Sun JDBC 2.0 Standard Extension 仕様で定義されているとおり、データ・ソースを使用するとデータベースへの接続プールを管理することができます。接続プールを使用すると、以下の利点があります。
- パフォーマンスが向上する。接続の作成は高価で、データ・ソースはインスタンス化されるとすぐに接続を作成します。
- リソース割り振りを単純化する。
リソースはデータ・ソースからのみ割り振られ、コード内の任意の場所では割り振られません。
- 接続呼び出しを単純化する。
JDBC 1.0 で接続するためには、DriverManager の呼び出しを行う前に、データベース・ドライバーのクラス名で Class.forName() を呼び出す必要があります。
データ・ソースは以下のように機能します。
- サーブレットまたは他のクライアントは、接続を使用したい場合、JNDI サーバーから名前でデータ・ソースをルックアップする。
- データ・ソースは、次にクライアントに接続を戻す。
- データ・ソースは、それ以上接続がなくなると、データベース・マネージャーにさらに (接続の最大数を超えない範囲で) 接続を求めることがある。
- クライアントは、接続を終了すると、接続を閉じる。
- データ・ソースは、使用可能なプールに接続を戻す。
WebSphere® Application Server v6.0 のデータ・ソースは、アプリケーション・デプロイメント記述子エディターの「デプロイメント」ページを使用して、または管理コンソールを使用して、構成することができます。
WebSphere® v5.x の場合、1テスト環境およびサーバーの場合は、サーバー・エディターの「データ・ソース」ページを使用してデータ・ソースを構成することができます。