JavaServer Faces ポートレット・アプリケーション

Faces ベースのアプリケーション開発は、Faces 開発が Web アプリケーションに実装される方法とよく似た方法で、ポートレットに適用できます。Rational® Developer の Faces サポートは、Faces ポートレット・アプリケーションの書き込みプロセスを単純化し、ポートレット・アプリケーションの多数の基本的な要件を管理する必要性をなくします。

Faces ポートレット・アプリケーションの開発には、次のハイ・レベルのアクティビティー・リストが含まれます。

Rational Developer には、Faces ポータル関連 成果物の作成に役立つ 1 組のウィザードがあります。多くの場合、 これらのウィザードは、標準の Faces 成果物を作成するために使用されるウィザードと同じです。その他の使用法について詳しくは、Rational Developer 標準 Faces 資料および F1 ヘルプを参照してください。

Faces ポートレット開発の制限

以下の項目は、Faces ポートレットに関する現行リリースの制限です。
WebSphere® Data Objects (WDO) の使用はプロトタイピングのみに制限されています
WDO は WebSphere Portal 5.0.x ではサポートされていないため、WDO コンポーネントに依存するアプリケーションは実稼動環境では使用できません。 ただし、現行ツールでは、プロトタイピングの目的でこの機能が提供されています。WDO コンポーネント (関連レコードまたは関連レコード・リスト) を Faces JSP ファイルに追加時に、 この制限に関する警告が表示されます。
ファイル・アップロードおよびバイナリー・データ・ダウンロードは、Faces コンポーネントではサポートされていません
以下の Faces ポートレット・コンポーネントは現在使用できません。
  1. File Upload コンポーネント (タグ: hx:fileupload)
  2. バイナリー・データのダウンロードをサポートするコンポーネント (これらのデータが非ポータル Faces 環境で使用できるものであった場合でも)
    • 以下のようにデータに結合する際の Image (タグ: hx:graphicImageEx)
      <hx:graphicImageEx value="#{myBean.photo}"></hx:graphicImageEx>
    • 以下のようにデータに結合する際の Link (タグ: hx:outputLinkEx)
      <hx:outputLinkEx value="#{myBean.resume}"></hx:outputLinkEx>
    • 以下のようにデータに結合する際の Media Player (タグ: hx:playerGenericPlayerhx:playerFlashhx:playerMediaPlayerhx:playerRealPlayerhx:playerShockwave)
      <hx:playerGenericPlayer value="#{myBean.movie}"></hx:playerGenericPlayer>
文書ルート相対 URL は、Image コンポーネントではサポートされていません
Image コンポーネントを Faces ポートレット・ページに追加する場合には、 文書ルート・ディレクトリーではなく、文書ディレクトリーからの相対 URL を指定します。 たとえば、URL value 属性が次のように指定されている場合:
<hx:graphicImageEx value="/.YourPortlet/theme/yourimage.gif"></hx:graphicImageEx>
ここで .YourPortlet は、ポートレット・プロジェクトの文書ルート・プロパティーで、 イメージはポートレットの実行時には表示されません。 代わりに、次の方法で URL 値を指定してください。
<hx:graphicImageEx value="theme/yourimage.gif"></hx:graphicImageEx>
ここで theme/yourimage.gif は文書相対です。
関連概念
Faces コンポーネントを使用した動的データ
Faces ポートレットとプロジェクトの作成
ポートレット API
関連タスク
Faces ポートレット・プロジェクトの作成
Faces アプリケーションの作成 - 概要
関連資料
Faces コンポーネントの解説
Faces コンポーネントの属性

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