データベース接続の問題のトラブルシューティング

このトピックでは、既知のデータベース接続の問題および解決方法をリストします。

前のバージョンのワークベンチで作成された接続は、このバージョンでは作動しません

現行バージョンのワークベンチのマイグレーションするとき、前のバージョンのワークベンチを使用して作成したデータベース接続を編集する必要がある場合があります。これは特定 JDBC ドライバーおよびデータベース・ベンダーが変更したために発生した可能性があります。この問題を修正するには、データベース接続を編集してサポートされている JDBC ドライバーの 1 つを使用してください。

データベース接続の編集方法は、以下のとおりです。
  • 「データベース・エクスプローラー」ビューでデータベース接続右クリックして、 「接続の編集」をクリックする。
  • 「新規データベース接続」ウィザードを使用して、接続プロパティーを編集する。

アクティブにすべき接続が表示されますが、アクティブでない

データベース接続がワークベンチの外側から取り消されると (例えば、DB2 Universal Database™ で FORCE APPLICATIONS ALL コマンドを使用して取り消す)、 ワークベンチはこの接続がドロップされていることを検出できません。

本製品で実行される一部のタスクには、データベースへの接続が存続している必要があります。データベースへのアクティブ接続を必要とするいずれのタスクも (「SQL 照会ビルダーで SQL ステートメントを実行する」など)、 接続がドロップされていると、正しく作業しません。 アクティブにすべき接続はワークベンチに表示されますが、アクティブでない場合、まず、データベースから切断を試みて、次に再接続します。

接続がアクティブにならない場合は、以下のステップを行ってください。
  1. データベースから切断する。
  2. データベース・サーバーを再始動する。
  3. データベースに再接続する。

データベース接続がアクティブにならない場合は、ワークベンチをシャットダウンしてから再開してください。

データベース・サーバーへの接続の失敗

データベース・サーバーへの接続が失敗した場合、次のようなエラー・メッセージを受け取ることがあります: IWAS0126E 接続 &1 を確立しようとしたときに問題を検出しました。 理由: '&2'。 理由コード (&2) について詳しくは、ご使用のデータベース・サーバーに付属の資料を参照してください。

EJB JAR ファイルをインポート中または削除中のときに、重複したスキーマ・ノードが現れる

データ・パースペクティブまたは J2EE パースペクティブのいずれか、または両方を開いて、 EJB JAR ファイル (サンプルまたはその他のファイル) のインポート、削除を行うと、 場合によっては、重複スキーマ・ノードが発生し、その EJB JAR ファイルのデータベースの下に表示されます。このエントリーは問題はありませんが、パースペクティブを終了してから再始動して、 重複エントリーを除去することをお勧めします。

データベースからメタデータをインポートするときの問題

メタデータをデータベースからインポートしているときに、 データベース・サーバーまたは JDBC ドライバーがエラーを報告することがあります。 ロードが完了するときに、 これらのエラーは JDBC Catalog Loader エラー・メッセージに表示されます。これらのメッセージは、ロード・プロセスに関するエラーまたは情報を示しているはずです。

エラー・メッセージの表示方法は、以下のとおりです。
  1. JDBC Catalog Loader エラー・メッセージで、「詳細」をクリックして、 例外に関する詳細情報を表示する。
  2. OK」をクリックして、JDBC Catalog Loader エラー・メッセージを閉じる。
  3. 問題の解決方法に関する詳細な説明は、 適切なベンダーの資料を参照する。
  4. 問題を解決する。
  5. 「データベース・エクスプローラー」ビューで、データベース接続を右クリックし、次に「リフレッシュ」を選択して、カタログ・メタデータを再度インポートする。

「データベース・エクスプローラー」ビューにシステム・スキーマが表示されない

デフォルトでは、データベース接続時、システム・スキーマはフィルターにより除外されます。システム・スキーマとテーブルを確認するには、JDBC 接続フィルターを設定するときに、 「システム・スキーマの除外」チェック・ボックスをクリアする必要があります。 JDBC 接続フィルターはデータベース接続を作成するときに設定されます。この設定は接続が完了すると変更できません。

Cloudscape 5.1 に接続するときの問題

Cloudscape™ 5.1 データベースに接続/切断を複数回行うと、 列のないテーブルが「データベース・エクスプローラー」ビューに表示されることがあります。この問題が発生したら、ワークベンチを再開してください。

DB2 Universal Database for iSeries V5R1 へ接続するときの問題

Linux® の場合、DB2 Universal Database™ for iSeries™ V5R1 へ AS/400® Toolbox for Java™ JDBC Driver を使用して接続するときに、ワークベンチが異常にシャットダウンすることがあります。 この問題は、誤ったパスワードを入力したり、 パスワード・フィールドをブランクのままにした時に発生します。この問題が発生した場合は、ワークベンチを再始動し、正しいパスワードを使用して再度接続します。

注: iSeries システムの場合、論理ファイルは「データ定義」ビューに表示されません。 「操作ナビゲーター」ビューを使用して、論理ファイルを操作します。

アプリケーション・リクエスターが接続を確立できない

DB2 Universal Database for iSeries の場合、Toolbox JDBC ドライバーは DriverManager.getConnection() への呼び出しで指定されたシステム名、ユーザー ID、およびパスワードを使用して、 iSeries データベースへの接続を確立します。 これらの値のいずれかが指定されていないと、Toolbox JDBC ドライバーは、サインオン・プロンプトを表示します。何らかの原因で Toolbox JDBC ドライバーがシステムにサインオンできない場合には、 「アプリケーション・リクエスターが接続を確立できない」というメッセージが表示されます。このエラーについて、可能性のある原因を次に示します。
  • システム名が不正である。 指定システム名に ping して、この名前を検査します。 ping が失敗した場合には、ご使用のクライアントとサーバー間の TCP/IP 構成に問題があります。
  • ユーザー ID またはパスワードが不正である。
  • iSeries データベースのホスト・サーバーが開始されていない。このホスト・サーバーを開始するには、次のコマンドを CL コマンド行で実行させます: STRHOSTSVR *DATABASE

    NETSTAT *CNN コマンドを実行することにより、 iSeries データベース・ホスト・サーバーが実行しているかどうか検査できます。 「TCP/IP 接続状況の処理」画面が表示されたら、 「ローカル・ポート」見出しで「as-database」エントリーを探し、このエントリーが「Listen」状況になっていることを確認します。

データベース・スキーマのロード中、本製品がハングしたように見える

すべてのデータベース・ベンダーの場合でも、リモート・サーバーとの接続に相当の時間を要する場合があります。このロード時間を短縮するには、適切な接続フィルターを構成します。

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