高速ログオンを可能にする

TN3270 クライアントのユーザーは通常、アクセスしたいアプリケーションのユーザー ID およびパスワードを知っていなければなりません。 ユーザーは ID およびパスワードを忘れたり、ID やパスワードを紙に書いておく場合がありますが、これはセキュリティー・リスクにつながります。 この問題の解決策として、Express Logon Feature (ELF) があります。 これによって、x.509 証明書を持つ TN3270 クライアントが、ID またはパスワードを入力せずに SNA アプリケーションにログオンできるようになります。 そのクライアントの証明書は、RACF で有効なユーザー ID に関連付けられていなければなりません。 クライアントが接続するとき、TN3270 サーバーは、ユーザー ID および PassTicket (ログオンを完了するため、サーバーが SNA アプリケーションに渡す) を 入手するために RACF セキュア・サインオン・サービスを使用します。