XML スキーマからの Java Bean の生成 (XSD)

Web サービス・ツールは、XML スキーマからの Java™ Bean の生成をサポートします。  これらの Bean を使用することにより、Java Bean Web サービスを作成することができます。 これは、IBM® SOAP ランタイム環境を使用して Web サービスを作成している場合にのみ推奨されます。 WebSphere® または Axis ランタイム環境を使用して Web サービス用に XSD から Bean を作成する場合には、 InfoCenter の『XML アプリケーションのビルド』にあるファイル「XML スキーマからの Java™ Bean の生成」を参照してください。

前提条件: Java ソース・コードを処理するように構成されたプロジェクトを作成します。  XML スキーマから生成する Bean は、Java ソース・コードを処理するように構成されたプロジェクトに含める必要があります。  Java ソース・コードを処理するように構成されたプロジェクトに関する情報は、 オンライン・ヘルプの「プロジェクト」を参照してください。

XML スキーマから Bean を作成するには、以下の手順を実行します。

  1. リソース・パースペクティブに切り替える (「ウィンドウ」 > 「パースペクティブを開く」 > 「リソース」)。
  2. 「ナビゲーター」ビューで、Bean の生成元となる XSD ファイルの入っているプロジェクトを選択する。
  3. メインメニューから、「ファイル」 > 「新規」 > 「その他」の順にクリックする。  「Web サービス」を選択して、 「XML スキーマの Java Beans」ウィザードを選択し、 「次へ」をクリックする。 
  4. ウィザードの「XML スキーマの選択」ページで、Java Bean の生成元となる XSD ファイルを選択し、 「次へ」をクリックする。
  5. このウィザードの「XSD について生成」ページで、 「ターゲット Java ルート」 フィールドが正しいことを確認する。  そのロケーションを編集する場合には、 次をクリックする。 「参照」を選択して、 Bean を生成するロケーションを検索して、これを選択する。  次に「ターゲット・パッケージ」を指定されたソース名前空間に指定する。  ターゲット・パッケージを編集するには、「ターゲット・パッケージ」フィールドをクリックして、 ターゲット・パッケージを入力する。Java Bean の生成元となる「ソース・コンポーネント」を選択する。  「終了」をクリックする。
  6. Java Bean を生成したら、該当するタスクを参照して、次のうち使用するランタイム環境に従って Bean を Web サービスに変換する。
XSD Bean 生成プログラムには制限があります。 重複して指名されたエレメントは処理できません。 例えば、スキーマが次のフォームをもつ場合:
<xsd:schema>
  <xsd:choice>
    <xsd:element name="aElem" type="xsd:string">
    <xsd:sequence>
      <xsd:element name="bElem" type="xsd:string">
      <xsd:element name="aElem" type="xsd:string" minOccurs="0"/>
    </xsd:sequence>
  </xsd:choice>
</xsd:schema>      
XSD Bean 生成は、同じメソッド名をもつ複数の Setter で Bean を作成します。 シーケンス内で aElem の型が変化した場合も同様の問題が起こり、2 つの Getter がそれぞれ異なる型を戻しますが、 同じ引数をもつことになります。
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