コンバーターとコンポーザー

コンバーターとコンポーザーは、 リレーショナル・データの処理とマップのためにエンタープライズ Bean により使用されます。

J2EE パースペクティブでコンバーター・ウィザードまたはコンポーザー・ウィザードを使用すると、 コンバーターまたはコンポーザーを作成することができます。コンバーターとコンポーザーは、マッピング・エディターの「アウトライン」ビューまたは「概要」ペインで属性を選択した後、このエディターの「プロパティー」ビューから設定することができます。

コンバーター

データベースから読み取ったデータまたはデータベースに保管したデータの変換が必要になることがあります。 コンバーター はデータベース表記をオブジェクト型に変換し、またオブジェクト型をデータベース表記に戻します。例えば、CHAR データベース・エントリー 'Y' をブール・オブジェクトに変換して、 true に設定することが必要な場合があります。このケースでは、選択した属性マップのマッピング・エディターの「プロパティー」ビューで VapStringToBooleanConverter を指定することができます。

多くの列型では、データベース表記からオブジェクト型を派生できるため、コンバーターは必要ありません。 VapTrimStringConverter は、読み取られるデータから先行ブランクと末尾ブランクを除去するため、ストリングは扱いやすくなります。

多くの場合、コンバーターの名前はデータベース型とオブジェクト型を指定します。最初に指定される型はデータベース型です。

コンポーザー

コンポーザー は単一の複合 Bean フィールドを複数のデータベース列にマップするために使用します。複合フィールドは構成型です。複合フィールドはそれ自体がフィールドと振る舞いを持つオブジェクトであるため、構成が必要です。例えば、Name という Bean フィールドは、firstName、middleName、LastName などの複数の列にマップされることがあります。これは Name コンポーザーが必要な場合の例です。

構成マッピングを完成するためには、EJB コンポーザー・ウィザードを使用して、適切な EJB コンポーザーを選択します。 EJB コンポーザーを選択したら、表を使用して、マップされる表列と該当する構成型の構成属性を一致させます。

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