Rational Unified Process: 作業分野

作業分野の概論

作業分野とは、各種スキルの一般的な作業分野の観点から、RUP 内の基本プロセスの要素に 1 つの開発構想を与えるものです。各作業分野は、共通のスキル群に基づき、関連する作業群と成果物を説明しています。RUP では、概要のレベル (作業分野の実行のため一定のスキル群を必要とするすべての役割、作業、成果物をまとめたもの) で作業分野について説明しています。またより詳細なレベルでは、役割が別々の作業分野に基づくものである場合にも、有益な目標達成のための役割のコラボレーション方法について示しています。この詳細なレベルで実行される作業を「ワークフローの詳細」と呼びます。

作業分野の説明

各作業分野は、次のように説明することができます。

概論
作業分野の目的と他の作業分野との関係。

概念
作業分野の理解のために重要な基本概念。

ワークフロー
作業の流れを構成するイベントの一般的な流れ。ワークフローの詳細の用語で説明される。ワークフローの詳細は、入力と結果として得られる成果物によって表現される、「共に実行すべき」作業グループ。

作業の概要
作業分野の作業と役割。

成果物の概要
この作業分野で作成される成果物、責任を負われるべき役割。

ガイドラインの概要
プロセスの成果物の使用方法と作成方法に関する詳しい説明。

作業分野



Rational Unified Process   2003.06.15