Web サービスのディスカバー

Web サービスは、 IBM® UDDI Business Registry などのパブリック・ビジネス・レジストリー、プライベート・ビジネス・レジストリー、 または WSIL 文書によって見つけることができます。 UDDI は、共通 XML フォーマットで実装されたビジネスおよびそのサービス記述の分散レジストリーを基にして、 Web サービスのディスカバリーを管理します。

Web サービス・インスペクション言語 (WSIL) は、UDDI の代わりにもなれば UDDI の補完的役割をも果たすサービス・ディスカバリー機構です。 WSIL を使うと、サービス・プロバイダーに直接アクセスして、 そのサービス・プロバイダーの提供しているサービスを要求することができます。 Web サービス・インスペクション言語仕様の詳細については、 www.ibm.com/developerworks/webservices/library/ws-wsilspec.html を参照してください。 UDDI および IBM UDDI Business Registry の詳細については、 www.ibm.com/services/uddi/index.html を参照してください。

Web サービス・エクスプローラーでは次の 2 通りの方法で Web サービスをディスカバーできます。

UDDI レジストリーからの Web サービスのディスカバー

レジストリーには、Web サービス WSDL 文書への URL 参照が含まれています。 Web サービスをディスカバーするには、その Web サービスの WSDL 文書を指す URL が解決可能でなければなりません。 Web サービス記述を検索するには、以下の手順を実行します。

  1. Web サービス・エクスプローラーを起動する。
  2. UDDI メイン」をクリックする。
  3. 「アクション」ペインでドロップダウン・リストからレジストリーを選択し、 「進む」をクリックする。
  4. 「アクション」ペインのツールバーで、「検索「検索」アイコンのピクチャー。 アイコンをクリックする。
  5. 「アクション」ペインに、照会名、検索対象、実行したい検索のタイプ、照会情報を入力する。
    1. 検索対象。 このリストでは、ビジネス、サービス、サービス・インターフェースの検索ができます。
      • ビジネス。 レジストリー内にビジネスを見つけたら、 「アクション」ペインのツールバーにある各種アイコンを使用して、以下の手順を実行します。
        • ビジネス詳細を表示して編集する
        • このビジネスと関連するサービスを取得する
        • サービスを公開する
        • 参照済みサービスを管理する
        • パブリッシャー表明を管理する
        • ビジネスを「お気に入り」へ追加する
        • ビジネスを非公開にする
      • サービス。 レジストリー内にサービスを見つけたら、 「アクション」ペインのツールバーにある各種アイコンを使用して、以下の手順を実行します。
        • サービス詳細を表示して編集する
        • このサービスと関連するビジネスを取得する
        • そのサービスと関連するサービス・インターフェースを取得する
        • WSDL ファイルを Eclipse ワークベンチにインポートする
        • サービス WSDL ファイルをファイル・システムにインポートする
        • 「Web サービス」ウィザードを起動する
        • サービスを「お気に入り」へ追加する
        • サービスを非公開にする
      • サービス・インターフェース。 レジストリー内でサービス・インターフェースを見つけたら、 「アクション」ペインのツールバーにある各種アイコンを使用して、以下の手順を実行します。
        • インターフェース詳細を表示して編集する
        • このサービス・インターフェースと関連するサービスを取得する
        • このサービス・インターフェースと関連するビジネスを取得する
        • サービス・インターフェース WSDL ファイルを Eclipse ワークベンチにインポートする
        • サービス・インターフェース WSDL ファイルをファイル・システムにインポートする
        • 「Web サービス」ウィザードを起動する
        • サービス・インターフェースを「お気に入り」に追加する
        • サービス・インターフェースを非公開にする
    2. 検索のタイプ。 この各種ラジオ・ボタンを使用すると、 単純な検索にするか詳細な検索にするか、あるいは汎用固有 ID (UUID) 別に検索するかを指定することができます。
      単純
      検索するビジネス、サービス、サービス・インターフェースの名前を入力します。 注: 検索セットのサイズは 100 に設定され、戻される結果の最大数はデフォルトで 10 に設定されています。 デフォルトをオーバーライドするには、拡張検索を使用してください。 
      拡張
      検索オプションを追加指定して検索の範囲を絞りこむことができます。 複数のビジネスまたはサービスを検索する場合はこのオプションを選択してください。
      UUID
      UUID キーが入力できます。 UUID キーとは、公開されたオブジェクトに関連付けられている ID のことです。
  6. 必要なビジネス・サービス記述を検索およびディスカバーしたら、 サービスまたはサービス・インターフェースを選択し、 「インポート」アイコンをクリックして、以下の手順を実行します。
    • WSDL 文書を Web プロジェクトにインポートする。
    • WSDL 文書をテスト用に WSDL エクスプローラーにインポートする。
    • Web サービス・エクスプローラーから「Web サービス・スケルトン作成」ウィザード、 または「Web サービス・クライアント」ウィザードを直接起動する。

WSIL 文書からの Web サービスのディスカバー

Web サービス記述を検索するには、以下の手順を実行します。

  1. Web サービス・エクスプローラーのツールバーにある「WSIL ページ」アイコン 「WSIL ページ」アイコンのピクチャー をクリックする。
  2. ナビゲーター・ペインの「WSIL メイン」をクリックする。
  3. 「アクション」ペインの「WSIL 文書を指す URL」フィールドに、 WSIL 文書を指す URL か、WSIL 文書へのリンクを含む HTTP 文書を指す URL を入力する。 HTTP ファイルに WSIL へのリンクを設定する方法について詳しくは、 http://www.ibm.com/developerworks/webservices/library/ws-wsilspec.html を参照してください。
  4. WSIL 文書を探し出したら、 「アクション」ペインのツールバーにある各種アイコンを使って、以下の手順を実行します。
    • WSIL 文書明細を表示する
    • WSIL 文書と関連のある WSDL サービスすべてをリストする
    • WSIL 文書と関連のある UDDI サービスすべてをリストする
    • WSIL 文書と関連のある UDDI ビジネスすべてをリストする
    • WSIL 文書と関連のある WSIL リンクすべてをリストする
    • WSIL 文書をファイル・システムへインポートする
    • 「お気に入り」へ WSIL 文書を追加する
    重要: IBM Web サービス・エクスプローラーに、WSDL ファイルのインポート先プロジェクトが表示されない場合は、 プロジェクトが作成されていることを確認し、「最新表示」アイコンをクリックしてください。
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