演習 5: EGL ライブラリーの作成

EGL ライブラリーにはプログラム、ページ・ハンドラー、またはその他のライブラリーが 使用できる関数、変数、または定数が保持されます。 ライブラリーを使用すると、コードの再利用が促進され、時間が節約され、コードを整理された状態に維持することができます。

この演習で作成するライブラリーには、getAllCustomers という名前の関数が含まれるようになります。この関数は、前の演習でデータ・パーツ・ウィザードによって作成された パーツを使用して、データベースの CUSTOMER テーブルにアクセスします。.

EGL ライブラリーの作成

  1. EGLWeb プロジェクトで、「EGLSource」フォルダーを展開し、 「data」パッケージをクリックする。
  2. 「ファイル」>「新規」>「その他」をクリックする。
  3. 「新規」ウィンドウで、「EGL」を展開する。 「EGL プロジェクト」ではありません。
  4. ライブラリー」をクリックする。
  5. 次へ」をクリックする。
  6. EGL ソース・ファイル名」フィールドに次のファイル名を入力する。

    CustomerLib

  7. 終了」をクリックする。

CustomerLib.egl ファイルがエディターで開き、構文エラーの存在を示す 赤のマークが表示されます。それらのエラーがあるのは、どのような情報が必要かを示すテキストが EGL に含まれているためです。マウス・ポインターをそれぞれの赤の X の上に移動すると構文エラーの詳細が表示されますが、ここでは、そのエラーの原因となってテキストを置き換えて、X が表示されないようにします。

CUSTOMER テーブルにアクセスする EGL 関数の作成

次のステップでは、関数を新規ライブラリーに追加します。

  1. CustomerLib.egl ファイルのコードの任意の場所をクリックする。
  2. CustomerLib.egl ファイル内のすべてのコードを除去する。

    すべてのコードを選択して 除去するには、すべてのコードを強調表示して Delete キーを押すか、 Ctrl+A を押して Delete キーを押すことができます。

  3. コードを除去したばかりの同じ場所に、以下のコードをコピーして貼り付ける。
    package data;
    
      library CustomerLib
      function getAllCustomers(Customers Customer[])get Customers;
    end
    
    end
  4. ライブラリーを保管する。

    古いコードからのエラーはすべて表示されなくなります。 CustomerLib.egl ファイルは次のようになります。

    CustomerLib.egl ファイルのコード

    新規関数は、Customers というレコード配列を受け入れます。その配列の各エレメントは、 Customer と呼ばれるレコード・パーツを基にしています。EGL get 文によって、 CUSTOMER テーブルから一連の行が検索され、それらの行が配列に入れられます。

    次のステップでは、EGL ライブラリーのコードに対応する Java 出力を生成します。そうすることによって、 CUSTOMER テーブルから選択される行を決定する SQL ステートメントも作成されます。その SQL ステートメント の特性は、Customer レコード・パーツの詳細を基にしています。SQL ステートメントは カスタマイズできますが、そのステップはこのチュートリアルには含まれていません。

  5. CustomerLib.egl ライブラリー内の任意の場所を右クリックし、 ポップアップ・メニューから「生成」をクリックする。あるいは、Ctrl+G 押すこともできます。
  6. ライブラリー内の「get Customers」行をクリックする。
  7. get Customers 行で正確にワード Customers を右クリックし、ポップアップ・メニューから 「SQL ステートメント」>「表示」をクリックする。「SQL ステートメントの表示」 ウィンドウが開きます。

    表示」コマンドが表示されない場合は、 get Customers 行のワード Customers を正しく 右クリックしたか確認してください。

    「SQL ステートメントの表示」ウィンドウには EGL コードから生成された SQL ステートメントが表示されます。

    生成された SQL ステートメント

  8. 閉じる」をクリックする。

これで、「演習 6: Web ページの作成」を開始する準備ができました。

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