「ブローカー・アプリケーション開発」パースペクティブ

「ブローカー・アプリケーション開発」パースペクティブ は、 Message Brokers Toolkitの開始時に表示されるデフォルトのパースペクティブです。

一般に、このパースペクティブでは以下の作業を実行します。

次の図は、Message Brokers Toolkit「ブローカー・アプリケーション開発」パースペクティブを表示しています。「ブローカー開発」ビューの TextMessenger.msgflow ファイルが メッセージ・フロー・エディターで開かれています。

Message Brokers
Toolkitの「ブローカー・アプリケーション開発」パースペクティブの画面取り。

「ブローカー・アプリケーション開発」パースペクティブ は、アプリケーション・リソースをナビゲート、ブラウズ、および更新するためのいくつかのビューを備えています。

「ブローカー開発」ビュー

「ブローカー開発」ビューを使用すると、アプリケーション・リソースのナビゲートとブラウズ、 および編集のためのリソースの選択が行えます。 また、このビューを使用して Message Broker アプリケーションに 必要な基本リソースの作成に役立つ「クイック・スタート」ウィザードにアクセスすることもできます。
「ブローカー開発」ビューの上部 (左側) で、 下矢印 下矢印 をクリックして、3 つの「クイック・スタート」ウィザードへのリンクを示したリストを表示することができます。
  • 最初から開始
  • WSDL または XSD ファイル (あるいはその両方) から開始
  • 既存のメッセージ・セットから開始

「ブローカー開発」ビューは、 次のようなメッセージ・フローおよびメッセージ・セット・リソース・ファイルの階層ビューを表示します。

  • メッセージ・フロー・プロジェクト
  • メッセージ・フロー
  • ESQL ファイル
  • マッピング・ファイル
  • データベース接続ファイル
  • エンキュー・ファイル
  • メッセージ・セット・プロジェクト
  • メッセージ・セット
  • メッセージ定義ファイル

リソースを作成すると、 それらは階層内の論理カテゴリーにあるファイル・タイプごとにグループ化されて、仮想フォルダーに入れられます。 これらの仮想フォルダーについては、リソースで説明されています。

メッセージ・フロー・プロジェクトまたはメッセージ・セット・プロジェクト用に 作成された他のフォルダーおよびファイルは、プロジェクト・フォルダーの直下に置かれます。

「ブローカー開発」ビューのツールバーにある「カテゴリーを非表示」ボタンをクリックするか、 またはメッセージ・フロー・プロジェクトまたはメッセージ・セット・プロジェクトを右クリックして メニューから「カテゴリーを非表示」を選択することにより、 カテゴリー (仮想フォルダー) を非表示にすることができます。 「カテゴリーを非表示」メニュー項目またはボタンを使用して、 カテゴリー・モード/非カテゴリー・モードを切り替えることができます。

また、プロジェクトを右クリックして メニューから「ネーム・スペースを非表示」を選択することにより、 ブローカー・スキーマ (メッセージ・フロー・プロジェクト内) および ネーム・スペース (メッセージ・セット・プロジェクト内) の表示/非表示を切り替えることもできます。 さらに、「ブローカー開発」ビューのツールバーにあるビュー・メニュー (下矢印で示されている) から 「ネーム・スペースを非表示」を選択してこれを行うこともできます。 デフォルトでは、ブローカー・スキーマおよびネーム・スペースは表示されます。 このオプションは、カテゴリー・モードでのみ使用可能です。

仮想フォルダー、ブローカー・スキーマ (またはネーム・スペース)、 および messageSet.mset の下にあるファイルのファイル拡張子の 表示/非表示を切り替えることができます。 ファイル拡張子の表示/非表示を切り替えるには、 ファイルを右クリックしてメニューから「カテゴリー化されたファイル拡張子を非表示」を選択するか、 または「ブローカー開発」ビューのツールバーにある ビュー・メニュー (下矢印で示されている) から「カテゴリー化されたファイル拡張子を非表示」を選択します。 デフォルトでは、ファイル拡張子は表示されます。 プロジェクトの直下にある他のファイルおよびフォルダーは、 このオプションの影響を受けません。

デフォルトでは、階層ビューにはすべてのアプリケーション・プロジェクトのリソース・ファイルが含まれます。 ただし、それらを作業セットに編成して表示することにより、 「ブローカー開発」ビューに表示されるリソースの数を制限できます。 作業セットは、アプリケーション・プロジェクトの論理集合で、 これによりアプリケーション・プロジェクトを管理して作業することが容易になります。 作業セットについて詳しくは、 リソースまたは作業セット内の選択したプロジェクトの表示を参照してください。

「ブローカー開発」ビュー内のリソースは、プロジェクト・ファイルを除いてすべて、 特殊なエディターを使用してオープンおよび編集します。

「エディター」ビュー

「ブローカー開発」ビューでリソースをダブルクリックすると、 関連したエディターが「エディター」ビューで起動します。

メッセージ・フローおよびメッセージ・セット・ファイルの内容に対して作業を行うために、Message Brokers Toolkit は、デフォルトで次のような特殊なエディターを提供しています。

