Web サービス・クライアントがあり、ブローカーが既存の非 Web サービス機能を使用できるようにする典型的なエンドツーエンドのシナリオについて学びます。
C または COBOL ベースの既存のシステムが、Web サービスとして役に立つように公開できるビジネス・ロジックを提供しています。
直前の例 (ブローカーが新規 Web サービスをインプリメントする方法についての詳細) と同様に、ブローカーが既存のシステム上の操作を呼び出す (つまりシステムがブローカーにインターフェースを公開する) ためには、いくつかの手段があります。通常は、既存のシステムで WebSphere® MQ が使用可能になります。 つまり、システムがアプリケーション・データを含む MQ メッセージを受け取り、 これらを基礎となるインプリメンテーションにディスパッチしてから、戻り値を WebSphere MQ 応答としてパッケージします。これら既存の操作に提供され、そこから戻されるデータ構造は、 C ヘッダー・ファイルまたは COBOL コピーブックで定義されています。
ただし、この例では、Web サービス・クライアントの WSDL 定義が既に存在しているので、Web サービスは、提供しなければならない機能だけに制限されます。
一例として、広く分散した Web サービスのクライアントがユーザーに特定のビジネス機能へのアクセス権をすでに付与している、というシナリオが考えられます。その場合、ブローカーの役割は、既存のシステムに基づく新規のインプリメンテーションに同じインターフェースを提供することです。 元の Web サービス・プロバイダーが異なる品質のサービスを提供するようになるか、または何かの理由でサービスを終了する可能性があります。
前の場合と同様に、ブローカーは WebSphere MQ を介して既存のシステム機能を呼び出すことができます。
シナリオをインプリメントする方法は、以下のとおりです。