EGL の transfer 文は、メインプログラムから別のプログラムに制御権を与えて、転送側のプログラムを終了します。 さらにオプションで、受け取り側プログラムの入力レコード に受け入れられるデータを持っているレコードを渡します。呼び出し先プログラムでは、transfer 文は使用することができません。
EGL は、CICS XCTL コマンドでこの文を実装し、 そのコマンドの COMMAREA オプションを使用してレコードを受け渡します。 その後、レコード・データは CICS 共通域の最初のバイトで開始します。
トランザクションの初期プログラムがメイン・バッチ・プログラムである場合は、 メイン・トランザクション・プログラムへの制御権移動はサポートされません。 初期プログラムがメイン・トランザクションの場合、I/O PCB をアクセスする メイン・バッチ・プログラムへの移動は無効です。
リンケージ・オプション・パーツである transferLink エレメントは、Java コードから Java コードへ制御権を移動する場合は何の効果も与えませんが、それ以外では意味があります。
VisualAge Generator との互換性モードで実行している場合は、VisualAge Generator からマイグレーションされたプログラムの場合のように、transfer 文で externallyDefined オプションを指定することができます。ただし、その代わりにリンケージ・オプション・パーツに等価な値を設定することをお勧めします。 VisualAge Generator との互換性モードについての詳細は、『VisualAge Generator との互換性』を参照してください。
関連リファレンス
transferName