以下のリリース情報では、Rational® Developer for System z® バージョン 7.6 の新規フィーチャーおよび機能拡張について説明し、本リリースでの既知の制限をリストしています。
ここでは、Rational Developer for System z バージョン 7.6.x をご使用になる開発者向けの情報を記載します。
ハードウェア要件
ハードウェア要件およびソフトウェア要件については、以下の資料を参照してください。
- z/OS® ホスト要件: Rational Developer for System z ホスト構成ガイド
- AIX® および Linux® の要件: Rational Developer for System z RSE サーバー インストールおよび構成: AIX および Linux
- Linux on System z の要件: Rational Developer for System z RSE サーバー インストール・ガイド: Linux on System z
- クライアント要件: Rational Developer
for System z インストール・ガイド
インストールおよび構成
Rational Developer
for System z のインストールおよび構成については、以下の資料を参照してください。
- z/OS ホストのインストール: Rational Developer
for System z Program Directory
- z/OS ホストの構成 (基本): Rational Developer for System z ホスト構成クイック・スタート・ガイド
- z/OS ホストの構成 (詳細): Rational Developer for System z ホスト構成ガイド
- AIX および Linux のインストール: Rational Developer for System z RSE サーバー インストールおよび構成: AIX および Linux
- Linux on System z のインストール: Rational Developer for System z RSE サーバー インストール・ガイド: Linux on System z
- クライアントのインストール: Rational Developer
for System z インストール・ガイド
最新バージョンの完全な文書については、インストールの説明、ホワイト・ペーパー、ポッドキャストおよびチュートリアルも含め、 Rational Developer
for System z Web サイト (http://www-01.ibm.com/software/awdtools/rdz/library/) のライブラリー・ページを参照してください。
注: - Developer for System
z のインストールおよび構成ガイド (install.pdf、HHOP0760.pdf、hostconfigqs.pdf、hostconfig.pdf、aixinstall.pdf、zlinuxinstall.pdf、および sclmdtinstallguide.pdf) は、IBM Rational Developer for System z ドキュメンテーション CD にも収められています。
- ホストのインストールおよび構成ガイド (HHOP0760.pdf、hostconfigqs.pdf、hostconfig.pdf、aixinstall.pdf、zlinuxinstall.pdf、および sclmdtinstallguide.pdf) は、IBM Rational Developer for System z z/OS SMPE インストール CD にも収められています。
バージョン 7.6.1 の更新
Rational Developer for System z バージョン 7.6.1 の新規フィーチャーおよび制限については、以下の要約を参照してください。
バージョン 7.6.1 の機能強化
バージョン 7.6.1 の制限
エンタープライズ・サービス・ツール
コンパイル済み言語デバッガー
C/C++ 言語サポート
- 制限: C/C++ 順次データ・セットを編集する場合、コンテンツ・アシスト、オープン定義、オープン宣言、オープン・ヘッダー・ファイル、およびアウトライン・ビューなどの言語機能は、リモート C/C++ エディターと System
z LPEX エディターのどちらでも機能しません。
バージョン 7.6.0.1 の更新
Rational Developer for System z バージョン 7.6.0.1 の新規フィーチャーについては、以下の要約を参照してください。
z/OS 統合開発環境
- Rational Developer
for System z 7.6.0.1 は、Rational Team Concert™ for System z 2.0.0.2 に統合されます。すでにインストールしてある Rational Developer for System z 7.6.0.1 を Rational
Team Concert for System
z と統合したい場合は、Rational
Team Concert for System
z 2.0.0.2 をインストールする必要があります。
- ファイル内容検索ストリングを含んでいるリモート z/OS 検索照会を保管できます。
