Path
コンポーネントを使用して、フォルダまたはカテゴリなどの選択項目からルート項目へのパスをブレッドクラム形式で表示させることができます。たとえば、ユーザーがフォルダやサブフォルダをドリルダウンして表示するレポートを見つけるときに、このコンポーネントを使用することができます。この場合、パスを表示し、ユーザーがパスを移動するたびにパスの表示を更新させることができます。このようにして、ルート フォルダから最初のサブフォルダへ、さらに次のフォルダへと、目的のレポートに達するまでのパスが表示されます。
rootItemID
と rootText
は、パス内の最初のノードを決める重要な 2 つの属性です。rootItemID
属性には、パス内のルート(最初の)項目として表示する項目の識別子を設定します。この属性に値を設定すると、Crystal Enterprise 項目の階層内で移動できる上限が決まります。パス内のこの最上位項目を表す実際のテキストは、rootText
属性を使用してカスタマイズできます。
repeatDirection
属性の水平方向オプションを設定し、ユーザーに対してパスを左から右に表示させるか、あるいは垂直方向オプションを設定して、パスを上から下に表示するかを指定します。repeatDirection
属性は、com.businessobjects.jsf.sdk.properties.RepeatDirection
クラスのフィールドに設定する必要があります。separatorText
属性を使用して、パスの項目を区切る文字を指定します。たとえば、1 つの要素から別の要素への移動をパスに示す場合は、矢印("->")を使用します。この属性は、デフォルトで(">")に設定されています。showSelectedItem
属性を設定して、選択された項目をパスの最後の要素として表示するかどうかを指定できます。この属性は、デフォルトでは True
に設定されています。false
に設定した場合、選択した項目の親である項目がパスの最後の要素として表示されます。
コンポーネントの一般属性のほかに、showImages
属性は ImagesProps
クラスにアクセスしますが、これにはさらに次のようなプロパティも含まれます。
showImages
属性
showImages
属性は ImagesProps
クラスのインスタンスにアクセスしますが、このクラスには、パスの項目に関連付けられたイメージの表示方法を指定するプロパティがあります。パスの各項目に関連付けられたイメージを表示するには、visible
プロパティを True
に設定する必要があります。このプロパティは、デフォルトで false
に設定されています。homeUrl
プロパティでは、設計時に、最初の項目、すなわちルート項目で表示されるイメージを指定することができます。これは、repeatDirection
属性が水平方向に設定されている場合、一番左側の項目になります。repeatDirection
属性が垂直方向に設定されている場合は、一番上に表示される項目になります。パス内にあるその他の項目のイメージは、Crystal Enterprise から自動的に取得されます。
注 プロパティ クラスに関する詳細は、プロパティ クラスを Crystal Enterprise の JavaServer Faces コンポーネント と連係させてどのように使用できますか。を参照してください。
Path
コンポーネントの表示レイアウトをカスタマイズするには、コンポーネントの関係箇所のスタイルの属性を設定します。
Path
コンポーネントの自動イベント処理機能を有効にするには、autoHandleEvents
属性を True
に設定します。この属性を True
に設定すると、ユーザーがコンポーネントを操作したときにトリガされるデフォルトの動作またはアクションがプロパティに実装されます。以下はその例です。
イベント | デフォルトの動作 |
---|---|
コンポーネント内のある項目をクリックすると、データ連結されている |
autoHandleEvents
属性が False
の場合、このイベントは自動的には処理されません。autoHandleEvents
を False
に設定すると、ユーザー自身のイベント ハンドラを作成できます。
Path
コンポーネントは、EnterpriseItem
Bean または EnterpriseItems
Bean とのデータ連結をサポートしています。これらは、Path
コンポーネントに表示される項目(1 つまたは複数)のソースを提供します。コンポーネントを必要な Bean に連結するには、itemSource
属性を使用します。
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