変換: 制御接続
制御接続の変換オプションを指定するには、このパネルを使用します。
FTP コマンドの変換が行われて、制御接続を介して応答が送信されます。
始める前に、以下のことを理解する必要があります:
- ユーザー生成の変換テーブルは、CONVXLAT ユーティリティーを使用して生成しなければなりません。
- 下記の変換テーブル検索順の一部に示される hlq は、TCPIP.DATA 構成ステートメント DATASETPREFIX に指定された高位修飾子です。
- 下記の変換テーブル検索順の一部に示される Original_jobname は、'1' を付加する前の FTP サーバーのジョブ名です。
たとえば、FTP 開始プロシージャーが 'FTPD' のジョブ名を指定した場合は、'FTPD' が Original_jobname です。サーバーが完全に開始されると、そのジョブ名は 'FTPD1' に変わります。
- FTP クライアントを構成している場合、FTP 環境に入る時に FTP コマンドに TRANSLATE data_set_name パラメーターを指定した場合は、このページの設定がオーバーライドされます。
TRANSLATE data_set_name パラメーターを指定した場合は、FTP クライアントは次の優先順位で変換テーブルを検索し、このページからの設定を無視します。
これらのテーブルの 1 つを検出しない場合は、その接続は失敗します。
- $HOME/data_set_name.tcpxlbin (クライアントが z/OS UNIX システム・サービス・シェルで開始された場合)
- user_id.data_set_name.TCPXLBIN
- hlq.data_set_name.TCPXLBIN
制御接続の変換オプション:
- 変換テーブルを検索するために FTP でデフォルトの検索順序を使用する必要があることを指示するには、「デフォルトを使用」を選択します。
変換テーブルの検索順序は、FTP サーバーと FTP クライアントでは異なります。
FTP サーバー
- Original_jobname.SRVRFTP.TCPXLBIN
- hlq.SRVRFTP.TCPXLBIN
- Original_jobname.STANDARD.TCPXLBIN
- hlq.STANDARD.TCPXLBIN
- (7 ビット ASCII) - FTP はネットワーク・コード・ページでは ISO8859-1 を使用し、ファイル・システム・コード・ページでは IBM-1047 を使用します。
- 内部 (ハードコーディング) 7 ビット・テーブル
FTP クライアント
- FTP コマンドに TRANSLATE data_set_name パラメーターを指定した場合は、
FTP クライアントは次の優先順位で変換テーブルを検索します。これらのテーブルの 1 つを検出しない場合は、その接続は失敗します。
- $HOME/data_set_name.tcpxlbin (クライアントが z/OS UNIX システム・サービス・シェルで開始された場合)
- user_id.data_set_name.TCPXLBIN
- hlq.data_set_name.TCPXLBIN
- FTP コマンドに TRANSLATE パラメーターを指定しない場合は、FTP は次の検索順を使用して変換テーブルを検索します:
- userid.FTP.TCPXLBIN
- hlq.FTP.TCPXLBIN
- userid.STANDARD.TCPXLBIN
- hlq.STANDARD.TCPXLBIN
- (7 ビット ASCII) - FTP はネットワーク・コード・ページでは ISO8859-1 を使用し、ファイル・システム・コード・ページでは IBM-1047 を使用します。
- 内部 (ハードコーディング) 7 ビット・テーブル
- FTP 内部変換テーブルを使用するには、「内部 FTP 変換テーブルを使用」を選択します。
FTP 内部テーブルは、TCPXLBIN(STANDARD) データ・セット中にあるのと同じテーブルです。
- iconv ISO8859-1 文字セットをネットワーク・コード・ページで使用する必要があることを指定するには、「iconv ISO8859-1 エンコード文字セットを使用」を選択します。
ファイル・システム・コード・ページでは IBM-1047 が使用されます。
- UTF-8 サポートを考慮するには、「UTF-8 パス名を許可」をチェックします。
これは ISO8859-1 文字セットを使用して FTP を開始し、RFC 2640 に記述されている通りUTF8 エンコードへの切り替えを折衝します。
- FTP で使用する変換テーブルを含むデータ・セットを指定するには、「ユーザー作成の変換テーブルを使用」を選択します。
このデータ・セットは CONVXLAT ユーティリティーを使用して作成する必要があります。
- ネットワーク・コード・ページのどれかの単一バイト iconv コード・ページを入力するには、「次の iconv エンコード文字セットを使用:」を選択します。
ファイル・システム・コード・ページでは IBM-1047 が使用されます。
ステップ
- 変換に使用するオプションを選択します。
- 「iconv ISO8859-1 エンコード文字セットを使用」を選択し、 UTF-8 サポート使用する場合は、「UTF-8 パス名を許可」をチェックします。
- 「ユーザー作成の変換テーブルを使用」を選択した場合は、ユーザー・テーブルのロケーションを入力します。
- 「次の iconv エンコード文字セットを使用:」を選択した場合は、その iconv コード・ページを入力します。
変換オプションを選択し、適用可能な場合に、変換テーブルまたはコード・ページを入力したら、このパネルでの作業は完了します。
このウィンドウの以下の項目について、より詳細なヘルプを表示できます。
ユーザー作成の変換テーブル
次の iconv エンコード文字セットを使用
プッシュボタン
指定を完了するには、「了解」をクリックします。
このページで行った入力を取り消すには、「取り消し」をクリックします。
このパネルの詳しい情報については、「ヘルプ」をクリックします。