コマンド環境: Windows プラットフォーム

WebSphere® Message Broker コマンドを実行するために、Windows® 環境をセットアップします。

Windows プラットフォームでは、このコンポーネントはサービスとして実行されるため、これらを開始するコマンド・プロンプト用に設定された環境は継承しません。 このコンポーネントは、開始時に mqsiprofile コマンドを実行します。これにより、環境の初期化が完了します。

mqsiprofile コマンドは、ディレクトリー install_dir¥bin にあります。

mqsiprofile コマンドの場所を変更したり、ユーザーによるコマンドの変更を行わないでください。このコマンドは、製品にサービスのインストールやアップデートを行うと、置き換えられることがあります。

変更の始まり独自の設定を実行する必要がある場合は、your_file_name.cmd という名前のコマンド・ファイルを、ディレクトリー work_path¥common¥profiles に 1 つ以上追加してください。work_path はブローカーの作業ディレクトリーを示します。変更の終わり

デフォルトの作業ディレクトリーは %ALLUSERSPROFILE%¥Application Data¥IBM¥MQSI です。%ALLUSERSPROFILE% は、システム作業ディレクトリーを定義する環境変数です。 デフォルトのディレクトリーは C:¥Documents and Settings¥All Users¥Application Data¥IBM¥MQSI です。実際の値はご使用のコンピューターでは異なる場合があります。

ブローカーの作業パスが不明な場合は、コマンド・コンソールに次のコマンドを入力します。
echo %MQSI_WORKPATH%

mqsiprofile が実行されると、追加されたすべてのユーザー作成スクリプトがこのディレクトリー内から自動的に呼び出されます。

スクリプトを追加する 2 つの一般的な理由は、Java 5 で実行する場合データベース・セットアップ・スクリプトの実行です。

追加セットアップを構成したら、次のいずれかの方法を使用して、コンポーネントおよびコマンドのランタイム環境を初期化できます。

  1. ランタイム製品のインストール済み環境が 1 つだけの場合は、「スタート」 > 「IBM > WebSphere Message Brokers 6.0 > 「コマンド・コンソール」をクリックして、コマンド・コンソールを開きます。 mqsiprofile コマンドによって環境が初期化され、common¥profiles ディレクトリー内にある追加スクリプトが呼び出されます。
  2. ランタイム製品のインストール済み環境が 1 つ以上ある場合は、コマンド・プロンプト・ウィンドウを開きます。 ディレクトリー内の mqsiprofile.cmd スクリプトを見つけて、該当する製品をインストールしたディレクトリーで実行します。 mqsiprofile コマンドによって環境が初期化され、common¥profiles ディレクトリー内にある追加スクリプトが呼び出されます。

ご使用の環境に、次の条件が当てはまるかどうかを確認してください。

Java 5 で実行する場合

WebSphere Message Broker には、バージョン 1.4.2 とバージョン 5 (バージョン 1.5 としても知られる) の 2 つのバージョンの Java™ が用意されています。 両方のバージョンがインストールされ、すべてのコンポーネントはデフォルトのバージョン 1.4.2 を使用して実行するように構成されます。 このシステム上のすべてのコンポーネントが Java 5 を使用するように構成するには、以下の手順を実行します (コンポーネントごとにこの変更を行うことはできません)。

  1. 現在使用している Java のレベルを確認するには、次のコマンドを入力します。
    java -fullversion
  2. Java 5 にアップグレードするには、コマンド・ファイル mqsijava15.cmd をディレクトリー install_dir¥bin からディレクトリー work_path¥common¥profiles にコピーします。
  3. 現行ウィンドウを閉じ、新しいウィンドウを開いてから、mqsiprofile を実行します。 1 つ以上のランタイム・コンポーネント (ブローカー、構成マネージャーユーザー・ネーム・サーバー) がアクティブである場合は、変更を反映するために、各コンポーネントを停止して再始動します。

データベース・セットアップ・スクリプトの実行

ブローカーは、操作可能データと状態データを保守するためにデータベースにアクセスする必要があります。また、デプロイされたメッセージ・フローからユーザー・データベースにアクセスすることが必要な場合もあります。

Windows にデータベース製品をインストールするとき、一般的に、関連する設定がシステム環境に対して行われます。 ただし、一部のデータベース・マネージャーは、このセットアップを実行するためのプロファイルを提供したり、実行する必要のあるアクションの詳細をドキュメントで提供したりします。 必ず、データベース製品のドキュメントで環境セットアップの詳細を確認してください。 ここで提供されている情報は、一般的なガイドだけです。

ご使用のデータベースのプロファイルが提供されている場合は、以下の手順を完了してください。

  1. プロファイルを更新して、必要な詳細について永続的な値を入力できる場合 (たとえば、データベース・サーバー名やインストール・ディレクトリーなど):
    1. データベース・プロファイルの変更を完了します。
    2. プロファイル・ファイルをディレクトリー work_path¥common¥profiles にコピーします。
  2. 永続的にプロファイルを更新することができず、毎回変更を行う必要がある場合は、コンポーネントを開始する前に、mqsiprofile コマンドとは別にそれを実行する必要があります。

ご使用の環境がセットアップされたら、ブローカーとともに使用するデータベースの設定に関する情報をブローカーおよびユーザー・データベースの構成で確認してください。

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Copyright IBM Corporation 1999, 2009Copyright IBM Corporation 1999, 2009.
最終更新 : 2009-02-20 12:44:16

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