WebSphere® Message Broker は、2 つの異なるタイプのマルチキャスト・プロトコルをサポートします。
- PTL (パケット転送レイヤー)
- PGM (PGM/IP および PGM UDP カプセル化)
PTL には WebSphere Business Integration Message Broker バージョン 5.0 との互換性があります。この製品では、PTL がサポートされる唯一のマルチキャスト・プロトコルです。新規マルチキャスト・デプロイメントの場合、2 つの PGM マルチキャスト・プロトコルのいずれか一方を使用してください。
ブローカーは PGM マルチキャスト・プロトコルの 2 つのインプリメンテーション、PGM/IP およびカプセル化 PGM UDP をサポートします。
ネットワーク・トポロジーの複雑さに応じて、選択するオプションが変わります。
- ご使用のネットワーク・トポロジーが複数のサブネットから構成され、それぞれのサブネット内に多数の受信側クライアントがある場合には、PGM/IP を使用してください。
PGM/IP は PGM ルーター支援サポートを利用します。
- 単純なネットワーク・トポロジーの場合は、PGM UDP カプセル化インプリメンテーションを使用します。この方法では PGM ルーター支援を使用しません。
重要: PGM/IP を使用するには、ブローカーおよびクライアント・アプリケーションの両方が、スーパーユーザー権限で実行されなければなりません。
スーパーユーザー権限での実行に関連したセキュリティー・リスクのため、ブローカー上で他の処理を実行しないでください。