共通ベース・イベントのプロパティー

このトピックは、Common Base Event Schema v1.0.1 で定義されているエレメント複合タイプ、およびグループのリファレンスです。


エレメント

AssociationEngine
cbe:AssociationEngineType拡張
このエレメントは、関連するイベント間に関連を確立するアプリケーション (アソシエーション・エンジン) を識別します。このエレメントはさらに、関連のタイプを記述するプロパティーも定義します。
CommonBaseEvent
cbe:CommonBaseEventType拡張

CommonBaseEvents
cbe:CommonBaseEventsType拡張

複合タイプ

AssociatedEventType
AssociatedEvent タイプを使用すると、関連付けられているイベントをグループ化できます。
また、これを使用して、関連付けられているイベントおよびその associationEngine を識別することもできます。
associationEngine は、その関連を作成したアプリケーションへの参照にすることができます。
属性: resolvedEvents
AssociationEngineType
AssociationEngine は、関連する、または関連付けられているイベント間に関連を確立する
アプリケーションを識別します。さらに、関連のタイプを記述するプロパティーを提供します。
AssociationEngine は、XML スキーマ内のスタンドアロンのエンティティーです。
AssociationEngine によって識別されるアプリケーションによって作成される AssociatedEvents は、
その AssociationEngine を参照しています。
これによって、関連付けられているすべてのイベントで同じデータを繰り返す必要がなくなります。
属性: id
属性: type
属性: name
AvailableSituation
AvailableSituation は、その動作状態および可用性に関してコンポーネントから報告された状態に
関係しています。この状態は、製品がインストールされている、作動可能で機能要求を処理する準備が整っている、または
作動可能で管理要求の処理の準備が整っている、あるいは整っていない、を区別することにより、コンポーネントに対して実行可能な操作のための
コンテキストを提供します。既存のメッセージには、「要求を受け取る準備が完了している (now ready to take requests)」、
「オンライン (online)」、および「オフライン (offline)」といった語句が含まれています。以下に例を示します。

ADMC0013I: SOAP コネクターはポート 8880 で使用可能です (SOAP connector available at port 8880)
ADMC0026I: RMI コネクターは ポート 2809 で使用可能です (RMI Connector available at port 2809)
cbe:SituationType拡張
コンテンツ・シーケンス
CommonBaseEventsType
コンテンツ・シーケンス
CommonBaseEventType
コンテンツ・シーケンス
属性: version
属性: globalInstanceId
属性: extensionName
属性: localInstanceId
属性: creationTime
属性: severity
属性: msg
属性: priority
属性: sequenceNumber
属性: repeatCount
属性: elapsedTime
ComponentIdentificationType
このエレメントは、sourceComponentId および reporterComponentId エレメントで識別されるコンポーネントに関する
詳細情報を提供します。
				
属性: component
属性: subComponent
属性: componentIdType
属性: instanceId
属性: application
属性: executionEnvironment
属性: location
属性: locationType
属性: processId
属性: threadId
属性: componentType
ConfigureSituation
ConfigureSituation は、それ自体の構成を識別するコンポーネントに関係しています。コンポーネントがその構成に
対して行った変更はすべて、このカテゴリーを使用してログに記録する必要があります。
さらに、現行の構成状態を記述するメッセージはこのカテゴリーに分類されます。
既存のメッセージには、「ポート番号は (port number is)」、「アドレスは (address is)」、などの語句、およびプロセス ID が含まれます。以下にその例を
示します。
ADFS0134I: ファイル転送は、ホスト="9.27.11.13"、ポート="9090"、securityEnabled="false" で構成されています。(File transfer is configured with host="9.27.11.13", port="9090", securityEnabled="false".)
cbe:SituationType拡張
コンテンツ・シーケンス
ConnectSituation
ConnectSituation は、別のコンポーネントとの接続に関する諸相を識別する状態に関係しています。接続が失敗した
こと、接続が作成されたこと、または接続が終了したことを示すメッセージはすべてこのカテゴリーに分類されます。既存の
メッセージには、「接続がリセットされました (connection reset)」、「接続が失敗しました (connection failed)」、
「接続の取得に失敗しました (failed to get a connection)」、などの語句が含まれています。
以下に例を示します。
DBMN0015W: 接続 {0} の作成中に失敗しました (Failure while creating connection {0})
DBMN0033W: 接続のクローズに失敗しました {0} (connection close failure {0})
DBMN0023W: 接続 {0} をクローズできませんでした (Failed to close a connection {0})
cbe:SituationType拡張
コンテンツ・シーケンス
ContextDataElementType
属性: name
属性: type
CreateSituation
CreateSituation は、コンポーネントがエンティティーを作成するときの状態の文書化に関係しています。
文書が作成されたこと、またはファイルが作成されたこと、または EJB が作成されたことを通知するメッセージはすべてこの
カテゴリーに分類されます。既存のメッセージには、「作成されました (was created)」、
「作成しようとしています (about to create)」、「すでに存在しています (now exists)」などの語句が含まれます。以下に例を示します。
               
ADMR0009I: 文書 cells/flatfootNetwork/applications/Dynamic Cache Monitor.ear/Dynamic Cache Monitor.ear が作成されました (Document cells/flatfootNetwork/applications/Dynamic Cache Monitor.ear/Dynamic Cache Monitor.ear was created)
cbe:SituationType拡張
コンテンツ・シーケンス
DependencySituation
DependencySituation は、コンポーネントが、必要としているコンポーネントまたはフィーチャーを見つけられなかったこと
を通知するために作成する状態に関係しています。このカテゴリーには、予期されていたコンポーネントのバージョンが見つ
からなかったことについてのメッセージが含まれています。リソースが見つからなかったこと、または、アプリケーションかサブシステムが使用不可であったことを
通知するメッセージもすべて、このカテゴリーに分類されます。既存のメッセージには、「見つかりませんでした (could not found)」、
「そのようなコンポーネントはありません (no such component)」などの語句が含まれています、以下に例を示します。
               
