Personalization のすべての機能を使用するページを公開し、提供するには、次のものが必要です。
Rational Application Developer は、カスタマーのデータ・ストア内のユーザー・リソースとコンテンツ・リソースにアクセスするためのクラスの作成、テンプレートの作成、Personalization コンテンツ・スポットの作成、Web ページへのコンテンツ・スポットの追加、およびランタイム環境に対するコンテンツ・スポットとページの公開を行うための開発環境です。これらの Personalization 機能は、Rational Application Developer Web プロジェクトに追加できます。
Rational Application Developer は、Personalization と共に、Personalization ルールのサポートと処理を行います。 Personalization サーバーには、ルール・エンジン、リソース・エンジン、および WebSphere® Application Server へのアドオンとしてインストールされる関連 API が含まれます。 Personalization ワークスペースは、サーバーとブラウザーとのインターフェースであり、ルールの作成と編集、キャンペーンの作成、および Rational Application Developer で作成されたコンテンツ・スポットへのルールの割り当てをサポートします。 Personalization リソース・ウィザードには、コンテンツとユーザー・リソースのウィザード、コンテンツ・スポット・ウィザード、およびテンプレート・ウィザードが含まれます。 Personalization サーバーと一緒にインストールされる Personalization Resource Console では、リソース・コレクション、キャンペーン、およびロギング設定のランタイム構成を管理できます。
各 Rational Application Developer プロジェクトは、一連の定義された Personalization リソースが必要です。 リソースとは、通常、外部データ・ストア (例: ユーザー情報とビジネス・オブジェクトのデータベース) からのユーザー・データまたは Web コンテンツ (例: テキスト、グラフィック、アプレット、または JavaScript™) です。 各リソースには、リソース用のスキーマによって定義される、1 つ以上の固定属性があります。 たとえば、ユーザー・データには、Web サイトを訪問するカスタマーまたは社員の名前、住所、および電話番号が入っている場合があります。 Web コンテンツのスキーマには、コンテンツが適用される Web 訪問者、またはコンテンツが機密であるかどうかなどの、コンテンツについての属性が含まれる場合があります。 また、実際のコンテンツのソースまたは URL も含まれることがあります。
Personalization リソースのコレクションを定義するには、Personalization API に準拠し、データ・ストア内のデータにマップされる、1 組の Java™ クラスが必要です。 .class ファイルおよび .hrf (XML) ファイルは、アプリケーション・サーバーと開発環境の Personalization 機能によって共用されます。 これらのファイルは、プロジェクトで使用可能でなければなりません。また、.class ファイルは、Web アプリケーション・クラスパス上に存在することも必要です。 .java ファイルをプロジェクトのソース・パスに置くと、これが管理されます。
リソース・コレクションは、Personalization リソース・ウィザードを使用して定義します。このウィザードは、関連データベース・テーブルから必要なデータを選択し、リソースの Java クラスと XML ファイルを作成し、それらをプロジェクトに入れる手順を案内します。 独自のマシン上で実行されるローカル・データベース、またはネットワーク上の任意の場所にあるリモート・データベースにアクセスできます。 データベースを読み取るには、ユーザー ID とパスワードが必要です。