この演習を始める前に、演習 1.2: Java コンポーネント・テストの作成を完了しておく必要があります。
テストを作成した後、必要なテストを正確に行うよう編集することができます。 たとえば、以下のことができます。
テストには、テスト・ビヘイビアー・コード、テスト・スイート、1 つ以上のテスト・ケースのほかに、1 つ以上のテスト・データ・テーブルの形式でテスト・データが入っています。 テストを作成すると、それぞれのテスト・ケースごとに 1 つずつのテスト・データ・テーブルが作成されます。 テスト・データ・テーブルを使用すると、データ主導型のテストを実行することができます。
テスト・データ・テーブルでは、各行がコード内のオブジェクトまたは式を表し、各列のペアがデータ・セット (または、これを等価クラスと呼ぶこともあります) を表します。 各データ・セット列は 2 つに分かれており、片側は入力値、もう一方は予期される出力値です。 予期される出力には、戻り値、例外、および出力用に明確にマークされたパラメーターがあります。 戻り値と例外は互いに排他的です。
テスト・データ・テーブルのセルには、代入ステートメントの右辺に使用できる構文的に有効な式はすべて入力できます。 したがって、プリミティブ値、ストリング (二重引用符で囲まれたもの)、変数参照、コンストラクター、メソッド呼び出しは、すべて有効とみなされます: 式には、変数、定数、論理演算子も含むことができます。
次に示すサンプル・テスト・データ・テーブルには、値の範囲が入ったセル、単一の整数値が入ったセル、および予期される例外が入ったセルがあります。
テスト・データ・テーブルを表示するには、以下の手順を実行します。
以下は、テスト・データ・テーブルを使用して実行できるアクションのいくつかを簡略なリストにしたものです。
コードを手作業で編集する以外に、Java エディター内で右クリックしてから「コンポーネント・テスト」をクリックして、コードに追加できるエレメントのメニューを表示することもできます。 テスト・ビヘイビアー・コードはテスト・データ・テーブルと同期化されているため、コードに対して加える変更はテスト・データ・テーブルに反映され、逆にテーブルに対して加える変更はテスト・ビヘイビアー・コードに反映されます。
テストを行うために、テストしているコードが相互作用するクラスのスタブを作成しておくと便利な場合があります。 スタブは、通常、以下のような目的で使用されます。
スタブを作成すると、それを複数のテストで再利用することができます。
スタブを作成するには、テストの作成時に使用するウィザードと同様のウィザードを使用します。 クラスのスタブを作成するには、以下の手順を実行します。
スタブ・データ・テーブルの働きが、テスト・データ・テーブルと多少異なることに注意してください。 スタブ・データ・テーブルでは、スタブされるメソッドごとに実際の入力および戻り値を指定することによって、スタブされるクラスをシミュレートします。
どの時点でもスタブを実際のクラスで置き換えるには、テスト・スイート・エディターを使用してそのスタブをテスト・スイートから除去するだけです。
これで、演習 1.4: テストの実行と結果の分析を開始する準備ができました。