始める前に、『課題 1.2: DB2 SAMPLE データベースへの接続の作成、およびプロジェクトへのコピー』 を完了しておく必要があります。
この課題では、ウィザードを使用して DB2(R) SQL ストアード・プロシージャーを作成します。 このシンプルなストアード・プロシージャーは、従業員の部門 ID がユーザーが入力した値と一致する場合に EMPLOYEE テーブルからその従業員の情報を戻します。 SQL ステートメントの作成には別のウィザードを使用しますが、 ストアード・プロシージャーを作成するウィザードに直接ステートメントを入力することもできます。
ウィザードの使用中に、ウィザード内の各フィールドにキーボード・フォーカスを置くことによって、そのフィールドのさらに詳しい情報を表示できます。
SQL ストアード・プロシージャーの作成手順は、次のとおりです。
SPEmployee
と入力する。
後の手順で、ワークベンチに組み込まれている統合 SQL ストアード・プロシージャー・デバッガーを使用してストアード・プロシージャーのデバッグを行うので、 ここでデバッガーをビルドしてデバッグを可能にします。 SQL ルーチンをビルドするときに、ワークベンチはそのルーチンを、ターゲット・データベースのカタログ・テーブルに登録します。
ここでビルド・オプションを選択しなくても、 後で「データ定義 (Data Definition)」ビューでストアード・プロシージャーを右マウス・クリックして、ポップアップ・メニューで「デバッグのためのビルド」 を選択することによってストアード・プロシージャーをビルドしてデバッグ用に使用可能にすることができます。
これによって SQL ステートメントの作成作業でユーザーをガイドするウィザードが起動します。
:dept
と入力する。
これにより、ストアード・プロシージャー用のユーザー入力パラメーターとして使用される 「dept」という名前のホスト変数が作成されます。
SELECT
SCHEMANAME.EMPLOYEE.EMPNO, SCHEMANAME.EMPLOYEE.FIRSTNME, SCHEMANAME.EMPLOYEE.LASTNAME, SCHEMANAME.EMPLOYEE.WORKDEPT FROM SCHEMANAME.EMPLOYEE WHERE SCHEMANAME.EMPLOYEE.WORKDEPT = :dept
「パラメーター」表に、SQLSTATE および SQLCODE の出力パラメーターと、作成した入力パラメーター (部門) が表示されるはずです。 このページでオプションとして他のユーザー・パラメーターを作成できますが、 このチュートリアルでは設定されているパラメーターをそのまま使用します。
ストアード・プロシージャー SPEmployee が、それを作成したスキーマの下の Stored Procedures フォルダー内の「データ定義 (Data Definition)」ビューに表示されます。 エディターでそのストアード・プロシージャーを開いて、 ソース・コードを表示し、編集することができます。 「ビルド」および「デバッグを使用可能にする」オプションを選択したので、ストアード・プロシージャーは自動的にビルドされ、デバッグに使用可能になります。 「データ定義 (Data Definition)」ビュー内のストアード・プロシージャーの隣のアイコン上には、 ストアード・プロシージャーがビルドされたことを示すレンチが表示されるはずです。 ビルドの結果は「DB 出力」ビューに表示できます。
この時点で、ユーザーのビジネス・ソリューションによっては、 オプションでエディターを使用してストアード・プロシージャーに変更を加えることが可能です。
これで『課題 1.4: ストアード・プロシージャーのデバッグ』を開始する準備が完了しました。
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