MQRFH2 ヘッダーを持たない単純メッセージのメッセージ・フローおよびメッセージ・モデルの作成

始める前に
これは、単純メッセージのエンリッチメントを実行するシナリオの第 7 段階です。このトピックでは、MQRFH2 ヘッダーを持たない単純メッセージのメッセージ・フローおよびメッセージ・モデルを作成する方法について説明します。
  1. MAPPING3_SIMPLE_xml というメッセージ・セットを作成します。 メッセージ・セット・プロジェクトも自動的に作成されます。このメッセージ・セット・プロジェクトの名前は、作成したメッセージ・セットの名前と同じです。
  2. メッセージ・セットの「パラメーター」ページで、「メッセージ・ドメイン」プロパティーを XML に設定します。
  3. SIMPLE というメッセージ定義ファイルを作成します。
  4. 以下の構造を持つ addev4 と呼ばれるメッセージを作成します。
    addev4
       str1                   (xsd:string)  local element
       cel                     local complex element
           int1                (xsd:int) local element
           bool1             (xsd:boolean) local element
  5. MQInput -> Mapping -> MQOutput という接続済みノードを含む addev4 というメッセージ・フローを作成します。
  6. MQInput ノードの「入力メッセージの構文解析」プロパティー・タブを選択し、「メッセージ・ドメイン」プロパティーを XML に設定します。
  7. マップを開いて、ソースとターゲットの両方に addev4 を選択します。
  8. 以下例で示すように、入力を対応する出力にマップします。
    str1 --- str1
    int1 --- int1
    bool1 --- bool1
  9. MQRFH2 ヘッダーがなく、以下のデータが含まれているインスタンス・メッセージを作成します。
    <addev4>
    <str1>this</str1>
    <cel>
    <int1>452</int1>
    <bool1>0</bool1>
    </cel>
    </addev4>
以下のリソースが作成されました。
メッセージ・セットおよびメッセージ・フローをデプロイします。

メッセージ・セットおよびメッセージ・フローのデプロイ

これは、単純メッセージのエンリッチメントを実行するシナリオの最終段階です。このセクションでは、メッセージ・セットおよびメッセージ・フローをデプロイする方法と、ブローカーを使用してデータを処理する方法について説明します。
  1. addev4 というブローカー・アーカイブ (BAR) ファイルを作成します。
  2. addev4 というメッセージ・フローを BAR ファイルに追加します。
  3. BAR ファイルをブローカーにデプロイします。
  4. インスタンス文書を入力キューに入れます。
出力メッセージの内容は次のようになります。
<addev4>
<str1>this</str1>
<cel>
<int1>452</int1>
<bool1>0</bool1>
</cel>
</addev4>
シナリオは完了しました。
関連資料
MQInput ノード
特記事項 | 商標 | ダウンロード | ライブラリー | サポート | フィードバック

Copyright IBM Corporation 1999, 2009Copyright IBM Corporation 1999, 2009.
最終更新 : 2009-02-20 12:44:30

ar25249_7_