ワークベンチ内に存在するプロジェクト、フォルダー、およびファイルは、リソースと呼ばれます。これらをまとめてワークスペースと呼び、これらはローカル・ファイル・システムに保管されます。
デフォルトでは、リソース (およびそのメタデータ) はワークスペース・ディレクトリーに保管されます。 ワークスペース・ディレクトリーは、ワークベンチ の初回開始時に作成されます。
ここで、user_ID はログオンに使用したユーザー名です。
プロジェクトは、ワークスペース・ディレクトリーに加えて、それ以外のディレクトリーにも作成できます。 ワークベンチ セッションを開始するときに出されるプロンプトに対して、新規ロケーションを指定すれば、複数のワークスペースを維持することができます。
通常の場合、ワークベンチ・リソースの編集や表示は、「ブローカー・アプリケーション開発」パースペクティブの「ブローカー開発」ビューで行います。例外は、ブローカー・ドメイン・リソース (ドメイン・オブジェクトとも呼ばれる) で、 これは、「ブローカー管理」パースペクティブの「ブローカー管理ナビゲーター」ビューで表示および編集します。
以下の図は、「ブローカー・アプリケーション開発」パースペクティブの「ブローカー開発」ビューのサーバー・プロジェクト、メッセージ・フロー・プロジェクト、およびメッセージ・セット・プロジェクトを示しています。
リソース・エディターは、同一のリソースを表示するために開いた追加ウィンドウのいずれかで加えられた変更を、自動的に反映することはしません。同じエディター・セッションの中で、リソースを更新するたびに、追加ウィンドウを閉じ、再び開いてください。
リソースを作成すると、 それらは階層内の論理カテゴリーにあるファイル・タイプごとにグループ化されて、仮想フォルダーに入れられます。
「カテゴリーを非表示」を選択した場合、これらのフォルダーは表示されません。
プロジェクトは開いているか、閉じているかのどちらかです。 ワークベンチで開いているプロジェクトを表示および変更することができます。閉じたプロジェクトの内容は表示または変更できません。閉じたプロジェクトのファイルとフォルダーはワークベンチに表示されませんが、それらはローカル・ファイル・システム内にまだ存在します。
「ブローカー開発」ビューのビュー・メニュー (下矢印によって表示される) から「フィルター」を選択し、リソース・フィルターの表示されたリストから「閉じたプロジェクト」をクリックすることによって、閉じたプロジェクトがワークベンチ内で表示されないようにフィルターを掛けることができます。
閉じたプロジェクトは開いているプロジェクトほどメモリーが必要ではありません。
プロジェクト・タイプは、ワークベンチ のリソース・タイプにリストされています。
作業セット は、「ブローカー開発」ビューで表示されるリソースの数を制限するために使用できるアプリケーション・プロジェクトの論理コレクションです。作業セットを作成して使用すれば、「ブローカー開発」ビューに表示される内容の視覚的な複雑さが軽減され、アプリケーション・プロジェクトの管理およびそれを使用した作業を容易にすることができます。
アクティブ作業セット は、表示するよう選択された、アプリケーション・プロジェクトの現行作業セットです。アクティブ作業セットに含まれるアプリケーション・プロジェクトのみが、「ブローカー開発」ビューに表示されます。作業セットをまったく作成しない場合は、デフォルトのアクティブ作業セットには、<すべてのリソース> が含まれ、すべてのアプリケーション・プロジェクトが表示されます。
「ブローカー・アプリケーション開発」パースペクティブを使用して、新規ファイルまたは新規プロジェクトを作成した場合、その新規ファイルまたはプロジェクトは、現行のアクティブな作業セットに自動的に追加されます。アクティブ作業セットがない場合は、「ブローカー開発」ビューの「すべてのリソース」の下に新規ファイルまたはプロジェクトが表示されますが、作業セットに追加されることはありません。