方向付けフェーズで優先する目的は、プロジェクトのライフ・サイクル目標に関して、利害関係者全員の同意を得ることです。 方向付けフェーズは、プロジェクトを進める前にビジネスや要求のリスクを検討しなければならない新規の開発作業にとって、特に重要です。既存システムを拡張するプロジェクトでは、方向付けフェーズは短いフェーズになります。 ただし、新規のシステム開発と同様に、プロジェクトを実施する価値があること、また、実現可能であることを確認することが重要です。

 

トピック

開発企画書 開発プロセス - プロジェクト固有のもの ../workflow/environm/wfs_env1.htm -- このハイパーリンクは、生成されたこの Web サイト内に存在しません ../workflow/manageme/wfs_con.htm -- このハイパーリンクは、生成されたこの Web サイト内に存在しません 開発プロセス - 反復の準備完了 ソフトウェア開発計画書 - ライフサイクルが定義された ../workflow/environm/wfs_env2.htm -- このハイパーリンクは、生成されたこの Web サイト内に存在しません システム分析者 ソフトウェア・アーキテクト テスト担当者の役割 ../workflow/manageme/wfs_sdp.htm -- このハイパーリンクは、生成されたこの Web サイト内に存在しません ../workflow/requirem/wfs_sco.htm -- このハイパーリンクは、生成されたこの Web サイト内に存在しません ../workflow/requirem/wfs_sco.htm -- このハイパーリンクは、生成されたこの Web サイト内に存在しません ../workflow/requirem/wfs_defs.htm -- このハイパーリンクは、生成されたこの Web サイト内に存在しません アーキテクチャ統合の実施 アーキテクチャ統合の実施 ../workflow/manageme/wfs_moncon.htm -- このハイパーリンクは、生成されたこの Web サイト内に存在しません ../workflow/manageme/wfs_manit.htm -- このハイパーリンクは、生成されたこの Web サイト内に存在しません ../workflow/manageme/wfs_plan.htm -- このハイパーリンクは、生成されたこの Web サイト内に存在しません ../workflow/test/wfs_dfnevlmsn.htm -- このハイパーリンクは、生成されたこの Web サイト内に存在しません ../artifact/ar_tststr.htm -- このハイパーリンクは、生成されたこの Web サイト内に存在しません ソフトウェアの要求 - 概略 アーキテクチャー上の概念の検証が確立された ソフトウェアの要求 - 優先順位付け リスク - 識別され、優先順位付けされた 反復評価 反復計画書 - 次の反復 反復計画書 - 最初の反復 リスク 開発構想 開発構想 - 洗練された ../workflow/requirem/wfs_unsh.htm -- このハイパーリンクは、生成されたこの Web サイト内に存在しません ../workflow/requirem/wfs_anpr.htm -- このハイパーリンクは、生成されたこの Web サイト内に存在しません ソフトウェアの要求 - 識別された プロジェクト管理者 プロセス・エンジニア 付随するテキストで説明されているダイアグラム。

一般的にワークフローの詳細は、中規模プロジェクトにおける方向付けの反復で実行されます。


目的 ページの先頭へ

方向付けフェーズには主に次の目的があります。

  • プロジェクトのソフトウェア開発範囲と境界条件の確立。これには、運用上の開発構想、検証条件、製品の仕様などの決定が含まれます。
  • システムの成否を左右する重要なユース・ケースを抽出する。すなわち主要な設計のトレードオフを検討するために役立つような主要なシナリオを抽出する。
  • 主要なシナリオのいくつかに対する、少なくとも 1 つのアーキテクチャー候補の提示とデモンストレーションを行う
  • プロジェクト全体に対する総コストとスケジュールの見積もり (および、すぐ後の推敲フェーズに対する詳細な見積もり) をする
  • 潜在的なリスク (計画からの逸脱要因) の洗い出しをする (../workflow/manageme/co_risk.htm -- このハイパーリンクは、生成されたこの Web サイト内に存在しません概念: リスクを参照)。
  • プロジェクトをサポートする環境の準備をする

基本作業 ページの先頭へ

方向付けには次の基本作業があります。

  • プロジェクトの開発範囲の定義。最終製品の検収条件を導けるように、開発を行う際に考慮すべき諸事情および最も重要な要求と制約を捕捉します。
  • 開発企画書の企画と取りまとめ。リスク管理、要員配置、プロジェクト計画に関する候補案をコスト、スケジュール、収益性の間のトレードオフにおいて評価します。
  • アーキテクチャー候補の取りまとめ。設計に関するトレードオフの評価、作成 / 購入 / 再利用の得失の評価を行い、コスト、スケジュールおよびリソースを見積もります。ここでの目的は、何らかの概念の証明によって実現可能性を実証することです。これは、何が必要であるかをシミュレートしたり、ハイ・リスクな領域を調査する最初のプロトタイプをシミュレートするモデルを使って表されることがあります。方向付けの間のプロトタイピングは、ソリューションが可能であると確証を得るまでに制限します。推敲と開発の段階でこのソリューションを実現します。
  • プロジェクトのための環境準備。プロジェクトと組織を評価し、ツールを選択、改善すべきプロセスの部分を決定します。

マイルストーン ページの先頭へ

ライフ・サイクル目標マイルストーンでは、プロジェクトの基本的な実行可能性を評価します。詳しくは、マイルストーン: ライフ・サイクル目標を参照してください。

決定事項のカスタマイズ ページの先頭へ

最初に示した反復ワークフローの例は、中規模プロジェクトにおける一般的な方向付けの反復を表します。sip_iii.htm -- このハイパーリンクは、生成されたこの Web サイト内に存在しません方向付けの反復計画書のサンプルは、方向付けの反復で実行する作業内容の別の側面を表します。この反復計画書はワークフローの詳細と作業に関してより完全に決定するため、大規模プロジェクトにより適しています。小規模プロジェクトではこれらのワークフロー詳細のサブセットのみを決定する場合があるため、サブセットから逸脱する項目はプロジェクト固有のプロセスの一部として作業し文書化する必要があります。

 

Rational Unified Process   2003.06.15