Message Brokers Toolkit バージョン 6.0.2.0 で追加された新機能

バージョン 6.0 の新機能のトピックでは、WebSphere Message Broker バージョン 6.0 の主な機能を紹介し、バージョン 6.0 フィックスパックで追加された新機能は、そのフィックスパックの新機能を要約しましたが、このトピックでは、Message Brokers Toolkit バージョン 6.0.2.0 で追加されたさらに別の機能について説明します。 このバージョンは、ランタイム・コンポーネントのどのレベルとも互換性があります。

バージョン 6.0.2.0 の追加機能のいくつかを説明している developerWorks® 項目 も役立つ場合があります。

インフォメーション・センターの「ここからスタート」トピック
インフォメーション・センターの「目次」ペインに「ここからスタート」カテゴリーが追加されました。「ここからスタート」カテゴリーには、WebSphere Message Broker バージョン 6.0 の新しいユーザーに向けて概要を提供するトピックが含まれています。 「ここからスタート」トピックには、入門、アプリケーションの開発、ブローカー管理、およびトラブルシューティングの作業に関して、インフォメーション・センターの関連トピックの概要およびリンクが掲載されています。
新しい「クイック・スタート」ウィザード
Message Brokers Toolkitを使用してアプリケーションを作成する際に役立つ 3 つの新しい「クイック・スタート」ウィザードを使用することができます。 詳細については、クイック・スタート・ウィザードの入門を参照してください。
「新規メッセージ・セット」ウィザード (再設計)
「新規メッセージ・セット」ウィザードが再設計されたので、新規メッセージ・セットを作成する際にメッセージ・セット・プロジェクトを作成する必要はありません。メッセージ・セットの物理的なフォーマットを編成するために、メッセージ・セット・エディターは、より論理的なツリー構造を使用します。「新規メッセージ・セット」ウィザードの詳細については、メッセージ・セットの作成を参照してください。
「新規メッセージ・フロー」ウィザード (再設計)
「新規メッセージ・フロー」ウィザードは、新規メッセージ・フロー用に既存のメッセージ・フロー・プロジェクトを選択するか、または新規メッセージ・フロー用に新しくメッセージ・フロー・プロジェクトを作成できるように再設計されました。詳しくは、メッセージ・フローの作成を参照してください。
「新規 XML スキーマ」ウィザード (名前変更)
「新規 XML スキーマ」ウィザードは、「XML スキーマの生成」ウィザードと呼ばれるようになりました。 このウィザードを開始するには、「生成」 > 「XML スキーマ」をクリックします。詳しくは、XML スキーマの生成を参照してください。
「RDB 定義ファイル」ウィザード (名前変更)
「RDB 定義ファイル」ウィザードは、「新規データベース定義ファイル」ウィザードと呼ばれるようになりました。このウィザードを開始するには、「新規作成」 > 「データベース定義ファイル」をクリックします。
「新規メッセージ定義ファイル」ウィザード (再設計)
「新規メッセージ定義ファイル」ウィザードが再設計されました。「新規作成」 > 「メッセージ定義ファイル」をクリックして、新規のメッセージ定義ファイルを最初から作成するか、「新規作成」 > 「メッセージ定義ファイルの作成元」をクリックして、既存のリソースから新規のメッセージ定義ファイルを作成します。 後者の場合は、次に既存のリソースのリストから選択します (XML スキーマ・ファイル、IBM 提供のメッセージ、XML DTD ファイル、C ヘッダー・ファイル、COBOL ファイル、または WSDL ファイル)。「新規メッセージ定義」ウィザードの詳細については、メッセージ定義ファイルの最初からの作成および既存のリソースからのメッセージ定義ファイルの作成を参照してください。

XML スキーマ・ファイルなどの既存のリソースから新規のメッセージ定義ファイルを作成する場合、現行ワークスペースの外部からファイルを選択できるようになりました (従来は、ファイルは、現行ワークスペース内に存在している必要がありました)。

