変換: 単一バイト・データ接続
このパネルは、単一バイト変換を使用してデータ接続の変換設定を指定するのに使用します。
始める前に、以下のことを理解する必要があります:
- データ接続でのデータの転送の場合、FTP は以下をサポートします。
- iconv を通じて使用可能なすべての単一バイト変換。たとえば、Country_Extended_code-Pages (CECP)<-> ISO8859-1 および IBM-1047 <-> IBM-850 変換がデータ転送で使用可能です。
- コード・ページ IBM-5488 からコード・ページ IBM-1388 または UTF-8 へのマルチバイト変換。
- TCP/IP によって提供されるか、CONVXLAT ユーティリティーによって生成された変換テーブルを使用した単一バイトと 2 バイトの両方のデータ変換。
- ユーザー生成の変換テーブルは、CONVXLAT ユーティリティーを使用して生成しなければなりません。
- 下記の変換テーブル検索順の一部に示される hlq は、TCPIP.DATA 構成ステートメント DATASETPREFIX に指定された高位修飾子です。
- 下記の変換テーブル検索順の一部に示される Original_jobname は、'1' を付加する前の FTP サーバーのジョブ名です。
たとえば、FTP 開始プロシージャーが 'FTPD' のジョブ名を指定した場合は、'FTPD' が Original_jobname です。サーバーが完全に開始されると、そのジョブ名は 'FTPD1' に変わります。
- FTP クライアントを構成しようとしている場合には、ユーザーがログイン時に FTP コマンドに TRANSLATE data_set_name パラメーターを指定すると、このページの設定が指定変更されます。
TRANSLATE data_set_name パラメーターを指定した場合は、FTP クライアントは次の優先順位で変換テーブルを検索し、このページからの設定を無視します。
これらのテーブルの 1 つが見つからないと、ログインは失敗します。
- $HOME/data_set_name.tcpxlbin (クライアントが z/OS UNIX システム・サービス・シェルで開始された場合)
- user_id.data_set_name.TCPXLBIN
- hlq.data_set_name.TCPXLBIN
単一バイトを使用したデータ接続の変換オプション:
- 変換テーブルを検索するために FTP でデフォルトの検索順序を使用する必要があることを指示するには、「デフォルトを使用」を選択します。
変換テーブルの検索順序は、FTP サーバーと FTP クライアントでは異なります。
FTP サーバー
- 開始プロシージャー中で CONVXLAT 生成の変換テーブルを指定する SYSFTSX DD ステートメント。テーブルは、MVS データ・セットまたは HFS ファイルとすることができます。msys は、構成しようとしている FTP サーバーに対するもので、SYSFPSX DD ステートメントを含まない開始プロシージャーを作成します。
msys が作成する開始プロシージャーを使用しないように選択する場合には、開始プロシージャー中で SYSFTSX DD ステートメントが暗黙指定されることを理解しなければなりません。
- Original_jobname.SRVRFTP.TCPXLBIN
- hlq.SRVRFTP.TCPXLBIN
- Original_jobname.STANDARD.TCPXLBIN
- hlq.STANDARD.TCPXLBIN
- 上記のいずれも見つからない場合には、FTP は、制御接続で確立されたのと同じ変換テーブルを使用します。
FTP クライアント
- FTP コマンドに TRANSLATE data_set_name パラメーターを指定した場合は、
FTP クライアントは次の優先順位で変換テーブルを検索します。これらのテーブルの 1 つが見つからないと、ログインは失敗します。
- $HOME/data_set_name.tcpxlbin (クライアントが z/OS UNIX システム・サービス・シェルで開始された場合)
- user_id.data_set_name.TCPXLBIN
- hlq.data_set_name.TCPXLBIN
- FTP コマンドに TRANSLATE パラメーターを指定しない場合は、FTP は次の検索順を使用して変換テーブルを検索します:
- userid.FTP.TCPXLBIN
- hlq.FTP.TCPXLBIN
- userid.STANDARD.TCPXLBIN
- hlq.STANDARD.TCPXLBIN
- 上記のいずれも見つからない場合には、FTP は、制御接続で確立されたのと同じ変換テーブルを使用します。
- FTP 内部変換テーブルを使用するには、「内部 FTP 変換テーブルを使用」を選択します。FTP 内部テーブルは、TCPXLBIN(STANDARD) データ・セット中にあるのと同じテーブルです。
- 変換テーブルが入っているデータ・セットを指定するには、「ユーザー作成の変換テーブルを使用」を選択します。このデータ・セットは CONVXLAT ユーティリティーを使用して作成する必要があります。
- ネットワークおよびホスト・コード・ページ用に単一バイト iconv コード・ページを入力するには、「次の iconv エンコード文字セットを使用」を選択します。
この選択によって、変換不能文字が見つかった場合に置換文字を使用するように選択できます。
ステップ
- 変換に使用するオプションを選択します。
- 「ユーザー作成の変換テーブルを使用」を選択した場合は、ユーザー・テーブルのロケーションを入力します。
- 「次の iconv エンコード文字セットを使用」を選択する場合には、iconv エンコード・ページを入力し、置換文字を使用するかどうかを選択します。
変換オプションを選択し、変換テーブルまたはコード・ページを入力したら (適用可能な場合)、このパネルでの作業は完了します。
このウィンドウの以下の項目について、より詳細なヘルプを表示できます。
完全修飾の MVS データ・セット名または HFS ファイル名を入力する
ネットワーク転送エンコード文字セット
ファイル・システム・エンコード文字セット
文字置換 (SBSUB および SBSUBCHAR)
プッシュボタン
指定を完了するには、「了解」をクリックします。
このページで行った入力を取り消すには、「取り消し」をクリックします。
このパネルの詳しい情報については、「ヘルプ」をクリックします。