EGL ソース形式のインターフェース・パーツ

インターフェースの概要については、『EGL インターフェース』を参照してください。 EGL ソース・ファイルでインターフェースを宣言することができます。 詳細については、『EGL ソース形式』に説明します。

Interface パーツの構文図は、以下のとおりです。

Interface パーツの構文図
Interface interfacePartName ... end
パーツをインターフェースとして識別し、パーツ名を指定します。命名の規則については、『命名規則』を参照してください。
extendsextendedInterfaceName
インターフェースが、他の指定されたインターフェースおよび 指定されたインターフェースの拡張元の関数を、任意のレベルの継承まで 継承することを示します。

インターフェースの関数記述が、継承された関数記述と同じ名前を持つ場合、 インターフェースの関数記述によって、継承された記述がオーバーライドされます。

インターフェースは、同じ引数リストを持つ複数の関数を継承できますが、 そのような 2 つの関数が異なる戻りの型を持つ場合、または 1 つが戻りの型を持ち、 もう 1 つが戻りの型を持たない場合、コンパイル時エラーが発生します。

インターフェースは同じサブタイプのインターフェースのみを拡張できます。 例えば、JavaObject 型のインターフェースは、 BasicInterface 型のインターフェースを拡張できません。

subtype
以下のサブタイプのいずれか
BasicInterface (デフォルト)
アクセス・サービスの場合
JavaObject
Java™ コードのアクセス用
PropertyList
プロパティーのリスト。詳細については、関心のあるプロパティーの該当トピックを参照してください。
  • BasicInterface 型のインターフェース
  • JavaObject 型のインターフェース
static
関数は Interface 型の変数に固有ではないが、 以下のように呼び出すことができることを示します。
  interfaceName.functionName
interfaceName
Interface パーツの名前。
functionName
関数の名前。
functionName
EGL コードで使用される関数の名前。
parmList
コンマで次のエントリーと区切られた、1 つのエントリーを持つ各パラメーター、タイプ、および修飾子 (IN、OUT、または INOUT)。

JavaObject 型のインターフェースを作成する場合、 パラメーターを BOOLEAN 型とすることができ、組み込み EGL インターフェース BooleanLib により、ブール値と整数値を変換することができます。 詳細については、『JavaObject 型のインターフェース』を参照してください。

EGL ウィザードが BasicInterface 型のインターフェースを作成し、配列またはレコードを戻す Web サービスにアクセスする場合 (EGL 以外の言語で書き込まれている場合に可能)、 戻り値は指定されず、その代わりに、ウィザードが次のように振る舞います。
  • 戻り値の型を指定し、OUT 修飾子を組み込んで、 パラメーター・リストの最後にパラメーターを追加します。 次に、
  • @WSDL プロパティー・フィールド isLastParamReturnValueyes に設定します。
returns (returnType)
関数が呼び出し側に戻すデータ (もしあれば) を記述します。

JavaObject 型のインターフェースで、 戻りの型は BOOLEAN とすることができ、組み込み EGL インターフェース BooleanLib により、ブール値と整数値を変換することができます。 詳細については、『JavaObject 型のインターフェース』を参照してください。

EGL ウィザードが BasicInterface 型のインターフェースを作成し、配列またはレコードを戻す Web サービスにアクセスする場合 (EGL 以外の言語で書き込まれている場合に可能)、 戻り値は指定されず、その代わりに、ウィザードが次のように振る舞います。
  • 戻り値の型を指定し、OUT 修飾子を組み込んで、 パラメーター・リストの最後にパラメーターを追加します。 次に、
  • @WSDL プロパティー・フィールド isLastParamReturnValueyes に設定します。
functionDescriptionProperties
以下のプロパティーはサポートされます。
@WSDL
EGL が、Java JAX-RPC ランタイム・コードとの相互作用で使用するために、 Web サービス記述言語 (WSDL) 定義からデータを抽出できるようにします。 @WSDL プロパティー・フィールドおよびその型は以下のとおりです。
elementName String
このプロパティー・フィールドが存在する場合、値は、 インターフェースによってアクセスを受けているサービスの WSDL 操作エレメントの名前と 完全に一致しなければなりません。プロパティー・フィールドが存在しない場合、Interface パーツの名前は WSDL 操作エレメントの名前と完全に一致しなければなりません。どちらの場合も、 一致は大/小文字の区別をします。 例えば、名前 myFunctionMYFUNCTION とは異なります。
namespace String
このプロパティー・フィールドは、関数記述のコンテキストでは無視されます。
isLastParamReturnValue BooleanKind
parmList の最後のパラメーターが関数の戻り値を参照するかどうかを示します。 デフォルトは no で、関数記述の最後のパラメーターが その関数自体の最後のパラメーターを参照することを意味します。
EGL ウィザードが BasicInterface 型のインターフェースを作成し、配列またはレコードを戻す Web サービスにアクセスする場合 (EGL 以外の言語で書き込まれている場合に可能)、 戻り値は指定されず、その代わりに、ウィザードが次のように振る舞います。
  • 戻り値の型を指定し、OUT 修飾子を組み込んで、 パラメーター・リストの最後にパラメーターを追加します。 次に、
  • @WSDL プロパティー・フィールド isLastParamReturnValueyes に設定します。
JavaName STRING
EGL 関数記述に関連付けられた Java メソッドの名前を指定します。 デフォルトは関数名です。 ただし、EGL で無効な文字が Java 名に含まれる場合には、このプロパティーが役立ちます。 有効性の詳細については、『命名規則』を参照してください。

インターフェースを使用するには、パッケージ com.ibm.egl.jsf を指定する必要があります。

関連概念
EGL インターフェース

関連タスク
EGL インターフェース・パーツの作成

関連リファレンス
BasicInterface 型のインターフェース
JavaObject 型のインターフェース

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