メッセージを経路指定するための宛先リストの使用 (RouteToLabel および Label ノード)

メッセージ・フローにおいてメッセージが通るパスを、RouteToLabel および Label ノードを使用して指定できます。

これらのノードは、Filter ノードよりも柔軟なメッセージ処理を提供します。このロジックは ESQL 式のブール結果に依存しています。

RouteToLabel および Label ノードを使用するときには、メッセージ内容、データベース内容、および ESQL ロジックのいくつかの組み合わせを使用して、メッセージが次に処理される方法を指定する Compute ノードを組み込む必要があります。 Label ノードの LabelName として指定される各メッセージの宛先を含む宛先リストを作成する (LocalEnvironment サブツリーの DestinationList フォルダー内に) よう、 Compute ノードを構成します。 Compute ノードはメッセージを RouteToLabel ノードに渡します。 そのノードは宛先リストを読み取り、RouteToLabel ノードの「モード」プロパティーに指定された値に基づいて、宛先リストの最初または最後の項目のいずれかにメッセージを伝搬します。 Compute ノードが宛先リストに書き込む宛先の数に制限はありませんが、RouteToLabel ノードは単一ラベルのノードだけにメッセージを伝搬します。 宛先リストのこの使用法は、出力メッセージの最終宛先を定義するための使用法とは異なっています。 宛先リストを作成する手順について詳しくは、宛先リストの作成を参照してください。

メッセージ自体から宛先値を導出するか、またはデータベースから宛先値を導出する場合には、1 つのタイプから別のタイプに値をキャストする必要もあります。 LocalEnvironment の詳細については、ローカル環境のツリー構造を参照してください。 キャストの詳細については、サポートされる CASTを参照してください。

これらのノードの使用法については、次のサンプルを参照してください。

上述のサンプル中の XML_PassengerQuery メッセージ・フローは、LocalEnvironment で宛先リストを使用して、メッセージ自体の情報に基づいてメッセージを経路指定する方法を示しています。サンプルは、Message Brokers Toolkit と統合されているインフォメーション・センターを使用する場合にのみ表示できます。

関連概念
メッセージ・フローの概要
ローカル環境のツリー構造
関連タスク
ノードを使用した意思決定
メッセージ構造の検査 (Validate ノード)
メッセージ・フロー内での処理の順序の制御
メッセージ内容の検査 (Filter ノード)
関連資料
Label ノード
RouteToLabel ノード
ResetContentDescriptor ノード
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最終更新 : 2009-02-20 12:42:54

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