[レポート オプション] ダイアログ ボックスは、現在のレポートのオプションを変更するために使用します。このダイアログ ボックスは、Report Designer 内で右クリックし、[レポート] をポイントして、[レポート オプション] をクリックすると表示されます。
プログラムのデフォルト値を変更する方法については、「[デフォルト設定] ダイアログ ボックス」を参照してください。
- データベースの NULL 値をデフォルトに変換
- このチェックボックスをオンにすると、データベースの NULL 値が 0 (数値フィールドの場合)または空白(数値以外のフィールドの場合)に変換されます。
このオプションは、レポートで使用するデータベースに NULL 値がある場合にのみ影響します。
- その他の NULL 値をデフォルトに変換
- このチェックボックスをオンにすると、レポート内のデータベース以外の NULL 値が 0 (数値フィールドの場合)または空白(数値以外のフィールドの場合)に変換されます。
このオプションは、レポート内に存在するデータベース以外の NULL 値にのみ影響します。
- ドリルダウンですべてのヘッダーを表示
- このチェック ボックスをオンにすると、レポート ドリルダウン ビューに、ドリルダウン レコードより上のすべてのセクションのヘッダーが含まれます。このオプションは、デフォルトでは選択されていません。
- 常にローカルで並べ替え
- このチェック ボックスをオンにすると、データ ソースから取得した時点で既に並べ替えられているデータが、常にローカルで並べ替えられます。
- データベース サーバーは大文字/小文字を区別しない
- このチェック ボックスでは、レポート内で使用する SQL データについて、大文字と小文字を区別するかどうかを指定します。使用するデータ内のフィールドで大文字と小文字が混在している場合、大文字と小文字の違いでデータを区別しないときは、このチェック ボックスをオンにします。
大文字と小文字を区別する SQL データは、このプログラムの 32 ビット標準エディションではサポートされていません。
- サーバー上でグループ化を実行
- このチェック ボックスは、[インデックスまたはサーバーを使用して高速化] チェック ボックスがオンの場合にのみ使用できます。
このオプションは、OLAP データから作成されたレポートでは使用できません。
このチェック ボックスをオンにすると、サーバー上でグループ化が実行されます (サーバー側処理)。サーバー上で処理の大部分を実行し、クライアントでは処理の一部だけを実行するようにレポートを設定できます。サーバー側で処理を行うことには、多くの利点があります。サーバー サイド プロセスには、次のような利点があります。
- サーバーへの接続時間が短縮される。
- より少量のメモリでレポートを処理できる。
- サーバーからクライアントへの転送時間が短縮される。
サーバーサイド プロセスを行えるのは、SQL データ ソースに基づいたレポートだけです。たとえばクエリーは SQL データ ソースではないので、クエリーを基にしたレポートに対してサーバーサイド プロセスは利用できません。
このオプションは、デフォルトでは選択されていません。
- インデックスまたはサーバーを使用して高速化
- このチェック ボックスをオンにすると、利用可能なインデックスまたはサーバーを使用して、レコード選択プロセスが高速化されます。
このチェック ボックスをオフにすると、レコード選択時にインデックスまたは指定されたサーバーが使用されず、処理速度が大幅に低下します。
インデックスの名前が、その参照先のデータベース名が異なる場合は、このプログラム用にインデックスを指定する必要があります。この操作は、[リンク]タブ(データベース エキスパート)からアクセスできる、[リンク オプション]ダイアログ ボックスで行います。
- 最初のリフレッシュ時に照合
- このチェック ボックスをオンにすると、各セッションでレポートを最初にリフレッシュするとき、レポートはアクティブなデータベースの現在のバージョン(ストアド プロシージャでない場合)で更新され、そのレコード バッファが現在のレコード サイズにリセットされます。このオプションは、デフォルトでは選択されていません。
- 最初のリフレッシュ時にストアド プロシージャを照合
