ポストインストール作業

リモート・ヘルプまたは Web ベース・ヘルプ

製品によっては、ヘルプ・コンテンツへのアクセス、そのダウンロードおよび更新を Web から行うことができます。 Web ベースのヘルプ・コンテンツにアクセスすることで、製品の最新コンテンツを入手できます。

お使いの製品が Web 上でヘルプ・コンテンツを提供している場合、製品には限られた数のヘルプ・トピックのみがインストールされます。製品はデフォルトで Web に接続し、インフォメーション・センターから直接ヘルプ・コンテンツにアクセスします。インターネットに接続していないときにヘルプにアクセスする必要がある場合は、ヘルプをダウンロードしてローカル・アクセスを行うか、またはシステム管理者がユーザー用に使用可能にしたイントラネット・サーバーがあれば、そのサーバーでインフォメーション・センターに接続することができます。

お使いの製品が Web ベースのヘルプ・コンテンツをサポートしているかどうかについては、インストール・ガイドを参照してください。

インストール処理時には以下の 3 つの方法が利用できますが、これはいつでも変更可能です。

Web ベースのヘルプ・コンテンツにアクセスするのか、ヘルプ・コンテンツをダウンロードしてローカルに使用するのか、またはイントラネットに接続してヘルプを取得するのかに関わらず、ヘルプ・トピックを開いて解決法を見つけるには「ヘルプ」>「ヘルプ目次」の順にクリックします。

製品のヘルプ・コンテンツへのアクセス方法を変更するための詳しい説明については、製品のインストール・トピックを参照してください。

Web ベースのヘルプ・コンテンツ

Developer for System z ヘルプ・システムは、リモート・ヘルプを使用して Web から動的にコンテンツをプルできるよう構成されています。リモート・ヘルプを使用すると、Developer for System z 内部から常に最新コンテンツを入手できます。ヘルプ・システムによっては、Web 上のヘルプ・コンテンツにアクセスするよう構成されていません。その場合、ヘルプ・システムはインストール済み環境に含まれます。

ヘルプ情報を取得するには、3 とおりの方法があります。ニーズや状況に応じて、以下のいずれかが最適となります。

決定したアクセス方法は、いつでも変更できます。複数の製品を一緒にインストールしている場合は、インストールの占有スペース、使用頻度、およびインターネット・ポリシーに応じて、製品ごとにヘルプの場所を使い分けることができます。インターネットの速度が問題であるなら、1 回のダウンロードに要する時間は長いが、ローカル・アクセス方式の方が適切な場合があります。その後のヘルプ更新では、差分だけが含まれます。

ユーザーがイントラネット・サーバーからヘルプ・コンテンツにアクセスできるように設定する際、管理者は WAR ファイルをサーバーにインストールする方法について「Installation Manager インフォメーション・センター」を参照してください。Installation Manager インフォメーション・センターで、「エンタープライズ・インストール項目 (Enterprise installation articles)」->「イントラネット・サーバーからのヘルプ・コンテンツの配信 (Delivering help content from an intranet server)」の順に選択します。

Web ベース・ヘルプへのアクセス

Developer for System z のヘルプは、インターネット上の製品インフォメーション・センターで利用できます。このヘルプは、Developer for System z 内部から表示できます。

始める前に

インストール時に、リモート・インフォメーション・センターからヘルプにアクセスするためのオプションを選択しました。このオプションはデフォルトの選択です。

このタスクについて

Developer for System z ヘルプ・システムは、製品とともにインストールされたコンテンツを取得できるほか、インフォメーション・センターを実行しているリモート・サーバーからもコンテンツを取得できます。 Developer for System z のインフォメーション・センターには最新のヘルプ・コンテンツがあり、リモート・インフォメーション・センターからコンテンツを取得するよう Developer for System z が構成されている場合、 「ヘルプ」 -> 「ヘルプ目次」を選択してヘルプ・システムを開くことにより、インフォメーション・センターのコンテンツにアクセスできます。

インストール時に、製品インフォメーション・センターからヘルプにアクセスするよう Developer for System z を構成しました。

Developer for System z のインフォメーション・センターは、以下の Web アドレスから使用可能です。

http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/ratdevz/v7r6/index.jsp.

