SOCKS: FTP サーバーへのアクセス方法

このパネルは、「他のすべての FTP サーバー」項目に一致する FTP ログインで、クライアントを直接 FTP サーバーに接続しなければならないか、それとも SOCKS サーバーを介して接続しなければならないかを指定するのに使用します。

ステップ

  1. 「他のすべての FTP サーバー」項目に一致するログインで、クライアントを直接 FTP サーバーに接続しなければならないことを示すには、「FTP サーバーに直接接続」を選択します。
  2. 「他のすべての FTP サーバー」項目に一致するログインで、クライアントを SOCKS サーバーを介して FTP サーバーに接続しなければならないことを示すには、以下のようにします。
    1. 「SOCKS サーバー経由で接続」を選択します。
    2. ログイン時にクライアントの接続先とする必要がある SOCKS サーバーを識別します。 SOCKS サーバーは、その IP アドレスかホスト名のいずれかによって識別できます。
    3. SOCKS プロトコル・バージョンをバージョン 5 またはバージョン 4 のいずれかとして選択します。

「他のすべての FTP サーバー」項目に一致するログインで、クライアントを直接 FTP サーバーに接続しなければならないか、それとも SOCKS サーバーを介して接続しなければならないかを示したなら、このパネルでの作業は完了します。また SOCKS サーバーを介しての接続を選択した場合には、SOCKS サーバー・アドレスが必要です。

「他のすべての FTP サーバー」- 一般情報

SOCKS 構成ファイルには常に項目「他のすべての FTP サーバー」が入っています。 この項目は除去できず、またテーブルにおけるその位置も変更できません。これは常にテーブル中の最後の項目です。この項目は、すべてのログイン・アドレスに一致するサブネットを表わします。この項目は、SOCKS 構成ファイル中の他のいずれの項目とも一致しないログイン・アドレスで FTP サーバーに接続する方法を示します。この項目を編集して、FTP サーバーに直接アクセスしなければならないか、それとも SOCKS サーバーを介してアクセスしなければならないかを示すことができます。

以下の項目を示された順序で追加します。

  1. FTP サーバー・アドレス 3.3.3.3。これは直接にアクセスされます。
  2. SOCKS サーバー経由でアクセスされる 5.5.5.5 の FTP サーバー・アドレス。
  3. SOCKS サーバー経由でアクセスされる 6.6.0.0 : 255.255.0.0 のサブネット。

「他のすべての FTP サーバー」項目を編集して、FTP サーバーが直接にアクセスされることを示します。

結果としてこれがログイン中に起こることとなります。

  1. クライアントが FTP サーバー・アドレス 3.3.3.3 にログインすると、これは 3.3.3.3 という FTP サーバー・アドレスをもつ SOCKS 構成ファイル項目に一致することとなり、クライアントは直接に FTP サーバーに接続されます。
  2. クライアントが FTP サーバー・アドレス 5.5.5.5 にログインした場合に、これは、SOCKS 構成ファイルの 5.5.5.5 の FTP サーバー・アドレスを持つエントリーと一致するので、クライアントは SOCKS サーバー経由で FTP サーバーにアクセスします。
  3. クライアントが FTP サーバー・アドレス 6.6.6.6 にログインした場合に、これは SOCKS 構成ファイルの 6.6.0.0 | 255.255.0.0 のサブネットを持つエントリーと一致するので、クライアントは SOCKS サーバー経由で FTP サーバーにアクセスします。
  4. クライアントが FTP サーバー・アドレス 9.9.9.9 にログインすると、このログイン・アドレスは、追加されたどの項目とも一致しません。しかし、「他のすべての FTP サーバー」項目には一致します。この項目は FTP サーバーが直接にアクセスされることを示しているので、クライアントは直接に FTP サーバーに接続します。

このウィンドウの以下の項目について、より詳細なヘルプを表示できます。

SOCKS サーバーの IP アドレスまたはホスト名

プッシュボタン
指定を完了するには、「了解」をクリックします。
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このパネルの詳しい情報については、「ヘルプ」をクリックします。