- このチェック ボックスをオンにすると、各セッションでレポートを最初にリフレッシュするとき、レポートはストアド プロシージャの現在のバージョンで更新され、そのレコード バッファが現在のレコード サイズにリセットされます。このオプションは、デフォルトでは選択されていません。
- 固有レコードの選択
- このチェック ボックスをオンにすると、データベース内の SQL テーブルから一意なレコードのみが選択されます。[レポート オプション] ダイアログ ボックスでこのチェック ボックスをオンにすると、その設定は現在のレポートに対して適用されます。または、[データベース]メニューの[固有レコードの選択]コマンドを有効にすると、すべてのレポートに対してこのオプションを設定できます。
このオプションは、OLAP データから作成されたレポートでは使用できません。
- 固有データを選択して参照する
- デフォルトでは、フィールドの参照時に最初の 500 個の一意なフィールド値が表示されます。このチェック ボックスをオフにすると、現在のレポートに対するこの設定を変更できます。[固有データを選択して参照する] チェック ボックスがオフの場合は、参照時に最初の 500 件のレコード内にある一意な値が返されます。
ほとんどの SQL サーバーでは、メモ フィールドや BLOB フィールドなど、長整数型の固有レコードの選択をサポートしていないので、このようなフィールドでは固有データの選択や参照はできません。
- 元の画像の色設定を維持する
- レポート内の画像をカプセル化するときに、その画像の元の色設定を維持する場合は、このオプションを選択します。このオプションを選択しない場合、すべての画像は、カプセル化する前にピクセル当たり 8 ビットに変換されます。
- レポート パーツの初期設定
- このレポートのオブジェクトをレポート パーツ ビューアで使用する場合は、この領域でホーム オブジェクトを定義します。ホーム オブジェクトは、レポート パーツ ハイパーリンクのパスの基準となります。また、レポートからレポート パーツ ビューアに表示される最初のオブジェクトです。
- レポート パーツ リンクの貼り付け
- [リンク貼り付け]ボタンを使用して、すでに選択してコピーしたレポート オブジェクトの名前とデータ コンテキストを貼り付けます。このボタンには、[コンテキスト レポート パーツ]および[レポート パーツ プレビュー]のオプションがあります。これらのオプションは、貼り付けるデータ コンテキストの種類に影響します。
- オブジェクト名
- ホーム オブジェクトとして使用するレポート オブジェクトの名前を入力します。
- データ コンテキスト
- ホーム オブジェクトで使用するデータのコンテキスト(特定のレコードまたはレコード群)を入力します。
- プレビュー ページの開始指定
- このボックスでは、[プレビュー] タブに表示するレポートのデフォルトの拡大率を選択できます。
- [最大表示] を選択すると、レポートが最大の拡大率で表示され、読みやすくなります。標準 VGA の場合、ページは [プレビュー] タブには収まりません。この場合、[プレビュー] タブのサイズを変更しても、レポート サイズは変更されません。変更できるのは、一度に表示できるレポートの領域だけです。レポートのすべてのセクションを表示するには、スクロール バーを使用します。
- [ページ幅を基準に] を選択すると、[プレビュー] タブの幅に合わせてレポートの幅が調整されます。[プレビュー] タブのサイズを実際に変更できる範囲内で変更すると、ページ イメージのサイズも変更されます。より大きいイメージで表示する場合は、ウィンドウを拡張できます。
- [ページ全体を基準に] を選択すると、[プレビュー] タブでレポートのページ全体を表示できるように、レポートの幅と高さが調整されます。[プレビュー] タブのサイズを実際に変更できる範囲内で変更すると、ページ イメージのサイズも変更されます。より大きいイメージで表示する場合は、ウィンドウを拡張できます。
- 日時フィールドを変換
- このボックスを使用すると、Microsoft Access から取得した日付/時刻文字列フィールドを、次の書式に自動的に変換できます。
参照
[デフォルト設定]ダイアログ ボックス | レポート パーツの概要 | レポートのパフォーマンスの最適化