コンソール・ユーザー・インターフェース

コンソール・ユーザー・インターフェース (ConsoleUI) は、EGL プログラムを 3270 やそれに類似したグリーン・スクリーン・タイプの端末に表示されるような文字と罫線のみの表示フォーマットで表示するインターフェースです。 ConsoleUI は Web ブラウザーには表示されず、エンド・ユーザーはキー・ストロークを通じてのみ、このインターフェースと対話することができます。ConsoleUI プログラムでは、マウスは使用されません。

ConsoleUI とテキスト・ユーザー・インターフェース (TextUI) は、どちらもユーザーとの対話にディスプレイ装置とキーボードを使用します。 しかし、画面に書式を表示した場合、この 2 つのユーザー・インターフェースは振る舞いが異なります。

注: EGL は、同じプログラム内での ConsoleUI と TextUI の両方の使用をサポートしません。

ConsoleUI を作成するには、ConsoleUI のエレメントを EGL ソース・ファイル内にコーディングし、egl.ui.console EGL システム・パッケージのエレメントを使用して ConsoleUI を作成します。 egl.ui.console システム・パッケージには、ライブラリー、ステートメント、レコード、および列挙のソース・パーツなど、ConsoleUI の作成に関連したすべてのソース・パーツが入っています。

画面とウィンドウ

ConsoleUI では、複数のウィンドウを同時に開いておくことができます。 デフォルトである最初に開かれるウィンドウは、全画面ウィンドウであり、画面 と呼ばれます。 それ以後に開かれるウィンドウは、互いに積み重ねられ、最上位ウィンドウがアクティブ・ウィンドウ です。 アクティブ・ウィンドウを閉じると、新しい最上位ウィンドウが新しいアクティブ・ウィンドウになります。

ConsoleForm

それぞれのウィンドウには、1 つの ConsoleForm を表示できます。ConsoleForm は、ウィンドウ内の書式のプロパティーを定義したレコードです。ConsoleForm のプロパティーは、Name、formSize、showBrackets、および delimiter です。

ConsoleForm は ConsoleField エレメントからなり、このエレメントは書式用に提示されるすべての属性を定義します。ConsoleField のプロパティーの例としては、binding、dataType、および inputRequired があります。

Menu

それぞれのウィンドウには、1 つの Menu を表示でき、これは、無制限の数の menuItemを持つことができます。 エンド・ユーザーは、このメニュー内を移動し、好みの menuItem を選択します。その menuItem は、EGL プログラム内でその menuItem へ関連付けられた OnEvent アクションを実行します。Menu のプロパティーは、labelText、labelKey、menuItem です。 menuItem のプロパティーの例としては、Name、comment、および help があります。

Prompt

プロンプト・エレメントにより、EGL プログラムはユーザーと対話して、特定の文字型情報を取り出すことができます。 Prompt のプロパティーは、isChar、message、messageKey、および responseAttr です。

注: ConsoleUI は、I4GL Screen Form 機能と同じ機能を提供します。
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