SYSLOGD (FTPLOGGING, ANONYMOUSFTPLOGGING)

FTP サーバーは、システム SYSLOGD 機能を使用してイベント・ロギングを提供します。 このサーバーによって記録されるイベントのタイプは次の通りです。

無名ログインのサポートがあり、これらのイベントを SYSLOGD に記録したい場合は、それも指示する必要があります。 そうでない場合、「ログイン (無名 ID を含まない) 関連のアクティビティーをログに記録 」 だけをチェックした場合は、そのログインが無名であるとサーバーが判断すると、そのセッションでは他のイベント・ログは書き込まれません。 各イベントは、EZYFS50 〜 EZYFS95 の範囲のメッセージ番号をもつメッセージとしてログに記録されます。

記録されるメッセージの例は次の通りです。


EZYFS50I ID=sessionID CONN starts Client IPaddr=ipaddr hostname=hostname

説明: このログ項目は、FTP デーモンがクライアント接続要求を受け入れた時に、FTP デーモンによって作成されます。 キーワード CONN は、項目を接続ログ項目として識別します。

sessionID は、クライアントとサーバーとの間の FTP セッションを固有なものとして識別します。ID は、FTP デーモンのジョブ名と範囲 00000 〜99999 の 5 桁の数字をつなげることによって作成されます。この ID は、メッセージ EZYFS52I (セッションの最後の項目) までセッションの各ログ項目内にあります。

ipaddr は、FTP クライアントの IP アドレスです。IP アドレスは、IPv4 アドレスか、IPv6 アドレスのいずれかとすることができます。

hostname は、FTP クライアントの名前です。名前が解決できない場合には、UNKNOWN が表示されます。

システム・アクション: FTP は続行します。

ユーザーまたはオペレーターの応答: なし。

システム・プログラマーの応答: なし。

ソース・データ・セット: EZAFTPBU。

プロシージャー名: logCONN。