レイヤリング戦略
by Peter Eeles. All Rights Reserved.
Peter Eeles は、英国をベースとする Rational の地域サービス組織の技術担当責任者です。
同氏の 16 年の経歴のほとんどは大規模分散システムの開発にささげられており、1998 年発刊の「Building Business Objects」の共同著作者でもあります。
同氏は、ヨーロッパ全土のさまざまな会議で定常的に講演を行っていますが、主としてソフトウェア・アーキテクチャーに関するコンサルティングに携わり、Rational Unified Process を企業が採用するお手伝いをしています。
同氏は、妻 Karen と息子 Daniel、Thomas、Christopher とともに英国に居住しています。
同氏に連絡するには、peter.eeles@rational.com 宛てに E メールをお送りください。
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要約
ソフトウェア・システムを分解するには多数の技法があります。
レイヤリングはその中の 1 例であり、この記事ではこれについて説明します。
この技法が取り組む主な案件は次の 2 点です。つまり、たいていのシステムは複雑すぎて全体を把握しきれないという点と、担当者が異なるごとにシステムを別の角度から見る必要があるという点です。
レイヤリングは、多様なソフトウェア・システムに取り入れられており、多数の文書および Rational Unified Process (RUP) において支持を得ています。
しかし、レイヤリングは、誤解されたり誤って用いられたりすることがよくあります。
この記事では、レイヤリングの正体を明らかにして、さまざまなレイヤリング戦略をとった場合の影響について述べます。
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