本書は、IBM Rational Developer for System z バージョン 7.6 (プログラム番号 5724-T07)、および、新しい版で明記されていない限り、 これ以降のすべてのリリースおよびモディフィケーションに適用されます。
お客様の環境によっては、資料中の円記号がバックスラッシュと表示されたり、バックスラッシュが円記号と表示されたりする場合があります。
第4版第1刷 2009.10
前提条件および相互必要条件の最新のリストは、「Developer for System z 前提条件 (SC23-7659, 日本語版 SC88-4704)」に記載されています。この資料は、 IBM Rational Developer for System z Web サイトの ライブラリー・ページ (http://www-01.ibm.com/software/awdtools/rdz/library/index.html) で使用可能です。また、この資料は、本文書および 「Developer for System z ホスト構成ガイド (SC88-5663)」にリストされている要件に取って代わるものです。
以下のいずれかのレベルがインストールされている必要があります。
プログラム番号 | 製品名 |
---|---|
5765-G62 | AIX® 6.1 Standard Edition |
5765-G03 | AIX 5L™ バージョン 5.3 |
関連製品の Web サイトは次のとおりです。
AIX でリモート・システム・エクスプローラー (RSE) を使用する場合は、以下のいずれかのレベルがインストールされている必要があります。
プログラム番号 | 製品名 |
---|---|
6207-001 | IBM® 32 ビット Runtime Environment for AIX, Java™ 2 Technology Edition バージョン 6 |
6205-001 | IBM 32 ビット Runtime Environment for AIX, Java 2 Technology Edition バージョン 5 |
関連製品の Web サイトは次のとおりです。
Intel® Linux® で RSE を使用する場合は、以下のいずれかのレベルがインストールされている必要があります。
製品名 |
---|
Red Hat Linux Enterprise 5 |
Red Hat Linux Enterprise 4 |
SUSE Linux Enterprise Server 10 |
SUSE Linux Enterprise Server 9 |
Intel Linux で RSE を使用する場合は、以下のいずれかのレベルがインストールされている必要があります。
プログラム番号 | 製品名 |
---|---|
6207-001 | IBM 32 ビット Runtime Environment for Linux on Intel architecture, Java (TM) Technology Edition バージョン 6 |
6205-001 | IBM 32 ビット Runtime Environment for Linux on Intel architecture, Java (TM) Technology Edition バージョン 5 |
関連製品の Web サイトは次のとおりです。
UNIX® では、IBM Rational Developer for System z を使用して以下の機能をサポートします。
現在、UNIX 用の z/OS® プロジェクトはありません。
RSE サーバーは RSE の 1 つのバージョンであり、Developer for System z を使用して UNIX システム上のファイル・システムおよび コマンド・シェルにアクセスできます。
RSE サーバーのインストールは簡単で、インストール・マネージャーを使用します。
以下のステップに従って、 RSE サーバーのインストールを完了します。
tar -xvf rdzrse76.tar
setenv DISPLAY littlebox:0
Developer for System z RSE クライアントをインストールしているシステム上で X Window システムを始動します。littlebox 上のコマンド行ウィンドウで以下のコマンドを使用して、X Window システムが RDzAIXServer からの表示ストリームを受け取れるようにします。
xhost +RDzAIXServer
AIX システムに VNC サーバーをインストールし、クライアント・システムに VNC クライアントをインストールしたら、以下のステップを実行します。
install --launcher.ini silent-install.ini -input <installedpath>rdzrseinstall.xml
Developer for System z の RSE サーバーをアンインストールするには、/opt/IBM/InstallationManager/eclipse ディレクトリーの IBM インストール・マネージャーのランチャーを開始し、 「アンインストール」ボタンをクリックして、パネル上の指示に従います。サイレント・アンインストールの場合は、/opt/IBM/InstallationManager/eclipse ディレクトリーに移動して、install --launcher.ini に以下を続けて実行します。
silent-install.ini -input <installedpath>rdzrseuninstall.xml
ここで、installedpath は Developer for System z RSE サーバーがインストールされているディレクトリーです。デフォルトのインストール・ディレクトリーは /opt/IBM/RDz76 です。
Developer for System z RSE サーバーを更新するには、/opt/IBM/InstallationManager/eclipse ディレクトリーの IBM インストール・マネージャーのランチャーを開始します。「ファイル->設定」をクリックし、「リポジトリーの追加」ボタンをクリックして、更新を含む場所をポイントします。リポジトリーの追加後、IBM インストール・マネージャーのメイン画面で「更新」リンクをクリックして、パネル上の指示に従います。