- JES の「パージ」および「キャンセル」操作では、「リモート・システム」ビューまたは「リモート・システム詳細」ビューを手動で最新表示して、パージまたはキャンセルしたジョブをそれらのビューから除去する必要があります。「キャンセル」、「保留」、「パージ」、および「保留解除」メニュー項目のメッセージは、以下のように変更されました。
表 1. 更新された「キャンセル」、「保留」、「パージ」、および「保留解除」のメッセージバージョン 7.6.0 メッセージ |
バージョン 7.6.0.1 メッセージ |
CRRZI9005I ジョブ {0} ジョブ {0} は取り消されています |
CRRZI9005I ジョブ {0} に Cancel が発行されました。 |
CRRZI9008I ジョブ {0} ジョブ {0} は保留されました |
CRRZI9008I ジョブ {0} に Hold が発行されました。 |
CRRZI9016I ジョブ {0} ジョブ {0} はパージされました |
CRRZI9016I ジョブ {0} に Purge が発行されました。 |
CRRZI9017I ジョブ {0} ジョブ {0} はリリースされています |
CRRZI9017I ジョブ {0} に Release が発行されました。 |
- JES のジョブおよびステップ出力は、System z LPEX エディターを使用して開きます。「リモート・システム」ビューまたは「リモート・システム詳細」ビューでジョブまたはステップ出力ファイル (.spool ファイル) をダブルクリックすると、ファイルが System z LPEX エディターで開かれます。
- ローカル構文検査がリンクされたリソースと連動するようになりました。コピー・ファイルまたはインクルード・ファイルが、LAN ドライブなど、リンクされたフォルダーに存在する場合は、ワークスペース内にそれらのファイルの別個のコピーを作成する必要はありません。コンパイルのプロパティー・グループ内で SYSLIB 連結を指定すれば、ワークスペースからの相対パスを使用できます。
- z/OS UNIX® サブプロジェクトは z/OS プロジェクトのインポート/エクスポート・メカニズムと異なるインポート/エクスポート・メカニズムを備えています。z/OS UNIX サブプロジェクトは、エクスポートされた z/OS プロジェクトに組み込まれないため、z/OS UNIX サブプロジェクトのコンテキスト・メニュー項目を使用して、別個にインポートおよびエクスポートする必要があります。
- このリリースでは、以下のヘルプ・トピックが更新されました。
これらのトピックは参考までに、この README に含まれています。これらはインフォメーション・センターのコンテキストの外部でここに組み込まれているため、トピック内のリンクは機能しません。
エンタープライズ・サービス・ツール
エンタープライズ・サービス・ツール・コンポーネントのオンライン・ヘルプを、以下のように更新してください。
- 単一サービス・プロジェクト・ツールの場合:
- 『XML コンバーター・タブ (XML Converters tab)』というタイトルの 2 つのトピックで、XMLPARSE オプションの説明にある「このオプションは、「コンパイラー・レベル」が 4.1 に設定されている場合にのみ有効です (This option is valid only if Compiler Level is set to 4.1)」という文章の「4.1」を「4.1 以上」に変更してください。
- 『XML Transformation for CICS® プロジェクト』のトピックで、最後の項目の『シナリオ: 新規 XML 変換の作成 (ボトムアップ)』『XML Transformation for CICS のみ (XML Transformation for CICS only)』の「ボトムアップ」を「トップダウン」に置き換えてください。
- サービス・フロー・プロジェクト・ツールの場合:
SCLM Developer Toolkit- プロジェクトの自動リフレッシュ・フィーチャーが追加され、フィルターを自動的に更新出来るようになりました。このフィーチャーは、SCLM 設定を通じて使用可能にすることができます。有効なポーリング間隔は 1 分から 180 分までの間です。
- SCLM Developer Toolkit を通じて SCLM メンバーを編集するときに、コンテンツ・アシストと、コピーブックを開く機能の両方が利用可能になりました。
ローカル・ヘルプ内の org.xml.sax.SAXParseException エラー
このフィックスパックには、製品インフォメーション・センターのヘルプのヘルプ・テキストにある少数の XML フォーマット・エラーに対する修正が含まれています。これらのエラーのため、予期されるヘルプ・テキストが表示されず、org.xml.sax.SAXParseException エラー・メッセージが表示されていました。以下にそのようなエラー・メッセージの例を示します (ただし、ロケーション固有の長いメッセージ・テキストの大部分を省略しています)。
org.xml.sax.SAXParseException: エレメント・タイプ「meta」に関連する属性「content」の値に、「<」文字が含まれていてはなりません。(org.xml.sax.SAXParseException: The value of attribute "content" associated with an element type "meta" must not contain the '<' character.)