以下の手順に従って、インフォメーション・センターへの接続を確認します。

手順

  1. 「設定」ダイアログを開きます。
  2. 「ヘルプ」 -> 「コンテンツ」の順に選択します。
  3. リモート・インフォメーション・センターのヘルプ・コンテンツを組み込む」が選択されていることを確認します。
  4. Developer for System z インフォメーション・センターの URL が、使用可能なインフォメーション・センターのリストにあることを確認します。対象のインフォメーション・センターがリストされていない場合、以下の手順を完了します。
    1. 追加」をクリックします。
    2. 名前」フィールドに接続の名前を入力します。
    3. ホスト」フィールドに publib.boulder.ibm.com と入力します。
    4. パス」フィールドに /infocenter/ratdevz/v7r6 と入力します。
    5. デフォルト・ポートを使用」を選択します。
    6. OK」をクリックします。
  5. Developer for System z インフォメーション・センターの項目を選択します。
  6. 接続のテスト」をクリックします。

ローカル・ヘルプ・システム更新プログラムのサイトを使用したヘルプ・コンテンツのダウンロード

このトピックでは、ローカル・ヘルプ・システム更新プログラムのサイトからヘルプ・コンテンツをダウンロードする方法について説明します。 Web 配信を有効にして Developer for System z をインストールする場合、ほとんどのヘルプ・コンテンツはインストールされません。すべてのヘルプ・コンテンツにローカルにアクセスするには、IBM® ローカル・ヘルプ・システム更新プログラムの Web サイトから、またはドキュメンテーション CD の install_localhelp ディレクトリーにある RDz7.6_updateSite.zip ファイルからコンテンツをダウンロードする必要があります。

始める前に

インストール時にヘルプ・アクセス・オプションとして「ヘルプをダウンロードしてコンテンツにローカルにアクセス (Download help and access the content locally)」を選択しました。

このタスクについて

製品のヘルプを使用する前に、お使いのローカル・システムにヘルプをダウンロードする必要があります。

ドキュメンテーション CD の install_localhelp ディレクトリーにある RDz7.6_updateSite.zip ファイルからヘルプ・コンテンツをインストールする場合、ローカル・ヘルプ更新プログラムと RDz7.6_updateSite.zip ファイルを使用したヘルプ・コンテンツのローカル・インストールを参照してください。

ローカル・ヘルプ・システム更新プログラムのサイトからヘルプ・コンテンツをダウンロードするには、以下の手順を完了します。

手順

  1. Developer for System z を開いた状態で、 「ヘルプ」 -> 「ローカル・ヘルプ更新プログラム」 の順にクリックします。 更新プログラムのサイトが開きます。
  2. x ペインで、ダウンロードするヘルプの場所を選択します。 IBM Rational Developer for System zについては、「Developer for System z」を選択してください。 Developer for System z がリストにない場合は、場所を追加する必要があります。
    1. 内部サイト」タブを選択します。
    2. +」アイコンを選択して、場所を追加します。
    3. リモート」を選択します。
    4. サイトの名前を入力します。
    5. URL として http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/ratdevz/v7r6/site/site.xml と入力します。
  3. 「選択可能なフィーチャー」リストに、ダウンロードできるヘルプのリストが表示されます。ネットワークの接続速度により、この操作に数分かかる場合があります。必要なヘルプ・コンテンツを選択します。
  4. インストール」をクリックします。 ヘルプ・コンテンツがダウンロードされ、インストールされます。進行状況表示バーが開き、ダウンロードの追跡状況を示します。
  5. ダウンロードが完了したら、「ヘルプ」 -> 「ヘルプ目次」の順に選択して製品のヘルプを開きます。

タスクの結果

選択したヘルプがシステムにインストールされます。インターネット接続が使用可能な場合は、自動的にファイルが更新されます。

ヘルプ・コンテンツの更新

ローカル・ヘルプ・システム更新プログラムを使用して、ヘルプ・コンテンツを最新の状態にします。

始める前に

ローカル・ヘルプ・システム更新プログラム Web サイトからヘルプ・フィーチャーをインストールしてあります。

このタスクについて

インターネットに接続している場合、製品を始動するたびに更新が自動的にインストールされます。

製品を再始動せずにヘルプを更新するには、以下の手順を完了します。

手順

  1. 製品のヘルプ・システム・ウィンドウを閉じます。
  2. 「ヘルプ」 -> 「ローカル・ヘルプ更新プログラム」の順に選択してローカル・ヘルプ・システム更新プログラムを開きます。 更新プログラムのサイトが開きます。
  3. インストール済みフィーチャー」タブをクリックします。
  4. 更新の検索」をクリックします。 インストールしたコンテンツに対する使用可能な更新があれば、システムにインストールされます。進行状況表示バーが要求の状況を示します。
  5. 更新が完了したら、「ヘルプ」 -> 「ヘルプ目次」の順に選択して製品のヘルプを開きます。

