属性は、XML 属性を表します。
属性は、XML メッセージのモデル化を単純化するために用意されていますが、いずれのメッセージも XML 物理形式を使用しない場合には、代わりに単純エレメントを使用してください。
属性の最も一般的な使用目的は、XML メッセージ内の XML 属性をモデル化することです。 このシナリオでは、XML メッセージに現れる各属性は、論理メッセージ定義に対応する属性を持ちます。
時には、メッセージを XML として構文解析する必要があっても、別の物理形式 (カスタム・ワイヤー形式またはタグ付き区切りストリング形式) で書かれていることがあります。 この場合には、メッセージ内のすべての属性は、同じプロパティーを持つ単純エレメントとまったく同様に扱われます。
属性は、グローバルまたはローカルとなります。
グローバル属性は、メッセージ・モデル内の複数の場所で使用できます。 これには、参照できる固有の名前が与えられなければなりません。
ローカル属性は、1 つの複合タイプ内の 1 つの位置で定義され、メッセージ・モデル内の他の場所では利用できません。
属性は、オプション、必要、または禁止に定義できます。 属性は繰り返すことが許可されていません。 詳細については、基数: オプション・エレメント、反復エレメント、必須エレメントを参照してください。
属性には、デフォルト値が与えられるので、メッセージから属性が欠落していても、デフォルトが用いられます。または、固定値を定義することができ、その場合に属性は必ずこの値をとります。 デフォルト値および固定値の正確な用法は、ドメインに依存しています。
属性の値は、その属性の適正な値の範囲を定義する値制約を使用することにより制限できます。 値制約は、属性の基となる単純タイプに関連しています。 詳細については、メッセージ・モデル・オブジェクト: 単純タイプを参照してください。XML スキーマでは、値制約に該当する語はファセットです。