ESQL エディター
Compute、Database、および Filter ノードと関連した ESQL ステートメントを表示および更新する場合に使用します。
メッセージ・カテゴリー・エディター
MRM ドメイン内で定義するメッセージ・カテゴリーを作成、表示、および更新する場合に使用します。
メッセージ定義エディター
MRM ドメイン内で定義するメッセージを作成、表示、および更新する場合に使用します。
メッセージ・フロー・エディター
メッセージ・フローおよびそれらを定義するノードを作成、表示、および更新する場合に使用します。
メッセージ・マッピング・エディター
データ・ソースとターゲット間の変換を定義します。XPath、XSLT、XQuery、Java、または ESQL でプログラミングする必要はありません。
メッセージ・セット・エディター
MRM ドメイン内で定義するメッセージ・セットを作成、表示、および更新する場合に使用します。

「アウトライン」ビュー

「アウトライン」ビューは、「エディター」ビューで現在オープンしているリソースの内容の要約を提供します。

概説モード・アイコン概説モード・アイコンをクリックすると、「概要」ビューに切り替わります。ここでは簡易バージョンのフローが表示され、大規模で複雑なメッセージ・フローの要約として役立ちます。 概説モード・アイコンを再度クリックすると、「アウトライン」ビューに戻ります。

「問題」ビュー

「問題」ビューは、「エディター」ビューで現在オープンしているリソースと関連したメッセージ (情報およびエラー) を表示します。 例えば、(必須プロパティーが設定されていないなどの) エラーがあるメッセージ・フローを保管すれば、「問題」ビューの内容を確認して、行う必要がある修正を判断できます。 「問題」ビュー項目をダブルクリックすると、該当するエディターがエラーのあるリソースをオープンし、エラーのあるポイントにカーソルを合わせます (可能な場合)。

「プロパティー」ビュー

「プロパティー」ビューは、「エディター」ビューで選択されているノードのプロパティーを表示します。 プロパティーはタブ上でグループ化されて表示され、「プロパティー」ビューの左側にリストされます。

「プロパティー」ダイアログ・ボックスにノードのプロパティーを表示させる場合には、以下のようにします。
  1. 「ウィンドウ」 > 「プリファレンス」をクリックします。
  2. 「ブローカー開発」を展開し、「メッセージ・フロー・エディター」をクリックします。
  3. 「「プロパティー」ダイアログでノード・プロパティーを表示」を選択します。

「ブローカー・アプリケーション開発」パースペクティブ ツールバー

新しい 「ブローカー・アプリケーション開発」パースペクティブ ツールバーは、 下記の表に示されているように、 「メッセージをキューから取得」および「メッセージをキューに格納」のアイコンだけを表示します。
アイコン ラベルおよびアクション
メッセージのデキュー・アイコン
メッセージをキューから取得
メッセージのエンキュー・アイコン
メッセージをキューに入れる
ツールバーには、 パースペクティブ内で実行する他のアクションのアイコンをさらに追加できます。 ツールバーにアイコンを追加するには、以下のようにします。
  1. 「ウィンドウ」 > 「パースペクティブのカスタマイズ...」とクリックします。 「パースペクティブのカスタマイズ」ダイアログが表示されます。
  2. 「コマンド」タブをクリックします。 このタブは、使用可能なコマンド・グループおよび対応するメニュー・バーの詳細とツールバーの詳細を表示します。
  3. コマンド・グループ名をクリックして、そのツールバーの詳細を表示します。 パースペクティブで使用する可能性のあるアイコンに対する 使用可能なコマンド・グループおよびツールバーの詳細は、下記の表に示されています。
  4. ブローカーで、追加するコマンド・グループを選択して、 「OK」をクリックします。 ツールバーは、選択されたコマンド・グループのアイコンを表示します。
使用可能なコマンド・グループ ツールバーの詳細: アイコン ツールバーの詳細: ラベルおよびアクション
ESQL アクション 新しいメッセージ・フロー ESQL ファイルの作成アイコン 新しいメッセージ・フロー ESQL ファイルの作成
マッピング・アクション 新しいメッセージ・フロー・マッピング・ファイルの作成アイコン メッセージ・マップ・ファイルの作成
メッセージの作成 新しいメッセージ・セットの作成アイコン 新しいメッセージ・セットの作成
新規メッセージ定義ファイルの作成アイコン 新規メッセージ定義ファイルを作成
新しいメッセージ・カテゴリー・ファイルの作成アイコン 新しいメッセージ・カテゴリー・ファイルの作成
メッセージ・フロー・エレメントの作成 新しいメッセージ・フロー・プロジェクトの作成アイコン 新しいメッセージ・フロー・プロジェクトの作成
新しいブローカー・スキーマの作成アイコン 新しいブローカー・スキーマの作成
新しいメッセージ・フローの作成アイコン 新しいメッセージ・フローの作成
メッセージ・セット WSDL の生成アイコン Web サービス定義ファイルの作成
HTML 文書の生成アイコン メッセージ・セット用の HTML 文書の生成
XML スキーマの生成アイコン メッセージ定義ファイルからの XML スキーマの生成
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Copyright IBM Corporation 1999, 2009Copyright IBM Corporation 1999, 2009.
最終更新 : 2009-02-20 12:42:31

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