EGL コマンド・ファイル

EGL コマンド・ファイルには、ワークベンチの外部で出力を生成する際に処理したい EGL ファイルを指定します。この EGL ファイルは、ワークベンチ・バッチ・インターフェース (コマンド EGLCMD) または EGL SDK (コマンド EGLSDK) のいずれを使用しているかにかかわらず指定できます。EGL コマンド・ファイルは、次の 2 つの方法で作成できます。
コマンド・ファイルは XML ファイルです。ファイル名には、拡張子 .xml を付ける必要があります。ファイル名には、大文字と小文字を自由に使用できます。ファイル・コンテンツは、次の文書型定義 (DTD) に準拠している必要があります。
installationDir¥egl¥eclipse¥plugins¥
com.ibm.etools.egl.utilities_version¥
dtd¥eglcommands_5_1.dtd
installationDir
製品のインストール・ディレクトリー。例えば、C:¥Program Files¥IBM¥RSPD¥6.0 など。 これから使用しようとしている製品をインストールする前に Rational® Developer 製品をインストールし、保持していた場合は、以前のインストールで使用されていたディレクトリーを指定することが必要になる場合があります。
version
インストール済みのプラグインのバージョン (例: 6.0.0)

次の表は、DTD でサポートされている要素と属性をまとめたものです。要素名および属性名には、大/小文字の区別があります。

要素 属性 属性値
EGLCOMMANDS (必須) eglpath

eglpath』で説明しているように、eglpath 属性は、EGL が import 文でパーツ名を解決するときに検索するディレクトリーを指定します。この属性は、必要に応じて指定します。属性を指定すると、1 つ以上のディレクトリー名を含む引用符付きストリングが参照されます。(引用符付きストリング内にディレクトリー名が複数存在する場合は、ディレクトリー名とディレクトリー名の間がセミコロンで区切られています)

この属性は、コマンド EGLSDK がコマンド・ファイルを参照している場合にのみ使用されます。コマンド EGLCMD が使用中の場合、eglpath の値は無視されます。その代わりに、import 文は、EGL プロジェクト・パスに従って解決されます。詳細については、『インポート』を参照してください。

buildDescriptor (省略可: 『ビルド記述子パーツ』で説明するマスター・ビルド記述子を使用している場合は、この値を指定する必要はありません) name 生成をガイドするビルド記述子パーツ名。ビルド記述子は、EGL ビルド (.eglbld) ファイルのトップレベルになければなりません。

EGLCMD または EGLSDK を呼び出すときに指定するビルド記述子オプションは、EGL コマンド・ファイルにリストされているビルド記述子オプションよりも優先されます。

file ビルド記述子を含む EGL ファイルの絶対パスまたは相対パス。EGLCMD に指定する相対パスは、Enterprise Developer ワークスペースのパス名を基準にした相対パスです。EGLSDK に指定する相対パスは、コマンドを実行するディレクトリーを基準にした相対パスです。

パス名にスペースが含まれる場合は、パス名を二重引用符で囲む必要があります。

generate (オプション) file 処理したいパーツを含む EGL ファイルの絶対パスまたは相対パス。EGLCMD に指定する相対パスは、Enterprise Developer ワークスペースのパス名を基準にした相対パスです。EGLSDK に指定する相対パスは、コマンドを実行するディレクトリーを基準にした相対パスです。

パス名にスペースが含まれる場合は、パス名を二重引用符で囲む必要があります。

ファイル属性を省略すると、生成は実行されません。

コマンド・ファイルの例

このセクションでは、コマンド・ファイルを 2 つ説明します。EGL ソース・ファイルが存在するディレクトリー内で EGLSDK コマンドを実行する場合は、EGLCMD コマンドと EGLSDK コマンドのいずれを使用するかにかかわらず、2 つのファイルで生成される結果は同じになります。

次のコマンド・ファイルには、ビルド記述子 myBDescPart を使用してプログラム myProgram を生成する generate コマンドが含まれています。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!DOCTYPE EGLCOMMANDS PUBLIC "-//IBM//DTD EGLCOMMANDS 5.1//EN" "">
<EGLCOMMANDS eglpath="C:¥mydata¥entdev¥workspace¥projectinteract">
    <generate file="projectinteract¥myProgram.eglpgm">
        <buildDescriptor name="myBDescPart" file="projectinteract¥mybdesc.eglbld"/>
    </generate>
</EGLCOMMANDS>

次の例には、generate コマンドが 2 つ含まれています。どちらのコマンドも、マスター・ビルド記述子を暗黙的に使用します。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!DOCTYPE EGLCOMMANDS PUBLIC "-//IBM//DTD EGLCOMMANDS 5.1//EN" "">
<EGLCOMMANDS eglpath="C:¥mydata¥entdev¥workspace¥projecttrade">
    <generate file="projecttrade¥program2.eglpgm"/>
    <generate file="projecttrade¥program3.eglpgm"/>
</EGLCOMMANDS>
フィードバック
(C) Copyright IBM Corporation 2000, 2005. All Rights Reserved.