テストの実行結果

コンポーネント・テストを実行すると、テスト階層の各レベル (テスト・スイートから個々のテストまで) でテストの実行結果が作成されます。 テストの実行結果は、「実行」フォルダーの下のテスト・ナビゲーター、およびテスト・データ・コンパレーターに表示されます。

「実行」フォルダー

テスト・ナビゲーターでは、以下の画面に示すように、テストの 実行結果がツリー表示でリストされます。

テスト・ナビゲーター内に表示されたテスト結果

テスト・ケース実行の中には、テスト・データ・テーブルに指定されているそれぞれのデータ・セットごとに 1 つのデータ・セット実行が作成されます。

それぞれのテスト・データ・セットの中には、そのデータ・セット内に指定されている入力値のそれぞれの可能な組み合わせごとに、個々のテストがテスト・ナビゲーターによってリストされます。 そのデータ・セットではパラメーターごとに単一の入力値が指定されている場合は、生成される個々のテスト実行は 1 つです。 そのデータ・セットに 1 つ以上のセットまたは範囲が指定されている場合は、そのデータ・セット内の入力値のそれぞれの組み合わせごとに個々のテスト実行が 1 つずつ生成されます。 例えば、データ・セットで 2 つの入力パラメーターが (1 つは 2 つの値を持つセットとして、もう 1 つは 3 つの値を持つ範囲として) 指定されている場合は、合計で 6 つの個々のテストが生成されます。

テスト実行に対する判断

テスト判断を見れば、テストが正常に行われたか、失敗したかが分かります。 コンポーネント・テストのどのレベルの判断も、テスト・ナビゲーター内にアイコン・オーバーレイとして表示されます。 判断は、以下の状況のいずれかとなります。
アイコン 状況 説明
成功 実際の戻り値が、テスト・データ・テーブルに指定されている予期される値と一致した。
失敗 実際の戻り値が予期される値と一致しなかった。
確定不能 テスト判断を評価できなかった (例えば、検証アクションが まったく実行されなかったか、テストが中断された可能性があります)。
エラー テストの実行中にエラーが発生した。 原因としては、テスト振る舞いスクリプトまたはテスト対象コンポーネントに問題があることが考えられます。 また、テスト振る舞いスクリプトにユーザーが手動でエラー・アクションを挿入する場合もあります。

テスト・ナビゲーター内では、テスト階層の各レベルは各自の子から最悪の判断を継承します。 例えば、あるテスト・ケースに幾つかのデータ・セットが含まれており、その中の 1 つだけが「失敗」で、それ以外はすべて「成功」であった場合、そのテスト・ケースの判断は「失敗」となります。

テスト実行のデータ

テスト実行に対する判断を確認したら、その判断の決定に使用された実際のデータを調べて問題を調査できます。 以下の画面に示されているように、テスト・データはテスト・データ・コンパレーター内 に表示されます。

テスト・データ・コンパレーター
テスト・データ・コンパレーターでは、それぞれのデータ・セットおよび個々のテストごとに、以下の情報が表示されます。
  • 「入力 (In)」: 個々のテストの入力値 (単一値、またはセットか配列のエレメント)
  • 「予期される値」: テスト対象コンポーネントから予期される許容出力
  • 「実際の値」: テスト中にテスト対象コンポーネントから実際に戻された値
関連タスク
テスト・ナビゲーターを使用したテスト結果の参照
コンポーネント・テスト結果の表示
コンポーネント・テスト・レポートの生成
関連資料
テスト・ナビゲーターに関する参照
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