Service Data Objects (SDO) の中のデータ・グラフ

Service Data Object (SDO) フレームワーク (WebSphere® Application Server バージョン 5.x では WDO と呼ばれます) の 主な利点の 1 つとして、データ・グラフと呼ばれる、 切り離されたソース非依存の構造化結果セットがあることが挙げられます。データ・グラフは、本源のデータ・ストアへの接続からは独立したものです。データ・グラフでは、その元の状態に対する変更が識別でき、この変更を記憶させることもできます。このような機能があるため、メディエーターでは変更を容易に取り出して、これをデータ・ソースに移すことができます。

データ・グラフの XML 文書への変換とその文書からの変換は容易であり、 データ・グラフを使用して、HTTP を介して、階層システム体系内のレイヤー間で、文書を転送することも容易です。データ・グラフ構造は、データ・ソースからは独立したものです。事実上、各種データ・ソース (JDBC、EJB、CICS®) では同じデータ・グラフを作成することができます。こうした機能により、クライアント・プログラミング・モデルは統一され、各種データ・ソースにわたり同じように動作することができる GUI ツールの作成を考慮に入れることもできます。

Service Data Objects (SDO) に関する情報については、EMF 文書を参照してください。

関連概念
SDO を使用した Faces および Faces Client コンポーネントのデータ・アクセス
Service Data Objects (SDO) の中のメディエーター
関連資料
WDO API 文書
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