WebSphere Application Server v5.x への SSL セキュリティーの追加

SSL プロトコルには、クライアントとサーバー間のセキュア接続が用意されています。SSL プロトコルは、TCP/IP 上で動作し、HTTP、LDAP、および IIOP などのアプリケーション・プロトコルの下で実行されて、転送データの信頼性とプライバシーを提供します。クライアントおよびサーバー両方の SSL 構成に基づいて、さまざまなレベルの信頼性、データ保全性、およびプライバシーを確立できます。

SSL (Secure Socket Layer) 構成レパートリーでは、HTTPS、IIOPS、または LDAPS 接続を行うために使用できる任意の数の SSL 設定を定義できます。SSL に用意されているセキュリティー機能の中には、データが回線上を流れている間に機密情報が読まれるのを防止するデータ暗号化があります。データ署名により、データが回線上を流れている間にデータに許可されない変更が行われることを防止できます。クライアントおよびサーバー認証により、相手が適切なユーザーまたはマシンであることを保証できます。

注: SSL セキュリティー は、WebSphere® v5.x サーバーにのみ追加できます。

SSL セキュリティーを追加するには、以下のステップで行います。

  1. 「サーバー」ビューで、WebSphere Application Server v5.x をダブルクリックして開く。 サーバー・エディターが開きます。
  2. エディターの下部の「セキュリティー」タブをクリックする。
  3. 「SSL 構成レパートリー」リスト・ボックスの横にある「追加」ボタンをクリックする。 「SSL 構成の追加)」ダイアログ・ボックスが開きます。
  4. ダイアログ・ボックスで、SSL 構成の値を入力する。 鍵ファイル・フォーマットおよびトラスト・ファイル・フォーマットなどの、 作成済みの項目のドロップダウン・リストから選択できる値もあります。  このダイアログ・ボックスのフィールドについて詳しくは、フィールドを選択し、 F1 キーを押してください。 「OK」をクリックする。
  5. 変更内容を保管して、エディターを閉じる。

レパートリーから SSL 構成を削除する前に、SSL 構成別名が別の場所で参照されていないかどうかを確認してください。ここで削除し、削除された接続にアクセスされると、SSL 接続は失敗します。

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