練習 1.1: リソース・アダプターの選択

このチュートリアルでは、外部呼び出しインターフェース (ECI) を使用して CICS トランザクションとのインターフェースを行う J2C アプリケーションを生成するための、詳細なステップを説明します。このサービスは、CICS COBOL 関数 getCustomerInfo を使用して作成されます。これは、カスタマー番号を受け入れる関数です。このプログラムは、カスタマーの分類 (優良カスタマー、通常のカスタマー、または不良カスタマー) に応じて、カスタマーについて異なる出力情報を戻します。

getCustomer メソッド

このチュートリアルを開始する前に、次の必須リソースを取得しておく必要があります。

リソース・アダプターの選択

J2EE パースペクティブへの切り替え

J2EE アイコン (J2EE パースペクティブ・アイコン) がワークスペースの右上部タブに表示されない場合は、J2EE パースペクティブに切り替える必要があります。

  1. メニュー・バーから、「ウィンドウ」>「パースペクティブを開く」>「その他」を選択します。「パースペクティブの選択」ウィンドウが開きます。
  2. J2EE」を選択します。
  3. OK」をクリックします。J2EE パースペクティブが開きます。

CICS ECI サーバーへの接続

  1. J2EE パースペクティブで、「ファイル」>「新規」>「その他」を選択します。
  2. 新規」ページで、「J2C」>「J2C Java Bean」を選択します。「次へ」をクリックします。
    注: ウィザード・リストに J2C オプションが表示されていない場合には、 J2C 機能を使用可能にする必要があります。
    1. メニュー・バーから、「ウィンドウ」>「設定」をクリックします。
    2. 「設定」ウィンドウの左側で、ワークベンチを展開します。
    3. 機能」をクリックします。「機能」ペインが表示されます。機能の使用可能化を必要とするフィーチャーが最初に使用されるときにプロンプトを受け取るようにした場合は、「機能を使用可能にする際にプロンプトを出す」を選択します。
    4. 「エンタープライズ Java」を展開します。
    5. 「エンタープライズ Java」を選択します。これで、必要な J2C 機能が使用可能になります。このほかに、エンタープライズ Java 機能フォルダーを選択することで、フォルダーが含むすべての機能を使用可能化することもできます。使用可能化された機能のリストを、製品インストール時の状態に戻すには、「デフォルトを復元する」をクリックします。
    6. 変更を保管するには、「適用」をクリックして、「OK」をクリックします。エンタープライズ Java 機能を使用可能にすると、J2C アプリケーションの開発およびデバッグに必要なその他の機能が、自動的に使用可能になります。
  3. 「リソース・アダプター」ページで、「表示基準」の下から、「JCA のバージョン」を選択します。1.5 を展開し、「ECIResourceAdapter (IBM:6.0.0)」を選択します。「次へ」をクリックします。
  4. 「接続プロパティー」ページで、「非管理対象の接続 (Nonmanaged connection)」チェック・ボックスを選択します。 (このチュートリアルでは、非管理対象の接続を使用して CICS サーバーに直接アクセスするため、JNDI 名を入力する必要はありません)。デフォルトの接続クラス名 com.ibm.connector2.cics.ECIManagedConnectionFactory を受け入れます。ブランク・フィールドに、接続情報を入力してください。必要フィールドは以下のとおりです。これらはアスタリスク (*) で表されています。 これらの接続情報は、CICS サーバーのシステム管理者から取得することができます。必要な接続情報を指定したら、「次へ」をクリックしてください。

これで、「練習 1.2: Web プロジェクトおよび Java インターフェースと Java 実装のセットアップ」に進むことができます。

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