エンティティーの値を別のエンティティー内で再使用すると、さまざまな方法で時間を節約できます。 たとえば、値が長くて複雑な場合は、値を毎回手作業で入力するよりも、エンティティーを単に再使用したほうがはるかに効率的です。 また、値を変更する場合に 1 個所の値を変更するだけで済みます。
次の説明は Resource パースペクティブを対象にしていますが、他のさまざまなパースペクティブでも使用できます。
別のエンティティーを再使用するエンティティーを作成することができます。このためには、次の手順で行います。
これにより、まったく同じ値を持つエンティティーが 2 つできました。
ブックの各ページの最後に、著作権を入れる必要があります。偶数ページには「Copyright 2003」を、奇数ページには 「Copyright 2003. MyCompany Publishing」を入れる必要があります。最初に、簡単な値のエンティティーを宣言し、 次に、より複雑な値のエンティティーを作成します。
これで、著作権日付に変更がある場合は、1 か所のみを変更すればよく、2 か所を変更する必要はありません。
注: CompanyCopyright エンティティー内で参照できるように、CopyrightDate エンティティーをパラメーター・エンティティーにする必要があったので、このエンティティーを XML ファイル内で使用することはできません。 XML ファイル内で使用する場合は、値 %CopyrightDate; を指定した 3 番目のエンティティー XMLCopyrightDate を作成し、XML ファイル内でこのエンティティーを代わりに使用する必要があります。
XML 文書内でエンティティーを使用するには、アンパーサンド & の後にエンティティーの名前を指定し、末尾にセミコロン ; を付ける必要があります。 したがって、XML 文書内で偶数ページで作業する場合には、
&XMLCopyrightDate; のように指定して、
XMLCopyrightDate エンティティーを呼び出す必要があります。 CopyrightDate エンティティーを呼び出すことはできないことに注意してください。それは、パラメーター・エンティティーを CompanyCopyright エンティティー内で参照できるように、CopyrightDate エンティティーを設定する必要があったためです。
奇数ページを作成する場合には、
&CompanyCopyright; と指定して、
CompanyCopyright エンティティーを呼び出す必要があります。