ローカル・ヘルプ更新プログラムと RDz7.6_updateSite.zip ファイルを使用したヘルプ・コンテンツのローカル・インストール

リモート・ヘルプを使用して Web からヘルプ・コンテンツにアクセスしない場合は、ヘルプ・コンテンツをローカルにインストールする必要があります。このトピックでは、ローカル・ヘルプ・システム更新プログラムと、インストール・イメージで提供される RDz7.6_updateSite.zip ファイルを使用してヘルプ・コンテンツをインストールする方法について説明します。 RDz7.6_updateSite.zip ファイルは、IBM Rational Developer for System z ドキュメンテーション CD にあります。更新ダウンロード・サイト (http://download.boulder.ibm.com/ibmdl/pub/software/rationalsdp/documentation/updatesites/) からも入手可能です。

始める前に

インストール時にヘルプ・アクセス・オプションとして「ヘルプをダウンロードしてコンテンツにローカルにアクセス (Download help and access the content locally)」を選択しました。

このタスクについて

製品のヘルプを使用する前に、お使いのローカル・システムにヘルプをインストールする必要があります。

ローカル・ヘルプ・システム更新プログラムを使用してワークステーションにヘルプ・コンテンツをインストールするには、以下の手順を完了します。

手順

  1. RDz7.6_updateSite.zip の内容をシステムの一時的な場所に解凍します。このファイルは Developer for System z ドキュメンテーション CD または更新ダウンロード・サイト (http://download.boulder.ibm.com/ibmdl/pub/software/rationalsdp/documentation/updatesites/) で入手可能です。この場所を覚えておきます。
  2. Windows® Internet Explorer をデフォルト・ブラウザーとして使って IBM Rational Developer for System z を開き、 「ヘルプ」 -> 「ローカル・ヘルプ更新プログラム」の順にクリックします。 ローカル・ヘルプ更新プログラムが開きます。
  3. 解凍された RDz7.6_updateSite.zip ファイルの場所を指定します。
    1. 内部サイト」タブを選択します。
    2. +」アイコンを選択して、場所を追加します。
    3. ローカル」を選択します。
    4. サイトの名前を入力します。
    5. 参照」をクリックして、RDz7.6_updateSite.zip の内容を解凍した場所を参照します。
    6. site.xml ファイルをダブルクリックして「OK」を選択します。指定した内部サイトが作成され、「内部サイト」タブのリストに表示されます。
    7. OK」をクリックします。 ローカル・ヘルプ更新プログラムが RDz7.6_updateSite.zip ファイルに含まれる選択可能なフィーチャーを検索している間、進行状況表示バーが開き、検索の追跡状況を示します。
    8. 次に、作成した内部サイトをダブルクリックして選択します。ダウンロードに使用できる Developer for System z ドキュメンテーション・フィーチャーが「使用可能なフィーチャー」タブに表示されます。
  4. IBM Rational Developer for System z ドキュメンテーション」を選択します。このドキュメンテーション・フィーチャーに含まれているヘルプ・フィーチャーが「フィーチャーの記述」タブに表示され、「インストール」ボタンがアクティブ (グレー表示とならない) となります。
  5. インストール」をクリックします。 進行状況表示バーが開き、インストールの状況を示します。
  6. インストールの完了後、Developer for System z を終了してから再始動します。
  7. ウィンドウ」>「設定」を選択し、次に「ヘルプ目次」を選択します。ローカルのインフォメーション・センターが有効になっていることを確認します。 設定・ウィンドウを閉じます。
  8. ヘルプ」>「ヘルプ目次」を選択して製品ヘルプを開きます。
  9. 「ヘルプ」 -> 「ヘルプ目次」を選択して製品のヘルプを開きます。

