コンポーネント・テスト実行

テストを生成し、そのテストにデータを提供し、必要な場合はテストをカスタマイズしたら、次はテスト結果の確認です。 テストを実行して、結果を取得します。

コンポーネント・テスト実行には、テスト・スイート、テスト・ケース、または複数のテスト・スイートとテスト・ケースの組み合わせを含められます。 実行するテストの選択には実行構成を使用します。 実行構成は、あるテスト実行でデバッグまたはプロファイル作成が行われるようにするためにも使用できます。

テストは、ユーザーがテスト・データ・テーブルに提供したデータを使用して実行されます。 テスト・データ・テーブルにデータのセットと範囲を含めた場合は、1 つしかテストを実行しなくても、結果的に幾つかの個々のテストが実行される可能性があります。 テストの実行の所要時間について計画する際には、このことを考慮に入れる必要があります。

例えば、2 つの引き数 arg1arg2 を持つメソッドに対してテストを実行すると仮定します。そして、値を arg1 用として 5 つ、arg2 用として 6 つ提供したと仮定します。 このテストを実行すると、結果的にそのメソッドに対する 30 の個々のテストが実行されます。

テスト・データは、1 つ以上のデータ・セットに区分化されます。 テスト・データ・テーブル内の各データ・セットには、入力値と予期出力値が含まれています。 実行時には、各データ・セットは個別に実行されます。このことも、実行時間が長くなる要因です。

コンポーネント・テストの 1 回目の実行時には、それぞれのテスト・ケースごとにそのテスト・ケース用のすべてのデータ・セットが実行対象となります。 しかしその後は、このテストをどのレベルででも再実行でき、ある特定のデータ・セットについてのみの再実行も可能です。

コンポーネント・テスト実行の間に、内部的な目的のために一時プロジェクトがユーザーのワークスペースに作成されます。 デフォルトでは、このプロジェクトはテスト実行の完了後に削除されます。 この振る舞いは、「設定」ウィンドウの「コンポーネント・テスト」ペインで変更できます。

コンポーネント・テスト実行の完了後には、「テスト・ナビゲーター」ビューの「実行」フォルダーで結果を確認できます。 それらの結果が期待される結果と異なる場合は、テスト対象コンポーネントまたはテスト自体を変更して、期待される結果が得られるまで何度でも必要なだけ再実行してください。

関連タスク
コンポーネント・テストの実行
コンポーネント・テストのパーツの再実行
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デバッグ・モードでのコンポーネント・テストの実行
コンポーネント・テストの停止
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