ブローカー・データベースとユーザー・データベースに対するアクセス権限を与える操作

ブローカー・データベースまたはユーザー・データベースを作成したら、それにアクセスするためにブローカーおよびその実行グループに許可を与えなければなりません。

始める前に: データベースを作成します

mqsicreatebroker コマンドを実行するときには、実行時の許可のために少なくとも 1 つのユーザー ID を指定する必要があります (サービス・ユーザー ID)。また、ブローカーがデータベースに接続するときに使用するための 2 つ目のユーザー ID (データ・ソース・ユーザー ID) を指定することもできます。データベースに接続するための別個のデータ・ソース・ユーザー ID を指定しない場合、ブローカーはサービス・ユーザー ID をデータベース・アクセスにも使用します。

サービス・ユーザー ID およびそのパスワードは、-i および -a パラメーターと共に指定し、オプションのデータベース接続ユーザー ID およびパスワードは、-u および -p パラメーターと共に指定します。

変更の始まり特定のデータベースのために別のユーザー ID とパスワードを使用する場合は、mqsisetdbparms コマンドを使用して許可をセットアップしたり変更したりできます。変更の終わり

変更の始まりブローカーの作成後にサービス・ユーザー ID/パスワードまたはデータ・ソース・パスワードを変更する場合は、mqsichangebroker コマンドを使用します。データ・ソース・ユーザー ID は変更できません。変更の終わり

ブローカーがデータベースへのアクセスに使用するユーザー ID には、以下の許可が必要です。
  • ユーザー ID は、データベースへの接続が許可されていなければなりません。
  • ブローカーを作成するためには、ユーザー ID に、ブローカー・データベースに表を作成する許可がなければなりません。
  • ユーザー ID は、メッセージ・フロー・アプリケーションがアクセスするユーザー・データベース・オブジェクト (例えば、表、プロシージャー、および索引など) に対して適切な特権を持っている必要があります。

グローバル整合されたトランザクションに加わっているメッセージ・フローをブローカーにデプロイするのであれば、追加の許可を与える必要があります。 詳しくは、トランザクションのグローバル整合のためのデータベースの構成を参照してください。

変更の始まりアクセスを許可する方法は、使用しているデータベース・マネージャーと、データベースを作成したプラットフォームによって異なります。1 つのデータベースでもリリースが異なれば、手順が異なる場合もあります。この操作を実行する場合は、データベース管理者に問い合わせるか、該当するデータベースの資料を参照してください。変更の終わり

特定のデータベースのために必要な許可を与える手順の例を以下の各セクションにまとめます。

DB2許可

DB2® データベースに対するアクセス権限を与える場合は、DB2 コントロール・センターまたは DB2 コマンド行を使用できます。

Oracle 許可

Oracle データベースへのアクセスを許可するには、データベース管理者 (DBA) 特権が必要です。

Oracle データベースへのアクセスを許可するには、次のようにします。

  1. SQL*Plus を使用して、Oracle データベース管理者 (DBA) としてデータベースにログオンします。
  2. データベース接続用として指定したユーザー ID の特権を変更し、ブローカーがデータベースへ正常にアクセスできるようにしてください。 ユーザー ID は、表スペース内で割り当て量を必要とし、ブローカー表の作成および更新を許可するための特権が必要です。
    GRANT CREATE SESSION TO dbid;
    GRANT CREATE TABLE TO dbid;
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Copyright IBM Corporation 1999, 2009Copyright IBM Corporation 1999, 2009.
最終更新 : 2009-02-20 12:43:53

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