テスト生成プロセス

テスト生成プロセスを最初から最後まで先導するウィザードを使用してテストを作成します。このウィザードは、JUnit テスト振る舞いスクリプト、テスト・スイート、およびテスト・データを保管するためのテスト・データ・テーブルを生成します。

テスト・プロジェクト

生成されたテストはすべて、テスト・プロジェクトの中に入れられます。通常は、テスト・プロジェクトは最初のテストを作成する前に作成しますが、テストの作成時にもテスト・プロジェクトを作成できます。テスト・プロジェクトを作成すると、テスト振る舞いスクリプト、テスト・スイート、テスト実行、およびスタブを保管するためのフォルダーが作成されます。

「コンポーネント・テストの作成」ウィザード

「コンポーネント・テスト の作成」ウィザードは、テスト生成プロセスの以下のステップを最初から最後まで 先導します。
  1. テストを保管するテスト・プロジェクトの選択。
  2. テストのテンプレートとして使用するテスト・パターンの選択。
  3. テストするオブジェクト (クラス、インターフェース、Bean、Web サービスなど) の指定によるテスト・スコープの定義。 テスト対象の決定を手助けするために表示されるテスト・メトリックを使用できます。
  4. テストに含めるメソッドおよびコンストラクターの指定によるテストの詳細定義。

テスト・パターン

Rational® Developer 製品には、テストの作成に使用すると便利な幾つかのテスト・パターンが含まれています。テスト・パターンには、メソッド・レベルの Java™ テスト用、シナリオ・テスト用、Java のインターフェース、抽象クラス、スーパークラスのテスト用、および EJB のテスト用があります。各パターンは JUnit テストのテンプレートです。テストの作成後には、Java ソース・コード・エディターを使用してテストをさらに詳細に定義できます。

Web サービスのテストの場合は、その Web サービスにアクセスするために通常の J2SE インターフェースが生成されます。このインターフェースは、WSDL2.java ツールを基にします。すべての J2SE テスト・パターンは、Web サービスのテストに適用できます。 Web サービス専用のパターンはありません。

テスト・データ

テスト・データは、テスト・データ・テーブル内で保守されます。テストを作成すると、テスト・ケースごとにテスト・データ・テーブルが 1 つずつ作成されます。テスト・データ・テーブルは、テストの実行時に使用されるテスト・データを入力して視覚化するための方法を提供します。テスト・データ・テーブルを使用すると、データ駆動型のテストを行えます。このようなテストでは、すべてに同じテストの振る舞いを指定した幾つかのデータ・セットを持てるので、考えられる範囲のデータをすべて使用するテストを作成できます。

関連概念
標準 Java テスト・パターン
Enterprise JavaBeans 用のテスト・パターン
テスト・データ・テーブル
関連タスク
新規コンポーネント・テスト・プロジェクトの作成
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