反復評価では、反復の結果、評価基準の達成度、得られた教訓、行われる予定の変更を把握します。 
役割:  プロジェクト管理者 
オプション度 / 使用時期:  必須
テンプレートとレポート: 
 
例:   
UML の表現:  なし
詳細情報:   
成果物を入力とする作業:    成果物を出力とする作業:   

目的 ページの先頭へ

各反復期間は、反復評価で締めくくられます。この時点で、開発組織は開発にいったん区切りをつけ、これまでに発生したこと、達成事項または不達成事項とその原因、得られた教訓について検討します。

タイミング ページの先頭へ

反復評価は各反復期間の最後に作成されます。反復評価は更新されません。

責務 ページの先頭へ

この成果物に責任を持つのはプロジェクト管理者です。

カスタマイズ ページの先頭へ

反復評価は、反復型のアプローチに不可欠の成果物です。プロジェクトの開発範囲とリスク、そして反復の性質に応じて、反復評価の内容は、デモンストレーションと完了までの結果の簡単な記録から、正式なテスト記録まで多岐にわたります。

追加情報 ページの先頭へ

この評価は反復に不可欠なステップであり、省略すべきではありません。反復評価が適切に行われない場合、反復型アプローチの多くの利点が失われてしまいます。

このステップでは、システムを修正するのではなく、評価基準を修正した方がよい場合があることに注意してください。反復評価の利点は、特定の要求に関して、実際は重要ではない、実装にコストがかかりすぎる、保守が不可能なアーキテクチャを作り出してしまう、などの問題点を明らかにするという点に見出される場合があります。そのような場合、コストと利益の分析を行い、ビジネス上の決定を下さなければなりません。

この評価の基準としては一連のメトリクスを使用しなければなりません。



Rational Unified Process   2003.06.15