コマンド - ボタン

このコンポーネントでは、テキスト・ラベルまたはイメージが付いた、クリック可能なボタンを作成します。このボタンは、フォームのサブミットまたはリセットに使用できます。このボタンはまた、サーバー・サイドまたはクライアント・サイドのアクションを実行したり、 別のページにナビゲートしたりするようにプログラムすることができます。

設計時のコンポーネント

コマンド - ボタン」コンポーネントをページにドラッグ・アンド・ドロップします:
「コマンド - ボタン」コンポーネント・ボタン

コマンド - ボタン」コンポーネントは、 設計時にページでこのように表示されます:
設計時の「コマンド - ボタン」

実行時のコンポーネント

コマンド - ボタン」コンポーネントは、 実行時にページでこのように表示されます:
実行時の「コマンド - ボタン」

「プロパティー」および「すべての属性」ビュー

コンポーネントの「プロパティー」ビューには、コンポーネント上で設定できる最も一般的な属性セットが表示されます。コンポーネントによっては、コントロール、アクション、または他のコンポーネントを追加するためのオプションが表示されることもあります。「プロパティー」ビューを開くには、「ウィンドウ」 > 「ビューの表示」 > 「プロパティー」をクリックします。ただし、このビューはデフォルトで開かれています。

「コマンド - ボタン」コンポーネントのこれらの共通属性は、「プロパティー」ビューの「hx:commandExButton」タブ、「表示オプション」タブ、「パラメーター」タブ、および「アクセシビリティ (Accessibility)」タブに表示されます。属性の詳細なリストについては、『コマンド - ボタンの全属性』の表を参照してください。パラメーターおよびアクションを追加するその他の構成オプションは、「hx:commandExButton」 タブおよび 「hx:commandExButton」 > 「パラメーター」タブにあります。

構成オプション

説明

アクションに渡すパラメーターの追加

コンポーネントがどのパラメーターをアクションに渡すのかを指定します。

クリックしてこのボタンが実行するアクションをコード化

「クイック編集」ビューに切り替えて、実行するコマンド・ボタンのアクションをプログラムできるようにします。また、アクションおよび戻される結果に基づいて、規則を定義できます。

「すべての属性」ビューには、コンポーネント上で設定できるすべての属性のテーブルが表示されます。これには、「プロパティー」ビューからアクセスできる属性も含まれます。「すべての属性」ビューに切り替えるには、「プロパティー」ビューの右上で「すべての属性」アイコンすべての属性アイコンをクリックしてください。

表 1. コマンド - ボタンの全属性

属性名

「プロパティー」ビューでの再表示

説明

accesskey

アクセシビリティ > アクセス・キー

単一のキーボード・キーをアクセス・キーとして指定します。指定されたアクセス・キーを実行時に押すと、このコンポーネントにフォーカスが当てられます。

action

再表示しない

コンポーネントのクリック時に戻される値を指定します。この値はデフォルトのナビゲーション・ハンドラーに渡されます。ナビゲーション・ハンドラーは、アプリケーション構成ファイルに定義されている一連のナビゲーション規則にこの値を適合させます。

actionListener

再表示しない

アクションに応答するクラスの名前。これは、 ボタンやリンクなどのアクションを起こすことができるコンポーネントだけに関係しています。

alt

アクセシビリティ > 代替テキスト

コンポーネントの代替テキストを指定します。これは、フォームをサポートしないブラウザーやイメージを表示しないように設定されているブラウザーなどで通常、 エレメントを実行できないときに表示されます。

binding

再表示しない

通常はバッキング・ファイルの中でこのコンポーネントを表す UIComponent。

confirm

プロンプト・テキスト

commandExButton が押されたときに確認するために表示されるテキストを指定します。この属性に値を設定しない場合は、 確認ダイアログは表示されません。

converter

再表示しない

値を変換するためのデータ型を指定します。JavaServer Faces 実装により、 コンポーネント・データをそのレンダラーがサポートしない型に変換するために使用できる一連の Converter 実装が行われます。

dimage

タイプ > イメージ: 使用不可イメージ

コンポーネントが使用不可になっているときに表示されるイメージを指定します。

dir

再表示しない

実行時のコンポーネントの表示方向を指定します。指定できる値は次のいずれかです。
  • ltr - 左から右
  • rtl - 右から左

disabled

再表示しない

disabled が true に設定されている場合は、コンポーネントは実行時に表示されますが、 機能しません。ブランクのままにされた場合のデフォルト値は false です。

himage

タイプ > イメージ: マウス・イメージ

ユーザーのマウス・ポインターがこのコンポーネントを通過するときに表示されるイメージを指定します。

id

ID

名前をコンポーネントに割り当てます。JSP 内の固有名でなければなりません。

image

タイプ > イメージ: 標準イメージ

コンポーネントに表示されるイメージに URL/URI を指定します。

immediate

再表示しない

この値が true の場合は、ライフ・サイクルのレンダリング・フェーズに直接スキップしてください。

lang

再表示しない

コンポーネントの属性値およびテキスト内容の基本言語を指定します。 ISO 標準言語の省略形コード (たとえば、英語の場合は「en」、米国英語の場合は「en-US」、フランス語の場合は「fr」、ドイツ語の場合は「de」) を使用します。

pimage

タイプ > イメージ: 押し下げイメージ

ユーザーがこのコンポーネントをクリックしたときに表示されるイメージを指定します。

readonly

再表示しない

コンポーネントの値をその初期値から変更できないことを指定します。

rendered

再表示しない

true または false に設定できます。
  • false - コンポーネントは実行時にブラウザーへのレンダリングが行われません。
  • true - コンポーネントのレンダリングが行われます。

size

再表示しない

コンポーネントの初期幅を指定します。この幅の指定はピクセル数で行います。ただし、値が文字数を参照するテキスト入力コンポーネントの場合を除きます。

styleClass

スタイル: クラス

このエレメントのレンダリング時に適用される CSS スタイル・クラスのスペースで区切られたリスト。この値は、生成されたマークアップ上の「class」属性としてパススルーする必要があります。選択されたコンポーネントのクラス (スタイル・シートなど) を定義します。これは、手動で行うことも、ボタンをクリックして希望するクラスをウィンドウ内で選択して行うこともできます。

style

スタイル: プロパティー

コンポーネントの CSS スタイル情報 (たとえば、style="font-size : 8pt ; color : red") を指定します。選択されたコンポーネントのプロパティー (フォントや色など) を定義します。これは、手動で行うことも、ボタンをクリックして希望するプロパティーをウィンドウ内で選択して行うこともできます。

tabindex

アクセシビリティ > タブ順序インデックス

JSP 内のタブ順序でのコンポーネントの位置を指定します。この値は 0 から 32767 までの数値でなければなりません。

title

アクセシビリティ > タイトル

実行時にツールチップとしてブラウザーに表示されるタイトル・テキストを指定します。

type

タイプ

サブミット」または「リセット」のいずれかのボタン・タイプを指定します。このボタンを使用すると、関連するフォームの情報をサブミットまたはリセットすることができます。

value

タイプ > テキスト: ボタンのラベル

コマンド・ボタン内で表示されるテキストを指定します。

関連概念
JavaServer Faces を使用したデータ・アクセス Web アプリケーションの作成
関連タスク
Faces アプリケーションの作成 - 概要
関連資料
Faces コンポーネントの参照
Faces コンポーネントの属性
コマンド - ハイパーリンク
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