置換規則の例

「桁」、「一致」、および「置換」フィールドの使用

以下の例では、置換規則の「」、「一致」、および「置換」の各フィールドの使い方を示します。

  1. セパレーター・トークンと指定トークンの両方が指定された、msg 属性の値を検索する置換規則。

    ログ・レコード:
    <March 14, 2004 10:25:21 EST> application:myapp severity:3 instance:01 message:WARNING-file style.css missing

    規則の仕様:
    Separator Token= []{2}
    Designation Token= :
    Postions=$h('message')
    Match=(.*)
    Substitution=$1


    msg 属性に割り当てられる結果値:
    WARNING-file style.css missing

  2. セパレーター・トークンのみが指定された、msg 属性の値を検索する置換規則。

    ログ・レコード:
    <March 14, 2004 10:25:21 EST>;myapp;3;01;WARNING-file style.css missing

    規則の仕様:
    Separator Token=;
    Designation Token=
    Postions= 5
    Match= (.*)
    Substitution= $1

    msg 属性に割り当てられる結果値:
    WARNING-file style.css missing

  3. セパレーター・トークンのみが指定された、msg 属性の値を検索する置換規則。

    ログ・レコード:
    <March 14, 2004 10:25:21 EST>;myapp;3;01;WARNING;file style.css missing

    規則の仕様:
    Separator Token=;
    Designation Token=
    Postions= 5@@6
    Match= (.*)@@(.*)
    Substitution= $1-$2


    msg 属性に割り当てられる結果値:
    WARNING-file style.css missing

「時刻形式」フィールドの使用

以下の例では、置換規則の「時刻形式」フィールドの使い方を示します。

  1. セパレーター・トークンも指定トークンも指定されていない、creationTime 属性の値を検索する置換規則。
    ログ・レコード:
    <March 14, 2004 10:25:21 EST> myapp 3 01 WARNING file style.css missing

    規則の仕様:
    Separator Token=
    Designation Token=
    Postions=
    Match= ^<(.*)>.*
    Substitution= $1
    Time Format= MMMM dd, yyyy hh:mm:ss z


    creationTime 属性に割り当てられる結果値:
    2004-03-14T15:25:21.000Z

関連タスク
ログ・パーサーの作成
ルール・ベース・アダプターの作成
パーサー・コンポーネントの構成
static アダプターの作成

関連参照
アダプター構成ファイルの構造
共通ベース・イベント・フォーマットの仕様
アダプター構成エディター
正規表現グラマー