メッセージ・フローのバージョンおよびキーワード

メッセージ・フローを開発するときには、メッセージ・フローのバージョンおよびメッセージ・フローに関連付けるその他の主要な情報を定義することができます。 メッセージ・フローがデプロイされた後、ワークベンチ を使用してメッセージ・フローのプロパティーを表示できます。こうしたプロパティーには、デプロイメントと変更の日時 (表示されるデフォルトの情報) および設定されている追加のバージョンまたはキーワード情報が含まれます。

デプロイされているメッセージ・フローについての詳細を示すように情報を定義できるため、 それが予期したメッセージ・フローであるかどうかを調べることができます。

バージョン

メッセージ・フローのバージョンを「バージョン」プロパティーで設定できます。

また、メッセージ・フロー・プリファレンスの「デフォルト・バージョン・タグ」でデフォルトのメッセージ・フロー・バージョンを定義することもできます。 この値が設定された後で作成される新規のすべてのメッセージ・フローは、 メッセージ・フロー・レベルの「バージョン」プロパティーにこのデフォルトが適用されます。

キーワード

キーワードは、メッセージ・フロー のソース (.msgflow ファイル) ではなく、 コンパイル済み メッセージ・フロー (.cmf ファイル) から抽出されます。 すべてのソース・プロパティーがコンパイル済みファイルに追加されるわけではありません。 そのため、メッセージ・フロー キーワードを以下の場所だけに追加します。
  • Passthrough ノードの「ラベル」プロパティー
  • ESQL コメントまたはストリング・リテラル
  • メッセージ・フローの「詳細説明」プロパティー

情報を解析できるように、定義されるすべてのキーワードは一定の規則に従う必要があります。 以下は、「詳細説明」プロパティーに定義できる値の例です。

$MQSI Author=John Smith MQSI$
$MQSI Subflow 1 Version=v1.3.2 MQSI$

以下の表には、ワークベンチに表示される情報が含まれています。

メッセージ・フロー名  
デプロイメント時刻 28-Aug-2004 15:04
変更時刻 28-Aug-2004 14:27
バージョン v1.0
作成者 John Smith
サブフロー 1 バージョン v1.3.2

この表示では、オブジェクトの「バージョン」プロパティーを使用して、バージョン情報も定義されています。 バージョン情報がプロパティーを使用して定義されていない場合、この表示から省略されます。

メッセージ・フロー にサブフローが含まれる場合、 各サブフローにキーワードを組み込むことができます。

キーワードの制約事項

以下の文字は予測不能な動作の原因となるため、キーワード内での使用は避けてください。
^$.|¥<>?+*=&[]
こうした文字はキーワードに関連した値の中で使用できます。以下に例を示します。
  • $MQSI RCSVER=$id$ MQSI$ は受け入れられます。
  • $MQSI $name=Fred MQSI$ は受け入れられません。
関連概念
デプロイ可能オブジェクトのバージョンおよびキーワード情報
メッセージ・セットのバージョンおよびキーワード
ESQL ファイルへのキーワードの追加
サブフローへのキーワードの追加
関連タスク
サブフローの使用
JAR ファイルへのキーワードの追加
関連資料
キーワードを定義するための指針
メッセージ・フローの説明プロパティー
メッセージ・フロー・プリファレンス
Passthrough ノード
XSL スタイルシートへのキーワードの追加
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Copyright IBM Corporation 1999, 2009Copyright IBM Corporation 1999, 2009.
最終更新 : 2009-02-20 12:43:00

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