ログ・パーサーの作成

あらゆる種類のエンタープライズ情報システムは、 アクセス・ログ、アクティビティー・ログ、エラー・ログなどのさまざまなタイプのログ・ファイルを生成します。 これらのログ・ファイルには通常、専用の形式で作成されたログ・レコードが収められます。 ロギングの共通規約がないことから、イベント相関などのシステム間分析は非常に難しくなります。

汎用ログ・アダプターのフレームワークを利用すれば、 static パーサーと、あらかじめ定義済みの規則に基づくパーサーを、 ログおよびトレース・アナライザー・ツールの「インポート」ウィザードに提供することができます。 規則ベース・パーサーでは、正規表現グラマーで表された解析規則が収められているアダプター構成ファイルが汎用ログ・アダプターのエンジンに提供されます。 static パーサーでは、アダプター構成ファイルには、ログ・ファイル解析を実行する Java クラスの参照が収められています。

ログ・パーサーを作成するには、以下のステップに従ってください。

  1. ログ・パーサー・プラグイン・プロジェクト・セットアップ
  2. 以下のパーサーのいずれかのアダプター構成ファイルを作成する。
  3. プラグイン・マニフェスト・ファイルの構成
  4. ログ・パーサーのテスト
関連概念
Hyades 汎用ログ・アダプターの概説
共通ベース・イベント・フォーマットの仕様
アダプター構成ファイルの構造