WSDL ファイルから新規のメッセージ定義ファイルを作成する手順は単純化されました。

「新規 WSDL 定義」ウィザード (名前変更)
「新規 WSDL 定義」ウィザードは、「WSDL 定義の生成」ウィザードと呼ばれるようになりました。 このウィザードを起動するには、「生成」 > 「WSDL 定義」をクリックします。詳細については、「WSDL の生成」ウィザードを参照してください。
XML スキーマおよび WSDL を外部フォルダーに生成するためのオプション
生成された XML スキーマおよび WSDL 定義の宛先として外部フォルダーを選択できるようになりました。
C ヘッダー、COBOL コピーブック、または XML DTD ファイルに基づくメッセージ定義ファイルの作成
C ヘッダー・ファイル、COBOL コピーブック、または XML DTD ファイルに基づくメッセージ定義ファイルを作成するために使用するウィザードは、すべて単純化されました。
MIME メッセージのマッピングのサポート
メッセージのメッセージ・マッピングを MIME メッセージ・ドメインに作成できます。 メッセージ・セットの MIME メッセージ・ドメインを選択し、必要なメッセージ・マッピングを作成します。 メッセージのメッセージ・マッピングを MIME ドメインに作成することを計画している場合、メッセージは以下のトピックに記述されている規則に従う必要があります。
「ブローカー開発」ビュー (以前は「リソース・ナビゲーター」ビュー)
「ブローカー・アプリケーション開発」パースペクティブの「リソース・ナビゲーター」ビューは名前変更されて、「ブローカー開発」ビューと呼ばれるようになりました。「ブローカー開発」ビューでリソースを表示できる方法も変更されました。 例えば、ネーム・スペース、カテゴリー、またはカテゴリー化されたファイル拡張子を表示するか、または非表示にするかを選択できます。リソースを作成すると、論理カテゴリーでファイル・タイプごとに一緒にグループ化され、仮想フォルダーに配置されます。 論理カテゴリー内のリソースを表示するか、非表示にするかを選択できます。また「ビュー」メニューで閉じているプロジェクトにフィルターを掛けることもできます。詳細については、リソースおよび「ブローカー・アプリケーション開発」パースペクティブを参照してください。
作業セット内のプロジェクトの表示
作業セットは、「ブローカー開発」ビューで表示されるリソースの数を制限するために使用できるアプリケーション・プロジェクトの論理コレクションです。詳しくは、リソースおよび作業セット内の選択したプロジェクトの表示を参照してください。
「ブローカー・アプリケーション開発」パースペクティブのグローバル・ツールバー
「ブローカー・アプリケーション開発」パースペクティブのツールバーにデフォルトで表示されるアイコンが変更されました。詳しくは、「ブローカー・アプリケーション開発」パースペクティブを参照してください。
「ブローカー開発」ビュー (以前は「リソース・ナビゲーター」ビュー) からドラッグすることによるノードの追加
「ブローカー開発」ビューからのリソースのドラッグで説明されているように、メッセージ・フロー・ノードを「ブローカー開発」ビューからドラッグすることにより、それをキャンバスに追加できます。
ノード・パレット上のノードに対する新しいカテゴリー
ノード・パレット上のノードは、メッセージ・フローのノード・パレットに示されているように、カテゴリーに編成されています。 パレットの「お気に入り」カテゴリーへのノードの追加で説明されているように、頻繁に使用するノードは、それらをドラッグするかまたはメニューを使用することにより、「お気に入り」カテゴリーに追加できます。
ノード・プロパティーの編集
  • メッセージ・フロー・エディター内のノードは、キャンバスに追加する時、または「プロパティー」ビューの「説明」タブで名前変更できます。
  • メッセージ・フロー・エディター内のノードをダブルクリックすると、そのノードと関連したリソースが開きます。例えば、Mapping ノードをダブルクリックすると、「新規メッセージ・マップ」ダイアログ・ボックスが開きます。 関連したリソースがないノードをダブルクリックすると、そのノードの「プロパティー」ビューが開きます。
  • ノードのプロパティーの表示および編集を、メッセージ・フロー・エディターの下のタブ化された「プロパティー」ビューと、「プロパティー」ダイアログ・ボックスのどちらで行うかを選択できます。
詳細については、メッセージ・フロー・ノードの構成を参照してください。
マッピングの機能拡張
ブローカー・アーカイブの内容のリフレッシュ
ブローカー・アーカイブ・エディターでブローカー・アーカイブの内容をリフレッシュできるようになりました。ブローカー・アーカイブの内容のリフレッシュおよび ブローカー・アーカイブ・エディターを参照してください。 この単一タスクは、以前、必要だったリソースの削除、更新、および置換のアクションを結合します。ブローカー・アーカイブ・エディターからユーザーおよびサービス・ログを表示およびクリアできるようにもなりました。
テスト・クライアント
Message Brokers Toolkitテスト・クライアントを使用して、メッセージ・フロー開発中にメッセージをテストしてください。 「ブローカー開発」ビューでメッセージ・フロー・ファイルを右クリックすると表示されるメニューで、「テスト・メッセージ・フロー」または「テスト・クライアント」をクリックするか、または、メッセージ・フロー・エディターで MQInput ノードまたは HTTPInput ノードを右クリックしたときに「テスト」をクリックして、テスト・クライアント・エディターを生成します。
テスト・クライアント・エディターを使用して、以下のことを行えます。
  • メッセージ・ブローカー・テスト環境の構成
  • テスト・メッセージの構成および編集
  • テスト・メッセージの開始および送信
  • テスト実行イベントのモニター
  • 再利用および分析のためのテスト構成の保管
  • メッセージ・テスト実行トレースの保管および検討

詳細については、テスト・クライアントを使用したメッセージ・フローのテストを参照してください。

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Copyright IBM Corporation 1999, 2009Copyright IBM Corporation 1999, 2009.
最終更新 : 2009-02-20 12:42:33

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