このパネルは、FTP クライアントの戻りコードに関連した設定をカスタマイズするために使用します。
FTP クライアントは、ftp コマンドを出して FTP 環境を入力します。オプション ( EXIT または ( EXIT=nn を指定して ftp コマンドを出すか、UNIX システム・サービスから実行している (-e オプション) 場合には、 FTP クライアントの戻りコード機能を使用可能にします。これで、特定の FTP エラーおよびクライアントの戻りコードの設定に対してFTP 環境がクローズされます。
ftp コマンド行で ( EXIT、( EXIT=nn、および -e オプションを指定しないと、エラーが起こってもクライアントの FTP 環境は終了せず、クライアントの戻りコードは常に 0 に設定されます。
戻りコードの形式と表示される戻りコードは、このパネルからのカスタマイズの設定とクライアントの実行環境の双方によって異なります。
TSO または z/OS UNIX システム・サービス・シェルから対話式に実行しているクライアントの場合には、エラーが起こると メッセージ EZA1735I が表示されます。EZA1735I には 2 桁のエラー・コード、障害のある FTP サブコマンド、および 3 桁の応答コードが表示されます。 2 桁のクライアントのエラー・コードと FTP サブコマンドについては、z/OS Communications Server IP ユーザーズ・ガイドおよびコマンド (SC88-8931) に説明があります。2 桁のクライアントのエラー・コードは「FTP クライアントのエラー・コード」の項に、FTP サブコマンドは「FTP サブコマンド・コード」の項に入っています。 3 桁の応答コードは z/OS Communications Server IP and SNA Codes (SC31-8791) の「FTPD reply codes」の項に説明があります。
バッチ・モードで TSO clists として、または REXX アプリケーションから実行しているクライアントの場合には、戻りコードはクライアントに戻されるだけでなく、メッセージ EZA1735I にもポストされます。また、戻りコードは SMF タイプ 30 (ステップ終了) レコードにも記録されることがあります。クライアントに渡される戻りコードの形式は、 戻りコード(CLIENTERRCODES) の変換 の項で選択した設定によって異なります。 しかし、メッセージ EZA1735I に表示される戻りコードの形式は固定で、カスタマイズできません。
クライアントの戻りコードは、ftp コマンド・オプション ( EXIT、( EXIT=nn、または -e が指定されているかどうかに関係なく、表示できます。 「メッセージ EZZ9830I でエラーを報告する」ボックスにチェックすると、メッセージ EZZ9830I に記録された戻りコードを表示できます。
ステップ
戻りコードの形式を選択し、メッセージ EZZ9830I を使用して戻りコードを記録したいかどうかを指示したら、このパネルは完了です。
このウィンドウの以下の項目について、より詳細なヘルプを表示できます。
プッシュボタン
指定を完了するには、「了解」をクリックします。
このページで行った入力を取り消すには、「取り消し」をクリックします。
このパネルの詳しい情報については、「ヘルプ」をクリックします。