WSVR0017E: resources.xml からの J2EE リソース Pet Store JMS Queue Connection Factory を
jms/queue/QueueConnectionFactory としてバインドしているときに、エラーが検出されました。リソース・バインダーが
見つかりませんでした。(Error encountered binding the J2EE resource, Pet Store JMS Queue Connection Factory,
as jms/queue/QueueConnectionFactory from resources.xml no resource binder found
cbe:SituationType拡張
コンテンツ・シーケンス
DestroySituation
DestroySituation は、エンティティーまたはコンポーネントが除去または破壊されたときの状態の文書化に関係しています。
文書が破壊されたこと、またはファイルが削除されたことを通知するメッセージはすべて、このカテゴリーに分類されます。
既存のメッセージには、「作成されました (was created)」、「作成しようとしています (about to create)」、
「存在しています (now exists)」などの語句が含まれます。以下に例を示します。
               
CONM6007I: データ・ソース (UDDI.Datasource.techs8.server1) の接続プールが破壊されました。(The connection pool
was destroyed for data source (UDDI.Datasource.techs8.server1).)
cbe:SituationType拡張
コンテンツ・シーケンス
ExtendedDataElementType
コンテンツ・シーケンス
属性: name
属性: type
FeatureSituation
FeatureSituation は、コンポーネントのフィーチャーがサービス要求を受け入れる準備を完了したかどうかを
通知する状態を処理します。サービスが使用可能である、またはサービスやフィーチャーが使用不可である、などを示す状態は、
このカテゴリーに分類されます。既存の状態には、「現在使用可能 (now available)」、
「現行で使用可能 (currently available)」、「トランスポートはポート 123 で listen しています (transport is listening on port 123)」
などの語句を含んでいます。以下に例を示します。
               
SRVE0171I: トランスポート HTTPS はポート 9443 で listen しています (Transport HTTPS is listening on port 9443)
MSGS0601I: WebSphere 組み込みメッセージングがインストールされていません (WebSphere Embedded Messaging has not been installed)
cbe:SituationType拡張
コンテンツ・シーケンス
MsgDataElementType
このエレメントは、このイベントが保持しているメッセージに関連付けられている関連情報をすべて指定するのに使用されるデータを表します。
				
コンテンツ・シーケンス
属性: msgLocale
OtherSituation
OtherSituation カテゴリーは、事前定義されているカテゴリー以外の、製品固有の要件となっている状態
をサポートするためのものです。
cbe:SituationType拡張
コンテンツ・シーケンス
ReportSituation
ReportSituation は、コンポーネントから報告された状態 (ハートビートやパフォーマンス情報など) に関係しています。
現在の CPU 使用状況、現在のメモリーのヒープ・サイズなどのデータは、このカテゴリーに分類されます。既存の
メッセージには、「使用率の値は (utilization value is)」、「バッファー・サイズは (buffer size is)」、「スレッドの数は (number of threads is)」といった語句が含まれています。以下に例を示
します。
IEE890I WTO コンソール・バックアップ・ストレージ内の WTO バッファー数 = 1024 (WTO Buffers in console backup storage = 1024)
cbe:SituationType拡張
コンテンツ・シーケンス
RequestSituation
RequestSituation は、要求の完了状況を識別するためにコンポーネントが使用する状態に関係しています。一般には
これらの要求は、要求側に代わってコンポーネントが引き受ける複雑な管理タスクまたはトランザクションであって、メインラインの
単純な要求やトランザクションではありません。既存のメッセージには、
「構成の同期化は開始済みです (configuration synchronization started)」、
「バックアップ手順が完了しました (backup procedure complete)」などの語句が含まれています。以下に例を示します。
ADMS0003I: 構成の同期化が完了しました。(Configuration synchronization completed.)
cbe:SituationType拡張
コンテンツ・シーケンス
Situation
situation は、イベントを報告させる原因となった状態のタイプを指定します。
これは必須のプロパティーです。
				
コンテンツ・シーケンス
属性: categoryName
SituationType
属性: reasoningScope
StartSituation
StartSituation は、コンポーネントの開始プロセスに関係しています。コンポーネントが開始プロセスを開始したこと、
開始プロセスを完了したこと、または開始プロセスを異常終了したことを示すメッセージはすべて、このカテゴリーに分類されます。
				
cbe:SituationType拡張
コンテンツ・シーケンス
StopSituation
StopSituation は、コンポーネントのシャットダウン・プロセスに関係しています。
コンポーネントが停止を開始したこと、コンポーネントが停止したこと、または停止しようとしているプロセスが失敗
したことを示すメッセージはすべて、このカテゴリーに分類されます。
既存のメッセージには、「停止 (stop)」、「停止中 (stopped)」、「完了 (completed)」、「終了中 (exiting)」などの語句が含まれます。以下に例を示します。
WSVR0220I: アプリケーションが停止ししました: {0} (Application stopped: {0})
WSVR0102E: 停止中にエラーが発生しました、{0} (An error occurred stopping, {0})
MSGS0657I: MQJD JMS プロバイダーを停止しています (Stopping the MQJD JMS Provider)
cbe:SituationType拡張
コンテンツ・シーケンス
属性: situationQualifier

グループ

msgCatalogGroup
msgIdGroup