メッセージ・フローで例外をスローするには、Throw ノードを使用します。
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例外は以下によりキャッチされて、処理されます。
メッセージの内容に予期しないデータが含まれている場合に、 メッセージ・フローを通してエラー・パスを強制する Throw ノードを組み込みます。 例えば、メッセージに特定のフィールドが含まれていない場合にメッセージをバックアウトするために、 フィールドが存在することを (Filter ノードを使用して) 確認することができます。フィールドが存在しない場合には、 メッセージは、メッセージ内の ExceptionList サブツリーの例外に関する詳細を記録する Throw ノードに渡されます。
Throw ノードはパレットの「構造」ドロワーに含まれていて、ワークベンチ内では次のアイコンによって表されます。
メッセージ・フローに Throw ノードを TryCatch ノードと共に組み込み、 エラーが発生する可能性のある状態についてシステム管理者に警告するようにします。 たとえば、数を計算する Compute ノードがある場合、この計算の結果をテストして、結果が特定の数値を超える場合に例外をスローします。 TryCatch ノードはこの例外をキャッチして、エラーを処理するノードのシーケンスにメッセージを伝搬します。
Throw ノードのインスタンスをメッセージ・フローに入れると、それを構成することができます。メッセージ・フロー・ノードの構成を参照してください。 ノードのプロパティーが、「プロパティー」ビューに表示されます。ノードのプロパティーを「プロパティー」ダイアログに表示するには、ノードをダブルクリックするか、またはノードを右クリックしてから「プロパティー」をクリックします。 値を入力する必要のある (デフォルト値が定義されていない) すべての必須プロパティーには、アスタリスクが表示されます。
Throw ノードのターミナルについては、次の表に説明されています。
ターミナル | 説明 |
---|---|
In | ノードが処理するメッセージを受け入れる入力ターミナル。 |
以下の表は、ノード・プロパティーについて説明しています。 M の見出しの列は、プロパティーが必須 かどうかを示します (デフォルトが定義されていない場合に値を入力することが必要なら、アスタリスクのマークが付きます)。 C の見出しの列は、プロパティーが構成可能 かどうかを示します (メッセージ・フローを BAR ファイルに追加してデプロイするとき、値を変更できます)。
Throw ノードの「説明」プロパティーについては、次の表に説明されています。
プロパティー | M | C | デフォルト | 説明 |
---|---|---|---|---|
ノード名 | いいえ | いいえ | ノード・タイプ: Throw | ノードの名前。 |
簡略説明 | いいえ | いいえ | ノードの簡単な説明 | |
詳細説明 | いいえ | いいえ | メッセージ・フロー内のノードの目的を説明するテキスト |
Throw ノードの「基本」プロパティーについては、次の表に説明されています。
プロパティー | M | C | デフォルト | 説明 |
---|---|---|---|---|
メッセージ・カタログ | いいえ | いいえ | 例外のエラー番号のエラー・テキストを取り出す元のメッセージ・カタログの名前。メッセージ送信元が含まれるメッセージ・カタログの完全修飾パスおよびファイル名を入力します。 独自のメッセージ・カタログ、または WebSphere® Message Broker で提供されるデフォルトのメッセージ・カタログをこのファイルとして使用できます。 デフォルト提供のカタログを使用するには、このプロパティーをブランクのままにします。 | |
メッセージ番号 | いいえ | いいえ | 3001 | スローされる例外のエラー番号。
|
メッセージ・テキスト | いいえ | いいえ | エラーの原因を説明する追加のテキスト。ローカル・エラー・ログに出力する際にメッセージと共に組み込む情報を含めた追加のテキストを自由形式で入力します。例えば、メッセージに特定のフィールドが含まれているかどうかを調べ、そのフィールドが見つからなかったときに例外をスローする場合は、以下のテキストを含めることができます。
メッセージに必須フィールド: 支店番号が含まれていませんでしたデフォルトのメッセージ・カタログを使用している場合には、メッセージ・テキストにこのテキストが &1 のように挿入されます。 |