dateFormat

dateFormat プロパティーは、日付の形式を識別します。

有効な値は以下のとおりです。
"pattern"
pattern の値は、『日付、時刻、およびタイム・スタンプのフォーマット指定子』に示す一連の文字から構成されます。

完全な日付指定の先頭または末尾から文字を除去することができますが、中央から文字を除去することはできません。

defaultDateFormat
ページ・フィールドについて指定された場合、defaultDateFormat の値はランタイム Java™ ロケールで指定された日付形式です。書式フィールドに指定された場合、 デフォルトのパターンは、systemGregorianDateFormat を選択した場合に等しくなります。
eurDateFormat
「dd.MM.yyyy」パターン (IBM® 欧州標準規格の日付形式)。
isoDateFormat
「yyyy-MM-dd」パターン (International Standards Organization (ISO) により指定された日付形式)
jisDateFormat
「yyyy-MM-dd」パターン (日本工業規格 (JIS) 日付形式)。
usaDateFormat
「MM/dd/yyyy」パターン (IBM USA 標準規格の日付形式)。
systemGregorianDateFormat
dd (日数)、MM (月数)、および yy か yyyy (年数) を、d、M、y または数字以外の、区切り文字として使用される文字と一緒に含む、8 または 10 文字のパターン。
Java ランタイム・プロパティーに形式が指定されています。
  vgj.datemask.gregorian.long.NLS
NLS
Java ランタイム・プロパティー vgj.nls.code に指定されている NLS (各国語サポート) コード。このコードは、『targetNLS』にリストされているコードの 1 つです。大文字の英語 (コード ENP) はサポートされていません。

vgj.nls.code の詳細については、『Java ランタイム・プロパティー (詳細)』を参照してください。

systemJulianDateFormat
DDD (日数)、および yy か yyyy (年数) を、D、y、または数字以外の、区切り文字として使用される文字と共に含む、6 または 8 文字のパターン。
次の Java ランタイム・プロパティーに形式が指定されています。
  vgj.datemask.julian.long.NLS
NLS
Java ランタイム・プロパティー vgj.nls.code に指定されている NLS (各国語サポート) コード。このコードは、『targetNLS』にリストされているコードの 1 つです。大文字の英語 (コード ENP) はサポートされていません。

vgj.nls.code の詳細については、『Java ランタイム・プロパティー (詳細)』を参照してください。

このプロパティーは DataItem パーツで使用可能であり、次のコンテキストで現れるフィールドにおいて意味を持ちます。
このプロパティーは入出力の両方に使用しますが、以下の場合は使用しません。

内部日付形式

ユーザーが有効なデータを入力すると、日付は、フィールドに指定された形式から以降の検証で使用される内部形式へと 変換されます。

文字データの内部形式は、システムのデフォルトの形式と同じで、区切り文字を含みます。

数値データの場合、内部形式は以下のとおりです。
  • グレゴリオ暦 (短) 00yyMMdd
  • グレゴリオ暦 (長) 00yyyyMMdd
  • ユリウス暦 (短) 0yyDDD
  • ユリウス暦 (長) 0yyyyDDD

日付の長さに関する考慮事項

書式内で、書式上のフィールド長は、指定するフィールド・マスクの長さ以上であることが必要です。 フィールド長は、日付の内部形式を保持するのに十分な長さであることが必要です。

ページ・フィールドでは、規則は以下のとおりです。
  • フィールド長が、指定された日付マスクに十分な長さで、これを超えることがない
  • 数値フィールドの場合、区切り文字は長さの計算から除外される

次の表に例を示します。

形式タイプ 書式フィールド長 ページ・フィールドの最小長さ (文字型) ページ・フィールドの有効長さ (数値型)
短いグレゴリオ暦 yy/MM/dd 8 8 6
長いグレゴリオ暦 yyyy/MM/dd 10 10 8
短いユリウス暦 DDD-yy 6 6 5
長いユリウス暦 DDD-yyyy 8 8 7

日付の入出力に関する考慮事項

変数フィールドに入力されたデータは、指定された形式で日付が入力されたかチェックされます。ユーザーは、日付および月の先行ゼロを入力する必要はなく、(例えば) 08/05/1996 でなく 8/5/1996 を指定することができます。ただし、区切り文字を省略した場合は、先行ゼロをすべて入力する必要があります。

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