仮想デバイスを指定するために使用します。 仮想 IP アドレス (VIPA) はアダプターを single point of failure として除去します。除去は、アダプターを特定の物理ネットワーク接続機構に関連付けるのではなく、スタックに関連付けられた IP アドレスを提供することによって行われます。 仮想デバイスはソフトウェア内にのみ存在するため、常にアクティブであり、仮想デバイスに物理的な障害が発生することはありません。
VIPA には単一の物理ネットワーク接続機構が関連付けられていません。 物理アダプターがネットワークとの接続を失った場合に、障害が発生した物理アダプターを使用しているアプリケーション・トラフィックが、別のインターフェース経由でネットワークに経路指定されるように VIPA を定義すると非常に便利です。 ネットワークに対しては、VIPA アドレスは TCP/IP アドレス・スペースの物理インターフェースから 1 ホップの位置にあると考えられます。
ネットワークは VIPA アドレスに到達するために、物理インターフェースへのデータグラムの送信および物理インターフェースからのデータグラムの受信を行います。 ルーティング・ネットワークに対しては、VIPA は間接的に z/OS に接続されているホスト・アドレスであると考えられます。 VIPA 宛先のパケットがスタックに到達すると、IP 層がアドレスを認識してスタックのプロトコル層に渡します。
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