組み込みメッセージングを使用するためのリモート WebSphere サーバーの設定

組み込みメッセージングによって、リモート JMS ランタイム環境内のユーザー・アプリケーションを 完全にテストして、公開することができます。

重要: このタスクは、ユーザーが WebSphere® Application Server インストーラーを使って組み込みメッセージングをインストールするときにのみ必要です。ユーザーが組み込みメッセージングを WebSphere Studio インストーラーを使ってインストール済みの場合はこのタスクは不要です。
リモート・マシン上の WebSphere サーバーの組み込みメッセージングを構成する方法は、以下のとおりです。
  1. 組み込みメッセージング、およびパブリッシュとサブスクライブのサポートを WebSphere Application Server と同じマシンにインストールする。
  2. リモート・マシンのシステム・パス環境変数に WebSphere の bin ディレクトリーと 3 つの MQ バイナリー・ディレクトリーが含まれていることを確認する。
  3. テスト環境サーバーとして同じノード名とサーバー名を持つ、キュー・マネージャーをインストールする。デフォルト値は localhostserver1 です (例: WAS_localhost_server1)。

    例えば、デフォルト・ロケーションを使用して、WebSphere の bin ディレクトリーから以下のコマンドを実行して、必要とする QueueManager を作成する。

    c:¥Program Files¥WebSphere¥AppServer¥bin>createmq
    "c:¥Program Files¥WebSphere¥AppServer" localhost localhost server1 
    "c:¥Program Files¥IBM¥WebSphere MQ"
    "c:¥Program Files¥IBM¥WebSphere MQ¥WEMPS"
    createmq バッチ・ファイルは、WebSphere Application Server インストール・ルートに相対する同じディレクトリー内のスタンドアロン WebSphere Application Server マシン上にあります。
  4. 新規の WebSphere v5.x サーバーを作成する。
  5. 「サーバー構成」ビューで、サーバーをダブルクリックする。サーバー・エディターが開きます。
  6. 環境」タブをクリックする。
  7. ws.ext.dirs セクション内で、 「パスの追加」ボタンをクリックし、組み込みメッセージングの Java™ インプリメンテーション・クラスを含むディレクトリーを ws.ext.dirs クラスパスに追加する。 デフォルト値は、以下のとおりです。
    • Windows の場合C:¥Program Files¥IBM¥WebSphere MQ¥java¥lib.
    • Linux の場合/opt/mqm/java/lib です。
    • AIX の場合/usr/mqm/java/lib です。
  8. Linux の場合AIX の場合「Java ライブラリー・パス」セクションで、 MQ バイナリー・ファイルのパスを入力し、「システム・パスに追加 (Append to system path)」ラジオ・ボタンを選択する。 デフォルトのパスは、以下のとおりです。
    • Linux の場合 /opt/mqm/java/lib:/opt/wemps/lib です。
    • AIX の場合/usr/mqm/java/lib:/usr/opt/wemps/lib です。
  9. 変数」タブをクリックする。
  10. 「ノード設定」セクションの「定義済み変数」テーブルで、MQ_INSTALL_ROOT 変数を選択して「編集」ボタンをクリックする。 「変数の編集」ダイアログ・ボックスが開く。
  11. 」フィールドに、 組み込みメッセージング・インストール・パスのロケーションを入力して、「OK」をクリックする。 デフォルト値は、以下のとおりです。
    • Windows の場合C:¥Program Files¥IBM¥WebSphere MQ です。
    • Linux の場合/opt/mqm です。
    • AIX の場合 /usr/mqm です。
  12. WAS_PUB_SUB_ROOT 変数を編集して、WebSphere 組み込みメッセージングのパブリッシュとサブスクライブのインストール・パスを入力する。 デフォルト値は、以下のとおりです。
    • Windows の場合C:¥Program Files¥IBM¥WebSphere MQ¥WEMPS です。
    • Linux の場合/opt/wemps です。
    • AIX の場合 /usr/opt/wemps です。
  13. Linux の場合AIX の場合リモート・マシン上で、 Agent Controller をインストールした serverconfig.xml ファイルに環境変数 WEMPS_REGISTRY を追加する。 serverconfig.xml ファイルで、この変数は、wteRemoteV5.exe のアプリケーション構成セクションに あります。例えば、以下のようになります。
    <変数名="WEMPS_REGISTRY" 位置="prepend" 値="/var/wemps/registry"></Variable>
    ここで、/var/wemps/registry はこの変数のパスです。
  14. サーバーを保管してエディターを閉じる。
注: 組み込みメッセージングを実行中のサーバーを停止する場合、これが実行されていない場合よりも長い時間がかかります。サーバーが応答していないというメッセージを受け取った場合は、 「キャンセル」をクリックすると、サーバーはシャットダウンします。
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