ネットワークに関する考慮事項

ポータルおよびポートレット・プロジェクトをリモート・サーバーにデプロイする前に、以下の制限事項を 検討してください。

Linux™ システムからの公開

「デプロイ」ウィザードを使用して Rational® Developer (Linux システムにインストールされている) からポータル・プロジェクトを公開しようとする場合に検出される問題は、次のとおりです。
  • デフォルトで、Linux はファイアウォールをロードします。 多くの Linux インストールのデフォルト・ファイアウォール設定では、ポートレット WAR ファイルがデプロイされません。

  • デフォルトで、一部の Linux インストールでは、マシンのホスト名とループバック・アドレス (127.0.0.1) との間の関連付けが /etc/hosts で作成されます。これが原因で、マシンの IP アドレスを取得する必要がある Java™ ネットワーキング・プログラムの問題が生じます。

    この問題を解決するには、/etc/hosts ファイルを更新するか、ネーム・サービス構成ファイル (/etc/nsswitch.conf) を更新して DNS または NIS サーバーを照会してから、/etc/hosts を検索してください。

ファイアウォールを通じた着信要求の受信

制限: ポータル・プロジェクトの一部として ポータル・サーバーにポートレットをデプロイする場合、Rational Developer は、ポータル・サーバーがワークステーションから ポートレットを取得するように指示する、XML 構成スクリプトを使用します。 ワークステーション上でファイアウォールが使用可能になっている場合、ポータル・サーバーから Rational Developer への着信要求を許可する必要があります。 必要なアクションは、ファイアウォールのタイプによって異なります。 これが必要なのは、ポートレット・プロジェクトから直接、またはポータル・プロジェクトから間接的に、ポートレットをテストするか、ポートレットをリモート・サーバーにデプロイする場合です。

以下に、可能なアクションをいくつか示します。
  • Java ランチャーをファイアウォールに登録して、Rational Developer がポートをオープンできるようにする。
  • 着信要求が許可されるように、ポータル・サーバーの IP アドレスを信頼されたアドレスとして追加する。
  • ポート番号をファイアウォールに登録して、着信要求がそのポートに到達できるようにする。
    Rational Developer が使用するポート番号は、デフォルトでは固定ではありません。固定のポート番号を登録する必要がある場合は、以下の手順を実行してください。
    1. Rational Developer メニュー・バーで、「ウィンドウ」「設定」を選択する。
    2. 「ヘルプ」 > 「ヘルプ・サーバー」を展開する。
    3. サーバーのポート番号を指定する。
    4. 「OK」をクリックする。
    5. Rational Developer を再始動する。
    6. ポート番号をファイアウォールに登録する。
関連タスク
ポータルの公開
ポータルの公開またはインポート用のサーバーの定義
ポータル・プロジェクトのエクスポート
JSP ファイル・テストの最適化

(C) Copyright IBM Corporation 2000, 2005. All Rights Reserved.
(C) Copyright IBM Japan 2005