インストールされている WebSphere Message Broker のバージョンの検出

ユーザー定義拡張機能は、どのバージョンの WebSphere® Message Broker がインストールされているかを検出できます。

ここに説明されている条件を使用して、特定のバージョン (複数も可) に関してテストしてください。 予想される条件に適合しない場合、コンポーネントが正しくインストールされていないか、または破損している可能性があります。 インストール済みのコンポーネントの状況およびローカル・ログを調べて、エラーを識別し、解決してください。

Windows 上にインストールされているバージョンの検出

Windows® 上のインストーラー・スクリプトで以下の命令を使用して、以下のバージョンをテストします。 各バージョンを検出するには、各バージョンのレジストリー・キーを探してください。この例では、x は任意の整数を表します。

MQSeries® Integrator バージョン 2
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Microsoft¥Windows¥CurrentVersion¥Uninstall¥
WebSphere MQ Integrator V2.1
WebSphere Business Integration Message Broker バージョン 5.0 ツールキット
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Microsoft¥Windows¥CurrentVersion¥Uninstall¥
mqsi.studio¥DisplayVersion = 5.x.x.x
WebSphere Business Integration Message Broker バージョン 5.0 ランタイム・コンポーネント
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Microsoft¥Windows¥CurrentVersion¥Uninstall¥
mqsi.ib¥DisplayVersion = 5.x.x.x
WebSphere Message Broker バージョン 6.0 ツールキット
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Microsoft¥Windows¥CurrentVersion¥Uninstall¥
WMBT60¥DisplayVersion = 6.x.x.x
変更の始まりWebSphere Message Broker バージョン 6.0のランタイム・コンポーネント変更の終わり
変更の始まり作業ディレクトリーにあるファイル install.properties を開きます。

デフォルトの作業ディレクトリーは %ALLUSERSPROFILE%¥Application Data¥IBM¥MQSI です。%ALLUSERSPROFILE% は、システム作業ディレクトリーを定義する環境変数です。 デフォルト値の %ALLUSERSPROFILE% の場合、作業ディレクトリーは C:¥Documents and Settings¥All Users¥Application Data¥IBM¥MQSI になります。実際の値は、コンピューターによって異なる場合があります。%ALLUSERSPROFILE% を使用すれば、正しい場所に確実にアクセスできます。

このファイルの各行は以下の形式になっています。

PATH_TO_INSTALLATION = VERSION_OF_INSTALLATION

例えば、バージョン 6.0 フィックスパック 5 をデフォルトのインストール場所にインストールした場合は、該当する行に以下のテキストが入っています。

C¥:¥¥ Program¥ Files¥¥IBM¥¥MQSI=6.0.0.5

円記号 (¥) は、エスケープ文字として解釈されます。ストリングに含まれているそれぞれの非英文字と非数値文字の前に円記号を挿入して、それぞれの非英文字と非数値文字を保持するようにしています。この例では、1 つのコロン、1 つのスペース、いくつかの円記号文字がエスケープの対象になっています。

このファイルの各行を解析して、ランタイム・コンポーネントのすべてのインストール済みのバージョンとディレクトリー・パスを検出します (重複項目と存在しないディレクトリーはすべて無視します)。

変更の終わり

Linux および UNIX システムにインストールされているバージョンの検出

Linux® および UNIX® システムには、共通のパッケージ化方式がありません。ファイル・システムに、どのファイルが存在しているかを確認する必要があります。検出する WebSphere Message Broker の各バージョンの下にリストされているファイルを探してください。

MQSeries Integrator バージョン 2 ランタイム・コンポーネント

AIX platform /usr/opt/mqsi/bin/mqsilist が存在していること、また /usr/opt/mqsi/bin/mqsiprofile および /usr/opt/mqsi/bin/mqsisetdbparms が存在していないことを確認してください。

他の Linux および UNIX システムの場合、 /opt/mqsi/bin/mqsilist が存在していること、また opt/mqsi/bin/mqsiprofile および /opt/mqsi/bin/mqsisetdbparms が存在していないことを確認してください。

WebSphere Business Integration Message Broker バージョン 5.0 ランタイム・コンポーネント

AIX platform /usr/opt/mqsi/bin/mqsilist の存在を確認してください。 また、/usr/opt/mqsi/bin/mqsiprofile が存在していないことを確認してください。

Linux および他の UNIX システムの場合、 /opt/mqsi/bin/mqsilist が存在していること、また opt/mqsi/bin/mqsiprofile が存在していないことを確認してください。

WebSphere Message Broker バージョン 6.0 ツールキット

バージョン 6 以降のツールキットを検出するには、/etc/IBM/WebSphereMessageBrokersToolkit/products/com.ibm.wbmt が存在しているかどうかを確認してください。

バージョンを判別するには、以下のコード例を使用します。このコードでは、シェル・スクリプト表記が使用されていることに注意してください。「-e」は、ファイルが存在するかどうかを意味します。
if [ -e /etc/IBM/WebSphereMessageBrokersToolkit/products/com.ibm.webt ]
  # Event Broker installed
      if [ -e `grep location /etc/IBM/WebSphereMessageBrokersToolkit/products/
				com.ibm.webt | sed 's/location=//'`/webt_prod/version.txt` ]
        # it is FP1 or greater
        get version from version.txt
      else
        #version is 6.0
      fi
    fi
  if [ -e /etc/IBM/WebSphereMessageBrokersToolkit/products/com.ibm.wmbt ]
    # Message Broker installed
    if [ -e `grep location /etc/IBM/WebSphereMessageBrokersToolkit/products/
				com.ibm.wmbt | sed 's/location=//'`/wmbt_prod/version.txt` ]
      #It is FP1 or greater
      get version from version.txt
    else
      #version is 6.0
    fi
  fi
	
WebSphere Message Broker バージョン 6.0 ランタイム・コンポーネント

バージョン 6.0 以降のランタイム・コンポーネントを検出するには、/var/mqsi/install.properties というファイルを探してください。 このファイルの各行には、インストール・パスと V.R.M.F バージョン情報が含まれています。

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Copyright IBM Corporation 1999, 2009Copyright IBM Corporation 1999, 2009.
最終更新 : 2009-02-20 12:44:34

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