データ・テーブルの行選択の使用可能化

データ・テーブルの 1 つまたは複数の行を選択して、その行に対するアクションを実行するための機能を追加できます。

データ・テーブルをページ上に配置した後、行選択サポートを追加することができます。
  1. データ・テーブルを選択します。
  2. データ・テーブルのプロパティー・ビューの「行アクション」タブで、「選択列をテーブルに追加 (Add selection column to the table)」の横の「追加」をクリックします。 新しい列がデータ・テーブルの左端に追加されます。この列にはチェック・ボックスが含まれています。(後ほど、行選択列を除去する場合は、「追加」 ボタンが 「除去」ボタンに変わることに注意してください。)
  3. 新しい列のチェック・ボックスを選択します。
  4. inputRowSelect のプロパティー・ビューで、次のようにします。
    1. チェック・ボックスでプロパティーとスタイルを設定するか、デフォルトのチェック・ボックス代わりに使用する新しいイメージを選択することができます。
    2. データ・テーブルのフッターに選択ツールバーを追加するには、「選択ツールバーの追加」の横の「追加」をクリックします。 (ツールバーはヘッダーに移動することもできます。) ユーザーは選択ツールバーで、行を選択することができます。
    3. データ・テーブルのフッターに選択コンボ・ボックスを追加するには、「選択コンボ・ボックスの追加」の横の「追加」をクリックします。 (コンボ・ボックスはヘッダーに移動することもできます。) 選択コンボ・ボックスでは、ユーザーは行をすべて選択するか、1 行も選択しないことができます。
  5. 行選択コンポーネントのバインドには幾つかのオプションがあります。
    • コレクションを実装するオブジェクト (例えば、AbstractList)。 ページが実行されると、コレクションには「パラメーター」タブで内容が定義された MAP オブジェクトが含まれます。このオプションを実装するには、inputRowSelect の下の「パラメーター」タブをクリックして、行選択列とデータ・ソースを関連付けるパラメーターを追加します。 またこれは選択された行を識別します。inputRowSelect のパラメーターのプロパティー・ビューが開いた後、「パラメーターの追加」をクリックしてパラメーターを追加します。そして、デフォルトのパラメーター名を選択して新しい名前をつけます。パラメーターの値を選択して、値の隣りに表示されるボタンをクリックし、「ページ・データ・オブジェクト選択」ダイアログを表示します。このダイアログで、データ・テーブルのデータ・ソースの 主キーのフィールドを選択し、「OK」をクリックします。行選択がデータ・ソースにバインドされます。
    • Boolean[] または boolean[] オプション。この配列は dataTable の行に対応します。最初の行は [0] に対応します。
    • Integer[] または int[] オプション。この場合、配列には選択した行のインデックスが含まれます。配列長は行選択コンポーネントの要求に応じて変更されます。インデックスは、dataTable にバインドされたデータの特定の行のアクセスに使用されます。
    • データ・テーブル (dataTable) にバインドされたデータのリストの列にバインドするときは「ブール」オプション。
  6. 選択した行でアクションを実行するためのボタンを 1 つ以上追加します。
    1. コマンド - ボタン・コンポーネント (またはコマンド - ハイパーリンク・コンポーネント) をパレットからページへドラッグします。
    2. ボタンのプロパティー・ビューの「表示オプション」タブで、「ボタン・ラベル」フィールドにボタンのラベルを入力します。
    3. ボタンの他の属性を設定します。
  7. ボタンのクイック編集ビューでボタンにアクションを関連付けます。
    1. 「ページへジャンプ」、「フォームの追加」、「レコードの更新」、「レコードの削除」などのコーディング済みアクションを追加するには、クイック編集ビューの右ペインで右クリックし、「断片の挿入」メニューからアクションを選択します。
    2. 独自のアクションをコーディングする場合は、クイック編集ビューの右ペインで左クリックし、デフォルトのコードを削除して独自のコードを追加します。
    3. アクションを使用してパラメーターを渡す例については、『データ・テーブルでのパラメーターの引き渡し』、または『 JSP ページ間でのパラメーターの引き渡し』を参照してください。
inputRowSelect コンポーネントは、その値が以下のオブジェクト・タイプのいずれかにバインドされている必要があります。バインドされる値は、非ヌル・オブジェクトに設定されていなければなりません。RowSelect の値は通常 Java™ Bean に保管されています。以下のオプション・リストの最初の 3 つのオプションは、 dataTable がリスト・オブジェクトを再ロードして、アクション・コードで使用できるようにする時に実行すると、より効率が良いことに注意してください。この値はレンダリングと通知応答の両方に使用されます。
関連概念
JavaServer Faces
データ・テーブル・コンポーネント
関連タスク
データ・テーブルの追加
データ・テーブルへのヘッダーおよびフッターの追加
行アクションのデータ・テーブルとの関連付け
データ・テーブルへの行カテゴリー・サポートの追加
データ・テーブルへの行編集の追加
データ・テーブルでのパラメーターの引き渡し
JSP ファイル間でのパラメーターの引き渡し
Faces JSP ファイルのナビゲーションの作成
関連資料
データ・テーブル
Faces コンポーネント参照
Faces コンポーネントの属性
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