タスクの結果

ローカルにインストールすることを選択したヘルプがシステムにインストールされ、使用することができます。

ヘルプ・コンテンツの除去

ローカル・ヘルプ・システム更新プログラムを使用して、インストール済みのヘルプ・コンテンツを除去できます。

始める前に

ローカル・ヘルプ・システム更新プログラムを使用してヘルプ・フィーチャーをダウンロードしてあります。

このタスクについて

インストール済みのヘルプ・コンテンツを除去するには、以下の手順を完了します。

手順

  1. 製品のヘルプ・システム・ウィンドウを閉じます。
  2. 「オープン」 -> 「ローカル・ヘルプ更新プログラム」の順にクリックしてローカル・ヘルプ・システム更新プログラムを開きます。 更新プログラムのサイトが開きます。
  3. インストール済みフィーチャー」タブをクリックします。
  4. 除去するフィーチャーを選択した後、「除去」をクリックします。 選択したヘルプ・フィーチャーがシステムから除去されます。進行状況表示バーが要求の状況を示します。
  5. 除去が完了したら、「ヘルプ」 -> 「ヘルプ目次」の順に選択して製品のヘルプを開きます。

ヘルプ・コンテンツ用のイントラネット・サーバーのセットアップ

ユーザーにヘルプ・コンテンツを提供するためのイントラネット・サーバーをファイアウォールの背後にセットアップできます。この方法の場合、ユーザーはヘルプ・コンテンツをダウンロードして自分のコンピューターに保存する必要がありません。

始める前に

ユーザーがアクセスできるサーバーがファイアウォールの背後に必要です。

このタスクについて

ヘルプ・コンテンツ用のイントラネット・サーバーをセットアップする方法については「Installation Manager インフォメーション・センター」を参照してください。 Installation Manager インフォメーション・センターで、「エンタープライズ・インストール項目 (Enterprise installation articles)」->「イントラネット・サーバーからのヘルプ・コンテンツの配信 (Delivering help content from an intranet server)」の順に選択します。

ヘルプ・コンテンツへのアクセス方法の変更

ヘルプ・コンテンツへのアクセス方法は変更できます。Web からヘルプにアクセスする方法、ヘルプをダウンロードしてそのコンテンツにローカルにアクセスする方法、またはイントラネット上のサーバーからヘルプにアクセスする方法のいずれかから選択できます。

ヘルプ・コンテンツへのアクセス方法を変更する前に、ヘルプ・ブラウザーを閉じてください。

インストール処理時に、ヘルプ・コンテンツへのアクセス方法として以下のいずれかを選択しました。

ヘルプ・コンテンツへのアクセス方法を変更するには、以下の手順を完了します。

  1. 「ウィンドウ」 -> 「設定」の順にクリックします。「設定」ウィンドウが開きます。
  2. ヘルプ」項目を展開した後、「コンテンツ」をクリックします。現在構成されているインフォメーション・センターのリストが表示されます。選択したアクセス方法に応じて、以下の手順のいずれかを完了します。

ライセンスの管理

インストールした IBM ソフトウェアとカスタマイズしたパッケージのライセンスは、IBM Installation Manager の「ライセンスの管理」ウィザードを使用して管理されます。「ライセンスの管理」ウィザードは、ライセンス情報を表示して、インストール済みパッケージごとに、ライセンス構成タスクを実行できるようにします。

一部の Rational® 製品に付属する試用版ライセンスは、インストール後、30 日または 60 日経過すると有効期限が切れます。有効期限後も製品を使用するには、その製品をアクティブ化する必要があります。「ライセンスの管理」ウィザードを使用すると、製品アクティベーション・キットをインポートすることにより、試用版オファリングをライセンス版にアップグレードすることができます。また、試用版ライセンスまたは永続ライセンスのオファリングに対して、フローティング・ライセンスの適用を有効にして、ライセンス・サーバーからフローティング・ライセンス・キーを使用することもできます。

許可ユーザー・ライセンス

IBM Rational 許可ユーザー・ライセンスは、特定の単一の個人に、Rational ソフトウェア製品の使用を許可します。購入者は、何らかの形で製品にアクセスする個々のユーザーごとに、許可ユーザー・ライセンスを取得する必要があります。許可ユーザー・ライセンスは、購入者が長期的または永続的に、元の譲受人を置き換えない限り、再割り当てすることはできません。

例えば、許可ユーザー・ライセンスを 1 つ購入した場合は、そのライセンスを特定の個人 1 名に割り当てることができ、その人が対応する Rational ソフトウェア製品を使用できます。許可ユーザー・ライセンスは、ライセンスを受けた人が積極的に使用しない場合であっても、いかなる時点においても、別の人にその製品の使用権を与えるものではありません。

