Agent Controller から起動されるアプリケーションの構成

Agent Controller のフィーチャーの 1 つに、 リモート・クライアントが、ローカル・ホスト上にある アプリケーションを起動できるという機能があります。 これを行うためには、アプリケーションの構成記述を Agent Controller の 構成ファイル内に作成しておく必要があります。 この記述は、<Application> エレメントとその子エレメントの役割を果たします。 Agent Controller は、アクティブ構成内の <Application> エレメント によって提供されるアプリケーション記述のみを起動できます。

構成記述を作成する

構成記述を作成するには、以下のステップに従ってください。

  1. 構成ファイル serviceconfig.xml を見つけます。関連タスクを参照してください。
  2. エディターを開き、<Application> エレメントを追加します。 アプリケーションは、別名と、その別名がマップする実行可能ファイルの完全修飾パスで識別される必要もあります。
    例えば、別名が TestApplication である アプリケーションの構成で、ローカル・ホスト上の実行可能 ファイルの実名 testapp.exe へマップする構成を 作成する場合、以下のフラグメントを追加します。
    <Application configuration="default" executable="TestApplication" path="c:¥tools¥testapp.exe"
    location="D:¥">
      <Variable name="PATH" value="C:¥tools" position="prepend"/>
    </Application>

このフラグメントが表しているのは、c:¥tools¥testapp.exe にマップし、 その優先実行可能ファイルのロケーションが D ドライブのルートである、 TestApplication というアプリケーションです。TestApplication は、常に PATH の接頭部に c:¥tools が付きます。

リモート・クライアントは Agent Controller に TestApplication の起動を依頼するだけなので、 この要求の結果として実際に実行されている実行可能ファイルは判別できません。 さらに、使用可能なアプリケーション 記述をリモート側でリストすることもできません。 結果として、リモート・クライアントからの アプリケーションの実行要求に応答するために、Agent Controller を構成する必要があります。


 

注: アプリケーション記述によって、 起動されるアプリケーションの環境変数値を指定変更したり、 拡張させることもできます。また、起動時に アプリケーション実行可能ファイルに提供されるパラメーター を指定変更したり、拡張させることもできます。

関連概念
Agent Controller

関連タスク
構成ファイルのロケーション
Agent Controller の管理
 


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