影響を受けるヘルプ・モジュールは、製品インフォメーション・センター・ヘルプの以下の『言語参照資料』セクションおよび『ツール参照資料』セクションにあります。
- PL/I for Windows® プログラミング・ガイド
- Enterprise PL/I for z/OS
- High-Level Assembler
- Debug Tool for z/OS バージョン 9.1
Web ベースのヘルプを使用している場合は、修正が自動的に取得されます。
ローカル・ヘルプをダウンロードした場合は、ヘルプを再度ダウンロードして、修正を取得してください。ヘルプ・コンテンツのダウンロードとローカル側でのインストールについては、『
ローカル・ヘルプ・システム更新プログラムのサイトを使用したヘルプ・コンテンツのダウンロード』を参照してください。
Web ベース・ヘルプ
Rational Developer
for System z v7.6 は、Web 配信を使用してヘルプ・コンテンツを提供します。ヘルプにアクセスする方式には、次の 3 つがあります。
- リモート・アクセス - Web 上のヘルプ・コンテンツにアクセスする
- イントラネット・アクセス - イントラネット上でサーバーに入っているヘルプ・コンテンツにアクセスする
- ローカル・アクセス - ヘルプ・コンテンツをダウンロードしてワークステーションにインストールした後、ローカル側でそのコンテンツにアクセスする
Web 配信について詳しくは、『
Web ベースのヘルプ・コンテンツ』を参照してください。
Rational Developer
for System z v7.5 から Rational Developer for System z v7.6 にアップグレードする場合、インストール・プログラムは自動的にヘルプ・アクセスの設定を「ヘルプにリモート・アクセス (Access the helps remotely)」に設定し、ヘルプ・システムが正しい Rational Developer for System z v7.6 リモート・ヘルプ・サイトを指すよう、自動的にセットアップします。インターネット・アクセスができないか、別のアクセス方式でヘルプ・コンテンツにアクセスしたい場合は、アクセス方式を変更する必要があります。
アクセス方式を変更するには、『ヘルプ・コンテンツへのアクセス方法の変更』を参照してください。
ヘルプ・コンテンツをダウンロードし、ローカル側にインストールするには『ローカル・ヘルプ・システム更新プログラムのサイトを使用したヘルプ・コンテンツのダウンロード』を参照してください。
提供された zip ファイルを使用してヘルプ・コンテンツをインストールするには、『ローカル・ヘルプ更新プログラムと RDz7.6_updateSite.zip ファイルを使用してヘルプ・コンテンツをローカル側にインストールする方法』を参照してください。
バージョン 7.6.0 のフィーチャーおよび制限
Rational Developer
for System z の新規フィーチャーおよび制限については、以下の要約を参照してください。
z/OS 統合開発環境
CA Endevor Software Change Manager リリース 12
Service Component Architecture
CICS
COBOL for Windows
Debug Tool for z/OS
PL/I 拡張編集機能
File Manager Integration
MFS エディター
C/C++ 言語サポート
拡張 COBOL エディター
- コンテンツ・アシストが拡張されて、EXEC SQL INCLUDE ステートメントで宣言されたデータ項目 (例えば、SQLCA)、および暗黙的にリンクされた CICS データ構造 (例えば、DFHEIBLK) を含むようになりました。
- IMS™ スニペット用 COBOL LPEX エディターのサポートが改良されて、COBOL IMS アプリケーションの開発支援機能が導入されました。
- EXEC SQL および EXEC CICS ステートメントで参照されるデータ項目に対して、オープン宣言、吹き出しヘルプ、およびその他のフィーチャーが使用可能になりました。
- COBOL プログラムに組み込まれた CICS および SQL コードのリアルタイム構文検査のサポートが追加されました。
- COBOL LPEX エディターのナビゲーションが拡張されて、F3 キーおよびハイパーリンクを使用できるようになりました。
- コンテンツ・アシストが拡張されて、変数宣言に関する情報を含むようになりました。
- 制限: COBOL プログラムの組み込み SQL の構文解析用の文法は、DB2® for z/OS の文法に完全には準拠していないため、不正な警告の注釈が表示されることがあります。この制限付きの文法を使用した組み込み SQL の構文解析はオプションであり、設定ページの「LPEX エディター」>「System z LPEX エディター」>「COBOL パーサー」>「COBOL 注釈およびツール」で使用可能にすることができます。
- 制限: リファクタリング操作はアトミックではなく、取り消すことはできません。
- 制限: 「実行階層を開く」操作は、ソース・ファイルが変更されるか、または閉じられた場合に、同期化されません。
Application Deployment Manager
Software Configuration Library Manager (SCLM) Developer
Toolkit
ホスト統合
AIX、Linux、および Linux on System z
ヘルプの更新
- 以下のヘルプが更新されて、最新の変更を反映するようになりました。
Web ベース・ヘルプ
エンタープライズ・サービス・ツール
- 単一サービス・プロジェクト
- サービス・フロー・プロジェクト