バインディングの単一アドレスを指定することによって、ポートで個々のエンドポイントを定義できます。
ポートには、バインディングを参照する「binding」属性と、エンドポイントの仕様を規定するアドレス・エレメントが含まれます。
関連する一連のポートをグループ化する場合はサービスを使用します。
同じサービスに含まれているポート同士には次の関係があります。
- どのポートも互いに通信をしない (例えば、あるポートの出力が別のポートの入力にはならないということ)。
- 1 個のサービスの中に、同じポート・タイプを共用しているポートが複数あり、
そのサービスに各種のバインディングまたはアドレスが使用されている場合、その各ポートは代替ポートとなります。
どのポートも意味の上では同じ動作をします
(各バインディングから課されるトランスポートおよびメッセージ・フォーマットに関する制限の範囲内であれば)。
- サービスのポート・タイプは、そのポートを調べれば分かります。
この情報を使用すれば、ユーザーは特定のタスクを最後まで処理するために必要なすべての操作に、
特定のマシンが対応しているかどうか分かります。
サービスにポートを追加するには、以下の手順を実行します。
- グラフ・ビューで、ポートの追加先となるサービスを右クリックしてから、
「子の追加」 > 「ポート」の順にクリックする。
- ダイアログにポートの名前を入力する。 「終了」をクリックする。
ポートの名前は、当該サービス内に定義されているどのポートとも違う名前にするのがよいでしょう。
- バインディングには、特定のポート・タイプに定義される操作とメッセージ用のメッセージ・フォーマット、
およびプロトコル詳細が定義されています。 ポートに新規のバインディングを作成することもできるし、既存のバインディングを再使用することも、
バインディングをインポートすることも可能です。
詳細については、関連タスクを参照してください。
- 当該ポートに関してユーザーに読んでほしい情報があれば「文書」フィールドに入力する。
ヒント: アウトライン・ビューを使用することにより、
「サービス」フォルダー以下にあるサービスを右クリックし、
「子の追加」 > 「ポート」の順にクリックしてポートを作成することもできます。
ポートは、どちらのビューで作成するかにかかわらずグラフ・ビューおよびアウトライン・ビューの両方に表示されます。