エージェントのライフ・サイクル
以下の状態遷移は、エージェントのライフ・サイクルを示しています。

エージェントのライフ・サイクルにおける状態および状態間の遷移 (ダイアグラムと以下の説明の両方に番号で示されています) を以下に示します。
- スタンドアロン
エージェントは Agent Controller に接続できません。この状態は、エージェントがホスト・プロセスによりブートストラップされた際に、Agent Controller がマシン上で稼動していない場合に発生します。
- スタンドアロンから登録へ
エージェントは Agent Controller に接続します。通常、この状態は、ホスト・プロセスがエージェントをブートストラップした直後に発生します。ただし、その時点で Agent
Controller が稼動していない場合、エージェントは Agent Controller が開始されるまで登録されません。
- 登録からスタンドアロンへ
エージェントはアクティブですが、Agent Controller は停止しています。そのため、エージェントはスタンドアロン状態に戻ります。
注: エージェントは、その存続期間中の任意の時点において Agent Controller が開始済みであるかまたは停止しているかによって、スタンドアロン状態と登録状態を遷移します。これらの 2 つの状態は、共に、実行 状態と呼ばれます。
- 登録から接続へ
テスト・クライアントは、データを収集したり、エージェントにコントロール・メッセージを送信するために、登録されているエージェントに接続します。
- 接続から登録へ
テスト・クライアントは、エージェントがホスト・プロセスによってまだホストされていても、エージェントから切り離されます。ただし、テスト・クライアントは、エージェントからのデータ収集およびエージェントとの対話を完了しています。
- 接続からモニターへ
テスト・クライアントは、エージェントに接続した後、Agent Controller に接続されているエージェントのモニターを開始します。
注: モニターを開始できるのは、まだ稼動しているエージェント、あるいはクライアントに接続されていないエージェントのみです (停止シンボル
、およびモニター・シンボル
が付いていないすべてのエージェント)。また、各エージェントに接続できるクライアントは、一度に 1 つのみです。
- モニターから接続へ
テスト・クライアントは、まだエージェント (Agent Controller に接続されている) に接続されていますが、エージェントのモニターを停止します。
- 登録取り消し
アプリケーションが終了し、明示的にエージェントの登録を取り消します。エージェントは、もう
Agent Controller に接続しておらず、テスト・クライアントもエージェントに接続されていないので、すべてのモニターが停止します。この状態は、実行状態、接続状態、モニター状態のいずれの状態からも遷移します。
関連タスク
Agent Controller の管理