Faces JSP ページでのナビゲーション規則の使用

同じプロジェクト内のある Faces JSP ページから別のページへのナビゲーションを作成する場合は、ナビゲーション規則を使用します。ナビゲーション規則は、元のページで、ある結果が発生した場合にどのページへ移動するかを設定する規則です。例えば、ユーザーが「実行」ボタンをクリック中にエラー・メッセージを受信すると、ナビゲーション規則により、問題を解決する方法を示した新しいページに自動的にナビゲートできます。

注: 外部の Web ページに ナビゲーションを作成する場合は、リンク・コンポーネントを使用してください。リンク・コンポーネントをページにドラッグし、外部ターゲットとラベルを指定します。
ナビゲーション規則を作成するには以下を実行してください。
  1. ページに以下のコンポーネントの 1 つを作成して選択します。
    • コマンド - ボタン
    • コマンド - ハイパーリンク
    • データ・テーブル・コンポーネントの行アクション
    コンポーネントのプロパティー・ビューを開きます。
  2. プロパティー・ビューの「クイック編集ビュー」ボタンをクリックして、クイック編集ビューへ移動し、このコンポーネントが実行できるアクションをコーディングします。このアクションは 少なくとも 1 つの値を戻さなくてはなりません。
  3. プロパティー・ビューで、「規則の追加」をクリックします。 「ナビゲーション規則の追加」ダイアログが開き、このコンポーネントのナビゲーション規則をこのページで設定できます。
  4. 「ナビゲーション規則の追加」ダイアログで以下を実行します。
    1. 「ジャンプ先のページ」セクションで、 ナビゲート先にしたいページを選択します。
    2. 「アクションが結果を戻す条件」セクションで、「任意の結果」を選択するか、結果の名前を指定します。
    3. 「この規則の使用対象」セクションで、 ナビゲーション規則を全ページで使用するか、このページだけで使用するかを選択し、またその規則を任意のアクションで使用するか、指定したアクションで使用するかを選択します。
    4. 「この規則に従う場合」セクションで、パラメーターを自動的に動作させるか (要求の転送)、またはパラメーターをコーディングするか (要求のリダイレクト) 選択します。 このコンポーネントのプロパティー・ビューの「パラメーター」タブでパラメーターを設定できることに注意してください。
    5. 「OK」をクリックします。 この規則が プロパティー・ビューのテーブルに追加されます。
少なくとも、コンポーネントを選択し、クイック編集ビューで、NULL を返す設定を「別名」を返す設定に変更することができます。 デフォルトでは、別名は「*」で、 これは戻りコードが何であっても (NULL 以外) そのナビゲーション規則を起動することを示しています。クイック編集ビューでは、所定のコンポーネントに戻りコードを設定できます。コマンド・イベントを選択し、クイック編集ビューの右ペインで、少なくとも return"" を指定します。 この設定は「*」に基づいて規則を起動する空ストリングを返します。特殊な別名 (例えば、 "success" など) をセットアップしている場合、そのナビゲーション規則を起動するためにアクションは "success" を戻す必要があります。ナビゲーション規則を特定のアクションにだけ適用することができます (有効範囲内のアクションを選択)。 ナビゲーション規則を現行ページ、またはプロジェクトの全ページに適用することができます。特定のアクションを対象として指定しない限り、プロパティー・ビューを使用して明示的にこれらの規則を追加したか否かに関係なく、すべてのアクションがこのナビゲーション規則を使用することに注意してください。

ナビゲーション規則の使用についてさらに学習したい場合は、以下のチュートリアルを実行してください (特に ナビゲーション規則の使用の練習)。

JavaServer Faces を使用した Web ページでの動的情報の表示

Faces Web アプリケーションのいくつかの制限を確認するには、『制限: Faces JSP アプリケーション 』を参照してください。

関連概念
Faces コンポーネント
関連タスク
Faces アプリケーションの作成 : 概要
Faces JSP の作成
関連資料
コマンド - ボタン
コマンド - ハイパーリンク
データ・テーブル
Faces コンポーネント参照
Faces コンポーネントの属性
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