「デバッグ (Debug)」ビューを使用して、ワークベンチのプログラムのデバッグを管理することができます。 このビューには、デバッグするそれぞれのターゲットごとの、 中断スレッドのスタック・フレームが表示されます。プログラムの各スレッドは、ツリーのノードとして表示されます。現行実行ポイントにあるスレッドは、自動的に展開されます。スレッドが中断されると、そのノードが、そのスタック・フレームを示すために展開されます。
選択済みスレッドを含んでいるリソースがオープンまたはアクティブ、あるいはその両方でない場合、ファイルがエディター内で開いてアクティブになり、スレッドが関連付けられているソースにフォーカスし、プログラムが実行しようとしているソース行を強調表示します。
次のようにして、スタックのプロパティーを「プロパティー」ビューに表示できます。
「デバッグ (Debug)」ビューの中のノードは、それらのノードがツリー構造のトップレベルにあるか、 または 1 レベル上のノードが展開済みである場合は、表示されます。 このビューの中で見えるすべてのノードについては、特定のノードの最初の文字を入力することによって、そのノードへジャンプできます。ビューは、その文字で始まる次のノードへジャンプします。このノードが、希望するジャンプ先のノードではない場合は、最初の文字を再度入力すると、その文字で始まる次のノードにジャンプし、以降それを繰り返します。
デバッガーを停止させたスレッド (例えば、ブレークポイントがヒットしたスレッド) の現在の実行行を表示するには、デバッグ・ターゲット、スレッド、またはスタック・フレームを右マウス・ボタンでクリックして、ポップアップ・メニューから「停止スレッドのロケーションの表示 (Show Stopping Thread Location)」を選択します。
「デバッグ (Debug)」ビューから、次のようなさまざまなデバッグ・アクションを実行できます。
これらのアクションについては、下記の関連トピックを参照してください。
デバッガー・ユーザー・インターフェースの接続先のデバッグ・エンジンによって、 スタック・フレームの最初の 1 つまたは複数のエントリーにデバッグ情報が含まれていない場合は、デバッガーは 自動的にそれらをビューにインクルードします。「デバッグ・ターゲット (debug target)」、「スレッド (thread)」または「スタック (stack)」を右マウス・ボタンでクリックし、ポップアップ・メニューから 「オプション」>「デバッグ不能なスタック・フレームをインクルード (Include Non-debuggable Stack Frames)」を選んで選択解除することにより、これらのエントリーをスタック・フレームのビューから除外することができます。このメニュー項目は、その左側にチェック・マークが付いていれば使用可能であり、付いていなければ使用不可です。
デバッガー・ユーザー・インターフェースの接続先のデバッグ・エンジンによっては、デフォルトで デバッグ不能なエントリーをインクルードするか、または除外するかも設定できます。この設定は、 ワークベンチ設定内で、ワークベンチ・メニュー・バーから「ウィンドウ」>「設定」を選択して 「設定」ダイアログ・ボックスを開くことにより実行できます。このダイアログ・ボックス内で、 「デバッグ (Debug)」ノードを選択し、次に「コンパイルされたデバッグ (Compiled Debug)」を選択します。「コンパイルされたデバッグ (Compiled Debug)」ページで、「デバッグ不能なスタック・フレームのインクルード (Include Non-debuggable Stack Frames)」チェック・ボックスを選択して、後続のデバッグ・セッションのスタック・フレームに、デバッグ不能なエントリーをデフォルトでインクルードします。
関連タスク
エントリー・ブレークポイントの設定
日付フィールドへのアクセスで実行を中断
停止時のヒープ検査
デバッグ設定値の設定