RSE サーバーのインストールが完了した後は、root ユーザーのみが RSE を使用してシステムにログインできます。他のユーザーが RSE を使用して UNIX システムにアクセスできるようにするには、 UNIX システム管理者が chmod コマンドを使用してこのようなユーザーにも許可を与える必要があります。RSE インストールへのディレクトリー・パス、および RSE ディレクトリー内のファイルに対する読み取りおよび実行の許可が必要です。
RSE サーバーがデフォルト・ディレクトリー /opt/IBM/RDz76 にインストールされた唯一の製品であるとした場合、 以下のコマンドを実行すると、所有ユーザー root および root グループ内のすべてのユーザーが RSE サーバーに接続できます。
chmod -R ug+xr /opt/IBM/RDz76
chmod -R ug+xr /opt/IBM/RDz76 を使用すると、システム上のすべてのユーザーに RSE を使用する許可が与えられます。
デフォルトのインストール・ディレクトリー /opt/IBM/RDz76 内で、以下のいずれかのコマンドを使用して RSE サーバーを始動します。
ホスト名が RDzAIXServer のシステムで RSE サーバーが正常に始動すると、画面に以下の例のような内容が表示されます。
# perl ./daemon.pl 4076 Daemon running on: RDzAIXServer.ibm.com, port: 4076
SSL は、Developer for System z と UNIX システムとの間の通信を保護するために使用できます。 この保護は、Java 鍵ストア・ファイルを作成し、 この JKS ファイルを指すように RSE ssl.properties ファイルを設定することによって行います。 RSE サーバーが起動すると、プロパティー・ファイルが読み取られ、Developer for System z との接続が SSL によって保護されます。
RSE で SSL を使用可能にするために ssl.properties ファイルが使用されるように なってからは、インストールでシステム管理者が通信を保護する、または保護しないように 設定できるようになりました。 同じ RSE ディレクトリーから保護する場合と保護しない場合を両方設定することはできません。保護するポートと保護しないポートが必要な場合、インストール・ディレクトリーを新しいディレクトリーにコピーします。
cp -r /opt/IBM/RDz76 /opt/IBM/RDz76SSL
このコマンドにより、デフォルトのインストール・ディレクトリーのすべてのファイルが新しいディレクトリーにコピーされます。新しいディレクトリー内の ssl.properties ファイルを Java 鍵ストア・ファイルを参照するように変更します。 これで、RSE サーバーを別のポート 4077 で始動し、通信を SSL で保護することができます。
perl ./daemon.pl 4077
/opt/IBM/RDz76SSL ディレクトリーに作成された RDZRSE.jks という名前の Java 鍵ストア・ファイルと、パスワード RDzisGreat を使用して、ssl.properties ファイルを編集し、以下のスタンザを変更します。
# daemon_keystore_file=/opt/IBM/RDz750SSL/RDZRSE.jks daemon_keystore_password=RDzisGreat #
SSL 認証を使用可能にするには、ssl.properties ファイルにある enable_ssl と disable_server_ssl の 2 つのスタンザを以下のように変更します。
enable_ssl=true disable_server_ssl=false
ホスト名が RDzAIXServer のシステムで SSL を使用して RSE サーバーが正常に始動すると、画面に以下の例のような内容が表示されます。
# perl ./daemon.pl 4077 SSL Settings [daemon keystore: /opt/IBM/RDz76SSL/aixrse.jks] [daemon keystore pw: RDzisGreat] [server keystore: /opt/IBM/RDz76SSL/aixrse.jks] [server keystore pw: RDzisGreat] Daemon running on: RDzAIXServer.rtp.raleigh.ibm.com, port: 4077
UNIX システムをブートするたびに RSE デーモンを開始するには、/etc/inittab ファイルを更新する必要があります。 chitab、mkitab、および rmitab の各コマンドを使用して /etc/inittab ファイルを更新します。
#!/bin/ksh cd /opt/IBM/RDz76 perl /opt/IBM/RDz76/daemon.pl 4076 2> /tmp/RDzRSE4076.log &
このファイルが非 SSL サーバーを始動します。
chmod u+wrx /opt/IBM/RDz76/RDzRSE4076.sh
#!/bin/ksh cd /opt/IBM/RDz76SSL perl /opt/IBM/RDz76SSL/daemon.pl 4077 2> /tmp/RDzRSESSL4077.log &
このファイルが、ポート 4077 上の SSL で保護された接続を 処理するためにサーバーを始動します。
chmod u+wrx /opt/IBM/RDz76SSL/RDzRSESSL4077.sh
ブート時に 2 つのサーバーを始動するには、ファイル /etc/inittab を更新します。 UNIX セッションから、以下の 2 つの mkitab コマンドを実行します。
mkitab "RDzRSE76:2:once:/opt/IBM/RDz76/RDzRSE4076.sh" mkitab "RDzRSE76SSL:2:once:/opt/IBM/RDz76SSL/RDzRSESSL4077.sh"
mkitab コマンドが作動したかどうかを 確認するには、lsitab -a を入力します。 このコマンドにより、直前の 2 つの mkitab コマンドの結果が含まれた、/etc/inittab ファイルのリストが表示されます。
/etc/inittab から行を除去するには、rmitab Name コマンドを使用します。rmitab RDzRSE76 は、最初の mkitab コマンドからエントリーを除去します。
irmtdbgc -qhost=RDzSystem -quiport=8000 yourApp
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