分散アプリケーションのログ・レコードの同期化

特定のホストに所属するログ・レコードのデルタ時間を変更した後、 「ログ」ビューでそのようなレコードをより効率的にソートできるよう に、これらのレコードの時間を同期すると便利です。また、これは、 特にタイム・スタンプを基にログ・レコードを相関させる場合に、 シーケンス図の「ログ対話」ビューでレコードを正確に表示するためにも有用です。

「ログ・ナビゲーター」ビューのログ・レコードの同期化

ログ・ファイルにデルタ時間を指定するには、以下のようにします。

  1. デルタ時間を設定するログを選択します。
  2. そのログを右クリックし、「プロパティー」を選択します。「プロパティー」ページが開きます。
  3. デルタ時間」フィールドに、選択されたホストと、同じモニターの下にある参照ホストとの間のデルタ時間の 時間、分、秒、およびミリ秒の値を入力します。選択されているログ・ファイル内のすべてのログ・レコードにデルタ時間が追加されます。

以上で「ログ」ビュー内のすべてのログ・レコードが、creationTime および sequenceNumber 別にソートされます (後者が使用されるのは、creationTime タイム・スタンプが重複しているためです)。このとき、デルタ時間の補正が適用されます。これがデフォルトのソート順です。

「プロファイル・モニター」ビューのログ・レコードの同期化

  1. 「プロファイル・モニター」ビューでホストとモニターを使用可能にするには、ビューの右上の隅にあるメニュー・アイコンをクリックし、「ホストの非表示 (Hide Hosts)」および「モニターの非表示 (Hide Monitors)」を選択します。
  2. デルタ時間を設定するホストを選択します。「プロファイル・モニター」ビューのホストのポップアップ・メニューから、 「プロパティー」を選択します。「プロパティー」ページが開きます。
  3. デルタ時間」フィールドに、 選択されたホストと、同じモニター下にある参照ホストとの間のデルタ時間の 時、分、および秒の値を入力します。
    「ログ」ビューで選択されているホストの下のすべてのレコードに、デルタ時間が追加されます。
  4. 「プロファイル・モニター」ビューでモニターを選択します。「ログ」ビューは、 すべてのログ・レコードを creationTime と sequenceNumber 順にソートします。 creationTime タイム・スタンプが重複しているため、デルタ時間の訂正が適用されます。 これがデフォルトのソート順です。

注:

関連概念
ログおよびトレース・アナライザーを使用した分散アプリケーションの問題の判別

関連タスク
ログおよびトレース・アナライザーの設定を変更する
ログ・ファイルの相関
分散トレースを表示する