uiType

プロパティー uiType は、 VGWebTransaction 型のプログラムが、VGUIRecord 型のレコードを表示する show または converse 文を発行する際に作成される HTML タグを指定します。

有効な値は列挙型 UITypeKind です。
hidden
レコード・フィールドが 1 つ以上の HIDDEN タイプの HTML <INPUT> タグに変換されます。この場合、ユーザーがレコード・フィールドにプログラマチックに割り当てる値は、 Web ページから呼び出されたすべてのプログラムに対して使用可能です。 ただし、ユーザーに表示されるのは、ユーザーがブラウザー固有のキー・ストロークの方法で Web ページ・ソース を検討する場合のみです。ユーザーに値を表示しないようにする場合、 uiType 値 hidden を使用しないで、uiType 値 none の使用を考慮してください。
input
ユーザーによる値の割り当てを可能にする 1 つ以上の HTML タグに、 レコード・フィールドが変換されます。他の宣言時設定に従った HTML タグのタイプ。

EGL ランタイムは、uiType が入力データである値で入力編集を実行します。 変換されたタグは、プログラマチックに割り当てられた値を表示することができますが、 EGL ランタイムはこれらの値で出力フォーマットを実行しません。

inputOutput
レコード・フィールドが、ユーザーによる変更が可能な初期表示値を持つ 1 つ以上の HTML タグに変換されます。 他の宣言時設定に従った HTML タグのタイプ。

EGL ランタイムは、uiType が inputOutput である値で出力フォーマットと 入力編集の両方を実行します。

none
レコード・フィールドが、ブラウザーに送信される HTML から除外されます。 ほとんどの場合、このフィールドは層 2 および 3 で使用可能です。

レコード・フィールドは層 2 で実行する編集機能で使用することができますが、VGUI レコードが returning to 文節を持つ converse 文または show 文の いずれかによって提示される場合に限られます。

VGUI レコードが returning to 文節のない show 文によって提示される場合、 ユーザーがページを送信した後で使用する目的で、層 2 にレコード・フィールドを保管することはできません。 これは、ユーザーがページを送信した後、UI レコード Bean および UI レコード・オブジェクトが そのブラウザーからのデータ (そのブラウザーからのみ) で作成されるためです。

レコード・フィールド (uiType が none である) が、uiType が送信されるフィールド submitBypass または programLink のリンク・パラメーター として使用される場合、EGL ランタイムは、 uiType none を uiType hidden として処理し、生成されたフィールドを HTML に組み込みます。

output
レコード・フィールドの値が、HTML に置かれます。HTML 出力の外観の一部は、 他の宣言時設定に従って、異なります。

ユーザーは Web ページ上の出力値を変更するためにデータを 入力することはできませんが、場合によっては、リストから 1 つ以上の出力値を選択することができます。 この場合、プログラムに対して使用可能になるように選択が行われます。

EGL ランタイムは、 uiType が出力であるフィールド上で出力フォーマットを実行します。

programLink
レコード・フィールドが、ハイパーテキスト・リンクとして表示される HTML <A> タグに変換されます。 プロパティー @programLinkData を使用して、ユーザーがハイパーテキスト・リンクをクリックした場合に 呼び出される VGWebTransaction プログラムを指定します。
submit
レコード・フィールドが、SUBMIT タイプの HTML <INPUT> タグに変換されます。 ユーザーが、そのタグによって生成される SUBMIT ボタンをクリックすると、 層 2 の EGL ランタイムがユーザーの入力で編集を実行し、(編集が正常に行われると) ユーザー・データ (SUBMIT ボタンの値も含む) を層 3 のプログラムに送信します。 このボタンの値は、submit 値フィールドに保管されます。
submitBypass
レコード・フィールドが、SUBMIT タイプの HTML <INPUT> タグに変換されます。 ユーザーが、そのタグによって生成される SUBMIT ボタンをクリックすると、 ボタンの値は submit 値フィールドに保管され、第 3 層でプログラムに対して使用可能にされます。 残りのユーザー入力は無視されます。

uiType が submitBypass であるフィールドの 主な使用は、「終了」ボタンを定義することです。

uiForm
レコード・フィールドが、HTML <FORM> 構造に変換されます。 これは、Web トランザクションが Web ページを提示する際に提供される デフォルトの HTML <FORM> 構造とは分離しています。

プロパティー @programLinkData を使用して、 ユーザーが派生 <FORM> 構造内から SUBMIT ボタンをクリックすると呼び出される VGWebTransaction プログラムを 指定します。 そのプログラムに送信されたデータには、 Web ページを提示するプログラムから受信するデータおよびユーザーからのデータを組み込むことができます。

関連概念
EGL プロパティーの概要

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