ユーザー作成の変換テーブル
ユーザー作成の変換テーブルの位置は、FTP サーバーに対してではなく FTP クライアントごとに異なるように指定されます。
FTP サーバーを構成しようとしている場合には、完全修飾の MVS データ・セット名または HFS ファイル名を入力することになります。
FTP クライアントを構成しようとしている場合には、データ・セットの低位修飾子 (LLQ) だけを指定します。
クライアントは、データ・セット 'user_id.your_llq.TCPXLBIN' 中で変換テーブルを検索します。見つからない場合には、'hlq.your_llq.TCPXLBIN' から検索します。
例
値 'MYTRANS' を指定すると、FTP は、データ・セット 'user_id.MYTRANS.TCPXLBIN' を検索します。
クライアント設計により、異なるログイン・ユーザー ID が異なる変換テーブルを使用できるようになります。
FTP サーバーを構成する場合
入力は、完全修飾の MVS データ・セット名または HFS ファイル名のいずれかとすることができます。
構文規則
入力が完全修飾 MVS データ・セットである場合
- 修飾名にはピリオドを含めて 44 文字 まで使用できます。
- 修飾名は、ピリオドで区切られた 1 つ以上のインデックスから構成されます。
- それぞれのインデックスには 8 文字まで使用できます。インデックスの先頭文字は、英字か国別文字でなければなりません。その後に続く文字はそれぞれ、英数字、国別文字、または { でなければなりません。
- オプションのメンバー名には 1 〜 8 文字を使用できます。メンバー名の先頭文字は英字か国別文字でなければなりません。以後のそれぞれの文字は英数字、国別文字、または { でなければなりません。
- 名前の全長は 50 文字を超えることができません。
入力が HFS ファイル名である場合
- スラッシュで始めなければなりません
- 1 〜 50 文字で、大文字小文字が区別されます
- ディレクトリーまたはファイルは、それぞれ 1 つ以上の隣接するスラッシュで始まっていなければなりません。
- 最後のスラッシュの後の文字は、それぞれ以下にする必要があります。英数字または > + & ! $ - / | _ < ? ` : # @ % ' " ~ { } [ ] \ * ( ) , . =
FTP クライアントを構成する場合
構文規則
- 1 〜 8 文字でなければなりません
- 先頭文字は、英字か国別文字 ($, #, @) でなければなりません
- その後に続く文字は英数字、国別文字、または - でなければなりません。