プログラム・パラメーターの構文図は、以下のとおりです。
- dataItemName
- プリミティブ・フィールドの名前。
命名の規則については、『命名規則』を参照してください。
- primitiveType
- プリミティブ・フィールドの型。
型に応じて、次の情報が必要になります。
- パラメーターの長さ。メモリー領域の文字数または桁数を表す整数です。
- 一部の数値型では、小数点以下の桁数を表す整数を指定することができます。
小数点は、データとともに保管されません。
- INTERVAL 型または TIMESTAMP 型の項目には、項目値の特定の桁に意味 (「年の桁」など) を割り当てる、日時マスクを指定することができます。
- dataItemPartName
- プログラムに対して可視の dataItem パーツ名。可視性についての詳細は、『パーツの参照』を参照してください。
パーツは、形式のモデルとして機能します。詳しくは、『Typedef』を参照してください。
- formPartName
- 書式の名前。
書式へは、プログラムの使用宣言の 1 つで示された formGroup からアクセス可能でなければなりません。
パラメーターとしてアクセスされる書式は、
ユーザーには表示されませんが、他のプログラムから受け渡されるフィールド値にアクセスできるようにします。
命名の規則については、『命名規則』を参照してください。
- recordName
- レコードまたは固定レコードの名前。
命名の規則については、『命名規則』を参照してください。
- recordPartName
- プログラムに対して可視のレコード・パーツ (または固定レコード・パーツ) の名前。
可視性についての詳細は、『パーツの参照』を参照してください。
パーツは、形式のモデルとして機能します。詳しくは、『Typedef』を参照してください。
レコード・パラメーターに対する入力または出力 (I/O) には、以下のことが当てはまります。
- 他のプログラムから渡されるレコードには、入出力エラー値 endOfFile などのレコードの状態は含まれていません。
同様に、レコードの状態の変更はいずれも呼び出し元に戻されません。
このため、レコード・パラメーターの I/O を実行する場合には、レコードのテストは、プログラムの終了前に行う必要があります。
- レコードに対して行われる入出力操作は、
引数に指定されたレコード・プロパティーではなく、パラメーターに指定されたレコード・プロパティーを使用します。
- indexedRecord、mqRecord、relativeRecord、または serialRecord 型のレコードの場合、
レコード宣言と関連付けられたファイルまたはメッセージ・キューは、
プログラム・リソースではなく実行単位リソースとして扱われます。レコード・プロパティー fileName
(または queueName) が同じ値を持つ場合、
ローカル・レコード宣言は同じファイル (またはキュー) を共用します。実行単位のファイルまたはキューと関連付けるレコード数にかかわらず、
物理ファイルを一度に 1 つずつファイルまたはキュー名に関連付けることができ、EGL は、
ファイルをクローズし、再オープンすることによりこの規則を実行します。
別の EGL プログラムから送信された引数は、関連するパラメーターと参照の互換性がなければなりません。
詳細については、『EGL での参照の互換性』を参照してください。