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演習 2.1: フォルダーとファイルの関連の作成

この演習では、要求、プロジェクト・フォルダー、およびファイルとの間に関連を作成します。

IBM® Software Delivery Platform 内の リンク可能なリソース・ドメインには、Eclipse SDK の 全アプリケーションに共通のドメイン要素が含まれています。 これらの共通要素には、プロジェクト、フォルダー、およびファイルが含まれています。 この演習では、「保護された支払方法 (Secure Payment)」という名前のフォルダーを作成します。 これを使用して開発者は、プロジェクト内でアプリケーション・ユーザー用に保護された支払方法プロセスに関連する、 すべてのデザイン要素をグループ化することができます。 また、「カスタマー認証 (Customer Authentication)」 という名前のフォルダー内にもファイルを作成してください。 このファイルを使用して開発者が、アプリケーション・ユーザーのセキュア ID および認証に関連したメモを作成することができます。 Rational® RequisitePro® で 「カスタマー認証 (Customer Authentication)」ファイルを 「顧客 ID (Customer ID)」用語集要求と関連付けることにより、 開発チームがカスタマー・セキュリティー設計を行う際に、 一貫性のある用語を使うことができるようになります。

Rational RequisitePro にある要求は、 「要求エクスプローラー」ビュー内にリストされます。各要求は先頭にタグが付き、そのあと要求名が続きます。 このタグには要求タイプの略語と番号が含まれ、要求プロジェクト内で固有の ID となります。 例えば、FEAT1 は、プロジェクトで作成された 1 番目の機能要求を表します。 要求は、Rational RequisitePro で再調整して 再度番号付けをすることができますが、個々のタグはプロジェクト内で固有のままとなります。

フォル ダーとファイルの関連を作成するには、以下を行います。

  1. 「プロジェクト・エクスプローラー」ビュー で、「マイ・チュートリアル・ プロジェクト (My Tutorial Project)」を 右クリックして、「新規」 > 「フォ ルダー」の順にクリックします。
  2. 「新規フォルダー」ウィンドウで、 フォルダー名を「保護された支払方法 (Secure Payment)」と 入力して、「終了」をクリックします。 新規フォルダーがプロジェクト内に表示されます。
  3. 「保護された支払方法 (Secure Payment)」フォルダーを 右クリックして、「新規」 > 「ファ イル」の順にクリックします。
  4. 「新規ファイル」ウィンドウで、 ファイル名を「カスタマー認証 (Customer Authentication)」と 入力して、「終了」をクリックします。 新規ファイルがフォルダー内に表示されます。
  5. 「要求エクスプローラー」ビュー で、「機能とビジョン (Features and Vision)」フォルダーを 展開し、「オンライン ショップ・ システム (Web Shop System)」フォルダーを展開します。
  6. 「要求エクスプローラー」ビューの 要求「FEAT1 保護された支払方法 (FEAT1 Secure payment method)」を、「プロジェクト・ エクスプローラー」ビュー内の「保護された支払方法 (Secure Payment)」フォルダーにドラッグします。 要求とフォルダーとの間に、関連性が作成されます。
  7. 「要求エクスプローラー」ビュー で、「用語集 (Glossary)」フォルダーを展開します。
  8. 「要求エクスプローラー」にある用語の要求「TERM4 顧客 ID (TERM4 Customer ID)」を、「プロジェクト・ エクスプローラー」 ビュー内の 「カスタマー認証 (Customer Authentication)」ファイルにドラッグします。 要求とファイルとの間に、関連性が作成されます。 ファイルは、水平方向の矢印 でマークされます。これはプロキシー要求への直接リンク (次の演習で説明します) を表します。 要求は、斜めの矢印 でマークされます。これはプロキシー要求への追跡 可能な間接リンクを表します。