このオプションは、2 つの異なるアプリケーションが同じポートを使用する必要があるときに使用します。 一方のアプリケーションは特定の IP アドレスで受信されたデータのポートを使用することを示してください。 もう 1 つのアプリケーションも同じポートを使用できますが、その場合、別の IP アドレスで受信されたデータ用になります。
この使用法は、TN3270 サーバーと TELNET サーバーで最もよく使われます。 2 つのサーバーはどちらも IETF によって定義され、ウェルノウン・ポート 23 を使用します。 ポート 23 を使用してどちらも正しく機能するようにするには、2 つのサーバーのいずれかに 「IP アドレスのバインド」オプションを使用可能にする必要があります。
このオプションはポート範囲には無効です。
このオプションは UDP アプリケーションで使用できます。 ただし、UDP ポートを 2 つの異なるジョブ名で予約することはできません。 このため、UDP アプリケーションでのこの機能の使用には制限があります。
IP アドレスは、小数点付き 10 進表記で指定しなければなりません。この表記では、32 ビットの IP アドレスは、ドット (ピリオド) で区切られた 4 つの 10 進数 (8 ビットごとに 1 つ) で表現されます。4 つの 10 進数はそれぞれ 0 以上で、255 以下になります。例:
00001010 00000001 10110100 11111110 32 ビット・アドレス
10
1
180
254
小数点付き 10 進表記 (10.1.180.254)