関連関係

統一モデリング言語 (UML) クラス図では、関連とは構造上の関係の 1 つであり、1 つの分類子のオブジェクト (たとえばクラスまたはインターフェース) が他の分類子のオブジェクトに接続されていて、それらのオブジェクトへナビゲートできることを意味します。

関連は 2 つの分類子 (サプライヤー分類子とクライアント分類子) を接続します。 関連はデータの構造に関する設計上の決定に役立ちます。 データを入れる必要のある クラスについてだけでなく、どのクラスが別のクラスとデータを共用する必要があるかについても 決定することができます。関連はクラス間のデータ共用をサポートし、 自己関連の場合は、同一クラスのオブジェクト間のデータ共用もサポートします。

たとえば、Client クラスは Account クラスに対する単一の関連 (1) を持つことがあります。これは、Account インスタンスがそれぞれ 1 つの Client インスタンスによって所有されていることを示します。Account があると、その Account を所有する Client を見付けることができます。 また、所定の Client について、その Client の Account を見付けることができます。 Client クラスと Account クラスの間の関連は、2 つの分類子間の構造を示すために重要です。

多重度情報は関連にリンクして、クラス A のいくつのインスタンスが クラス B のインスタンスにリンクされているかを示すことができます。 多重度情報は、関連関係の両端にリンクすることができます。

UML クラス図では、Java™アプリケーションにおける関連関係は次のものを示します。

UML 可視化マッピングでは、Java アプリケーションのインスタンス変数は、 UML クラス図での分類子の図形の属性になります。 デフォルトでは、すべての Javaおよびコンテナー管理パーシスタンス (CMP) エンティティー Bean フィールドが属性として示されます。

関連関係コネクターは、2 つの分類子間の実線として表示されます。

Javaソース・コード UML 可視化
サンプル Java ソース・コードを示すイメージ UML 可視化図で関連関係がどのように表されるかを示すイメージ
関連概念
依存関係
拡張関係
実装関係
所有されたエレメントの関連関係
関連タスク
関連した Java エレメントを表示する
削除関係に基づいて関連 Java エレメントを表示する
追加関係に基づいて関連 Java エレメントを表示する
関連を属性として表示する
属性を関連として表示する
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