z/OS® ビルド・サーバーが使用する疑似 JCL は、見たところ標準の JCL に似ていますが、いくつかの拡張機能や制限事項があります。このヘルプ・パネルでは、スクリプトの行 (疑似 JCL の行) をカード と呼びます。
z/OS ビルド・スクリプトで使用される疑似 JCL と z/OS ジョブの実行依頼に使用される JCL の 主な違いは、以下のとおりです。
以下のカードの型がサポートされています。
構文:
ここで、
CCULIB=buildServerLoadLibrary
0 および 1 以外の戻りコードはあり得ません。また、ジョブは、使用可能な戻りコードに対して正常に終了する必要があります。 ビルド・サーバーは、ジョブが完了するまで最大 2 分間待機します。その後、ビルド・サーバーは、ジョブが戻りコード 1 で完了したものと見なします。
//V VARS CCULIB=SYS1.SCCULOAD //T0 EXEC PGM=IEFBR14 //T1 CALL MEMBER=MISC.JCL(COBCOMP),WAIT=YES,COND=(0,EQ,T0) //T2 EXEC PGM=IEFBR14,COND=(0,EQ,T1) //
構文:
ここで、
PARM='it's'
構文:
ここで、
//USERLIB DD DSN=MY.HEADERS,DISP=SHR,CCUEXT=(H,HPP)これは、拡張子 .h および .hpp (大文字小文字を区別しない) を持つすべての入力ファイルおよび 従属ファイルを、DD 名 USERLIB に割り当てられているデータ・セットに置くことを指定しています。 同じ拡張子を JCL スクリプト内で 2 回以上使用することはできません。
//COMPILE EXEC PGM=CBCDRVR,.. //SYSIN .. //SYSOUT DD CCUEXT=CCUOUT,DISP=(NEW,DELETE),SPACE=(32000,(30,30)), // DCB=(RECFM=VB,LRECL=137,BLKSIZE=882)プログラム CBCDRVR の実行後、SYSOUT の内容が読み込まれ、クライアントのファイル・システムでファイル COMPILE.SYSOUT としてクライアントへ戻されます。
//COMPILE EXEC PGM=CBCDRVR,.. //SYSIN .. //SYSOUT DD CCUEXT=CCUSTD,DISP=(NEW,DELETE),SPACE=(32000,(30,30)), // DCB=(RECFM=VB,LRECL=137,BLKSIZE=882)プログラム CBCDRVR の実行後、SYSOUT の内容が読み込まれ、STDOUT に置かれて、クライアントのファイル・システムでファイル COMPILE.SYSOUT としてクライアントへ戻されます。
//COMPILE EXEC PGM=CBCDRVR,.. //SYSIN .. //SYSOUT DD CCUEXT=CCUERR,DISP=(NEW,DELETE),SPACE=(32000,(30,30)), // DCB=(RECFM=VB,LRECL=137,BLKSIZE=882)プログラム CBCDRVR の実行後、SYSOUT の内容が読み込まれ、STDERR に置かれて、 クライアントのファイル・システムでファイル COMPILE.SYSOUT としてクライアントへ戻されます。
構文:
ここで、
例:
//DEFAULTS VARS EZEPID=USER, // SYSTEM=ZOSCICS
置換変数を使用してカードを変更することができます。
関連する概念
ビルド・スクリプト
疑似 JCL 置換変数
関連するタスク
z/OS 用の EGL ビルド・スクリプトの変更