は、 PD_DT_ENABLED 変数の値を false に設定してください。

注: 製品には、J2EE 要求プロファイラーのサンプルが 同梱されています。その使用方法については、 readme (「ファイル (File)」>「新規 (New)」>「例 (Example)」 >「J2EE 要求プロファイラー (J2EE Request Profiler)」>「次へ (Next)」 >「終了 (Finish)」) を参照してください。

関連タスク
「シーケンス図」ビューを使用した相互作用トレースの表示