課題 1.1: 必要なリソースのインポート
このモジュールを始めるには、まず事前ビルドされた EJB、および EJB クライアント・プロジェクトを、
このチュートリアルで使用するポートレットにインポートする必要があります。
ポートレット・プロジェクトを作成するときに作成された AuctionPortletEAR には、
インポートされるリソースが収納されます。
これらのプロジェクトには、
ポートレット・プロジェクトに収納されるポートレットの作成で使用されるバックエンド・サービスが提供されます。
新規ポートレット・プロジェクトを作成する
すべてのポートレットの開発は、ポートレット・プロジェクトのコンテキストで行われます。
UserAdmin ポートレット用のポートレット・プロジェクトを作成する方法は、次のとおりです。
- Rational Developer を開く。
- 「ファイル」 > 「新規」 > 「プロジェクト」の順に選択する。
- 「ポートレット・プロジェクト」オプションを選択する。
このオプションは、JSR 168 ポートレット API ではなく、
IBM ポートレット API をサポートするプロジェクト・リソース生成します。 「次へ」をクリックする。
- 「使用可能化の確認」ダイアログで「OK」をクリックする。
このダイアログでは、ポータル開発の機能 が使用可能になっていることを検証します。
機能とは、適切なツール・セットを加えた開発環境のエレメントのことです。
このツール・セットにより、WebSphere Portal 上で実行されるポータル・ベースの
Web アプリケーションを開発するために必要な多くのプログラミング標準、 およびコード生成の機能を自動化します。
- このプロジェクト名を「AuctionPortlet」とする。
注: プロジェクト名を入力すると、
(「拡張を表示 >>」ボタンをクリック)
このプロジェクトのモジュールが同じ名前の EAR プロジェクトへ自動的に追加されることに留意してください。
「次へ」をクリックする。
- 「Faces ポートレット」ラジオ・ボタンを選択する。
Web アプリケーションのユーザー・インターフェースを作成する際に、
JavaServer Faces およびポートレット・ツールが備えているスピードと柔軟性を、
このチュートリアルで作成されるポートレットで利用するためです。
「次へ」をクリックする。
- 再度、「次へ」をクリックする。
- 「ポートレットの設定」ページで、「ポートレット名」フィールドに「UserAdmin portlet」、
「ポートレット・タイトル」フィールドに「User Admin」と入力する。
- 「コード生成オプションの変更」チェック・ボックスを選択する。
「クラス・プレフィックス」フィールドに「UserAdminPortlet」と入力する。
- 「次へ」をクリックする。
- 「各種」ページで、
表示モード・グループの初期ページ値は /UserAdminView.jsp であることに注目してください。
このデフォルト・ページはプロジェクト内に生成され、
「UserAdmin ポートレット」のマスター・ページとしてサービス提供されます。
追加のページがこの後の課題で追加されます。
- 「完了」をクリックする。
Web パースペクティブへ切り替えるプロンプトが出されたら、「はい」をクリックする。
デフォルト・ポートレットの表示ページの UserAdminView.jsp がご使用のワークスペースの編集域に表示されます。
このサンプルで使用されるリソースをインポートする
AuctionPortal.zip のインポート方法
(このファイルには、チュートリアルで説明されるインターフェースとデータ・アクセスを作成するために必要な、
事前作成されたすべてのプロジェクト・リソースが組み込まれています):
- メニュー・バーから「ファイル」 > 「インポート」を選択する。
「インポート」ダイアログが表示されます。
- 「インポート・ソースの選択」の下で、「プロジェクト交換」をクリックする。
- 「次へ」をクリックする。
「プロジェクト交換内容のインポート」ダイアログが表示されます。
- 各種 Rational 製品はそれぞれ別のインストール・ターゲット・ロケーションを使用しています。
データベース・コンテンツを持っているプラグインを見付けるために、
この製品のユーザー・インターフェースをそのまま残してください。
ファイル検索ツールを使用して、ご使用のローカル・ファイル・システムの製品インストール・パスの下にある
com.ibm.etools.portal.examples.application_6.0.0 プラグイン・フォルダーを探し出す。
- 「ソース ZIP ファイル」の横にある「参照」をクリックして、以下のロケーションの
AuctionPortal.zip に進む。
x:\com.ibm.etools.portal.examples.application_6.0.0/samples
ここで、x: はご使用のコンピューターで
com.ibm.etools.portal.examples.application_6.0.0 プラグインを収納している絶対パスです。
「開く」をクリックする。
- 「AuctionEJB50」チェック・ボックスと「AuctionEJB50Client」チェック・ボックスを選択する。
- 「完了」をクリックする。
ウィザードはプロジェクトをご使用のワークスペースにインポートします。
- インポートされたプロジェクトは、AuctionPortletEAR プロジェクトにも、モジュールとして追加する必要があります。
プロジェクト・エクスプローラーで、
