一部のフィックスパックおよび他のメンテナンス・パックでは、新機能が導入されます。
バージョン 6.0 の新機能のトピックでは WebSphere Message Broker バージョン 6.0 の主な新機能を紹介しましたが、このトピックでは、フィックスパックで追加された追加機能について説明します。
フィックスパックまたは他のメンテナンス・パックの内容についての詳細は、WebSphere Message Brokerサポート Web ページ に移動してください。「ダウンロード」、そして「推奨されるフィックス」をクリックし、ご使用の製品を選択して選択可能な修正を表示します。各フィックスパックの説明には、「リリース・ノート」 (コンテンツに関する詳細情報) および「修正された問題」 (PMR、APAR、含まれている問題のリスト) へのリンクが記載されています。
フィックスパック V6.0.0.9 の機能拡張
- 製品資料の中でプラットフォームに用いられている用語の変更
- WebSphere Message Broker 要件 Web サイトおよび物理メディア (CD および DVD) 上で使用されている用語とさらに一致させるために、サポートされているプラットフォームを参照するのに用いる名前を変更しました。次の表には、以前の名前と現在の名前が示されています。
現在の名前 |
以前の名前 |
AIX® |
AIX (変更なし) |
HP-UX (Itanium) |
HP-UX (Integrity プラットフォーム) |
HP-UX (PA-RISC) |
HP-UX (PA-RISC プラットフォーム) |
Linux® (POWER™) |
Linux (POWER プラットフォーム) |
Linux(x86) |
Linux (x86 プラットフォーム) |
Linux(x86-64) |
Linux (x86-64 プラットフォーム) |
Linux(System z®) |
Linux (zSeries プラットフォーム) |
Solaris (SPARC) |
Solaris (SPARC プラットフォーム) |
Solaris (x86-64) |
Solaris (x86-64 プラットフォーム) |
Windows® |
Windows (変更なし) |
z/OS® |
z/OS (変更なし) |
サポートには変更はありません。用語だけの変更です。

- フィックスパック V6.0.0.3 の機能拡張
- WebSphere Message Broker の拡張機能、サンプル、およびデモ
- 製品のオプションの拡張機能セットは、補足 CD のフィックスパック V6.0.0.3 で提供されます。
以下のオプションのいずれかを CD からインストールできます。
- 拡張機能
- ご使用のアプリケーションに対するブローカー・サポートを拡張する SupportPac の選択肢から選択します。
これらの拡張機能には、追加のメッセージ・フロー・ノード、およびブローカーと対話するユーティリティーが含まれます。
- サンプル
- 追加のサンプルは、ブローカーの具体的な機能を実例で示し、サンプル・ギャラリーにあるサンプルを補足します。
- デモ
- デモは、経営課題に対するソリューションを作成する方法を理解する助けとして、ブローカー機能を視覚的に解説します。
CD にはグラフィカル・インターフェースがあり、そこでは、その内容を説明し、何をインストールするかに関する決定を行う助けとなるリソースに関する情報を提供し、これらの必要なリソースのインストールを完了させます。
リソースをインストールする時、この CD は、そのリソースに関連した、その使用法を説明する文書もインストールします。
一部のリソースでは、追加の手動インストールとセットアップ手順が提供されていて、インストールされるリソースを活用するにはこれらのステップを完了する必要があります。
CD には、Web サイトなど他の情報ソースへのいくつかのリンクも含まれています。これらは WebSphere Message Broker の機能を使用する助けとして使用できます。
パスポート・アドバンテージに登録している場合には、WebSphere Message Broker 拡張機能、サンプル、およびデモ CD の電子イメージをダウンロードすることもできます。
- Java 5 SR2 サポート
- Java 5 (Java 1.5 とも呼ばれる) SR2 のサポートが追加されています。
- 分散システムでは、Java 1.4.2 と Java 5 の両方が WebSphere Message Broker と一緒にインストールされます。 Java 1.4.2 は、デフォルトのバージョンとして構成されています。Java 5 を使用する場合には、コマンド環境のセットアップで説明されているように、システムを変更できます。
- z/OS では、Java 1.4.2 と Java 5 のいずれかまたは両方を入手してインストールする必要があります。 コンポーネント定義をカスタマイズする時、各コンポーネントがどの Java インストール済み環境にアクセスするかを指定します。Java のレベルのカスタマイズを参照してください。
- 構成マネージャーのキュー・マネージャーに対する SVRCONN チャネルの指定
- 構成マネージャーのキュー・マネージャーに対するサーバー接続チャネルの命名のサポートが追加されました。
このオプションを使用すると、複数のチャネルをセットアップし、それぞれにユーザーに対するセキュリティーの異なるレベルを設定できます。
以下のトピックを参照してください。
- IBM Support Assistant (ISA) で使用できるようになった WebSphere Message Broker プラグイン
- ISA で WebSphere Message Broker プラグインを使用できるようになりました。ISA は、サポートに関連した情報とトラブルシューティング・ツールにアクセスできるようにして、IBM ソフトウェア製品での質問と問題の解決を助けます。
以下を参照してください。
- ランタイム・コンポーネントにおける 2007 年夏時間調整時刻の変更のサポート
- アメリカ合衆国における 2007 年の夏時間調整時間 (DST) の開始と終了の変更のために、環境変数 MQSI_USE_NEW_US_DST が提供されています。
2007 年に米国で実施される夏時間調整時間の変更の順守を参照してください。
- フィックスパック V6.0.0.2 の機能拡張:
- 拡張されたデータベース・サポート
- Solaris (x86-64) 上の、以下のデータベースに対するサポートが追加されています。
稼働環境ごとの
使用可能なデータベース・サポートについて詳しくは、サポートされるデータベースを参照してください。
データベース構成に関係するタスクについては、ブローカーおよびユーザー・データベースの構成を参照してください。
- マッピングの機能拡張
- ターゲット・エレメント値として WebSphere MQ 定数を選択できます。ターゲット・エレメントの値を WebSphere MQ 定数に設定を参照してください。
- Mapping ノードのウィザードに複数の変更が加えられています。
- 新しい「名前でマップ」ウィザードは、同じ名前や似ている名前のソースとターゲットの自動マッピングを実行します。名前によるソースからのマッピングを参照してください。
- 「インスタンスの追加」および「グループ・インスタンスの追加」ウィザードが「前に挿入」および「後に挿入」ウィザードに置き換えられ、マップ中の特定の場所にマッピング・ステートメントを追加できるようになりました。
- 「エレメントの置換」ウィザードが「置換」ウィザードに置き換えられ、エレメント、属性、およびデータベース列上のマッピング・ステートメントを類似のステートメントに置き換えることができるようになりました。
- IPv6 サポート
- インターネット・プロトコル・バージョン 6 がサポートされるようになりました。IPv4 アドレスが有効なすべての状況において (例えば mqsichangeproperties コマンドなど)、IPv6 アドレスを入力したり参照したりできます。
- z/OS コンポーネントの作成に関する概要
- z/OS 上のコンポーネントの作成に関する必須およびオプションのタスクについて説明した情報が拡大されました。新しい機能は提供されていませんが、トピックの変更や拡張が行われており、ブローカー・ドメインでご希望の結果を得られるようにトピックの順序や説明が改善されています。 z/OS での WebSphere Message Broker コンポーネントの作成を参照してください。
- フィックスパック V6.0.0.1 の機能拡張:
- Message Brokers Toolkit 用 Rational サポートの更新
- Message Brokers Toolkit は現在 Rational Application
Developer (RAD) バージョン 6.0.1.1 に基づいており、当該リリースおよびその後のバージョン 6.0.1 の
更新と互換性があります。異なるバージョンに基づく RAD 製品とは
共存できないため、共存させる製品はバージョン 6.0.1.1 より下であってはならず、
かつバージョン 6.0.2 より下でなければなりません。他の Rational 製品も
使用可能な最新のレベルでなければなりません。互換性のある Rational フレームワークを使用しているかの確認について
詳しくは、インストール・ガイドを参照してください。
- 64 ビット実行グループのサポート
- 64 ビット実行グループのサポートが追加され、非常に大規模なメッセージを
使用できるようになっています。また、WebSphere MQ バージョン 6.0 で
提供されている 64 ビットのキュー・マネージャーを使用するときに、WebSphere Message Broker バージョン 6.0 が
ファースト・パス (トラステッド) モードでアプリケーションを実行できます。
- ランタイム環境用に拡張されたプラットフォームおよびオペレーティング・システム・サポート
- 現在、以下のランタイム環境に対するサポートが提供されています。
- Solaris (x86-64) (Solaris 10 を実行するもの)。
- Linux (POWER) on iSeries および pSeries ハードウェア (以下のいずれかの
オペレーティング・システムを実行するもの)。
- Linux PowerPC Red Hat Enterprise Advanced Server V4
- Linux PowerPC SUSE Linux Enterprise Server (SLES) 9
- Linux Red Hat Enterprise Advanced Server V4 (Linux(x86) 上および Linux(System
z) 上)。
- Solaris 10 (Solaris (SPARC) 上および Solaris (x86-64) 上)。
サポートされる
環境について詳しくは、オペレーティング・システム要件を参照してください。
- 拡張されたデータベース・サポート
- 以下のデータベースに対するサポートが追加されています。
- 以下のプラットフォームから Microsoft SQL Server 2000 へのリモート・アクセス。
- AIX
- HP-UX
- Linux(x86)
- Solaris (SPARC)
- 以下のプラットフォームの Informix Dynamic Server V9.4。
- AIX
- HP-UX
- Linux(x86)
- Solaris (SPARC)
- Windows.
- Solaris (x86-64) および Linux (POWER) 上の IBM DB2 V8。
稼働環境ごとの
使用可能なデータベース・サポートについて詳しくは、サポートされるデータベースを参照してください。
- バージョン 2.1 に拡張された逆方向リカバリー
- バージョン 2.1 製品からバージョン 6.0 にマイグレーションしたコンポーネントおよびリソースを元の状態に復元できます。
この作業を行う方法については、コンポーネントおよびリソースをバージョン 2.1 に復元するを参照してください。
- メッセージ・フローをトレースするためのユーザー出口
- ユーザー出口のサポートが提供され、ユーザー提供のカスタム・ソフトウェアで、WebSphere Message Broker 内のメッセージ・フローで渡されるデータを追跡できるようになっています。
ユーザー提供の関数は、メッセージがメッセージ・フローを移動するときに、そのメッセージのライフ・サイクルの特定の時点で呼び出され、ユーティリティー関数を呼び出して、フロー内のメッセージの位置に関する情報およびメッセージ・アセンブリーの内容を照会できます。ユーザー出口について
詳しくは、ユーザー出口を参照してください。