フローティング・ライセンス

IBM Rational フローティング・ライセンスは、複数のチーム・メンバー間で共用が可能な単一ソフトウェア製品に対するライセンスです。ただし、同時ユーザーの総数は、購入フローティング・ライセンスの数を超えてはなりません。例えば、Rational ソフトウェア製品に 1 つのフローティング・ライセンスを購入した場合、組織内の任意のユーザーが任意のある時点でその製品を使用していることがあります。その製品にアクセスしたい別の人は、現行ユーザーがログオフするまで待たなければなりません。

フローティング・ライセンスを使用するには、フローティング・ライセンス・キーを取得して、それを Rational ライセンス・サーバーにインストールする必要があります。サーバーはエンド・ユーザーのライセンス・キーへのアクセス要求に応答します。アクセスが認可されるのは、組織で購入したライセンス数に一致する数の同時ユーザーです。

ライセンスの使用可能化

Rational ソフトウェア製品を初めてインストールする場合、または製品の使用を継続するためにライセンスの延長を希望する場合、該当の製品のライセンスを使用可能にする方法は複数あります。

Rational Software Development Platform オファリングのライセンスは、以下の 2 通りの方法で使用可能にされます。

注:
一部の Rational 製品に付属する試用版ライセンスは、インストール後、30 日または 60 日経過すると有効期限が切れます。有効期限後も製品を使用するには、その製品をアクティブ化する必要があります。

アクティベーション・キット

製品アクティベーション・キットには、試用版 Rational 製品の永続ライセンス・キーまたは期限付きライセンス・キーが含まれています。アクティベーション・キットを購入し、アクティベーション・キットの .zip ファイルをローカル・マシンにダウンロードしてから、アクティベーション・キットの .jar ファイルをインポートし、ご使用の製品のライセンスを使用可能にします。アクティベーション・キットを製品にインポートするには、IBM Installation Manager を使用します。

フローティング・ライセンスの適用

必要に応じて、フローティング・ライセンス・キーを取得し、IBM Rational ライセンス・サーバーをインストールして、ご使用の製品に対するフローティング・ライセンスの適用を有効にできます。フローティング・ライセンスを適用することには、以下の利点があります。

アクティベーション・キットおよびフローティング・ライセンスの取得について詳しくは、ライセンスの購入を参照してください。

インストール済みパッケージのライセンス情報の表示

インストール済みパッケージのライセンス情報は、ライセンス・タイプおよび有効期限を含めて、IBM Installation Manager から確認することができます。

ライセンス情報を表示するには、以下の手順を行います。

  1. IBM Installation Manager を開始します。
  2. 「メイン」ページで「ライセンスの管理」をクリックします。

パッケージ・ベンダー、現在のライセンス・タイプ、および有効期限は、インストール済みパッケージごとに表示されます。

製品アクティベーション・キットのインポート

永続ライセンス・キーまたは期限付きライセンス・キーをインストールするには、アクティベーション・キットをダウンロード場所または製品メディアから IBM Installation Manager を使用してインポートする必要があります。

アクティベーション・キットを購入していない場合は、最初にそれを購入する必要があります。製品または製品アクティベーション・キットを購入してある場合は、該当の CD を挿入するか、またはアクティベーション・キットを IBM Passport Advantage® から、アクセス可能なワークステーションにダウンロードします。アクティベーション・キットは、Java™ アーカイブ(.jar) ファイルとしてパッケージされています。.jar ファイルは永続ライセンス・キーを含みます。このファイルをインポートして、ご使用の製品をアクティブ化する必要があります。

アクティベーション・キット .jar をインポートして、新しいライセンス・キーを有効にするには、以下の手順を行います。

  1. IBM Installation Manager を開始します。
  2. 「メイン」ページで「ライセンスの管理」をクリックします。
  3. パッケージを選択し、「アクティベーション・キットのインポート」ボタンをクリックします。
  4. 「次へ」をクリックします。現在のライセンスの種類、およびライセンスのバージョン範囲など、選択したパッケージの詳細が示されます。
  5. アクティベーション・キットのメディア CD またはダウンロード場所でパスを参照してから、該当の Java アーカイブ (.jar) ファイルを選択し、「 開く」をクリックします。
  6. 「次へ」をクリックします。「要約 (Summary)」ページに、アクティベーション・キットのターゲット・インストール・ディレクトリー、新規ライセンスの適用される製品、およびバージョン情報が表示されます。
  7. 完了」をクリックします。

