課題 1.2: Web サービスの作成
始める前に、『課題 1.1: 必要なリソースのインポートとワークスペースのセットアップ』を完了しておく必要があります。
サーバーの開始
Web サービスの作成を試みる前には、Web サービスがそこで実行する
WebSphere Application Server を開始しておくようにお勧めします。
Web サービス・ウィザードでサーバーを開始することはできますが、
ご使用のマシンの速度に応じて、開始するのに数分かかることがあります。
始める前にサーバーを開始すると、ウィザードを完了する速度を増大させるだけでなく、
サーバーが開始するのに非常に長時間かかるためにウィザードがエラーを生成する機会を減らします。
サーバーを開始するには、「サーバー (Servers)」ビューでサーバーを右クリックし、「
開始 (Start)」を選択します。

ユーザーのワークスペースで「サーバー (Servers)」ビューが開いていない場合には、
「ウィンドウ (Window)」メニューで「ビューの表示 (Show View)」>「サーバー (Servers)」を選択してそれを開きます。
Bean からの Web サービスの作成
「Web サービス」ウィザードは、新規 Web サービスを作成し、それを、
デプロイメントするために構成し、さらにサーバーへ Web
サービスをデプロイすることを支援します。 Web サービスがデプロイされると、ウィザードは、Web
サービスをテストするためのクライアント・プロキシーとサンプル・アプリケーションの生成を支援します。
- 「プロジェクト・エクスプローラー」ビューで、Web プロジェクトの
Java ソース・フォルダーにインポートした Bean を選択する。
- 「ファイル」>「新規」>「その他」の順にクリックする。
各種の「Web サービス」ウィザードを表示するために、「Web サービス」を選択します。 「Web サービス」ウィザードを選択します。
「次へ」をクリックします。
- 「Web サービス」パネルで、Web
サービスのタイプとして「Java Bean Web サービス」を選択する。
オプションとして、以下に挙げることを行うように選択することができます。
- Web プロジェクトでの Web サービスの開始 - このオプションを選択しない場合、Web
サービスを手動で開始する必要がある。
このページの他のオプションを使用可能にするには、
このオプションを選択する必要があります。
- UDDI レジストリーに Web サービスを公開するために、Web
サービス・エクスプローラーを起動する。
- Web サービスに対する Java Bean クライアント・プロキシーを作成する - 生成される
Java Bean クライアント・プロキシーは、Web サービスに対してリモート・プロシージャー・コールのインターフェースを提供します。
- Web サービスのテストを行う - これによって、ユーザーは、自身が選択したテスト機能を使用して、
Web サービスのテストを行うことができます。
- TCP/IP モニターを使用して Web サービス・トラフィックを送信する -
これを行うと、Web サービスが生成する SOAP トラフィックをモニターし、
そのトラフィックが WS-I に準拠するかどうかをテストすることができます。
この例では、以下の設定値が選択されている必要があります。

「次へ」をクリックします。
- 「オブジェクト選択」ページには、Web サービスが作成された元の Java Bean がリストされているはずである。
リストされていない場合、参照してこの Bean を見つけることができます。
「次へ」をクリックします。
- デフォルトのデプロイメント設定値を受け入れる。
デフォルトのランタイム環境は IBM WebSphere
ランタイム環境であり、WebSphere v6 がデフォルト・サーバーです。
「次へ」をクリックします。
- 「サービス・エンドポイント・インターフェース」選択ページで、
ウィザードに生成させるのではなく、既存のサービス・エンドポイント・インターフェース (SEI) を使用することを選択できる。
このサービスには既存のインターフェースがないので、ウィザードがユーザーのためにインターフェースを作成できるようにしてください。
「次へ」をクリックします。
- 「Java Bean の識別」ページでは、Web サービス URI が表示され、
公開するメソッド、エンコード・スタイル、およびセキュリティー・オプションを選択できる。
この例では、デフォルトの選択項目を使用します。
「次へ」をクリックします。
- 「Web サービス・テスト」ページを使用して、生成された Web サービス用のテスト機能を選択する。
これによって、ウィザードが完了すると、Web サービス・エクスプローラーで Web サービスが開かれます。
「次へ」をクリックします。
- 「プロキシーの生成」が選択されていることを確認する。
「次へ」をクリックします。
- 「生成されたプロキシーをテストする」および「サーバー上でテストを実行する」
が選択されていることを確認する。
「次へ」をクリックします。
- ユーザーの Web サービスをどこに公開したいかをたずねられたならば、Web
サービス・エクスプローラーを起動するように選択して、「IBM UDDI
テスト・レジストリー」に公開し、「終了 (Finish)」をクリックする。
URL: http://localhost: port/WebProjectClient/sample/StockQuoteServiceProxy/TestClient.jsp
で、サンプル・アプリケーションが Web ブラウザーで起動されます。
メソッドを選択し、そのメソッドに値を入力して「起動」をクリックすると、
このサンプル・アプリケーションを使用して Web サービスをテストすることができます。
メソッドの結果が結果ペインに表示されます。
Web サービス・エクスプローラーが起動され、ユーザーは IBM UDDI
テスト・レジストリーに Web サービスを公開できるようになります。
『Web サービスの公開』の説明に従って、このタスクを完了してください。
これで、『課題 1.3: Web サービスの公開』を開始する準備が完了しました。