EGL ソース形式の FormGroup パーツ

formGroup パーツは EGL ファイルで宣言します。これについては、『EGL ソース形式』で説明しています。このパーツはプライマリー・パーツです。つまり、プライマリー・パーツは、ファイルの最上位にあり、ファイルと同じ名前を持っている必要があります。

プログラムは、そのプログラムの使用宣言で参照されている書式グループに関連付けられている書式しか使用できません。

formGroup パーツの例は以下のとおりです。
  FormGroup myFormGroup 
    { 
      validationBypassKeys = [pf3],
      helpKey = "pf1",
      pfKeyEquate = yes,
      screenFloatingArea
        {
          screenSize = [24,80],
          topMargin = 0,
          bottomMargin = 0,
          leftMargin = 0,
          rightMargin = 0
        },
      printFloatingArea
        {
          pageSize = [60,80],
          topMargin = 3,
          bottomMargin = 3,
          leftMargin = 5,
          rightMargin = 5
        }
    }
    use myForm01;
    use myForm02;
	end
formGroup パーツのダイアグラムは、次のとおりです。

formGroup パーツの構文図
FormGroup formGroupPartName ... end
パーツを書式グループとして識別し、パーツ名を指定します。命名の規則については、『命名規則』を参照してください。
formGroupProperties
それぞれがコンマで区切られた、一連のプロパティー。各プロパティーについては、後述します。
formPart
テキスト書式または印刷書式。これについては、『EGL ソース形式の書式パーツ』で説明しています。
use formPartName
書式グループに組み込まれていない書式へのアクセスを提供する使用宣言。
書式グループ・プロパティーを次に示します。
alias
生成された出力の名前に取り込まれるストリング。 別名を指定しなかった場合は、formGroup パーツ名 (またはショート・ネーム) が 代わりに使用されます。
validationBypassKeys = [bypassKeyValue]
EGL ランタイムに入力フィールドの検証をスキップさせる 1 つ以上のユーザー・キー・ストロークを示します。このプロパティーは、プログラムを即座に終了させるキー・ストロークを予約するときに便利です。各 bypassKeyValue オプションは以下のとおりです。
pfn
F または PF キーの名前。1 から 24 の数を含みます (両端を含む)。
注: PC キーボードのファンクション・キーは、F1 などのように F キーの場合もありますが、EGL では IBM® PF 用語を使用し、例えば、F1 は PF1 と呼ばれます。
複数のキー値を指定する場合は、次の例のように、一連の値を大括弧で区切り、各値をコンマで区切ります。
  validationBypassKeys = [pf3, pf4]  
helpKey = "helpKeyValue"
EGL ランタイムにヘルプ書式をユーザーに表示させる、ユーザー・キー・ストロークを示します。helpKeyValue オプションは以下のとおりです。
pfn
F または PF キーの名前。1 から 24 の数を含みます (両端を含む)。
注: PC キーボードのファンクション・キーは、F1 などのように F キーの場合もありますが、EGL では IBM PF 用語を使用し、例えば、F1 は PF1 と呼ばれます。
pfKeyEquate = yes, pfKeyEquate = no
ユーザーが大きな番号のファンクション・キー (PF13 から PF24) を押したときに登録されるキー・ストロークが、ユーザーがそのキーよりも 12 だけ小さなファンクション・キーを押したときに登録されるキー・ストロークと同じであるかどうかを指定します。詳細については、『pfKeyEquate』を参照してください。
screenFloatingArea { properties }
画面への出力に使用される浮動域を定義します。浮動域の概要については、『書式パーツ』を参照してください。プロパティーの詳細については、次のセクションを参照してください。
printFloatingArea { properties }
印刷可能出力に使用される浮動域を定義します。浮動域の概要については、『書式パーツ』を参照してください。プロパティーの詳細については、『印刷浮動域のプロパティー』を参照してください。

画面の浮動域のプロパティー

screenFloatingArea の後のプロパティーのセットは中括弧 ({ }) で区切られ、各プロパティーはコンマで区切られます。プロパティーには、次のものがあります。
screenSize = [rows, columns]
オンライン表示域の行および列の数。これには、余白として使用される行または列が含まれます。デフォルトは以下のとおりです。
  screenSize=[24,80]
topMargin= rows
表示域の上部にブランクとして残されている行の数。デフォルトは 0 です。
bottomMargin= rows
表示域の下部にブランクとして残されている行の数。デフォルトは 0 です。
leftMargin= columns
表示域の左側にブランクとして残されている列数。デフォルトは 0 です。
rightMargin= columns
表示域の右側にブランクとして残されている列数。デフォルトは 0 です。

印刷浮動域のプロパティー

printFloatingArea の後のプロパティーのセットは中括弧 ({ }) で区切られ、各プロパティーはコンマで区切られます。プロパティーには、次のものがあります。
pageSize = [rows, columns]
印刷可能表示域の行および列の数。これには、余白として使用される行または列が含まれます。印刷浮動域を指定する場合は、このプロパティーは必須です。
deviceType = singleByte, deviceType = doubleByte
浮動域宣言が、1 バイト出力 (デフォルト) または 2 バイト出力のどちらをサポートしているプリンターに対するものなのかを指定します。いずれかの書式に DBCHAR 型または MBCHAR 型の項目が含まれている場合は、doubleByte を指定してください。
topMargin = rows
表示域の上部にブランクとして残されている行の数。デフォルトは 0 です。
bottomMargin = rows
表示域の下部にブランクとして残されている行の数。デフォルトは 0 です。
leftMargin = columns
表示域の左側にブランクとして残されている列数。デフォルトは 0 です。
rightMargin = columns
表示域の右側にブランクとして残されている列数。デフォルトは 0 です。
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