追加のソフトウェア前提条件

WebSphere Message Broker は、正常に動作するために追加のソフトウェア・プロダクトを必要とします。

必要なソフトウェア・プロダクトについては、以下の表で示しています。 リストされている製品以外は、Java™ Runtime Environment が WebSphere Message Broker に組み込まれています。WebSphere MQ バージョン 6.0 (WebSphere Message Broker と併用するために調整された契約条件付き) が CD または DVD で提供されています (Linux (x86 プラットフォーム) および Windows のみ)。 前のバージョンがある場合は、提供されている CD または DVD を使用して、現行のインストール済み環境をアップグレードできます。

オペレーティング・システム 要件
AIX

WebSphere MQ バージョン 5.3.0.1 以降1+2+3

HP-UX

WebSphere MQ バージョン 5.3.0.1 以降1+2+3

Linux (x86 プラットフォーム)

WebSphere MQ バージョン 5.3.0.1 以降1+2+3
Mozilla4 1.4.2 以上

Linux (zSeries プラットフォーム)

WebSphere MQ バージョン 5.3.0.1 以降1+2+3

Solaris

WebSphere MQ バージョン 5.3.0.1 以降1+2+3

Windows

WebSphere MQ バージョン 5.3.0.1 以降1+2+3

z/OS5

WebSphere MQ バージョン 5.3.0.1 以降2+3
Java Runtime Environment (JRE) バージョン 1.4.2 (フィックスパック 2)

注:
  1. 最小限インストールしなければならないコンポーネントの集合は、サーバーと Java Messaging コンポーネントです。WebSphere MQ のインストールは、WebSphere Message Broker のインストールの前でも後でもかまいません。

    すでに WebSphere MQ バージョン 5.3 がインストール済みの場合は、デフォルトでは Java Messaging コンポーネントはインストールされません。インストール済み環境にこのコンポーネントが組み込まれているか確認してください。このコンポーネントがインストールされていない場合は、WebSphere MQ バージョン 5.3 CD から追加してください。

    Windows Launchpad から WebSphere MQ バージョン 6 をインストールすることを選択した場合は、高速インストールにより必要なコンポーネントがすべてインストールされます。拡張インストールを使用する場合は、カスタム・インストールを選択し、サーバーと Java Messaging コンポーネントを組み込まなければなりません。

    プラットフォーム (Windows を含む) で直接 WebSphere MQ バージョン 6 インストール・プログラムを開始する場合は、カスタム・インストールを選択し、サーバーと Java Messaging コンポーネントを組み込まなければなりません。

    その他のコンポーネントは、オプションで WebSphere Message Broker と併用できます。

  2. WebSphere Message Broker には完全な WebSphere MQ 製品が必要なので、WebSphere Application Server バージョン 5 に組み込まれている WebSphere MQ 製品 (Embedded Messaging という) と併用すると正しく機能できません。

    すでに WebSphere Application Server バージョン 5 がインストール済みの場合は WebSphere MQ をインストールできません。なぜなら、Embedded Messaging コンポーネントを完全な WebSphere MQ 製品にアップグレードできないからです。WebSphere Application Server バージョン 5 をアンインストールし、WebSphere MQ をインストールしてから、WebSphere Application Server バージョン 5 を再インストールしなければなりません。

    WebSphere Message Broker は WebSphere Application Server バージョン 6 と完全に互換性があります。これらの製品が正常に対話するために特別なアクションを行う必要はありません。

  3. 一部の特定のブローカー機能の場合は、下記以降のレベルをお勧めします。
    • WebSphere MQ リアルタイム・トランスポートを使用するパブリッシュ/サブスクライブ・アプリケーションを実行する際に、ブローカー・システムの負荷が重くなる問題を経験する場合は、WebSphere MQ バージョン 5.3.0.10 以降が必要になる可能性があります。
    • MQOptimizedFlow ノードを組み込んだメッセージ・フローを開発する場合、個々の影響を受けるブローカー・システムごとに WebSphere MQ バージョン 5.3.0.10 以降をインストールしなければなりません。
    • WebSphere MQ リアルタイム・トランスポートと Multicase PGM サポートを併用するメッセージ・フローを開発する場合、個々の影響を受けるブローカー・システムごとに WebSphere MQ バージョン 6.0 以降をインストールしなければなりません。iFix も必要です。最新情報については、readme.html ファイルを参照してください。
    • 1 つのプロセスでの複数のスレッドの実行をサポートしている、Native POSIX Threading Library (NPTL) のパフォーマンス向上を Linux システムで活用するには (カーネル 2.6 以上と併用可能)、WebSphere MQ バージョン 6.0 をインストールしなければなりません。1 つの実行グループに複数のメッセージ・フローを割り当てている場合、パフォーマンスを向上できる可能性があります。
    z/OS の場合、WebSphere MQ の必要なレベルについて詳しくは、「Program Directory for WebSphere Message Broker for z/OS」または「Program Directory for WebSphere Rules and Formatter Option for z/OS」を参照してください。
  4. 一部の Linux オファリングでは、デフォルトで Mozilla はインストールされません。ご使用の Linux システムに Message Brokers Toolkit をインストールすることを計画している場合、Mozilla のサポートされるバージョンがすでにインストールされていることを確認してください。インストールされていない場合、Linux オペレーティング・システム・メディアから Mozilla をインストールしてください。
  5. z/OS では、WebSphere MQ は必須要件で、WebSphere Message Broker をインストールする前にインストールしなければなりません。詳細については、「Program Directory for WebSphere Message Broker for z/OS」または「Program Directory for WebSphere Rules and Formatter Option for z/OS」を参照してください。

Message Brokers Toolkit でインフォメーション・センターを表示する際に最良の結果を得るには、Internet Explorer バージョン 6.0 以降を使用することをお勧めします。

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Copyright IBM Corporation 1999, 2005 Last updated: 11/07/2005
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