サービス・インスタンスのカスタマイズ
サービス・インスタンスをセットアップするときには、カスタマイズ・データとして提供する必要
があるサービス特有のオプションに関して、いくつかの決定を行う必要があります。msys for Setup でセットアップできるサービスでは、サービス特有のカスタマイズ・
ダイアログでこの情報の収集が行われます。カスタマイズ・ダイアログでは、多くの場合、ウィザードおよび最適な実行デフォルトが用意されて
いて、カスタマイズ・データを提供するのを援助するためのヘルプ情報が常に提供されます。
一部のサービスは、それ自体を msys for Setup でカスタマイズすることはできません
が、カスタマイズできるサービスによって依存関係を扱う関数が提供されます。個々のサービスについての詳細
は、サービス情報ファイル
を参照してください。
はじめに:
- 一部のサービスに関しては、カスタマイズを開始する前に、サービス・インスタンスを最初に
作成する必要があります。
- 許可を受けているサービスについてだけ、カスタマイズ・ダイアログを使用できます。
- ほとんどのサービスの場合、サービスをカスタマイズする前に管理ディレクトリーの
リフレッシュを行う必要があります。サービスをセットアップするタスクの概要については、msys for Setup によるソフトウェア製品のセットアップを参照してください。
- 「RACFSecurity - 許可」がユーザーの要件に合わせて設定されていることを確認して
ください (自動セキュリティー更新
の抑止を参照)。
カスタマイズ・ダイアログを表示するステップ:
- リソース・ツリーでシスプレックス・フォルダーを展開し、作業したいシスプレックスのフォルダーを選択します。
- シスプレックス全体にわたるサービスを操作したい場合には、シスプレックス・フォルダー
で「制御」パネルをクリックします。それ以外の場合には、操作したいシステムのフォルダーを展開し、システム・フォルダーで「制御」パネルをクリックします。選択可能なサービス・インスタンスのリストがリスト・ビューに表示されます。
- カスタマイズするサービス・インスタンスを選択します。
- メニューの「ファイル」 --> 「カスタマイズ...」を順にクリックします。このサービス・インスタンスをはじめてカスタマイズするとき、そのサービスでコピー機能が
サポートされ、別のインスタンスの適切なカスタマイズ・データを利用できる場合には、既存の
カスタマイズのデータをコピーするかどうかという確認メッセージが表示されます。
- 注:
- このメニュー項目は、そのサービスに関して許可されている場合にだけ
表示されます。
- システムにログオンしていない場合、この時点でログオンするように
促されます。
他のサービスの構成データに関する依存関係が、カスタマイズしようとするサービスにある場合、その依存関係についてリフレッシュがまだ行われていないと、即時リフレッシュを行うよう
促されます (管理ディレクトリーのリフレッシュを参照)。必要なすべてのリフレッシュ・データが使用可能なときには、サービスのカスタマイズ・ダイアログが
ダウンロードされて表示されます。
- 必要なカスタマイズ・データについての詳細は、このダイアログのヘルプを利用
してください。