リンケージ・オプション・パーツの callLink エレメントのプロパティー conversionTable は、呼び出し時のデータ変換で使用される変換テーブルの名前を指定します。このプロパティーは、生成されたプログラム/ラッパーによって呼び出されるプログラムが pgmName で識別されるときのみ有効です。
COBOL プログラムを作成するときは、次の制限が適用されます。
- プロパティー conversionTable は、次の場合にのみ有効です。
- 呼び出しが非 EGL 生成のプログラムに対するものである場合
- 呼び出し先プログラムが、ASCII 文字セットをサポートしているプラットフォーム上で実行されている場合
- このプロパティーを使用できるのは、プロパティー type の値が remoteCall である場合のみです。
- デフォルトでは、変換は実行されません。
Java™ プログラムまたはラッパーを作成するときは、次の制限が適用されます。
- 非 Java プログラムの呼び出しでは、呼び出し側プログラムで使用されている文字セット (ASCII または EBCDIC) に従って、デフォルト変換が実行されます。次の場合は、conversionTable に値を指定する必要があります。
- 呼び出し側が Java コードであり、文字セット (EBCDIC または ASCII) をサポートするマシン上で稼働している。
- 呼び出し先プログラムが非 Java であり、それ以外の文字セットをサポートするマシン上で稼働している。
- EGL 生成の Java コードで Java プログラムを呼び出す場合は、双方向テキストの場合を除き、変換テーブルの指定は無効となります。
- プロパティー conversionTable を使用できるのは、プロパティー type の値が ejbCall または remoteCall である場合のみです。
次の値から 1 つを選択します。
- conversion table name
- 呼び出し側は指定された変換テーブルを使用します。
テーブル・リストについては、『データ変換』を参照してください。
- *
- デフォルトの変換テーブルを使用します。COBOL クライアントの場合、そのテーブルの名前は ELAxxx です。ここで、xxx の値はビルド記述子オプション targetNLS の値です。Java クライアントの場合、選択されたテーブルはクライアント・マシンのロケールまたは (クライアントが Web アプリケーション・サーバー上で稼働している場合) そのサーバーのロケールに基づきます。
認識できないロケールが見つかった場合は、英語を前提とします。
テーブル・リストについては、『データ変換』を参照してください。
- programControlled
- 呼び出し側は、実行時にシステム項目 sysVar.callConversionTable で指定された変換テーブル名を使用します。
sysVar.callConversionTable がブランクの場合、型変換は行われません。