Rational Developer for System z バージョン 7.6.x

LPEX での対話式システム生産性向上機能のコマンド

System z® LPEX エディターを使用すると、基本 LPEX エディターから提供されているコマンドに加え、以下の対話式システム生産性向上機能 (ISPF) のコマンドが使用できます。 『ISPF 基本プロファイル』および『ISPF エディター・プロファイルのキー設定』の説明を参照してください。これらのコマンドの動作は、ISPF エディター内での同様のコマンドの動作に似ています。ISPF エディターのコマンドおよびストリング指定の詳細については、「対話式システム生産性向上機能 (ISPF) 編集と編集マクロ」を参照してください。LPEX エディター内のコマンドは、ISPF エディターで使用可能な機能のサブセットを提供します。

ストリングを受け入れるコマンドは一般に、ISPF コマンドが受け入れるのと同じフォーマットを受け入れます。例えば、引用符付き、文字、テキスト、およびピクチャーのストリングが受け入れられます。さらに、正規表現が、引用符で囲んで前に R を付けることにより、検索ストリングとして受け入れられます。例えば、FIND R'[0-9]{3}' とすると、数値を 3 つ含むストリングが検索されます。16 進数の指定は受け入れられません。

デフォルトでは、ファンクション・キーは以下のように設定されています。

F5 検索の繰り返し
F6 変更の繰り返し
F7 スクロールアップ
F8 スクロールダウン
F10 左ページ
F11 右ページ

LPEX でのストリングの強調表示は、ISPF の場合とは異なります。ISPF では、検出されたストリングのすべてのインスタンスが強調表示されます。 LPEX では、ストリングの現在のインスタンスのみが強調表示されます。

ラベルの動作も LPEX エディター内では少し異なります。ISPF ラベルは LPEX エディターの固有の機能ではないからです。

複数の編集基本コマンドをチェーニングするには、コマンド間にセミコロンを入れます。ただし、セミコロンの前後にスペースが必要です。
表 1. System z LPEX エディターでサポートされている ISPF コマンド
名前* 説明 サポートされているパラメーター
C 検索および置換

{FIRST, LAST, NEXT, PREV, ALL}
{CHARS, WORD, SUFFIX, PREFIX }
{column numbers}
{label range}

F 検索

{FIRST, LAST, NEXT, PREV, ALL}
{CHARS, WORD, SUFFIX, PREFIX }
{column numbers}
{label range}

X 行の除外。

{FIRST, LAST, NEXT, PREV, ALL}
{CHARS, WORD, SUFFIX, PREFIX }
{column numbers}
{label range}

SORT 文書の行のソート。

{ A, D }
{ X, NX }
{column numbers}
{label range}

BOUNDS コマンドのコンテキスト境界の設定。
注: BOUNDS コマンドは、接頭部域に入力されたコマンド (シフト・コマンド: )) など) に影響を及ぼしません。BOUNDS コマンドは、LPEX コマンド行に入力されたコマンド、つまり、C、F、X、および SORT だけに影響を及ぼします。
{column numbers}
RFIND 最後の検索コマンドの繰り返し。 N/A
RCHANGE 最後の変更コマンドの繰り返し。 N/A
FLIP 文書内の各行について、表示に含まれている状況および表示から除外されている状況の逆転。非表示の行が表示されるようになり、表示されている行が非表示になります。 N/A
RESET 除外された行の表示と、検出されたストリングの強調表示の解除。 { X, CHG, FIND }
DELETE 指定範囲内の行の削除。 { ALL, X, NX , label range }
* これらのコマンドの多くに、別名があります。以下に、その例を示します。

FIND、F CHANGE、C EXCLUDE、X BOUNDS、BNDS RESET、RES DELETE、DEL


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