テキスト ベースのオブジェクトをレポートに配置すると、そのオブジェクトはオブジェクト フレームによって表されます。オブジェクト フレームの高さは、フォントの高さによって決まります。フレームの幅は、作業しているテキスト ベースのオブジェクトによって異なります。
デフォルトの幅を使った場合でも、テキスト ベースのオブジェクトのサイズを変更した場合でも、オブジェクト内のテキストがオブジェクト フレームの右端に出力されると、問題が発生する可能性があります。画面ではデザインどおりに正しく表示されていても、フォント幅を広く測定するほかのプリンタ ドライバを使って印刷すると、テキストが長くなるにもかかわらず、オブジェクト フレームの長さは変わらないため、テキストが切り詰められ、印刷されない部分ができてしまいます。
データベース フィールド
メモ フィールドではないデータベース フィールドでは、フレームの幅は、データベースで定義されているフィールドの幅と、選択したフォントおよびフォント サイズによって決まる平均的な文字幅から決定されます。
たとえば、{customer.LAST NAME} というデータベース フィールドがあり、このフィールドが長さ 35 文字(半角)のテキスト フィールドとして定義されているとします。このフィールドをレポートに配置すると、境界線の幅は、データベース フィールドに書式設定されているフォントとフォント サイズの平均的な文字幅の 35 倍になります。ただし、これはデフォルトの幅です。幅はいつでも必要に応じて大きくまたは小さくして、サイズを変更できます。
テキスト ベースのオブジェクト
テキスト ベースのオブジェクトでは、デフォルトの幅は、平均的な文字幅の約 17 文字分(半角)になります。テキスト オブジェクトは、テキストやデータベース フィールドをそれに挿入すると、幅が自動的に広がるという点で、データベース フィールドとは異なります。ほかのすべてのテキスト ベースのオブジェクトと同様に、この幅も自由に変更できます。
数値フィールド
各数値型フィールド(ダブル、シングル、整数、長整数、バイト型など)では、デフォルトの幅がおのおの異なります。ほかのすべてのテキスト ベースのオブジェクトと同様に、この幅は自由に変更できます。
オブジェクト内のテキストが切り詰められないようにするには
オブジェクトが複数行に出力されるように設定され、テキストがオブジェクトの幅より広く出力される場合は、テキストが次の行に折り返されます。