コマンド行ツールを使用した Web サービスのサーバーへのデプロイ

Web サービスのコマンド行ツールを使用して EAR ファイルを作成した後、 サーバーにそのファイルをデプロイして、そのサービスを他のユーザーが使用できるようにするコードを作成できます。  Rational® Developer 製品または WebSphere® 管理コンソールのどちらを使用しても、 EAR ファイルを WebSphere Application Server にデプロイすることができます。 Rational Developer 製品を使用して EAR ファイルのデプロイおよび Web サービスのテストを行うには、 最初に EAR ファイルをインポートしてから、Web サーバーを作成、構成、および開始する必要があります。 

EAR ファイルのインポート

EAR ファイルをインポートするには、以下の手順を実行します。

  1. ワークスペースを開く。
  2. ファイル」 > 「インポート」 > 「EAR ファイル」の順に選択し、 「次へ」をクリックする。
  3. 参照」をクリックして、 Web サービスのコマンド行ツールを実行したコマンド行テスト・ディレクトリーを選択する。 「開く」をクリックする。
  4. プロジェクト・ディレクトリー (Web サービスのコマンド行ツールを実行したときに -project で指定したディレクトリー) を展開し、作成した EAR ファイルを選択する。続いて、「開く」をクリックする。 
  5. EAR のインポート・ウィザードで、EAR のターゲットを適切なサーバーに指定する。 J2EE 1.4 EAR のターゲットには WebSphere Application Server v6 が必要であり、 J2EE 1.3 EAR のターゲットには WebSphere Application Server v5 または v6 のいずれでも可能です。 続く 2 つのウィンドウでは、デフォルトの設定値を受け入れます。 ヒント: EAR ファイルで作成した Web プロジェクトの名前をメモしてください。  EJB Bean を含む EAR ファイルをインポートする場合は、EJB プロジェクトの名前もメモしてください。  Web サービスをテストするために、後でこの情報が必要になります。  これ以降は、これらのプロジェクトを「インポート済み Web プロジェクト」、 および「インポート済み EJB プロジェクト」と呼びます。 
  6. 終了」をクリックする。

これで、EAR ファイルと対応するプロジェクトをインポートしました。

注:
  • WSDL2WebService ツールを使用した場合、 または EAR ファイルに EJB デプロイ・コードが含まれていない場合は、 デプロイメント・コードを生成する必要があります。  このコードを生成するには J2EE パースペクティブに切り替えます (「ウィンドウ」 > 「パースペクティブを開く」 > 「J2EE」)。 J2EE プロジェクト・エクスプローラーで、EJB プロジェクトを右クリックし、 インポートされた EJB プロジェクトのポップアップ・メニューから「デプロイ」を選択してください。 
  • コマンド行ツールで J2EE 1.4 を使用してワークスペースに生成された EJB クライアントを含む EAR をインポートした後は、 コンパイル・エラーが発生します。 このエラーをフィックスするには、 EJB プロジェクトを右クリックして、 「プロパティー」を選択します。 「Java ビルド・パス」に進み、「ライブラリー」タブを選択します。 EJBClientProject/imported_classes(クラス・フォルダー) エントリーを除去します。 EJBServiceClient/imported_classes/Meta-inf/classess クラス・フォルダーを追加します。 「OK」をクリックします。
  • コマンド行ツールで J2EE 1.4 を使用してワークスペースに生成されたアプリケーション・クライアントを含む EAR をインポートした後は、 ClassNotFoundException エラーが発生します。 このエラーをフィックスするには、アプリケーション・クライアント・プロジェクトを右クリックして、 「プロパティー」を選択します。 「Java ビルド・パス」に進み、「ライブラリー」タブを選択します。 ApplicationClientProject/imported_classes(クラス・フォルダー) エントリーを除去します。 ApplicationClientProject/imported_classes/Meta-Inf/classess クラス・フォルダーを追加します。 「OK」をクリックします。

  これで、Web サービスをデプロイするためのサーバーを作成および構成できます。

Web サーバーの作成および構成

WebSphere v6 サーバーは、ワークスペースを作成すると自動的に作成されます。 このサーバーのデプロイを選択するには、ステップ 4 に進んでください。 この手順でサーバーを作成しない場合は、手動で行ってください。 Web サービスをデプロイするためのサーバーを作成および構成するには、以下の手順を実行します。 

  1. ファイル」 > 「新規」 を選択し、 リストから「その他」を選択する。 「次へ」をクリックする。
  2. 公開するサーバーのホスト名を指定するか、またはデフォルトのローカル・ホスト設定を受け入れる。 作成するサーバー・タイプを選択して、「次へ」をクリックする。
  3. 使用するポートを選択し、そしてその他のデフォルト設定を受け入れる。
  4. 使用可能プロジェクト・リストで、インポートした EAR ファイルを選択する。  「追加」をクリックして、それを構成済みのプロジェクト・リストに追加する。 「終了」をクリックする。
  5. 「サーバー」ビューに切り替える (「ウィンドウ」 > 「ビューを表示」 >「その他」 > 「サーバー」)。
  6. 「サーバー構成」ペインで、作成したサーバーのポップアップ・メニューを開く。  「プロジェクトの追加と除去」を選択する。

Web サービスをサーバーにデプロイして、そのサービスをテストできます。

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