このエクササイズを始める前に、エクササイズ 1.1: VIDEOS データベースの作成、および VIDEOS データベースへの接続を完了しておく必要があります。
このエクササイズでは、SQL ビルダーを使用して、VIDEOS データベース用の SELECT ステートメントを作成して、必要なデータベース・テーブルをそのステートメントに追加してから、 それぞれのテーブルに別名を割り当てます。
「データ定義」ビューの「ステートメント」フォルダー・ポップアップ・メニューを使って、 SELECT、INSERT、DELETE、UPDATE、WITH、および FULLSELECT ステートメントを追加できます。それでは、 VIDEOS データベース用の SELECT ステートメントを作成しましょう。
SELECT ステートメント・テンプレートは、以下に示されているように SQL ビルダーで作成され、開かれます。
SQL ビルダーには、以下の 3 つのペインがあります。
このチュートリアルでは、これらすべてのペインを使用します。
「データ定義」ビューに加えて、SQL ビルダーを使って、次の 2 つのビューを使用することができます。
ユーザーが作成した SELECT ステートメントが SQL ビルダーにすでに開かれていますので、 そのステートメントの構成を続行することができます。 このチュートリアルでは、SELECT ステートメントの作成のみを行いますが、SQL ビルダーの「SQL ソース」ペイン、「テーブル」ペイン、 および「デザイン」ペインを使用して、INSERT、DELETE、UPDATE、FULLSELECT、および WITH SQL ステートメントも作成することができます。
次は、customerRentals 照会のために、3 つのテーブルを SELECT ステートメントに追加します。 ビデオ店の店員がある特定の顧客がレンタルしたビデオのタイトルと、ビデオの返却予定の曜日を 検索できる照会を作成することにします。照会には、CUSTOMERS、RENTALS、および VIDEOS というテーブルを組み込む必要があります。
CUSTOMERS テーブルには、ビデオ店から借りているそれぞれの人の名前と ID (識別番号) を含みます。VIDEOS テーブル内のデータには、ID (識別番号) と各ビデオのタイトルを含みます。RENTALS テーブル内のデータには、現在レンタルされているそれぞれのビデオについて、顧客 ID、ビデオ ID、返却予定日といった情報を含みます。
これで、3 つのテーブルがすべて「テーブル」ペインに表示されました。「SQL ソース」ペインのソース・コードに、対応する変更があることに注目してください。
次は、SELECT ステートメントのそれぞれのテーブルの別名を作成します。別名は、 テーブルを参照する間接的な方法で、そのテーブルの修飾名から SQL ステートメントが独立したものになりえる方法です。 テーブル名が変更された場合は、別名定義も変更しなければなりません。
テーブルの別名の追加は、「テーブル」ペインのテーブル・ポップアップ・メニューを使用して、 ユーザーがテーブルをステートメントに追加するときや、テーブルの追加後に、行うことができます。 また、このテーブル・ポップアップ・メニューは、テーブルを削除したり、テーブルとテーブルの結合を作成したりする ときにも使用できます。
CUSTOMERS、RENTALS、および VIDEOS テーブルの別名は、それぞれ C、R、および V にします。
これで、エクササイズ 1.3: 結果列の指定を始める準備完了です。