「エンタープライズ・アプリケーション」 > 「AuctionPortletEAR」を展開して、
「デプロイメント記述子: AuctionPortletEAR」をダブルクリックする。
- 「モジュール」タブを選択する。
- モジュールの下の「追加」をクリックする。
「AuctionEJB50」を選択して、「完了」をクリックする。
「ターゲット・サーバーの変更」ダイアログで、モジュール・ターゲット・サーバーを
EAR ターゲット・サーバーに変更するかどうかを尋ねられたら、「はい」をクリックする。
- プロジェクト・ユーティリティー JAR の下の「追加」をクリックする。
「AuctionEJB50Client」を選択して、「完了」をクリックする。
「ターゲット・サーバーの変更」ダイアログで、モジュール・ターゲット・サーバーを
EAR ターゲット・サーバーに変更するかどうかを尋ねられたら、「はい」をクリックする。
- このデプロイメント記述子を保管して閉じる。
次に、データベース・サーバーを構成する必要があります。
このデータベース・サーバーはこのチュートリアルのアプリケーションで使用されるデータを持っています。
サンプル・アプリケーション・データベースが組み込まれたサーバーを作成して構成する
この課題では、Cloudscape データベースをインポートして構成し、
AuctionPortal アプリケーション用のデータを準備します。
- 「サーバー」ビューを表示する。 このビューは「プロパティーおよび高速編集」ビューの近くにあります。
- ビューのポップアップ・メニューから「新規」 > 「サーバー」の順に選択する。
- サーバー・タイプ・リストから「WebSphere Portal v5.0 テスト環境」を選択する。
- 「完了」をクリックする。
- 「サーバー」ビューで「WebSphere Portal v5.0 テスト環境」をダブルクリックする。
- サーバー・エディターで「データ・ソース」タブを選択する。
- サーバー設定セクションで、「追加」をクリックして、リストを JDBC プロバイダー・リストに追加する。
- 「JDBC プロバイダーの作成」ウィザードの先頭ページで、
データベース・タイプに Cloudscape を、
JDBC プロバイダー・タイプに Cloudscape JDBC プロバイダーを選択する。
- 「次へ」をクリックする。
- 「名前」フィールドに「Cloudscape JDBC プロバイダー」と入力する。
- 「完了」をクリックする。
- 上で選択された JDBC プロバイダーに定義されたデータ・ソース・リストの横の「追加」ボタンをクリックする。
- 「データ・ソースの作成」ウィザードの先頭ページで、「Cloudscape JDBC プロバイダー」を選択して、
「次へ」をクリックする。
- 「名前」フィールドに「Auction」と入力する。
- 「JNDI 名」フィールドに「jdbc/auction」と入力する。
- 「次へ」をクリックする。
- リソース・プロパティー・リストから「databaseName」を選択する。
- 各種 Rational 製品はそれぞれ別のインストール・ターゲット・ロケーションを使用しています。
データベース・コンテンツを持っているプラグインを見付けるために、
この製品のユーザー・インターフェースをそのまま残してください。
ファイル検索ツールを使用して
、ご使用のローカル・ファイル・システムの製品インストール・パスの下にある
com.ibm.etools.auction.sampledb_6.0.0 プラグイン・フォルダーを探し出す。
- 「データ・ソースの作成」ウィザードに戻り、「値」フィールドに以下のパスを入力する:
x:\com.ibm.etools.auction.sampledb_6.0.0\db\AUCTION60
ここで、x: はご使用のコンピューターで
com.ibm.etools.auction.sampledb_6.0.0 プラグインを収納している絶対パスです。
- 「完了」をクリックする。
- サーバー構成ファイルを保管して閉じる。
これで、モジュール 1 におけるポートレットの開発で、
AuctionPortlet プロジェクトのポートレットをテストする際に、
AUCTION60 データベースのデータをアクセスすることができます。 .
このチュートリアルで使用されるファイルについて
この段階で、AuctionEJB50 および AuctionEJB50Client プロジェクトのファイルを参照できます。
それぞれのプロジェクトにはポートレット・ページ用のデータ・ソースとロジックが収納されています。
「プロジェクト・エクスプローラー」ビューで、フォルダーを展開すると、
表示される内容は以下のようになります:

このプロジェクトのリソースは、
このチュートリアルで作成されるポートレット用のユーザー・インターフェースを作成するために使用され、
このユーザー・インターフェースでサンプル Cloudscape データベースのデータをアクセスできるようになります。
UserFacade と ListingFacade は EJB セッション Bean であり、
チュートリアルで作成されたポートレットから呼び出されるメソッドを提供します。
RegistrationData と ItemData はデータ・アクセス Bean であり、
エンティティー Bean を使用して、ポートレットと Cloudscape データベース間でのデータ移動に使用されます。
EJB プロジェクトはエンティティー Bean にデータベース・マッピングを提供します。
これで、『課題 1.2: ポートレット開発の準備およびアプリケーション・フローの定義』の準備が完了しました。