サイレント・モードでのランタイム・コンポーネントのアンインストール

サイレント・モードで、ユーザーとの対話なしでランタイム・コンポーネントを除去します。

特に明記されていない限り、製品コンポーネントの削除には、必ず WebSphere® Message Broker アンインストール・ウィザードを使用してください。オペレーティング・システムが提供するアンインストール・プログラムは使用しないでください (例えば AIX® 上の geninstall や、HP-UX 上の swremove)。

HP-UX バージョン 11.23 および Linux® (POWER™) では、既知の制限によりアンインストール・ウィザードを作成できません。この状況が生じる場合は、この指示で指定されている代替コマンドを使用してください。さらに、これ以外のオペレーティング・システムがこの制限により影響を受けないことを確かめるために、readme.html ファイルを確認してください。

WebSphere Message Broker の除去は、ユーザーとの対話なしで行うことが可能です。 このプロセスのことを無人 (またはサイレント) 除去と呼びます。 このトピックでは、応答ファイルを使用せずにサイレントでアンインストール・プログラムを実行する方法について説明します。プログラムでは、すべてデフォルト値を使用することを前提としています。

サイレント・アンインストールを完了したくても、デフォルト以外の要件がある場合は、応答ファイルを使用できます。応答ファイルは、WebSphere Message Broker をアンインストールするときに選択するオプションの値が入っているテキスト・ファイルです。 要件を指定する応答ファイルの作成、編集、および使用方法について詳しくは、応答ファイルの使用を参照してください。

サイレント・モードおよび使用可能な代替モードについては、インストールおよびアンインストールのモードを参照してください。

アンインストーラーをサイレント・モードで起動するには、以下のステップを完了します。

  1. アンインストールする前に、WebSphere Message Broker の何らかの部分 (ブローカー、構成マネージャー、および ユーザー・ネーム・サーバー) を使用するプロセスで実行中のものがあればそれをすべて停止します。 mqsilist (リソースのリスト) コマンドを使用して、実行中のコンポーネントを調べます。mqsistop コマンドを使用して各コンポーネントを停止します。
  2. Windows および Linux(x86) では、Message Brokers Toolkitのアクティブ・セッションをすべて終了させます。
  3. このコンピューターに再インストールしない場合は、このインストールに関連付けられているすべてのブローカー (mqsideletebroker コマンド)、構成マネージャー (mqsideleteconfigmgr コマンド)、および ユーザー・ネーム・サーバー (mqsideleteusernameserver コマンド) を削除します。 コンポーネントを削除すると、関連データおよびリソースがすべて削除されます。コンポーネント・データを保持する場合は、そのコンポーネントを削除しないでください。
  4. mqsicreatedb コマンドを使用して WindowsDB2 または Derby データベースを作成した場合は、mqsideletedb コマンドを使用して削除します。 最後のデータベースを削除すると、データベース・インスタンス・マネージャーも削除されます (データベース・インスタンス・マネージャーは、単一システム内の該当するデータベースすべてを制御します。別のインストールがある場合は、他のインストールに関連付けられているデータベースが残っていると、このコンポーネントは削除されません)。 デフォルト構成ウィザードで作成されたデータベースも、この方法で削除できます。
  5. 絶対パスを指定して、インストール・ディレクトリーの外部から以下のコマンドを実行します (この方法でコマンドを呼び出すことによって、アンインストールのときにディレクトリー構造全体を除去できます)。
    • バージョン 11.23 のみを実行する HP-UX システム、および Linux (POWER) システムでは、次のようにします。
      /install_dir/_uninst_runtime_jvm/jre/bin/java -jar /install_dir/_uninst_runtime/uninstall.jar -silent
    • 他のすべてのオペレーティング・システムの場合:
      install_dir/_uninst_runtime/uninstaller -silent
    ここで、install_dirWebSphere Message Broker インストールのホーム・ディレクトリーです。

    インストール時にデフォルトのロケーションを受け入れた場合、このディレクトリーは以下のようになります。

    • Windowsの場合、C:¥Program Files¥IBM¥MQSI¥6.0
    • AIXHP-UX、および Solaris の場合、/opt/IBM/mqsi/6.0
    • Linux の場合、/opt/ibm/mqsi/6.0
    アンインストール・プログラムは対話なしで実行します。
関連タスク
グラフィカル・モードでのランタイム・コンポーネントのアンインストール
コンソール・モードでのランタイム・コンポーネントのアンインストール
関連資料
mqsideletebroker コマンド
mqsideleteusernameserver コマンド
mqsilist (リソースのリスト) コマンド
mqsistop コマンド
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最終更新 : 2009-02-20 12:43:54

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