Rational Developer for System z バージョン 7.6.x

ランタイム・メッセージのトレースバック情報

Rational® Developer for System z® バージョン 7.6 では、COBOL for Windows® が拡張され、一部のランタイム・メッセージのトレースバック情報を提供するようになりました。与えられたメッセージでトレースバック情報が使用可能な場合は、追加の情報行が、メッセージ・テキストの後に表示されます。

トレースバック情報にソース・ファイル名および行番号を含めるには、-g フラグを指定して、COBOL プログラムをコンパイルする必要があります。 以下に、その例を示します。
cob2 -g FNREM01.CBL
結果として、メッセージ IWZ036W のトレースバック情報に、以下のように、ソース・ファイル名 FNREM01.CBL およびソース・ファイルの行番号 1839 が表示されました。
IWZ036W  Truncation of high order digit positions occurred in program FNREM01
         on line number 1967.
      iwzrlib.dll : 0
      FNREM01.CBL : 1839
      iwzrlib.dll : 0
      iwzrwin1.obj : 0
      kernel32.dll : 0
注: トレースバック情報の行番号 (1839) は、ソース・ファイル (FNREM01.CBL) の関連する行を参照し、メッセージ・テキスト (1967) で指定されている行番号は、ソース・リスト (FNREM01.lst) の LineID を参照しています。
-g フラグを指定せずに、COBOL プログラムをコンパイルすると、実行可能ファイル名と行番号ゼロが表示されます。 以下に、その例を示します。
cob2 FNREM01.CBL
結果として、メッセージ IWZ036W のトレースバック情報に、以下のように、実行可能ファイル名 FNREM01.exe および行番号 0 が表示されました。
IWZ036W  Truncation of high order digit positions occurred in program FNREM01
         on line number 1967.
      iwzrlib.dll : 0
      FNREM01.exe : 0
      iwzrlib.dll : 0
      iwzrwin1.obj : 0
      kernel32.dll : 0

トレースバック情報は、STDERR に送信されます。

COBOL for Windows プログラミング・ガイド」の内容は、これらの変更を示すために、今後のリリースで更新される予定です。


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