バージョン 5.0 の新機能のトピックでは、WebSphere
Business Integration Message Broker バージョン 5.0 の主な新機能を紹介しましたが、このトピックでは、フィックスパックで追加された他の新機能について説明します。
フィックスパックの内容についての詳細は、WebSphere MQ ファミリー・サポート Web ページに移動して、memo.ptfというフィックスパック・メモを参照してください。
Fix Pack 5 で追加された機能には、以下のものがあります。
- Linux (x86 プラットフォーム) で、DataDirect ドライバー・マネージャーを使用して DB2 データベースに接続できるようになりました。詳しくは、UNIX システム上での 32 ビット の ODBC 接続の定義を参照してください。
- MRM ドメイン TDS 物理形式が HL7 サービス・ストリングを認識および解釈できるようになり、「HL7」という新しい TDS メッセージング規格が追加されました。詳しくは、HL7 メッセージング規格を参照してください。
- ブローカーが「Z」文字をサポートするようになりました。
これは、メッセージの日時フィールドに時間帯として指定される場合に、協定世界時 (UTC) との時間差がゼロであることを意味します。「Z」を含む日時を入力として受け入れたり、「Z」を含む日時を出力として生成したりすることが可能です。詳しくは、ストリング・データとしての DateTimeを参照してください。
- 新しい mqsimigratequeues コマンドにより、バージョン 2.1 ブローカーをバージョン 5.0 にマイグレーションしやすくなりました。更新されたブローカーで必要な新しいキューが作成されるためです。
- mqsimigratemsgsets コマンドに、新しいオプション -pl が組み込まれました。
これを使用すると、接頭部付きの ID を持ち、複数回参照されるエレメントは、グローバルではなくローカルに作成される必要があることを指定できます。詳しくは、接頭部付きの IDを参照してください。
Fix Pack 4 で追加された機能には、以下のものがあります。
- 既存の Java コードがある場合、ESQL から直接起動できるようになりました。
詳しくは、Java ルーチンを参照してください。
- MRM タグ付き/区切りストリング形式で、ロー TLOG メッセージを構文解析して書き込むことができるようになりました。詳しくは、TLOG メッセージング規格を参照してください。
- MRM ヌルのエンコード方法メカニズムが拡張され、COBOL が 01 構造を初期化できるようになりました。詳しくは、COBOL からのインポート: サポートされる機能を参照してください。
Fix Pack 3 で追加された機能には、以下のものがあります。
- XML スキーマのインポート時に、Key、Keyref、および Unique という構成が受け入れられるようになりました。ただし、このような構成を使用する XML スキーマはサポートされないため、ブローカーによって無視されます。詳しくは、XML スキーマからのインポート: サポートされない機能を参照してください。
- COBOL インポーターが、CWF コンポーネント内で ASCII 符号付き EBCDIC カスタムの外部 10 進表記をサポートするようになりました。
詳しくは、COBOL からのインポート: サポートされる機能を参照してください。