永続ライセンス・キーを含む製品アクティベーション・キットが製品にインポートされます。「ライセンスの管理」ウィザードが、インポートが正常に終了したかどうかを示します。

フローティング・ライセンスの使用可能化

チーム環境がフローティング・ライセンスの適用をサポートしている場合は、ご使用の製品のフローティング・ライセンスを使用可能にして、フローティング・ライセンス・キーにアクセスできるように接続を構成することができます。

フローティング・ライセンスの適用を有効にする前に、管理者からライセンス・サーバー接続情報を入手する必要があります。ライセンス・サーバー、ライセンス・キー、および Rational Common Licensing による管理について詳しくは、「IBM Rational License Management Guide」を参照してください。

指定されたパッケージのライセンス・タイプとしてフローティング・ライセンスを使用可能にして、ライセンス・サーバー接続を構成するには、以下を行います。

  1. Rational Software Development Platform の IBM Installation Manager で、「ファイル」->「開く」->「ライセンスの管理」をクリックします。
  2. パッケージのバージョンを選択し、「フローティング・ライセンス・サポートの設定」ボタンを選択します。
  3. 「次へ」をクリックします。
  4. フローティング・ライセンスの適用を有効にする」ボタンをクリックします。
  5. 1 つ以上のライセンス・サーバー接続を以下のように構成します。
    1. サーバー」テーブルで空のフィールドをクリックするか、または「追加」ボタンをクリックします。
    2. 管理者から代替サーバー環境に関する情報を受け取った場合は、「代替サーバー」ボタンをクリックします。 1 次サーバー、2 次サーバー、および 3 次サーバーの名前とポートのフィールドが表示されます。
    3. 名前」フィールドにライセンス・サーバーのホスト名を入力します。
    4. (オプション) ファイアウォールが使用される環境の「ポート」フィールドに値を入力します。管理者から指示されない限り、このポートには値を割り当てないでください。
    5. 代替サーバー環境の場合は、2 次サーバーおよび 3 次サーバーの名前と (必要ならば) ポートを入力します。
    6. (オプション) 「接続のテスト」ボタンをクリックして、接続情報が正しいこと、およびサーバーが使用可能であることを確認できます。
    7. OK」をクリックします。
  6. 「次へ」をクリックします。
  7. (オプション) シェル共用パッケージまたはカスタム・パッケージのライセンス使用順序を構成します。リストのライセンスの順序は、ご使用のパッケージが、特定のライセンス・パッケージのライセンス・キーへのアクセスを試みる順序を決定します。
  8. 完了」をクリックします。

「ライセンスの管理」ウィザードが、フローティング・ライセンスの構成が正常に終了したかどうかを示します。

ここで、有効になった製品を次に開くと、使用可能なフローティング・ライセンス・キーのプールからライセンス・キーを取得するために、ライセンス・サーバーとの間に接続が作成されます。

ライセンスの購入

現行製品ライセンスの期限切れが近づいている場合、またはチーム・メンバー用に製品ライセンスを追加で取得したい場合、新規ライセンスを購入できます。

ライセンスを購入して、ご使用の製品を有効にするには、以下の手順を完了します。

  1. 購入したいライセンスのタイプを決定します。
  2. ibm.com にアクセスするか、IBM 営業担当員に連絡を取って、製品ライセンス製品を購入します。詳しくは、ソフトウェアのご注文方法 に関する IBM Web ページを参照してください。
  3. 購入するライセンスのタイプに応じて、受け取ったライセンス証書を使用し、以下のいずれかを行って、ご使用の製品を有効にします。

アクティベーション・キットをインポートしたい場合、またはご使用の製品にフローティング・ライセンス・サポートを有効にしたい場合には、IBM Installation Manager の「ライセンスの管理」ウィザードを使用します。

ライセンスのサイレント・インストールおよび設定

製品ライセンスをインポートして、サイレントにフローティング・ライセンス・サポートを設定できます。これは、パッケージをサイレントにインストールできるのと同じように行えます。ライセンス構成タスクを実行するために、IBM Installation Manager が使用する応答ファイルを生成する必要があります。応答ファイルの記録、およびサイレント・インストールの実行について詳しくは、サイレント・インストールを参照してください。応答ファイルを記録する場合は、「ライセンスの管理」パネルを使用して、アクティベーション・キットをインポートするか、フローティング・ライセンス・サポートの設定を行ってから、Installation Manager を終了します。これらのタスクをサイレントに実行するために必要な情報が応答ファイルに書き込まれます。