ログイン処理 (ANONYMOUS)

ログイン処理によって、ログイン・プロセスの間に無名ユーザーの妥当性を検査する方法を決定することができます。無名ログインに使用するユーザー ID を指定するための 2 つのオプションがあります。

  1. そのユーザーを ANONYMOU の ID でログイン
  2. そのユーザーを次のユーザー ID でログイン
    ユーザー ID を指定した場合は、ユーザーに対してパスワードを求めるプロンプトを出し、使用するパスワードを指定させるか、あるいは SURROGATE オプションを使用することができます。

    「ユーザーにパスワードのプロンプトを出しますか?」オプション: 「はい」
    リモート・ユーザーがユーザー ID として ANONYMOUS を入力した場合に、FTP サーバーは、ANONYMOUS の代わりに指定のユーザー ID が入力されたとみなして、ログイン要求を取り扱います。 ユーザーには、そのユーザー ID に対するパスワードを求めるプロンプトが出され、ユーザーが正しいパスワードを入力した場合は、そのユーザーが指定のユーザー ID としてログインします。
  3. 「いいえ、このパスワードを使用」
    リモート・ユーザーがユーザー ID として ANONYMOUS を入力した場合に、FTP サーバーは、ANONYMOUS の代わりに指定のユーザー ID が入力されたとみなして、ログイン要求を取り扱います。 FTP サーバーは、指定されたパスワードおよびユーザー ID を自動的に使用して、ユーザーにログインします。
  4. 「いいえ、SURROGATE オプションを使用」
    リモート・ユーザーが ANONYMOUS をユーザー ID として入力することを許可します。ユーザー ID として ANONYMOUS が入力されると、FTP サーバーは、ANONYMOUS の代わりに指定のユーザー ID が入力されたとみなして、ログイン要求を取り扱います。 FTP サーバーは、RACF を呼び出し、このユーザー ID にパスワードなしのログインが許可されているかどうかを検査します。このオプションは、無名ユーザーに制限を課す (ANONYMOUSLEVEL=3) 選択をした場合にのみ有効です。