成果物:
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この成果物は、対象の反復期間に関して、時系列順に整理した一連の作業とタスク、リソースの割り当て、タスク間の依存関係を示す詳細な計画書です。 |
役割: | プロジェクト管理者 |
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オプション度 / 使用時期: | 必須 |
テンプレートとレポート: |
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例: | |
UML の表現: | なし |
詳細情報: | |
成果物を入力とする作業: | 成果物を出力とする作業: |
反復計画書を使用するのは次の人々です。
次の反復期間の反復計画書は、現在の反復期間中に計画立案されます。その計画書は、対象の反復期間中に必要に応じて修正されます。
ある期間の反復計画書は、次の反復計画書への入力情報となります。対象の反復期間が終了すると、反復計画書は廃棄されます。
プロジェクト管理者は反復計画書の整合性に責任を持ちます。
反復計画書では、実行されるべき作業を綿密に記述し、実際の位置づけまたは責務についてのあいまいさを常に排除していく必要があります。(Microsoft® などの) 何らかのプロジェクト計画ツールを使用するのが一般的です。
反復計画書は、1 つの反復期間を対象とした詳細な計画書です。多くの場合、現在の反復期間を対象にしたものと、次の反復期間のために準備中であるものの 2 種類の計画書が同時に存在します。
反復の内容を定義するためには、次のものが必要です。
これらの一覧には順位づけが必要です。反復の目標は、ある程度意欲的に設定しておくようにします。そうすることで、困難な事態に陥ったときに、優先順位に基づいて反復から作業項目を少しずつ削っていく、という対応が可能になります。
各反復期間は評価によって終結します。この反復評価では、反復計画書で既に確定している評価基準との相対比較で反復の結果を評価します。
評価基準は各反復期間に先立って確定され、対象の反復期間で達成しなければならない機能セット、品質、性能の目標を設定します。これらの目標の達成状況は、実際にはさまざまです。たとえば、ある反復期間に関して、機能セットは目標を十分に達成し、品質はかろうじて目標に達し、性能は目標に届かない、というようなケースが考えられます。
また、最低限の目標と理想の目標の 2 つに分けて目標を設定することができます。たとえば、ある反復期間に関して、必須の機能セットとは別に、開発の進捗と要員配置のレベルに余裕がある場合に達成を試みる、理想の機能目標を設定する場合があります。
Rational Unified Process
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