Rational Application Developer V6.0 での Portal Tools のマイグレーション

Portal Toolkit V5.0.2.2 プロジェクトは、Portal Toolkit ワークスペースを マイグレーションするか、SCM (ソース・コード管理) システムからプロジェクトをロードするか、 またはプロジェクト交換フィーチャーを使用してプロジェクトをインポートすることにより、 自動的に Rational® Application Developer V6.0 Portal Tools にマイグレーションされます。Portal Toolkit の前のバージョンから マイグレーションする場合は、ポートレット・プロジェクトを WAR ファイルにエクスポートし、 その WAR ファイルを Rational Application Developer V6.0 の Portal Tools にインポートする必要があります。

ポータル・アプリケーションをマイグレーションする前に、 Rational Application Developer V6.0 の Portal Tools 機能をインストールする必要があります。 「インストール・ガイド 」を参照してください。

注: ポートレット・プロジェクトの後方互換性はサポートされていません。
自動マイグレーションは、 WebSphere® Studio V5.1.2 に組み込まれている Portal Toolkit V5.0.2.2 で作成されたプロジェクトでのみサポートされています。マイグレーションに ついて詳しくは、「WebSphere Studio V5.1、5.1.1、または 5.1.2 からのマイグレーション」を参照してください。

ポートレット・プロジェクト がエンタープライズ・アプリケーション・プロジェクトと関連している場合は、 EAR プロジェクトに適切なターゲット・サーバーを設定する必要があります。ターゲット・サーバーは、 「サーバー・プロパティー」ページ (「プロパティー」 > 「サーバー」) で設定できます。

Portal Toolkit V5.0.2.2 プロジェクトのマイグレーション中、 いくつかの追加変更が行われます。
  • ターゲット・サーバーがプロジェクトに設定されていない場合、 ターゲット・サーバーは WebSphere Portal V5.0 に設定されます。
  • ポートレットのビルド・パスが訂正されます。
  • ポートレット・プロジェクトの性質が追加されます。

Portal Toolkit の前のバージョンからマイグレーションする場合は、 以下の手順で Rational Application Developer V6.0 の Portal Tools にポートレット・プロジェクトを手動でマイグレーションする必要があります。

  1. 既存プロジェクトを WAR ファイルにエクスポートする。 Portal Toolkit の前のバージョンで、それぞれのプロジェクトを ソース・ファイルと共に WAR ファイルにエクスポートします。
    1. プロジェクトを右クリックし、「エクスポート」を選択する。
    2. WAR ファイル」と 「ソース・ファイルのエクスポート」を選択し、 「終了」をクリックする。
  2. ポートレット WAR ファイルをインポートする。
    1. Rational Application Developer V6.0 の Portal Tools で空のポートレット・プロジェクトを新規作成する。
      1. 「ファイル」 > 「新規」 > 「プロジェクト」 > 「ポータル」 > 「ポートレット・プロジェクト (JSR 168)」を選択する。
      2. 「ポートレットの作成」を選択解除する。
      3. 「拡張を表示」をクリックする。
      4. WebSphere Portal 4.2 ポートレットを インポートする場合は、サーバーのバージョンとして 2.2 を選択する。
      5. ターゲット・サーバーとして「WebSphere Portal v5.0」を選択し、 「終了」をクリックする。
    2. WAR ファイルを新規の空のポートレット・プロジェクトにインポートする。
      1. 「インポート」を選択する。
      2. 「WAR ファイル」を選択し、前述のステップ (前のバージョンの WAR ファイルにプロジェクトをエクスポートする) で エクスポートした WAR ファイル を指定する。
      3. 新しい空のポートレット・プロジェクトを選択する。
      4. 「警告を出さずに既存リソースを上書き」を選択する。
      5. 「上書きでプロジェクトを削除」は選択しない
  3. TLD ファイルを削除する。

    ポートレット TLD ファイルが存在する 場合は、プロジェクトから削除することをお勧めします。削除しないと、 プロジェクトを再ビルドしたときに警告メッセージを受け取ります。このファイルを残しておくと、 ポートレット・プロジェクトが WebSphere Portal にデプロイされて、 ポートレットの TLD ファイルがサーバーのファイルと異なる場合に問題が発生します。

  4. WebSphere Portal 4.2 ポートレットを マイグレーションする場合は、このマイグレーション済みポートレット・プロジェクトを WebSphere Portal 5.x にマイグレーションする必要があります。
WebSphere Portal V4.2 ポートレットを V5.x に マイグレーションすることについて詳しくは、 「WebSphere Portal V4.2 ポートレットから V5.x へのマイグレーション」を参照してください。

ポートレット・プロジェクトの Faces リソースのマイグレーションについて詳しくは、「ポートレット・プロジェクトでの Faces リソースのマイグレーション」 を参照してください。

関連タスク
WebSphere Portal V4.2 ポートレットから V5.x へのマイグレーション
ポートレット・プロジェクトでの Faces リソースのマイグレーション
WebSphere Studio V5.1、5.1.1、または 5.1.2 からのマイグレーション

関連資料
WebSphere テスト環境の変更

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