JavaServer Pages (JSP) ファイルを作成する

Page Designer では、JavaScript™、HTML、JSP タグを使用し、独自のテキストやイメージを追加して、JSP ファイルの作成および編集を行うことができます。 この作業には、スクリプトレット・タグの内部 に Java™ ソース・コードをインクルードすることも含まれます。 作成する JSP ファイルには基本 JSP ファイルとなるものと、Struts、ポートレット、 または JavaServer の faces モデルをベースにした JSP ファイルになるものがあります。

ほとんどのタイプの JSP ファイルは「新規 JSP ファイル」ウィザードを使用して作成 することができますが、Faces JSP ファイルのような一部の JSP ファイルには独自の カスタム・ウィザード (custom wizard) を持つものがあります。 特殊なタイプの JSP ファイルの作成に関する具体的な情報については、 以下のいずれかを選択してください。
「JSP ファイル」ウィザードを使用して基本 JSP ファイルを 作成するには、以下のステップを完了します。
  1. まだ作成していなければ、動的 Web プロジェクトを作成する。
  2. Web パースペクティブ」を開く。
  3. Web プロジェクトを選択し、次に、「ファイル」 > 「新規」 > 「JSP ファイル」と選択する。 新規 JSP ファイル・ウィンドウが表示されます。
  4. 参照」ボタンを選択し、プロジェクト・フォルダー (とサブフォルダー) のリストからファイルの適切なコンテナーを選択する。

    選択するフォルダーは、動的 Web プロジェクトの Web コンテンツ・フォルダーの下にあることが条件です。JSP ファイルがこのフォルダーの下にない 場合、 サーバーにデプロイされる WAR ファイルにはインクルードされません。 また、Web コンテンツ・フォルダーの下にないファイルは、リンク検証の対象外となります。

  5. 適切なフィールドにファイル名を入力する。
  6. 適切なオプションが「マークアップ言語」ドロップ ダウン・リストに表示されていることを確認する。 選択したオプションによって、「モデル」プルダウン・リストに表示される JSP のモデルが決定されることに注意してください。

    また、「JSP フラグメントとして作成」チェック ・ボックスを選択すると、 このファイルは別の JSP ファイルに追加できるフラグメントとして作成されます。 他の JSP ファイルに、JSP インクルード・ディレクティブを使用して JSP フラグメントをインクルードすることができます。 フラグメントを作成すると、作成されたファイル名の末尾には拡張子 .jspf または .jsf が付きます。 DOCTYPE 情報の指定を求めるプロンプトは出されません。なぜなら、フラグメントは独立した Web ページにすることができず、これをインクルードした JSP ファイルは無効になるからです。

    また、選択するマークアップ言語によっては、「XML スタイル構文の使用」オプションを選択して、XML スタイルのタグに 準拠した JSP ファイルの作成ができます。

  7. 次に進むにはいくつかのオプションがあります。 (このウィザードで表示されるウィンドウは、選択するオプションによって決定されます)
    • 新規 JSP ファイルに関連付けられたデフォルト設定を受け入れる場合は、 「モデル」ドロップダウン・リストで「なし」を 選択し、次に「終了」を選択します。
    • 提供されているサンプル・テンプレートのいずれかを使用する場合は、 「ページ・テンプレートから作成」を選択し、さらに、 「次へ」を選択します。 (これは、HTML および XHTML マークアップ言語でのみ使用可能なです。) このオプションを選択すると、ウィンドウが表示され、そこでサンプル・テンプレート またはユーザー定義テンプレートを選択できます。
    • Struts またはポートレットのアーキテクチャーを使用する JSP ファイルの作成を行う場合は、「モデル」フィールドで必要なタイプを 選択し、「次へ」をクリックします。(Faces JSP ファイルは独自のカスタム・ウィザードを持っていることに注意してください。)
    • ファイル・オプションを指定またはカスタマイズしたい場合は、 「拡張オプションの構成」チェック・ボックスを選択し 、「次へ」をクリックする。
  8. 「追加」ボタンをクリックしてタグ・ライブラリー・ディスクリプター (TLD) ファイルを配置するか、TLD ファイルを含む JAR ファイルを配置することによって、各種ソースからタグ・ライブラリーを追加する。

    タグ・ライブラリーの Universal Resource Identifier (URI) は、次のいずれかの場所に配置することができます。

    • web.xml ファイル内で定義される
    • /META-INF/taglib.tld を含むプロジェクト LIB ディレクトリーに配置されている JAR ファイル内
    • プロジェクトの外部にある JAR ファイル内
    • プロジェクト内の任意の場所にある「loose」TLD 内
    1. 「タグ・ライブラリーの選択」ダイアログで 利用可能なタグ・ライブラリーの 1 つを選択するか、「インポート」ボタン を押して目的のタグ・ライブラリーをリストに追加してから、それを選択する。 このダイアログでは、タグ・ライブラリーとその内容を示す情報フィールドが自動的に埋められます。 「接頭部」の値は、必ず指定してください。
    2. 「OK」をクリックしてタグ・ライブラリーを追加する。 web.xml ファイルに登録されていない TLD ファイルを選択すると、その TLD ファイルが自動的に追加されることに注意してください。
  9. 「次へ」をクリックする。
  10. エンコード・タイプを選択する場合は、「ワークベンチ・エンコードを使用」チェック・ボックスを選択解除し、新しいエンコード属性を選択する。「エンコード」ドロップダウン・リストから適切なエンコード値を選択して、ファイルの HTML 宣言に追加する。 デフォルト値は、「HTML ファイル」設定ページで設定されている値です。 この値を表示するには、「ウィンドウ」>「設定 」を選択してから「Web および XML ファイル」 の設定を展開します。
  11. 「コンテンツ・タイプ」ドロップダウン・リストで適切なコンテンツ・タイプが選択されていることを確認する。 デフォルトはマークアップ言語によって決定されます。
  12. JSP ファイルに関連付けたい文書タイプを選択する。デフォルトはマークアップ言語によって決定されます。
  13. 新しい JSP ファイルで参照する Cascading Style Sheet (CSS) ファイルを指定する。通常、CSS ファイルは Web コンテンツ・フォルダーの下のテーマ・フォルダー内にあります。 「追加」を使用して、ファイル・システムからスタイル・シートを選択できます。「除去」を使用してリストからスタイル・シートを削除するか、矢印ボタンを使用してファイルがスタイル・シートを参照する順序を再調整します。スタイル・シートが、新規ファイルを作成中のプロジェクトに既に関連付けられている場合には、そのスタイル・シートがデフォルトになります。
  14. 「次へ」をクリックして、特定のメソッド・スタブを選択し、Web プロジェクトの web.xml ファイルにデプロイメント情報を追加する。

    この JSP ファイルに対してデプロイされているサーブレット内に作成する任意の適切なメソッド・スタブを選択する。

    「web.xml に追加」チェック・ボックスを選択すると、 JSP ファイルとその表示名、およびその JSP ファイルに関連したすべての URL マッピングと初期化パラメーターが、Web プロジェクトのデプロイメント記述子ファイルに自動的にインクルードされます。 このウィザードの先頭ページで指定した「ファイル名」の値は、 このページの「サーブレット名」と、「URL パターン」に自動的にマップされることに注意してください。これらのマッピングは、「ファイル名」フィールド内の元の値を変更すると更新されません。

  15. 「終了」をクリックして、選択したプロジェクトにファイルを作成する。デフォルトでは、Page Designer の「デザイン」ページに新規ファイルが開かれます。
関連概念
JavaServer Pages (JSP) テクノロジー
関連タスク
動的 Web プロジェクトを作成する

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