Coordinated Request Reply サンプルの実行
Coordinated Request Reply サンプルを実行して、以下の処理を実行することができます。
- XML ペイロードが入った WebSphere MQ メッセージを、同じデータが入った CWF 形式のメッセージに変換します。
- 最初の ReplyToQ および ReplyToQMgr を後で使用するために WebSphere MQ メッセージに保管します。
- シミュレートされたアプリケーションを実行して、CWF 形式のペイロードの入った WebSphere MQ メッセージを読み取り、現在時刻をメッセージに追加し、CWF 形式のペイロードの入った WebSphere MQ メッセージを使用して応答します。
- 上記のステップ 2 で作成した WebSphere MQ メッセージから、元の ReplyToQ および ReplyToQMgr を取り出します。
- CWF 形式のペイロードの入った WebSphere MQ メッセージを、XML 形式の同じデータの入ったメッセージに変換し、取り出した ReplyToQ および ReplyToQMgr の値を使用して、元の要求への応答として送信します。
Coordinated Request Reply サンプルを実行するには、次のようにします。
- サンプルのメッセージ・フローとメッセージ・セットがデプロイされていることを確認します。
- サンプルのインポート先のメッセージ・フロー・プロジェクトの Requester.enqueue をダブルクリックします。
- 「一般」タブで、「キュー・マネージャー名」と「キュー名」の値を検討します。デフォルトのキュー・マネージャーと Message Broker の構成を使用している場合には値を変更する必要はありませんが、「ポート」フィールドに値 2414 が入力されていることを確認してください。
- 画面のメッセージ・データ部分の下部までスクロールし、CompletionTime 時刻の値 (12:00:00) を観察します。
- 「キューへの書き込み」をクリックして、Request メッセージ・フローの入力キューに WebSphere MQ メッセージを入れます。
- Dequeue アプリケーションのインスタンスを始動します。
- ワークベンチのツールバーで、「メッセージをキューから取得」アイコン
上の矢印をクリックします。
- ドロップダウン・メニューで、「メッセージの取得」をクリックして、「メッセージのデキュー」ウィンドウを起動します。
- キュー・マネージャーと出力ノード・キューに希望の名前を入力します。デフォルトの構成を処理するには、キュー・マネージャー名に WBRK6_DEFAULT_QUEUE_MANAGER の値を使用し、キュー名に GET_REQREP_OUT の値を使用します。
- 「キューから読み取り」をクリックして、キューからメッセージを読み取ります。
- ウィンドウを閉じます。次回「メッセージをキューから取得」アイコン
上の矢印をクリックすると、上記のステップで作成したデキュー構成がドロップダウン・メニュー上にリストされます。メニュー上のこのファイルをクリックして (または、メニュー上の番号が 1 の場合は単にアイコン自体をクリックして) キューからメッセージを取得します。
- オプション: 「メッセージのデキュー」ウィンドウが開いている間は、読み取りメッセージをメッセージ・フロー・プロジェクト内のファイルに保管し、後で使用するために取っておくことができます。「別名保管」ボタンをクリックし、「メッセージの別名保管」ウィンドウで、フロー・プロジェクトを選択してファイルの名前を入力します。
- メッセージの末尾にスクロールし、CompletionTime が初期値の
<st1:time hour="0" minute="0">of 12:00:00</st1:time> から現在時刻に置き換えられている
ことを観察します。
この置き換えは Backend Reply メッセージ・フローで行われたものです。これはメッセージが Backend Reply メッセージ・フローで処理されたことを示すものです。
CompletionTime の値が 12:00:00 以外の値に変更されていることを観察したなら、Coordinated Request Reply サンプルが正常に実行されたことになります。12:00:00 ちょうどにテストを実行したのであれば、そのすぐ後に再実行して、Backend メッセージ・フローでメッセージ内の時刻が更新されたことを確認してください。
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