ここで説明されているカスタム・ワイヤー形式のプロパティーは、以下のものに適用されます。
プロパティー | タイプ | 意味 |
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物理タイプ | 列挙タイプ | ドロップダウン・リストから以下のいずれかを選択します。
数値エレメントの表記は、WebSphere MQ キュー・マネージャーに設定されている Encoding および CodedCharSetId 属性の影響を受ける可能性があります。
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長さカウント | 整数 | エレメントの長さを示すバイト数を入力します。
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長さ | 列挙タイプ | 設定済みの「物理タイプ」に応じて、ドロップダウン・リストから以下のいずれかの値を選択します。
デフォルト値は bytes です。 |
符号あり | ブール | このプロパティーを選択 (デフォルト) または選択解除します。 このプロパティーは、「符号の付け方」とともに使用されます。 |
符号付 EBCDIC カスタム | ブール | 「物理タイプ」が「外部 10 進数」に設定されており、「符号付き EBCDIC カスタム」プロパティーが設定されている場合、これは「符号付き EBCDIC カスタム」表記が ASCII 環境内で使用されることを示します。
このチェック・ボックスが設定されていない場合 (デフォルト)、「符号 ASCII」表記が使用されます。
「符号 EBCDIC カスタム」 チェック・ボックスの設定は、「符号の付け方」 プロパティーが「先頭」または「末尾」に設定されている (エレメント/属性が組み込み符号表記を持っていることを示している) 場合にのみ適切です。 エレメント/属性が符号付きでない場合 (たとえば、「符号付き」 チェック・ボックスが設定されていない場合)、チェック・ボックスは使用不可となります。 |
符号の付け方 | 列挙タイプ | 「物理タイプ」を「外部 10 進数」に設定し、「符号付き」を設定した場合、数値データの表示のための COBOL オプションを表す以下のオプションの選択を行ってください。
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仮想小数点 | 整数 | 小数点の位置を、その想定位置から右 (正の値の場合)、または左 (負の値の場合) にいくつ移動すべきかを指定します。 たとえば、1234 を含む「仮想小数点」値が 3 の DECIMAL エレメントは、1.234 です。 これは COBOL ピクチャー文節の 'V' あるいは 'P' と同等です。 C でこれに相当するものはありません。 |
ストリング位置調整 | 列挙タイプ | 「物理タイプ」プロパティーを 外部 10 進数 に設定した場合、ドロップダウン・リストから「左寄せ」 または「右寄せ」(デフォルト値) を選択します。 「物理タイプ」に別の値を選択した場合、このプロパティーは非アクティブです。 |
埋め込み文字 | ストリング | 埋め込み文字は、ストリング長が指定されたストリング・サイズよりも短い場合に、残りの文字の位置を埋めるために使用されます。
「物理タイプ」プロパティーを「拡張 10 進数」に設定し、「ストリング位置調整」プロパティーを「左寄せ」または「右寄せ」のいずれかに設定した場合は、以下のいずれかの方法でこの文字を設定します。
MRM エレメントにどの埋め込み文字形式を使用するかの選択は、どの埋め込み文字が必要か、また埋め込み文字がデータ変換されるかどうかに応じて異なります。 ほとんどの場合、埋め込み文字を指定するだけで十分であり、その埋め込み文字が使用されるとき、生成される MRM 出力メッセージのターゲット・コード・ページに変換されます。 埋め込み文字フィールドに簡単に入力できない埋め込み文字が必要とされる場合、Unicode ニーモニック形式を使って必要な文字を入力することができます。 この Unicode 値もまた、生成される MRM メッセージのターゲット・コード・ページに変換されます。 データ変換されない埋め込み文字が必要な場合、16 進数形式を使用できます。 これによって、出力メッセージに直接挿入される埋め込み文字を指定できます。 16 進形式を使用する場合、これらの MRM 定義を使って作成されるすべての出力メッセージのコード・ページで有効な 16 進数を必ず使用してください。 メッセージを 1 つのコード・ページから別のコード・ページに変換する場合、埋め込み文字の変換後の値は後者のコード・ページで有効でなければなりません。 たとえば、ASCII からコード・ページ 500 に変換する場合、埋め込み文字として数値 8 を指定すると、これは 0x08 から 0x15 (つまり ASCII および EBCDIC での「バックスペース」表記) に変換されます。 現行バージョンでは、U+007F より大きい値を埋め込み文字として指定できないという制限があります。 Unicode の mnemonic 値または numeric 値を入力する場合、utf-8ではその数値で表される文字と見なされます。 |
プロパティー | タイプ | 意味 |
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バイト位置合わせ | 列挙タイプ | メッセージ開始を基点とした、オブジェクトの位置合わせ方法を指定します。
以下のいずれかを選択します。
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先頭のスキップ・カウント | 整数 | このオブジェクトの読み取りまたは書き込みの前にスキップするバイト数を指定します。
デフォルトは0、最小値は0、最大値は 999999 です。
この値を使用して構造内の不要なフィールドを無視したり、または 2、4、8 または 16 の
バイト境界に位置合わせを必要とする、C または COBOL データで定義されたフィールドをモデル化
したりすることができます。
このオブジェクトの読み取りまたは書き込みの前にスキップするバイト数を指定します。
出力メッセージが書き込まれるとき、スキップ・カウント・バイトにはメッセージ・セットの「バイト位置合わせパッド」プロパティーの値が割り当てられます。
反復オブジェクトについては、このプロパティーは最初のインスタンスにのみ適用されます。 |
末尾のスキップ・カウント | 整数 | このオブジェクトの読み取りまたは書き込みの後にスキップするバイト数を指定します。
デフォルトは0、最小値は0、最大値は 999999 です。
この値を使用して構造内の不要なフィールドを無視したり、または 2、4、8 または 16 の
バイト境界に位置合わせを必要とするフィールドを含む繰り返し構造をモデル化
したりすることができます。
出力メッセージが書き込まれるとき、スキップ・カウント・バイトにはメッセージ・セットの「バイト位置合わせパッド」プロパティーの値が割り当てられます。
反復オブジェクトについては、このプロパティーはすべてのインスタンスに適用されます。 |