Crystal Reports  

数値の切り詰めの回避

Crystal Reports では、ユーザーがレポート セル内の数値または通貨値を操作しやすいように、オーバーフロー フィールド表示が使われます。通常、数値または通貨値がそれを含むフィールドより大きい場合、その値は "クリッピング" (切り詰め) されます。たとえば、100,000,000 などの値は、設定されているプロパティに応じて、1,000 または 000 としてレポートに表示される場合があります。これは、レポートを読むときに混乱の原因となる可能性があります。

[フィールド クリッピングを有効にする]オプションをオフにすると、フィールドのサイズを超える数値または通貨フィールドの値はシャープ記号(######)で表示されるので、フィールドが小さすぎることがすぐにわかります。

オーバーフロー フィールド表示を有効にするには

  1. 書式を設定する通貨フィールドまたは数値フィールドを右クリックし、[フィールドの書式設定]をクリックします。

    [書式エディタ]ダイアログ ボックスが表示され、[数値] タブが開きます。

  2. [カスタマイズ]ボタンをクリックします。

    [カスタム スタイル] ダイアログ ボックスが表示され、[数値]タブが開きます。

  3. オーバーフロー フィールド表示を有効にするには、[フィールド クリッピングを有効にする]チェック ボックスをオフにします。

    また、[書式設定]ボタンをクリックし、書式条件式エディタで式を入力する方法もあります。書式条件式エディタでは、特定の条件に合致する場合にだけフィールド クリッピングを無効にするように指定できます。

  4. [OK]をクリックし、変更を保存します。

フィールド クリッピングを無効にすると、数値および通貨フィールドの値がそれらを含むフィールドより大きい場合に、その値がシャープ記号(######)で表示されます。

参照

フィールド オブジェクトとテキスト オブジェクトのトラブルシューティング