UML の図を用いた Java アプリケーションのビジュアルな開発

統一モデリング言語 (UML) の図を使用すると、緊密に統合された単一の開発環境において、Java™ アプリケーションの成果物をビジュアルに表現して開発することができます。

UML の図を使用すると、 既存のシステムを表示して分析し、システムのコンポーネントや相互関係を識別したり、システムの表示を別の形式で作成したりすることができます。UML の図を使用すると、システムの構造情報を、コードから高い抽象レベルの新しい形式に自動的に抽象化することができます。システムを再設計することで、保守容易性を改善し、また最初の開発時の設計を使用することなく、システムの複製を作成できます。また、ターゲット・システムを変更したり、新しいシステムを開発して生成することもできます。

UML クラス図では、アプリケーションのコンポーネントまたは要素の一部または全部が図示されます。クラス図を使用すると、Java のクラスとインターフェースの構造と関係を、ビジュアルに表現して作成できます。アプリケーションのクラスのサブセットを使用することで、アプリケーションの理解、コラボレーション、開発を行うための独自のコンテキストを作成できます。また、クラス図から Java 要素を直接開発することもできます。

UML のシーケンス図を使用すると、Java アプリケーションの振る舞いと相互作用をビジュアルに表現して開発したり、 Java メソッドをビジュアルに表現したりすることができます。

一時的な編集不可のブラウズ図を使用して、静的なビューを簡単に作成したり、アプリケーションの既存の関係を探索したりできます。また、編集不可のトピック図を使用すると、コンテキストおよび照会を基にしてアプリケーションの動的ビューを作成できます。

また、UML のダイアグラム・イメージを含む Javadoc HTML 文書を生成し、ソース・コードに関するさらに詳しい情報を提供することもできます。

関連資料
UML モデリングのベスト・プラクティス
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