タグ付き/区切りストリング形式 (TDS) では、 メッセージ・セット、複合タイプ、またはその両方の多数のプロパティーにニーモニックが使用されます。 これらの TDS ニーモニックおよび関連するプロパティーについては、以下の表にリストされています。
ニーモニック・ストリング | 意味 | デフォルト値 | 関連プロパティー |
---|---|---|---|
<EDIFACT_CS> | EDIFACT のコンポーネント区切り文字 | : | メッセージ・セットおよび複合タイプまたはグループの「区切り文字」 |
<EDIFACT_DS> | EDIFACT のデータ・エレメント区切り文字 | + | メッセージ・セットおよび複合タイプまたはグループの「区切り文字」 |
<EDIFACT_TAGDATA_SEP> | EDIFACT のタグ・データ区切り文字
<EDIFACT_DS> をオーバーライドする値と同じ値でオーバーライドされます。 |
+ | メッセージ・セットおよび複合タイプまたはグループの「タグ・データ区切り文字」 |
<EDIFACT_DEC_NOTATION> | EDIFACT の 10 進表記 | . | メッセージ・セットの「小数点」 |
<EDIFACT_ESC_CHAR> | EDIFACT のエスケープ文字 | ? | メッセージ・セットの「エスケープ文字」 |
<EDIFACT_GROUP_TERM> | EDIFACT のタグ終了文字 | ' | メッセージ・セットの「グループ・ターミネーター」 |
<X12_GROUP_TERM> | X12 のタグ終了文字 | ! | メッセージ・セット・レベルの「グループ・ターミネーター」 |
<X12_DS> | X12 のデータ・エレメント区切り文字 | * | メッセージ・セットおよび複合タイプまたはグループの「区切り文字」 |
<X12_CS> | X12 のコンポーネント区切り文字 | : | メッセージ・セットおよび複合タイプまたはグループの「区切り文字」 |
<HL7_CS> | HL7 のコンポーネント区切り文字 | ^ | メッセージ・セットおよび複合タイプまたはグループの「区切り文字」 |
<HL7_FS> | HL7 のデータ・エレメント区切り文字 | | | メッセージ・セットおよび複合タイプまたはグループの「区切り文字」 |
<HL7_RS> | HL7 の反復エレメント区切り文字 | ~ | ローカル・エレメントおよびエレメント参照の「反復エレメント区切り文字」 |
<HL7_SCS> | HL7 のサブコンポーネント区切り文字 | & | メッセージ・セットおよび複合タイプまたはグループの「区切り文字」 |
制御文字のニーモニックについて、以下の表で示します。
ニーモニック | 16 進値 | Unicode | 説明 |
---|---|---|---|
<ACK> | X'06' | <U+0006> | 肯定応答 |
<BEL> | X'07' | <U+0007> | ベル |
<BS> | X'08' | <U+0008> | バックスペース |
<CAN> | X'18' | <U+0018> | キャンセル |
<CR> | X'0D' | <U+000D> | 復帰 |
<DC1> | X'11' | <U+0011> | 装置制御 1 |
<DC2> | X'12' | <U+0012> | 装置制御 2 |
<DC3> | X'13' | <U+0013> | 装置制御 3 |
<DC4> | X'14' | <U+0014> | 装置制御 4 |
<DLE> | X'10' | <U+0010> | 伝送制御拡張 |
<EM> | X'19' | <U+0019> | メディア終端 |
<ENQ> | X'05' | <U+0005> | 問い合わせ |
<EOT> | X'04' | <U+0004> | 伝送終了 |
<ESC> | X'1B' | <U+001B> | 拡張 |
<ETB> | X'17' | <U+0017> | 伝送ブロック終結 |
<ETX> | X'03' | <U+0003> | テキスト終結 |
<FF> | X'0C' | <U+000C> | 用紙送り |
<FS> | X'1C' | <U+001C> | ファイル分離 |
<GS> | X'1D' | <U+001D> | グループ分離 |
<GT> | X'3E' | <U+003E> | より大 |
<HT> | X'09' | <U+0009> | 水平タブ |
<LF> | X'0A' | <U+000A> | 改行 |
<LT> | X'3C' | <U+003C> | より小 |
<NAK> | X'15' | <U+0015> | 否定応答 |
<NUL> | X'00' | <U+0000> | ヌル- |
<RS> | X'1E' | <U+001E> | レコード分離 |
<SI> | X'0F' | <U+000F> | シフト 0 のロック (シフトイン) |
<SO> | X'0E' | <U+000E> | シフト 1 のロック (シフトアウト) |
<SOH> | X'01' | <U+0001> | ヘッディング開始 |
<SP> | X'20' | <U+0020> | スペース |
<STX> | X'02' | <U+0002> | テキスト開始 |
<SUB> | X'1A' | <U+001A> | 置換 |
<SYN> | X'16' | <U+0016> | 同期信号 |
<US> | X'1F' | <U+001F> | ユニット分離 |
<VT> | X'0B' | <U+000B> | 垂直タブ |
こうしたニーモニックは、メッセージ・エディターに入力できない文字のために作成されました。
ニーモニックは <U+NNNN> の形式で入力できます。NNNN は 16 進数字です。 この構造の文字にはいずれも大/小文字の区別はありません。不等号括弧の内部をスペースで囲まないでください。 これらの数値は、入力メッセージのコード・ページ内の文字ではなく、Unicode 文字を表します。
ニーモニックは <0xNN> の形式で入力できます。NN は 16 進数字です。 この構造の文字にはいずれも大/小文字の区別はありません。不等号括弧の内部をスペースで囲まないでください。 これらの数値は、入力メッセージのコード・ページ内の文字ではなく、ロー 16 進バイト値を表します。
ニーモニックが <0xNN> の形式である場合、それは入力データに直接適用され、コード・ページ変換は実行されません。 そうでない場合、ニーモニックは、データが入力データのコード・ページから Unicode に変換された後にデータに適用されます。