フィールド表示プロパティー

EGL フィールド表現プロパティーは、フィールドを画面内の出力に表示した場合に有効な特性を指定します。これは、 宛先が 3270 画面またはコマンド・ウィンドウの場合で、Web ブラウザーの場合は該当しません。

プロパティーには、次のものがあります。
また、宛先がプリンターまたは印刷ファイルの場合、フィールドを印刷可能出力に表示したときに以下のプロパティーが有効になります。

フィールド表示プロパティーは、テキスト書式からプログラムに戻されるデータに対しては有効ではなく、完全に出力用です。

color

color プロパティーは、テキスト書式内のフィールドの色を指定します。以下のいずれかを選択します。
  • black
  • blue
  • defaultColor (デフォルト)
  • green
  • pink
  • red
  • torquoise
  • white
  • yellow

defaultColor を割り当てた場合、次の表に示すように他の条件により表示色が決まります。

書式のすべてのフィールドに値 defaultColor が割り当てられているか protect の値 intensity の値 defaultColor が割り当てられたフィールドの表示色
yes yes または skip not bold blue
yes yes または skip bold white
yes no not bold green
yes no bold red
no いずれかの値 not bold green
no いずれかの値 bold white

highlight

highlight プロパティーは、フィールドを表示するための特殊効果がある場合にこれを指定します。有効な値は以下のとおりです。
blink
テキストの点滅を繰り返します。この値は COBOL 出力でのみ使用でき (ただし、EGL デバッガーでは使用不可)、エミュレーターごとにサポートは異なります。
noHighLight (デフォルト)
特殊効果を表示しないよう指定し、blink、reverse、または underline を抑止します。Java 出力では、この値と underline のみ使用できます。
reverse
テキストおよび背景色を反転し、 (例えば) 濃い背景色に淡色文字を表示した場合に背景色を明るくしてテキストを濃い色にします。この値は、COBOL 出力にのみ使用できます。
アンダーライン
フィールドの下部にアンダースコアーを配置します。Java 出力では、この値と noHighLight のみ使用できます。

輝度

intensity プロパティーは、表示フォントを強調する度合いを指定します。有効な値は以下のとおりです。
bold
テキストを太文字で表示します。
invisible
書式上にフィールドがあることを示さないようにします。
normalIntensity (デフォルト)
フィールドを太文字を使用せずに表示します。

outline

outline プロパティーを使用すると、2 バイト文字をサポートする装置上で、フィールドの端に線を描くことができます。有効な値は以下のとおりです。
box
フィールド内容の周囲にボックスを描きます。
noOutline (デフォルト)
線を描きません。
この他、ボックスのいずれかまたはすべての要素を指定することもできます。この場合、次の例のように 1 つ以上の値を大括弧で囲み、それぞれの値をコンマで区切ります。
  outline = [left, over, right, under]
それぞれの値は、以下のとおりです。
left
フィールドの左端に縦線を描きます。
over
フィールドの上端に横線を描きます。
right
フィールドの右端に縦線を描きます。
under
フィールドの下端に横線を描きます。

各書式フィールドの内容は、属性バイトで始まります。属性バイトを書式の最後の列に置き、outline 値を次の列に入れることはできません。 この場合、書式の端を超えてしまいます。(フィールドは、次の行に折り返しはしません。) 同様に、 属性バイトを書式の最初の列に置いて、outline 値をその列内に入れることもできません。outline 値は次の列にのみ現れます。

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