アラビア語およびヘブライ語などの双方向 (bidi) 言語とは、
テキストが右から左の順にユーザーに表示され、
テキスト内の数値およびラテン語英字ストリングが左から右に表示される言語のことです。また、
プログラム変数内に文字が現れる順序は異なる場合があります。テキストは通常は論理 順、
つまり文字が入力フィールドに入力される順に保管されます。
これらの順序付けおよび他の関連する表示特性に相違があるため、
プログラムは、双方向テキスト・ストリングをある形式から別の形式に変換できる必要があります。bidi 変換属性は、
プログラムとは別に作成される bidi 変換テーブル (.bct) ファイルで指定します。
プログラムは変換テーブルの名前を参照して、属性変換を実行する方法を指示します。
どのような場合でも、bidi 変換テーブル参照は、.bct 拡張子を除く
1 から 8 文字のファイル名として指定します。例えば、mybct.bct という名前の bidi 変換テーブルを作成してある場合は、
プログラムの先頭に次の文を追加することによって、プログラムに formConversionTable という値を設定できます。
sysVar.formConversionTable = "mybct.bct" ;
作業内容は次のとおりです。
- 実行する変換を指定する bidi 変換テーブルを作成します。 テキストまたは印刷書式で表示されるデータを変換するために必要なテーブルは異なることに注意してください。
- bidi 言語テキストを含むテキストまたは印刷書式を使用するプログラムを生成する場合は、
書式を表示する前に、変換テーブル名をシステム関数 sysVar.formConversionTable に割り当てるプログラムに文を追加します。
bidi 変換テーブル・ウィザード・プラグイン (ファイル BidiConversionTable.zip に入っている) を使用して、
次のように bidi 変換テーブルをビルドします。
- BidiConversionTable.zip ファイルをダウンロードします。
- ワークベンチ・ディレクトリーにファイルを unzip します。
- ウィザードの実行を開始するには、「ファイル」>「新規」>「その他」>「BidiConversionTable」をクリックします。
EGL プログラムで使用されるテーブルの名前は 8 文字以下で、.bct 拡張子が付いていなければなりません。
- ウィザードの実行中に F1 を押すと、ヘルプが表示され、テーブルを作成するための適切なオプションを選択するのに役立ちます。